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5歴史の事実
この映画の日本人のやるラジオ体操は日本人の見たことのないもの。
80年代当時、NHKが秘密裏につくっていた幻の(真の)ラジオ体操第3が
どういうわけか漏れ、アメリカの映画につかわれた。(本作の体操)
NHKは一度は宣伝になると思い、固い頭をやわらかくして許したが、
本作が日本で劇場公開されなくなることがわかると
映画会社を相手取り裁判を起こした。(当時の3面記事がなつかしいですね)
しかし、裁判上手な国アメリカ、NHKは映画会社に丸め込まれてしまった。
そして、やはり、おかたいNHKは、この裁判について闇に葬ろうと
1988年にラジオ体操第3を発表する計画を中止し、一度白紙に戻してしまった。
「ユニークなものを」をとりいれようと、
当時新進の振付師ラッキー池田もこのプロジェクトに参加していた。
(映画では池田氏が考案した部分はつかわれなかったらしい)
当初は光栄なことと思っていただろう彼にそれは不幸となってふりかかってしまった。
93年のオールナイトニッポンで池田氏は「すぎたこと」として
この「闇に消えた」ラジオ体操第3についてのエピソードを口にしてしまった。
それに激怒したNHKは彼を業界から干すようにしむけられ、
ありあまる才能をもった池田氏であったが、
ただの如雨露をあたまにまく変なダンサーとして過去のひとにされてしまった。