すっごい邦画(日本映画)もあったんだよ。

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133活劇ファン
★切腹・・

切腹しに来たサムライは実は・・って話ですよね。
10年くらい前にみたんでもうだいぶおぼろげですが・・
実際ラストがどうなっていたか細部を覚えていない・・
私はもっとスペキュレイティブな話かとおもってましたが
こういう話とは・・って意外性に驚いた記憶があります。
ただ,活劇としてはなんというかちょっと不満でしたが・・

1の人がいってる「この映画の評価で小説を読むかどうかが・・」
という点については私自身,小説も読むけど,小説には小説の,映画には
映画のそれぞれ人が求めるモノがあるとおもうわけで,私はやっぱり映
には小説のそれとは別なものを求めたいとおもっています。

で,私はやっぱり時代劇には血湧き肉踊る活劇を欲するところでして・・

活劇といっても,
現実的な側面を補強することでリアルさを追求するのも好きですが
物語性を強く打ち出すことで,現実的な側面をうち破るってのにも
魅了されます。 おそらくフィクションというのはその辺の
綱渡りというか,葛藤というか・・そのせめぎ合いが醍醐味なんだろう
と。

で私なんぞは
椿三十郎のようなしがらみにあふれたドラマの中で,突然
ある種超人的な10人斬り(いや人数はわすれた)を見ると
スゲー,ってなったりするわけですが・・・。

「切腹」は記憶ではそもそも
対決シーンがいくつか省略されていたのでカタルシスにいたらなかったような・・。
でも,そういうものとしてではなく,ドラマとしてみるならば
また別な評価がなされるんだろうとおもいます。


もっとも,アイディアとしてならば(個人的好みですが)
ヤリを巡る争いから内ゲバに発展する「その首1万石」や
中井貴一がひょうひょうとしたサムライを
演じた国士無双(だっけ?)とか松田ゆーさくが丹波哲朗をおいつめる
「ひとごろし」なんかの方がこのみではありますが・・
あ,もちろんジャズ大名や幕末太陽伝も・・。

ジャズ大名をあげて思い出したのですが,
エノケンのミュージカル時代劇で「タカサゴヤー,タカサゴヤー」
とウェディングマーチにのせてうたっていたのはわらっちゃいましたが・・
余談ですね。