1 :
名無シネマさん:
無いみたいなので、立ててみました。
2 :
名無シネマさん:2001/04/10(火) 05:14
当然、マタ〜〜〜〜〜〜〜〜リといくんでしょうなあ。
「ローラーとバイオリン」萌え。
3 :
7誌シネマさん:2001/04/10(火) 06:03
定期的に建ててほしいスレですね。
「ノスタルジア」最高。
この作品を観て、わたしは神の存在を確信しました。
神の「啓示」そのものです。
4 :
名無シネマさん:2001/04/10(火) 06:20
え〜!?
カッコ付きで「神」がどういうものか感じたというなら分かるが、
神の実在を映画を観て確信したの?本気で言ってるの?
5 :
名無シネマさん:2001/04/10(火) 21:15
この映画監督は癒し系
6 :
名無シネマさん:2001/04/10(火) 23:50
>>5 意味不明。タルコフスキー見たことないだろ?
>>4 じゃあ聞くが、カッコ付きの「神」ってなによ?
7 :
名無シネマさん:2001/04/10(火) 23:54
「惑星ソラリス」しか見たことはないけど、なんか、見た後にすっごい罪悪感を覚えた。
悪い意味じゃないよ☆
8 :
名無シネマさん:2001/04/10(火) 23:55
要はタルコフスキーに神を視たんだろ?
9 :
名無シネマさん:2001/04/10(火) 23:56
眠る→目を覚ます、うわっ家が燃えてる!!
以上、「サクリファイス」の感想でした。
10 :
名無シネマさん:2001/04/10(火) 23:58
ソラリス萌え〜。
>なんか、見た後にすっごい罪悪感を覚えた。
>悪い意味じゃないよ☆
うーん、罪悪感かぁ。あ、なんか分かるような気が..。
11 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 00:02
どーゆーとこに「神」を感じたのか具体的に説明してほしーな
12 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 00:02
なんか、タルコフスキーを言葉で語るって物凄く難しくないか。
萌え〜とかになっちゃう(藁
まだ言語化できてないんだな、多分。
13 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 00:05
12に同意だな。
14 :
名無シネマさん :2001/04/11(水) 00:11
NHKだかのタルコフスキーの特集で、あの少し高い位置からの俯瞰す
るカメラアングルは、すなわち神の視線だとか言ってたけどね。
タルコフスキー映画を語るのにちょっとふさわしくないかも知れな
いけれど、「惑星ソラリス」で無重力になったときに、ケルビンがハ
リーをすっと宙に浮かすでしょう?あのシーンは本当に良かった。なん
か甘い感じがしてねぇ。
「タルコフスキー日記」を読むと、よくもまぁあんな悪い状況の中
で、あれほどの映画を作り続けることができたものだと、泣けてくる。
いやぁ、嬉しいスレッド。
15 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 00:16
>>14 >「惑星ソラリス」で無重力になったときに
あそこは、タルコフスキーのなかでも屈指の名場面だね。最初にシャンデリアが
わずかにゆれてちりんと鳴るところがすごい。
16 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 00:27
ソラリス見て寝ちゃったよ、という人は、逝った方がいいですか?
17 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 00:28
18 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 00:28
別に普通です。
19 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 00:37
「ストーカー」もよかった。
20 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 00:38
「僕の村は戦場だった」萌えちゃう。
21 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 01:26
このかん督さんの作品はマジ催眠効果がある
マニアの方には申し訳ないが
22 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 02:16
だから「タルコフスキー=寝た」はもう聞き飽きたって。べつにいいんだよ寝ても。
ところでソダーバーグがソラリスのリメイク撮るらしいね。
たぶん前作ファンはどんな出来だろうと貶すだろうけど、おれは期待してる。
記 ソラリスの道路は首都高だ! 以上
24 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 02:50
ソラリスってひょっとして全部日本でとったの?
なんか風景(ってソラリスじゃなく地球の)が軽井沢っぽくない?
25 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 03:01
26 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 03:54
サクリファイスとノスタルジアが観たい。
レンタル見たことないし、DVDにもなってないよね。
状態のよくないフィルムしか残ってないのか?
27 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 03:56
28 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 04:02
>>27 無いぜよ〜。
近くのTSUTAYAには無いし、よそのレンタル屋でも見ません。
DVDで出たら買うけど。
ところでソラリスって、LDとDVDでは少し違うみたいなんだけど
両方持っている人いるかな?
29 :
4:2001/04/11(水) 04:05
>>6 カッコ付きの「神」ってのは、
神はいるとかいないとか、タルコフスキーのカメラは神の視点だとか、
そんなふうに現に語り合わされて使われてる言葉自体のこと。
それを感じたと言うのなら、つまり「「神」ってこういうものを言うのかな?」と感じたということでしょ?
それなら分かると、そう言いたかっただけ。
神の実在を信じるってのは、それとは別次元の話だと思う。
30 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 11:18
タルコフスキーはどれも好きだけれど、「鏡」はその中でも格別に好き。
映画じゃないが、
著作「映像のポエジア-刻印された時間」(キネマ旬報社刊)はオススメ。
>>5 の意見はあながち的外れでもないと思うな。
タルコフスキーの映画って、見終わった後不思議な充足感がある。
彼の映画には、なんというか、観客に対する無垢な信頼のようなものを感じるんだ。
31 :
U-名無しさん☆:2001/04/11(水) 13:23
五本ぐらいしか見てないけど今の所「アンドレイ・ルブリョフ」が一番好きっす。
何というか「カラマーゾフの兄弟」と似てる。
人間の醜い面とかどうしようもない所とかを描きながら、それでも救いを見出す所とか。
また、物凄く無垢で真摯な視点のまま対象を深く深く追求していく所もドストエフスキーと共通していると思う。
32 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 13:40
「ストーカー」しか見て無いが素晴しい。
あぁ、映画だなって思う。
ゾーンがあったらじゃんじゃん入る人たちが、タルコフスキ=寝る、の尺度で映画観る人かな?と思った。
33 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 14:41
俺もはじめて一通り観た時は「アンドレイ・ルブリョフ」がいちばん分かりやすかった。
人間ドラマだしね。
34 :
6:2001/04/11(水) 17:17
35 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 17:28
「タルコフスキー好きっ!」ってのもあったなあ。
36 :
z:2001/04/11(水) 19:10
z
37 :
名無シネマさん:2001/04/11(水) 21:45
>>30 マッタリと同意。「刻印された時間」は僕が今まで人生でであった最良の書。
映画と文学の枠を越えた詩の概念について語っている。
タルコフスキー作品の画って、完成度高すぎて人の手を感じさせない気がする。
どうしたらこんなシーンが撮れるんだ?
「鏡」の雨の中で燃える家、、、。風にたなびく草原。あああ〜〜
38 :
名無シネマさん:2001/04/12(木) 23:45
はやくも下がってる。
タルスキー監督age。
39 :
名無シネマさん:2001/04/12(木) 23:54
罪悪感っつーか罪責感だね。
『ソラリス』では主人公が、妻を死なせてしまった罪責感に押し潰されていく
過程が描かれていて素晴らしい。
ラストシーンのあの音響効果はもうホラー級の恐しさだよ。
40 :
39:2001/04/12(木) 23:56
あと『ノスタルジア』のろうそくのシークエンス素晴らしいね!
あれは映画史上最も美しいシーンだと思う。
41 :
名無シネマさん:2001/04/13(金) 08:56
「ソラリス」
主人公が色々な精神的な苦難に遭って、あのラスト、“救われた”と思った。
聖職者の受難と救済を観るようなそんな感じ。
原作を先に読みましたがイメージ損なわれるどころか、イメージを補って
余りある作品だと思います。人にはあんまり勧めないで大事にしまっておき
たい作品。大好きage。
42 :
名無シネマさん:2001/04/14(土) 18:16
もう逝かれて15年経つんだ…。
何度観てもあのラストで戦慄させられる。
凄いよ。どの作品も。
43 :
名無シネマさん:2001/04/14(土) 19:04
俺は「僕の村は戦場だった」の少年の夢のシーケンスだな。
井戸のシーンやりんごを載せた馬車に雨がふるところも良いし
なんといってもカッコーの声のイントロとそれに呼応するラストシーンね。
44 :
名無シネマさん:2001/04/14(土) 22:41
「僕の村は戦場だった」と「ソラリス」、「ストーカー」くらいしかみてない・・・
もっとタルコフスキー作品をたくさん見てぇよぉ!!!!
ところで、「ソラリス」では首都高がうまく使われてるよなぁ、お見事!
45 :
名無シネマさん:2001/04/14(土) 22:44
どっかのパァがタルコフスキーの「ストーカー」を
犯罪のストーカーと勘違いしたりするだけで腹立たしいね。
あんな名作を、そんな下種な勘繰りでとられたらたまらんわい。
46 :
名無シネマさん:2001/04/14(土) 22:53
タルコフスキーの映画は見てるときは本当につまらない感じがする。
ただの思わせぶりとしか思えない映像の数々という感じ。
けれど見終わってけっこうたってから、いろんなシーンがものすごく
強烈に心の中に残っていたりして・・・
つまり、いつの間にか記憶の中でいい映画になっている。
47 :
名無シネマさん:2001/04/14(土) 23:46
>45
ストーカーという言葉が使われはじめられた時から
鬱でした……。
48 :
エメエセ:2001/04/15(日) 00:18
「ストーカー」ギミックなしでこのSF的興奮!
「ノスタルジア」見た後、この映画に出てくるモスコフスカヤ(ウォッカの銘柄)を一箱注文してしまった私。
いま現在も冷凍庫にあります。あーまた飲みたくなってきた。
49 :
名無シネマさん:2001/04/15(日) 00:30
前から気になってたんだけど「ノスタルジア」の蝋燭持って
長々歩くシーンは何なの。何かの宗教的儀式?
50 :
49:2001/04/15(日) 00:32
日本のおひゃくどみたいに伝承されたもの?
無知で御免。
51 :
名無シネマさん:2001/04/15(日) 00:34
52 :
名無シネマさん:2001/04/15(日) 00:43
ミルクを入れた壺が床に落ちて割れるシーンが好き
53 :
死神:2001/04/15(日) 03:08
天たまage
54 :
名無シネマさん:2001/04/15(日) 04:04
天たまにはソラリスそっくりのカットがあるね。
水の流れにたなびく水草かな。
確かソラリスで2度入る。
55 :
名無シネマさん:2001/04/15(日) 04:15
最初に見たのが「鏡」。それ以来、タルコフスキーが
かかれば劇場に足を運んだ。見ている時は不思議と高揚感
があって、眠くなったことが一度もないなー。
「サクリファイス」ではなんだか急に饒舌になって、この
一本に出来るだけタルコフスキー自身の思いを語り尽くそ
うとしているように見えて悲しくなった。
オレは平凡な田舎育ちで無宗教ではあるけど、タルコフス
キーの映像はオレの原風景を最高に美しく描きなおしてく
れた感じだな。
56 :
名無シネマさん:2001/04/15(日) 04:22
>>37 「鏡」いいなぁ
草原の風走りってスゴ過ぎる
空中浮揚の崩れる壁とかも
57 :
ワンプラスワン:2001/04/15(日) 05:24
タルコフスキーは、作品のテーマとして、一貫して人間のエゴを扱っている。
「生き物の記録」は主人公がそのエゴから家を燃やす話だが、
「サクリファイス」は自分のエゴそのものを燃やしてしまう話。
だから眠くなっても構わないんじゃないかなあ。(w
58 :
金無シネマさん:2001/04/15(日) 12:57
いい湯だなage
59 :
名無シネマさん:2001/04/16(月) 04:09
僕の町は戦場だったage
60 :
名無シネマさん:2001/04/16(月) 05:59
「ローラーとバイオリン」での少年と大人の距離感が凄くいい。
観た後にとても切なくなる。
監督、病気で亡くなったんだっけ?
日本に来たことあったんだろうか?
61 :
名無シネマさん:2001/04/16(月) 09:21
>>48 「ストーカー」って、女の子のラストシーン以外は特撮もないですかね?
それでちゃんと SF になってるのは、ある意味すごいですね。
(ラストシーンも特撮と呼ぶには....ちょっとなんですが)
62 :
ウィークエンド:2001/04/16(月) 11:06
>>61 「ストーカー」
ああいった草原や下水道を
‘ここはゾーンだ’という観念で撮って
それを観る者に納得させてくれるところが
すごいSFだと思います。
63 :
名無シネマさん:2001/04/16(月) 11:42
>>45 激しく同意。友人などと好きな映画の話をしていてこのタイトルを挙げると
犯罪のストーカーの話と勘違いされるんだよ。ロシア語では何て読むのだろう?
どんな内容なの?と聞かれても、この作品の魅力はうまく説明できないし、理解もしてもらえないのでツライ。
とにかく観てくれとしか言いようがないよ。
64 :
名無シネマさん:2001/04/16(月) 12:26
28日にソラリスのデジタルリマスター版DVDがでるよ
65 :
名無シネマさん:2001/04/16(月) 13:10
>>63 ちらっとロシア語を勉強しただけの知識からいうと、元題を英語に置き換えて
発音すれば「ストーカー」でしょうけど、ロシア語の発音は多分違う。
66 :
名無シネマさん:2001/04/16(月) 13:19
ストーカーのロシア語表記は「Сталкер」
キリル語の読みをそのまま英語風にすると「STALKER」
になります。さて、発音はどうだったっけ・・・
67 :
名無シネマさん:2001/04/16(月) 13:22
>>62 観念的な面ばかり言われがちですが、やっぱり映画的な
基礎体力がしっかりしてると思います。
原作通りなのかもしれないけど、希望の部屋の電話が
突然鳴る場面は心憎い演出。心臓が縮みあがった。
68 :
名無シネマさん:2001/04/16(月) 19:07
>>66 スターケルかスタルキャル、どっちかだと思う。
アクセントどっちだったか忘れちった。
69 :
名無シネマさん:2001/04/16(月) 21:25
「ストーカー」は途中で必ず寝てしまうので
一度も終わりまでみたことがない。ネタにあらず!
70 :
名無シネマさん:2001/04/16(月) 21:26
レンタルビデオ屋においてねえぞ! ゴルア!!
71 :
名無シネマさん:2001/04/16(月) 23:28
「サクリファイス」DVDはまだか〜
72 :
名無シネマさん:2001/04/17(火) 01:05
>>67 いや、「ストーカー」は
ストルガツキーの「路傍のピクニック」の1部を
ほんの拝借程度・・・・
73 :
んさマネシ無名:2001/04/17(火) 03:16
パートカラーage
74 :
名無シネマさん:2001/04/17(火) 06:34
あげ
75 :
名無シネマさん:2001/04/17(火) 21:21
>60
「タルコフスキー日記」によると、1971年の9月24日〜10月10日の間来日して
いるみたい。「ソラリス」のロケかな?
無くなったのは肺に始まってあちこちに転移した癌のためだったと思う。
76 :
名無シネマさん:2001/04/17(火) 23:15
「惑星ソラリス」の高速道路のシーン撮りに来日してる。
飲み屋で黒澤といっしょに「七人の侍」のテーマを歌って盛り上がったそうだ。
それ以来黒澤はタルコフスキーを自分の弟のような、と形容してるね。
77 :
名無シネマさん:2001/04/17(火) 23:16
ストーカーの女の子のシーンは何度見てもいい。
まるで「キンザザ」の変な装置に触った瞬間ワープという
ハリウッドのように変にタメない、唐突さが、SFぽくて好き。
78 :
sallie:2001/04/17(火) 23:58
「ソラリス」の無重力シーン。
カメラが移動して、小さい硝子の玉がつながったシャンデリアが
「・・・カシャン・・・・」
ウオオオオオオオー
79 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 01:34
>>75 >>76 サンクス。
そうか。高速道路を撮りに来ていたか。
それにしても黒澤監督と飲んだのか。
2人の対談聞いてみたいけど、TVや雑誌に載るような話じゃ
ないだろうなあ。
80 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 01:36
ソラリス、「セックスと嘘とビデオテープ」のソダーバーグで
リメイクだってさ。
「ソラリス」リメイク、お願いだからジュリア・ロバーツだけはやめてぇぇ。
関係ないのでsage。
82 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 03:39
>>80 これ決定なの?だとしたらもっと話題になると思うが。
83 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 03:52
お願いスティーブン、この企画から降りると言って。
あなたなら、他にもやりたいこといっぱいあるでしょ。
名作のリメイクは、それを結局超えられないのよ。
だいたい、あの空気感とロシア語の感じもいーんだから。
84 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 04:04
英語はやめて欲しいな。
派手なリアクション、アクセント。全てが台無し。
女優も英語圏にいないでしょ。
いたら教えて欲しいけど。
85 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 04:06
「ソラリス」で母ちゃんに手を洗ってもらうカット。なんであんな
なんでもないシーンに強烈なインパクトを与えられるのか不思議だ。
たらいに水を注ぐ音。
86 :
80:2001/04/18(水) 04:10
ソラリスは次の次。
ちなみにプロデュースはジェイムス・キャメロン。
87 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 04:16
タル監督、母に凄い思い入れがあるのでは?
私自身、父と息子・母と息子の関係にはぐっとくるものがあります。
別の映画でも感じるので、単なる好みかもしれませんが。
やはり男は「女にかえれ」でしょうか?
88 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 04:20
キャメロン。
絶対無理だ。やめとけ。
どうせ大衆向け、エンターテイメント映画で終わるんじゃ。
89 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 09:27
「女にかえれ」ってどういう意味?
90 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 10:16
「タルコフスキーアンソロジー」のLD持ってるけど
必ず寝てしまうんだな。つまんないじゃなくて
なんか気持ち良くなって寝ちゃうんだ。
91 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 13:40
絶対、α波出てますね。
92 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 13:45
僕はタルコフスキーの透けるような淡い色彩が大好きなんだけど、
サクリファイスから色味が変わってしまった。
撮る国が変わって、
フィルムの種類とか現像プリントが変わったからかな。
93 :
sallie:2001/04/18(水) 16:21
>>92 サクリファイスってイタリア映画だもんね。
現像はもちろんだけどフィルムとかタイミングもまったく違うんだろうね。
これは撮影監督の差でもある。
撮影監督は、スヴェン・ニクヴェストといって、確かテオ・アンゲロプロスとかとも
組んでるひとだと思ったけど・・・
94 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 17:49
「サクリファイス」はスウェーデンじゃないか?
たしかに陰影がかなり濃い感じだね。ソ連時代でも「ストーカー」は
結構色の彩度が高い感じがするな。
95 :
sallie:2001/04/18(水) 19:18
あ、イタリア映画は「ノスタルジア」だった。サンキュ。
>>94 ストーカーと、サクリファイスってトーン似てますよね。
流行の銀残しっぽくて。タルコフスキー、
生きてたらCMかミュージッククリップ撮ってもらいたかった。
96 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 19:43
「ローラーとバイオリン」を
「ローラ(女の子の名前)とバイオリン」と
勘違いしていた人、いる?
とりあえず、ここに一人。
97 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 20:02
>96
映画見て分かったんなら問題ナーシ ヽ(´ー`)ノ
98 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 21:18
>83
>84
ほんと、英語は止めて欲しいよ。ロシア語のあの押さえたトーンがいいんだよ。
リメイクされても見ないぞ!・・・って、見ちゃうかもなぁ。どうせ失望だろうけど。
99 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 21:21
小さい映画館で「ノスタルジア」を観て、深い色とひんやりとした空気に惹かれました。
「サクリファイス」の公開(しかも大きいスクリーンで)に大喜びで、彼氏を連れて行きました。
やっぱり寝てた!!
それも30分位寝てたくせに「目がさめたらまだ同じとこやってた」だと。
100 :
sallie:2001/04/18(水) 22:39
>99
寝ていい映画だよね。タルコフスキーは。
ゆめうつつの、カメラ自体うつらうつらしてるような映画なんだから。
許してやりー。
ところでタルコフスキーのモスフィルム時代の習作「殺人者」って見たひといるのかな?俺はない。
101 :
名無シネマさん:2001/04/18(水) 23:24
眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠
眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠
眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠眠
102 :
>100:2001/04/19(木) 01:34
NHK教育で数年前にやったやつだっけ? ビデオ撮ってるよ。まだ観てないけど。
103 :
名無シネマさん:2001/04/19(木) 01:41
劇場でソラリス観てて、うとうとしてハッっと眼が覚めたら、
まだ同じカットだったので安心して観ていた。
そしたらすぐに終わってしまった。
私もソラリスに欺かれてしまってた。トホホ。
過大評価では?
105 :
名無シネマさん:2001/04/19(木) 02:45
>>89 まあ、男って女(妻・恋人)に母を投影しているというか(無意識的に)。
そんなところも無きにしも在らずで。
106 :
名無シネマさん:2001/04/19(木) 05:26
私はストーカーのトロッコのリズムが好き
107 :
黒犬:2001/04/19(木) 20:02
>>10 彼の他にああいう画を撮った人は存在しないわけだから、
ワン・アンド・オンリーの価値は否定できないと思います。
108 :
黒犬:2001/04/19(木) 20:06
109 :
名無シネマさん:2001/04/19(木) 20:35
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110 :
名無シネマさん:2001/04/19(木) 21:44
>>107 黒犬って「ストーカー」に出てくる犬のことですよね。
あの犬はゾーンから男達と一緒に戻ってくるが、何かの象徴なのだろうか?
このスレ読んでから、いつもはボーッと観てるだけの「スートカー」を少し考えながら見たが
この作品は文明社会に生きる現代人の欲望・苦悩・矛盾そして希望や可能性を描いているのかなぁ・・と感じました。
でも、そんな意味付けより神秘的な映像美には毎度圧倒される。
111 :
名無シネマさん:2001/04/19(木) 21:49
「スートカー」ではなく「ストーカー」の間違いでした。鬱だから今度から「スターケル」って言おうかな。
warata
113 :
名無シネマさん:2001/04/20(金) 00:11
初めてイタリア旅行に行ったとき、ノスタルジアに出てきた
サン・ガルガーノ修道院(あの壁面だけ残ってるやつ)に行きました。
映画の舞台って、実際に行くと「こんなもんか」っていうのが多いけど、
ほんとに雰囲気があっていい場所だったなぁ。
ちょうど雨上がりで水たまりとかいっぱいできてて、
思わず「一人ノスタルジア」にひたってしまった。
114 :
名無シネマさん:2001/04/20(金) 20:41
>113
行った人居たんだ〜
中々の迷(?)所らしいぞ
115 :
名無シネマさん:2001/04/21(土) 00:01
>114
そうなんです。シエナという街からバスが出てるんだけど、
1日に数本しかないので、行ったら半日いなければいけないという
状況だったので、レンタカーを借りてドライブしました。
でも、「ノスタルジア」の影響なのか(?)、
わずかだけど観光客もいるらしく、
売店でパンフレットも売ってました。
絵は嵌め込みだけど、そのうち地下礼拝堂にも行くぞ〜!
116 :
名無シネマさん:2001/04/21(土) 04:27
>黒犬って「ストーカー」に出てくる犬のことですよね。
ケルベロスじゃなかったかな?不吉と共に現れるという地獄の番犬・・・
結局ストーカーのゾーンって何ですか?
資本主義社会の事?とか思ってたけどちょっと違うし・・・
2001のモノリスと同じくらい分かりません。
ゾーンの方がわかんないかも!
118 :
DVDから転載?:2001/04/22(日) 05:22
不可思議な立入禁止「ゾーン」に守られた廃墟の一室、
無事そこへ辿り着けば胸に秘めた願いが叶うという。
厳重な警戒網を潜りぬけ、ストーカー(密猟者)の案内で
科学者と作家は部屋の前に立つ。
至るところ水に浸された場面が美しい。
「ゾーン」とは倫理のそとにあるあらゆる物たち、
精神的な或は宗教的なものを総称しているように思える。
非倫理の領域に属するもの、心的な世界、
当時のソ連(実は文明社会全体)にとっては危険な立入禁止ゾーンに
SFの衣装を着せた見事な映画詩だ。
>>118 難しくて訳わかんない。
でも、あれあっさり返ってくるのがいいね。すごくいい。
なんか、も◯◯◯姫の監督さんもいってたよ。
ゾーンの中にはいって自分のきたない内面なんかみたくないって。
人間はいったらおしまいよって事?でも、人間は目指してしまう・・・
ゾーンって・・・モノリスのがぜんぜん訳わかるな、こりゃ。
120 :
名無シネマさん:2001/04/22(日) 10:28
倫理は社会的なものじゃからね。
まあ夢と言うより、妄想が苦も無く、何の抵抗も無く即座に実現したら、嫌だよね。
現実が崩壊しちまう。
121 :
名無シネマさん:2001/04/23(月) 21:36
>>62 ウイークエンドさん
そっかそうだったのか…なんかちょっと納得できそうな予感がほのほの…っと。
ストーカーで泣けちゃったワケを。うわー久々に気持ちいーかもー。ありがとうです。
122 :
名無シネマさん:2001/04/25(水) 20:54
あげとく
123 :
名無シネマさん:2001/04/25(水) 22:42
ソダーバーグ版ソラリス、ひそかに楽しみだぞ。
まあ当然オリジナルは超えられないだろうが・・・それをわかっててあえて挑む
ところがいいんじゃんか。男だぜソダーバーグ。
124 :
名無シネマさん:2001/04/28(土) 07:03
どうせなら思いっきりハリウッドしてほしいな。
トータルリコール(P・K・ディック原作?)みたいになっても
いいから、ド派手なCG、アクション、アップなどを期待する。
チェルノブイリの半径30キロ圏内の立入禁止地域が「ゾーン」と
呼ばれていると聞いた時に、もしかしてタルコフスキーの引用か?
と思ってしまった。
「ゾーン」という単語そのものは普通名詞なんだろうけど、今でも
その考えが捨て切れない。
126 :
名無シネマさん:2001/04/30(月) 04:33
字幕にミスがあったのでソラリスのデジタルリマスターDVD発売延期になった。
どうりで店にないはずだよ。
早く欲しいぞ、この野郎!!
>>125 別にタルコフスキーの映画が無くても、あの状況じゃ自然にみんな
「ゾーン」って言ってるんじゃないの?
日本で同じような状況になったらどう呼ばれるのかな? 「ゾーン」は。(^w^
128 :
名無シネマさん:2001/05/01(火) 18:04
ちょっと
あげてみよう
129 :
名無シネマさん:2001/05/01(火) 18:08
>>126 発売日に売ってたぞ?回収されたのかな?
130 :
名無シネマさん:2001/05/02(水) 00:11
回収されたらしいよ。
131 :
たんぐすてん:2001/05/02(水) 00:21
>>126 店頭ですら見てない(T▽T)
特典が楽しみ
というかDVDはそれがなきゃ…
132 :
名無シネマさん:2001/05/02(水) 00:33
どんな作品がDVDでリリースされてるのん?
133 :
名無シネマさん:2001/05/03(木) 16:49
>>126 それを知らなくて、秋葉原を探しまくりました(涙
お店で聞いたら、一度入荷したけど回収したとのこと
1〜2ヶ月で修正版が入荷しますよ、とのこと
134 :
名無シネマさん:2001/05/07(月) 09:17
学校行く前にage35
「アンドレイ・ルブリョフ」についても語ってくれage。
失敗もう一度age
137 :
名無シネマさん:2001/05/10(木) 02:46
サクリファイス出してくれagege
138 :
た:2001/05/10(木) 08:56
いま『サクリファイス』みおわった。
明日は『ノスタルジー』の予定。
139 :
名無シネマさん:2001/05/10(木) 18:12
ソラリスのサントラってさんざん捜したんだけど
ないんだなー。バッハのシンセサイザー風の曲。
誰か知ってる人いない?
140 :
名無シネマさん:2001/05/10(木) 22:15
あんな水たまりに腰掛けたり、寝そべったりしなきゃならない役者さんは可
哀想、そう思った私にはタルちゃん見る資格はない?
でもヒルとかいそうだよん。
141 :
そりゃりす:2001/05/11(金) 00:42
公開時オリジナルのテレシネ・テープから録音された音
の悪い国内盤レコードが出てたけど、今じゃ当然廃盤。
1995年頃に東映から殆ど同じ音源のCDが出てたけどこれ
も廃盤。10年位前にセゾン系のWAVEから新録のタルコ
フスキー集のCDが出ていて、この中にソラリスとストーカーと
鏡が沢山収録されていたよ。でもこれも廃盤。再発盤が最近
ロシアで出ていて、新宿のプログレ専門店で売っているよ。
オリジナル・バージョンが聞きたかったら、
http://www.ebay.com/ のサーチで "ARTEMIEV" で検索すると日本のサントラ・レコード
からコピーされた海賊盤LPが時々ひっかかるよ。
ヤフオクでも”アルテミエフ”で検索すれば出てくるかも。
142 :
名無シネマさん:2001/05/11(金) 01:23
>>140 映画の為には生きた馬に平気で火を放ったそうだからね。
芸術家は非情だ。
143 :
名無シネマさん:2001/05/11(金) 05:36
ストーカー最高です!!あれ程自分と息のあったカット割りを見せられた映画は
無かったです!!兎に角、眠いとかじゃなくって『間』が絶妙に良いと思いません?
下水道のシーンなんか特に自分のリズムと合っていてココをもう少し引っ張って
置いてくれーって思いながら、よし、今変わってくれって思ったらホントにカットが
変わってくれたりと、なんかそれだけで感動的でした。
「ワビサビ」の定義もうやむやなんですけど、なんか自分の中では「ワビサビ」
が解る人って言う気がします。
なんかソラリスのリマスターのDVDは不良とかで回収になったみたいですね。
144 :
なまえをいれてください:2001/05/11(金) 20:03
>>141 情報有り難うございました。
やっぱりほとんど廃盤なんですね。
近くで捜してみます
145 :
名無シネマさん:2001/05/11(金) 23:17
「ストーカー」なんですが、ロシア語習ってた友人に聞いたら、
「スタルケル」(アクセントは「タ」、「ル」は舌を振動させて)
とのこと。
マニアはこれから「スタルルルーケル」と逝ってみて下さい。(w
146 :
名無シネマさん:2001/05/12(土) 00:20
タルコフスキーの最高傑作は『鏡』だと思う。
147 :
NOSTALGHIA:2001/05/12(土) 01:36
>139
その曲は冨田勲が「ソラリスの海」としてカヴァーしています。
アルバムは「宇宙幻想」(その他ベストもの)また、BMGから
「バッハ・ファンタジー」と言うアルバムでさらに新ヴァージョン
を録音しています。原曲はJSバッハのコラール「汝に呼ばわる
主イエスキリストよ」オルガン小曲集BWV639と3声のインヴェンション
BWV788です。 私は>141のWAVE盤を持っていますが、このころは
ソラリスだけでもサントラが出ていたと思います。
(確か新星堂からだったような)
148 :
なまえをいれてください:2001/05/12(土) 20:57
>147
139ですが有り難うございます。
皆さんさすがに詳しいですね、恐れいりました!
149 :
名無シネマさん:2001/05/15(火) 20:20
タルコフスキー作品ではどれがDVD化されてるの?
>>138 ノスタルジーってあんた。大林映画じゃないんだから。
「ノスタルジア」って言って。
まれに「ノスタルルギア」とか言ったりするひとは逝ってよスィ
151 :
名有りシネマさん:2001/05/16(水) 22:49
>>150 でも、あれはイタリア映画だから、正確にはノスタルギアって読むんだよ。
まぁ、わざわざ邦題に逆らってそう言う奴もイタいけどね。
152 :
名無シネマさん:2001/05/17(木) 01:27
ノスタルジア今日LDで見た。
ピエロ・デッラ・フランチェスカ最高。
ソラリスのバッハ+ブリューゲルのシーンもいいけど、
蝋燭もそれに劣らず良かった。
これぞ映画。
しかし救われないね。
153 :
U-名無しさん:2001/05/18(金) 10:31
誰か、タルコフスキーの後継者ことソクーロフについても語ってくれ。
こないだ初めて「ストーン」を観たけど、歪んだ鏡のような映像がよかった。
154 :
↑:2001/05/18(金) 10:55
タルコフスキーの後継者なの?誰が言ったの?
155 :
153:2001/05/18(金) 12:12
>>154 うろ覚えだけど、ソクーロフを「発見」したのがタルコフスキーだったんじゃ
なかったっけ。
156 :
名無シネマさん:2001/05/18(金) 14:32
>>143 タルコフスキーの著書「刻印された時間/映像のポエジア」で、
彼本人が芭蕉の俳句をいくつか引用しながら日本人の「さび」について言及していますね。
「ある意味で<さび>という感覚をもった日本人の理念は、映画そのものなのである」
157 :
名無シネマさん:2001/05/18(金) 19:19
むかしサクリファイス公開の頃、
タルコフスキー特集でソラリスを新宿に見に行ったのですが、
隣に座っているやつが、首都高の場面でしきりに
ふふっ、ふふふっと小声を出すのです。
他の場面では寡黙なのに。
別に可笑しい場面でもないですしね。
きっと首都高ってことを知っていることを周りに自慢したかったのでしょう。
うるさくて非常に不愉快でした。
首都高で撮影した事は周知の事実ですよね。
たしかロードショーの時のパンフにも書いてあるはずだし。
158 :
名無シネマさん:2001/05/22(火) 20:53
タルコフスキー生きてたら次回作も決まってたんだよね…
「聖アントニウスの誘惑」だっけ?
そのようでしたね。
>>158 あと霧がもくもくだったらしいオペラ演出(なんだったかは忘れた)も見たかったなあ。
>>152 ノスタルジア救われなかったかなー。そうかー。
冒頭、そして、ラストにもかかったかな?
あの美しいヴェルディのレクイエム。
胸を刺すような痛いメロディから始まって、
非常に心地よい、優しいパートに変わっていくでしょ。
あの映画は、あの曲なんだよね。「レクイエム」、鎮魂歌。
最後のカットはとても美しく彼にとって何よりの救い。
しかし、救われないのは、その後だね。
ある意味、ラストの彼の望郷を閉じているあの囲いの存在は
「ソラリス」に通じるものがあって、カメラがひいていくうちに、
主人公から、神への視点へと移行している。それが、全てを虚しく見せて、
救われないと感じるのかもしれないね。
もうひとついわせて。
そして、「ノスタルジア」のあのカットを考えるたびに、タルコフスキーが「現代のイコン作家」である、
とよく言われたことについて疑問を感じてしまうのです。
あれを見るたび、タルコフスキーはなにより映画作家であったのでは、と。
皆さんはどう思われますか?
>157
ソラリスの首都高のシーンって、恥ずかしいのかな。
俺も、周りの「遅れたロシア人にはこれが未来か」とか「ちー」
とか「なんだー」とかの知ったか野郎には萎えたな。
単純な、来るべき未来という設定じゃないと思ったけど。
昔々の首都高って、映画のとおり不思議な異世界の雰囲気が
あったとぼんやり記憶している。刷り込みかもしれんが。
サーカスや浅草には、まだ人さらいも半魚人もいた時代だしね。
ソラリスの中で、イミテーションのハリーを「妻です」と、
照れているような、バツの悪そうな、いわく言い難い表情で
皆に紹介するところが、たまらなく好きだな。
>161
映像詩を紡いだ人。
月並みな言葉ですまん。終電で家に帰ります。
163 :
152:2001/05/23(水) 00:02
>>160 そう、あのカメラのひきで、
“あぁ、救われないな”って。
和解、故郷が結局はソラリスの海の見せた幻影であったように、
ノスタルジアでも主人公の願望、ノスタルジアは
死や幻影の中でしか叶わないんだな、って。
結局あれらのシーンは願望が叶ったようで、
実はその願望そのものでしかないんですよね。
永遠に叶わないノスタルジア。
確かにラストはどちらも(特にノスタルジア)
ものすごく美しい、でも哀しいシーンでしたけど。
その哀しみに、救われなさを感じたのだと思います。
164 :
名無シネマさん:2001/05/23(水) 07:13
そうね。ツクリモノでしかないのよね。
ハスミがタルコフスキーのことを反動的(19世紀的)映画作家みたいなこと書いてたけど、
タルコフスキーは自覚的であったと思う。
165 :
名無シネマさん:2001/05/23(水) 09:37
>>161 よくわからない。
「現代のイコン作家」と映画作家は両立しないの?
というかイコンを描いてた画家はあくまで画家であって、
イコン画家は画家の中に含まれたように、
現代のイコン作家という場合も映画作家の中に含まれるんじゃないの?
166 :
名無シネマさん:2001/05/23(水) 10:14
溝口健二も前近代的な作家だと言われてましたな。
タルコも溝口も大好きだ。
何となく理性で割り切れない何かがある気がするんだよな。
そういうものの方が好きです。
167 :
名無シネマさん:2001/05/23(水) 12:21
イコン画って、NHKのドキュメント番組で、作者の名は付さないものだと言ってたけど、違うの?
168 :
167:2001/05/23(水) 12:26
つまり歴史の表舞台にあらわない匿名の「魂」が描き出す絵画がイコン画で、
映画作家はあくまで唯物論的な芸術としての「映画」のクリエイターなのでは。
補足ありがとうございます。
>>163.164.168
タルコフスキーがイコン作家だとしたら、「ノスタルジア」ラストカットにおいて、
想いを閉じる囲いなど、もうけなかったと思うんだよね。
>>165 救われたままで終わっていいはずですから。単純に、そういうことです。
170 :
名無シネマさん:2001/05/23(水) 19:20
>>168 匿名であってもちゃんと専門的な画家が描いたものです。
魂は絵なんて描きません。
タルコフスキーの描いたルブリョフやフェオフォンのように
後世に名を残した偉大なイコン画家もいます。
何か屁理屈書いちゃったな。
イコン画家は絵を描く時に画家であることこそが信仰することでもあり、
タルコフスキーの場合は映画はあくまで映画だったということか。
172 :
初心者:2001/05/23(水) 20:09
タルコフスキーはソラリスしか見たことないんだが
次に見るならなにがよいでしょうか?
イコン作家はちゃんと資格みたいなものがあるみたいよ。テレビで見た。
若い学生が学んでいた。わたしは人の魂を癒す絵を描きたい。
みたいなことを言っていて、やはりそこには作家性よりも、宗教観が強く見てとれた。
まあ映画作家としてのタルコフスキーもロシア(タルコフスキーは旧ソ連だけど)においては
国立の映画学校から出たわけで。なにかこう、国に託される感じがあるよね。
しかし何故タルコフスキーが亡命したのかってなんでだっけ?「ストーカー」時代に、
モスフィルムに製作を止められて表現の自由を求めたんだっけか?
>>172 そうねー。全部揃ったビデオ屋さんってそうそうないだろうから、あるものから観るとして。
ソラリスに耐えられた(こういう言い方は嫌なんだけど)のなら、「鏡」ぐらいから見てみれば?
「鏡」「ストーカー」で刺激されて、ここから「ローラーとバイオリン」「ぼくの村は戦場だった」
そして「アンドレイ・ルブリョフ」という初期を感じておく。
そして、ここが問題だ、そうだなーやっぱ俺なら、「サクリファイス」の枯れ木を見て浸り、
そして最後に「ノスタルジア」を見て、完全にヤラれる。
と、してみたいものです。長々ごめんね。
174 :
初心者:2001/05/23(水) 22:06
>>161さん
レスどうもです。
ソラリスは友達は疲れたと言っていましたが
僕は全然疲れなかったから、一般的に眠くなる映画のように
言われていたのに驚きました。レンタルでは見かけないですねえ。
僕は結局DVDを買いました。
「ソラリス」DVDもう出た?回収されたってあったけど。再販されたんだね。
眠くなるってのは、別にいいと思うんだよね。実際パワーのいる映画だと思うから。
俺も買おうっと。だけどパソコンで見ると五月蝿いからデッキ買おう。
タルコフスキーは音も素敵だからね。音といえば前にも書いたけど「ソラリス」では
無重力シーンのシャンデリアの「カチャ・・・ン・・・」だな!!あうー!!
176 :
名無シネマさん:2001/05/24(木) 01:33
俺は作家性と宗教性が分離出来ない芸術に魅力を感じるんだが・・・
タルコフスキーにおいてもそうだと思い込んでた。
読みが浅かったな。
例の回収されたソラリスDVDは本編が
2枚に分かれているので残念てゆうか腹立つなあ
178 :
ZEROES:2001/05/24(木) 14:47
179 :
161:2001/05/26(土) 17:15
ノスタルジアにおいての、ヴェルディのレクイエムよすぎ。あと、シーン的に不謹慎だけど、
第9の使い方がすげえかっこいい!!犬がワオーンって吼える!
一番スポットな旋律のところで、焼身自殺のところのラジカセにスイッチするなんざもう・・・
タルコフスキーって、絶対的にカッティングのうまい人なんだよね。それを抑えてるんだってこれで知った。
>>178 情報サンキューです。見てみたいなー。たしかエルランド・ヨセフソンは来日してオペラに出てたよね。
180 :
初心者:2001/05/26(土) 19:15
>>175 ソラリスの赤坂かどこかの高速道路のシーンの音が凄いと思いました。
サントラ出てたら是非欲しいです。
>>177 2枚だったんですか?どうりでケースが2枚組になってるわけですね。
ちなみに今出てるやつはテーマ曲のシングルCDが付いてました。
きっと最初のDVDが出たときには2層ディスクがまだ無い頃に出たんでしょうね。
181 :
名無シネマさん:2001/05/31(木) 02:25
サクリファイスの撮影監督は誰ですか?
ラスト前の家が燃えるところのロングショットに圧倒されました。
知っているかたいたら、教えて頂きたいです。
182 :
179:2001/05/31(木) 02:30
>>181 スヴェン・ニクヴィスト。
確かテオ・アンゲロプロスとかとも仕事してる巨匠。
183 :
名無シネマさん:2001/05/31(木) 05:13
ニクヴィストってベルイマンとのコンビで有名だよね。
あと「ギルバート・グレイプ」も確かこの人。
184 :
名無シネマさん:2001/05/31(木) 08:05
だめだノスタルジアが見てえ
ソラリスDVD購入したひと、ノスタルジアのDVD化のお知らせとか入ってなかった?
185 :
名無シネマさん:
>>178 あの「ボリス」のLDはホントに凄い傑作!
歌手もオケも萌え萌えだし、もちろんタルコフスキーの演出も最高!
最初にこの映像観たのは、たしか十年位前の12月31日の大晦日の夜(!)の
NHK教育でだった!
裏番組は紅白や民放の軽薄なのに「ボリス」をやるNHKにあきれたもんだ。
多分そのとき全国で観ていたのは俺を含めて百人位しかいなかったのでは?
おかげで涙が出るほど感動しつつもくら〜い気分で新年が迎えられたことが
今でも忘れられん。
と、いった個人的な思い出はともかくもその後LDでも繰り返し観ているが、
いつも感動させられる。
ボリスの幻影の少年の扱いや群集のコロス的な使い方、聖愚者とかを見ると
さすがタルコフスキーだと思うね。
あと運命を暗示させる巨大な振り子とリアリズムそのものの演技が同居して
ても全く不自然に感じさせないところが上手いよ。
と、いう訳で多分遠からずしてDVDとして再発されることと思われるので、
興味のある方は是非観て下さい。
俺も改めて買うつもり。