すっごい邦画(日本映画)もあったんだよ。

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178活劇ファン
社会派という側面ならば,野村監督の松本清張シリーズもだいたい好き

張り込みは,じっと張り込む
刑事達の描写にこっちも汗まみれな気分に・・。
 砂の器は よく考えたら推理の過程とか(電車からおちたタオルを犯罪に
結びつけるなど)がちょっと強引なんですが,そういう細かい事を
忘れさせるほどの丹波さんの執念がこちらにつたわってくるようで・・
でも,小説のほうはなんともあっさりとしていておもしろみ
がなかったんですよね(どっちも最後は丹波演説するが)。あと霧の旗は 倍賞千恵子版(山田監督?白黒)と
山口百恵版の両方をみたけど,倍賞千恵子版の方が
インパクトあった。冤罪を信じる兄を救うために
一流弁護士にお願いにいくけど,仕事がいそがしくて
断られた・・・で,その弁護士を恨んで・・
・・というはっきりいって逆恨み
のはた迷惑な話なんだけど,いや,たしかに人間ってそういうもんだよ
なぁ・・・って
私寅さんの倍賞千恵子ってあまり好きじゃなかったけど
この映画でファンになってしまった。
だから下町の太陽(山田監督の2作目か?)でのウブだけど辛のつよそうな
女工役もストライクでした。最後の電車での告白シーンとかのリアクションも・・


★すごい?映画としては
「俗物図鑑」もアル意味ではなんともスゴイ映画だった
とおもうのですが・・ あの,小説をまんま映画化,というか
映像化しているという点で。山城新吾のゲロ評論家のシーン
はこっちもオエェッてきた。ま,キワモノとしてだけど


★ところで,最近の逆切れとかキレル若者というキーワードが
あてはまるようなキレてしまった主人公を
あつかった昔のスゴイ日本映画ってなんかあります?
そういうのは今の世代にどううけいれられるか興味もあるし,
また当時の世代でのそういう映画をみてみたいというのもあるので・・

うしみつの村とかのようのがいいなぁ・・。