ロベール・ブレッソンって

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113名無シネマさん
ドライヤーをどんなカテゴリーの監督か定義づけするのは難しいと思われ。
ブレッソン同様、カソリシズムの作家だが、「牧師の未亡人」や「あるじ」
のような笑劇もあるし、一応「幻想美とリアリズムが混在したユニークな
作風」とだけいえるのではないでしょうか。

ただし、「ジャンヌ・ダルク裁判」を監督したブレッソンは、ドライヤーの
「裁かるるジャンヌ」を見て「ひどい映画だ」と言ったらしい。

にしてもだ。ブレッソンをカソリシズムの立場から論ずるのは笑止のことと思われ。
したがって「ジャンヌ・ダルク」繋がりでドライヤー、宗教繋がりでベルイマンという
発想もいかがなものかと思う。
やっぱりブレッソンは誰かと並べて論ずる監督ではなく、孤高の監督というのがふさわしい
気がします。