簡単な映画を難しく解説

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1名無シネマさん
えー・・・このスレはですね。

非常に単純な馬鹿映画がありますね。
非常に単純な映画。
これ「非常に単純な映画」=「つまらない映画」では寂しいですね。
出来れば、理屈っぽく楽しみたいものです。

そこで、です。

理屈っぽく語れる方に分かりやすく「ココの、ココが面白い!」
「この場面・このセリフには、こう言う意味がある。」と
分かりやすく教えて頂いてですね、今まで「?」だった
単純映画を理解し楽しもうじゃないですか!・・・と言うスレです。

どうぞ宜しくお願いします。
2名無シネマさん:2001/07/12(木) 10:53
「いとこのビニ―」を理屈っぽく語ってください
3名無シネマさん:2001/07/12(木) 11:18
「コマンドー」を難しく解説してください。
4名無シネマさん:2001/07/12(木) 12:23
蓮実先生にご登場ねがいましょう。どうぞ。>>4
5名無シネマさん:2001/07/12(木) 12:28
簡単な映画を難しく説明って凄く難しいね
6水野:2001/07/12(木) 12:31
「コマンドー」
これは現代アメリカの問題に鋭くメスを入れた作品なんですねー。
7名無シネマさん:2001/07/12(木) 12:36
>>2
「いとこのビニ―」は冤罪をかなり鋭い視点から斬ってる映画なんだよ。
あと陪審員制度の問題点にも鋭い突っ込みが入ってるよね。
8名無シネマさん:2001/07/12(木) 12:38
ID4、USAゴジラを難しく解説して。
9水野:2001/07/12(木) 12:41
「インデペンデンスデイ」
現代アメリカの抱える宇宙問題に鋭くメスを入れた作品なのかもしれません。
「ゴジラ」
現代アメリカの抱える軍事問題に鋭くメスを入れた作品なのかもしれません。
10名無シネマさん:2001/07/12(木) 12:44
>>8
ID4は現代アメリカの大統領が自ら指揮を執って戦うという風に、
完全に民間と近くなくなり、軍事と政治が二分されている状況を風刺し、
首長自ら戦うべきだと言うことを示した作品なんです。
11名無シネマさん:2001/07/12(木) 13:09
宇宙空間で大音響が鳴り響き、音波が伝わらない筈の真空の月面が
振動していたのは、現代人の心の不安を象徴していました。
12名無シネマさん:2001/07/12(木) 13:29
>>3「コマンドー」
当時の米国における誘拐事情を鋭く抉り、
犯人を犯罪につき動かす心理状態を克明に再現し、
さらに極秘任務を行う戦闘マシーンの存在をちらつかせ、
現実社会における他国への軍事的牽制もみうけられるなど
一般社会における犯罪だけでなく一国の軍事防衛に関しても
一石を投じており社会派サスペンスとして申し分ない仕上がり。
13名無シネマさん:2001/07/12(木) 13:33
「ロッキー」を難しくお願いします
14名無シネマさん:2001/07/12(木) 13:36
魔女の宅急便をお願いします
15名無シネマさん:2001/07/12(木) 13:50
「ID4」
裏ではマジェスティック12が動き製作された宇宙人存在説を否定する映画
アクション仕立てにする事で世間の目を欺こうとしている
この外にも「ET」「未知との遭遇」などが挙げられる
16名無シネマさん:2001/07/12(木) 14:54
スターウォーズ、インディージョーンズシリーズを難しく解説して。
17名無シネマさん:2001/07/12(木) 15:05
蓮実シゲピコの文体模写ができる方、是非「死霊の盆踊り」を哲学的に解説してください。
できるだけわけのわからないのがいいです。
18名無シネマさん:2001/07/12(木) 15:18
>>16
「スターウォーズ」
一般的に、娯楽SF映画の雄のような認識をされてはいるが
ルーカスには別の思惑があったと思われる。
それは「侍魂」をハリウッドで表現することであった。

アメリカでは何かと
カリカチュアライズされがちな日本の心を表現するべく
彼はペシミズムに満ちた「ダースベーダー」という
キャラクターを創出したのである。
自己犠牲によって息子を助けるという展開は
まさに侍のハラキリを想起させる。

また、ライトセーバーが侍の剣に基づいていることは
言うまでもないが、その明滅する光の演出には
「アメリカ人にはどう足掻いても日本の文化を表現することは出来ない」
というルーカスのジレンマが感じられる。

勿論、某有名サイト「侍魂」との因果関係も否定できない。
「先行者」に見受けられる、そこはかとない背徳感は
ダースベーダーの息子に対する愛の表現に近いものがあるのかもしれない。
19名無シネマさん:2001/07/12(木) 15:22
18>そうかー侍魂なのかー
2018:2001/07/12(木) 15:24
優良スレの予感
もっとみんな書いてくれ
見たい
21名無シネマさん:2001/07/12(木) 16:40
しかし>>1は本当にこういう流れのレスを期待していたのだろうか?
22名無シネマさん:2001/07/13(金) 00:32
あげ
23名無シネマさん:2001/07/13(金) 00:33
ディスタンス。
24イギー:2001/07/13(金) 00:34
>自己犠牲によって息子を助けるという展開は
>まさに侍のハラキリを想起させる。

ちと強引では?
25名無シネマさん:2001/07/13(金) 00:36
「死霊のはらわた」お願いします
26名無シネマさん:2001/07/13(金) 10:10
>>16レイダース失われたアーク
考古学的見地から米国民の行う盗掘は正義の行いであり
犯罪ではないと擁護するために作られたいわくつきの作品。
劇中における一考古学者を超人的に表現し、勇敢にも剣で
立ち向かう現地民を銃殺するシーンでも無理に笑いのペーソスを
入れその凄惨かつ横暴な行いを美化するにいたっている。
公開当時の考古学会では賛成・反対意見が続出し、各派閥間での紛争が
あったのも記憶に新しい。続編も製作されており、子供や老人を
仲間にし、一般市民への印象を良くしようという魂胆がミエミエであった。
27名無シネマさん:2001/07/13(金) 13:08
>26
本当?
2826:2001/07/13(金) 13:31
すいませんウソです。作りました。
29名無シネマさん:2001/07/13(金) 13:36
ID4はですね、冷戦後の世界に於ける核戦力の無効化とゲリラ戦の常態化を背景にした世界に於いて米国が如何にしてその戦果を最大にするかという命題を解決する手段としてコンピューター犯罪とシビリアンコントロールの破壊という解決法を得ようという実験的作品ですね。
30名無シネマさん:2001/07/13(金) 13:47
「レイダース」はゴッドハンドの成せる技
3129:2001/07/13(金) 13:48
自分で書いててID4は面白い作品なんじゃないかと思い始めてしまった。
鬱だ(ワラ
32:2001/07/13(金) 19:52
>>26
こういうネタだよ!!面白いよ!!どんどんやってよ!!
33名無シネマさん:2001/07/13(金) 21:23
>>14
「魔女の宅急便」
少女は、思春期を迎え、異性に対して恋愛感情を覚えることによって自我を失い、
同時に自己の力で全てを解決できる全能感も失っていくという
現代女性の悲劇を描いたフェミニズム映画である。
34名無シネマさん:2001/07/13(金) 22:02
>>14
まさか『魔女の宅急便』に登場する画家の女性の醜さに驚かぬ者はいまいと思われるが、
にもかかわらず彼女をヒロインの憧れの大人の女性という位置に納めることによって自
らの制度的な思考回路に安住しようという言説がまかり通るのはこの日本とも言われる
国を覆い尽くす侵しがたい凡庸さ故であり、しかも作者の宮崎駿までが彼女とヒロイン
に同じ声優を起用することでこの凡庸さに積極的に荷担しているように見受けられるのは
不幸という他はなく、心ある者ならこうした少女の成長物語という凡庸な図式からの解放
を願ってひたすら飛翔し続ける箒の運動を見つめ続けることを目論むのだが、その運動が
同じ作者の『ナウシカ』におけるメーヴェや『トトロ』の猫バスに明らかに劣ることに
気づくとき、自らもまた乗り物の作家としての宮崎という極めて凡庸な言説の中に取り込
まれているのに気づくのであり、計り知れない絶望の淵に落ちていくのだが、映画が終盤に
至ってヒロインが老人のモップを借りて飛ぶときに暴力的な縦の運動としての飛翔を目の
当たりにした瞬間、不覚にもそれまでの箒の運動が横移動であり真の飛翔と言えるものでは
無かったことに初めて気づき、驚きつつも涙を禁じ得ないと言う他なく、同時にヒロインが
ナウシカのようにノーパンでは無かったことに残念な想いを抱いている自分は、しょせん
お下劣な2ちゃんねらーに過ぎないという事実に直面するしかないのである。
35名無シネマさん:2001/07/13(金) 22:21
北京原人とシベ超お願い。
36名無シネマさん:2001/07/13(金) 22:53
おもしろいよ〜
3718:2001/07/13(金) 23:21
>>26
イイ!
ただ、読みにくい。
もっと改行求む
38名無シネマさん:2001/07/13(金) 23:28
>>34
多くの若者にとってもそうであるように、
貴殿もイドより溢れいでたるリビドーと言う名の、
熱きほとばしりの欺瞞に打ち勝つことも叶わず、
ナウシカの着用せる膚色のスパッツを、
「ノーパン」と解したという事実は遺憾としか言い難く、
今後同様の悲劇を繰り返されぬ事を、希望して止まない。
39名無シネマさん:2001/07/13(金) 23:50
>>35
「北京原人」
体毛の濃い人の悲哀の表現を試み、成功した稀有な作品。

監督の佐藤順爾、脚本の早坂暁、
そして不自然な主演で物議を醸した丹波哲郎。
彼らに共通するのは、いずれも体毛が濃いことである。

劇中、原人が何故か人間に求愛し、
ことごとく拒否されていく過程はまさに
前出三人が経験してきた人生そのものに他ならない。
体臭、外見の見苦しさ、異性からの拒否という苦しみを経て
それでも生きねばならない人生の不条理さを
本作品は見事に表現しているといえる。
もののけ姫にも通じる「生きろ」のメッセージが込められているのだ。

しかし、本作品には非情ともいえる結末が用意されている。
原人同士が結ばれて終わるというラストシーンである。
これはつまり「体毛の濃い男は体毛の濃い女としか結ばれない」
という結論に他ならない。

この現代社会において体毛の濃い女性を見つけるのは
極めて困難である。
映画全体から漂う悲哀感に涙した視聴者は
私だけではないであろう。
40荒らしだよ☆:2001/07/13(金) 23:58
>>14
「魔女の宅急便」

幼年期から思春期への移行
最初は黒猫と話ができるが魔法が使えなると同時に会話ができなくなる
これは子供がぬいぐるみに話し掛けるのと同じで第二次成長を迎えるころには
自我が目覚めてくるのでこのようなことはしなくなる
劇中そのきっかけになるのは魔法が使えなくなることによるがこれは
初潮のメタファーである 魔女の地味で黒い服に大きくて赤リボンが妙に映えるが
これは生理の血の赤の象徴であろう
41名無シネマさん:2001/07/14(土) 00:02
1の思惑とずれて誉め殺しスレになってるが面白い。
421:2001/07/14(土) 00:25
オモロイからイーよ
43名無シネマさん:2001/07/14(土) 00:35
プリティ・ウーマンお願いします
44名無シネマさん:2001/07/14(土) 02:18
age
45名無シネマさん:2001/07/14(土) 19:35
age
46名無シネマさん:2001/07/14(土) 19:36
テーマは深く、重い。
さまざまな場面でユングの集合的無意識が浮かびあがり、
ストーリーに絡み付いてくる。
幻想の舞台に描かれる人間像は現実。
何かにすがらなければならない弱さに絶望し、
そこから脱却しようとする勇気に心を躍らせる。
心に傷を持つ登場人物たちはプレイヤーの鏡。
青臭い迷いと戸惑いに、苛立ちと共感を覚え、
自身を模索し続けるその姿に、かつての自分を見る。
だが、決して暗くは無い。畏怖と嫉妬が渦巻く感情すら澄んでいる。
物悲しい世界に溢れる優しさに、胸をえぐられる。
特筆すべきは音楽。絶品の旋律が、物語の透明な悲しみを増幅する。
結末を迎えたとき、俺は泣いた。涙が滲んだとか言うレベルじゃない。
大号泣。
具体的な内容は書けないし、書きたくない。
この物語は自分自身で体験すべきだ。
受け止め方は人それぞれ。
だが、過去に1度でも覚悟を決めて内省した事がある人ならば、
必ず心に響く。必ず。
余計なお世話だが、一言だけ。
プレイするなら、どんな事があろうと最後まで。
このゲームは途中で止めていい類のものじゃない。
47名無シネマさん:2001/07/14(土) 19:38
↑FFムービーですな
48名無シネマさん:2001/07/14(土) 19:55
皆、上手いねぇ。(マジです。)
しかも良く見てるよ(笑)。
文章の才能あるよ、レスしてる人。
49板違いネタ:2001/07/14(土) 20:00
46はFFのゲームについてファミ通に実際載ったものだそうです。
こんな批評ゲーム界の人でないと書けないよ(プ
50名無シネマさん:2001/07/14(土) 20:17
良スレあげ
51名無シネマさん:2001/07/14(土) 20:58
>>34 面白すぎ、もっとやってもっとやって
5234:2001/07/14(土) 21:55
多くの女性が『プリティ・ウーマン』というタイトルの映画を観に行くとき、
映画など観なくともその題名を意識するだけで自分がその一員になったような
気になるであろうことは想像に難くないが、いざ観てみると外されたはずの
リチャード・ギアのネクタイが直後のカットで再び締められているのに驚き
呆れる他はなく、この事実を前にして映画通とも言われるひとたちは単純な
記録のミスであると自慢げに語りもしようものだが、多少なりとも洞察力のある
ひとはむしろそこに脱ぐことによって着るという現象について思いめぐらす
であろうことは想像に難くなく、そのミスが着飾ることによってますます脱ぐ
ことを意識させるという映画の主題に通底していることに驚き、ならば >>34
の筆者の文章に対し多少なりとも思いやりのある反論を書いた >>38 氏に対して
では貴方はナウシカがその肌色のスパッツなるものを脱ぐところを観たのかと
問い返したいところだが、実際ひとが映画を観るとき都合のいい方に解釈するの
が自然な流れであり、ならばナウシカはノーパンのままにしておくのが妥当と
思われるが、いや、それでは腐海の障気に当てられてくされまんこになってしまう
のは必定であり、ナウシカほどの厳しい世界に生きる女性がそれほどの防御策を
施していないはずはないという反論が予想されるのだが、さてここに至って >>39
氏の優れた『北京原人』論にもう一度目を通したとき、原始の人々は厳しい環境の
中で体毛によって防御していたという事実に思い至らざるを得ないのであり、ならば
いくつかの点で原始に戻ったが如き『ナウシカ』の世界ではひとびとは体毛が濃い
であろうことは想像に難くなく、ああそうか、ナウシカはまんげぼうぼうであったの
だな、だから腐海でも大丈夫なのだなと、納得するのもまた映画を観る楽しみのひと
つであるが、だとしたらアニメのキャラクターが多少なりとも美化された絵で描かれ
ている以上、実際にナウシカがいたとすればそれは北京原人の女なみに体毛が濃いかも
知れぬと思い至るわけで、あれほどの体毛であればここまでまんげ、ここからは別の毛
と区別しようがなく、ある意味全身まんげやんけ、と解釈することで、某氏の文章を
真似て長文を書く疲れも癒されようというものだが、この板に集まるひとびとが全て
筆者の如きお下劣好みと限ったわけでもなく、今回もこのような方面に文意が落ちて
しまったことに対しては、正直、すまなかったと言っておこう。
53死霊の盆踊り、または敗残者のミニマル・カーニバル:2001/07/14(土) 22:01
>>17 死霊なるものと盆踊りなるものとの遭遇を可能にするこの上なく現実的な
時空とでもするか、死霊と盆踊り自体との生が賭けられもする誰にも見えない領域、
誰も記憶にとどめえない持続といったものを、われわれはとりあえず、距離と密着、
覗く者と覗かれる者、薄闇と墓地などの諸主題の葛藤の場として捉えることによって、
死霊ならびに盆踊りそのものが何たるかを十全に知りつくす以前に、両者の細部と
総体とが矛盾なく共存しうる刺激的なフィルム体験を強いられるのだが、われわれが
ふと「悪魔」とつぶやくとき召喚されるであろう様々な作品たち、それはなにも
「悪魔のいけにえ」や「悪魔のはらわた」を持ち出すまでもなく、「悪魔の墓場」や
「悪魔の追跡」であっても一向に構わないわけで、ここで問題にされているのは
飽くまでも「死霊」に対する「悪魔」の絶対的優位なのであり、死霊たちが何故
ことのほか盆踊りを踊らなければならなかったかという問いにこの映画の観客たちは
いたって無頓着である。どんな種類の体験に操作されつつ死霊たちが盆踊りを踊るのか、
そしてその踊りから踊り出る身振りがなにを反芻しているのか。そうした点に誰も心を
向けようとはしない。「死霊のはらわた」でも「死霊伝説」でもなく何故「死霊の盆踊り」
なのかということ。そこには積極的ないかがわしさを身にまといながら悪魔なるものへの
敗北をたからかに宣言する死霊なるものの壮大な知的退廃があるばかりであり、この
生真面目な滑稽さはわれわれにとってきわめて貴重である。
5439:2001/07/15(日) 00:15
>>52
何故か他人の批評のフォローも怠らない
君の姿勢には感服する。
全て一文で成り立たせるには、並々ならぬ苦労があるであろう。
面白すぎる。最高だ。

ただ、このスレは優良スレだと思われるのだが
注目している2ちゃんねらーが少ないのか、
単にレスに時間がかかるので、皆敬遠しているのか定かではないが、
目を離すとすぐ沈んでしまうことに忸怩たる思いを感じるとともに
必死でage続けている自分を少し可愛く思うのであった。
55名無シネマさん:2001/07/15(日) 00:33
同意age
56名無シネマさん:2001/07/15(日) 01:06
何ツーか、34氏は物凄すぎる……
もしかしたら、2ちゃんに来てもっとも笑ったレスかも知れないな。
とにかく最高。
57名無シネマさん:2001/07/15(日) 01:24
読みにくー。
58sage:2001/07/15(日) 01:54
できたら、読みやすく、改行入れて下さい。
59名無シネマさん:2001/07/15(日) 01:56
↑あ、名前の所にsage入れちゃった…(鬱)
60名無シネマさん:2001/07/15(日) 03:18
ジムキャリーのエーズベンチェラお願いします
61なまえをいれてください:2001/07/15(日) 07:04
>>57-58は、わかってないのか。つらいな・・・
62名無シネマさん:2001/07/15(日) 07:16
>>1はもう飽きちゃったの?
63名無シネマさん:2001/07/15(日) 07:21
ダイ・ハードお願いします
64名無シネマさん:2001/07/15(日) 07:21
ディープインパクト
65名無シネマさん:2001/07/15(日) 14:59
優良age
66名無シネマさん:2001/07/15(日) 15:12
あ、ダイハード、面白そうだな。
ツッコミがいあるもんね、ブルース・ウィルスだし。
6718=39:2001/07/15(日) 15:20
34氏に圧倒されて
書き込みづらくなった・・
68名無シネマさん:2001/07/15(日) 18:38
フロム・ダスク・ティル・ドーン
69名無シネマさん:2001/07/15(日) 18:59
ageる
70名無シネマさん:2001/07/15(日) 19:17
ジョーズ
スピルバーグは鮫で現代における不安を表したかったのではないでしょうか。
昔、水野晴男が水曜ロードショーかなんかで実際にこんなことを言っていた。
71名無し名人:2001/07/15(日) 19:41
ブレードランナーについて詳しく解説してください。
72名無シネマさん:2001/07/15(日) 19:45
スタンド・バイ・ミーを難しく解説してください・
73名無シネマさん:2001/07/15(日) 20:04
『ツイスター』の脚本家ってハーバード出身らしいですね。
キューブリックの引用とかあるし、奥が深そうです。
学術的考察をお願いします。
74名無シネマさん:2001/07/15(日) 20:22
>>71
簡単な映画か?
75名無シネマさん:2001/07/16(月) 02:01
age
7634:2001/07/16(月) 02:10
その映画を好きと言うことで、あたかも自らを鋭敏な感覚の持ち主であると主張しているように錯覚しているひと
びとを数多く生んだという点で『ブレードランナー』は罪作りな作品とも言えるが、実のところミイラとりがミイラに
なる映画というごく単純な解説で済ませてしまえる単純な映画なのであり、それでもひとがこの映画に深遠な意
味を見出そうとするのは、実はその単純さに気づきつつレプリカントがまさにその不死性においてミイラと共通し
ているということを意識しているからに他ならず、こう考えるとなるほどミイラとりの諺のあるこの日本とも言われ
る国でこの映画がカルト的という恥ずかしい人気を博したのも納得されることであり、さて、それでは不死性とい
う言葉に僅かならぬ類似性を帯びた『ダイハード』という題名を持つ作品においてスターの座を確保したブルー
ス・ウィリスともウィルスとも呼ばれる役者が、なぜああまで図々しく見えるかという誰もが抱く疑問に対しては、
それは彼がむしろ庶民派の役者であるにもかかわらずミイラやレプリカントという特権的な存在が持つ不死性
を主張してしまったからと答える他はなく、その図々しさはあろうことか「キネマ旬報」誌のベストテン1位になる
という珍事件をも引き起こしたのであり、ならばこちらも躍起になってこの平凡にも見えかねない役者に特権的
な不死性の根拠を見出そうとするのであるが、ここで再びミイラという言葉に想いを馳せてみると『ハムナプトラ
2』でミイラであることを捨てほとんど普通のおっさんとなったイムホテップとウィルスはどこか似ているという事
実に目を向けざるを得ず、それはまさにこの二人が首が太く頭の丸いちんぽあたまであるからというまたもお下
劣な点に着眼してしまう筆者なのだが、そうなるとああそうか、『ダイハード』においてひとびとが不死の願いを託
したのは正にちんぽであるのだな、そう言えば一番タフだったのはブルース彼自身ではなくそそりたつビルディ
ングだったのではないかと思い至るのであり、さらに改行を増やしてくれと言う方のために






と前置きした上で『シックスセンス』でのブルースの役割は正に死にぞこないのちんぽだったのではないかと言
及せざるを得ないのだが、真にダイハードなのは映画を愛するもののみならず Becky! ユーザーの総攻撃をも
モノともしない元祖ネタバレ改行にしてパラパラ大好きの某氏ではないかと思い至るにつれ、いささか鬱になる
のもダイハードな暑さのゆえであろうか。
77名無シネマさん:2001/07/16(月) 02:14
>>70
原作は正にそうなんだけど・・・映画はどうかね。
バッサリ切っちゃってる気がする。
スピルバーグも『激突!』でそういうの一回やっちゃってるしね。
78名無シネマさん:2001/07/16(月) 03:06
>>70
そういう戯言をいう人間だから
あんな映画作っちゃうんだよ
79キャノンボール 寸評:2001/07/16(月) 04:25
80年代アメリカの病理に深くメスを差し入れた問題作。

監督はこの作品で、飽和状態に達した車社会が遠からず
レミングス現象に陥ってしまうであろう恐怖を見事に
描ききった。
また、各界の有名人を多数起用し、死の隠喩である
スーパーカーで市街を暴走させることで、偶像の破壊と
生活における唐突の死を同時に演出、その画期的手法は
後に「裸の銃を持つ男」などの模倣を生んだ。
アメリカの観客達にどれほどの衝撃で迎えられたかは
想像に難くない。
80名無シネマさん:2001/07/16(月) 09:34
>>70
原作はそうなんですか?
読んだこと無いから分かんないけど、映画は単に鮫を使って徹底的に
面白くしようというのが目的だと思うんだけど。
81名無シネマさん:2001/07/16(月) 10:37
>34
何ものだぁ、34は。
ひょっとして、プルーストの句読点なしで延々と続くあの原文を訳したことあった
りして。
82名無しシネマたん:2001/07/16(月) 10:42
「激突」解説きぼむ
83名無シネマさん:2001/07/16(月) 10:50
>>63「ダイハード」
アクション巨編の名を借りたジャパンバッシングムービー。
舞台となる高層ビルのオーナーは日本人の企業家で
ジャパンマネーの象徴。
そして、そのビルの中で繰り広げられる破壊行為や
日本人オーナーの殺害は当時の日本の経済成長に対する
嫉妬心からであり、日米貿易摩擦の根深さを代弁している。

なお、劇中で勇敢な立ち回りを見せる主人公は、世界の警察官たる
米国を象徴しており、今日のミサイル防衛を強行する背景に
深くかかわりのある作品。
84名無シネマさん:2001/07/16(月) 12:38
>>83
褒め殺しというより正論だ
85名無シネマさん:2001/07/16(月) 13:06
深く考えると簡単な映画といえないかもしれないけど、「マトリックス」の解説
読みたいな。
86名無シネマさん:2001/07/16(月) 15:04
「マとリックす」
仮想現実を舞台にした、お笑い映画の意欲作。

全人類が夢想の世界に存在する、という設定の巨大さにおいて
本作品はモンティ・パイソンの「ホーリーグレイル」の荒唐無稽さをも
軽く超越、夢想と現実の狭間をひょいひょいと飛び歩く主人公たちの
活躍を描き、新世代お笑いムービーのブレイクスルーと化した。
リンボーダンスをモチーフにしたと思われる弾丸避け踊りは
あまりの滑稽さに抱腹絶倒。また脇役たちの演技も絶妙で、
「電話で話してる最中にプラグを抜かれた男」のシーンで
劇場は爆笑の渦に巻きこまれていた。

主役に、本人もブレイクスルー(カムアウト)している
キアヌを起用するなど、監督のお笑いに対する飽くなき情熱に
敬意を表したい。
87名無シネマさん:2001/07/16(月) 15:25
>>86
(・∀・)イイ!
88名無シネマさん:2001/07/16(月) 15:30
となりのトトロきぼーん
できればリビトー丸出しのを頼むサク
89名無シネマさん:2001/07/16(月) 15:50
>86
ブレイクスルーって何?
9086:2001/07/16(月) 16:13
>>89
一般的には「難関突破」だよ。
閉塞した状況を打破する画期的事件などに使われる名詞だよ。

というマジレスキボンじゃなかったり?(w
91名無シネマさん:2001/07/16(月) 16:26
うーん。おもしろそうなんだけど、読む気にならないよ…
92名無シネマさん:2001/07/16(月) 16:31
つまり主役がなんだといいたいんだ?
93日曜洋画劇場:2001/07/16(月) 17:23
はいみなさん、お久し振りですね、淀川でございます。まーなんでしょう、あんまり面白いんでね、このスレがね、あわてて戻ってきました。ハイ、そういうわけで、
まーすごいですね、34さん。このひとはね、お下劣ですね。まーあのニセ男爵のそのまたニセモノですね。マー憎らしいね。なに、あなたまだ読んでない?あんたちょっと
バカですね、え?改行少なくて読みづらい?まーそんなこといわずに一度読んでごらんなさいね、笑いがとまらなくなりますね。それから55さんもすごいですね、なに?
死霊の盆踊り?まーえげつないね。まあそういうわけで、今日は「激突!」ですね、まーこわいですね。ハイ、どんどんどんどん、追いかけてきますね、まあでかいトラックですね。
はい、このトラックの運転手を最後まで見せないのね、スピルバーグはね。うまいことやりましたなあ。この人は「ジョーズ」でも見せなかったね、あのなんでしょう、サメですね、
なかなか姿を見せませんね。そういうとこがうまいなあ。はい、わたしはね、この人と一緒にお風呂はいったことあるんですね。そのときも見せませんでしたね、この人は。
まあいやらしいなあ。いつも大事なところを見せないのね、スピルバーグはね。「未知との遭遇」でも見せませんでしたね、あのでっかいでっかい、宇宙船ですね。はい、あの中身、
見せませんでしたね。そしたらみんな文句言ったのね。だからあわてて見せましたね。再公開のとき見せちゃいましたね。そしたらどうでしょう。うーん。やっぱり見せないほうがいいね
この人は。さあ、スピルバーグ、えらい人やね、予告編でもね、なにも見せませんよ、題名だけですね。そういうとこ商才あるんですね。わたしもね、お風呂でおちんちん見たらがっかりしたかも
しれませんね。ハイ、そういうわけで今日は「激突!」ですけども、やっぱり見せるのやめましょうね。見たい人はビデオ屋逝ってくださいね。そういうわけで、また来週お会いしましょう、
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
94名無シネマさん:2001/07/16(月) 17:37
笑った
95名無シネマさん:2001/07/16(月) 17:51
age
96名無シネマさん:2001/07/16(月) 17:55
>>93
上手いあげ
97名無シネマさん:2001/07/16(月) 17:59
井村屋のあずきバー食いながら読んでたら、吹き出した。
98名無シネマさん:2001/07/16(月) 18:45
「となりのトトロ」
思春期前の少女の性へのあこがれをトトロという妖怪に象徴化
させた寓意劇である。
もっとも顕著なシーンは、少女ふたりが深夜の木を育てる幻想的な
場面である。
木はもちろん男根を意味しているのはいうまでもない。
巨大化する木、勃起する男根の分り易いメタファーである。
少女のつたないテクニックでかんたんにエレクトさせられてしまう。
続く笛を吹く場面はもちろんフェラチオの意味に他ならない。
そういう目で観ていくと、宮崎がこのメルヘンにこめた性的な
メッセージが明かのなってくるのだ。
例えば夜中にメイを背負ったサツキのところにトトロがやってくる。
やってきた猫バスに独り(?)乗って去っていく。
この場面での猫バスはエクスタシーの意味であろう。
早過ぎた性の目覚めに戸惑うサツキ。
しかし後半で池にうかんだメイのサンダル(フロイトによればシューズ
は女性器の意味)を見て、トトロに助けを求める。
トトロと供に猫バスに乗って疾走する場面こそオナニーでの絶頂を
表現しているのだ。
というわけでトトロが男性的(ドラえもんが女性的なのと正反対)
なのも偶然ではない。
トトロは男性の象徴であり理想化された父性の具現化といえよう。
現実の頼りない父への幻滅と男への欲望が渾然となり、妖怪の
すがたを現わしたのではないか?
いわば、エレクトラ・コンプレックスのアニメ的表現であろう。
99名無シネマさん:2001/07/16(月) 18:47
>>98

妙に納得してしまうな..
100名無シネマさん:2001/07/16(月) 19:31
バトルロワイヤルしょうモナくだらない。ガキ向け
ガキが嫌いな大人がガキの残虐性の持って行き場を
用意しましたのでどうぞって感じ。体育大出の体育教師が
正義感に燃えて「なにやってんだ」黒板写してるから
「黒板写してます」「そうか」1ヶ月先にもこのこと憶えてて
結局教師の立場を利用して不満解消でごつんとやる。やられたほうは
「1ヶ月前の不満解消やないか」と言うともう一発やられて不満解消になると同時
に一発の分が残ってという悪循環に陥る。一生忘れないかどちら
かが大人になるかするまでたちの悪いアウトルックの予定のごとく消えてゆかない。
101名無シネマさん:2001/07/16(月) 21:02
タランティーノ論お願いします
102名無シネマさん:2001/07/16(月) 21:06
age
103名無シネマさん:2001/07/16(月) 21:53
age
104ダイハード2:2001/07/17(火) 02:46
見る人により様々な解釈が成り立つのが
この「ダイハード2」の最大の特徴ともいえる。
だが、作品の根底に流れる思想は「神の愛」であることは
衆目が一致する所だろう。

舞台が空港であることは決して偶然ではない。
イカロスが人工の翼で飛翔した瞬間から、人類は
神の御許へ少しでも近づくため空を飛びつづけてきた。
飛行機はいわばペガサスであり、空港を襲うテロリスト達は
いわばルシフェル率いる悪魔の軍勢のメタファーである。
ダンテを彷彿とさせる荘厳な舞台の上で、主人公の警官は
テロリスト達に「神の愛」、すなわち鉛の銃弾を打ち込み
折伏するのである。

本作のクライマックス、テロリストの頭目である将軍が
着陸した軍用機のタラップから姿を現すシーンは、我々に
おぞましき悪徳の栄えを予感させるが直後、主人公に
殴り倒される。監督はこれにより、神の容赦なき裁きを
具現化した。殴られる将軍はとりもなおさず、罪深き
子羊である我々をも象徴し、暗に「裁きの日は突如訪れる」事を
示唆しているのである。

本作の最後、テロリスト達が乗ったジャンボが爆発するシーンには
この監督が我々に伝えたかった事が凝縮されており、作品に
より一層の深みを与えることに成功している。
土葬が一般的であるキリスト教圏での「炎」はつまり「煉獄の業火」を
意味する。主人公の必死の折伏も空しく、テロリスト達は一度は
空へ飛翔する(神の御許を汚す行為である)が、燃料に引火、
飛行機は大爆発を起こし四散する。
裁きは行われ、汚れた者たちは業火に包まれながら黄泉の
奥深くへ舞い戻った。ここに予言は成就するのである。

我々は普段、小さな悪事を重ねながら、ともすれば「神は
見えざリ」と慢心しがちである。
この作品はそのような我々に反省を求め、信仰の尊さを、
そして神の偉大さを語りかけているのである。
105名無シネマさん:2001/07/17(火) 03:14
ここと正反対のスレを立てようかと思うけどどう?
難解な映画を一言で解説、ていうの。


「エル・トポ」 …
手足のない男はどうやって煙草を吸うのかを克明に記録した映画

「8 1/2」 …
フェリーニの第9作目。
映画の残り半分が思いつかないままクランクアップした。


ていうカンジ。
106名無シネマさん:2001/07/17(火) 03:30
・・・つうか、このスレ自体が
「難解な映画を簡単に解説する」スレに対抗して立てられたスレなんだが・・・
http://cocoa.2ch.net/test/read.cgi?bbs=movie&key=987468306
107名無シネマさん:2001/07/17(火) 03:39
>>106
気づいてなかったよ。というより、誰でも思いつくネタだよな。
ガイシュツスマソ。逝ってくる。
108名無シネマさん:2001/07/17(火) 03:46
フロイトの仮説って、説明できちゃった様な気になれるから便利だよね。
109名無シネマさん:2001/07/17(火) 05:33
「ホット・ショット2」
一見低俗なパロディと誤解されそうだが、現代アメリカの軍隊と政治の暗部
をグイグイと抉り出し痛烈に風刺したブラック・コメディ映画として、「博
士の異常な愛情」にも優るとも劣らぬ見事な傑作である。
先ずアメリカ大統領を徹底的に暗愚かつ間抜けな唾棄すべき人物として描く
ことで、米国の政治を鋭く批判している。
捕虜として辛酸をあじわう兵士をさておき選挙活動や連夜のパーティーに
いそしむ上流階級の人間達の偽善性を描く監督のキャメラは痛烈にして
容赦ない。
さらに日本首相との会食シーンも付け加えることで、日米同盟のいかがわしさ
を、訴えることも忘れてはいないところはさすがである。
さてその対極にあるのは、今はタイで賭け格闘家として稼ぎ、仏教寺院で平和
に暮す元空軍士官のホッパー、そこにかつての信頼していた上司がイラクに
囚われているとの情報がもたらされる。
心ならずも再び軍に復帰し救出作戦に駆り出されるという筋書き。
ここまでは「ランボー」シリーズの焼き直しの感がぬぐえないが、同じ設定
でもランボーがアメリカの正義を盲目的に信奉する右翼的なスパーヒーロー
なのに比べ、ホッパーは無表情の中に軍隊への不信や怒りをたぎらせている
人間的な男なのだ。
我々市民の代表、国家と政治家に傷つけられた怒れる民衆のひとりなのだ!
いわば、「ランボー」の第1作の正統的続編ともいえるかもしれない。
さて監督が批判するのは自分の母国だけではない。
イラクのフセイン(トおぼしき)大統領は女装趣味の持ち主でまことに滑稽
極まりない間抜けぶりである。
両国の大統領がクライマックスにおいて一騎打ちをするのだが、両者は可笑
しいことに銃でも剣でもなく火かき棒を持って対峙するのである。
ようするに、戦争がやりたければ無辜の一般兵士でなく、国家元首同志が
棒でも持って争うがいい、という作者の真の反戦メッセージがこめられて
いることを見逃してはなるまい!
そして主人公は戦いの末にかつての恋人と再び抱きあう。
いささか通俗的な幕切れだが、このシーンに目頭を熱くしたのは私だけで
はあるまい。
最後に注文をつけるとすれば、戦争がテーマにもかかわらず、作者に軍事的
な知識が欠けている点であろう。
例えば機銃の薬莢で船が沈むほど撃ち続ければ銃身は破裂してしまうし、
生きたニワトリを矢にしてを弓を射つなぞ常識で考えれば不可能な事くらい
分りそうなものである。
ただし、これらはホンの欠点、いわば画竜点睛を欠いたにすぎないのであり、
この傑作を貶めた訳ではないので安心されたい。
110名無シネマさん:2001/07/17(火) 05:58
みんなうまいなあ
個人的には>>39「北京原人」論がアホらしくて好き
111名無シネマさん:2001/07/17(火) 06:15
>>109
なるほど、そういった映画なのですね。非常に知的なレビュー感謝して
おります。
今現在私は、とある大学で国際関係学についてのゼミを持っておりまして、
その授業の際、ご紹介いただいた「ホット・ショット2」を上映し、日米関係に
本質的に潜む矛盾とその解決策について学生との議論を深めてみようと
考えております。戦争とは何か、という領域まで踏み込めれば、教授冥利に
尽きるというものですが・・・。

ところでご指摘のニワトリを使った矢ですが、私この映画はもちろん未見なの
ですが、あなたのレビューによれば本編ではかなり誇張された描き方をされて
いるようですね。しかしこうした武器は、私の手元の資料によれば、くちばしが刺さる
と痛い、ニワトリの羽によって矢が滑空しさらに超距離の狙撃が可能、安価である、
食料としてもなかなか、といった利点から、資金力の乏しいアフガンゲリラや湾岸戦争時の
イラク大統領警護部隊などによって使われていたという事実が残っています。主人公は
元特殊部隊兵士という設定のようですので、こうした知識をいずれからか得たものと
考えられます。
112名無シネマさん:2001/07/17(火) 14:45
age
113名無シネマさん:2001/07/17(火) 18:44
簡単な映画を選ぶのもなかなか難しいですね。
インビジブル
スターシップ・トゥルゥーパーズ
氷の微笑
トータル・リコール
ロボ・コップ
プレデター
プレデター2
A.I.
ジュラシック・パーク
時計じかけのオレンジ
60セカンズ
釣りバカ日誌
男はつらいよ
アイズ・ワイド・ショット
沈黙のテロリスト
沈黙の陰謀
沈黙の断崖
沈黙の戦艦
沈黙のもう一個なんだっけ
サクリファイス
そして人生はつづく
日本一のホラ吹き男
有楽町で逢いましょう
仁義なき戦い/広島代理戦争
くるならきてみろ
馬鹿が戦車でやってくる
家族の肖像
解説キボーン
114名無シネマさん:2001/07/17(火) 20:06
サボテン・ブラザーズ
ブルース・ブラザーズ
オースティン・パワーズ
がんばれベアーズ
横浜ベイスターズ
アフター・アワーズ
チャーリーズ・エンジェルズ
おねがいします。
115名無シネマさん:2001/07/17(火) 23:33
あげるよ
116名無シネマさん:2001/07/18(水) 00:45
>>113

「スターシップトゥルーパーズ」「家族の肖像」「サクリファイス」「時計仕掛けのオレンジ」
が簡単な映画? 奥がふかい作品じゃねぇか
見る目ないなぁお前

アイズワイドショット? 見てもないのがばればれだよ厨房君
117名無シネマさん:2001/07/18(水) 00:55
>>116
「そして人生はつづく」なんかも入っていることから、意図的に簡単でもない映画を
混ぜているものと思われ。意図は全く、分からないけど。
118名無シネマさん:2001/07/18(水) 02:46
「60セカンズ」

この作品の主題に関して、巷で喧喧諤諤の議論が
続出したことは識者の記憶に新しいと思うが、未だ
ある疑問点に着目した者を寡聞にして聞かない。

題名がなぜ「60セカンズ」(原題:GONE IN SIXTY SECONDS)なのか?
「61セカンズ」や「59セカンズ」ではどうしていけないのか?

リメイク元の「バニシング・イン・60」は、60秒以内に
車を盗む鮮やかさを前面に押し出した作品である。
登場人物達は、この「60秒」にこだわった仕事をしていた。
だが、本作の登場人物達は必ずしも「60秒」には拘らない。
バレずに盗めるなら良し、という考え方である。
どう見ても60秒以上かかってしまっていても、彼らは
満足しているのである。
つまり、題名とのパラドックスが発生しているのだ。

無論監督がこの点に気づかなかったはずがない。
パラドックスをあえて放置した理由はただ一つ、つまり監督は
「マターリいこうよ」ということを訴えたかったのである。

仕事はもちろん完璧にこなさなければならない。が、
仕事の出来よりも時間を優先するようでは充実感は
得られまい。
我々は日々の生活で常に時間に追われている。
そのために、何か大切な事を捨て去ってしまっているの
ではないか?
この作品は、観る者にそう問いかけ、わが身を省みることを
勧めているのである。


ちなみに、カーアクションシーンについては、
「仕事人間は街を混乱に陥れる」という意図だとみて
間違いなかろう。
119名無シネマさん:2001/07/18(水) 12:11
パールハーバーお願い。
120名無シネマさん:2001/07/18(水) 14:14
>>118
目のつけどころがスルドイ。
われわれも、せめてこのスレだけでもマターリといこうではないか。
121名無シネマさん:2001/07/18(水) 20:56
あげ
122名無シネマさん:2001/07/18(水) 20:58
>>118
ワラタ!!
12334:2001/07/19(木) 02:15
ズつながりで簡単な映画を嗅ぎ分けるという >>114 の目のつけどころは鋭いと言
わざるを得ず、多少の例外は考慮しても単語の末尾のズはひとをおバカの桃源郷
に誘う入口のひとつと認められ、そのことは「名無シネマさんズ」と口にしてみただ
けでIQが 20 ばかり下がる気がすることからも明らかであり、これに匹敵するのは
単語の最初のザ以外にはなく、例えば筆者が「ザ・34」と名乗った暁には、どこに出
しても恥ずかしいぐらいのおバカの烙印を押されてしまいそうなのだが、待て、お前
はおバカである前にお下劣なのではないかと言われれば、それを否定するほど頑
な心も持ち合わせてない人間としては、ああそうだよ、だからズの前にチャーリーだ
のエンジェルだの極めつけの軽薄な単語を組み合わせた題名を持つ映画で、割れ
た窓からぶら下がったドリュー・バリモアのロングショットに、本当にすっぽんぽんな
のか、すっぽんぽんだとしたら吹き替えではないのか、よく目を凝らせばオパーイ
のみならずまんこも見えるのではないかと身を乗り出した事実を告白せざるを得ず、
冷静に考えれば今のドリューが裸になったところで何の衝撃もないはずなのだが、
あくまで闇のロングショットで見えそうで見えないというところに、得難い儲けモノの
ような錯覚が惹き起こされるのであり、他の例を挙げれば『007/ロシアより愛を
こめて』でボンドがホテルに戻ったとたん、隣室で素早くベッドに潜り込む裸の影を
見たときの衝撃に似ているのだが、ドリュー宙づりのシーンには、仮にもし『ロシア
より…』を見てない者が見たとしても、少年の日に何かの間違いでヌードを目にし
てしまったときのような興奮を惹き起こす力があり、オッパイ・イン・クラシックムービ
ー・スレの住人の奇妙なこだわりをもたちどころに理解させてしまうのだが、このシ
ーンを語る上では、銃を向けられた絶体絶命の状況から宙づりという別の絶体絶
命の状況に一瞬にして移行し、その一瞬の間に裸になっているという展開の巧み
さをも見逃すわけにはいかず、またその脱げ方も着物の帯を解かれる町娘の如き
グルグルグル、ア〜レ〜……であったのかと思えば二重三重にも趣が深まり、解
かれた布地が命綱になっているという小道具の使い方の巧さにも開いた口がふさ
がらず、そう言えば裸のドリューが裏庭を逃げるとき開いた口がふさがらなかった
少年たちの姿こそが、かつて『スクリーン』誌の洋ピン紹介欄を胸を高鳴らせながら
見ていた筆者自身なのかも知れないと思えば、何やら甘酸っぱいものがこみ上げ
て来ても許して貰えるのではなかろうか。
124名無シネマさん:2001/07/19(木) 03:47
素晴らしい。
125名無シネマさん:2001/07/19(木) 04:00
みんな凄いなあ。
書き込む勇気が出んよ。
126名無シネマさん:2001/07/19(木) 04:16
ほんまよ
127名無シネマさん:2001/07/19(木) 04:28
難しく解説っていうよりも無駄に深読みしてるのが面白い
128ラスト・アクソンヒーロー:2001/07/19(木) 06:05
表向きは、映画好きの引き籠もり少年を通して現代ハリウッドの裏側を赤裸々に暴露した作品
という評価であるが、派手なアクションや陳腐なコメディに隠れてその真意を見失いがちだ。
この痛烈なメッセージに気付いた時、我々は自然と溢れ出る涙に戸惑いを隠せないだろう。
果たしてその真意とは一体なんなのであろうか?賢明な読者ならお気づきだろう。
それは、引き籠もりが発する電波は有害である、という一つの真理だ。
嘆かわしい事に、主役の青年はラストで現実の世界に戻ってしまうのだが、
彼を取り巻く環境は何一つ変化せず、より一層の電波を増長して開き直るという
背筋も凍るエンディングを迎えるのである。まるで救いようがないこのラストに
現代社会に巣くう様々な問題を投影してみた時、我々はこの映画の真意を知るのである。
129名無シネマさん:2001/07/19(木) 06:05
「ジュラシックパーク」

通常、この作品のテーマは「自然界の復讐」だと捉えられ
がちである。摂理に反して誕生させた恐竜が人間を襲う、
なるほど、自然を甘く見てはいけないのだな、と反省する。
だがしかし、「激突」や「ジョーズ」を撮ったあのサービス精神
旺盛なスピルバーグ監督が、この作品にたったそれだけしか
メッセージを込めていないはずがない。
むしろ裏に隠されたメッセージこそ、真に重要なものであろう。

隠されたメッセージへ辿り着くための鍵は、どこにあるか。
それは意外にも、全編通して画面上を所狭しと暴れまくっていたのだ。

その鍵は、主役の転化によって簡単に解き明かせる。
この作品の主役は人間ではなく、恐竜なのだと考えてみよう。
T・REXから見れば、人間はすべからくエサである。つまり、
食べるべきものである。なおかつ、トリケラトプスなどと違って
トゲも毒もなく、力も弱い上に足も遅く、一口サイズだから
あっさりと食べられる。
彼にとっては、人間は非常に手軽で魅力的な食物なのだ。

だが、彼はそんな人間を襲うときにも常に全力で立ち向かう。
ネズミを捕らえた猫が、ネズミを半殺しにして延々と弄ぶ所を
見た人もいるだろう。「遊び」はその生物の知能の高さを
象徴していると聞くが、T・REXも相当知能は高かったらしいにも
かかわらず、常に真剣にエサを追いかけているのである。

かつて監督が撮影した「激突」でのもう片方の主人公、トラックと
比較すると、その違いが明瞭になる。
あのトラックは、馬力が絶望的に劣る主人公の車を嬲りものに
して楽しんでいたが、最後には谷ぞこに転落、爆発炎上した。
ここに、十数年経て名声を得るまでの、監督自身の思考の
変遷を窺い知ることができる。

人間に相対する主役として登場したT・REX。
監督は、彼を人間たちよりも生き生きと描くことにより、我々に
「何事も真剣にやらなきゃダメだ」ということを実感させたかったのだ。
仕事も全力、食事も全力、セクースも全力、寝るのも全力。
そうして全てに全力でぶつかった者にのみ、王者の称号が
与えられるものなのだ、ということを肌身に感じて欲しかったに
違いない。
そう考えて観直すと、まるでスクリーンの向こうから
監督がニッコリ微笑んで「がんばれよ」と語りかけているような
気がしないか。

この作品には、映画界の王者であるスピルバーグ監督からの、
観客に対する熱いメッセージが込められていたのだ。
130128:2001/07/19(木) 06:19
うっ、本家の人(>>129)が同時刻に書き込みするとは…
おかげで俺の文章力の無さが浮き彫りになっちまったYO!(w
131129:2001/07/19(木) 06:35
>>130
オレはラスアクの真意(藁)は読みかねてたんで。
読んで思わずワラタよ。

ていうか、せっかくの面白いスレだから
みんなで遊んでゲラゲラ笑わにゃソンだよ。
132128:2001/07/19(木) 06:48
>>131
ああ、どうも(w しっかし、あんたはプロのライターかい?
映画秘宝あたりで働いてるとか?とにかく次作を期待してるYO!
133名無シネマさん:2001/07/19(木) 06:51
>>34
ファンです。
134名無シネマさん:2001/07/19(木) 06:59
おもしろすぎる!!!!!
135名無シネマさん:2001/07/19(木) 07:19
>>34
すぐに下ネタに持っていこうとするのは、自らの才能に対する照れのようなものか、
この思考力から言ってまっとうなサラリーマンをやっているかどうかは不明だが
シニカルを装ってもその内面の可愛いらしさをどうやっても隠せない所に読者は
非常な可笑しみを感じ、独りパソコンの前で苦笑し、気がつくとこのスレを探す
毎日に陥ってしまっている我を恥ずかしくも、「ふ、自分って可愛いな」と思う
今日この頃であった。
136名無シネマさん:2001/07/19(木) 16:25
「プレデター」

肉体派スターとして長年にわたり映画界に君臨してきたシュワルツェネッガーを
主役に起用した本作は、その魅力を最大限に生かした派手なアクションシーンが
見ものである。
これでもかとばかりにシュワルツェネッガーの躍動を凝縮したその内容は、
彼の代表作の1本としていつまでも人々の記憶に残るものだろう。

敵役である異星人、プレデターもやはり肉体派だ。
面構えは醜悪(終盤まで顔を見せないが)にして筋骨隆々(終盤まで姿を
現さないが)、その武器は地球のテクノロジーの数段上の物でありながら
優雅さは皆無で極めて残忍(終盤まで何だか判らないが)、まさに戦うために
生きている生物である。

アクションシーンではこの二人が対決するのだからその迫力は手に汗握る
どころの騒ぎではない。
劇場では、上映がクライマックスにまで及ぶやいなや感極まった観客達が
殴り合いを始め、獣のような咆哮と互いの血飛沫がそこら中で飛び交ったと
聞くがそれも無理からぬことなのか。

しかし実はこの作品、ド肝を抜くアクションの中に、非常に驚くべきペーソスが
盛り込まれている。

本作はいわばライバル対決ともいえる内容でありながら、両者は最後まで
絶対に固い友情などで結ばれない。
闘いに敗れたプレデターは、あろうことか巻き添え狙いで自爆までする始末で、
通常なら「お前もやるじゃねえか」などと呟いて(異星人だから何言ってるか
判らないだろうが)手を差し出しそうなものだが、自分の身を捨ててまでも
最後まで戦い抜くのだ。
ある意味、虚無感に襲われる結末である。

基本的に、観客が望むものを与えるのがエンターテインメントの本質で
あるが、ド級エンターテインメントの作品と思しき本作でなぜ最後に手を
握りあわなかったのか。
監督は意地悪で、「お前らにハッピーエンドなんざ見せねーヨ」とニタニタ
笑いながら撮影していたのだろうか。

- 続く -
137名無シネマさん:2001/07/19(木) 16:26
「プレデター」 (続き)


それは、彼(プレデター)が異星人であったためとしか考えられない。

おそらくこの異星人には、「戦い抜いた相手とは握手をする」というロジックが
存在しなかったのであろう。また、知能も技術も格下の相手には、尊敬の念も
沸かなかったのであろう。否、元々「尊敬」というロジックすらなかったかも
しれない。
殺すか死ぬか。この殺伐とした世界観は、一切の情を受け付けずに自滅を
もたらしたのである。異星人と地球人というパラダイムの決定的な違いが、
話の流れからするとあまりに悲惨なエンディングを迎えることになったと
言える。

同じ地球人同士ならどうなったか。
他の様々な作品を見れば判るように、自殺をも辞さない覚悟で相手を
殺そうとする事はあまりない。たとえ片方が死んだとしても、成り行きで
死んじゃった&相手には非がないのよ、というのが大体のエンター
テインメント作品の結末であり、「刺し違えてでもぶっ殺ス」のは相互に
相当の意識の違いがあった場合のみである。
例えばインディアンと騎兵隊。例えば日本人と朝鮮人。
例えば…白人と黒人。

ここまで読み進めて下さった人々は、筆者が何を伝えたいのか既に
理解されただろう。
そう、この作品自体が、人種の相違による不幸な出来事のメタファーで
あり、それに対する監督自身の悲痛な叫びなのである。
監督はこの作品で、互いの手を固く握り合って抱擁するエンディングを
「用意しなかった」のではない。「用意できなかった」のだ。

「プレデター」は、シュワルツェネッガーの代表作としても、またこの意味に
おいても、「ルーツ」と肩を並べて映画史上に残るべき類まれなる傑作の
一つである。
スクリーン上で演じられる火花を散らすアクションを観ながら、その事に
想いを馳せて密かに頬を濡らすのはあながち筆者のみではあるまい。

願わくば、劇場で殴りあっていた見知らぬ人々の間に、熱い友情が
芽生えていますように。

ちなみに「プレデター2」では、主役がマッチョでなかったり異星人が主役に
記念品を与えたりと、えらく違う内容になっているが、ここらへんに「前作は
ちょっと泣かせ系に走りすぎちゃったかナー」というお茶目な反省が見え隠れ
しちゃったりしてなかなか可愛らしい。
138名無シネマさん:2001/07/19(木) 16:56

長すぎる・・・。
139名無シネマさん:2001/07/19(木) 16:57
>>136-137
激しく同意。
140名無シネマさん:2001/07/19(木) 17:12
メタファーってよく聞くんですけど何なんですか?
141名無シネマさん:2001/07/19(木) 17:28
>>140
比喩・・・・・・・・・だよね?
自信が無いので下げ。
142名無シネマさん:2001/07/19(木) 17:30
暗喩
143名無シネマさん:2001/07/19(木) 17:34
比喩
144名無シネマさん:2001/07/19(木) 20:40
比喩、暗喩、隠喩どれでもOK。
145名無シネマさん:2001/07/19(木) 21:47
蓮實信者でお茶目の人ってあんまりいないね。
そういう点で、34=123は喜ばしいな。
146おもしろそうなんで参加します:2001/07/19(木) 21:49
パールハーバー。真珠湾攻撃を題材としたこのラブストーリー映画は
一見したところ、かなりの駄作に見える。陳腐で退屈なストーリー、
太平洋戦争の(特に日本に対する)間違った描写、アメリカを正義と
する二元論的なわかりやすい構図。
しかし実は、これらは制作者によって意図されたものなのである。
広告業界出身のブラッカイマーとベイはこれまでにも「ザ・ロック」
「アルマゲドン」で強いアメリカを印象づける合衆国のCMづくりを
行ってきた。今回のパールハーバーではその方針を受け継いだ上で
若干の方向修正を施し、青少年の情報教育の為にその才能を注いで
いるのである。
近年アメリカが青少年のメディア・リテラシー教育に力を入れている
ことは周知の事実であるが、このパール・ハーバーもその一環として
制作されたものであろう。
頭の空っぽな女の子を引きつけるべく、三流のソープドラマを前面に
押し出し、さらに男の子の欲求をも満足させる為に壮大な花火大会を
用意するマーケティングの周到さには脱帽する他ない。
こうして大勢の観客を動員しておきながら他のマスコミを通じて映画に
対する批判を行わせることにより、単一のメディアを簡単に信頼しては
ならないというメッセージを国民に伝えることに見事成功した製作陣の
手腕の見事さは評価されてしかるべきものである。
147146:2001/07/19(木) 21:52
ちゃんとメモ帳で推敲しながら書くべきだったかな...
ちょっとまとまりが悪いですね(汗
148名無シネマさん:2001/07/19(木) 22:12
>>34
もう34さん好きっ。面白すぎる。
性的な方向にいかないのをお願いしたいなあ。
でも殿方の楽しみを奪ふことになりますか。

「ロスト・イン・スペース」なんておバカな映画もあります。
解説お願いします。おバカ過ぎて嫌かしら。
149名無シネマさん:2001/07/19(木) 23:30
ageage
150名無シネマさん:2001/07/20(金) 00:28
オースティンパワーズは?
151あんぱんまん:2001/07/20(金) 00:44
自己犠牲と現代の日本のあり方を説く現代叙事詩
子供たちになんのためらいもなく自分の一部を差し出すアンパンマン
ワタシはこのシーンを見るたび涙を流さずに入られない
そして飛行物体すら操るバイキンマンに庵パンチという
駄洒落がつねに勝利を収めるこの展開にこそ製作者の思想が垣間見れる
現代は科学の社会である
人間の心が失われつつある現代に笑いというまさに心の象徴たるもの武器とし
科学に立ち向かう彼こそ現代のメシア
一時アンパンとシャブおじさんと麻薬賛歌だと非難を浴びたこの作品だが
じつは心暖かい製作者の現代の人間に対する贈り物であるように
ワタシは思えてならないのだ
152名無シネマさん:2001/07/20(金) 01:07
「カリオストロの城」
このアニメ映画は普通に考えるとクラリスという美少女とカリオストロ公国の
秘宝を巡ってルパンと伯爵が争うという話だが、実は本当のストーリーは
そうではない。
ズバリ言おうこの映画のテーマはホモ礼賛である。
それがどこから分るかといえばズバリ男のキャラクター達を観察することだ。
この映画の男性登場人物に共通する事があるのにお気づきだろうか?
そうなのだ皆独身という事である。
ルパン、次元、五右衛門の三人はもちろん、銭形、伯爵に至るまで総て独り者
なのである。
さらには伯爵の従者ジョドー、衛士長グスタフも多分そうだろう。
埼玉県警の連中も誰一人女房に電話するシーンが無いから多分同じであろう。
風来坊のルパン一味ならともかく結構な歳の中年男どもがそろって独身と
いうのは明かな製作者の意図が介在するからに他なるまい。
しかし、伯爵は有名な女ッたらしのはずでは?
良く考えてみて欲しい。
漁色家のはずの伯爵ならメイドその他に片端から手を付け妾にするはずである。
何より峰不二子のようなグラマーな美女、クラリスのような絶世の美少女を
目の前にしながら、指一本ふれずカリオストロ家の指輪の行方ばかり気にする
そんな女たらしがいるだろうか?
伯爵はセリフの中でその事をほのめかしてさえいるのだ。
「カリオストロ家の呪われた血」とはズバリ同性愛の事である。
となると、伯爵とジョドーの仲も単純に主人と従者というものではなく、同性愛
の関係といえるだろう。
さらにはグスタフも伯爵の恋人の独りと考えるのが自然といえよう。
クラリスがおじいさんと呼ぶ庭師もあの歳で独りらしいので当然ホモである。
ルパン一味は完全に肉体関係でも結ばれている<同志>である。
銭形も(警官と軍隊に同性愛が多いのは周知の事実だ)ホモ。
その部下たちともホモである。
清純な乙女をはさんで正義のホモ軍団と悪のホモ軍団が戦う、それがこの物語
の基本的な構図である。
ラストシーンでは悪のホモが滅び正義のホモは勝利し、隠されていたローマ遺跡
が現れる。
このシーンの意味は?
ローマはキリスト教以前のホモ花盛りの文化である、つまり中世以来の宗教的道徳
を断ち切りローマ的同性愛を、というメッセージに他ならないのだ。
なぜ監督がかくも異常なホモ礼賛を行ったかといえばズバリクラリスの処女性
をあくまでも保ちたかったからだ。
もしホモでなければスケベな中年男に蹂躙されてしまったにちがいない。
それこそ宮崎には耐えがたかったに違いない。
しかし、作家の良心としてストーリー展開を不自然に捩じ曲げることも、
許されない。
さてどうするか?結果コロンブスの卵として登場人物全員がホモという異様
な映画が出来あがったのであろう。
ちなみに司教も当然、カトリックの僧侶であるからしてホモである。
まさにホモづくしの映画といえよう。
153名無シネマさん:2001/07/20(金) 01:13
(・∀・)(・∀・)ホーモ! イイ!
154F-20 KUZEN:2001/07/20(金) 10:39
「キッズリターン」
最後に2人が校庭を自転車で回る幻想的シーン
ここでよく見てもらいたいのが教師の髪である
あまりのも老けすぎてるのである
つまりこのシーンは時間関係があいまいになってるのがわかる
それに気がついたときこのシーンはすでにこの世でないことが理解できる
つまり2人とも死んでいたのである
しかしまだ終わっていないと言う2人の会話
これは転生を意味しそれ以後の壮大なストーリーをにおわせている
155名無シネマさん:2001/07/20(金) 10:47
>>152
オモシローイ!
盛り上がってきたね
156名無シネマさん:2001/07/20(金) 13:40
ジャッキーチェーンが出てる映画でお願いします。
157名無シネマさん:2001/07/20(金) 14:19
「MOON 44」というSF映画をご存知だろうか。あのローランド=エメリッヒの西ドイツ時代の作品である。この作品を単なるパクリ映画と侮ってはいけない。
実はこの作品こそ、ハリウッドを含めた現在の娯楽映画の傾向を予見した作品なのである。
エイリアン風の宇宙船内部や、ブレードランナー的未来都市像、セットの柱までそっくりだが、これはつまりスティーヴン=ソマーズやジョナサン=モストゥなどの「過去の傑作への愛情だけを糧にした、底無しに前向きな模倣故に、それはもはや賛辞を越えた『賛歌』となっているようなサンプリング世代」の出現を予期していたのである。
それ故に、マイケル=パレの眠そうな視線や、もはや半端にB級スターなマルコム=マクダウェル、自分が不細工であることに気付いていないディーン=デブリンなど、キャスティングはあくまでも適当に済ませているのである。
当然アクションはこの作品の趣旨ではないので、あくまでも模型であることを主張する、一貫した姿勢で圧倒する。
エメリッヒ&デブリンやペーターゼンなどの米国映画を偏愛する娯楽監督が、揃って活動の中心を米国に移したのは、明かにドイツ国内に増えつつある(必ずしもネオナチだけを中心としない)過激な右翼勢力の影響である。
エメリッヒはそれへの反発を体現するために、「ID4」や「パトリオット」などの過剰に「愛国的なアメリカ映画」を作り続けたのであり、それは決して単に一般受けを狙ったものではない。
また「パトリオット」の愛国的な主人公が何故かオーストラリア出身のメル=ギブソンであることも、英連邦である豪国の過剰な反米主義に反発して「マッドマックス」に主演した彼と、共通の心理を感じたからであろう。
記念すべきシドニー・オリンピックの開会式に、ポール=ホーガンや「プリシラ」のバスなどが登場するなか、メル=ギブソンがマッドマックスの格好で出てこなかったのは、そのような反発精神があったからである。
158名無シネマさん:2001/07/20(金) 14:28
「いとこのビニ―」難しく語って。「エーズベンチェラ」もお願いします
1591:2001/07/20(金) 16:34
お願い君うざい
160名無シネマさん:2001/07/20(金) 21:39
34さんマンセー
161名無シネマさん:2001/07/20(金) 22:04
「おつむてんてんクリニック」はラスト付近の展開こそコメディですが、
作品全体の根底には、知的なユーモアを湛えた、極めて高度な哲学ドラマを
感じます。
少なくとも私は、ハートウォーミングな人間ドラマへと展開してゆくと
予想していました。
それが、予想に大きく反し、コミカルかつブラックなラストへと収束して行きました。
このラストで、監督は一体何を伝えたかったのでしょうか?
162名無シネマさん:2001/07/20(金) 22:43
『100万$の人魚』なんかどうでしょう?語りようがなさそう…。
16334:2001/07/21(土) 02:12
本来世間の目を盗んで目立たぬように行動すべきはずのスパイという人種が、映
画において派手に立ち回るようになったのは、何が最初かはさておき007シリー
ズのせいであるが、その007に影響を受けた電撃フリントに影響を受けた『オース
ティン・パワーズ』になると、もはや人気スターなみの扱いで、冒頭、東京モード学
院のテーマに乗って女性ファンに追いかけられてたりもするわけだが、この「隠れて
いるべきモノが目立ってしまって女性の興奮を誘う」という現象自体、肉体の一部
分の「何か」を想起せざるを得ず、それが何かは口に出すのは控えるとして、主役
のマイク・マイヤーズが敵役をも演じ、その敵役の頭部がイムホテップやダイハー
ド男の「何か」の形状に似た頭をしているのはとりたてて驚くに値せず、むしろ、そ
の「何か」が悪役ではハゲでヒーローとしてはズラという一点に注目すべきで、それ
こそがこの一見おふざけめいた映画に込められた真摯なメッセージであり、つまり、
「何か」がむき出しになってる状態は悪なんですよ、かぶりものをしたときに初めて
正義になるんですよ、そうじゃないと赤ちゃんができちゃいますよ、という若い世代
への警告に他ならず、実際ハゲの方は第二作で赤ちゃんを思わせるチビも登場し
たではないかと指摘するのは当然の成り行きだが、同時に007シリーズ初期の時
点でズラによって『オースティン・パワーズ』の出現を予告していたショーン・コネリ
ーという男優の先見性に感服せざるを得ず、彼の「何か」は今でも元気なんだろう
なと思いつつ、なぜいつもはもっと露骨な言葉で書き記す筆者が「何か」などと不自
然に隠しているのかと言うと、>>148 嬢への気遣いもあるのだが、実のところ『オー
スティン・パワーズ』で筆者が最も気に入った「不自然に隠し続ける」シーンへのオ
マージュに他ならず、これ以上続けると「何か」の名称を口に出してしまいそうで、
「口に出す」と言えば……と続けるとますますドツボにはまりそうなので、今日はこ
のくらいにしておこう。
164名無シネマさん:2001/07/21(土) 07:30
オースティンパワーズは、
そうゆ映画だったんだ・・・
もっと真剣に見ておくべきだった!
165名無シネマさん:2001/07/21(土) 08:25
やっぱりイムホテップでしょう。34氏のイチオシは。
166私が代わりに言う:2001/07/21(土) 09:49
>>163
ティムポ&校内写生
167名無シネマさん:2001/07/21(土) 12:17
ティムホテップあげ
168148:2001/07/21(土) 12:41

>>34さん、お気遣い恐れ入ります。ってやっぱり性的な方向
じゃないか。
まあ、「オースティン・パワーズ」自体、おバカ・お下劣ですもんね。
次回からは男性読者の方々のために、どうぞ「露骨な言葉で書き記」
して下さいね。私が上手に避ければよいのですから。
169日曜洋画劇場(ザ・93):2001/07/21(土) 16:49
ハイみなさん今晩は、またお会いしました、淀川でございます。マーすごいですね。
このクソ暑いなか、みなさんよくもそんな涼しい顔して難しいことスラスラ書ける
もんですなあ。びっくりしますね。わたしもあずきアイス吹き出させて喜んでる場
合じゃありません。「淀川、おまえのはちっとも難しくないから趣旨ちがう」云わ
れたらかないませんから、今日はちょっと難しいこと云いますよ、覚悟しときなさ
いよ。
サァ今日の映画、「インビジブル」ですね。「インビジブル」、なんでしょう、
「インビジブル」、相当むずかしいね、これ。さあ、目に見えない、透明ですね。
いったいなんでしょう。ハイこの映画、わたしの最も愛する俳優が出ております。
ケビン・ベーコン、いいですねえ。この人、鼻がちょっと上向いてますね。わた
し、この人と一緒にお風呂はいったことありますけれど、あっちの方もやっぱり
上向いとりました。・・まあいやらしいなあ、なに考えてるんでしょう、この人は。
さぁそういうわけで、このケビン・ベーコン、なんと今回は透明人間なんですね。
こわいですねえ。でもめがねかけると見えるんですね、透明だけども、めがねか
けたら見える。なんやしらん、体温で見えるんですね。サァ、透明人間は服着と
りませんね。すっぽんぽんなんですね。みなさん、よく御覧なさいよ、真ん中へ
んに、なんやブラブラしとります。まーすごいですね。近頃はこういうものが映
画で見れるようになってきた。はい、えらい時代になってきました。
「ブギー・ナイツ」、みなさん御覧になりましたか、あの映画でもなんやしらん、
でっかいのがブラブラしとりました。まだありますね、「シンドラーのリスト」、
これはすごいですよ、わたしこの間ちょっとスピルバーグの悪口いいましたけど、
「シンドラーのリスト」はすごかった。お風呂で見せなかったぶん、一気に見せ
ましたね、スピルバーグ。まあなんでしょう、おちんちんのオンパレードですね。
はい、わたしは誰かさんと違って遠慮なく云わせてもらいますよ。
サァ、そういうわけで、こうした映画に登場するおちんちんがすべてブラブラし
たおちんちんであることに、みなさんはもうお気づきのことと思いますが、
ジャック・リベットの「美しき諍い女」以降、もっと遡って宮沢りえの「サンタ
フェ」以降と云うべきか、かつての禁酒法解禁を思わせるあっけらかんとした
あっけなさで陰毛を見せることが禁忌ではなくなってしまったこの国の制度、と
云うよりも国際的な暗黙の了解として、それでもなお勃起した男根をスクリーン
に提示することがタブーであることが、これらのおちんちんを強制的にブラブラ
させているわけでは些かもなく、かといってエレクトした状態が映っていないゆ
えにかのおちんちんたちは不能であると決めつけるのも時期尚早というものであ
り、それでは何故おちんちんは必ずブラブラしているのかということが問題にな
るわけだが、仮にこれらおちんちんズは誰から強制されたわけでなく積極的にブ
ラブラしているのだという見地に立ってみれば、そこには118氏が「60セカンズ」
論においていみじくも指摘した「マターリいこうよ」というメッセージが読み取
れるわけですね、ハイ、そういうわけで、・・・ハァ、ふう、わたしも難しいこと
云わなならんと思てますから、いつのまにかニセ伯爵みたいな喋りかたになって
しまいましたけど、これはキツいですなぁ、かないませんね、そういうわけで今
日は「インビジブル」ですけども、みなさんご自分でDVD買って見て下さいね。
それではまたお会いしましょう、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
170名無シネマさん:2001/07/21(土) 17:35
>>169
ワラタ !!
ブラブラあげ
171名無シネマさん:2001/07/21(土) 17:47
>>169
上手い!
このスレ面白すぎ。
172名無シネマさん:2001/07/21(土) 18:31
「ドクター・ドリトル」

近々パート2も公開される、エディ・マーフィー主演の人気作。
仕事人間である医者が突如動物と会話できるようになってしまい、
すったもんだのあげく家族と仲直りする映画である。
というとかなり端折った解説だが前回の反省も踏まえて今度は短く
まとめますのでご容赦の程を。

動物と会話できる、というのはいわば超能力である。超能力と
言われてすぐ思いつくのはサイコキネシスやテレポーテーション
であるが、これは動物がグチグチとグチをこぼすのを聞ける
超能力なのであまり嬉しくない。おまけに、超能力の類は
信用しちゃいけませんというのが世間の常識である。
主人公もやはり、周りに誤解されて追い込まれてゆくのだが、
トラの脳腫瘍手術という「能力の証明」によって最終的には
理解される。
だがこれで、ああよかった、などと安心してはいけない。
監督はこの結末で、冷酷な現実を逆説的に証明してみせたのだ。

架空の存在や現象を扱った作品の内容は、実際の現実における苦悩を
オブラートに包んだものであることが多い。結末を現実と正反対に
することで、観る者にやんわりと訴えかけるのである。
つまり、現実にこんな人間がいれば、最後まで周囲に理解されずに
ノタレ死ぬのがオチである、ということだ。現実では、いかに優れた
能力があっても、否、むしろその能力が優れていればいるほど、
周囲は冷酷な扱いをするのである。
本作では、主人公は能力を証明して周りに受け入れられた。
ギリアムなら、それでも精神病院に送られるエンディングを
用意するところだろう。

結局、監督はこの作品で何を伝えたかったのか。
彼は現実を変えたかったのである。「まず信頼しようよ」と、
人の間の基本に存在する疑念を払拭し、信頼を土台とする豊穣な
社会を築き上げるべきだ、と。
スクリーン上で動物とおしゃべりをする医者の姿を見ながら私は、
現実社会の過酷さを背筋に感じて思わず震え上がるのである。
173名無シネマさん:2001/07/22(日) 01:14
007シリーズお願いします。
特に「ダイアモンドは永遠に」、
「黄金銃を持つ男」あたり、
おバカ度が高いと思いますが、
どうでしょう。
174名無シネマさん:2001/07/22(日) 01:22
ロッキー・ホラー・ショー
ショー・ガール
ガール・ファイト
ファイト・クラブ
ブラック・レイン
レイン・メーカー
カーメル市の元市長
お願いします。
175名無シネマさん:2001/07/22(日) 01:33
マスク
ケーブル・ガイ
ライアー・ライアー
マン・オン・ザ・ムーン
宜しくお願いします。
176名無シネマさん:2001/07/22(日) 06:30
34の方にゴールデン洋画劇場の解説者になってもらいたい。
177名無シネマさん:2001/07/22(日) 10:06
おもしろage
178名無シネマさん:2001/07/22(日) 16:16
極限的な恐怖に包囲された状況下にあっては人間誰しも思考機能は麻痺し、
ただ恐怖に身をゆだねる。といった普遍的なテーマを実にナチュラルな
視点で追求したアタックオブザキラートマトを20世紀を再考するテキスト
として、用いてみたい。

全編を通して悪役として登場するトマトには、実は悪意が無い。
悪意を持ってトマトと接しているのは他ならぬ人間であり、ラストにはトマト
でさえも成さなかった悲劇的な報復によって、その悪意を私達観衆に見せつけ
ているのである。何故これほどまでに、人間の、たかだか野菜に対する憎悪を
見なければならないのだろう?と多くの人は戸惑うことだろう。しかし、野菜
=自然としてとらまえた時にその疑問は一瞬にして解けるはずである。
往々にして、人間は大いなる存在の自然に対して単純に尊敬、または畏怖の念
を持っているにも関わらず、無駄に戦いを挑みがちである。そしてその戦いは
現在までのところ、人間が自然を手なずけているかのようにも感じられるが、
果たしてその成果は、我々が真に望んでいたようなユートピアを手にいれられ
たのであろうか?
答えはノーである。この映画の真のラストである最後のカットを見れば、一目
瞭然である。我々は戦いを挑む前と同様の感覚を永遠に持ち続けるのである。
そして、その恐怖を打破するファクターとして、人間の知性を目から鱗が落ち
たようなアイディアで表現しているが、それもまた人間の奢りを戒めようとい
う制作者側からのメッセージなのである。
こういった堂々巡り的な問題をかかえた20世紀に、あえて道化を振る舞いな
がらも、アタックオブザキラートマトは人間が冒してきた過ちに、対する強烈
なテーゼであるとしか言い様がないのである。
179名無シネマさん :2001/07/22(日) 22:04
よ〜しがんばれage
180名無シネマさん:2001/07/22(日) 22:29
優良スレにつきage
181名無シネマさん:2001/07/22(日) 22:42
↑同意age
182名無シネマさん:2001/07/23(月) 00:44
ホントにそういう映画だったんじゃねえか?って思えてくる(笑)
183名無シネマさん:2001/07/23(月) 10:42
アホ映画の新しい楽しみ方だな…ドリル観たくなってきた…
184名無シネマさん:2001/07/23(月) 12:14
押井守の作品誰かお願い!
「簡単な映画じゃないじゃないか!」
というつっこみは入ると思いますが、
見当違いの深読みを期待して、敢えて希望します。
185名無シネマさん:2001/07/23(月) 18:45
age
186名無シネマさん:2001/07/23(月) 19:21
そろそろハムナプトラお願いします。
187名無シネマさん:2001/07/23(月) 22:20
age
188名無シネマさん :2001/07/23(月) 23:10
今回は、国家権力の狡猾さについて見事なまでの暗喩で表現しつくしたマスク
について語ってみたい。

そもそも筆者がこの事実を解くきっかけとなったのは、主人公が、銀行強盗や
、たいして罪もない人々に対する残虐極まりない暴行を行った事などの状況証
拠を明らかに握っていながらも、彼を釈放した警察に対して疑問をもったこと
に始まる。
主人公は、木製の(ようにみえる)マスクを拾い、それをつけることによって、
いつもは隠していた違う自分(ストーリー中の学者の意見でいえば、もう一人
の自分)になることを知る。ということからこのストーリーは展開する。しか
し果たしてマスクをつけたからといって、屈強な男達を相手にケンカをしてみ
たり、ミュージカルばりのダンスが踊れるようになるのだろうか?筆者は、こ
の主人公かなりの特訓をしていたのではないか?と睨んでいる。そこで、その
実力を知った警察は、彼になんらかの覚醒効果をもたらすマスクをつけさせ、
キャメロンディアスをエサにして、普段からやっかいに感じていた組織を崩壊
させようと考えたのではあるまいか?と仮定してみたい。当初、主人公を捕ら
えた刑事は、その事実をなんら知らされなかったに違いあるまい。そうでもな
ければ脱獄まで犯した彼をそうやすやすとは無罪という結果に終わらせないだ
ろう。
そこで最後まで疑問だったのは、誰が主人公のその恐るべきパワーを警察に知
らせたのだろうか?ということだった。しかし、皆さんよく思い出して欲しい。
警察にとってこの事件唯一の物的証拠であるマスクを誰が最後に手にしたか?
御覧になってない方には申し訳ないので詳しくは差し引かせて頂くが、やはり、
物語の始めから主人公の近くにいたのである。
この結論を皆さんがどのように解釈するかはおまかせするが、素晴らしい作品
であるということだけは、間違いのない事実である。
189名無シネマさん:2001/07/24(火) 07:04
「ワールド・イズ・ノット・イナフ」

007シリーズの最新作。
ここ数年来におよぶ映画の邦題のテケトーなつけられ方も、ついに
ここに極まれリというかいきなり「イナフ」とカタカナで書かれても
ハテ何の単語だイナフってとなるから英語の邦題にするにしても
何か言い換えろよと思うがそれはさておき。

本シリーズはテーマの単純明快さに加えてド派手なアクションシーンと
主人公ボンドの男前ぶり、そしてボンドガール達のセクシーさがウリと
なっている。本作もそれらをしっかりと踏まえた作りであるにもかかわらず、
今回は従来のそれとかなり毛色が異なるため、ちょっと戸惑われた方々も
おられよう。
それはひとえに監督の表現手法の違いによるものであるのだが、ここで
非常に気づき難い、だがそれがために従来作と本作が一線を画して
しまった原因ともいえる、裏のテーマの存在を明らかにしよう。

「本作は老人問題を扱っている」と言われると驚かれるかもしれない。
だが、それは作品の随所に、それとなく顔を覗かせては我々を悩ませている。
明快なところでは、MI6の秘密兵器開発者が老齢のために世代交代をすると
いう演出があり、MI6の総指令者(「Q」だったか?)も、老齢のためか
それとも老いて女の性に抗えなくなったのか、トップにあるまじき
判断ミスを犯す。また、ロシア軍がカネとコネで敵側に加担している姿も、
かつての鋼の帝国のなれの果てを思わせる。これらはすべて、観る者に
「寄る年波には勝てぬ」という言葉を連想させる。
これは、本シリーズの根源の精神である「若さ」と全く相反するテーマで
あるのだが、監督はなぜ作品内に相互に矛盾するテーマを盛り込んだのか。
一体、何が目的でこのような作りにしたのか。

サザエさんのようなある意味で「時間」が存在しない世界に「時間」を
持ち込んだ理由はただ一つ。
監督は、007シリーズの破壊と再生を行ったのである。

かつては、大仰な舞台の上で大活躍する一流スパイの姿に観客は酔いしれた。
007役の俳優にしても、若くてカッコよければ誰でも構わなかったとも
いえる。しかし、最早そのような大味な設定では観客も喜ばなくなりつつ
あることに彼は気づいたに違いない。
ダイナミックさに加えてより緻密な舞台設定を望まれる昨今の風潮のために、
従来と同じ作りをしていてはとてもウケないと彼は悟ったのである。
ここに至り007シリーズはついに、本当の意味での「現実への回帰」を
辿り始めたのだ。

おそらく今後の007シリーズは、ますますリアルな舞台設定へと変化
してゆくだろう。飢餓政策の限界に達した北朝鮮が南進するのを阻止する
とか、イスラエルとパレスチナの和平交渉を妨害する急進派ゲリラを
殲滅するとか。
それと同時に、俳優のピアース・ブロスナンを今後もずっと、それこそ
年くって死ぬまで主役として起用し、彼の年齢に相応しいリアルな設定や
演出を行ってゆくだろう。ひょっとしたら我々はあと数十年後には、
老齢のためにボケて任務を忘れたり銃を逆さまに構えてカッコつけたりする
007を観ることができるかもしれない。秘密兵器開発者が「おじいちゃん、
このボタンを押したら毒ガスが吹き出しますよ」と説明してる端からいきなり
ボタンを押して悶絶したりするのだ。

超絶ヒーローから親しめる庶民派へ。
本作は、007シリーズの重大な転機となった作品として、映画の歴史に
永くその名を留めることになるだろう。
190名無シネマさん:2001/07/24(火) 19:11
age
191名無シネマさん:2001/07/24(火) 19:26
だからさあ、難しいのダメなんだよ、オレ。
だれか、「難しい理屈をつけて評価されている映画をカンタンに解説する」という
スレをつくってくれよ。

たとえば、タイタニック。「壮大なるババァの昔話」…とかさ。
192ZEROES:2001/07/24(火) 19:33
193名無シネマさん:2001/07/24(火) 20:48
タランティーノがゲスト出演してて、トップガンは、本当はゲイの映画だって
ことを力説しまくってる映画、何だっけ?
タイトル忘れたけど、ワジワラタ
194名無シネマさん:2001/07/24(火) 20:53
かなり先の話になりそうだけど、ここのパート2を立てるときは
「難解な映画を簡単に」スレへのリンクを張ってくだ。>>1
195 :2001/07/24(火) 22:05
>>172
今日ドクター・ドリトル見ました。
なるほどそーゆー映画でした。
196名無シネマさん:2001/07/24(火) 22:34
age
197名無シネマさん:2001/07/25(水) 05:18
>>195
どもありがと、ありがと。
と言いつつも、実はしっかり納得されてしまったら負けであるような気が
するのはあながち私のみではあるまい。何に対しての負けか、といえば
マイポリシー及び34氏(w

笑いを誘う素っ頓狂な解説って、ほんとムズかしいね。
198名無シネマさん:2001/07/25(水) 09:21
あげ
199名無シネマさん:2001/07/25(水) 09:46
バットマン・シリーズ
マーズ・アタック
エド・ウッド
シザー・ハンズ
スリーピー・ホロー
その他ティム・バートン関連作品、
御願ひ奉りまする。
200200:2001/07/25(水) 10:38
200!
201名無シネマさん:2001/07/25(水) 13:17
フロム・ダスク・ティル・ドーン
ドーン・オブ・ザ・デッド
デッドマン
マンハッタン殺人ミステリー
ミステリー・トレイン
レインマン
マンセー・ウリナラ
お願いします。
202名無シネマさん:2001/07/25(水) 16:48
193の映画はスリープ・ウィズ・ミ―です
あれは面白い 隠れた名作
難しく解説してくれる人?
203日曜洋画劇場:2001/07/25(水) 17:17
ハイみなさん、ご機嫌いかがですか、淀川でございます。
さぁ今夜は話が長くなりそうですから、最初から飛ばしていきますよ、
ついて来てくださいよ。
はい、今夜の映画、「マーズ・アタック!」、ハイこれなんでしょう。
火星人襲来ですね、火星人が地球に襲いかかってくるんですね。地球人のほうでは、
最初平和の使者や思うてますから、なかなか手ださないんですね。それをいいことに
火星人はやりたい放題大暴れするんですね。
サァこの火星人、なにが気に入らなくてそんな大暴れするのか。なんの目的で
地球人殺しまくるのか。ハイ、実は火星人の体に秘密があるんですね。地球の学者が
火星人の死体を解剖します。そしたらなんとこの火星人、お股になんにもついてない
んですね。おちんちんもマソコもなんにもついてない。それにもかかわらず火星人、
パンツ穿いとります。なんにも隠すものがないのにパンツ穿いとるんですね。
ハァ、ちょっとこれ不思議ですね。おつむの中身がどうなっとるのか見てみたい。
はい、ところが見えるんですね、これが。この火星人、しわしわのでっかい脳みそが
むき出しになっとります。サァこの脳みそ、なにかに似てませんか? ハイ、もう
おわかりですね、肥大した睾丸以外のなにものでもありませんね。さあこの金玉頭の
火星人、地球人を捕まえてなにをするか。地球人をさらってどうするか。
首をちょん切りますね。コワイなあ。首をちょん切って仔犬の胴体にくっつけたり
しますね。はい、この首をちょん切る云うこと、精神分析では去勢不安云いますね。
去勢と云いますと、金玉つぶすことかと思たら、精神分析では棒をちょん切ること
なんですね。どうやらこの火星人、自分がセクースできないものだから、セクース
できる地球人をやっかんどるんですね。まあいやらしいね。
さあ火星人の円盤、すごいですね。この円盤が地球の建物を破壊していきますね。
ワシントンの、なんやしらん記念碑みたいな白い塔ありますね。ラスベガスの、
先っちょが丸くなった高層ビル。ハイこれみんなそそり立った男根ですね。
そういう建物を、円盤は根元から壊していくんですね。はい、こうなると事態は
もはや明らかですね。火星人は地球人のおちんちんをちょん切りに来た。
さあ大変だ。いったいどうすればいいのか。
ハイ、火星人には弱点があります。ひとつだけある。いったいなんでしょう。
はいこれ、実はヨーデルなんですね。ヨーデルのレコード聞かすとどうなるか。
金玉頭がはじけ飛びますね。サァ、去勢しにきた火星人が逆に去勢されて
しまった。ハァ、でもなんでですかね。トム・ジョーンズの歌は平気だった
火星人、なぜヨーデルに弱いのか。ヨーデル云いますと裏声ですね。火星人、
この裏声に弱かった。裏声云うとオカマですね。ようするに火星人はオカマが
苦手なんですね。オカマ・パワーが地球を救う。ハイみなさんも、火星人に
誘拐されたくなかったら、是非オカマになって下さいね。え? 「淀川、
おまえはやっぱりホモか」? マァあなた、可愛い顔してよくもそんなこと
抜かしますなぁ。決してそんなことありませんよ。
ですからみなさん、映画板の背景には、是非ともこの淀川を選んでくださいよ。
それではまた来週お会いしましょう、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
204淀長降臨:2001/07/25(水) 17:56
↑ワタシみたいな人が出てきたねー、コワイねー。
でも、どうぞご自由にやってチョウダイネー。

それでは、『サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!』
205名無シネマさん:2001/07/25(水) 19:04
>>203
またまたサイコーです。
206:2001/07/25(水) 19:12
これお願い
あれお願い
この映画お願いします
お願い君うざ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い
207名無シネマさん:2001/07/25(水) 19:19
>>206
解説する側から見ると
お願いクンのお願いは
それなりに参考になる
全部解説する必要ない
んだしいいんでない?
208遅せーよ!:2001/07/25(水) 19:38
>>166
なるほどそーゆーことか、いまわかった!
209淀川はこっちのがおもしろい:2001/07/25(水) 22:17
24 名前:淀川長治 投稿日:2001/06/06(水) 14:18
はい皆さん今晩は、今夜の映画はねえ、「エイリアン3」凄いなーこの映画はねー宇宙の話刑務所、悪い人が沢山入っている星に主人公が流れ着くんですねーそこで一緒にエイリアン、怖いなー変な黒い化け物みたいな生き物が、ワンちゃんの中から出て来るんですねー凄い凄いエイリアン追っかける追っかける追っかける、逃げる逃げる逃げる逃げる追っかける追っかける凄いなー
210名無シネマさん:2001/07/26(木) 01:02
「ゼイリブ」

これを語らずしてB級映画を語るなかれ、とまで言われる
かどうかは定かではないが、ともかくアイデアが秀逸なSF映画。
「宇宙家族カールビンソン」でもこれのパロディ編があったように、
一部ファンからの熱狂的支持を得た作品でもある。

内容は、地球人に化けた宇宙人が多数潜入して地球征服を目論んで
いるのを主人公たちが気づき、その邪悪な野望を阻止するために
立ち上がる、というもの。もうどうしようもないほど判りやすい。
見どころも多数あり、何気なく見るとかなり楽しめる作りだ。
何も考えずに見るべき映画ともいえる。

だがしかし。
作品の構成を紐解いてみると、複雑に織り込まれた物語の奥に奇妙な
意識が息を潜めて存在している。普通に見れば気づくことはないが
それは、この作品が何を意図して作られたかという、いわば真の物語
なのである。

繊細な織物のように思えるこの物語にも実は、まるで監督が「気づけよ
お前ら」と言いたいがために放置したようなほころびが、ただ一点
存在している。どこかといえばまさに最後も最後、スタッフロール直前に
映る僅か数秒のシーンがそれである。そう、あろうことか人間と宇宙人が
セクースしているシーンなのである。
一体これが何を意味しているかといえば、顔を除いた姿かたちは人間と
同じである上に、この宇宙人はDNAレベルでも人間とかなり似た生物
かもしれない、ということだ。
作品では語られていないが、人間と宇宙人の混血児が既に存在する
可能性もある。そう考えると、この宇宙人と地球人、生物学的には
大騒ぎするほどの違いはなく、白人と黒人程度の差異しかないかも
しれないのだ。

ここまで紐解いてみると、突如この物語の内容がガラリと変化するのに
気づかれただろうか。
彼らは邪悪な侵略者ではなく、実は移民してきた勤勉な隣人だった
のかもしれないのである。ただ、そのままの姿ではあまりのグロテスクさ
に地球人がビックリして皆殺しにされてしまうので、本当の姿を隠して
いたのだ(実際、本当の姿を知った主人公達は皆殺しを図っているでは
ないか)。
姿を隠し、ひっそりと且つコツコツまじめに働いてそれ相応の身分に
まで成り上がり、ようやっと安住の地が見つかったと喜んでいたで
あろう彼らは、主人公たちの暴力により足元を掬われる。殺されないに
しても全員地球から追い出されるのはほぼ確実だろう。
実は、被害者は地球人ではなく、彼ら宇宙人だったのである。

主人公たちは、見た目を過信して過ちを犯した。
そして我々もまた監督の手腕により、見た目の映像だけを過信して
誤った判断を下してしまうのである。
この作品は、そのような痛烈な批判精神が根底に存在している。
とてもB級の範疇では収まらない傑作であるといえよう。

最後に、「では広告に埋め込まれていた『服従せよ』などのメッセージは
どういうことだ?」という疑問が沸き起こった方々にお答えしよう。
彼らは勤勉なのである。つまりあれは豆単であって、道すがらでも
地球の言葉を勉強できるよう配慮していたのだ。
211名無シネマさん:2001/07/26(木) 01:39
豆単age
212名無シネマさん:2001/07/26(木) 01:40

(・∀・)ココイイ!!


http://kame.tadaima.com/2ch/
213名無シネマさん:2001/07/26(木) 11:13
沈んでるな
214シド:2001/07/26(木) 18:22
どんな作品だい? ジャンルは? 恋愛物とか何とかは関係ない
真のテーマを聞いてるんだ そこだよ 脚本作りとは破壊だ
大々的な破壊だよ ハリーウド史上最高の脚本は何だと思う?
”スリープ・ウィズ・ミー”だ ”スリープ・ウィズ・ミー”はスゴい
三角関係の話と思うだろ? ほんとは椅子取りゲームの物語だ
あれはそゆ話さ あのジョセフ 彼は車の椅子から降りる
一方フランクたちは椅子に座って ジョセフに”プロポーズしろ”とけしかける
サラはジョセフにプロポーズされてちょと戸惑う ジョセフが地べたに
ひざまづいたからだ ほんとは三人で椅子に座ていたかったのさ
彼らは大勢で座って話をする 必ず誰かが怒って立ち去る
モデル女も小説家のババアもデミ・ムーアのスタンドインも 立った人は負けだ
タランティーノはずっと立ったままだ ハナからゲームに興味ないのさ
サラはジョセフとフランクの どっちか選ばなきゃならない
だから二人に椅子取りゲームをさせる ジョセフが椅子を取る
フランクは呆然と立ち尽くす でもほんとに勝ったのは車椅子の男だ
彼は自分の椅子を持っているから
sword fight, sword fight!
訳わかんないな これぐらいしかできない僕をゆるちて >>193 >>202

  
215名無シネマさん:2001/07/26(木) 18:43
キラーコンドームについて頼む
216202:2001/07/26(木) 18:47
214 あなた最高ですよ
あの映画をこれほど語れる方がいたことが嬉しい

誰か 猫が行方不明をたのんます
217ひゅんで:2001/07/26(木) 18:59
>>210
ヤヤ受け

強引にプロレスシーンが入るのは、コロッセオから連綿と続く
肉体表現を”ショウ”に堕落させたアメリカプロレスの現状を
ハリウッドシステムに照らし合わせて批判したわけですね?
218名無シネマさん:2001/07/26(木) 20:33
あげときます
219名無シネマさん:2001/07/27(金) 01:35
>>217
いやはや、どもども。
感想は明日への活力の源であります。

プロレスシーンに関しては、まさしくその通り。
ただ現状も踏まえるなら、キリシア人達には確かに機能も兼ね備えた
肉体美こそが至上であるという確固たる信念が存在したものの、現代の
一般人はイコール暴力と捉える風潮があり、格闘技が淘汰されるという
悲劇だけは避けねばならない以上、本批判は一種の懐古主義と
揶揄されてもやむなし、か。

といいつつ実は、ラストの中指立て以上にあのシーンが一番すき(w
22034:2001/07/27(金) 02:58
映画板を奇々怪々にして愛らしいアスキーアートで満たした『ハムナプトラ2』と言
われる映画について、誰もが最も印象に残るのはクライマックス、愛する女に去ら
れたときのミイラ男の情けない顔であることはほぼ間違いないが、悠久の時を超え
た愛で結ばれたはずの女になぜ、ああもあっさり去られたかと言えば、あの女が身
の危険を感じたからという理由で片づけられるはずがなく、実際、その直前に「死
者の書」のマジナイが死をも超えるシーンを目にした我々としては、愛より命が大
事だったなどという通り一遍の説明で納得できるわけもなく、むしろミイラ男の方に
見限られても仕方のない事情があったと思われるのだが、それを知るには彼が見
た目は元気な壮年の男でも年齢的には常識を超えて年寄りであったという事実に
着目する他なく、若い女が年寄りを見限る理由といえばそれはひとえに「立ちが悪
い」からで、ミイラ復活の儀式も肝心な部分までは復活しきれなかったのだなと納
得するのが妥当であり、だからこそ彼は飛行船を吹きあがる水というスペルマのほ
とばしりを思わせる手段で落としたかったわけで、そうとも考えないと「あんなことで
きるんやったら魔術で飛行船を落とした方が早いやんけ」という指摘に適切な回答
が与えられるわけもなく、あの誰もが可愛くないと思うガキにしたところが、腕輪が
大事なら腕の一本でも落とせばよいものを、なぜ殺さなかったかと言えば、これか
ら「立ちが良くなる」一方のガキから何かを得られないかとミイラ男が思案していた
からに他ならず、要するに男なら誰もが持つ不能の恐怖を、それに相反する失せる
ことなきスケベ心と共に描いているという点で、この映画はブニュエルの晩年のフェ
ルナンド・レイと組んだ諸作やベルトリッチの『ラスト・タンゴ・イン・パリ』に相通じる
テーマを含んだ作品と認めるのが妥当であり、ちんぽあたまも本当のちんぽは復
活しきれなかったと思えば、くだんの情けない表情にも涙せざるを得ず、それにし
てもこのミイラ男が、なんだったっけ……「イムポテンツ」に似た名前を持っていると
は、悲惨さここに極まれりというところで、『オースティンパワーズ』の真摯なメッセー
ジを読みとれなくて、できちゃった結婚をしたに違いない >>164 氏などは、まだ救
いがあるのではないだろうか。
221名無シネマさん:2001/07/27(金) 03:21
>>34
お見事!
222名無シネマさん:2001/07/28(土) 08:14
イムホage
223名無シネマさん:2001/07/29(日) 02:10
おっと、ageとくか。
224名無シネマさん:2001/07/29(日) 02:30
リトル・ニッキーお願いします。
225シゲ爺スレよりコピペ:2001/07/29(日) 06:48
かなり前だけど、駒場の下北沢寄り出口そばの古本屋で、扉に「謹呈 蓮見重彦様 磯崎新」とサインしてある本が売られてた。1000円ぐらいだったが、話の種に買っとけば良かった。また、東大には蓮見音彦って都市社会学者がいる筈。
それにしても、「蓮實は悪文、難解」と片付けるのは明らかに抽象的な振る舞いであって、たしかに「誘惑のエクリチュール」や「映画の神話学」は何言ってんだか分からないが、「映画に目が眩んで」や「ハリウッド映画史講義」や「映画はいかにして死ぬか」を難解な文だと思う者はまさか居るまいし、現に俺がこうして綴っている文章はあからさまな蓮實の模倣であるのだが、これを難しいと感じるドキュソは自分の日本語能力に関して孤独に深く恥じ入って然るべきであろう。そんなことより問題は、「頭で映画を見るな、目玉で見ろ」という至極まっとうな蓮實の立脚点が、柄谷や四方田が批判しているように、テーマの無視という別な形の抑圧に傾いてしまうことであり、また、この目玉というのが、どれだけ多くの映画を見てきたかというフィルム体験によって、つまりは映画史によってのみ形成される点で、四方田の意地の悪い表現を借りれば「映画史という中央委員会の専制」を許してしまうことである。もっとも後者の問題ついては、淀川長治・蓮實重彦・山田宏一の「映画となると話はどこからでも始まる」に載っている3氏によるベスト100を一瞥すれば3者ともかなり重なっており、そうすると確かに映画史というものは存在するのだし、ならばそこらへんをみんなして考えようではないかというのが俺の言いたいことなのだが、
一つたずねたいのは、
>>304
> シゲ爺が映画について語ることってのは、映画の「ドキュメンタリー性」>だと思う。
> それが劇映画であれ、いわゆるドキュメンタリーであれ。
> 「現場」というか「事件」というか。
> アニメっていうのはそれが皆無じゃないすか。
ここは結構重要なところだと思うので、もう少し解説していただきたい。
ここで唐突に話題を変えると、「簡単な映画を難しく」スレは、すでに「俺は田舎のプレスリー」や「私のSEX白書・絶頂度」といった作品が蓮實自身によって真剣に論じられていることを見ればあらかじめ無効であるし、同スレの最近の34には蓮實の大仰さがいささか欠けてきたと舌打ちの一つもせねばならぬのだが、人々を映画館へと組織しようとする、はしたないほどに大仰な身振りにこそ、シネマの扇動装置たる蓮實の一切があり、蓮實に文句をたれる連中は他の誰が蓮實のはしたなさに拮抗しうるのか自らに問うてはどうだろうか。
226(・∀・):2001/07/29(日) 23:09
>>225
(・∀・)ココハカンタンナエイガヲ、ムリヤリ、ムヅカシクカタル、ネタスーレダヨ!
コピペニマジレスデシタ!
227名無シネマさん:2001/07/30(月) 15:27
とりあえずageときますね
228名無シネマさん:2001/07/30(月) 23:32
a
229名無シネマさん:2001/07/31(火) 03:13
とりあえず、あげる。新作きぼーん。
230名無シネマさん:2001/07/31(火) 20:13
age
231名無シネマさん:2001/07/31(火) 20:19
このスレ読んで荒らしだよ☆が生きてたってのにビックリした
そういやバルーンって最近見ねえなぁ
232名無シネマさん:2001/07/31(火) 20:29
>>231
よかったら荒らしだよの☆個人史を難しく解説して
233名無シネマさん:2001/07/31(火) 20:30
>>232
「荒らしだよ☆の」でした
234名無シネマさん:2001/08/01(水) 12:17
age
235小声で・・・:2001/08/01(水) 14:48
そろそろ千と千尋の神隠しお願いします
236名無シネマさん:2001/08/02(木) 00:03
僕からもお願いします。
237名無シネマさん:2001/08/02(木) 06:50
千と千尋の神隠しは映像のための映画であり観客は監督が描き出した
アニメーション的イマジネーションの洪水の只中でめくるめく快感を味わうわけだが
この快感は映像によるもののみならず事前にCMなどで与えられていた
先入観を裏切られるものにも起因すると筆者が愚考する根拠となっているのは
CMで使用されていた千尋が布越しにドアノブを掴み手を振っているシーンであり
筆者はこのシーンを目にして「素手でノブを掴む事すら嫌悪する潔癖症な
都会しか知らない憐れな現代ッ子が不思議な体験を通して逞しく素直な心で
自然の素晴らしさを学ぶ冒険活劇」なのだろうと趣旨を読んだ気になり
半ば見下すように公開を見守っていただっただけにこのシーンが全く何の変哲もない
一連のシーンのごく一部であった事に大変な衝撃を受け製作者のCM制作の巧みさに
舌を巻き己がまんまとその思惑にハマってしまった事に歯噛みしていた訳だが
本作が筆者に与えたダメージはそれだけに留まらず多くのシーンに見受けられる
様々な作品へのオマージュに紛れて存在する宮崎駿のセルフパロディよるものも含まれ
またそれらが本作を読み解く鍵である事も疑いなく例を挙げるとカオナシと旅立つ場面は
ナウシカが神聖皇弟と清浄の地へ赴くエピソードを彷彿とさせるのは紛れもない事実であり
それにより赴く先には隠されていた事実の解明とカオナシの救済が
待っている事を予感させるのは、この類似性に気がつかずとも列車のシーンの
雰囲気が醸し出しているから無駄な演出…というより筆者の邪推だろうなぁと思いつつも
千が列車に一緒に乗るように促すのを列車に乗ることを怖れるカオナシは拒み
「来たかったらあとからおいで」などと無茶な事を千は言うものの波に飲まれ
海に消えかけるカオナシを慌てて引っ張ってきて共に列車で… などという展開を
一瞬で想像し一瞬後には裏切られ一人劇場で赤面するのは全く世話が無いとしか
言いようが無いのだが、それでも尚この場面はパロディだという主張を捨てきれず
カオナシはその名の通り自身を失い心を虚無に蝕まれた者のメタファだと愚考するが
皇弟が笑い声をあげて自らナウシカのもとを離れ「解放」される別れに対して
カオナシと千の別れは焦がれた少女がほかの男と手を取り合って立ち去って行くという
あまりにも残酷な対比からも解るように単純にカオナシ=皇弟という構図ではなく
このパロディにより痛烈に皮肉られているのは、導かれる事はできても
自らの意思で新しい輝ける世界へ踏み出す事はできないカオナシであり
カオナシは誰の中にでもいるのだと監督が明言している事からも解るように
我々には清浄の地での解放など有り得ず求める人との関係が終わってしまう事はあっても
人と関わること自体を終わらせる事はできないという現実世界なのだが
(続く)
238名無シネマさん:2001/08/02(木) 06:50
(続き)
カオナシのその後を想像するに割りと平穏に過ごしているのではないかと思えるのは
せめてもの救いだと考えてはみるものの保護者とも言うべき銭婆は坊を溺愛し
過剰なまでに保護下に置いている湯婆婆と本来一つだという事を思い出すと
同じ旅を経て被保護下から脱し自分の意のままにならない外の世界に
自らの足で立つ事をなし得た坊との対比が明らかになり永遠に
被保護者でしか有り得ないカオナシというキャラクターに自らは選択せず
常に何らかに護られる事を望み、ぬるま湯のような日常がいつまでも続く事を
願う己の姿を見てしまうのであるが、ハクの煌く瞳を見ると我知らず心騒いでしまい
彼が神である事が判明すると瞳を見るたびに感じていたデジャヴは
「もののけ姫」で見た神々の瞳に通じる輝きがあったからなのだと
勝手に納得すると同時に本来が神であるのなら当然ともいえる
神々しいまでの美貌でさえ伏線であった本作の「映像に真実を語らせる」
というスタンスに感動を禁じ得ないのだが、ここで「もののけ姫」や
「風の谷のナウシカ(しかも漫画含む)」という過去の作品を引用してしまう
自分の宮崎オタクぶりを思い知らされるようでそう感じた事実を
認めたくない想いが心の片隅にあるのだが、この機に乗じて告白してしまうと
千が竜(ここではあえて竜と呼ぼう)に苦団子を食べさせようとするシーンでは
かの有名なナウシカがキツネリスに指を噛まれるシーンがフラッシュバックし
千が苦団子を食べさせるために出した腕に竜が噛み付くが千はナウシカよろしく
「ほら…怖くない」とか何とか言い竜は落ち付きを取り戻し大人しく
苦団子を食べる事も考えられるが何と言っても千は普通の子供なのだから
噛まれた時の当然の反応として痛がる事も十分考えられるし、それによって
監督はヒロインの脱・聖少女宣言を行う気なのかもしれないと邪推はしたものの
グロテスクなエロティシズム溢れる美しさを持つこの世界観であっても
竜に噛まれるという展開は物理的に無理があると冷静に考え直しはしたのだが
それ以前にこんなセルフパロディにしてもあまりにベタベタな展開に
想いを馳せてしまった自分が何とも気恥ずかしく、これだけ無駄な事を
一瞬で考えるだけの頭の回転の速さがあるのならもっと別の場面に
活かせよとセルフパロディならぬセルフツッコミをしてしまった事で
監督の意図せぬ場面によって自分の生き方を深く省みる機会を得た筆者であり
これが前述の本作が筆者に与えたダメージの一端であるのだが
これだけの事を述べておきながら本作については多くを語らず
映像を楽しむのが吉だと感じているだけに上記の文章がいかにも
知識と自分の感性や洞察力を(あると勘違いして)ひけらかす
典型的なオタクである確固たる証拠に思えて憂鬱にならざる得ないのであった。
239235:2001/08/02(木) 14:39
>>237-238
うーん、すごい!
スンマソ、まだ見てないんで、見てから読みます。
リクエストしといてなんなんですけど。
240蓮實重彦:2001/08/02(木) 23:50
画面という名の表層:満友敬司の「俺は田舎のプレスリー」
・・・・・・満友敬司の「俺は田舎のプレスリー」(78年)は正当に評価さるべき貴重なフィルムだと思うし、今最も必要とされる種類の映画ではないかという気がする。・・・・・・・たとえば虚構の運動感覚を廃して画面の運動が見事に実現されているのは、カルーセル麻紀がパリに去ったあと、ともにひそかな愛情を抱いていた鮎川いずみの東京行きを知らされた勝野洋と橋本功のふたりが、夕暮れ迫る薄暗がりの中で、蜂に刺されながら黙って夕飯を食う固定画面である。取り残されたもの同士の男の友情とか、深い落胆の抒情的共有とかいった心理の顔はここにはなく、ただ室内の暗さと、差し向かいの男達のややゆき違った身振りと、背後に広がる戸外の風景の漠たる表情とが、フィルムの表層で生なましく戯れ合っているばかりだ。この場面は、もっと続けばよいという欲望を見るものに駆り立てる。それは何かがそこに欠けているからではなく、過剰な何ものかが処理しきれずに残されたからでもなく、画面がひたすら画面の表層に露呈されたまま現在を更新し続けているので、その持続する現在に映画的感性を同調させるものが、映画的現在を生きる運動をなおも持続させたいと願わずにはおれない点からくるものなのだ。早く終わればいいと願わずにはいられない映画ばかりが氾濫し、鈍重で冗長にスクリーンを占有している今日、「俺は田舎のプレスリー」は、ほとんど反時代的な映画として人を映画的郷愁へと誘う。(「シネマの記憶装置」252-263ページ)
241森田:2001/08/03(金) 17:33
いったんageときま〜す。
242名無シネマさん:2001/08/03(金) 23:04
>>237-238
コピペじゃねーか(w
243名無シネマさん:2001/08/04(土) 20:45
>>242
なにの?
244名無シネマさん:2001/08/04(土) 21:10
このスレは曜日に関係なく沈んでるな
245井筒、結婚してくれ:2001/08/05(日) 01:49
「きかんしゃトーマス魔法のせんろ」
 この御時世にスティーム・ロコモウティヴかい(藁)と言下に切り捨てるのは容易でありながら、
もともと猥褻なまでにお子様路線のこの映画をトーマス=戸田恵子、ナレーション=森本レオという
お子様専門キャストが吹き替えるなかひときわ奇妙な違和感を放つ尾崎紀世彦の唄声は特筆すべきであり、
なに故お子ちゃま映画にあのモミアゲなのかという至極当然な疑問はさておくとして、
なぜか蒸気機関車の最前面に一々カオがあり、彼等が一々極端な喜怒哀楽の表情を見せるのだが
その顔がサブい、というかキモいという事実にすら気づかずオーヴァーに歪み切った顔面に
特大の眼球をグルグル回し口の端ひとつ動かさず機関車たちがしゃべり倒す姿は圧巻と言えはしまいか。
 それにも増して不気味なのは登場する生身の人間たちが「機関車がしゃべる」という非常事態を
いともたやすく受容しているという事実であり、非生命体を擬態する未知のボディスナッチャーたちが地球
侵略を開始したのではないかと云う子供じみた妄想にすら思い至らぬのは驚きを通り越してキモいというほかなく、
翻って幾らお子様映画専門子役とはいえ主人公のマーラ・ウイルソンにはパンチラのひとつも見せんかいと
叫びたくなるのが偽らざる心情である。
 とはいえこれが現実世界ならば騒音と煤煙を撒き散らす傍迷惑な存在に過ぎぬキモい鉄道車両たちが
「ボクは役に立つ機関車だ」と執拗に自らを鼓舞し続ける姿に熱い涙が迸るのを禁じ得ず
所詮リストラ中年の隠喩に過ぎぬという諦念にも似た悲哀と親しげに戯れつつも
謂わば人面機関車と云う呪われた宿命を背負った不幸な有機生命体の墓碑銘として本作は、
いささか大仰な幼児性を纏いながら観衆の胸に薄ボンヤリとした記憶を刻みつけたに違いない。
246名無シネマさん:2001/08/05(日) 13:42
>>245
テレビシリーズからして、機関車トーマスは気持ち悪い非生命体サラリーマンものだよね。
目のつけどころがナイス。
247 :2001/08/05(日) 13:58
つーかこういうのは蓮実の十八番だよな(藁
248名無シネマさん:2001/08/05(日) 14:12
>>247 いまさら何を(笑)。
このスレは似てる似てないに関わらず、
それぞれの素人芸人がモノマネしたときの愛嬌を競い合うスレだよ。
(まあ、中にはモノマネとは言えないのもあるけど、それらも
架空の学者のモノマネ風と思えば、ヨシ)

蓮実どころか、それ以前の本場カイエの連中からして、
簡単な映画と見られていたアメリカ映画を難しく語っていた……
そんなことは百も承知。
ただ、彼らが「語ろうとすると難しくなる」のとは違って、
「強引に難しげに語る」のが、このスレの醍醐味じゃないか。

そういう意味で、>>240 はコロッケが美川憲一の真似をしているステージで
「本物はこうだぞ!」と美川のテープを大音量で再生するようなもの。
ちょっとヤボだね。
美川の真似をしてるときのコロッケの面白さは、
あくまでコロッケの面白さなのにね。

(ちなみに、モノマネ番組でよくある「いつの間にか本物が……」の
パターンを踏むためには、蓮実本人が突然書き込まないといかん……。
いくらなんでも、それはないでしょ)

(・∀・)イジョウ、ヤボナマジレスデシタ!
249名無シネマさん:2001/08/05(日) 15:36
>>243
tp://www.kiwi-us.com/~mei/
250名無シネマさん:2001/08/05(日) 22:31
>>245
ワラタ
もっとみんな書いて〜
251名無シネマさん:2001/08/07(火) 01:22
蓮實スレの415ですが、コピペわざわざどうも。>>240
さて、馬鹿映画といえば、先般2チャンネルの各板を騒がせた右翼オナニー映画「ムルデカ」は落とせません。さすがに金を払って見る気が起きなかったので私は見てないのですが、どなたか蓮實か四方田の文体模写で「ムルデカ」を語っていただけないでしょうか。
252名無シネマさん:2001/08/07(火) 01:34
だれか「親指タイタニック」
解説して。
「親指ウォーズ」でもいいや。
253名無シネマさん:2001/08/07(火) 01:53
>>248
>(ちなみに、モノマネ番組でよくある「いつの間にか本物が……」の
>パターンを踏むためには、蓮実本人が突然書き込まないといかん……。
>いくらなんでも、それはないでしょ)

それ、あればいいなあ……。
254名無シネマさん:2001/08/07(火) 19:15
>>253
誰かがやりかねない、このスレでは。
255名無シネマさん:2001/08/08(水) 00:06
251ですが、こんなの書きました。
靴を舐める映画「ムルデカ」はブニュエルとダニエル・シュミットの記憶を召喚する
同時期に公開されていた鈴木清順とダニエル・シュミットに背を向けて「ムルデカ」を選択するという振る舞いは、映画史への単なる凡庸な無知か、映画がすでに死んでいることを過酷に確認するシニシズムか、いずれかに起因するものにほかならない。それゆえ、映画史は未だ我々に開示されていないと信ずるものにとっては映画の葬送に荷担することだけは避けねばならず、したがってムルデカ170804なる根拠のない日付を持つこの作品は実は未見なのであるが、冒頭から「大東亜戦争は自衛の戦いで云々」というメッセージらしきものががフィルムの表層に戯れるのを見れば、通常の判断力を持つものなら誰しもが「自衛の戦いならなんでインドネシアくんだりまで出ばんなきゃならんのだゴルァ」という当然の疑問を抱くにもかかわらず、この作品の一切が、誰も見ていない「靴を舐めること」という主題論的細部に集約されるのであり、他のすべての画面は取るに足らないつけたしであると言わねばならない。「小間使いの日記」から「ベレジーナ」にいたる靴舐め映画の系譜が嘘のような呆気なさで継承されているのを見るとき、われわれは映画史的記憶がふたたびあらゆる距離を無効にして生々しく息づいているのを触知できるはずだったのであるが、インドネシアなる野蛮な国の外交官の官僚的保身によって靴舐めの画面が奪い去られてしまったのは遺憾というほかなく、増村組の残党であるという監督の名前がついにムルデカスレには出てこなかったのも無償の匿名性との戯れというべきで、しかし映画史は彼の名前をブニュエルとシュミットの側に記憶することとなろう。(藁
256敬礼!:2001/08/09(木) 10:15
>>255 蓮實スレのお方・・・(恐る恐る)
せ、拙者「サルでもできるシゲ爺パスティーシュ講座」受講きぼんする者であります。
ででできれば普通の文体で・・・
257名無シネマさん:2001/08/09(木) 10:20
上手い!上手すぎる! 相当読んだでしょ、ハスミ。もっとやってーー!
258名無シネマさん:2001/08/09(木) 16:08
期待age
259名無シネマさん:2001/08/10(金) 00:17
あげ
260名無シネマさん:2001/08/11(土) 00:43
255さんと34さんのガチンコ勝負希望あげ
261名無シネマさん:2001/08/11(土) 11:48
最近だれも新作書いてくれないな〜
・・・ってオレが書けって? ムリ
262名無シネマさん:2001/08/11(土) 19:16
誰か!ってことで期待あげ
263名無シネマさん:2001/08/13(月) 18:31
沈黙あげ
264名無シネマさん:2001/08/14(火) 02:46
a
265名無シネマさん:2001/08/15(水) 20:15
すごい、ここ・・・age
266名無シネマさん:2001/08/16(木) 21:41
だれかーーage
267名無シネマさん:2001/08/16(木) 23:03
いつのまにか蓮実スレがなくなってないか?
268名無シネマさん:2001/08/16(木) 23:11
>>267
お気に入りのスレが多数お亡くなりになりました・・・
269名無シネマさん:2001/08/17(金) 01:13
34様カムバーーーック!
270名無シネマさん:2001/08/17(金) 17:47
age
271名無シネマさん:2001/08/17(金) 17:52
俺も最初のほうに何度か書いたけど
考えるの結構カッタルイんだよね。
272保全しとくか:2001/08/18(土) 11:52
このインチキレビュー好きなんだけどなぁ。
作り手の絶対数が少ないのと、>>271氏のような作り手の事情もあるようだ。
ざっと読んだ限りですが、方法論としては、
バカ映画、ガキ映画、または他に解釈の余地がないシンプルな映画を
@無理やり難しく解釈する
A鹿爪らしい文体で解説する
B@Aの混合 てなとこですか。
でも「簡単な映画」自体そんなにないような気も。。。
273名無シネマさん:2001/08/21(火) 08:47
とりあえず上げ
274名無シネマさん:2001/08/23(木) 23:43
age
275名無シネマさん:2001/08/23(木) 23:57
俺はここで言うのもなんだけど結構映画を見てる方だ。
で、この俺の生涯ベストワンの映画が何を隠そうこのインデペンデンスデイだ。
この映画が好きな人は多いと思う。通にも初心者にも楽しめる映画だからだ。
この映画を見た後はしばらく他の映画が滑稽な紙芝居に思えて仕方なかった。
それほどのショックを与える映画だ。映画界に革命を起こした一本だと思う。
一級品の映像と一級品の脚本、これらが一体となり映画という芸術をなす。
さあ、いないと思うが見てない人は早くこの素晴らしい映画を見よう。
あなたの人生観をきっと変えてくれるだろう。
276名無シネマさん:2001/08/24(金) 08:10
>>275
マーズアタックはどうよ?
277名無シネマさん
requiem 4a dreamをおねがいしますます。