1 :
7資産:
2年くらい前に深夜番組で見て、なんかムチャクチャ記憶に
残ってるんです。それについて話し合いたいのですが、
知ってる人が全然いないんです。
人が多く訪れる2ちゃんねるなら知ってる人がいるのではないかと
スレッドを立ててみました。
はっきり言って、かなりの名作です。
2 :
7資産:2001/06/09(土) 20:14
age
3 :
名無シネマさん:2001/06/09(土) 20:15
内容くらい書き込めよ。
原爆のだろ。
4 :
ななし:2001/06/09(土) 20:17
オレはしらん
5 :
名無シネマさん:2001/06/09(土) 20:21
ドアを壁に立てかけて造る核シェルター
麻袋か紙袋に入った後「話しかけないでもう疲れたわ。」
6 :
名無シネマさん:2001/06/09(土) 20:24
スノーマンの人のだよね?
7 :
名無シネマさん:2001/06/09(土) 20:27
知ってる。見ました。
イラストは、ほのぼのした感じなんだけど、内容が
原爆の話なんで、見たあと、なんとも言えない気持ちになったのを
覚えてます。
8 :
名無シネマさん:2001/06/09(土) 20:29
確か日本語吹き替えを森繁久弥と加藤登紀子が担当していて話題
になったよね。
9 :
名無シネマさん:2001/06/09(土) 20:30
大島渚がどっかにクレジットされてた覚えがある。
日本語訳だっけか。
いい映画だけど、疲れる。気持ち悪くなる。
10 :
パンフレットが見つかったので情報を。:2001/06/09(土) 20:36
「風が吹いたら、揺りかごがゆれる。
枝が折れたら、揺りかごが落ちる。
坊やも揺りかごもみな落ちる。」
原作・脚本 レイモンド・ブリッグス(「スノーマン」の原作、「マザー・グース」)
主題歌 デヴィット・ボウイ
日本語版監督 大島渚
原作は英国で50万部のベストセラー絵本。
10か国語に翻訳され各国で話題。
アンシー国際アニメ祭グランプリ受賞
11 :
名無シネマさん:2001/06/09(土) 20:41
>1
あぁ知ってるサントラでデビッド・ボウイの曲あったし。
86年か87年あたりだよね。
ああいう表現って逆に悲惨だよね。
日本の戦争映画とかアニメだともう直接的・安直な戦闘シーンとか、爆撃のシーン
とかまであって、なかには無意味なまでにカタルシス満載なものまである。
そのくせ「反戦」とか声高に、より感傷的に訴えるものも多い。
欧州だと戦争ものでもああいう作り多いんだよね。
「その人個人、家庭に戦争がどのように降りかかったのか」とか。
反戦ものでも静かに問い掛けるような感じでね。
そういうものの方が大人になった時に、自分の親が年老いたり、
子供がいるような年になってからより深く訴えてくるし、考えさせられる
よね。自分の親がこの主人公だったらどうしようか?とかね。
どうも欧州では第一次、第二次大戦で惨たらしい被害があったから、
次の世代にそれをどうつたえようかって考えてるみたい。
凄惨な屍の山、人肉食い、人権侵害行為などそんなものを直視させるのは逆に受けてに
物事の本質をぼかしたり歪めたりしないか?と。
もっと長い時間かかって考えて理解してもらえるようなつくりにつとめるみたい。
ポスターとかビデオのパッケージなんかそこらへんうまく描いてるよね。
老夫婦が並んでたっていて、家ののどかな風景なんかがバックにあるけど、
頭の後方には爆撃機がうつってる。
12 :
11:2001/06/09(土) 20:47
あれ?デビッドボウイはスノーマンの方だったけかな?
13 :
19才:2001/06/09(土) 20:47
15年前ぐらい前(だったかな?)に見たが、当時は原爆の恐ろしさを知らなかったから意味がわからなかった
14 :
ドラゴ:2001/06/09(土) 20:48
懐かしいな〜。厨房のときの映画だ。当時はかなり話題になりましたよ。
ちょうどナウシカとかアキラとかアニメが流行ってたときだったし。
ノホホンとした作風が、より一層恐怖を呼び起こすというか。。。
最後の方にどんどん二人の体が腐っていく描写が怖かったです。
映画より、原作の絵本の方がオススメです。こっちの方がシンプルで
面白いです。時々ブクオフでも見つけますし。
15 :
名無シネマさん:2001/06/09(土) 20:52
淡々とした映画だったよね。
ラストなんか見てらんねー
16 :
七資産:2001/06/09(土) 21:10
おれ、これの絵本、厨房のときに読んだ。
きつかったよ。
17 :
7資産:2001/06/09(土) 21:49
絵本うってんだ!
18 :
11:2001/06/09(土) 21:51
>>17 あれ?確か絵本作家の作品の映画化でしょ。
あ、サントラやっぱデビッドボウイ参加してました。
他にロジャー・ウォータース、ジェネシス、スクイーズ、
なんかもですね。
19 :
名無シネマさん:2001/06/09(土) 21:51
桶屋が儲かるんだよね
自分レベルより知識的に愚かな大人をみると
いとおしくなるんだよな
この映画は両親に連れられてみた映画だったが、
今は両親がいとおしくかんじられる
21 :
take:2001/06/09(土) 22:03
本の方は持ってるけど映像の方は見た事ないや
小さい頃読んでいてラストの意味が全然わからなかった
今は凄くわかるけどねえ、結構残酷な話やったわ
22 :
名無しさん@引く手あまた:2001/06/09(土) 22:12
ビデオ出てんの?
23 :
名無シネマさん:2001/06/09(土) 22:15
小学生の時に観た。
原爆自体を知らなくて意味がわからなかったが、
めちゃくちゃ恐かった。
夜寝れなかったのを覚えてる。
>>22 出てるけど、全洋画見たら「廃盤」ってかいてるな。
古くからやってるとことか、公立図書館あたってみ。
25 :
名無シネマさん:2001/06/09(土) 22:24
学校で見せられた。
これと、「ピカドン」「はだしのゲン」のスリーコンボで(確か)。
当時小学二年生。
しばらく空襲警報が怖くて一人で寝られなかった…。
26 :
名無シネマさん:2001/06/09(土) 22:25
最後の方で、淡々と聖書の一節をそらんじる夫。
その声がだんだん小さくなっていく…
妻の「もういいのよ(だっけか?)…」
そして暗黒。
コワヒ 泣きそうに成った。夫婦の無知ぶりも、妙にリアルで
怖かった…
28 :
名無シネマさん:2001/06/09(土) 23:23
原爆映画としてはちょっと「いかにも」ってかんじがして嫌だったな。
同時上映で、初めてスノーマンを見たのだけど、これは素直に感動した。
当時16才・男。
あぼーん
30 :
名無シネマさん:2001/06/09(土) 23:26
「さむがりやのサンタ」
「スノーマン」のイメージで読むとブッ飛ぶな、これ。
映画の方は知らないんだけど。
あぼーん
あぼーん
33 :
名無シネマさん:2001/06/09(土) 23:29
『風が吹くとき』ってアニメだよね。ビデオ観た事あるよ。悲しかったよ。無力な一般人が可哀相だった。
34 :
名無シネマさん:2001/06/09(土) 23:37
工房時代WOWOWでやってたの見た
こわかた
厨房当時にみた映画だったが
こわくはなかったな
絶望した
おいらも、当時子供だったけど
見終わってから非常にどんよりとした気持ちになったのを憶えてるよ。
37 :
Nシス:2001/06/10(日) 01:21
例えば放射能に牛乳が効くとか、そういう情報を老夫婦は全部信じている
わけなんです。『アイアン・ジャイアント』でも、そういう無意味な放射
能対策をおちょくっている場面がありましたけど、この映画はもっと辛辣
だと思います。
戦争が起きていることや爆弾が落ちたことについては、生活のレベルを超
えて考えることが老夫婦にはできないんです。それで、国のいうとおりに
放射能対策をしているのに、体はただれて死んでしまいます。「なぜ」
「どうして」しか老夫婦にはないのです。その無知が国家によってもたら
されていることにすら気づけないんです。
国家が戦争を行うシステムに対する怒りを誘うのはもちろんですけど、
この映画からは情報を鵜呑みにせず、自分で考えることの大切さも教えて
もらいました。でも、2度は辛くて観られない映画です。
情報統制という面から考えれば、この映画は群を抜いています。
38 :
名無シネマさん:2001/06/10(日) 01:23
今もトラウマです。
怖くて悲しくてやりきれない思いだけ残りました。
39 :
名無シネマさん:2001/06/10(日) 01:32
公開当時は結構話題になりましたよ。
40 :
名無シネマさん:2001/06/10(日) 01:53
俺も厨房の頃、スノーマンと同時上映で観た。
スノーマンかったりいなあ、と思いながら観た後にコレだったので
激しく落ち込んだのを覚えてる。厨房だったのにパンフを買ってたってことは
余程衝撃的だったんだろうな。
あ、吹き替えは加藤登紀子じゃなく加藤治子です。
>>8 「雨水飲んでも大丈夫だと思う?」
「うん、もちろんさ!雨水ほどきれいなものはない」
うわぁ・・・(鬱
41 :
名無シネマ氏:2001/06/10(日) 02:34
映画公開でこの作品が表に出たことで、
放射能対策マニュアルが節穴だらけなことが知れ渡り、
イギリス国家が「主役の2人は、我々が救助するので助かる」って反論してました。
それに対し、イギリス国民も含め世界各国の専門化が、
「そんなことは無い」って冷ややかに反論していました。
42 :
7資産:2001/06/10(日) 13:49
あげ
43 :
名無シネマさん:2001/06/10(日) 13:59
大学のAV資料にあったんで観たよ。
かわいい老夫婦が弱ってく様はかなりこたえる。
それでもジイちゃんがバアさんを元気づけようとするのな。
ラストの祈りのシーンなんて怖いやら悲しいやら寂しいやら。
観終った後、頭がボウッとして授業まともに聞けなかったな。
44 :
名無シネマさん:2001/06/10(日) 14:37
>>11 しったかになるからアレだが、だからWW1後のあっちの小説は凄いよね。
もうみんな「これだけヒドイ戦争をまた何度も繰り返すんだ」という絶望&諦念。
それに比べたらまだまだ日本は・・・あぁ、しったか
この映画と火垂るの墓だけは、お金もらっても二度と観たくないわ、ワシ。
45 :
11:2001/06/10(日) 15:15
>>44 だね。
>火垂るの墓
あれは原作も悲惨ですな。
オールナイトフジでよっぱらってタカアキを殴ったり、
朝生で大島監督をぶん殴った奴の作品とは信じられません。
46 :
名無シネマさん:2001/06/10(日) 16:27
あの静けさが何とも言えませんでしたね。
「渚にて」って映画も静かに静かに世界の終焉を描いてた。
どうせなら派手に爆発して死にたいよ〜
47 :
なまえをいれてください:2001/06/11(月) 18:57
私も大好きです。
もっともこの内容の作品にふさわしい形容なのかどうかわかりませんが。
戦時下の国民の無知が・・・痛く重く
48 :
名無シネマさん:2001/06/12(火) 10:27
>>12 「風が吹くとき」でいいんだよ。
しかもボウイ様日本語バージョンでも歌っていた。
日本語に聞こえるかどうかはファンの寛大な心が必要ですが。
49 :
名無シネマさん:2001/06/13(水) 14:34
小学生の時 観て以来ずっとトラウマ映画だ。
これをこどもの日に無料上映会するなんて、なに考えてんだ多摩市は。
50 :
名無シネマさん:2001/06/15(金) 00:32
↑すばらしいことだと思うんですが。
でもわたしもトラウマです。
51 :
名無シネマさん:2001/06/15(金) 01:07
絵本で先に読んでたから内容は知ってたんだけどね。
俺は一番びっくりしたのは夕飯にソーセージだのハムだのがヘーキで並ぶとこだった。
びっくりするとこが間違ってると思われ。
あとミルクティしか呑まないイギリス人が好きになれそうな気がする映画だった。
52 :
名無シネマさん:2001/06/16(土) 18:09
スノーマンがまともに見れなくなった・・・
53 :
名無シネマさん:2001/06/16(土) 18:22
放射能、コワイ。
ところで監督って、ジミー・T・ムラカミだったっけ?
「宇宙の七人」の監督も同じ名前・・・まさか同一人物じゃないよねえ?
↑同一人物だよ。
56 :
名無シネマさん:2001/06/17(日) 09:55
語り口はほのぼのなのに容赦のない展開するよね。。。
まじで同じことが世界各地で起きそう。。。
つーか自分もやりそう。。。
57 :
名無シネマさん:2001/06/17(日) 11:15
無知は罪という言葉を知った。
情報が如何に大切かということも。
58 :
名無シネマさん:
容赦なかったよね。。。いい人だから生き残るってわけではないというか。