グリーン・デスティニー

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488名無シネマさん
>>470
映画はそれ自体独立した作品だから、原作を引き合いに出すのは野暮かもしれませんが、
ムーバイの師匠江南鶴と、碧眼狐を弟子兼愛人にしていた男というのは、
原作では別人なんですよ。
たしか江南鶴の兄弟子にあたるのかな、耳と口が不自由で、小金を持っていたので、
男好きで奔放な碧眼狐に優しくされて、つい愛人関係になるんですね。
だから武芸も正式に弟子に取ったわけじゃなくって、遊び半分で手ほどきしただけ。
ただ原作は古い小説だし、このあたり、碧眼狐の方がどう感じていたかについては、
なにも書いてありません。だから映画で、二人の関係について碧眼狐が、
「あいつは私をまともに扱ってくれなかった」みたいな事を言っていたとき、
なるほど、女の視点からすればそういう感じだったんだろうなと、妙に納得しました。

まあ師匠が一人か二人かなんてのは、別にどうだっていいんですが、
要するに師匠もそんなに酷い奴だったわけではなく、そこはそれ、男女の仲ということで、
いろいろ思惑のすれ違いもあったんじゃないかということです。