座頭市シリーズについて

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1儀十
語りませう。
2名無シネマさん:2001/08/24(金) 02:00
勝新の殺陣は見ごたえがあります。
3   :2001/08/24(金) 02:03
確か、本当に役者が死んじゃったんだよね?
43 :2001/08/24(金) 02:04
撮影中に。
5名無しさん:2001/08/24(金) 02:07
映画はどれがいいかね
6名無シネマさん:2001/08/24(金) 02:08
>>3
H1年の映画「座頭市」の事でしたらその通りです。
不慮の事故ですが、勝新の息子さんがやっちゃいました。
7名無シネマさん:2001/08/24(金) 02:08
8名無シネマさん:2001/08/24(金) 02:08
>>3
死亡されたのは殺陣師の方。
9儀十:2001/08/24(金) 02:09
シリーズ最終作、『座頭市』の撮影中のこと。
この事件のせいで評論化サイドからは黙殺されてしまったらしい。
しかし、作品としては間違いなく傑作だと思っているのですが、
イカガオモワレル?
10名無シネマさん:2001/08/24(金) 02:10
>>3
えっ!そーなの。
つーことは親子共々...。
116:2001/08/24(金) 02:14
ストーリーはもろ「用心棒」ですが、同時期の「浪人街」と
比べても、私も「座頭市」をとります。あんな素晴らしい
殺陣は近年まれだし、間違いなく傑作ですヨ。
123 :2001/08/24(金) 02:17
サンクス>ALL
そう、殺陣師の方が死んじゃったんですよね。真剣で突かれて。
ストーリーはどうと言うことなかったけど、勝新の殺陣は凄かったですね。
市をつけ狙うなぞの集団との斬り合いで、ベロが切り飛ぶシーンと、
ラストの市が棺おけに入って登場して来てからの数分間は、目が離せなかった。
また見たいけど、レンタルビデオあるかな・・・
13儀十:2001/08/24(金) 02:20
>>11
各シーンごとをとってみれば、
それまでの同シリーズの随所に見られたモチーフも多いですが、
それらが老いた市のキャラクタとあいまって、
見事に熟成され、シリーズの総決算として
素晴らしいものになっていました。
ただ、あれが最後になってしまったのは残念なことで、
あれを新たなスタートとして、もう一作、見たかった。
14儀十:2001/08/24(金) 02:23
>>12
市が、朝、出立しようとする旅籠の入り口で
僧に扮した一団に襲われるシーンですな。
あそこで飛んだのは、鼻ですよ。
凄まじいスピードの殺陣です。
15:2001/08/24(金) 02:23
平成版は観ましたが、むかしのシリーズが観てみたい!
たしか「子連れ狼」をぱくった作品があるらしいけど(w

これの原作者(名前忘れた)になってる人は、
自分の著書の中で、「座頭の市という居合切りの達人がいた」
と一文書いただけで、全部勝新のオリジナルと聞いたときには、
たまげてしまいました!
166:2001/08/24(金) 02:27
>>12
レンタルは出てると思いますヨ。
>>13
勝新さんも総決算と思って撮られたんだと思います。
本当に貴重な遺産ですよ、あの映画は。と同時に
残念でもありますネ。昨今の時代劇の衰退ぶりを
見ると・・・。
17儀十:2001/08/24(金) 02:32
>>12
松竹ビデオから発売中。レンタルもあると思います。
>>15
8作目、『座頭市血笑旅』
市が、赤ん坊を抱きながら、父親のところまで届ける羽目になる物語。
17作目、『座頭市血煙り街道』
市が男の子を連れて旅する。でも、乳母車とかは出て来ません。
近衛十四郎演ずる剣豪と、大物対決。

原作者は子母沢寛。
随筆集『ふところ手帳』に収録の、「座頭市物語」が原作。
でも、原稿用紙にして十数枚の小品。
描かれ方も映画とはかなり違う。
これをもとにして、勝新が役を創り上げていった訳ですな。
18名無シネマさん:2001/08/24(金) 02:47
あれですかね、石ノ森章太郎氏の「佐武と市捕物控」は、やはりここからの
パクリですか。
なんともあの居合の緊張感がたまりませんね。
19名無シネマさん:2001/08/24(金) 02:53
一作目、さいころ賭博のシークエンス、痛快だった。
これと平成版しか観てないけど、何かお勧めありますか?
20儀十:2001/08/24(金) 02:53
>>18
『佐武と市』、あまり読んでないんですが、
映画で勝新演ずる「座頭市」というキャラクタを、
流用したというところではないでせうか。
アニメ『ルパン三世』における、石川五右エ門の逆手居合、
あのモチーフも、座頭市なのかしら。
21儀十:2001/08/24(金) 03:00
>>19
博打シーンがお好みでしたら、まずは、
第6作『座頭市千両首』でせうか。
実兄の若山富三郎(当時は城健三郎の芸名)との共演で、
若山演じる用心棒と、市が賭場で対決します。
凄まじい緊迫感で、居合も見事です。二人の最後の対決も。
博打のシーンは毎回のようにあるので、また思いつきましたら。
22名無シネマさん:2001/08/24(金) 03:06
ども。
「座頭市」は勝新が監督やったやつしか見たことないのですが(ごろごろ樽から出てくるやつです)
殺陣がものすごかったですね。ちとしつこかった気はしますけど。
あの速い剣さばきは「椿三十郎」のラストシーン以来の感動でしたYO!
23名無シネマさん:2001/08/24(金) 06:03
 三國が悪役のヤツ、何ていう題名だっけ?
あの三國上手いよね。
24儀十:2001/08/24(金) 06:41
>>23
三國が悪役の作品は、二つあります。
16作『座頭市牢破り』と、23作『座頭市御用旅』です。
前者は、最初は仁義をわきまえた親分として登場しますが、
後半は改心?して、こずるい悪徳親分になります。
後者は、オーソドックスな悪玉役で登場。
25名無シネマさん:2001/08/24(金) 08:13
なんだか、このスレはあまりに座頭市を知らなさ過ぎる人が多い…
これから勉強してください。最後の松竹のやつは蛇足です。
最終作は、テレビ最終回の勅使河原宏演出の「夢の旅」と考えたほうがベストです。
26ミッキー・ヒラテ:2001/08/24(金) 14:37
>>25 のセンセ、
>知らなさ過ぎる人が多い… これから勉強してください。

失礼サンにござんすが、「座頭市」を勉強されたんで?
アッシはただ面白けりゃいいとしておりますもんでネ。
しかし、このスレのおぁ兄サン方は、多いらしい「知らなさ
過ぎる」お方々にもスッと答えをだしてくれております。
あっしみたいな野次馬もそれを見て「おもしれぇな」と
するだけで。

それとも、寅サンじゃないが「せんせいは、お2chで
おべんきょ〜」てなもんですかね。
27名無シネマさん:2001/08/24(金) 18:05
>>25
こういうスレは貴重(笑)なんで、色々書いてください。
シリーズが長い作品なので、全部を観ていて研究されてる方
は更に貴重です(^_^;)
28ただの市:2001/08/24(金) 18:51
伊藤大輔脚本の「地獄旅」なかなかいいよね。
ナリミキとの最後の勝負なんか見事。

「王手!」「勝った!!」?b?b?b?bズバッッ!!
29名無シネマさん:2001/08/24(金) 20:58
最初の「座頭市物語」が私の邦画ベスト1。
天知茂の
「待ってくれ!鉄砲はやめてくれ!」号泣。
30名無シネマさん:2001/08/24(金) 21:34
>>28
鼻の横をかく癖ね。
いままで親しかったのに、いきなり斬るとは・・・
31名無シネマさん:2001/08/24(金) 21:41
十文字糺
32名無シネマさん:2001/08/24(金) 21:45
鉄火旅な
33名無シネマさん:2001/08/24(金) 21:51
テレビシリーズで、深作が監督やった回で、緒方拳が出演したのは
えがった。二人のドメクラが幼なじみで張り合うの。
あれがテレビシリーズでは最高やった。
34名無シネマさん:2001/08/24(金) 21:58
>>12

>そう、殺陣師の方が死んじゃったんですよね。真剣で突かれて。

ちゃうでー
殺陣にリアル感をだすために、ジェラルミンの重い刀をつかったん。
で、木戸口に飛び込む際に手元がぶれて殺陣師に当たっちゃったんよ。
勝さんの映画だから、みんなアクションには気合いが入っていたと思われ
35名無シネマさん:2001/08/24(金) 22:42
とりあえず「座頭市海を渡る」借りてきました(^_^;)
これから観ます(藁
36名無シネマさん:2001/08/24(金) 22:43
勝信がケツ出して相撲とってた
37儀十:2001/08/25(土) 00:09
>>28,30,31
「善は急げ。悪も急げ」
>>25
>最後の松竹のやつは蛇足です。
>最終作は……「夢の旅」と考えたほうがベストです。
それは、何故そう思われるのでせうか?
38名無シネマさん:2001/08/25(土) 00:39
「折れた杖」は違う意味で凄い。
3925:2001/08/25(土) 02:07
>>37
松竹の「座頭市」が好きだと言う人が多いので、正直驚いてつい天邪鬼なことを書きました。
松竹の「座頭市」は、まあ、平成ゴジラの一作目といいますか、
「ブルースブラザース2000」みたいなものだと思っております。
>儀十クンらが最初に見たのが松竹の「座頭市」で、
それでも座頭市の凄さを判ってくれたのであれば、
大映や勝プロ時代の座頭市を観れば尚のことその凄さに驚くことと思います。
「夢の旅」は勝新としても、当時はこれが最後と考えていたようですので、
>>25のような言い方をしたまで。
松竹の「座頭市」は、自作のリメイク的なお祭りだったと、そんなとこです。
座頭市を観ることに関しては、我輩のほうがちょっと先輩だぞと、威張りたかっただけです。
40名無シネマさん:2001/08/25(土) 02:07
スレ主旨からずれてすまんですが来月の日本映画専門チャンネルで
勝新主演の「燃えつきた地図」放送。超レアもん。マニア涙もんです(涙
41名無シネマさん:2001/08/25(土) 02:32
>>34
いや、真剣だったんだって。刃引きしてあったけど。
4225:2001/08/25(土) 02:36
>>40
同じく嬉し涙がチョチョ切れます。
「燃えつきた地図」でその演出に惚れ込んだ勝新が、
勅使河原をテレビ「座頭市」に引っ張ってきた、ということらしいです。
43儀十:2001/08/25(土) 02:41
>>39
確かに、僕が生涯最初に見た座頭市映画は、松竹『座頭市』でした。
初体験で、あの宿場を死屍累々にする大殺陣を見た衝撃も確かにありますが、
その後、LDボックスやビデオを購入し、
大映時代からの全作品を網羅した今でも、なお一本だけ選べと言われれば、
恐らく、最終作を採ってしまうでせう。
これは、もはや、僕が座頭市という作品群の根本的なテーマを
何であると考るか、という点に関するが故であり、
とどのつまりは、趣味嗜好の問題になってしまうのですが。

ただ解ってもらいたかったのは、
たまたまビデオ屋で松竹版を一本借りて見ただけのヤツが、
能書きをたれている、とは思われたくなかったということです。
なおその上で、お付き合い願えるなら、よりディープに語りませう。
44名無しシネマさん:2001/08/25(土) 02:44
三隅研二が監督した「座頭市」と比べると
自身が演出したものは落ちると思うんですが・・・。
どうも俳優って「えーかっこしー」が性だから
映画全体の出来よりも自分の見せ場を優先するような
気がしますぜ、ダンナ。
45儀十:2001/08/25(土) 02:55
と、通ぶって書いてしまった自分なのですが、>43
僕の弱点は映画版よりTV版なのです。
TV版、全100話のうち、僕が見たことがあるのは、23話のみなのです。
ポニーキャニオンから出ている、『座頭市とスターたち』という
VHSのセットで20話。
それと、もっと古い、松竹ビデオから出ていたTV版の傑作選で3話。
なので、大部分は見れておらず、
ご指摘のあった「夢の旅」も未見なのです。
ですから、実はあまり大きなことは言えないのです。
情けないことに……。
4625:2001/08/25(土) 03:05
>>44
「折れた杖」が勝新の監督作では一番良い。
“えーかっこしー”てゆーより勝新は“わりーかっこしー”なとこがある。
座頭市の魅力の一つに、正統派時代劇とは違う、マカロニウエスタンぽいとこがあるね。
「折れた杖」の座頭市はジャンゴのようだ。
47儀十:2001/08/25(土) 03:14
>>44,46
非常によく言われていることですが、
勝新監督は、映像的には冴えがあるが、構成的には破綻しまくり、と。

「160キロの剛速球をど真ん中に投げたかと思えば、
 次の球は大暴投。でも、それも160キロ」

そう『折れた杖』を評しているのを、どこかで見ました。
48名無シネマさん:2001/08/25(土) 03:16
>>47 その通りだと思う。そこが魅力なあ。
49名無シネマさん:2001/08/25(土) 07:02
そーいえば、「警視K」レンタルリリースされてるな。
あの音声が聞き取りにくく、やけにロングショット多様のテレビドラマ、
たぶん二度と見ないでせう。
あの娘もすでに40過ぎか、、、
50名無シネマさん:2001/08/25(土) 07:13
警視K、フィギュア出るぞ。

そういや最後の松竹の座頭市公開時、
舞台挨拶で勝新がひととおりマスコミに毒はいたあと
「おかげさまで好評なので次回作を準備中、、」
というようなこと言っていたのだが、
その後の事件等でうやむやになってしまったね、残念。
5125:2001/08/25(土) 14:22
タランティーノが来日した時、勝新のとこ行って、
「座頭市」撮らしてくれって直訴したそうな。
52名無シネマさん:2001/08/25(土) 14:29
ブルース・リーも好きだったらしいね
53名無シネマさん:2001/08/25(土) 14:33
CS入ったおかげで、
テレビ「座頭市」も観られたし、「破れ唐人剣」も観られたし、
今度は「燃えつきた地図」まで観られる。CSスゲー
54勝新:2001/08/25(土) 20:08
>51 「俺は今日ほど幸せな日は知らない。」
(「パルプフィクション」を観ての感想。1994年8月26日渋谷パンテオンにて)
55名無シネマさん:2001/08/25(土) 20:22
もーすぐ勝プロ制作の「鬼一法眼」のDVD-BOX発売ですね。
みなさん、買いますか? どなたか、作品の詳細についてご存知の方、お教え下さい。
56名無シネマさん:2001/08/25(土) 20:26
勝新は常に斬新な殺陣を考えてたらしい。
又聞きの又聞きのうろ覚えだけど、こんなシーンを撮りたいと言ってたそうな。

斬られ役、煙草をぐっと吸い込む。座頭市そいつの首を一刀両断。
斬られた首無し胴体の気管から煙が吐き出される・・・
57名無シネマさん:2001/08/25(土) 20:30
>>49
同意。
全話発売したVAPには敬意をはらいますが、
伝説のドラマ=必ずしも傑作とは限らない、ということがよくわかりました。
これからDVDで「鬼一法顔」「悪魔のようなあいつ」「夢千代日記」など、
発売されますが、買っていいいものかどーか悩みます。
58名無しネアスト:2001/08/25(土) 23:08
>>33
深作が演出した回なんか、あったっけ?

>>44
×研二 ○研次

>>55
若山好みのアクロバティックな殺陣がウリで、なかなか楽しい。編笠にバックミラーを
し掛けるとか荒唐無稽なギミックや、マカロニチックな味付けもよし(主人公は
幼い頃にスペインの剣士ゴンザレス(!)に喉を斬られて口が利けないと言う設定とか)。
何より、今時の腑抜けたドラマに比べて、圧倒的に面白いよ。
59映画マン:2001/08/25(土) 23:30
『唖侍・鬼一法眼』(これが正しいタイトル)

長崎奉行の息子であった若山富三郎。
彼は、父があばいた密輸の黒幕が差し向けた
異国の剣士・ゴンザレスによって、両親を殺され、
許嫁を犯され、喉を切られてしまった。

それから15年。
復讐を誓い、日本中をさまよう賞金稼ぎの法眼。
そして彼を助ける謎の男、卍(勝新)。
60儀十:2001/08/25(土) 23:37
>>33,>>58
恐らく、『新・座頭市』第1シリーズ 第12話「金が身を食う地獄坂」
のことではないでせうか。
監督は田中徳三ですな。
幼なじみの盲人二人。金はないが勘がいい座頭市と、
悪徳金貸しで検校の位を狙っている緒方拳。
緒方は少し目が見えるけれど、座頭市を近親憎悪する。
61儀十:2001/08/25(土) 23:39
書き忘れた。>>60
緒方は金も家庭もあるが、徹底的に勘が悪い。
ので、座頭市を妬む。
62名無シネマさん:2001/08/26 07:25
>>58-59
詳細ありがとうございます。
唖侍ですか。なんか『座頭市』に輪をかけてすさまじい設定ですね。
DVDの購入は迷うところです。
63名無シネマさん:2001/08/26 08:05
っつーか、勝新、ありゃパンツに○○○で捕まるわ〜〜。(笑)
最後に撮った座頭市みたけどスッゲーよ。一度キ○ッテ見てみ。
シラフだったら面白さ半分!!
64名無シネマさん:01/08/26 12:51
>勝新は常に斬新な殺陣を考えてたらしい。
あの水中戦(!)は..どのハナシでしたっけ、
河渡し人足やら花火祭りやらのハナシです。

たたっ斬られた連中が水中に沈んだあと、水面をパシャパシャ
叩いて探る場面はおもしろかた。

ついでに、長者の娘を連れ帰るハナシで邪魔にはいる姐さん、
(市が大八車でいたぶるシーンもよい)川島なおみそっくり。
どちらの女優サンでやんしょ。
65名無シネマさん:01/08/26 16:18
>>60
緒方が悪巧み思いつくと、ちょこちょこっと顎を掻く癖があるんだな。
なんとなく地獄旅の成田三樹夫に似てるけど。
66フクシマ:01/08/26 16:31
三池のリメイクだけは勘弁してもらいたいですよね。
この間、札幌市の障害者映画祭で「アイラヴユー」や「八日目」と並んで
「座頭市地獄旅」やってました。観に行けなくて残念。
http://www.dpi-sapporo.org/houkoku/eigasai2001/eigasai.htm
67名無シネマさん:01/08/26 16:35
三池が監督するのは構わない。
ただ座頭市を出来る役者がいるのか?
見てないけど、「悪名」どうだった?見た人いる?
68儀十:01/08/27 03:11 ID:kurF6wfk
>>64
水中殺法は、7作目の『座頭市あばれ凧』ですね。
あの作品は最後の殺陣も、空の色とりどりの花火に照らされながら、
市が数人ずつ色々な場所で切り倒していく、ゲリラ殺法でした。

悪女をいたぶるのは、5作目『座頭市喧嘩旅』。
あの女優さんの名は、藤原礼子さんですな。

>>66>>67
三池監督のリメイク、キャストを始め、詳細って、
まだ全然決まってないんですかね?
69名無シネマさん:01/08/27 03:23 ID:tAwzcuOw
座頭市は勝新太郎以外想像できないもんなー。
二枚目じゃだめだし、、
70名無シネマさん:01/08/27 08:53 ID:rR5xxVss
三池のリメイク版では役所浩司が市を演じるんじゃなかったっけ?
71名無シネマさん:01/08/27 13:28 ID:Ta/NCm.I
ビートたけしで企画進行中らしいが
共同監督させろとか事情がいろいろ複雑で
なかなか進展しないようだ<リメイク
72儀十:01/08/27 13:37 ID:Kbbv3qRE
>>70,>>71
……役所はないでしょう、まさか?
まだしも、たけしの方であってほしい。
73名無シネマさん:01/08/27 22:20 ID:QC6I8X1E
たけしに、アクション映画は撮れないでし。
74名無シネマさん:01/08/28 01:17 ID:fMcVHsPQ
たけしが撮ったら、座頭市がラストで死んでしまうでし。
75名無シネマさん:01/08/28 01:26 ID:j2fPv67k
それも自殺でし
76名無シネマさん:01/08/28 02:11 ID:8GtrrhbQ
たけしに殺陣は・・・無理でしょう。それ以上に、
付け焼刃で出来る殺陣じゃないですよ、勝新クラスの殺陣は。
77名無シネマさん:01/08/28 02:23 ID:uwcyYalE
>>67
私は「続・悪名」と「悪名一番」が好きです。
でも、これは田宮二郎のほうがひかってるかも。
「座頭市」テレビシリーズでは、田中徳三作品(緒形拳、伊丹十三、石橋蓮司がそれぞれゲストのやつ)
がお勧めです。
78名無シネマさん:01/08/28 03:13 ID:ezSFruIw
>>77
あれっもしかしたら今夏リメイクされた
「悪名」のことだったのかな?ちょっと間違えました、すみません。
「悪名」ファンとしては、あれだけシリーズ化されているので、
別にリメイクする必要はないように思うのですが。
79名無シネマさん:01/08/28 15:20 ID:lG9rgpPI
三池スレでは、市を吉川がやるって噂があった。
80悪太郎:01/08/28 16:15 ID:Joaj9gXI
新・座頭市物語で市を仇と付狙う”須賀不二男”が、市が「自分は堅気になる
ので果たし合いは出来ない。好きなようにしてくれ」と手を着くのをみて諦め
るがその後ちょっとしたことで市の剣の師匠だった河津清三郎に斬り殺される
ところが無念でなんとも忘れがたい。
81名無シネマさん:01/08/28 16:22 ID:DWXDl3iA
>>79
 吉川ひなの?
82儀十 :01/08/28 17:45 ID:3.WJsyjc
>>80
あんなに渋い役どころをやった須賀不二男なのに、
『座頭市鉄火旅』に登場したときは、
ただのスケベな悪徳代官で、
がっかりした。
83名無シネマさん:01/08/28 23:08 ID:UOVXoGNU
>須賀不二夫さん
この方、飄々とした感じがとても味のある俳優さんですね。
座頭市以外では、「続・悪名」とか「宿無し犬」とかの
関西弁がとてもよかったです。
84かんちょ:01/08/28 23:28 ID:1wAnUo.Q
『座頭市血煙り街道』のリメイクである(許可とってんのかな〜?)
ルトガー・ハウアー主演の『ブラインド・フューリー』は傑作です。
拳銃持った相手に盲目のルトガー・ハウアーが刀を手に戦っています。
原作にあった飴玉のシーンとかもありますよ。
ショー・コスギが突然敵役で出てきたり、ラストの悪党の死に方が
『スターウォーズ ファントムメナス』の10年先を行ってたりします。
85儀十 :01/08/28 23:41 ID:KN/E571Y
>>83
須賀不二男、かの『不知火検校』にも出てましたね。
生首の倉吉でしたか。やっぱりニヒルな悪党でしたな。

>>84
ショー・コスギの殺陣はなかなか凄かったですね。
ルトガー・ハウアーは、ちょっとぎこちなかったかな。
確かに、ラストの死に様はEP1さながらか。
金曜ロードショーで流れたときに観ました。
英語で何と言っていたのか知らんですが、
悪党がルトガー・ハウアーを「見えねぇヤツ」と呼んでました。
座頭市だったら、
絶対「どめくら」と呼ばれているところなんですがね。
86名無シネマさん:01/09/02 07:21 ID:xwL5MKOQ
今なら「どきゅそ」と呼ばれているところなんですがねえ。
87  :01/09/03 19:23 ID:kFwawnX2
「座頭市」以外の勝プロの傑作作品(映画、テレビ)ってある?
88名無シネマさん:01/09/03 22:24 ID:BcDgdbCM
>>86
誰が、誰に?
89名無し:01/09/04 00:04 ID:FE9EUzRI
>84
テレビゲームの鉄拳シリーズで、ルドガー・ハウアー似のキャラが
「ブライアン・フューリー」なのは、これが由来だったのかあ。

勉強になりました。
90名無シネマさん:01/09/04 10:40 ID:jZMEPoQI
「座頭市」唯一の欠点は陣内某の大根演技、南原宏治ほど自分に
酔っていないだけマシだがとにかく不快だ!
91勝神崇拝:01/09/04 12:04 ID:5Rl960zw
大映時代の座頭市はメシ喰うシーンですら、笑えた。
大映時代の座頭市は道を歩いているシーンですら、笑えた。

平成版座頭市の感想は、悪役を演じる役者がペラペラで時代劇の衰退を実感してしまった印象の方が大きかったかな。
92通りすがり:01/09/04 13:33 ID:x22goVPc
座頭市、メシ食うシーン多いよね。
机の上にこぼしたみそ汁の具を手の平でかき集めたり、
指についた握り飯の飯粒をぼそぼそとついばむ市っつぁんを見てると
架空の人物とはとても思えないよね。
おてんとさま…
93名無シネマさん:01/09/04 13:35 ID:iBltU8us
勝新は盲人の視線の映像化を考えてたらしい。
94中川信夫:01/09/04 14:18 ID:jZMEPoQI
悪名一代でライスカレー食うシーンには痺れた!
95名無シネマさん:01/09/05 01:36 ID:czgUH3go
座頭市が徳利で酒を注いでて、いっぱいになったとこで、
クイッと徳利の首を上げる仕種がいいねえ。で、器の口んとこ指でなぞるんだよな。
96名無シネマさん:01/09/05 02:20 ID:jtnXZhGE
>>15
>自分の著書の中で、「座頭の市という居合切りの達人がいた」
>と一文書いただけで
これ、よく解説とかで書かれているけど、原作を読んでいない証拠。
原作は、『ふところ手帖』(たしか文庫本にもなっている)に
収録されている、随筆風¥ャ説(よく、随筆と解説している間違った文章もある)
「座頭市物語」で。原作者は子母沢寛。確かに短編ですが、
決して一文や、2行でもありませんよ。
97名無シネマさん:01/09/05 02:27 ID:NxA9ZfrI
>>95
テレビシリーズではよくやっていましたね。
(といってもそれを見たのは田中徳三演出作品のみですが)
>>96
うわあ、それ本当ですか?情報ありがとうございます。
これは是非確かめてみますね。
98名無シネマさん:01/09/05 02:40 ID:jtnXZhGE
>>96
あっ、すいません。
すでに>>17で、解説済みの話でしたね。

子母沢寛の原作と映画との決定的な違いは、仕込み杖じゃないのと、
奥さんがいることかな。
99名無しさん:01/09/05 02:41 ID:/TPgE4X.
>>87
勝新主演の「御用牙」シリーズ
若山富三郎の「子連れ狼」シリーズ
100名無シネマさん:01/09/05 06:33 ID:jE/K7upo
『痛快 河内山宗俊』
101名無シネマさん:01/09/05 22:05 ID:RIKaYRj.
「河内山」、演出が慣れない頃で勝新が「謙虚」だったからか(笑)
勝新演出の回、作品としてなかなかよかったです。
それから、太田昭和演出の回は傑作が多かった。
原田芳雄(いい男だった)、桃井かおり(いい女だった)、草笛光子、
火野正平など共演も「超豪華」でした。
カメラも美術も大変すばらしいし、
制作費、映画なみにかかったのではなかろうか。
102名無シネマさん:01/09/05 22:33 ID:Z8XDW.xM
座頭市(一作目)ビデオに当時の劇場予告が入ってますが
殺陣が本編と予告だと違うんですよね。
予告のは、ありきたりで退屈だけど、本編はホントに…
あんな優しい殺陣は、他にはないでしょうね。
103名無シネマさん:01/09/06 01:24 ID:eEwP9FIE
>>102
大映の(他の会社もそうかな?)予告編って、
LDに収録されているのとかを見ると。
予告編用に別撮りされているシーンが結構ありますよね。
104名無シネマさん:01/09/06 01:51 ID:k.K8AA2g
>>101
テレビ座頭市の太田昭和が演出した回「蛍」は傑作ですね。
大竹しのぶが盲目の少女を演じる。菅井きんの非道ぶりもすごい。
テレビ版のは座頭市が脇にまわって、傍観者的な役割のこともあるけど、
話がまとまってて良いんですよ。
105名無シネマさん:01/09/06 15:29 ID:DeOfJHmQ
>>104
医者役の柴俊夫が、市の目をみて
絶望的な表情をするところが、なんとも切ない会でした。
ラストで結局、大竹しのぶの目は治ったのか治らなかったのか、
ハキッリ描かれていませんが、TVは割と何と言うか
不親切な演出が多いですよね。そこが、良いんですけど。
106名無シネマさん:01/09/06 15:42 ID:LbNu9aNs
五社英雄の”人斬り”DVDならんかな。
107名無シネマさん:01/09/07 00:13
108名無シネマさん:01/09/07 00:26
>>104,105
「蛍」ですね、早速借りて観てみます。
>>106
私も、五社の時代劇作品では「人斬り」がベストです。三島由紀夫も後の事件と相まって
すごいインパクトだし。
ただ、あとはなんとなく私的にはいまいちかな。
五社英雄はやっぱりテレビドラマのほうが得意だったのでは。
109儀十:01/09/07 00:36
>>104
「蛍」は、確かに素晴らしいですね。
少女に情けをかけて、懸命に救おうとする市の心が、
見事に踏みにじられ、悲惨な結末に至る。
最後に、一人沈痛な面持ちで、霧雨のすすき野原を歩き去る
市の姿が哀切きわまる。
110名無シネマさん:01/09/07 02:53
>>45
松竹から出ていたTV版のビデオっていつ頃のものですか。
これで話ビデオ化されているのでしょうか?
111名無シネマさん:01/09/07 02:54
>>110
すいません。
これで、全話ビデオ化されているのでしょうか?
です。
112儀十:01/09/07 03:45
相当古いものです。80年代の発売と思われます。
近所のビデオ屋に1巻から3巻までのみ置いてありました。
全話網羅したようなものではなく、各巻2話収録のTV版傑作選です。
1巻から3巻までの収録タイトルと客演者を記しておきます。

1巻「市に鳥がとまった(石原裕次郎)/雨の女郎花(浅茅陽子)」
2巻「雪の別れ路(吉永小百合)/浪人子守旅(財津一郎)」
3巻「心中あいや節(浅丘ルリ子)/まわり燈籠(石橋正次)」

と、お解りのように、各話の放送順や収録シリーズは考慮されていません。
メインのビッグスター出演回ともう一話をあわせて、順次まとめていったようです。
ビジュアルソフト目録で、数年前に僕が調べてみたところ、
この傑作選シリーズ、その後十数本まで刊行されたようです。しかし、
その調べた時点ですでに、ソフト目録にも2,3本しか掲載されていませんでした。
松竹ビデオにも問い合わせてみましたが、当然絶版。
それどころか、ソフトが古すぎて、対応した向こうの人も、
あまり何のことを聞かれているのか解ってなかったような感じもしました。

上記の3本を見ても、石原、吉永、浅丘の出演回は、現在、
ポニーキャニオンから発売の傑作選に収録されています。
従って、もしもどこかのビデオ屋でこの古い傑作選が現存しているなら、
かえってマイナーゲスト出演回を見られることに、意味があるかもしれません。
まあ、CSなどで簡単に見ることが出来れば、
ビデオソフトのことでこんなに苦労せんで済むのでせうが。

以上のような回答で宜しいでせうか? 何か不足がありましたら、また。
113名無シネマさん:01/09/07 15:01
>>112
ありがとうございました。
松竹からのビデオも、「座頭市とスターたち」の
ように傑作選だったのですね。
ちょっと検索したら、TV版座頭市の放映リストがあるページが
見つかりました。そこに、松竹ビデオのことも少し書いてありましたが
10数本発売されていたみたいですね。
114名無シネマさん:01/09/08 00:27
テレビで再放送やらないんでしょうか?
映画もテレビでやらないですね。
115儀十:01/09/08 00:37
>>114
「やれない」んでせう。放送コードの問題で。
今TVで「どめくら!」って流れたら、大変なことでしょう。
だから、勝新死去の時、日テレが『座頭市千両首』を流したのは
非常に評価したい。カットされたシーンもあったが、
最初のテロップ注意のみで、音声消去しなかったのはえらいと思う。
テレ東は、最終作の『座頭市』を流した。
一番回りくどかったのはテレ朝で、勝新がゲスト出演した
『西部警察』のスペシャルを再放送だって。ナンダイ、ソレ。
116名無シネマさん:01/09/08 00:46
>>114
少し前に(今年の初めか、去年の暮れ頃)、
TBSでも最終作の「座頭市」を深夜に放送していましたよ。
117儀十:01/09/08 00:54
>>114の発言に答えて思い出した。僕の長年の疑問です。
勝新死去の時のテレ東の放送でも、また>>116で言われている放送の時も、
テレビで最終作『座頭市』が流されると必ず、
それはビデオソフトに収録されているものと異なっているヴァージョンなのです。
勿論、テレビ放送なので、時間合わせや自主規制で、カットされている
シーンがあるのは解るのですが、ビデオ版にないシーンがあったり、
ビデオ版と同じシーンで言っているセリフが違ったり、明らかに異なるのです。

このヴァージョンは何なのでせうか? また、劇場公開時は
どちらのヴァージョンだったのか? それとも、また別のものだったのか。
御存知の方、是非とも御教示願いたい。
118名無シネマさん:01/09/08 00:55
最終作「座頭市」は、そんなに放送コード的にはやばくないと思われ。
唯一やばそうなポイントは、ロリっぽいヌードがあるところかな?
119名無シネマさん:01/09/08 01:08
最終作『座頭市』はメイキングのビデオも出てたね。
120名無シネマさん:01/09/08 01:08
>>117
これは初耳です。編集が違うってことですよね?
もう少し具体的に、どのシーンなのか教えてくれませんか。
(そうと知っていればTBSでの放送、録画しておけばよかった)
121名無シネマさん:01/09/08 01:09
>>119
「ドキュメント座頭市・勝新太郎を斬る」
122名無シネマさん:01/09/08 01:21
>>119
確か写真集も出てたよね。
123名無し:01/09/08 01:32
最後の「座頭市」、全然台詞が聞きとれん・・・。
殺陣には驚いたが、ストーリーがよくわからんかった。
124儀十:01/09/08 01:44
>>120
僕は一応、TBSの放送を録画したものを保管してありますが、
取り急ぎ、暗記している範囲で挙げます。

まず、冒頭の牢に入れられているシーン。飯を食いながらの市と鶴の自己紹介の後、
ビデオ版ではすぐに市と囚人の喧嘩のシーンにつながるはずですが、
問題のヴァージョンでは、その間に、喧嘩の原因となるシーンが挿入されています。
市と荒くれ囚人が賭けをして市が勝ってしまい、怒った囚人が石で市の頭を
殴るというシーンです。喧嘩のシーンで市が頭から出血しているのはこの傷のせい。
賭けは、穴あき銭を投げて棒に通せるか、というもの。例によって囚人はめくらと
侮っていたのが、うまく成功してしまったので、腹いせに石で殴った。

次に、ビデオ版では、緒方拳の浪人との宿屋のシーンで、
雨漏りの水滴が竹筒に落ちる音こそが「赤」だと言っていたのに、
TV放送版だと、熱燗の酒を手ですくって飲む時の熱い感覚こそが「赤」だと。

また、ラストシーン、浪人を一刀のもとに斬ったら、ビデオでは
「抜いたのぁ、そっちが先だぜ」のセリフで終わるところが、
その後にまだセリフが続きます。川谷拓三らの按摩の集団の会話で、
「あんな良い人が捕まるなんてねぇ」
「幕府を批判してたから、あれがいけなかったんだろぅ」といったもの。
このセリフの後に、テーマ曲。
浪人を斬った後、按摩の一団とすれ違いますが、同行していたはずの
鶴の姿はありません。つまり、お上に捕まってしまったので、もう按摩しか
いなかった訳です。ビデオ版では、上述の会話がないので、最後にすれ違う
按摩たちの意味が解らなかったのですが、TV放送のヴァージョンを見て初めて、
以上のように理解できました。

差し当たって記憶している大きな相違点は、以上三点です。
ビデオを見返して思い出したら、また報告します。長文になってしまいましたが、
このヴァージョン違いについては、僕も本当に知りたいので、
是非情報を御願いします。

>>119,>>120
そのメイキング、観たことないです。どんなものでしたか?
今ではもう、見ることは出来ませんか?
125名無シネマさん:01/09/08 02:03
>>124
ありがとうございます。
私は、LDを所有しているのでビデオは未見なのですが、
確かに、その3シーンはLDにも有りません。
牢屋とラストシーンは、そのTV版の方が、物語が分かりやすいですね。
ちなみLD(画面サイズはビスタサイズ)の収録時間は116分ですが、
劇場公開時は何分だったんでしょうかね。
そこらへんが分かると少し謎が解けるかもしれません。
(映画パンフレットには、時間は表記されていません)

メイキングビデオは、BMGビクターからの発売で約70分。
内容は、制作発表記者会見からはじまって、
○月○日と、制作課程を追っていく物になっています。
現在は廃盤ですが、レンタル店などにあるところもようです。
126儀十:01/09/08 02:08
>>125
御心配には及びません。僕はまずビデオを買ってから、
その後LDも入手しましたが、ビデオとLDの内容は同一です。
従って、ソフト化されているものは、全て同じであり、
これがこの作品の「定番」になっていますが、
TV放送するものに限って、別ヴァージョンが存在するようです。

メイキングビデオの情報、ありがとうございます。
127名無シネマさん:01/09/08 02:23
>>126
もしかして、TVで放送されるやつほうが
オリジナルだったり?なんてことはありませんかね。
ビデオや、LD化の際に何らかの理由でカットされたという。
あっ、そうすると、「赤」のシーンが説明できませんか。

こんなディープな話が出来るなんて、儀十に感謝!!
128名無シネマさん:01/09/08 02:23
>>126
そのような変則版があるのは最終作のみですか?
129名無シネマさん:01/09/08 02:23
>117
>『座頭市』のテレビ放送ヴァージョン
劇場公開時に間に合わなかった、勝新自身による
編集ヴァージョン。

平岡正明さん(だったか?)がテレビ初放送時の後に言ってた。
ニュープリントで、かなり貴重なヴァージョンらしい。
(で、フジテレビじゃなかったっけ?)
130名無シネマさん:01/09/08 02:24
すいません、
>儀十さんに感謝!!
131名無シネマさん:01/09/08 02:27
>129追記
>ニュープリント
勝新の再指示により、色調を現像し直したもの。
132名無シネマさん:01/09/08 02:30
>>128
有名どころでは、
「破れ唐人剣!」に市が負ける香港版があると言われてますよね。
(ネット上に市が負けたスチールを公開していたところがありました)

他に、平岡正明の本『座頭市・勝新太郎全体論』でも、
どの作品(大映のものです)か忘れたけど、劇場で掛かるのと、
ビデオではセリフが違うと書かれているところがありました。
133儀十:01/09/08 02:50
>>129,>>131
新情報、感謝です。全く知りませんでした。ありがとうございます。
確かに貴重ですね、勝新自身による編集ヴァージョン。
TV放送を録画したものを見ますと、確かに少し色調が違うようです。
ビデオ・LD版のエンディングテロップを見ますと、
編集は谷口登司夫さんですね。ちなみにTV放送版を確認しましたが、
エンディングは出演者だけ流した後、不意に監督の名が出て、
テーマ曲もそこで中断してスタッフを流さずに、放送終了していました。
ですので、「編集 勝新太郎」のテロップは確認できません。

「別冊太陽 勝新太郎」というムックを持っておられる方はご存知と思いますが、
これに、勝新に関わったスタッフたちの手記が多く収録されています。
編集の谷口登司夫さんの手記には、勝新に編集技術を教え、
一緒に編集に熱中したエピソードが語られています。
この『座頭市』の二つのヴァージョンを見ると、
この二人の情熱が感ぜられるようです。
134儀十:01/09/08 03:16
>>128,>>132
132さんが言っておられるのは、『座頭市・勝新太郎全体論』の、
『座頭市鉄火旅』について論じているところだと思います。
鍛冶屋の爺さんが打ってくれた新しい仕込を使って、
劇場版では「とっつぁん、よく斬れるぜ」
ビデオでは「とっつぁん、俺はやっぱり仕込みを捨てられなかったぜ」
という相違のことでせう。劇場版というのは確認できませんが、
LD版ではその通りです。しかし、僕はあまり平岡正明の言うことを
信用していません。例えば152ページ。座頭市が性悪の女すりを暗闇でいたぶる
シーンが、『座頭市兇状旅』でカットされていた、と言いますが、
当たり前。このシーンがあるのは『座頭市喧嘩旅』ですから。
また、その女すりを演じていたのも、万里昌代と言っていますが、
実は藤原礼子です。>>64>>68参照のこと。
平岡正明は博識で、座頭市シリーズの背景を伝統的な分野から発掘する点は、
確かに余人には出来ませんが、しかし一作一作に関するカルト的(ヲタク的?)な
知識はあまり持っていないようです。
ですから、『鉄火旅』のセリフの件も、否定はしませんが、
僕自身が実際に確認するまでは、半信半疑ですね。
135通りすがり:01/09/08 14:19 ID:RkYwiyZA
そうかー、知らなかった…。
今度、松竹「座頭市」テレビでやる時、必ず録画しなきゃ。
136名無シネマさん:01/09/08 14:44 ID:1qDjNBgw
エンディングのかっこいい歌がフェードアウトしてしまうのはもったいない。
137 :01/09/08 15:54 ID:RCcnNufk
座頭市シリーズで、アメリカで公開されたのってどの作品?
138名無シネマさん:01/09/08 16:16 ID:6ljATF9c
>>134
『座頭市・勝新太郎全体論』
図書館で借りて、読みましたが、それで十分でした。
(良かったら購入しようと思っていましたが)
他にも、「折れた杖」で松山照夫を草野大悟と書いてあったり。
(確かに、顔は似てるけど)
見てない作品まで、評論してますからね(^^;
「俺・勝新太郎」の文庫版のあとがきで、星川清司さんが書いてますが
論≠謔閨Aもっと資料性の高いものが一冊ぐらいあっても良いと思いますね。
139名無シネマさん:01/09/09 06:59 ID:wIKuri9U
>>137
劇場公開となるとわかりませんが、大映版のビデオはだいたい出てますよ。
140名無シネマさん:01/09/10 05:01 ID:63y3GAZ6
age
141名無シネマさん:01/09/10 12:58 ID:rrDyXRCY
DVDBOXもそのうち出るんだろうなあ。

それにしても困ったLDBOX(w
142名無シネマさん:01/09/10 17:20 ID:m20YVcs6
>>141
じゃあ、市場調査てゆうことでアンケートを採りまーす。
テレビ版「座頭市」が全話DVDボックスで出たら買う人手を挙げてー。
やっぱ最低でも4巻以上にはなるだろうなあ。
143儀十:01/09/10 17:23 ID:R3jAGJZw
>>142
はぁい!
何に変えても買うと思われます。
144勝神崇拝:01/09/10 17:46 ID:4Lgym76E
大映時代の映画ならDVD欲しい。
145名無シネマさん:01/09/10 21:38 ID:YfZJTUxU
>>142
と言うことで、
>>107を、お願いします。
146名無シネマさん:01/09/11 00:39 ID:EM/lUvSc

>>122
『座頭市写真集』
平成元年2月1日発行(ジェイファクトリー)定価1500円

以前、YAに出品されていたけど、凄い高値が付いていた。
147焚いた肉:01/09/11 00:43 ID:9zeKQbRk
王剛(王羽)「謝々。」
市(勝新)「シャアシャア?あ、水がもっと欲しいのか。」
148名無シネマさん:01/09/11 00:53 ID:EM/lUvSc
>>144
全シリーズ発売されたら、
あんたが大映の作品だけ買えば良いだけの話。
149名無シネマさん:01/09/11 01:17 ID:euzv/Fgs
『鬼一法眼』DVDの売上げいかんによって、その後の勝プロTVドラマのDVD化が
推し量られると思われ…だからみんな買わなきゃ。
150名無シネマさん:01/09/11 12:59 ID:WvmM5yyQ


>>149
予約しました!楽しみ〜。
『警視K』ビデオ出てるけどやっぱ、DVD化して欲しいな。
他に『痛快!河内山宗俊』『さらば浪人』や『悪一代』!!
勝プロ制作かどうかは分からないけど、勝新が出た
東芝日曜劇場や「下町物語」とかも。あと、誰でもピカソで少しだけ流れた
勝新太郎と中村玉緒の歌謡ショーみたいな番組や、
ディナーショーの映像とか残っていないのかな?
151名無しシネマさん:01/09/11 13:04 ID:wHuFoZlA
勝新は、死んだ父と風貌が似ているので、私も買ってしまうと思う。
152名無シネマさん:01/09/12 01:15 ID:PX.rslU.
勝新の未ビデオ化作品が上映されやすいCSチャンネルってどこだろう。
153名無シネマさん:01/09/12 01:15 ID:frhxReeM
ここに世界貿易センタービル爆破の犯行予告があるって聞いたんですけど
154名無シネマさん:01/09/12 02:10 ID:ompPsBOY
>>152
今のところ時代劇チャンネルですね。
155名無シネマさん:01/09/12 02:21 ID:CghJ6R6M
>>152
衛星劇場に「勝新太郎スペシャル」っていう枠があるけど、
最近放送される作品が少なくなってきた。
でも、初期の頃の大映作品で未ビデオ化作品は結構やっている気がする。
156名無シネマさん:01/09/12 02:45 ID:ompPsBOY
>>155
そうなんでしたか…未ビデオ化ということで即テレビドラマかと勘違いしました。
衛星劇場はうちでは入ってないんですけど、いろいろやってるんですか?例えば?
157名無シネマさん:01/09/12 02:54 ID:CghJ6R6M
>>156
ちなみに、今月は、「座頭市と用心棒」と「兵隊やくざ俺にまかせろ」。
過去に「破れ!唐人剣」「顔役」「悪名縄張荒し」なども
放送したことがあります。
他に、市川雷蔵スペシャルや、普通に大映の作品を放送したりしています
ので、大映の作品は結構やっているような気がします。
158名無シネマさん:01/09/12 02:56 ID:I1Iyk1Hw
>>152
日本映画専門チャンネルは最近未発売ビデオ、未放映の特集やってる。
今月は「燃えつきた地図」やってるよ。
159名無シネマさん:01/09/12 03:11 ID:sAS4/8mI
>>112
10年程前に近所のレンタルビデオ屋が潰れるとき、座頭市のテレビ版のビデオ
1巻、3巻〜14巻(2巻だけなかった)発売元、販売元(巻によって日本コロ
ムビアが販売元になっている物もあり)J.A.V.N(ビュジュアルネットワーク)
というのを購入したのですが、松竹から発売されていたというビデオと中身が
同じようなんです。これはJ.A.V.N=松竹なんでしょうか?。それとも別個に
発売されていたものなんでしょうか?。
私が持っている物の収録は

1巻「市に鳥がとまった(石原裕次郎)/雨の女郎花(浅茅陽子)」
2巻「雪の別れ路(吉永小百合)/浪人子守旅(財津一郎)」
3巻「心中あいや節(浅丘ルリ子)/まわり燈籠(石橋正次)」
4巻「糸ぐるま(緒形拳・賠賞美津子)/冬の花火(財津一郎)」
5巻「忘れじの花(十朱幸代・山城新吾)/そこのけそこのけあんまが通る
   (斉藤こず恵)」
6巻「天保元年駕籠戦争(根津甚八・風間杜夫)/市の耳に子守歌(大信田礼子)」
7巻「遠い昔の日に(李礼仙・石橋蓮司)/子守歌に咲いた女郎花(中村玉緒)」
8巻「故郷に虹を見た(藤田まこと)/露夜の女郎花(音無美紀子)」
9巻「蛍(大竹しのぶ)/二人座頭市(植木等)」/
10巻「冬の海(原田美枝子)/牢破りいそぎ旅(織田あきら)」
11巻「潮風に舞った千両くじ(原田芳雄)/わらべ唄が聞こえる(新藤恵美)」
12巻「金が身を食う地獄坂(緒形拳)/めの路の置きみやげ(友加代子・
    渡辺篤史)」
13巻「母の涙に市が走った(松平健)/上州わらべ唄(高橋洋子)」
14巻「情けの忘れ雛(いしだあゆみ)/五本の長脇差(夏純子)」
160名無シネマさん:01/09/12 03:12 ID:sAS4/8mI
>>159
訂正
J.A.V.N(ビュジュアルネットワーク)

J.A.V.N(ジャパンビュジュアルネットワーク)
161名無シネマさん:01/09/12 03:15 ID:sAS4/8mI
>>160
スマソ、再訂正
J.A.V.N(ジャパンビジュアルネットワーク)
で、>>159に2巻が書いてあるのも間違いです。
162152:01/09/12 03:26 ID:PX.rslU.
みなさん、レスありがとうございます。一応、まとめますと

>>154-158
日本映画チャンネルで未放映、未ビデオ特集をやっている。

>>155
衛星劇場の「勝新太郎スペシャル」で大映作品が見られる。

ってことですね。しかし衛星劇場高いっすね。東映チャンネルも
契約してるのでこれに入るとかなりお金が出て行ってしまう…。
うーん、迷う。
163152:01/09/12 03:37 ID:PX.rslU.
追加。

あと、時代劇専門チャンネルでもやる可能性があるってことですかね?
164名無シネマさん:01/09/12 03:47 ID:NR41.Aik
>>147
遅レスだけど、ジミー・ウォングと共演した「破れ!唐人剣」?
これビデオ化もされてないよね。
165儀十:01/09/12 15:03 ID:BPhkIaIQ
>>159
僕が言及したものは、まさにそれです。
僕がダビングした1〜3巻に、続刊の予告編が収録されていますが、
その6巻までのラインナップも、列挙して頂いたものと合致しています。
確かに、ビデオの冒頭のロゴは、J.A.V.N(ジャパンビュジュアルネットワーク)でした。
それは僕も承知していました。ただ前述したように、ビジュアルソフト目録に当たって調べてみたところ、
松竹となっていたのですね。で、松竹ビデオに電話して確認してみたところ、一応の回答も得られた訳です。
なので、僕も会社名が異なっていることは知っていましたが、その点にな関しては、特にあの段階では言及しませんでした。
従って、残る問題は「J.A.V.N=松竹」であるか? ですね。
どなたか御存知の方に説明を頂けると在り難いですね。
しかし、まあそれはソフトの内容には関わるものではありませんし、結局TV版のソフトは、
挙げていただいたJ.A.V.Nのものと、現在もあるポニーキャニオンのもの、ということですね。
しかし、J.A.V.Nのものをそれだけもっておられるのは、非常にうらやましいです。

>>164
座頭市映画版は全26作。その中で、ソフト発売されていないのは、
『破れ!唐人剣』だけですね。
大映から18本。東宝から6本。松竹から1本。計25本は発売されています。
『破れ!唐人剣』が発売できないのは、なにしろ海外スターとの共演ですから、
版権の問題などあるのではないでせうか?
166名無シネマさん:01/09/12 15:27 ID:tU97/r6.
『破れ!唐人剣』のジミー・ウォングは片腕でしたよね。
その後クンフー映画ブームなるものがあって「片腕ドラゴン」で主演
してました。片腕にこだわりがあるようで・・
もう一度観たいな『破れ!唐人剣』
167名無シネマさん:01/09/12 15:54 ID:rs/FIIh2
衛星劇場の「勝新太郎スペシャル」以外でも
チャンネルNECOでも時々勝新の特集やるね。
168通りすがり:01/09/12 17:33 ID:Nw.gPwho
>>159
あと、15巻めが
「市の達磨に春が来た(朝丘雪路)/帰って来た渡世人(中山仁)」ですね。
あと、確か、別に(「スターたち」でもなく)郷ひろみと真野響子がゲストの回を
収録したビデオがあったはずで、それが“傑作選A”となってたので、ほかにも出てますね。

『破れ!唐人剣』は時代劇チャンネル等で何度かやってます。
勝新作品の未ビデオ化のレア度からすると、NECOが多いですね。
今までだと『ドドンパ酔虎伝』『飛び出した女大名』とかやってます。
白塗りの二枚目時代のが多いですが…
169知りたい:01/09/12 18:41 ID:FXMhQXDI
すいません、映画の題名教えてください。
市とスゴ腕の浪人がラストで対決というのは良くありますが、
「佐藤允」扮する浪人との熾烈な戦いが忘れられません。
一度斬られて手拭いを口に加えて鬼の形相で市に挑み、再度
斬られてあお向けに倒れて死んだシーンです。凄くリアルで印象に
残っているのですが題名も忘れて思い出せません。
170儀十:01/09/12 20:08 ID:GnPVTLes
>>169
シリーズ第19作『座頭市喧嘩太鼓』です。
最後の大映配給作品です。次の『座頭市と用心棒』から完全に、東宝配給になりました。
『喧嘩太鼓』、ヒロイン役は三田佳子でしたな。
元日、初日の出が昇り行く中、諏訪神社の境内で鳴り響く太鼓。
そのせいで市の耳の勘が狂ってしまうんですね。
市に腹をザックリやられて、声が出そうになるところを、手拭いくわえて耐えるんですよね。
171知りたい:01/09/12 22:29 ID:M1qEqhno
儀十様
169です。ありがとうございます!もやもやしていたものが一挙に晴れました。
太鼓の音で勘を狂わされてしまうシーンも甦りました。観たいなあ・・
スレをずっと見ていたら、座頭市シリーズ無性に観たくなってしまいました。
172名無シネマさん:01/09/13 02:16 ID:5ikR93Rg
>>170
『座頭市と用心棒』は、今では東宝のマークから始まっていますが、
公開時はダイニチ配給だったようです。クレジットで、
岡本喜八監督にわざわざ(東宝)と、入っているのがそのなごりです。
『唐人剣』までが、ダイニチ配給で
完全に東宝配給になったのは『座頭市御用旅』からではかったでしょうか。
173名無シネマさん:01/09/13 02:22 ID:5ikR93Rg
>>152
来月から、時代劇専門チャンネルで
『夫婦旅日記さらば浪人』が始まるらしいです。
174名無しネアスト:01/09/13 02:48 ID:IZy4CJJ6
>>165
>「J.A.V.N=松竹」であるか?
J.A.V.Nは悪名高き、「宇宙戦艦ヤマト」のNプロデューサーが設立したメーカー。
同社の倒産後、販売元が松竹に移りました。>>168さんの指摘どおり、黒いパッケージの
シリーズ14本のあと、水色のパッケージの「傑作選」が2本リリースされています。

>>170
>次の『座頭市と用心棒』から完全に、東宝配給になりました。
「座頭市と用心棒」は公開当時は勝プロ製作、大映配給。したがって、
当時東宝の専属だった岡本喜八監督のクレジットは、「監督 岡本喜八(東宝)」
となっています。これは、当時、大映もしくはダイニチ映配(大映と日活の
共同による配給会社)で配給された作品も含めて、勝プロ作品の権利が現在、
すべて東宝に移行したことから生じる混乱です。つまり、当時は大映マーク、
もしくはダイニチのDNマークがついていた勝プロ作品は、現在では
上映用プリントもビデオも、東宝マークに差し変えられているのです。
ちなみに、勝プロ作品の配給元を記すと、

座頭市牢破り(67)大映配給
燃えつきた地図(68)大映配給
人斬り(69)大映配給
座頭市と用心棒(70)大映配給
座頭市あばれ火祭り(70)ダイニチ映配配給
新・座頭市 破れ!唐人剣(71)ダイニチ映配配給
男一匹ガキ大将(71)ダイニチ映配配給
顔役(71)ダイニチ映配配給

であり、大映倒産後の「座頭市御用旅」(72)からが東宝配給となります。
175儀十:01/09/13 03:17 ID:qiU0fpso
>>172,>>174
すみません。深く考えずに書いてしまいましたね。
ビデオソフトの印象で、東宝と決め付けてしまいました。
訂正および詳細、多謝。
176儀十:01/09/13 03:25 ID:qiU0fpso
>>174
あと、J.A.V.N.についての情報もありがとうございます。
僕は、あとから出た「傑作選」2本の方は、知らないですね。

よくよく考えてみますと、今までみんな
「J.A.V.N(ジャパンビュジュアルネットワーク)」と表記してましたが、
「J.A.V.N(ジャパンオーディオビュジュアルネットワーク)」
が正しいんじゃないでせうか。
177159:01/09/13 05:07 ID:N7WKSzF6
うわ、まだ表記を間違えてました。
正しくは

J.A.V.N(ジャパンオーディオビジュアルネットワーク)

です。
178名無シネマさん:01/09/13 05:21 ID:jLor1B3o
座頭市のファンページってあります?googleで検索してもこれだ!ってのが
見つからない。
179名無シネマさん:01/09/13 06:21 ID:TI2nQw9g
いやあ〜、みなさんすごいですね。
私は夏休み前から映画板に来て、夏休み状態に閉口して遠ざかっていたので
こんな濃いスレが維持されてるとは思いもしませんでした。

私が見たことあるのは下記のみです。
「座頭市物語」
「続・座頭市物語」
「新・座頭市物語」(3作目)
「千両首」
「血煙り街道」
「松竹版」

松竹版は当時の流行か、スプラッタ風味が強くてちょっと苦手です。
ストーリーよりも「もう一度作る機会があれば、こんなアイデアを。。。」を
ぎゅう詰めにした感じでしたね。樋口可南子とのお風呂のシーンと(吹き替えかな?)
三木のり平との旧交を温めるシーンが好きです。

好きな居合いの見せ場は
サイコロを放ると土地の親分の持ったトックリにスポッと入り、
次の瞬間仕込みが光ったかと思うとトックリがパックリ二つ、
ぽとりと畳に落ちたサイコロも・・・、というものです。

みなさんの印象に残った見せ場はどんなものでしたか?
180てへっ:01/09/13 06:42 ID:nNhto62g
>>179
最終作は焼き直しシーンが多いけんどやはり空中赤子と下から槍とか
ショッキングだったなあ。大好きなのは裕也の逃げっぷりひらきなおり
ぶりと巨大樽ころころ。そして緒方拳のあっけなさ。
181名無シネマさん:01/09/13 15:20 ID:AaU2Iwvg
そう言えば、一番最後の「座頭市」って
松竹の配給だけど、衛星劇場(や他のCS局でも)で
放送したことってありましたっけ?
182名無シネマさん:01/09/13 15:24 ID:EtkRfGMs
あるよ、見ました。衛星劇場。
183名無シネマさん:01/09/13 15:25 ID:EtkRfGMs
182です。てゆうか衛星劇場が2年位前に違う名前だったとき。
184名無シネマさん:01/09/13 15:29 ID:DqbnLGcI
>>182
もちろんCX放映の編集版じゃないですよね?
185名無シネマさん:01/09/13 15:30 ID:AaU2Iwvg
>>182
ありがとうございます。放送されていたんですね。
「シネマジャパネスク」だった頃ですか。
以前話題になっていた、勝新太郎自身による再編集版も
リクエストしたら放送してくれるかな。
186通りすがり:01/09/13 17:42 ID:G1agcBgE
>>174
レスありがとうございます。
置いてあるレンタル屋に行って確認して来ました。

座頭市 傑作選集@
「あした斬る(郷ひろみ)/仕込み杖に怒が燃えた(真野響子)」
で、2作とも勝新の監督作でした。真野響子のほうは脚本が新藤兼人。
“A”ってのは間違いでしたね。でもどっかで見かけたんだよな、たしか。
187名無しネアスト:01/09/13 22:04 ID:s5buu3Zc
>>175-177
J.A.V.N=ジャパンオーディオビュジュアルネットワークです。
ちなみに、略称は「ジェイブン」。

>>186
座頭市 傑作選集A
「夫婦鴉の祭り唄」ゲスト・松坂慶子 監督・森一生
「父と子の詩」ゲスト・田村高廣、田中邦衛 監督・黒田義之
188名無シネマさん:01/09/14 00:26 ID:p35zARzE
>>180最終作は焼き直しシーンが多いけんど
具体的に、言うとどんなところがありますかね。
「これは、これから」「これの流用なんじゃないかな」等などありましたら。

TV「あした斬る」のラストで抱いていた人形を放り投げて、やくざ(本田博太郎)を
斬って、また人形をキャッチする。のがラストの赤ん坊の原型?
小鳥のエピソードは、TV「市に鳥がとまった」から?
桶にはいって、ゴロゴロ転がるのは「破れ!唐人剣」にもあった。
ざっと思いつくのはこれぐらいです。
189儀十:01/09/14 01:21 ID:zM0eR1KQ
>>179
徳利と中のサイコロを縦に割るシーンは、『座頭市兇状旅』ですね。

>>179の印象に残った見せ場、という話題に絡めて>>188
焼き直しと言うのではないですけど、まず登場人物から言えば、
緒方拳の「浪人と市」の関係は、「平手造酒と市」の同一テーマの変奏でせう。
そして三木のり平の老人は、『座頭市二段斬り』のイタチの伝六、彼の老いた姿では。
旅の途中で繰り返しすれ違う按摩の集団は、『座頭市血笑旅』にも登場。

シーンを挙げませう。
・サイコロ博打のシーンは、一作目以来の常套手段ですし、夜道で提灯を持っているところを
待ち伏せされるのも、「見当つけて斬ってきな」のセリフと共に、シリーズ定番の見せ場でせう。
・市が旅籠を出るとき、僧に扮した刺客の一団に襲われ、敵の一人の鼻を飛ばします。
この鼻を落とすのは、TV版「雪の別れ路」にもありました。
・開始一時間ほどで、テーマ曲をバックに市の旅の風景が描かれます。
その中で、風に転がされてゆく落ち葉を杖の先で懸命に捕らえようとする姿があります。
ここが僕の一番好きなシーンなのです。
これは、だいぶ味わいは異なりますが、同一モチーフが『座頭市御用旅』の冒頭にあります。
・道に穴が開いているのを子供に注意されるものの、信用しないで落ちてしまうというシーン、
ちょっとすぐには出てこないのですが、映画版のどこかにありました。確認します。
・浪人が竹筒に書き付けた「落ち葉は風を恨まない」というフレーズは、
TV版「渡世人の詩」というエピソードで、すでに森繁久彌が口にしています。
・内田裕也=赤兵衛が言うセリフ、「俺は蝋燭だ、自分がどろどろ溶けて、
世の中を明るく照らしてやるんだ」は、やはり「渡世人の詩」の中で、小池朝雄が言っていました。
・最後の大殺陣で自分に向かってくる竹槍を縦に割るのは、『座頭市喧嘩旅』の頃から。

すぐに思いつけるのはこれくらいです。
また思い出したり、間違いに気がついたら訂正します。
異論がある方は、指摘してやってください。
190弁天来:01/09/14 01:35 ID:vC/QlQV6
中盤の天井から水が落ちてきて、竹筒におちるシーンは。
TV「月の出の用心棒」にもありませんでしたっけ。
(かなりあやふやな記憶です)

最終作とは、話がずれますが。他にも思いついたもの。
犬に追いかけられるシーン
「あばれ火祭り」のクレジットのシーンとTV「母子道に灯りがともる」
崖からおちて、這い上がってくるときに花を摘んでくるシーン
「あばれ火祭り」とTV「忘れじの花」
191あああああ:01/09/14 02:19 ID:wMx6f5bE
いいスレですね〜。
俺は最後の座頭市がいちばん好きです。
はやくDVDになんねえかな。

テレビ版とビデオ版のバージョンが違うのは俺も気になってました。
なるほど。本人編集版だったんですね。

死ぬちょっと前の池袋文芸座の特集観に行きました。
(「座頭市」と「不知火検校」)
文芸座はステキなオジサン(低所得無教養層)ばかりで込み合ってました。
20歳くらいの客はみわたしたところ俺くらいだった…。

関係無いかもしれませんが、龍太郎君太りすぎです。
192名無シネマさん:01/09/14 02:32 ID:pFccuWWM
個人的に、最後の「座頭市」のお酒を注ぐシーンが(緒方拳とのジャンケンに負けて)
アップにならなかったのが残念でなりません。
193名無シネマさん:01/09/14 02:39 ID:f.RwPJ4o
TVで流れた「座頭市子守唄」のバージョンってCDで出ていますか?
最近、勝新のCDそのものが手に入りにくく、見つけ次第購入しているのいですが…
194儀十:01/09/14 02:44 ID:zM0eR1KQ
>>193
TV『新・座頭市』第2シリーズの主題歌だったやつですか?
僕は、映画の『果し状』と『喧嘩太鼓』の主題歌だった
もとのヴァージョンより、こっちの方が好きなのですが、
CDで見たことはないです。
テンポが速くて、勝新の歌い方も渋くなってますな。
195儀十:01/09/14 08:01 ID:pxnOraQI
>>190
ちょっと思い出せなかったので、今「月の出の用心棒」を観直してみました。
確かに天井から水滴が落ちるシーンはありました。
しかし、竹筒ではなくてお猪口に落ちてましたね。
石原裕次郎演ずる、目が見えなくなりつつある浪人が、その水滴を抜き打ちで斬るのです。

>>193での話題で思いましたが、音楽に関する話が今まで出ませんでしたね。
大映時代の映画版のサウンドトラックは、現在キングレコードが
『座頭市音楽旅』として、CDシリーズ3枚にまとめているのを御存知の方も多いでせう。
が、僕は最終作の音楽について知りたいですね。
エンディングクレジットを見ると、
「ALL MUSIC BY EDISON」
となっています。この人物?は、一体どういう人なのでせうか。
最終作にサントラ盤はあったのでせうか? そして、現在聴くことは?

さらに、一番知りたいことは、あの主題歌です。
「THE LONER」
意味を辞書で引くと「孤独を好む者」とあります。曲も内容も座頭市にぴったりです。
しかし、僕はCDを持っていないため、歌詞すら知りません。
また、歌っている「JOHNNY」とは、どういった人物でせう?
先に挙げた『座頭市音楽旅』、その3枚目のブックレットの解説に、少しだけ記述がありました。
それを見るとこの主題歌は、勝新の三味線によるテーマ曲「WALK ON YOUR WAY」
とのカップリングで、BMGビクターからシングルCDとして発売されたとか。

どうも僕は、最前から質問と情報提供依頼ばかりで恐縮ですが、
最終作の音楽と主題歌に関して、そのCD、音楽家、歌手、歌詞など、
御存知の方があれば、是非とも御願いします。
196儀十:01/09/14 08:06 ID:pxnOraQI
>>195に追加。
勝新の三味線によるテーマ曲「WALK ON YOUR WAY」とは、
市が三木のり平演ずる旧友の爺さんのところを出発し、その後、
街道を走る旅姿が描かれるシーンで流れていた、あの曲のことでせうか。
度々済みませんが、併せて御教示願います。
197弁天来:01/09/14 14:19 ID:myp6RkKU
>>195
確認ありがとうございます。
天井から水が落ちてくる記憶はあったのですが、
竹筒ではなかったのですね。
それから、「WALK ON YOUR WAY」は、
まさに、その街道を走るシーンに使用されていた曲です。
勝新のCDについては、↓こんなぺーじがありました。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Studio/8129/
198名無シネマさん:01/09/14 18:05 ID:eDBoP5ho
テレビ座頭市の主題歌で裕次郎の歌う「不思議な夢」も名曲ですね。
CDになってるんでしょうか?
199炊いた肉:01/09/14 18:12 ID:gWnCJ9oA
>>195
個人的な記憶と推測を元に書いているので、信頼度は50%ということで。

(松竹版)『座頭市』の主題歌を歌った「JOHNNY」は、「ジョー山中」。
確か、当時のスポーツ新聞には、「ジョー山中が主題歌も歌う。」という記事が
出ていたはずです。実際、歌声もそっくりです。

じゃあなぜ、別の名前なのかというと、「所属している会社とかの都合」に
よるものなんでしょう。
200儀十:01/09/14 19:16 ID:Qiwd0ZGA
>>197
弁天来さん、「WALK ON YOUR WAY」とCD紹介のページの情報、ありがとうございます。

>>198
石原裕次郎のCDは、たくさん出てますから、あるような気はしますが、確かなことは解りません。
TV版のサウンドトラックCDを出してもらいたいですね。
村井邦彦の曲なんか、聴きたいですね。そうそう、『折れた杖』のメインテーマとか、流用されてますな。
あと、若山富三郎版の子連れ狼『地獄へ行くぞ!大五郎』も音楽が村井邦彦で、
こちらで使われた曲も、TV版『新・座頭市』に流用されていたと思います。

>>199
ありがとうございます。恐らく、その記憶が正しいのでは、と思います。
と言うのは、ジョー山中は最終作に出演していますもんね。
小野派一刀流の剣客で、逆上した挙句に緒方拳に斬られるあの人。
しかしあの主題歌、とにかく良いですね。

200、超えましたね。
201193:01/09/14 23:35 ID:wo8wya.g
みなさん、ありがとうございます。
『座頭市音楽旅』など買い揃えるたびに、あっ編曲がTV版じゃない!(泣 ってカンジで。

松竹のウェブでDVD化のアンケートしてました。松竹版座頭市にも清き一票を。
http://www.shochiku.co.jp/video/dvd/enquete/
202儀十:01/09/14 23:53 ID:NU2gUFao
>>201
一票投じてきました。
是非ともDVD化が望まれますな。
203名無しシネマさん:01/09/15 00:31 ID:DbHuV.mg
>>197
あっ、私のページが紹介されている(汗)
>>195
「THE LONER」の歌詞はこれです。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Studio/8129/loner02.jpg
204権兵衛シネマ:01/09/15 18:01 ID:S6Dnfx3g
>203
市が空を仰ぐ横顔のアップに、この曲がかかるエンドタイトル、最高でしたね。
205弁天来 :01/09/15 23:09 ID:PZolsUU2
>>203
ご本人ですよね?すいませんでした。
206儀十:01/09/16 06:48 ID:zzO2jAv6
>>203
「THE LONER」の歌詞、拝見しました。
初めて見ました。ただ感謝、感謝であります。ありがとうございました。

なんか、スレッド一覧の数が減りましたね。気がついたら、丹下左膳スレッドも消えてしまっている。
気をつけないといけませんね。
207:01/09/16 23:17 ID:CSgg5QOg
ので、上げておきましょう。
208TEMMA:01/09/17 01:43 ID:ITfXaFxs
いいスレですね。
でも、ちょっと一言いわせて下さい。
「座頭市物語」「続」「新」と脚本を書いた犬塚稔さんのことをです。
つい先年までご存命であった日本最長老脚本家の彼の存在がなければ
座頭市シリーズは存在し得なかったと思います。
何しろ原作者の子母沢寛とは昔からの知り合いだったため、当時の大映の企画部長
の依頼で脚本を書いたわけですからベーシックな座頭市のキャラはすべて、彼の
創作だと思います。初期の勝新はあくまで一俳優に過ぎません。
その後、映画のヒットによるカラー化と、勝新自身のキャラとの混合によって
微妙に座頭市自身の性格も変わっていったように思えます。
私自身は後期のスーパーマン的座頭市より、居合いの達人でありながらも
コンプレックス丸出しのあまり人を斬らない座頭市を好みます。
やはり一作目の「座頭市物語」がベストでしょう。
「新・座頭市物語」の河津清三郎(居合いの師匠)のエピソードは確か
TVでも丹波哲郎で放映されたと思います。
須賀不二男の役は誰だったか失念しました。ご存じの方、お教え下さい。

殺陣で、未だ話題に上っていないのが「血煙り街道」の近衛十四郎との
「打ち合わせなしの一発本番の殺陣」
「千両首」での兄・若山富三郎が馬から落ちて脳震盪をおこして頭を
クラクラする場面が印象に残っています。

「御用旅」の高橋悦史との中盤、ラストの対決シーンだけは勝新演出です。
是非、そう思ってご覧下さい。タッチが明らかに違います。

悪役のキャラで好きなのは「あばれ火祭り」の森雅之(闇公方)
彼のような芸術派がこんな役を嬉々として演っているのが驚きでもあり、
喜びでもありました。それどころか「居合い抜き」まで披露している。必見。
209A:01/09/17 04:29 ID:DQKk1iAI
>「血煙り街道」の打ち合わせなしの殺陣
以前より思っているのですが、あれ、本当に打ち合わせが「全く」なかったのでしょうか。
彼らは役者であって剣道家ではないのだから、
大まかなところはある程度打ち合わせしなければ
下手したら相手を(途中で)ざばっと斬ってしまうなど、絶対うまくいかないのでは。
ところで、「打ち合わせなし」の情報はどこが根元なんだろ?
210A:01/09/17 04:35 ID:DQKk1iAI
上記、ちょっと訂正。
「彼らは役者であって剣道家ではないのだから」ではなく
「あれは演技であって剣術の試合ではないのだから」でした。
失礼しました。
211名無シネマさん:01/09/17 04:45 ID:keQcRPHc
>犬塚稔氏
松竹『座頭市』の後、ヤル気満々だった勝新のオファーを
受けて新作シナリオを残しているのだが・・・
旧作の権利料支払い(か何か?)のゴタゴタで、
頓挫してしまったんだよね。残念。
212名無シネマさん:01/09/17 05:38 ID:m6YA3nBs
犬塚稔はまだご存命では?
去年、誕生日パーチーを大々的に京都で開いたというお話を聞いたけど。
213名無しシネマさん:01/09/17 09:51 ID:FtiIvM4Y

>>208
>コンプレックス丸出しのあまり人を斬らない座頭市を好みます。
>やはり一作目の「座頭市物語」がベストでしょう。
それは、良く言われていることです。
「私はベストです」ならいいんですけど。
なにがベストかは人それぞれ違いますからね。
214弁天来:01/09/17 15:23 ID:4xh.S3ZQ
>>208
また、あやふやな記憶で申し訳ありませんが、
TV版では師匠の設定が少し変わっていましたよね。
TV版の師匠は図らずも、悪人に利用されてしまう
展開ではなかったでしょか。
215215:01/09/17 15:42 ID:HV4OdzbY
一作目の「座頭市物語」は不知火検校も少し入ってるんでしょ?
216A:01/09/17 21:28 ID:1d88TMV6
>>214
そのテレビ版は、ビデオ化されているのでしょうか?
また、監督は誰ですか?
217儀十:01/09/17 22:39 ID:owANt8xc
>>208のTEMMAさん
確かに、犬塚稔氏の功績は、座頭市シリーズ成立の上で大きなものと思います。
単に第1作だということだけでなく、生々しい市の盲人描写、平手造酒との情感など、
『座頭市物語』は確実にシリーズ中の傑作でせう。
しかし、やはり僕の好みは後期の座頭市なのです。>>213さんほど強く言う気はありませんが、
やはりこれは座頭市というキャラクタの、どのような側面に本質を見出し、魅力を感じるかの問題であって、
とどのつまりは個人の嗜好の問題に還元されると思われます。
その上で僕の考えを言わせて頂けば、僕は座頭市の本質は、彼の「孤独」にあると考えます。
座頭市は、盲人として健常者から、やくざとして堅気の共同体から、一匹狼の渡世人としてやくざ社会から、
そしてその剣技故に人斬りとして、幾重にも疎外されています。市というキャラクタを構成する主要な特徴は、
全て彼を疎外し、孤独に至らしめる性質を持ちます。つまり、存在自体が「孤独」でさえあるのです。
それこそまさに「THE LONER」。その観点から考えれば、1作目で彼が見せるハンディキャップやコンプレックスも、
「座頭市」という「孤独」を構成する、その一要素として考えられます。つまり僕にとっては座頭市のキャラクタ変遷は、
彼の孤独の展開であり、完成への過程です。後期の市は、より壮絶な孤独という意味で、初期座頭市の魅力をも含みます。
仰るように、中期座頭市はスーパーマン的です。コンプレックスという面では弱いかも知れない。
しかし、孤独というテーマは必ず作品を裏打ちしている。そして後期、星川清司氏も言うように、もはや「神様」のように
一切の機微を洞察する座頭市は、自覚的に、壮絶な孤独の内に立っていると思われます。もはや「神様」が普通の人々の内で
共存できる訳がない。否、「神様」だからこそ、その孤独は頂点に至る。
以上のような理由から、TV版を経て熟成された最終作「座頭市」において、市のキャラクタは完成し、
最も過酷な孤独の中を、甘んじて生きている、と思うのです。

場所もわきまえずに理屈を並べてしまい、申し訳ありません。感想なり聞かせて頂けると、参考になります。
さて、市の孤独という側面から見ても、『新・座頭市物語』は傑作だと思います。
初期3作は、御存知のように親友・兄弟・師匠を順次失い、市の基礎的な孤立が確立されるのだと考えられます。
お尋ねのTV版は、『新・座頭市』第1シリーズ第6話、「師の影に泣いた」ですな。
監督は南野梅雄、須賀不二男の役は、和崎俊哉が演じています。
>>214の弁天来さんにも答えておくと、丹波哲郎演ずる師匠は、土地のやくざに金の工面を頼んだために、
金持ちの息子誘拐事件の片棒を、知らず知らずのうちに担がされてしまった、という展開です。なので、映画版のように
水戸の天狗党とかは出てきません。市も、相手が師匠だと知らずに斬ってしまいます。
後で、相手に斬られた傷が、稽古の時に師匠に打たれたのと同じ位置だったことに気づき、斬った相手に思い至って愕然とします。
218儀十:01/09/17 22:46 ID:owANt8xc
>>216のAさん
しばらくです。
上に書き込んでしまってから質問に気づきましたので、参照して下さい。
上述のように、サブタイトルは「師の影に泣いた」。監督は南野梅雄です。
ソフト化もされています。
ポニーキャニオンからの傑作選、『座頭市とスターたち』に収録されています。

書き忘れましたが、映画と違って丹波哲郎の師匠は、和崎俊哉の渡世人を斬ることもないので、
確かに、ただ仕官を望んだ師匠が巻き込まれた、という、悲劇的なアレンジになっていますね。
219A:01/09/17 23:23 ID:GoIpoDdo
>儀十さん
早速ありがとうございました。ビデオ探して観てみますね。
「新・座頭市物語」の須賀不二男、いい役でしたね。
さいころをころっと転がしてじいんとさせたあと、
あっという間に師匠に斬られてしまったところがかえってインパクト強かったです。
テレビ版ではこれがないようですが、あらどんな展開になっているのかな。

ところで「座頭市物語」ですが、私的には、
勝新太郎よりも天知茂の方がキャラが目立っていたように感じます。
観終わった後、三隅監督は天知茂が好みなのだなあ、なんて思っていました。
220A:01/09/17 23:31 ID:GoIpoDdo
書き忘れ。
ところで、雰囲気が変わった分岐点ともいわれる
「座頭市凶状旅」、まだ未見なのですが
ご感想はいかがですか?
2211000:01/09/17 23:36 ID:d8zK7GpU
やっぱ三隅研次の作品がいい!!
222儀十:01/09/18 00:07 ID:e7grz8F6
>>220
『兇状旅』、結構好きですよ。
一応、3作目までとの連関は残っています。と言うのは、1、2作目のヒロインで、
原作では市の女房であったおたねさんが、再登場することです。
やはり、悲しい別れを迎えますが。
3作目までの雰囲気を大切にする人には確かに、一気にカラーが変わったと感じられると思います。
未見だそうなので、余り内容に触れませんが、ラストシーンで、
祭囃子を聴いて、市が踊るんです。そこが好きです。
223弁天来:01/09/18 00:16 ID:baZ6iho2
>>217儀十さん
ありがとうございます。
「師の影に泣いた」は以前レンタルで見ただけなので、
記憶が非常に曖昧ですが、師匠(丹波哲郎)が可哀想なくらい、
悲しいラストでした。
『座頭市とスターたち』は、現在は廃盤みたいですね。
224儀十:01/09/18 00:24 ID:e7grz8F6
>>223
もう廃盤になったんですか……。発売がいつか確かめてみたら、
97年の4月ですね。もう4年半も経ちますか。

僕はTV版では、松坂慶子がゲストだった、
「めんない鴉の祭り唄」というエピソードが好きなのです。
どなたか御存知ですか?
225TEMMA:01/09/18 01:29 ID:GbR8pMMs
>>209
正確に言うと「殺陣師を使わないで二人だけの打ち合わせで」です。
勝新も近衛も語っているので、本当だと思われます。

>>211
これは裁判沙汰にまで発展して、一千万支払うべきだが勝新も八億の借金が
あるので五百万の支払いで決着したそうです。

>>212
失礼しました。あまりにもご高齢なので、てっきり御逝去されたと勘違いしておりました。
今だ百歳でご健在です。

>>213
前段で「私自身は」と書いてあります。
あくまで、私自身の好みです。

>>215
まあ「不知火検校」の小ヒットで「座頭市物語」が企画されたということでしょう。
盲目の設定は同じですが原作は違います。

>>217
私も儀十さんほどではありませんが、一応「衛星劇場」で放映された
座頭市シリーズ全作録画して持っていますが、早送りしないで見るのは
「座頭市物語」「新・座頭市物語」「座頭市血笑旅」「座頭市地獄旅」
の四作だけです。あくまで私の好みです。
他はいけないこととは思いつつ、殺陣シーンだけピッックアップして見てしまいます。
226A:01/09/18 01:54 ID:FVNSgCzk
>儀十さん
ありがとうございました。これも機会を見つけて観てみますね。
「めんない鴉・・・」は残念ながら観たことないです。

では私も、かなりレアなテレビ版のお気に入りを。(笑)
最後のシリーズで、石橋蓮司と萩尾みどりがゲストだったやつ。
(あっタイトル失念、「祭ばやしと風車」だったかな)
実はこれ、ものすごい長回しがあって(4〜5分くらい)
勝、石橋、萩尾が三人で酒を飲みながらしゃべっているのですが、
これがまた実に楽しそうな雰囲気で、観ているこっちまで
すうっと引き込まれるような演出が大変よかったです。
石橋蓮司のあたたかい雰囲気の演技も始めて観ましたし。
(たいていキれてる役が多いので、笑)
誰か観た人いるかなー。

>TEMMAさん
>殺陣師抜きの殺陣
なーるほど、これならわかります。おふたりとも
殺陣では当代一、二の腕前、それであの「迫力」なのですね。
三隅監督作品では、一作目以外は
「座頭市血笑旅」「座頭市地獄旅」がお好きとのこと、
これらも結構あちこちで評価が高いようですね。
未見なので早いうちに観てみます。

ところで、三隅監督の座頭市テレビ作品って、まだ観たことがないのですが
映画と比べて出来はどうなのでしょう。
ごらんになった方はいらっしゃいますか?
227弁天来:01/09/19 23:30 ID:scPzSJNY
>>224「めんない鴉の祭り唄」
これは私も好きな回です。勝プロ作品では、割と悪役が多い
西村晃さんが、市をかばう親分を演じていて、
物語も珍しく(?)「めでたしめでたし」といった感じでした。
(他に、草野大悟さんの奥さんの田島和子さんも出演していますね)

久し振りに「座頭市あばれ火祭り」と「座頭市御用旅」の
ビデオを見ました。「御用旅」のラストで、市が赤ちゃんを抱いて
大谷直子に返すと、赤ちゃんに小判がはさまっているのに、
始めて気がつきました。芸が細かいです。
あと、「あばれ火祭り」の脚本のクレジットで勝新太郎の横に
但し書きみたいなのが書いてあるのですが、ビデオだと小さくて
良く読めません。何て書いてあるのかご存知の方教えてください。
2281映画ファンの嘆き:01/09/20 16:28 ID:jttJZs0o
もう地上波では放送されませんね・・・。放送したら、その手の団体からクレーム
殺到しますからね・・・。
229儀十:01/09/21 00:58 ID:gzt9i5y6
>>208
このスレでも何回か言及されてきましたが、
皆様、『座頭市あばれ火祭り』を、どう思われているのでせう。
僕は、闇公方というキャラクタ自体は、別にイイと思うのですが、
ああいう、全国のやくざの頂点にいるという、ボスキャラ的な人物を
出してしまった時点で、それまで座頭市シリーズが持ってきたリアリティが、
完全に崩れてしまったように思うのですが。
じゃぁ、今まで市が関わってきた親分たちは、それこそ飯岡助五郎や笹川繁蔵ら、
講談にも登場する真っ当な親分たちの位置付けはどうなってしまうのか、
非常に疑問に思います。
まあ、三隅研次監督の後期作品ですから、その点も考慮せんと遺憾ですね。

>>226のAさん。
で、TV版の三隅監督作品なのですよ。
僕も観た記憶がなかったので、リストに当たってみたところ、『座頭市物語』で2話
あるのみでした。そして、やはりどちらも未見でした。で、思い出したのですが、
確か三隅監督は、『痛快!河内山宗俊』の製作途中で亡くなられてしまったのでは。
だから『河内山宗俊』も、前半に3話演出回があるのみで、その後の『新・座頭市』にはもう、
一話もない。『河内山宗俊』での演出が、三隅監督生前最後の仕事だったと、何かで
読んだ記憶があります。
ところで、同じリストで参照してみましたが、Aさんの仰る石橋蓮司の出演回は、田中徳三監督、
「祭ばやしに風車」ですね。僕は未見なので、残念です。
230A:01/09/21 01:24 ID:GBIrmij.
>三隅監督作品
おっしゃるとおり「痛快!河内山宗俊」の途中でもあり、
必殺シリーズでも「必殺仕置屋稼業」に一本残してお亡くなりになったようです。
ただ、「河内山」の三隅作品は
私的にはどうもいまいちで、勝新の演出作品や、太田昭和監督の作品のほうが
完成度が高かったように感じました。
三隅監督、TVでは作品の出来にかなりムラがあるような気がしますね。
それにしても、座頭市の第一シリーズ、観たいですねえ。

>あばれ火祭り
うーん、そうですねー、脚本的にはちょっと大味だったかな、と
いうのが私の感想です。
制作側は、音楽と映像にこだわった、というところではないでしょうか。
森雅之、きれいに撮れていて大変よかったですが、
ご本人はあんまりノっている雰囲気には見えなかったな。
(もちろん観る側の主観大ですが)
231名無シネマさん:01/09/21 01:35 ID:flzoEy1Q
ここで兵隊やくざの話は駄目ですか?
232儀十:01/09/21 01:44 ID:gzt9i5y6
>>231
座頭市ほどには、よくわきまえていないです。
一通り、一応の話はできると思いますが。
ちょっと話してみて、盛り上がったら別スレ立てませうか。
233231:01/09/21 02:16 ID:flzoEy1Q
>>232
ありがとう。
実は兵隊やくざでずっと気になってたシーンがあるんです。
1作目で有田が2年兵に凄むシーンで、本当は自分は3年兵なのに
「俺は、この軍隊で4年飯を食ってる」と言うんですね。
これは間違いではなく、有田がサバを読んでるんでしょうか。
だとしたら人間味が滲み出てて、凄く良いシーンだと思うんですが。
234名無しシネマさん:01/09/22 00:33 ID:gj3p1m2E
舞台の座頭市を見たことがある方、いらっしゃいませんか。
どんな感じだったのでしょうか。
235儀十:01/09/22 08:04 ID:QFMsEKAI
>>233
お尋ねの件、気になりましたので久しぶりに、一作目を見返して見ました。
確かに、砲兵隊の伍長に向かって「4年飯を食っている」と言っていましたね。
ただ、有田がサバを読む必要はあったでせうか。彼は3年兵なのですから、
別に偽らずとも、砲兵隊の2年兵を脅すことはできますから。
また、その後の演習での行軍の際に、「はるか遠く、東京の空を見ようと」丘の上に行った
有田が、先日の砲兵隊伍長(出世して軍曹)に出会ってしまい、仕返しされるシーン。
ここでは、軍曹が有田に「お前も軍隊に3年いるんだ、この理屈がよく解るだろう」
と言われています。となると、4年と偽ったのがすでにばれているか、
前のシーンでの間違いが考慮されていないだけか、どちらかですが、
軍曹がその詐称について言及しないから、後者の可能性が強いのではないでせうか。
ただの間違いとするのも、腑に落ちないのではありますが。
236儀十:01/09/22 08:07 ID:QFMsEKAI
>>235の訂正。

>ここでは、軍曹が有田に「お前も……解るだろう」
>と言っています。

ですね。
237確か・・・:01/09/22 15:49 ID:0INRCZuw
三隅御大の遺作は「必殺仕置屋稼業」の13話「一筆啓上過去が見えた」です。ロケ地で発病されてそのまま急逝されたそうです。
238A:01/09/22 21:03 ID:Rq64Vaks
>兵隊やくざ
私の持っている唯一の「兵やくシリーズ」は「続・兵隊やくざ」なので
こりゃお役に立てずにすみません。
(でも、お話から拝察すれば「脚本ミス」っぽいですねえ。)
脚本的にも撮影も一作目のほうが出来がいいと思うのですが、
増村にしてはどうもぎすぎすした展開で
殴り合いがどうもどぎつい感じがするので、
コメディタッチのノリの二作目のほうが私は好みなのですが、
みなさんはやっぱり一作目がお好きですか? 
239儀十:01/09/23 13:59 ID:SP6hvQS6
とりあえず、下がりすぎ、危ない。
240A:01/09/23 21:56 ID:Dem9S9To
あっと失礼、儀十さん、ごめんなさーい。(笑)
>>238、撤収いたします。
「座頭市」にもどろうぜ。
241名無シネマさん:01/09/23 22:56 ID:QDxWdjx2
ええと、曖昧な記憶で申し訳ないんですが…座頭市の最終作が構想されていたとの記事を
確かキネ旬で見た気がするんですが。なんでも市が激闘の末慙死するとか言うシナリオだ
そうですが、ガセでしょうか?
242儀十:01/09/23 23:17 ID:e1bauWyI
>>241

その話は知らないです。
僕が読んだことがあるのは、ハリウッドと提携して、
アメリカに渡った市の活躍を描く計画があったという記事ですね。
どうも勝新のことなので、それこそ構想はいくらでもあったし、
実際に最終作の後にも、次の作品をとる動きはあったようです。
しかし、例のハワイでの逮捕の事件で、全てフイになったと。
243A:01/09/24 00:28 ID:cnyRuBLk
そういえば、
田中徳三監督が、講演の中で、
勝新が病床のときに、勅使河原宏の演出で
座頭市の映画の新企画が相当程度進んでいたが
勝新はそのまま故人となってしまい残念だった、とおっしゃっておられました。
なんかすごいパワーですね、勝新って。
244儀十:01/09/25 01:02 ID:n7Z1v2BA
最近レスが減ったので、新しい話題を。
皆様、座頭市シリーズに出演する、芸人さんについてどう思われます?
10・11作目で続けて登場する藤山寛美と三木のり平はよかったです。
『関所破り』の中田ダイ丸・ラケットも味がありました。
しかし、後期に登場するどつき漫才を、僕はもう、とても見ていられないのです。

これ以外にもゲスト出演の人々、どう思われますか?
245名無しシネマさん:01/09/25 03:58 ID:3LLX.iGU

>>243
「第一作のリメイク的な内容になるような感じだった」みたいな事を。
確か、『キネマ旬報』の勝新太郎追悼記事の中でも、
発言されていたような気がします。

>>241
座頭市の最期≠ノついては、ジョークを含めて色々発言されてますね。

<田原>ところで、もし勝さんの命が1年だと言われたら何します?
<勝>この頃、みんな俺の死ぬことを聞くのが好きだなあ(笑)。
   『座頭市』つくり始めるよ。
   『いつ死んでるのかわからねえや、最初から目つぶってるからな』なんて言いながら、
    市が死んでいくんだ。その姿をそばでじーっと見て、目をさすってくれる女は…(しばらく考えて)
    十三、四歳ぐらいの宮沢りえがいいな。
<田原>玉緒さんじゃないんですか?

<勝>玉緒はね。そうだね、天に向かって「おおきに」って手を合わせながら
   うれしそうな顔をしている。
   その顔を、ジーッとキャメラが写しながら引いていくと……。
   どうなるかなあ、このラストシーンは。
(『月間Views 1995VOL.5』田原総一朗との対談)
246名無シネマさん:01/09/25 04:26 ID:VHOUvdpI
>>244
最後の座頭市で出てくる内田裕也の死に方凄いわ
247弁天来:01/09/25 08:56 ID:3LLX.iGU
>>244
『あばれ火祭り』夫婦漫才(名前失念)や『唐人剣』のてんぷくトリオ
などの後期作品のコメディアンの出演はちょっとつらいながらも
別に普通に、見れるのですが。
私は、『関所破り』のダイ丸・ラケットがちょっと見ていられないです。

ゲストでは、「折れた杖」の、あの老婆役の人は、戦前?のスター女優で
勝新が出演を頼んだとか。
248名無シネマさん:01/09/25 21:36 ID:q2Th9i4w
よりによって、田原がインタビュアとは・・・
もちっとマシな人間寄こせよ。
249名無しシネマさん:01/09/27 23:08 ID:UjFhnNTk
『勝新太郎全体論』を見て以来、
「座頭市」の緒形拳の浪人が、狂人にしか見えなくなっちゃった。
あ〜、変な概念をうえつけられた。
250儀十:01/09/28 00:56 ID:n2mbMPUA
>>249
確かに、あの本は首を傾げざるを得ないところが多々ありますな。
「一団のやくざが緒方拳を襲う。一瞬にして斬りふせる」(336P)って、
そんなシーンはない! それは浪人でなくて市のやったこと。
蟹を示して「赤だよ」なんてセリフもないし。

緒方拳の浪人で思い出しましたが、上の方のレスでだいぶ話題になった最終作
『座頭市』のTV放送ヴァージョン=勝新本人の編集ヴァージョン。
市に「(赤とは)どんな色です?」と聞かれた浪人、
通常版では「夕陽、女の唇……」とだけ答えますが、勝新編集版では、
「夕陽、女の唇、人間の血……」と、決定的な一言が加わっている。
まあ、だからと言って狂人には全く見えないんですがね。

御希望があれば、他にも、通常版と勝新編集版との相違点を
挙げてみようかとも思いますが、需要はありますでせうか。
251 :01/09/28 23:37 ID:lI89yCMo
Q 座頭市を太鼓で周囲して、樽にはいったりする殺陣は、どの作品でせう?
252名無し:01/09/28 23:50 ID:KhrVEbiQ
>>250
詳しく教えてくだされ
253儀十:01/09/30 23:38 ID:4RTtq5wE
>>252
しばらく時間下さい。

とりあえず、あげ。
254名無し:01/09/30 23:56 ID:N1M.n8V2
消えちゃたのかと思った。残っててよかった。
255儀十:01/10/01 00:08 ID:LfoQyXjk
>>254
何とか、もっと伸ばしましょうや。
充実した、いい情報交換の場になってますから。

>>251
太鼓攻めで耳を狂わせるのは、『座頭市の歌が聞える』だと思いますが、
これでは樽に入りませんな。
樽に入るものと言えば、小さい樽が『座頭市鉄火旅』、
大きい樽が『破れ!唐人剣』と最終作ですが、
太鼓攻めも一緒に出てくる作品はなかったような気が。
『破れ!唐人剣』って、大八車攻撃は記憶にありますが、太鼓はなかったですよね?
それとも、251さんが混同して記憶してるのかな?
256名無シネマさん:01/10/02 06:07 ID:RI7CFHHU
age
257名無しシネマさん:01/10/03 01:18 ID:Z2tddCh.
>>255
『破れ!唐人剣』には、太鼓はありませんでしたよ。
ここ数日、何か書いておかないと、消えちゃいそうですね。
258名無シネマさん:01/10/03 23:09 ID:mng8FMgw
>>257
ですよね。
するとやはり、251さんが、太鼓攻めの作品と樽に入る作品を
ごっちゃに憶えてるのかな。
259名無しシネマさん:01/10/04 01:30 ID:gnymKhhE
TV版の主題歌「不思議な夢」でアコースティクギターが、
凄い低音で鳴るところがあんですけど、
あれは、どういうチューニングしているんでしょうか?
音楽的に詳しい方教えてくだされ。
260:01/10/04 01:47 ID:2k//acHM
ミーハーですが、最後が燃え尽きない「座頭市と用心棒」に1票。勝VS三船
はやはりカッコいい。
261名無シネマさん:01/10/04 07:38 ID:mZv0tqjE
「鬼一法眼」「警視-K」、11月よりファミリー劇場で放送決定!
http://www.fami-geki.com/raigetsu.html
262名無シネマさん :01/10/04 07:47 ID:cv3mPtzs
「座頭市と用心棒」ってキングコング対ゴジラみたいだね(w
263名無しさん:01/10/05 01:42 ID:jmsGyizE
「警視-K」のフィギュアも発売されるよ。
写真で見ると、凄く似てる。
264名無シネマさん:01/10/06 05:03 ID:O.n4Hlv6
池袋 新文芸坐のオールナイトで、座頭市やるよ。

10月13日
新座頭市 破れ!唐人剣(1971・東宝)
  監督:安田公義/出演:勝新太郎、王羽(ジミー・ウォング)、浜木錦子

http://www.shin-bungeiza.com/allnight.html
265名無シネマさん:01/10/07 07:14 ID:2cO/a3.2
age tokuyo
266名無シネマさん:01/10/07 07:51 ID:zCbY5iyY
「座頭市と影武者」
267座頭市の最後第二段:01/10/08 01:41 ID:07f5ZS0c
<内田>座頭市の死にざまはもう考えているんですか。
<勝>うん。年をとってもうじき危ないとわかったら、医者に言ってくれといっているんだ。
座頭市を殺そうとヤクザが、ずっとおじいちゃんの代から追いかけてきている。
執念を燃やしてな。すると小屋があってそこに白髪の老人と娘がいる。この老人が座頭市で
「市がいた!」と、市をねらっているヤクザの集団がバーッと斬りこんでくる。
市は斬る。最後にふたり一緒にドカーッと斬って、パチンと刀をおさめたたとき、最後に
斬った奴の刀もここに(胸に)入ってるわけね。「おじいちゃん!」
「おー、騒ぐな、泣くんじゃねえ、良い心持ちだ。こういう思いなのか」
市は初めて自分が斬られた感じをつかむんだ。娘は泣く。
「おじいちゃん、だって目が開くまで死なないって言ったじゃない」
「いま目がさめた、いま目が見えた、だから、お前をすごくきれいだなと思うよ。
分かったな。そこ、そこにあるからな。」って、かたわらの包みを指す。
その包みのなかに、娘に残した全財産が入っているわけね。娘と市ができてたかどうかは、
これは永遠の謎なわけでね。できれば市が死ぬときは、本身の刀で、突いてもらいたい。
そんな気ですよ。今話したのが座頭市のラストのような気がしてるんだ。
『週間プレイボーイ:1980.1.1号』内田裕也との対談
268名無シネマさん:01/10/08 05:01 ID:eWSTZXSw
座頭市と大魔人
269名無シネマさん:01/10/08 05:39 ID:eWSTZXSw
「座頭市 責め地獄」
270名無シネマさん:01/10/08 06:00 ID:zMkJD.Fg
大魔神ね >268
271名無し:01/10/08 23:24 ID:wRJVvNGg
>>266>>268>>269
くだらねぇ。
272名無シネマさん:01/10/09 00:01 ID:qQOcxiXA
勝新が『影武者』クビになる一因にもなった8mmって勝家にはどっかにあるのかなー?
自分の芝居を研究する為に撮ってたって言ってた。
勝手に現場で8mm撮って、黒澤天皇の逆鱗に触れたってことになってるけど…
見てみたいなー、その8mm。
273名無しシネマさん:01/10/09 00:15 ID:b8ciaxn2
>>272
それ、諸説ありますね。黒澤監督よりの本などでは、「勝さんのわがまま」
みたいなことになってて、勝さんよりの本などでは、
「すでに信玄になりきっている勝さんを、監督が信玄として扱わなかったから」
とか。降板当時の勝さんのインタビューでは、ジョーク(と思う)で、
この件に関して挑発的なことを言っているのもあるけど、
晩年のものは、そうでもないんだよなぁ。
274名無シネマさん
なんか、黒澤天皇ってくらいで、それまでは皆、何でもどんなことでも言うことを聞いて、
思い通りになってくれてたのが、勝新はいろいろ口出しするもんだから、嫌になったんじゃないか、
とか、
勝新の芝居が、結局お目に叶わず、座頭市をやってるようにしか見えなかった、てゆー話も
聞いたことある。