若尾文子スレッドの誕生

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622パイパニック
「東京おにぎり娘」のレスをつけたのは私です。「オパーイ・イン・クラシック」も
倉庫入りしたが、ここにはがんばってもらいたい。

さて。
キネ旬だか近代映画だかコピーしか残っていないので判然としないが、
1956年の映画雑誌で、「ファンレターの研究 若尾文子の場合」と
題する社会心理研究所の8ページにわたるレポートが掲載されている。
この年、若尾にきた年賀状4万2000通、55年では1か月平均
2955通のファンレターが届いたという。
まだ若尾といえば「赤線地帯」に出たばかりで、まだ代表作を持たない頃。
その結果、まず入場者のアンケートでは、
年齢別では20〜24歳が19歳以下よりやや多く、全体のファンの4割を占める。
男女比では「祇園囃子」「千両肌」の二本立てでは、女性66%、男性34%だった
のに「珠はくだけず」「いろは囃子」では逆転して、女性35%、男性65%になる。

しかしファンレターは圧倒的に女性が多いのだ。以下、引用。
「一般的に、どのスターに対してもファンレターは女性が多いが、彼女の場合は、
その傾向が、特に顕著である。ファンレターの年齢別では9割が十代の若い人達で、
したがって職業では、中、高校生、お店に勤めている小僧さんなどである。(略)
都会ばかりでなく、小都市、町、村などの比率が高いところを見ても、
彼女が「六百万人の顔」といわれる、大衆性がはっきりする」

これを見ても”性典女優”として若い男性に人気があったことが間違いだということが
分かる。
このレポートには実際のファンレターも多数掲載されているから改めてレスをする。
それまで倉庫行き阻止。
頼んだぞ、「若尾好き」!