1 :
名無シネマさん:
THE SWEET HEREAFTER
1997年、カナダ、字幕、ノーカット
カンヌ国際映画祭グランプリ
5月16日(水)BS2
2 :
名無シネマさん:2001/05/12(土) 05:01
これ、いいよ。悲しいけどいい映画。
3 :
名無シネマさん:2001/05/12(土) 06:02
BSでやるんだ。絶対、観ます。
4 :
名無シネマさん:2001/05/12(土) 06:34
いいです。この映画。
サラ・ポーリーと弁護士役の人もいいね。
でも、時間が入り組んでいるつくりなので、
ぼーっとみていると、わからなかった!ということになりますので注意。
5 :
名無シネマさん:2001/05/12(土) 09:27
(=゚ω゚)ノ ぃょぅ やるのかぃょぅ みょぅ
6 :
名無シネマさん:2001/05/12(土) 09:29
エキゾチカも良かったね。
7 :
たくお:2001/05/12(土) 10:47
「エキゾチカ」みたいなサスペンスフルなの期待したが、ちょっと違った。今の所
エゴヤン作品では、「フェリシアの旅」が一番好き。サスペンスへ至るまでの
謎解きみたいなスタイルが、独特でいいっす。
8 :
名無シネマさん:2001/05/12(土) 11:40
これは良かった。
映像がすごい綺麗だし、繊細な人物描写もいいなあ。
静かで入り組んだ話が苦手な人にはお薦めしないけど。
サラ萌え〜〜
10 :
トム・クルウズ:2001/05/12(土) 12:15
なんでDVDが出ないのかな・・・
サラ・ポーリーの歌声もかわいいし。
11 :
名無シネマさん:2001/05/13(日) 19:01
期待age
12 :
名無シネマさん:2001/05/13(日) 20:07
映画見た後3日間くらい震えが止まらなかったよ。
あのラストシーンの美しさ…。
13 :
ケンタ:2001/05/13(日) 21:32
大好きです!
レンタルビデオで初めて見て(汗)
思わずDVD輸入しましたがおまけもあってグッドでした。
なんとかグリーンウッドさんはこれで初めて見たけど
その後けっこう色々と出ててびっくりした。
ちなみにエキゾチカはイマイチだったが・・・。
14 :
名無シネマさん:2001/05/13(日) 21:43
足の悪い子供が生残った、という童話の人物は
この物語の中では誰にあたると思います?
そして、笛吹きは誰?
15 :
名無シネマさん:2001/05/13(日) 21:47
原作はわりと淡々とした小説だった(そこが良かった)けど、映画も
そうなのかな。
ヘンに感動させようとするタイプのになってたら萎えるけど・・・。
16 :
名無シネマさん:2001/05/13(日) 22:13
笛吹きはいない。それが恐るべき真実。
17 :
名無シネマさん:2001/05/13(日) 22:34
18 :
名無シネマさん:2001/05/13(日) 22:42
音楽も良かったよね。
19 :
名無シネマさん:2001/05/13(日) 23:22
笛吹きは全員でした。
20 :
もしもの為の名無しさん:2001/05/13(日) 23:37
うーん、自分の解釈としては、「この静かで美しい生活を、壊さないで。私
達をほっといて」という、「静かな生活」がメインになってるのかなーと
思いました。誰かつっこんで。
21 :
名無シネマさん:2001/05/14(月) 00:35
さびしんぼう
22 :
名無シネマさん:2001/05/14(月) 01:53
子供達も人間関係も元には戻らないのに、
また静かでおだやかな町の生活。
住民はそのゆがみを知りつつも生活を続けていく。
って感じかしら。てへ。
23 :
名無シネマさん:2001/05/14(月) 02:25
寝不足でぼ〜っと観たらさっぱり分からなかった。
でももう一回観る気が起きない。
結局みんな知らんぷりして現状維持ってオチなの?
24 :
名無シネマさん:2001/05/14(月) 05:53
多くの作品にいえることだけどオチって重要かな?
この作品はそういう結末を辿るプロセスが重要だと思うんですが。
25 :
23:2001/05/14(月) 13:59
>>24 いや、俺もその意見には賛成だよ。
でもその経緯があいまいだからオチもあいまい。
だから聞いてみたんだけど。やっぱもう一回ちゃんと観ます。
26 :
名無シネマさん:2001/05/14(月) 21:08
オチがどうだと言いたいんじゃなくて、
ハーメルンの笛吹きの物語とこの映画の人間達が
どう対応してるのか知りたいのよー。
私ビデオで一回だけ観ました。
ニコール(サラ・ポーリー)がなんで最後に嘘ついたのか、
なんで、なにもなかったかのように「帰りましょう」と言えたのか、
わからない。わからないよー。
27 :
名無シネマさん:2001/05/14(月) 22:04
子供たちが去った事には理由も意味もない。
事故が偶然でもあり必然でもある以上、
ある意味でその事故は事故ですらない。
自然は以前同様に美しい。
強いて言えば笛吹き=神なんだろうけど、
当然そう思う事にすら意味は無い。
そういう馬鹿馬鹿しい程無意味で美しい世界を
その有り様そのままに認識すること、
そう認識した人間が住む、この世であって
この世でない場所、それがスウィート・ヒアアフター。
一見高貴な光に包まれる(あらかじめ包まれている)ニコールだけど、
その光は単なる車のライト。
そういうのが起こる場所=スウィート・ヒアアフター。
ニコールは神という概念を乗り越えてしまったんだと思う。
まあ、映画はお客の思い込みで評価されるものですからね。
その客が、どう観るか?というよりも、どうみたいか?という希望的観測でしかないからね。
自分が本当に納得するまでほっといて良いんだと思いますよ。
なんかの拍子に分かる時が来たり来なかったりするのでね。
自分で良いんですよ。
29 :
名無シネマさん:2001/05/14(月) 23:34
tp://cocoa.2ch.net/test/read.cgi?bbs=movie&key=989764474&ls=50
30 :
シャブ中娘:2001/05/14(月) 23:53
ハァ?っていう映画だった。登場人物の綺麗な女の人二人が区別つかずに混乱した。
31 :
名無シネマさん:2001/05/14(月) 23:57
人間関係がちょい込み入っていて
ストーリー進行の時系列が複雑で
見ていて頭の中で整理するのがウザイッと思った。
あそこまで複雑な脚本にする意味あるのかな?
34 :
名無シネマさん:2001/05/15(火) 17:54
tp://cocoa.2ch.net/test/read.cgi?bbs=movie&key=989764474&ls=50
35 :
名無シネマさん:2001/05/15(火) 21:49
>>33 エキゾチカも時系列バラバラだよね。
フェリシアなんかもある意味そうだし。
過去・現在・未来を平面上に置きたいんだろうね、
この監督さんは。
36 :
名無シネマさん:2001/05/15(火) 23:35
THE SWEET HEREAFTERってどういう意味?
37 :
名無シネマさん:2001/05/15(火) 23:38
>>14 うちに原作の絵本があるけど、
原作は、子供達はみんな
『おどり とびはね さざめきながら たのしい笛に ひかれていった。』けど、
ひとりだけ、足がわるくておくれた少年が残されるんだよ。
『遊び仲間ももういない。この悲しみは忘れるものか
あの人の言う素敵な国で みんな仲良く暮らしてるんだ
すぐ行けるよと あの人は言った よろこびの国 しあわせの土地
僕のびっこも そこではきっと治るはずだと信じたのに
笛の音は消え 気がつくと 山のこちらにただ僕一人
こころならずも取り残されて 今も歩けぬこの有り様
二度ときけない あのくにのこと!』
って、『のちのちまでもその日のことを さびしい顔でかたるのだった』
というふうになってるよ。
だから、足の悪い子は原作でも足の悪い子。
長くてごめん。
38 :
名無シネマさん:2001/05/15(火) 23:50
ニコールが子供たちに絵本を読んであげるシーン、
「笛吹きは怒っていたのよ」と言ってるのが妙に
心に残っています。
言外の意味があるのでしょうか。
39 :
名無シネマさん:2001/05/16(水) 07:34
いよいよ今日放送
期待age
40 :
名無シネマさん:2001/05/16(水) 14:07
>>36 “hereafter”で、あの世とか、来世とかいう意味。
“heaven”のやや宗教的な観念ある、天国とか極楽とかいう感じとは少しニュアンスが違う。
だから“the sweet hereafter”は、原作でいうところの
子供達が消えていった『素敵な国』になるんじゃないか?
41 :
推測:2001/05/16(水) 15:07
事故以前、少女は自分が子供たちを導く”笛吹き”だと思っていた
(劇中では笛のかわりにギターを弾く)が、実際はおいてけぼりに
なった”足の悪い子”だった。
そこへ、今度は街の人々を扇動して裁判をおこそうとする新しい
笛吹きである弁護士があらわれる。少女はそれが許せなかった。
で、最後に偽証した。
というのが簡単な話の流れだと思います。
42 :
名無シネマさん:2001/05/16(水) 15:31
そうなのか、サラ・ポリーだったのか。<主役
近親相姦的な設定とかheavyなキャラクターだったな。
43 :
名無シネマさん:2001/05/16(水) 17:13
あと4時間!
44 :
名無シネマさん:2001/05/16(水) 17:45
この映画の一番の見所スペクタクルは
バスが沈むシーンです。
一度止まってからズブズブズブ
45 :
名無シネマさん:2001/05/16(水) 18:24
“the sweet hereafter”は「穏やかなその後」という意味だとか。
たぶんどんなに重大な事件があっても、
生きている人にとってその後の生活のほうが重要だととったけど
そんな単純な意味ではないのかな。
46 :
名無シネマさん:2001/05/16(水) 21:08
ちゃんと見ろよ、あげ
47 :
名無シネマさん:2001/05/16(水) 23:06
観終わった。そこそこの映画でしたね。
佳作に入るか入らないかって感じです。
48 :
名無シネマさん:2001/05/16(水) 23:07
やっぱ近親相姦なの?
それと偽証の関係は?・・・ごめん よくわからんのよ
49 :
名無シネマさん:2001/05/16(水) 23:08
なんか納得いかなかった……
50 :
名無シネマさん:2001/05/16(水) 23:15
構成が下手糞ですね。中途半端なエピソードが多くて
またそれを所々で挿入するために、そんなに入り組んでもいない話が
分かりづらくなっていて、作品的にはあまりプラスになってない。
そもそもあのような事件を裁判に持ちこむイアン・ホルムに感情移入できない。
事故現場を見てもどう考えても偶発的事故に過ぎないし、
かといってウソで塗り固めるつもりは無い、と。
だいたい、「こんな事(バス会社の怠慢等)がまかり通ってはいけない」と
言うのだから、イアンホルム扮する主人公にそういう過去があったかと思えば、
取り分けそうでも無いときている。主人公の掘り下げが今ひとつな気がする。
まぁハーメルンの笛吹きに見立てた部分は良かったけれど。
51 :
名無シネマさん:2001/05/16(水) 23:30
文句のつけようがない大傑作やな。
示唆に富みすぎ。
52 :
名無シネマさん:2001/05/16(水) 23:40
エゴヤンの作品の中では一番の駄作
>>50 今ひとつは誰だろうねえ。
まあ、ネタ(としてもつまらんが)で書いてるなら御免よ。
なんかのコピペか?
54 :
名無シネマさん:2001/05/16(水) 23:52
エゴヤン大好きなんだけど、ロリっつーか、
父娘の親子以上に見える愛とか、成人女性のファンとしては
困ったなぁ、もう。
55 :
答えはないんだけど。:2001/05/17(木) 00:08
もう一組のハルメン
サラポーリー=足の悪い子、いけないお父さん=笛吹き。
笛吹きは素敵な国を約束してくれたのに
(二人だけの秘密だよ。愛してるよ、かわいい娘)
足が悪い私は連れていってもらえなかった。
(本当は性的虐待&お金が必要だという父の態度を見て、関係の終わり)
56 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 00:17
「エキゾチカ」は大駄作だけど、これはかなり良かった。
「フェリシアの旅」はいまいち。
57 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 01:01
観る側の解釈に期待しすぎな映画だな。
映画は実力が伴わんでも、こういうラストにしたら
かってに映画バカが盲目的に解釈しだすので、ラクだ。(w
58 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 01:24
>>57 そうだね
お前は思考力ゼロでも楽しめる、アルマゲドンあたりの映画を見てチンポでも立ててナ。
59 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 01:32
>>58 そうだね
お前は想像力全開にして、マグノリアのラストを賛辞してフェラしてろ。
60 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 01:34
>>57-58
目糞鼻糞をワラウ
アホみたいに中身のない映画と賞狙いの半端映画はどちらもキモイ。
61 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 01:35
62 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 01:38
>>58 ありきたりのレスですね。アルマゲドンとか出してる時点で
観てる映画や貴方の底が分かってしまいました、手屁っ(ワラ
64 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 01:59
好き嫌いはともかく、いい映画なんだからけんかやめようよ。
65 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 02:33
保守的で閉鎖的な集団と積極的なよそ者のコミュニケーションという点では、
先日観た「ショコラ」と対照的だったと思う。
「ショコラ」が、よそ者である主人公が保守的な人々を変えていき、村も主人公を受け入れるのに対して、
「スウィート ヒアアフター」のほうは、村は平穏という名の現状維持を選択し、弁護士の努力は報われずに終わる。
(最後の偽証は、少女に決定権があったというより、村の選択の象徴と解釈した)
少なくとも俺は、この映画に好感が持てなかった。
映像や構成がよかっただけに残念。
66 :
名無シネマさん :2001/05/17(木) 07:24
>>41の説明で少女のうその理由は理解したが
だったら、バスの後ろ走ってた車の男賀弁護士を拒否した理由は?
録画して2倍速で見たんだけど、普通に見てもわかんなそうだ
>>64 どのへんがいい映画と思った?
67 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 07:55
68 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 08:13
人間は自分が向かうべき現実を覆い隠して、別のなにかに(この映画では
裁判という形に)置きかえることで平穏を保とうとするものです。
どんなにきれいごとを言っても、弁護士は自分の娘を直視せず、ニコールの
父親は娘を犯している。
それを壊したのがニコールでしょう。この子が一番真っ当。
だからラスト、元バスの運転手の笑顔がいくらかの救いだと思えました。
69 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 08:16
この映画、楽しみにしていたのに
マンションの前を工事していて
その足場が邪魔でBSが映らなかった。
70 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 10:25
うちも夕立的な大雨がいきなり降って、
画像が乱れまくってた。
71 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 10:56
>>64 好き嫌いはともかくいい映画って・・・
こんな映画よりいい映画はいくらでもあるよ。
72 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 10:58
>>63 大変ですな(w
お一人で作品を擁護するというのは(ワラ
73 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 13:13
98年の映画専門試にのっていたレビューをそのまま記載すると。
”冬は雪と氷におおわれるカナダの田舎町でスクールバスの
転落事故が起こり、運転手のドロレスと最年長の二コールは命を
とりとめたが、22人の幼い命が失われた。
弁護士ミシェル・スティーブンスがこの町にやって来て
被害者の親たちに訴訟を起こすことを勧めた。
彼に言わせれば「事故」などというものはない。
何らかの人為的ミスが隠蔽されているだけだというのだ。
モーテルを営むウォーカー夫妻、養子をなくしたオットー
夫妻、そして二コールの両親もこの話に乗る。
だが事故の目撃者であり、ふたりの子供を亡くした父でも
あるビリーのように訴訟に反対するものもいた。
訴訟は町の人々の隠された秘密を暴く結果にもなり、人々の
絆を断つことだろう。
ニコールは予審で嘘の証言をし、訴訟が成立しないように
するのだった・・・。”
74 :
名無シネマさん:2001/05/18(金) 00:33
「フェリシアの旅」って同じ日にWOWOWでやってたのね。。。
75 :
名無シネマさん:2001/05/18(金) 01:33
taikutu~
観たのか観てないのか思いだせんからきっと観てないのだろう
77 :
名無シネマさん:2001/05/18(金) 09:33
あの事故を仕掛けたのは二コールの父親です。
みんなを連れて行った笛吹きです。
78 :
名無シネマさん:2001/05/20(日) 01:29
サントラ良いね
79 :
名無シネマさん:2001/05/24(木) 11:25
80 :
名無シネマさん:2001/05/24(木) 11:30
81 :
名無シネマさん:2001/05/24(木) 13:46
1ショットの力を信じているという意味で傑作だと思うのだが・・
82 :
名無シネマさん:2001/05/25(金) 06:43
>>77,79
父親の唇がアップになるとこで気付いたんだけど
そうした理由がわからない。
おしえてくらさい。
83 :
名無シネマさん:2001/05/25(金) 10:44
>>82 父親が、一番死んで欲しかったのはニコール。
保険金、関係の清算が目的。
(冒頭のモーテルでの会話で金に困ってる事が分かる。)
だが死ななかったので訴訟を起こしてせめて金だけでも得ようとした。
いくらか保険金が入ったかもしれないがニコールの治療費などで採算はとれない。
ニコールはその秘密を知っている。
訴訟を失敗させることで、父親のもくろみは全て壊れる。
何も得るものが無いまま、死ぬまで罪の意識とニコールの存在に苛まれる。
彼女の逆襲だ。
ニコールのもう一つの目的は、子供達を喪失してしまった人々を醜い争いに巻き込まない事。
憎む相手がいるのは、不幸だから。
憎しみに活路を見出し、そこから抜け出られなくなるという不幸を、父親が皆に強いようとする事は許せない。
ただ子供達の死を悼むために。
それが一番「スウィート ヒアアフター」だから。
84 :
名無シネマさん:2001/05/26(土) 18:32
85 :
名無しさん:2001/05/28(月) 03:33
なるほど納得
ナップでSarah Polleyの歌かたっぱしから落した。最高
86 :
名無シネマさん:2001/05/28(月) 13:09
登場人物の心理ってこんな感じかな?
弁護士:
幼い頃にやっとの思いで命を救ったわが娘が、成長して非行に走り、
麻薬に溺れるようになった。でも、そのことで誰を非難することも
できない。痛手を誰かが償ってくれるわけでもない。
せめてできることは、事故で子供を失って悲しみにくれている親達に
同情を見せ、訴訟を起こし、責任を追及し、賠償金という形にするだけ。
少なくとも彼らは裁判を起こすことができるのだから。
(そんなことをしても子供達が戻って来ないことは彼らも、
自分も同じだけど。)
修理工:
少し前に妻を亡くし、まるでその悲しみを忘れるようにモーテル経営者の
奥さんと不倫の関係にあった。ようやく心も落ち着き、亡くなった妻の服を
ニコルにあげたりしたような時期に、二人の子供を失ってしまった。
今さら訴訟して賠償金をもらってなんになるだろうか。
家族を失った痛手は身にしみているし、何も身代わりにならないことは
誰よりもよく知っている。
ニコル:
生き残ったけれど、体は不自由になってしまった。
絵本の中の足の悪い子供のように、自分は取り残されてしまった。
賠償金を貰ったからといって、健康な体が戻ってくるわけではない。
父親は変わってしまった。
障害を持った自分に接する父親の態度は卑屈だし、
賠償金に夢中になっている姿は醜い。
87 :
名無シネマさん:2001/06/01(金) 19:50
age
88 :
名無シネマさん:2001/06/05(火) 03:25
なんと言うか良くも悪くも、カンヌっぽい映画だと思ふ。
89 :
名無シネマさん:2001/06/08(金) 21:35
かなり好きです。
みなさんはどう?
>>86 ちょっと安易かな。
83を参考に再考したほうがいいね。
特に弁護士とニコルは表層をなぞっただけだね。
もう一歩踏み込まないと。
まあ、映画の感想なんて、見た奴が人間をどう見てるか?というよりどう見たがってるか?という一種の願望が関わってくるからねえ。
理解度が様々なのはしょうがないでしょう。
でも86は甘いな。
91 :
名無シネマさん:2001/06/16(土) 15:49
age
92 :
名無シネマさん:2001/06/16(土) 16:45
>>83 なるほど詳細な解説ですが、ただあの自動車転落事故が父親が起こした(?)
と考えるのはいささかいきすぎかと思います。事故は偶発的なものであった
ろうし、その偶然の出来事を境に、家庭が町が人間関係が奥底で揺らぎ
始めると解釈しましたが。父親の謀略が原因とするとあまりにサスペンス
チックになってしまい、それは監督の意図するところではないのでは。
ただあの事故を契機に身体が不自由となってしまったニコールに触れること
もなくなり、同時に金に傾斜してゆく彼の姿に、彼女が大きな幻滅を
抱いたのは確かでしょう。
>>92 つうか監督言ってたんだけどな。知ってる人いると思うけど。
みんなそれぞれ解釈があって良いんだろうけどエヴァみたいに作り手は決めちゃってるもんだし。
まあ監督の狙い通りだけど。
94 :
名無シネマさん:2001/06/16(土) 19:56
ニコール最後姿見の前で立ってなかった?
96 :
名無シネマさん:2001/06/16(土) 23:30
この映画は良かったので揚げ
97 :
名無シネマさん:2001/06/18(月) 04:55
>>92 事故後に父親がニコールに触れることもなくなり…とあるが、
部屋の鍵の件からも、ニコールの嫌悪感に比べると、父の欲望は残ってたと思う。
ただ同時に、障害者の娘はとんだやっかいものにもなったけどね。
>>90 86じゃないし、86を全部肯定もしてないけど
そういう言い方はあまりよくないんでは……なんでオマエに?とか思うし。
98 :
名無シネマさん:2001/06/18(月) 08:18
99 :
名無シネマさん:2001/06/18(月) 08:27
>>95 そうそう、嘘だったんじゃないの「障害」。
100 :
:2001/06/18(月) 11:33
>>99 そういう事かあ。なるほど。
気づかなかった。
101 :
名無シネマさん:2001/06/18(月) 14:51
待ってください、
父親が犯人であるという根拠は、どこにあったのですか?
102 :
名無シネマさん:2001/06/18(月) 16:41
>>101 >>99が本当だとすると、二コールは何故そこまでして父親を裏切ったのか?
父親の方に何か決定的な問題があるのでは、と考えられる。
近親相姦は、あの事件が起こるまでは受け入れていた。
103 :
名無シネマさん:2001/06/18(月) 19:27
>>94 最後のニコールが立っていたシーンって、
事故の前、ベビーシッターしに行った家で、じゃなかった?
回想なのか、それとも、あの夜のシーンを最後の方に持ってきたのか、
って悩んだんだけど?
もういっぺん見てみるわ。
104 :
名無シネマさん:2001/06/18(月) 19:37
>>102 うーん。
でもやはり、わたしには、ただの事故に見えたのですが・・・
二コルはもともと、父親を嫌っていたんじゃないかな?
拒否できなかっただけで。
105 :
おあや:2001/06/18(月) 22:20
うわああああああー。
ここってすっごい真面目だね。
このあいだこの映画観たけど、自分が全然分かってなかったことに気づいたよ。
近親相姦とか、いわれてみて今気づきましたって感じ。
最後に二コールが嘘の証言をしたのもなんでかわかんなかった。
ただ単に村の平穏を守る保守的な態度かと勘違いしてましたが、
そんなに深い考察があったのですね。
>>83 勉強になりました。
この映画はメタファーに満ち満ちていたのですね。
笛吹き男の話しが何回も出てきたり、弁護士の娘の赤ん坊の頃の事とか、
全然分かってなかったです。あのナイフはなにかの象徴だったのでしょうか?
映画の内容は、なんか時間が飛び飛びになってたからよく分からんっていうのが感想だったんですが、
こりゃあもういっかい観直した方がよさそうですわ。
っていってももう消しちゃった・・・。まあ、またいつかやるでしょう。
ところで・・・
スィート ヒア アフター ってどういう意味なんですか?
アフターとは?スィートとヒアはわかるけど。熟語か何かですか?
「ここでの一番適当な選択」とか、そういう意味ですか?
↑めちゃめちゃ風情がないですね。スミマセン。
106 :
名無シネマさん:2001/06/18(月) 23:05
この映画は構成が雑なので、なかなか凝っている内容が
わかり辛いものとなってしまっている。そこが惜しいかな。
最初の30分過ぎるまで、全体の話がなかなか見えてこないし。
107 :
名無シネマさん:2001/06/18(月) 23:14
>>104 そうかなぁ?
ろうそくが灯った小屋での二人はタブーを犯していながらも、
お互いのことを愛しいと思っている、
そんな映像に見えたけどね。
事故の後は確かにニコールの聖なる父という思いは崩れていったと思うけどさ。
108 :
名無シネマさん:2001/06/19(火) 15:16
で、父はどんな仕掛けでバスを事故らせたの?
109 :
おあや:2001/06/19(火) 18:40
あのバスの事故が象徴するものは?
110 :
おあや:2001/06/20(水) 02:51
ところでタイトルの意味は?
ダレカ翻訳してください。
111 :
名無シネマさん:2001/06/20(水) 04:27
112 :
おーい!観直し組ー!:2001/06/20(水) 04:32
見終わったら、結果報告会やろー!!!!
113 :
名無シネマさん:2001/06/20(水) 04:36
「アボンリーへの道」観たいな〜
114 :
名無シネマさん:2001/06/22(金) 15:26
115 :
おあや:2001/06/23(土) 15:55
>>114 すんません。
見てませんでした。
そんな「ヴォケ!!」だなんて、表現キツイよ。
もうちっとやわらかいいい方してくださいよ。
キズツイチャウワ。
116 :
名無シネマさん:
二コール父犯人説の皆さん、
どうやってバスを事故に至らしめたのか、
その方法をお教えください。