「プラトーン」アカデミー賞4部門受賞

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1名無シネマさん
PLATOON
1986年、アメリカ、字幕スーパー、ノーカット
アカデミー賞4部門受賞

監督・脚本;オリヴァー・ストーン
出演:チャーリー・シーン、トム・ベレンジャー、ウィレム・デフォー、フォレスト ほか

3月28日(水) 21:00〜23:00
BS2
2名無シネマさん:2001/03/24(土) 13:42
ベトナム戦争を舞台に、最前線の戦闘小隊「プラトーン」に配属された青年の目を通して、
戦争の実態を浮き彫りにした巨匠オリヴァー・ストーンの自伝的作品。
アカデミー作品賞、監督賞、編集賞、音響賞を受賞している。          

1967年、アメリカの名門大学を中退してベトナムの戦場にやってきた青年がいた。
次々と徴兵されていく同世代の若者の多くが少数民族や貧しい者だったことに憤っての志願だったが、
いきなり最前線に配属された彼が見た現実の戦争は想像をはるかに超えた苛酷なものだった。
3名無シネマさん:2001/03/24(土) 13:47
プライベート・ライアンみたいな内容?
4名無シネマさん:2001/03/24(土) 14:13
ストリート・オブ・ファイア(放送中)のパクリ
5名無シネマさん:2001/03/24(土) 14:24
「プラトーン」 「天と地」 「7月4日に生まれて」がベトナム3部作だっけ?
6名無シネマさん:2001/03/24(土) 14:25
>>1

いいかげんにしろよ、ヴぉけうぜーーーーー
7名無シネマさん:2001/03/24(土) 14:26
>>5
「プラトーン」「フルメタルジャケット」「地獄の黙示録」
8名無シネマさん:2001/03/24(土) 14:29
フルメタルジャケットは(・∀・)イイ
9名無シネマさん:2001/03/24(土) 14:30
メタルギアソリッドは(・∀・)イイ
10名無シネマさん:2001/03/24(土) 14:31
>>1まじで迷惑するからこっちに書き込め
http://cocoa.2ch.net/test/read.cgi?bbs=movie&key=985320511&ls=50
11:2001/03/24(土) 14:39
オリバーストーンの話。
12名無シネマさん:2001/03/24(土) 19:26
3部作の中でいちばん面白いのどれ?
13名無シネマさん:2001/03/25(日) 01:10
again
14名無しさん●お腹いっぱい:2001/03/25(日) 01:36
 俺、この映画大好きっす。
15名無シネマさん:2001/03/25(日) 01:40
プらトーンのモノマネをする外人
16名無シネマさん:2001/03/25(日) 01:54
エリアス軍曹が撃ち殺されるシーン知らない人いるの?
17techno pop:2001/03/25(日) 02:09
 オリバーストーンの映画は全世界に受け入れられるものですか?
アメリカ人でないと理解できないものが多い気がするよ。
18名無シネマさん:2001/03/25(日) 02:25
↑言いたい事はなんとなく分かるが、
「アメリカ人」なんて一括りに出来るほど、アメリカ人は多様性が無いのか?とも思う。
そもそも、ストーンの映画だった、いろいろあるし。
19名無しさん●お腹いっぱい:2001/03/26(月) 01:40
 エリアスとバーンズ。
 昔は、エリアス=前、バーンズ=悪と、
極端な捉え方をしていた。
しかしバーンズは、悪として捉えるべきではなく、
現実社会で逞しく生きている男の象徴として捉えるべき
なのではないだろうか。
現実社会では、理想どうりには生きられない。
現実社会において、同僚・友人を貶める事がない人がいるだろうか。
またバーンズは麻薬をやらないし、戦闘上手でもある。
このバーンズの逞しさにエリアスは嫉妬していたのではないだろうか。
 現実社会を逞しくサバイバルする男、バーンズVS
麻薬で現実逃避する男、エリアス。
この現実主義VS理想主義の問題は、誰の中にもあるのではないだろうか。
最後にクリスはこう言ってる、

「俺は彼らの間の子供であるような気がする。」

 以上な事もプラトーンの最も大きなテーマの一つ
だと思う。
20違いがわかる人:2001/03/26(月) 01:41
俺はバーンズを後と考える
21名無シネマさん:2001/03/26(月) 03:09
俺も最初は断然エリアス大好きだったんだが、映画終わってしばらく
たつとバーンズが忘れられんのよね〜。バーンズ大好きになっちまう。
22:2001/03/26(月) 03:22
アブネーよ、それ。
23名無シネマさん:2001/03/26(月) 11:23
>>21
ワラタ
24brad pitt:2001/03/26(月) 11:25
Stand by me no videono yokokuni haitteitane.
25名無シネマさん:2001/03/26(月) 15:30
難解なの?
26名無シネマさん:2001/03/26(月) 21:12
27名無しさん●お腹いっぱい:2001/03/27(火) 00:47
 25さんへ。
難解ではありません、
頭を使わずとも観れます。
 が、いろいろ考えさせてくれます。
28名無シネマさん:2001/03/27(火) 02:07
>>27
明後日見てみます。
29名無シネマさん:2001/03/27(火) 02:31
プらトーン最悪
何なんだこの糞映画は?コラ
この監督は自分が絶対正しいと信じて疑わない傲慢な野郎だ。

30名無シネマさん:2001/03/27(火) 02:41
大学中退してまでベトナムに志願・・・
確かにアホだな
31名無シネマさん:2001/03/27(火) 19:03
賛否両論だね。
オリヴァー・ストーン作品らしい。
32名無シネマさん:2001/03/27(火) 19:11
>>29

しかもホモ
33名無しさん●お腹いっぱい:2001/03/28(水) 00:49
 俺はプラトーン大好き。
プライベートライアンとか、アクションシーンで見せるやつより、
プラトーンのアクションシーン以外の描写が好き。
例えば、米兵がベトナムの少女をレイプするシーン、
片足のないベトナム人をリンチするシーン、
薬に逃げる米兵の集まるシーン、などなど、
戦争という物の悲惨さを良く表していると思ふ。
34名無シネマさん:2001/03/28(水) 13:08
今日やるんだ
35通りすがりの名無しです:2001/03/28(水) 13:21
いい映画だったなあ。重いけど。
音楽もいいよね。今でもこの曲聴く度、胸がしめつけられる。君が代聴くより
厳かな?気分っていうか
36名無シネマさん:2001/03/28(水) 18:26
「どうかすると僕は、エリアスとバーンズの二人を父として生まれた子供のような気がする」
泣けた。
37名無シネマさん:2001/03/28(水) 21:40
だめだ、退屈だ。もう観るのやめた。
38名無シネマさん:2001/03/28(水) 22:19
ラストがいいんだよ〜〜。
39名無シネマさん:2001/03/28(水) 22:25
みんなに笑いを提供してくれた例のシーンも終わったから
そろそろチャンネル変えるか…
40名無シネマさん:2001/03/28(水) 23:03
>>39
今日放送してたのか〜
どのシーンのこと?
41名無シネマさん:2001/03/28(水) 23:06
エリアス、麻薬に逃避してたって好きだ。
42名無シネマさん:2001/03/28(水) 23:06
きょうの字幕じゃエライアスか。
ウイレム・デフォー=B21・ヒロミ 
43名無シネマさん:2001/03/28(水) 23:33
>>40
エリアス(エライアス)が万歳するシーンでしょ
当時かなり流行って色んなギャグ番組とかギャグ映画で使われていた覚えがある
44名無シネマさん:2001/03/28(水) 23:38
音楽がいいなぁ〜
45名無しさん@引く手あまた:2001/03/28(水) 23:42
ウイレム・デフォーしぶい!しぶすぎる!
「バーンズ!バーンズ!」
このシーンが一番しびれる僕は変わりものか
46名無シネマさん:2001/03/28(水) 23:48
うわ。書き込みスクネーな(笑
47名無シネマさん:2001/03/29(木) 00:01
>>44
アダージョあげ
48名無シネマさん:2001/03/29(木) 00:05
キューブリックもこの映画を誉めていた。
「戦場にいたら体験するであろうことを
表現しているところが素晴らしいと」
49名無しさん●お腹いっぱい:2001/03/29(木) 00:15
 48さん、そうそう!俺もそういうところに
プラトーンの凄さを感じる。
50名無シネマさん:2001/03/29(木) 00:19
バーバage
51名無シネマさん:2001/03/29(木) 00:34
いや、きみだけじゃないよ。>>45

俺もあの「バーンズ!バーンズ」はとても鳥肌が立つ。

「お前らは銃殺隊か!」バキッ

エリアスは最初から親切だったよね。クりスの荷物を「俺が持ってやるよ」
てな感じで。
52名無シネマさん:2001/03/29(木) 01:28
画面が異様に暗くなかったか?
せっかくの「俺が持ってやるよ」も「一人の方が身軽だ」も
あのニッと笑う顔が見えなくて残念。
53名無シネマさん:2001/03/29(木) 01:55
なんたってストーンは元第1騎兵のリーコン隊員だもんなぁ。戦場はイヤと言うほど知ってるわな。
54名無しさん●お腹いっぱい:2001/03/29(木) 01:55
 ファッキンアニマル!
ユアファッキンア〜ニマール!!

 って、いうのも印象深い。
55ちんこ:2001/03/29(木) 02:10
バーンズって、居眠り注意のシーンとか、部下を失って落ち込んだりとか、
小隊内では頼りにされ、ある意味慕われてるだろう感じの描写が劇中に多くありますよね。
少なくとも小隊の殆どの人間にとっては“良い人間”、“必要な人間”なんですよね。
56名無シネマさん:2001/03/29(木) 17:10
バーンズ=悪、エリアス=善
という言い方がしょっちゅうされるけど
どちらかというと
バーンズ=規律 エリアス=自由
って感じがする。軍隊のなかの「規律」をつきつめていけば、バーンズのような
殺し方も可ってことになるけど、エリアスは軍人であるまえに人間であろうと
しているんじゃないか。
57名無シネマさん:2001/03/29(木) 17:18
キューブリックはプラトーンの後にフルメタル・ジャケットを公開したことでずいぶんつらい思いをしたと聞いた。
58名無シネマさん:2001/03/29(木) 20:07
う〜む、当時のベトナムものでは、プラトーン、フルメタル、ハンバーガー
ヒルなんかがあったよね。
でも永遠に残しておきたいのはプラトーンとフルメタル前半かな。(w

あとたしか、ストーンって軍隊で勲章もらってなかったっけ。
アカデミー脚本賞も取ったり麻薬でパクられたり。。
いやはや凄まじい人生ですな。
でもあいつの荒削りな演出、とても好きなんだけどなあ。

彼の映画の俳優は、素晴らしい演技が飛び出す。
俺的にはサルバドルのジェームズウッズが秀逸。
もちろん、ウオール街のゲッコー(ダグラス)。バーンズ、エリアスも良い演技。
ストーンの演出のお陰ってのも少しはあるんじゃない?

時たま2ちゃんの「株式板」逝くと、ハンドルがゲッコーとかで、
「売れ!」とか「買え!」などというオモロイヤツもいる(藁
59名無シネマさん:2001/03/29(木) 22:06
銃口越しにマリファナ吸わせるエリアスに萌え
60名無シネマさん:2001/03/29(木) 22:23
「サルバドル」も現実の救いようのない感じが出ていてよかった。
61名無しさん@一日一禅。:2001/03/29(木) 23:55
 ストーン映画いいっす。
62名無シネマさん:2001/03/30(金) 00:09
あの銃口からマリファナをすわせるシーンや
中隊長が無線で助けを求める前線とのやりとりで
「口がきけないなら二回マイクを叩け」っていうシーン
などなど、当時の実際の記録フィルムにそっくりな描写がある。

もちろんあの映画好きです。戦争モノではあれとスターリングラードですな。
63名無シネマさん:2001/03/30(金) 00:22
チャーリー・シーン最近見ないけどどうしたんだろう?

そういえば「マルコヴィッチの穴」でちょっと出てたけど。
64人生:2001/03/30(金) 00:41
処刑人のウィレム・デフォーのホモっぷりがかわいい 
65保安官:2001/03/30(金) 00:51
C調の奴、なんて名前だっけ?
66名無シネマさん:2001/03/30(金) 02:18
なんとかマクギバンとか言う人だっけ。プラトーンではオニール役。
67名無シネマさん:2001/03/30(金) 02:26
>>58
貰ってます。ブロンズスターとパープルハート。軍事板のスレッドの書き込みによると、
第25歩兵師団で任期を全うした後、任期延長志願して第1騎兵師団のLRRP
(長距離偵察隊。一種の特殊部隊)になったそーです。
68名無シネマさん:2001/03/30(金) 02:26
ジョン・C・マッギンレイ。
「7月4日に生まれて」にも出ていた。ストーン監督映画の常連らしい。
69名無シネマさん:2001/03/30(金) 09:27
確かバーンズって連れ添ってた兵士(彼氏)が戦死して、一人悲しんでいるシーンがあったと思う。主人公(名前忘れた)はそれを見てヤバいもの見ちゃったみたいな、あれはやっぱり戦地の恋人を失った表情だと思ったんだけどなぁ。妙にリアルで覚えてる。
70名無シネマさん:2001/03/30(金) 13:30
>69
小説版では、そこで悲しみを癒すため、日本人(!)の妻のことを
思い出している。
意外としみじみしたバーンズの一面・・・
直後マニーまで殺されてからは鬼になってしまうが。
71保安官:2001/03/30(金) 14:42
そうそう。オニール、あいついい味出してたなぁ・・・・
72名無シネマさん:2001/03/30(金) 15:59
え?バーンズってホモってたの?
73名無シネマさん:2001/03/30(金) 21:30
ないない。バーンズに限って。
エリアスは限りなくホモ系だと思うが
74名無シネマさん:2001/03/31(土) 08:06
69なんだけど、あのシーンは俺にとってはやっぱり男のアレなんだけどなぁ。マッドマックス2でモヒカンが彼氏(頭にブーメラン刺さって死ぬ奴)を失ったときの表情とセットで記憶してる。
75名無シネマさん:2001/03/31(土) 13:17
オニールって何だかんだ言って生き残れそうな気がする。
ラーも生き残るんだろうなあ。
76名無シネマさん:2001/03/31(土) 22:26
エリアスって、バーンズに撃たれる直前に笑顔を見せるんだよな。
この間BSで見て、その場面で泣けた。何度も見ていて、今までそこで泣いたことなかったのに…
77名無しさん@一日一禅。:2001/03/31(土) 23:30
 最高の映画だね。
78名無シネマさん:2001/04/01(日) 00:08
リアル厨房のときに見て、エリアスかこいい〜
とか萌えてました。今見るとまた違った感想を持つんだろうなぁ。
79保安官の味方:2001/04/01(日) 00:49
最後はオニールが隊長になったんでしょ。
おれははじめからオニールが強いって思ってたぜ!
80名無シネマさん:2001/04/01(日) 01:11
俺はなぜか「バーーーーーーンズ!!!」という叫びと共に
血相変えて飛び込んでくるエリアスに泣けた。
泣くとこじゃないのはわかってるんだけど、理屈抜きに。
81保安官:2001/04/01(日) 01:14
オニール!
82名無シネマさん:2001/04/01(日) 01:21
最後のシーンで主人公(チャーリー・シーンで合ってる?)が
戦地に残る兵隊(杖のような物を持ってる人)が
エリアスのプラトーン・ポーズの真似をしていたように
感じたんですが、あれはどのような意味があるのですか?
83:2001/04/01(日) 01:33
真似をしていたんじゃなくて、さよならを言う替わりに
あんなポーズをとったのでは?雄叫びをあげるといった
感じで、「俺はまだまだココで頑張るぜ!」てなところ
じゃないでしょうか?
84名無シネマさん:2001/04/01(日) 01:46
オニールに第二小隊が任されるってことは
ウルフ少尉は死んだのか?いつの間に・・・
つーかラーはオニールの下で働かなきゃならんのか。大変そう。
85名無シネマさん:2001/04/01(日) 02:18
ジョッシュ?クスクス・・・プッ
86名無シネマさん:2001/04/01(日) 08:22
>>84
小説では死ぬ場面も描かれていたように思う>ウルフ少尉
しかし、頼りない上官だったな。まだオニールの方がましに見えてしまう。
ラーはオニールの下でもやっていけると思う。神経太そうだし。
「バァァ・・・!」とやるんだよ、きっと。
87名無シネマさん:2001/04/01(日) 23:37
「白状しないともっと殺すと伝えろ!」とバーンズに言われて困りまくる。
重傷を負って「おいていかないでくれ」とテイラーに懇願する。
出番は少ないのにやけに印象が強かったジョニー・デップの役。
今の栄光はあのころに培われていたのか。
88村上りゅー:2001/04/01(日) 23:39
もう、会ったらトマトでも投げてやろうかと思いました。
89名無しさん@一日一禅。:2001/04/02(月) 06:58
 オリバーストーン監督って、
映画板で嫌われてると思っていましたが、
そうでもないみたいですね。
よかった。
90名無シネマさん:2001/04/03(火) 09:11
>>87
あの頃は何の気なしに見てたけどな、ラーナー。
今見返すと「おお」と思うね。
それにしても皆若い。ケヴィン・ディロンなんて子供のようだ(失礼)。
91名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/03(火) 12:54
ケビン・ディロン(バーニー)が村で村民の頭を銃床で叩き割るシーンは、
劇場だとバーニーの顔に血しぶきがかかるカットがあるんですが、ビデオ、LDだと無いですね。
92名無シネマさん:2001/04/03(火) 14:28
>>91
あったあった。あの場面はカットしないで欲しかった。
プラトーンって、キャスティングが上手くいった作品だと思う。
バニーなんて、確か年齢はクリスより下なのにあの顔立ちに似合わぬキレっぷりが良かった。
93名無シネマさん:2001/04/03(火) 19:37
チャーリー・シーンが最後に言ってたね。
「二人の子供のような気がする」とか何とか。この映画の美点の一つがこれ。
ここが良いんだよ。

この台詞があるのと無いのとでは、天と地ほどの差が生まれるちゃう。
94名無シネマさん:2001/04/03(火) 19:40
エリアス軍曹がかわいそうだった、泣いた・・・
95名無シネマさん:2001/04/03(火) 22:37
>93
「時として僕はあの二人を父として生まれた子供のような気が」
ってやつね〜。ストーンの一番言いたかったことなんだろうね。
あのナレーションの後「ベトナムで戦い、死んでいった人々に捧げる」って
字が出るラスト、音楽と相まってすばらしすぎ・・・
96お前達は銃殺隊か?!:2001/04/03(火) 22:50
でもどっちかっつーと、
「荷物は俺がもってやる」っていったエリアスには母性を感じる・・・。

まあもちろんバーンズは父性だけどね。
97名無シネマさん:2001/04/04(水) 00:46
しかしなぜ「トーン」と邦題が決められてしまったのだろう?
98名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/04(水) 01:51
日本ではトーンの方が通りが良いからです。
99名無シネマさん:2001/04/04(水) 01:54
「プラトゥーン」と「プラトーン」
別のものじゃない?
100保安官:2001/04/04(水) 01:56
>95、超激しく同意!!!
101名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/04(水) 02:09
どっちも小隊。PLATOON。
102名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/04(水) 02:12
>>91
あと、前半の夜戦シーンで、バーンズが生き残っていたベトコンに
とどめを刺すシーンのどこかもちょっとだけカットされてた気がします。
103名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/04(水) 02:16
ガスマスクも付けずにトンネルラットやるエリアスはタフです。
104保安官:2001/04/04(水) 02:18
おれは随所で登場するヘリの音がすきだったね。
105:2001/04/04(水) 02:21
クビ括ってシネや、厨房
106名無シネマさん:2001/04/04(水) 02:25
>103
あのときはエリアスとバーンズ仲悪くなかったよね。
エリアスの命綱持ってたのバーンズだし。
それが数時間後にはあんなことに・・・ふー。
107なんちゃって北方謙三:2001/04/04(水) 02:27
下品な事いってんじゃねぇよ、タコ!
てめぇがしね、コラ!!!>105
108名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/04(水) 02:42
トンネル入る前にバーンズにジョーク言ってましたね、エリアス。
109名無シネマさん:2001/04/04(水) 02:58
"See you next week!"
これがバーンズに見せた最後から2番目の笑顔であった(涙)
110105:2001/04/04(水) 03:05
>>107
心中すっか?あ〜ん?
111名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/04(水) 03:13
「おおスザンナ」歌いながら行軍。
112名無シネマさん:2001/04/04(水) 03:16
あれ誰が歌ってたの?フォレスト・ウィテカー?
113名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/04(水) 03:18
「エリアスのせいで俺たちが割食ってるぜ」とか言ってた奴。テックスだったかな。
114なんちゃって北方謙三:2001/04/04(水) 03:19
禁治産者の相手はつかれたぜ!>110.
といっても110は理解できないだろうが・・・
115名無シネマさん:2001/04/04(水) 03:21
あの一番すごい戦闘あと目覚めたクリスが見る鹿。
あれってエリアスの生まれ変わりだそうだ。
あの場面みたとき「なぜここに、鹿?」と思ったが、そういうことか。
もしかしたらクリスの幻覚だったのかも。
116名無シネマさん:2001/04/04(水) 03:22
「オニールのゴマスリのせいでエリアス班が割り食うぜ」なら
覚えあり。言ってたのはクロフォード。
117名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/04(水) 03:24
テイラーとエリアスが二人でいるシーンで、エリアスが
「生まれ変わったら鹿に」とか言ってた気が。
118名無シネマさん:2001/04/04(水) 03:24
>116
そのとおり。でもスザンナはテックス。
119名無シネマさん:2001/04/04(水) 03:27
エリアスの象徴は鹿。
バーンズの象徴は蛇。
120110:2001/04/04(水) 05:28
>>114
おめぇを理解してくれるヤツなんかどこにもいないよ。
もちろんwebにも。
さっさとクビ括ってラクになれ。
121エリアスの生まれ変わり:2001/04/04(水) 08:40
>>115
小説では、エリアスは生まれ変わりを信じているという設定だったね。
たしか、ナヴァホ族の生まれだったかな?インディアンの一族のような。
で、エリアスは、俺は鹿にでもなるかな、とクリスに言う。
小説を読んでからビデオで鹿が現れるシーンを見たら涙ぐんでしまった。
過去ログにもあったが、エリアスがバーンズに撃たれる直前に見せる笑顔はいいな。泣けるね。
122121:2001/04/04(水) 08:43
と、思ったら116に書いてあった。被ってスマン。
それにしても、このスレ、結構続いてるな。嬉しい。プラトーンの話がまだできるとは。
最近の十代がこれを見たら何と思うんだろうなー。
123名無しさん@一日一禅。:2001/04/04(水) 09:12
 「天と地」観ました。
3部作の前2作よりつまんなかったっす。

 ストーン監督って、
アメリカの右翼に弾圧されないのだろうか。

 あ、それと「TV TARO」に書いてあったが、
次の作品でストーン監督、引退するかもしれないらしい。


124名無シネマさん:2001/04/04(水) 16:10
荒っぽい作風だけど「天と地」は実はけっこう好き。
ただ、撮らなくてはいけないという使命感で作った作品という感じがする。
「プラトーン」はやはり、エポックメイキングな作品ですからね。
スレが続くのも当然でしょう。
125名無シネマさん:2001/04/05(木) 01:19
ケヴィン・ディロン怖かったなあ。ある意味バーンズよりも。
あいつの「普段は戦争大好きだけど時々なぜかやな気分になる」
という台詞、妙にリアリティあった。
126名無シネマさん:2001/04/05(木) 02:01
バニー「コイツとタコツボ入んなきゃいけないのかい」
ジュニア「もう、イヤだ・・・(泣)」
観てる方ももうイヤだった・・・エリアス死んじゃうし・・・
127名無シネマさん:2001/04/05(木) 09:00
いちばん怖いのはバニーだったね。あの童顔が怖さを増幅させるんだな。
バニーも、バーンズやエリアスと同じくあのジャングルでしか生きられない、
あのジャングルで死ぬのが相応しい奴だったのかもな。
128名無シネマさん:2001/04/05(木) 23:19
LDに「ディレクターズカット版」ってあるよね。
ビデオ版とどう違うの?
129そうだ、オムニにいこう:2001/04/06(金) 01:46
じょにーでっぷでてた?
130名無しさん@一日一禅。:2001/04/06(金) 04:20
 ジョニーデップ出ていたらしいけど、
どこに出ていたんでしょうか?
131名無シネマさん:2001/04/06(金) 05:08
村焼くシーンあるだろ?その村から非難して移動する時にガキだっこして
たあの若い兵士いるだろ?アレ。
メッチャ若い少年みたいな感じで、今と全然違うぜ。
132名無シネマさん:2001/04/06(金) 23:51
エリアス中心の仲間たちの一人>ジョニD
ラーの「バア」をまねて、「そんなんじゃダメ」と却下されているあたり
なかなか可愛い。
バーンズの通訳をしているときの困惑したリアクションからしても
たぶんいいやつだと思われる。
133名無シネマさん:2001/04/07(土) 07:56
ジョニー・デップが演じたラーナー、小説では既婚者だった。
離婚するのしないので妻ともめているという設定だった。
134名無しさん@一日一禅。:2001/04/07(土) 08:06
130です。
レスありがとうございました。
135名無シネマさん:2001/04/08(日) 21:32
エリアスも好きなんだが、キングが好きだ。あいつはいい奴だと思うが。
136quaitoutguerre:2001/04/08(日) 21:35
まんせーあげ
137名無シネマさん:2001/04/08(日) 23:18
最初見たとき(小学生か中学生)の時は断然エリアスが好きだったんだが
年を重ねるとバーンズが好きになってきた…
デフォーファンなんでやっぱりエリアスが好きなんだが
それさえなかったら自分はきっとバーンズファンだ。

バーンズ、部下想いだし恰好良いんだよね〜
彼は凄く優しいと思う。
138名無シネマさん:2001/04/08(日) 23:29
age
139名無シネマさん:2001/04/09(月) 02:47
>>137
みんなそうだと思うよ。俺もそうだ。

エリアス萌え→バーンズ萌え 

バーンズは時間はかかるが確実にじわじわ好きになる。
140名無シネマさん:2001/04/09(月) 02:53
>>139
「みんなそうだと思うよ。」は間違い。俺は違うもん。

エリアス萌え→エリアス萌え

こういう人が殆どではないかとおもう。

>>137
どう部下想いなんだ??猿山の大将だろバーンズ。
役に立つ手下は寛大に受け入れるが、刃向かう奴は味方でもだまし討ちに
して殺す。もちろん137には好ましい奴なんだろうけど。
141名無シネマさん:2001/04/09(月) 08:13
自分も、>>140と同じく、エリアス萌え→エリアス萌え、だな。
初見の時にはリアル厨房で、単純にバーンズよりエリアスの方がいい人そうだから・・
という理由で好きだった。
その後、小説版を読んだり自分が歳を取ったりしたせいか、バーンズを嫌いでなくなった。
エリアスが一番好きだというのは変わらないが、バーンズを嫌いだとも言い切れないんだよな。
142名無シネマさん:2001/04/09(月) 19:48
>135
私もキング好きだよ〜。便所掃除してる段階でもう「いいやつ」と思った。
ラストのキャスティングの映像で、真っ先に映るんだよね。
クリスが新兵だったころを思い出してふと泣かされた。

それにしても驚き・・・ >バーンズ好き
味方思いなのはたまたま戦場での利害が一致してるからで、
エリアスのそれとは違う。要は殺戮マシンでしょ。怖いよ。
143名無シネマさん:2001/04/09(月) 19:51
いやいや、男はいつしかバーンズに惚れるもんだよ。
母性のエリアスだけではないってね。いつしかみんなエリアスから
旅立つんだ。
バーンズの父性に目覚めるのだよ。戦場で甘えは許されない。
そういう俺も厨房の時はエリアスオンリーだったさ。優しいからね。
144名無シネマさん:2001/04/09(月) 19:53
厨房当時から、どちらも好きだった。今もそうだな。>バーンズとエリアス
この2人に比べればクリスは影が薄いのかもしれないな。
145名無シネマさん:2001/04/09(月) 19:54
何にせよ、一番のヘタレはウルフ少尉だな。あんなのが小隊長ってのは嫌だ
146名無シネマさん:2001/04/09(月) 20:20
そこらへんはストーンの工夫じゃないかな。>ヘタレウルフ少尉
147名無シネマさん:2001/04/09(月) 21:16
小説のウルフは、コンパスの使い方も解らず小隊を迷子にしていたっけ。
あんな所での迷子は御免蒙りたいもんだ。
148名無しさん@一日一禅。:2001/04/09(月) 22:03
 なんか原作読んでいる人けっこういますね。
日本語版ですか?
英語版ですか?
149名無シネマさん:2001/04/10(火) 08:32
>>148
自分が持っているのは、二見書房から出ている翻訳版。
今は古本屋にしかないかもな。そう言う自分も、
最初に買ったものを間違えて捨ててしまい、2冊目は古本屋で買った。
150名無シネマさん:2001/04/10(火) 22:58
このスレ見てたら、また観たくなってきた。
151137:2001/04/10(火) 23:58
>>137
テイラーが撃たれた、夜の密林での待ち伏せ作戦の時
ジュニア(だったか?)がテイラーのせいだと喚いているのに対する態度とか。
器の大きさを感じるんだよ。
彼は基本的に味方を生かす事に真摯だったと思う。

エリアスの1件に関しては
>>刃向かう奴は味方でもだまし討ちに して殺す
とはちょっと違うと思う…
歯向かうヤツというか、エリアスとバーンズは根本的な部分で同じ人間だったんじゃないか?
エリアスがテイラーと星を見ながら語り合ってるシーンで
「○○年(忘れた…ベトナム戦争が始まったあたりの年だったような)までは
自分もバーンズと同じだった」みたいな事を言っていた記憶があるんだが
2人の関係を説く鍵はこのセリフにあると思う。
同族嫌悪みたいなものだったと思うんだ。

…DVD買って来よう。
152137:2001/04/10(火) 23:59
自分にレスしてどうする(笑)
>>140
だ。
153名無シネマさん:2001/04/11(水) 02:41
>151
うーん。黙ってようかと思ったけどすんごく気になるからマジレス。
その解釈だとこの映画全体の見方が狂うぞ。

65年の段階ではエリアスもバーンズもこの戦争の意義を信じてた。
エリアスは途中で「これは違う」と考える人であり
バーンズはそう考えない人なわけよ。
エリアスは軍隊を「人間の集まり」と考え
バーンズは「機械(machine)」と表現する人なわけよ。
正反対の二人だから根本的に相容れないよ。

ストーン監督の中に、「戦争の中で人間性は保てるか」
ってテーマがあって、エリアスの答はYESでありバーンズはNOだ。
クリス(ストーン)のこのジレンマが「二人の父親」って表現に
なるわけだろ。
この二人に共通性があっては、この映画の言いたいことを
否定することになると思う。まあDVDみてくれ。
154ちなみに:2001/04/11(水) 02:53
65年というのは“公式”にアメリカがベトナムに参戦した年です。
155名無シネマさん:2001/04/11(水) 08:14
村での虐殺について、エリアスはこの小隊に加わる以前にも似たような現場を見ている。
地雷や偽装爆弾で、エリアスがいた中隊は酷い目にあっており、そんな時、
付近の村から狙撃兵の銃火はが上がった。それを見た中隊全体に憎悪が広がってゆき、
男だけでなく女子供、老人、動物に至るまで皆殺しにしてしまった。
「エリアスはその後すぐベトナムからもう出ようと思った。アメリカはまるっきり間違った戦争をしているんだと、
 初めてその気配を掴んだのだった。それなのに、彼の天性のへそ曲がりな何かが彼を残らせてしまい、
 そういう間違いを防ぐ為に、少なくとも自分が率いる兵士達には、戦争を正しい道に
 引き戻して戦えるように、自分なら何とかできると思い込んだのだった」
156155:2001/04/11(水) 08:18
「戦いのどっち側にいる兵士でも、目的を持つということは何も悪いことでも
 不誠実なことでもない。昔からそうだったのだし、エリアスがいなくなった後も
 長いことそうなっていくだろう。ただ、歩く為には一つの線が必要なんだ。
 細い線で、特にベトナムの様な場合にはそうなのだが、その上を辿る必要がある。
 そうでなければ爆弾を積んだB52をじゃんじゃん呼んで、戦場全体を大きな駐車場にしてもいい筈だ。」
(小説版から写した)
エリアスはこんな風に考えていたのだ。
157名無シネマさん:2001/04/11(水) 13:04

バーンズに憧れる男って、子供っぽい面があるのかね。

エリアスは誰も子分にしようとせず、ゆるやかな個人の連帯の中でリーダーシップを
発揮する人だったな。エリアスとハッパ仲間達は対等だったろ?
対するバーンズは神懸かりのカリスマ性で(何発撃たれても絶対死なない・・んなア
ホな)で、心酔者たちの上に君臨していく。

エリアスに萌えることはエリアスになること。バーンズに萌えることはバーンズの
手下になること、要するに永遠に庇護されたいプリティ・キッドなんじゃないのかね。
158名無シネマさん:2001/04/11(水) 13:43
age
159名無シネマさん:2001/04/11(水) 14:45
タバコの火のつけ方が象徴的なんだよね。

ウルフの陰口言いつつ、ささっとバーンズにジッポの火をさしだすオニール。
同時刻、パイプに火をつけてみんなと踊り出すビッグ・ハロルドの笑顔に
場面が移ったとき、あ〜この演出意図的なんだと思った。
160名無シネマさん:2001/04/11(水) 15:27
>>159
あの場面(地下世界でトラックス・オブ・マイ・ティアーズを歌い踊る)で、
何だか切なくなる自分は変だろうか。あれが物語りの、前半と後半の区切りみたいな感じだな。

オニールはバーンズに心酔していたんだろうか。生き残る為に、
バーンズの金魚のフンになっていたようにも思える。心酔していたとも思えるけど。
161名無シネマさん:2001/04/11(水) 16:12
z
162名無シネマさん:2001/04/11(水) 23:00
>>160
オニールは生き残る手段としてバーンズを選んでいたように思う。
バーンズに心酔していたヤツは…いないだろう。
163名無シネマさん:2001/04/11(水) 23:20
ラストのほうで、叫びながら顔に何かくらって手でおさえてるとき
頭撃たれて死ぬのってウルフ中尉?
164159:2001/04/12(木) 03:05
>160
変じゃない。実は自分もあそこは好きなシーン3本の指に入る。
あそこで幸福なシーンはおしまい、みたいな。
みんないい顔してるよねえ。クロフォードとか幸せそうだもん。
それが「つかの間の幸せ」って感じがして切なくもある。
165名無シネマさん:2001/04/12(木) 03:59
>>157
俺はバーンズ萌えだが、別にバーンズの手下になりたい願望はないなあ。
バーンズのように「なりたい」って感じ。
逆に、エリアスの事を考えるなら、俺は彼の部下になりたい。

好き好んでオニールのようになりたいヤツなんているの?

166名無シネマさん:2001/04/12(木) 05:21
バーンズのようになりたいのか・・・そうなんだ・・・

因みにトム・ベレンジャーの見解。
自分に銃口を向けたクリスに「やれ」というあのシーンについて。
バーンズはあの段階で「もう死にたい」と思っていたんではないかな
と解釈したそうである。
167名無シネマさん:2001/04/12(木) 12:36
やはりエリアスとバーンズの話題になるな、この映画を語ると。欠かせない2人だもんな。
ラーの右の拳には「憎」(ヘイト)と刺青されていて、これはバーンズだとラーは言ってたな。
左の拳には「愛」(ラブ)と刺青されていて、こっちはエリアスだと。
168名無シネマさん:2001/04/12(木) 20:10
>>157
いやいやいや、、どー考えても、バーンズ自身にはなりたい願望、エリア
スの部下になりたい願望になるだろ?まったく逆だと思うぞ。

俺の班は新兵しかいないんだぞ?って作戦練ってる時にエリアスは
アピールして庇ってたし。やっぱり部下になるなら、バーンズよりもエリア
スの部下になりたい。「俺が荷物を持ってやる」のセリフにしびれたよ俺は。

あと、やはり、バーンズの場合はその部下でへこへこしてるよりはバーン
ズのように強くなりたいと思うのは男として当然だと思う。彼の部下になり
たいかって?
彼が足を痛めている部下のブーツにムカデを入れようとしてるシーン見て
言ってるのかい??俺はゴメンだな。

強烈なカリスマで小隊を率いるバーンズ自体には物凄く憧れるのだが。
特に斥候兵らしきヤツが走って逃げるのを遠くからライフルで撃ち抜くシ
ーンには萌えた。
169名無シネマさん:2001/04/13(金) 02:31
バーンズとエリアスの解釈で盛り上がっていますなage
170名無シネマさん:2001/04/13(金) 02:36
>168
バーンズの戦場での有能さは確かに尊敬に値する。
その姿に憧れるという意見も、理解できる。が。
157の言いたいこととは食い違いがあると思われ。

エリアスとその仲間の関係はフェアで、友情にも似た絆ができている。
対してバーンズと周囲との関係は庇護と服従、ときには脅迫と屈服。
それでもなお「バーンズ萌えである」と言える人々は
屈服することに抵抗がない、ある意味自立していないメンタリティの
持ち主なのでは? と、157は言いたいのではないか。多分。

ちなみに私はその意見にすこぶる賛成。
171137(長文スマソ):2001/04/13(金) 07:32
プラトーン観なおした。
脳内捏造していたりかなり美化して記憶してる部分もあって自分で驚いてる…(笑)

でもやっぱりバーンズが冷酷で血も涙もないような奴だとは思えない。
「戦争の中で人間性は保てるか」 というテーマに対して
愛によって自分を保ったのがエリアスで
敵への憎しみによって自分を保ったのがバーンズ。
エリアスも以前はバーンズのように考えていたが一種悟っちゃった人で
(一緒だった時期ガあるだけに)バーンズの事をとてもよく解っていたような気がする…
同病を哀れむような。
で、バーンズはそういう視線に絶えられないとか…
エリアスを撃ったのは憎しみだとか保身だとか以上に
自分を強いものとして見ない、心の深淵を覗き込むものからの逃げだったように思う。

バニーの存在もあって、バーンズの行動の端々に本来の人間性を垣間見てしまう。
それと、バーンズ萌えの人の中には戦争という現実から薬へ逃げたエリアスに対して
頑なに逃避を拒んでいるバーンズ、という要素もあると思う。
172自分はエリアスが好きだが:2001/04/13(金) 08:27
この2人は、一枚のコインの裏と表のような存在だったんだろうなと思う。
どちらが表か裏かとは言わないでくれ。ものの例えとしてこの言葉しか思い浮かばなかった。
その時見ている方が表になるだけだと思っている。

エリアスは薬に逃げていたが、それがなかったら、戦場でも人間性を失わず、
部下とも対等な信頼関係を築き、逃避することを頑として拒む非の打ち所のない存在になってしまったと思う。
そういう人が実際にいなかったとは思わないが、クスリをやっていることで、
エリアスにも弱さがあるんだということを現していたのだという気がしている。
このスレを見て、小説を実家から持ってきて読んだが、
物語のそもそもの始めからバーンズとエリアスは対立していた訳ではなかった。
バーンズは、自分がベトナムのジャングルで彼が知った真実、それを自分と同じように理解しているのは、
(あの小隊の中では)エリアスしかいないとすら考えていた。
自分の部下が、エリアスのような男を手本としてそれを学び取ることを望んでもいた。
自分には、その真実を伝える言葉がないとバーンズは思っていたのだ。

>>171
自分はバーンズよりバニーが怖いな。バーンズにはやはり弱さや人間性が垣間見えるが、
バニーは本当に、心から楽しんでいたような気がする。しかも、クリスより年下だったし。
でも、そんなバニーが、最後の戦闘の前に、「時々とても嫌な気持ちになる」って言うんだよな…
173153:2001/04/13(金) 22:08
>172
バーンズが「言葉を持たない」ってすごく重要なことだよな。
私見だが、それはバーンズやバニーを中心とする人々が
非常に「内省的でない」ことにつながると思う。

アメリカは本当に正しい戦争をしているのかとか、証拠もないのに
民間人殺しちゃっていいのかとか、いちいち考えない。
その理由は、バニーの場合「殺人が楽しいから」で
バーンズの場合は「それが戦争というものだから」。
考え出したら人格が崩壊してしまうような状況だし。

>171
エリアスは、そこの所を考える=「言葉を持つ」人だったのだろう。
この異常な状況下でそれが出来た彼は、一種の奇跡的存在だ。
それがバーンズを無意識レベルで脅かした・・・
と、いう意味で言ってるなら、171の意見にも賛成できるよ。
65年におけるエリアスとバーンズのスタンスの一致に関しては
未だに君とは解釈が違うがな。
174名無シネマさん:2001/04/14(土) 06:36
バーンズがエリアスの死後、クリス達に
エリアスは麻薬もやってたし、偽善者のクズだったと言うが
あのシーンを見てエリアスとバーンズの違いがわかったような気がしたよ。
あのシーンで「弱かったエリアス」を批判しているはずのバーンズが
ひどく弱々しく見えるのが印象的だった。

>>172のいう
>>非の打ち所のない存在になってしまったと思う。
というよりは
エリアスの存在には弱さの肯定を感じる。
175名無シネマさん:2001/04/14(土) 09:59
エリアスとバーンズ、どちらにも各々の強さと弱さがあったんだろうな。
それは、似ているようで似ていない、だがやはりどこか似ているようにも思える。
思ったのだが、クリスはやはりこの物語の主人公なんだな。こうしてプラトーンという作品を語ると、
エリアスとバーンズの存在、彼らの考え方の解釈という方向になってしまう。
だが、こうして我々が色々語っていることは、クリスがジャングルで、あるいは除隊後、こもごもと考えたことと同じかもしれない。
自分達はクリスを通して、或いはクリスと共に、
エリアスとバーンズという、正反対にもとても似ているようにも見える2人の男を見ているんだと感じた。
主人公たるクリスの役目(?)、それはこの作品を観る者と共にあの2人を見ることだったのかな、と。
訳のわからない長文でスマソ。
176名無シネマさん:2001/04/14(土) 10:37
エリアスよりバーンズの方が弱い人間のように見えていた自分は変なのか?
177名無シネマさん:2001/04/14(土) 17:47
俺もそう思う >エリアスよりバーンズのほうが弱い
でも、バーンズは、自分が弱いかどうか考えるほど意識的ではない。
戦闘マシンだから。
エリアスは、自分の弱さを意識した上で受容している。
だから見た目、バーンズの方が強く見えるんだろうな。

ただし、あの最後の最後で、バーンズに笑い掛けてしまったエリアスは
戦争においてが「愛」が「憎」に負けることを示してしまったと思う。
やっぱエリアスの負けなんだよ。
そこが彼の美しさであり、気高さでもあるんだけど。
178名無シネマさん:2001/04/14(土) 21:34
>ただし、あの最後の最後で、バーンズに笑い掛けてしまったエリアスは
>戦争においてが「愛」が「憎」に負けることを示してしまったと思う。

なるほど。でも、エリアスの、あのバーンズに撃たれる直前の笑顔、実はあれがとても好きだ。
あの作品の中でエリアスが見せた表情のうち、あの時バーンズに見せたあの笑顔が一番いい表情に思える。
自分も、エリアスの方が強く見える。エリアスは、自分の中にある弱さと真正面から向き合い、
それを認める、否定しないで真正面から認めることが出来たんだろうな。それは難しいことのように思える。
ラーは、バーンズとエリアスを意識して両の拳にそれぞれ、憎と愛という刺青を入れた訳でもないだろうが、
あの小隊の中で、バーンズとエリアスを理解できていた(かもしれない)人間だったのかも、という気がしている。
バーンズは憎(ヘイト)でエリアスは愛(ラブ)だというのは言いえて妙ではないだろうか。
179名無シネマさん:2001/04/14(土) 21:40
愛と憎しみ。愛憎という言葉があるし、表裏一体なんだよな。
エリアスとバーンズ、自分はこの2人を父として生まれた息子のような気がする――
クリスのこの言葉もまた、言い得て妙というやつだな。
180名無シネマさん:2001/04/15(日) 01:18
表裏一体、なるほどな。
そう思うと、エリアスを殺した後バーンズが妙に弱くなるのは
非常に示唆に富んでいると思う。
エリアス派の人々に「俺を殺してみろ」と言い、クリスには「撃て」と言う。
「最後、バーンズはもう死にたかったんだ」と、トム・ベレンジャーが
解釈したのは、そういう意味もあったのかもしれん。
エリアスを殺すと、バーンズもまた生きていけない、みたいな。

エリアスもバーンズも実在の人物なようだけど、ストーンの中ではすでに
「愛」と「憎」の象徴になっている。普通の人間の中では「100%エリアス」や
「100%バーンズ」ってことはまずあり得ない。
個々人の魂の中でエリアスとバーンズが戦い、バランスを取ってる。
そうなると、これは魂の物語・・・戦争映画の枠を超える話でもあるな。
181名無シネマさん:2001/04/15(日) 19:42
以前観たときはエリアスが1人で川岸へ向かったと聞いたバーンズは既にエリアスを殺す気で
エリアスと向き合ったとき一旦銃口を下げたのは
あの笑顔に戸惑ったのだと思っていたのだが
今日プラトーンを観なおしたら違う気がしてきた…

クリス達と別れた時は別にそんな事考えてるようには見えない。
本当に助ける気だったんだろう。
きっと、今まで思っていたのとは逆で
銃口を逸らしたあの時にエリアスを殺す気になったのだろう。
そうするとバーンズにとってエリアスのあの笑顔は一体何だったんだろう。
182名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/15(日) 21:14
プラトーンでこんなに語り込んでるスレッドは初めてだな。
大抵は「ストーンうざい、嫌い」で終わるんだけど。
183名無シネマさん:2001/04/15(日) 21:29
>>181
エリアスのあの笑顔を見た瞬間、バーンズは咄嗟に殺そうと思ったように感じている。
上手く言えないが、あの一瞬、バーンズの中で何かが切れたような、そんな風に思う。
ここで書いている人もいるが、あの笑顔はいいな>エリアス
184名無シネマさん:2001/04/15(日) 22:45
そうか?自分は逆だ >バーンズ出来心説
ケンカのシーンで「殺してやる」と怒鳴っているし
(対してエリアスは「訴えてやる」と怒鳴っている。いい伏線だ)
その後バニーが「エリアスなんか消しちまおう」と言っているのをじーっと
反芻しているようにも見えて・・・
最初から殺すつもりだったと思えるのだが。
185名無シネマさん:2001/04/15(日) 23:21
あの時バーンズの雰囲気がおかしいのを感じて
エリアスが笑顔をおさめてしまったのが残念でたまらない。
しょうがないんだけど。
無理ないんだけど。
表情がこわばるあの一瞬がバーンズに決意させてしまったようで切ない。
彼がもっと天然だったら…
186名無シネマさん:2001/04/15(日) 23:48
んー。やっぱりあの笑顔を見て殺す気になったんだと思う。
あの笑顔はいわば、エリアスという人間そのもの。
バーンズはあれをみて、自分の対極であり脅威でもあるエリアスの
存在自体を抹殺したくなったのではないかな。
対してエリアスはあのとき(笑ってから笑顔を引っ込めるまで)
何を考えたのかな。
187名無シネマさん:2001/04/16(月) 01:02
やっぱDVD買っちゃおうかな〜?!
持ってても良い映画だよね〜。
188名無シネマさん:2001/04/16(月) 07:02
DVDといえば。
ジャケットの裏の集合写真ってバーンズとクリスはわかるんだけど
エリアスがわからん…
それらしいのが見当たらないんだが…いるのか?

エリアスを探せ!
どなたか教えてきぼ〜ん
189やはり自分も:2001/04/16(月) 08:22
エリアスの笑顔を見た瞬間に殺そうと思ったように受け止めている。
もしあそこでエリアスが笑わなければ、バーンズは彼を殺そうとはしなかっただろうか。
翻ってエリアスは、バーンズが自分を殺そうとするなど思いもよらなかったのだと思う。
ふっと笑顔になり、それを見たバーンズが自分に銃口を向けた時、エリアスは何を思っただろうな。
こいつは、とうとう狂ってしまった、とでも感じただろうか。
エリアスの笑顔は自然に出たもので、作り笑いではなく、あの場でああいう風に笑みを見せることが、
バーンズにとっては許せなく思えたのか。そして、バーンズ自身は気付かないまま、
ここで言われているように、エリアスに対する脅威を大きくしたのか……
190名無シネマさん:2001/04/16(月) 17:59
あのシーンの二人の気持ちを考えると「絶望感」って言葉が浮かぶよ。
バーンズは「こんな時にほほえんじゃう奴」に驚愕したと思う。
エリアスを撃った後、追ってきたクリスと会ったバーンズは
10年年取ったように見えるの自分だけか?
エリアスは「こんな時に味方に殺意を抱いちゃう奴」に驚愕したと思う。
だからそのあとの絶命シーン、エリアスから漂ってくるのは
恐怖でも怒りでもなく「絶望感」なのである。と思ふ。

やっぱ居ないよなあエリアス。皆探してたのか>DVDジャケ
191名無シネマさん:2001/04/16(月) 21:42
エリアスが死んで翌日また谷で戦闘するまでの間に撮られた写真とか…(嫌すぎ)
192長文スマソ:2001/04/16(月) 22:20
やはり、エリアスのあの笑顔がバーンズの中の引き金を引いたんだろうな。
クリスは悔いていただろうか。
独りの方が速い、そう言ってジャングルに姿を消したエリアスと共に行かなかったことを。
あの時、クリスは一緒に行こうって言ったっけな。
それとも、エリアスを捜しに行ったバーンズに、もっと早く追い付いていればと悔やんだろうか。
バーンズを仲間殺しに駆り立てたのは、憎しみだけではなく、ここで書かれているような、
自分の対極であったり、心の深遠を覗き込まれそうであったり、そういう存在を消したいという衝動があったのかも。
バーンズ自身は、そういう、己の深い所の心理に気付かぬまま、そうしたと。
単に、「エリアスが気に食わない」というだけではないと、初めて見た時から思っていたが…
193名無シネマさん:2001/04/16(月) 23:20
クリスはエリアスと一緒に行かなかった事や
バーンズだけにエリアスの後を追わせた事よりも
バーンズのエリアスは死んだのだという言葉を信じて
そのまま引き返してしまった事を悔いてそうだ…
194集合写真の謎:2001/04/17(火) 00:51
>191
ラーナー、ハロルド、クロフォード、負傷をおして参加。
ガードナー、マニーその他、あの世から参加。(もっと嫌)

だからなんでエリアスだけ居ないんだ〜〜
195名無シネマさん:2001/04/17(火) 01:33
「プラトーン」という作品の象徴とも言える
エリアス絶命の瞬間についていつも考えてしまう。
なぜ天を仰いだんだろう?味方のヘリに助けを求めて?
まあ一つはそうなんだろうけど、なんだかもっと精神的な・・・
「絶望」や「悲しみ」がすごく伝わって来るんだよね。
「どうして!?」という問いかけのようにも見える。
キリスト磔刑の姿になぞらえているという見方もできる。
・・・死ぬ瞬間まで神秘的な人だったな、エリアス。
196名無し名人:2001/04/17(火) 02:39
いいね。プラトーン。
197名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/17(火) 03:26
なんたって最後の誘惑だもんな。
198名無シネマさん:2001/04/17(火) 07:01
>>195
>「どうして!?」という問いかけのようにも見える。
激しく同意。
自分にも同じように見える。

で、大抵の観客はエリアスが好きでこのシーンで凄く悲しみを感じるんだろうけど
不思議とバーンズへの憎しみの声ってあまり聞かない。
それこそ「どうして!?」という気持ちが強くて
基地で酔ったバーンズが語り出す時も
「やってしまえ」と思う以上に一所懸命耳を傾けてしまう…
199名無シネマさん:2001/04/17(火) 08:02
あの、天を仰いで絶命するエリアスの姿はクリスの脳裏からいつまでも消えないだろうな。
同じように、自分が殺した瞬間のバーンズの顔も忘れることができないだろう。
バーンズの脳裏には、エリアスが最後に自分に見せた笑顔が焼き付いて離れなかっただろうか。
もしそうなら、それは、罪の意識とは別のものとしてバーンズを苦しめたかもしれない。
あそこで笑みを見せるからこそのエリアスという風にも思えるんだよな。
そして、それはまた別の物語と思いつつ、あの後クリスはどうやって生きたのかと思う。

エリアス、バーンズ、クリス。この3人のうち誰が欠けてもいけない作品だな。
愛と憎の象徴にも思えるエリアスとバーンズ、そのどちらの部分も持っているクリス。
自分もここに幾つか書き込んだけど、改めて、思いの他深い作品だったんだなと感じる。
>>180にもあるように、魂の物語という意見にも頷いてしまう。


200名無シネマさん:2001/04/17(火) 13:59
「最後の誘惑」キリスト役よりよっぽど気高かったな>デフォー
201名無シネマさん:2001/04/17(火) 22:58
クリスはエリアスを「愛」していたのと同じくらい
バーンズを「憎」んでいたと思う。
それはただ単にバーンズを嫌ってたってことじゃなくて
エリアスと同じくらい大きな存在だったってこと。
エリアスと同じくらいの引力で、彼はバーンズにひかれていただろう。
「バーンズを殺す」というクリスの行為が何を意味するのか
観客としてはすごく悩むところ。
エリアスの敵を討ったという正義の行動なのか、それとも
「味方殺し」という、バーンズと同じ罪を負ってしまったのか。
202名無シネマさん:2001/04/18(水) 08:37
>>201
単にエリアスの仇を討ったというだけでは無い様に思う。
無論、その意味もあるだろうが、それだけでなく、何と言えばいいのか、
あの行為(バーンズを殺す)が、クリスにとってのベトナム戦争が終わるという象徴というか、
儀式的な意味合いもあったのでは、と思っている。
203名無シネマさん:2001/04/18(水) 20:09
エリアスを愛していたからバーンズを憎んだクリス。
愛がなければ憎しみも生まれない。
戦争が存在するのも同じ原理で、
クリスがバーンズを撃った行動には人間の業みたいなものを感じずにはいられない。

そして全ての引きがねになった愛の象徴であるエリアスの
「星は善いも悪いもなく光っている」
というセリフが印象的。
そこに愛の真理があるというか…

ああ、こんな恥ずかしい事匿名でもなければとても語れねえ〜(笑)
204ああ、自分も:2001/04/18(水) 20:32
恥ずかしいよ、愛だの憎しみだの散々書き散らしたから(笑)。
確かにこんなこと、ここでないと書けやしない。名無しさんの有り難さってやつだな。

愛があるから憎悪がある。その逆も然り。別々に切り離して考えることができるかもしれないが、
実はとてもよく似た感情である様に思える。
愛と憎悪、それらがエリアスとバーンズという姿をもってクリスの前に現れたんだな。
エリアスとバーンズはクリスが死ぬまで彼の中で反目し合い、火花を散らしてゆくかもしれない。

エリアスとクリスが空を見上げる場面、小説でのこんなやり取りも心に残っている。
(流れ星を見ながら)
クリス「軍曹、あれが見えたらどこかで誰かが死んだといいますよ」
エリアス「寝ろよテイラー。もしそれが本当なら、ナムの空には星なんかなくなっちまうぞ」
205では自分も:2001/04/18(水) 20:38
恥ずかしいことをば。
同じく小説なんだが、その、二人で星を見るくだりで、生まれ変わりの話がある。
映画でも、最後の戦闘の後にクリスが鹿を見るが、エリアスは鹿にでもなるかな、と言っていた。
生まれ変わりというのはいつでもある、ひょっとすると、俺の一部も今お前の中で…とエリアスは言う。
で、クリスは思う。そのエリアスの生まれ変わりの一部がクリスに力を与えてくれたのかもしれない、と。
無論、エリアスの『愛』の一部だけでなく、バーンズの『増』の部分もしっかりとクリスの中に生まれ変わっているんだろうなー。
206205:2001/04/18(水) 20:40
うわ、憎が増になってる。鬱だ。
DVDのジャケット、確かにエリアスいないよな。でも、それはそれでエリアスらしい気もする。
いいじゃん、ポスターもパンフも、みんなエリアスが「あの場面」で独占してるから(笑
207名無シネマさん:2001/04/19(木) 01:16
プラトーンには色んな「憎」の姿が描かれていると思う。
たとえば人種差別。ジュニアは卑怯さと不信に満ちたキャラだけど
それは差別される側の苦悩がそうさせたのだ。
他には、上官ウルフへの軽蔑。それに対するウルフの自己保身。
村を焼いた後、彼らはそれぞれ自分なりの「憎」を燃やしてブルーに
なったり、疑心暗鬼になったりする。
ただ一人エリアスだけが、それと無縁だ。
バーンズに対してさえ、怒りはあっても憎悪は抱いていない。
だから彼は、みんながドロドロの不信感の中にいるとき、静かに星を
見ていたんだ(俺もはずかしー。みんな今日は照れながら書いてんな)
208確かに気恥ずかしいな(笑:2001/04/19(木) 08:31
なるほど。>>207
エリアスには「憎」が無かった、か。言われてみればそうだな。
バーンズに対して怒りを感じても憎まない。それは、彼が「愛」であると同時に、
どこかで醒めた部分を持っていて、一歩引いていたから、という気もする。
あの状況において、「アメリカは間違った戦争をしている」「アメリカは負ける」と考えることができた様に、
彼はある種悟りのようなものを得、元々の気質である「愛」にその醒めた部分が加わったと感じる。

あの村を燃やす炎は、彼ら小隊の面々の心にある「憎」の炎だったのかもな。
燃えて尽きる炎ではなく、これから更に強く燃える憎の炎。
バーンズもクリスも、その炎に焼かれたんだな。そしてエリアスは己の中の愛によって死んだ。
(バーンズは最後、死にたかったと思う。あれが解放だった)
209名無シネマさん:2001/04/20(金) 02:15
エリアスとバーンズに「似たところがある」と
ここでしばしば言われるが、実はこれにはどーも納得行かなかった。
でも考えてみたら、一つだけ共通点あったわ。
それは周囲を「救う」機能を果たしてたこと。
バーンズは戦場での的確な判断で味方をしょっちゅう救っている。
傷を負った通信兵の手当など鮮やかなもんだった。
エリアスもそういう面はあるけど、彼の場合もっと内的な意味合いが
強い気がする。周りの人々の「心」を救っていた、とでも言おうか。
エリアスの周囲では人種間のわだかまりも、軽蔑や追従もおこらない。
それになにより、あの虐殺を止めることによって、小隊の面々が
ホントのクズになってしまうのを阻止しようとした。
その行為がどれだけ、クリスの精神を救ったことかと思う。
観客の一人にすぎない自分でさえ、あの行為には本当に救われたな。
210名無シネマさん:2001/04/20(金) 13:52
エリアスとバーンズって、関係が良好ならこれ以上ない程に頼もしいコンビだよな。

>>209
>観客の一人にすぎない自分でさえ、あの行為には本当に救われたな
中学の時に観たんだが、あの村での虐殺のシーンで、「この人(バーンズ)やばいよ。
絶対この女の子も殺しちゃう。いいのか?」と思っていたその時に響いてきた鋭い声。
「バーンズ!バーンズ!」
エリアスの声に文字通り鳥肌が立った。中学生だった自分には強烈な印象だったよ。

エリアスは、あの小隊の中にあって確かに神秘的な、何と言うか普通でない人だった。
それは彼がベトナムで体験したことと、彼を形作っている「愛」が複雑に入り混じっていたからだろう。
バーンズも、ベトナムで体験したことと、それによって生まれた「憎」が入り混じっていたと思う。
エリアスとバーンズの根っ子は違うと、やはり思う。ただ、彼等が一つになってそこにクリスがいる、そんな気がする。
うう、自分でも訳の解らないことを言ってるな。今日は仕事を休んだから、後でDVD観ようかな。
211名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/20(金) 15:01
仕事休まないで下さい。私はもうすぐ仕事に行きます。
212使用前使用後:2001/04/20(金) 19:27
>「バーンズ!バーンズ!」
の、前の段階でのクリス。片足の男にひどいことをしちゃう。
で、後のクリス。レイプをやめさせる。
この二つの行動の間は多く見積もっても2、3時間だろう。
やっぱり大きな効用を果たしてるよ〜エリアスの怒り。
213使用前使用後:2001/04/20(金) 21:03
前に、地下世界で「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」
を歌う場面が話の区切りだと感じるという書き込みがあったが、
自分も心情的にはそうだ。あれ以降、あんなに楽しげな笑顔は見られない。
というか、あれが最初で最後だが。
けれど、実際の区切りは、エリアスの「バーンズ!バーンズ!」という一声に思える。
あの一言が、クリスにレイプを止めさせる力を与えたし、結果的にバーンズを味方殺しにしてしまった。
(それとも、村での一件が無くとも、やはりエリアスとバーンズはあのようになっただろうか)
214名無シネマさん:2001/04/21(土) 13:53
バーンズって何考えてんのか分かんなくて感情移入しにくいな〜。
村での行動、エリアスへの気持ちなど、バーンズの身になって
考えるのってけっこう難しいもんがある。でも一応トライ。
村での冷酷さは、部下を殺された怒りによるもので、その段階では
部下思いの情の厚さと取ることもできる(実際ここでもそういう
解釈があったな)
でも、やっぱり違うよ。「バーンズ!バーンズ!」でそれが露呈される。
殺人の邪魔をしたエリアスを、あれ以降憎むようになるのは、彼が
小隊を「自分を筆頭とした殺人マシン」ととらえていたからだ。
ベトコン(と彼らをかくまった村)は、マシンに傷を付けた敵であり
エリアスは、マシン内部に巣くう狂った部品だったのだと思う。
特にエリアスには一目置いてただけにむちゃくちゃ腹立ったろう。
ここで言われているように、心の底でエリアスに脅かされた部分も
あるだろうが、バーンズ自身の意識としてはこんな感じだったのでは。
そういう意味でもあの叫びは、この映画の大切な区切りだな。
215212:2001/04/21(土) 15:21
>213
あれ?HN同じになっちゃったな。別人だよな俺たち(笑)

数少ない幸福なシーンベスト3:
1・言うまでもなく「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」
2・3人でトイレ掃除(本人たちは幸福かどうか知らんが)
3・最後、一人一人が映るキャスティングクレジット
  (シーンとは言えないがそれぞれの表情がいい)
216213:2001/04/21(土) 15:54
>>215
幸福な、明るいシーンってそれくらいしか思い付かないね。
そういえば、キングがクリスを地下世界に連れて行った時、
「こいつはテイラーじゃなくてクリスだ」って言ってたのを思い出した。
キングっていい奴だよな。開けっ広げな性格だったし、除隊になる時のクリスとの別離のシーンもいい。
あれは幸福なとは言えないかもしれないが、好きだ。エリアスがあんな風に死に、キングもいなくなり、
クリスもさすがに寂寥感を感じていただろうか。
「使用前使用後」は、何だかいいなと思って使わせて貰ったよ(笑)。

>>214
バーンズはエリアスに一目置いていたよな。あの小隊の中で彼が認めていたのはエリアスだけだったろう。
ただ、エリアスにはハートが有り過ぎていけないとも感じていたらしいが。
これ以上エリアスを生かしておけば、小隊にとって良くないと、
エリアスの笑顔を見て感じたかもしれない。そして、無意識のうちに脅かされたのだろうか。
217便所掃除仲間:2001/04/22(日) 02:47
クリスとキング、相性良かったみたいだな。
クリスが志願兵だと知って、バッカじゃねー?と言いはしたものの、あそこでキングはクリスに好感抱いた模様。
それにしても、新米でもないしビール盗んでもいないクロフォードまで一緒に掃除してるのはなんでだ。
218名無シネマさん:2001/04/22(日) 14:04
エリアスは、弱いところもあるただの人間である。決して聖者じゃない。
でも思うに、それがすでに、すごいことかも。
戦場という極限状況の中で、みんなが「考えること」をやめ
非人間的精神状態になっていくなか、彼は「人間」であり続けた。
それはすごいことかもしれん。すごい精神力、というか才能かも。
ただの「人間」である彼が、この作品の中でまるで殉教する聖者
のような描かれかたをしてるのは、そういう意味があるんだと思う。
非人間的状況のなかで人間であり続けるということは、
普通の人間社会の中で聖者であることに相当するのだ。きっと。
219名無シネマさん:2001/04/22(日) 15:21
あの状況下において、アメリカは間違った戦争をしている、
せめて自分の部下には戦争を正しい道に引き戻して戦えるように何とかしたい、
歩く為には1本の線が必要でこのような場合(ベトナム戦争)には特にそうだ…
そんなことを考えてしまうというのは、ある意味異質で普通ではないのかもしれないな。
エリアスは完全な人間でなく、無論、聖者などでもないしエリアス自身にもそんなつもりは毛頭なかっただろう。
それでもそう見えてしまうのは、戦争の真っ只中という極限状態ゆえであり、
その中で人間であり続けたエリアスにクリスは憧憬なり敬愛なりの念を抱いたのだろう。
自分だったら、あのジャングルのど真ん中にいればエリアスのようにいられるという自信はないな…
220とも:2001/04/22(日) 18:29
借りて来た。10年以上前にみて以来だ。スレみていたら見たくなった。
221両さん:2001/04/22(日) 19:02
なんか、とってもいい雰囲気の板だね。
勉強になります。
222とも:2001/04/22(日) 20:28
今見終わりました。
みんなが語っていた二人だけど、使命感で行動したバ−ンズと心で行動したエリアス
という風に感じました。エリアスみたいな人は上司に持ちたいかな。面倒見もよさそう
だし。ただ危機的状況を打破できる感じじゃないので上手くいってるときにはいい。
バ−ンズはむずかしい人ですね。揺るぎ無い信念があるのだろうけどなんか寂しい人
のような気がしました。本人はそう思っているのかはわからないけどね。
ただ判断を下さなくては行けないときとかに理想だけでしゃべられるような人がまわりに
いたらやりにくいのだろうな。
エリアスが人心掌握してバ−ンズが策を練れば良いのだろうけどこのタイプは相容れない
ものが互いにあるのだろうから無理っぽいよね。
自分と重ねたら人からはバ−ンズに見えるだろうけどエリアスに共感できるところのほうが
多かった。本当に観てよかった。
223名無シネマさん:2001/04/22(日) 23:58
>>207
エリアスだけは憎しみを抱いていなかったというのに凄く納得。
当時、リアル厨房だったが
エリアスの「星は善いも悪いもなく光っている」というセリフは
人間そのもののことを指しているのだろうと漠然と思っていたが
今、改めて、きっとそういう意味だったのだろうと思っている。
エリアスは善いも悪いもなく、人間という命そのものを愛していたのだろと思う。
224とも:2001/04/23(月) 00:17
エリアスが死んでなくて走ってきたときはかなりこたえた。
エリアスは善と共に死んでいった。
ある種悟っていたように感じる。
225名無シネマさん:2001/04/23(月) 03:22
エリアスの死に様を十字架上のキリストと重ねている、という見方が
(特にアメリカで)よく指摘されてるようだ。
ストーンがエリアスをあんな姿で死なせたのは、彼の「戦場における
人間性の保持」をやはり崇高なものとして見ていたからだろう。
でもその崇高さの行き着く先って「死」なんだよなあ、これが。
エリアスはクリスの精神を救ったが、バーンズに裏切られ殺される。
敵味方になったら、エリアスはどうしてもバーンズに勝てないよ。
だって、反射的に相手を信じて笑顔を見せてしまう男なんだから。
エリアスの気高さには「周囲の魂を救う」という正の面と
「本人は殺されちゃう」という負の面があると思う。
226名無シネマさん:2001/04/23(月) 17:33
結局、エリアスはエリアスである限り、ベトナムで死んでいたんだろうなと思う。
それが彼に相応しい死であるように思えるのは自分だけだろうか。

エリアスとバーンズ、「愛」と「憎」に出会い、クリスが生まれた(生まれ変わったというべきか)。
ふと、そんな気がした。うっ、また恥ずかしい、というか照れる(笑)。
227ここの人たちは皆シャイだ:2001/04/24(火) 03:03
相応しい、けど・・・
それって悲しすぎません?
気高い人であるために死を招くなんて。かわいそすぎ
228名無シネマさん:2001/04/25(水) 01:04
エリアスとバーンズの死に方はある意味一緒。
どちらも味方に殺される。胸部に3発(エリアスの場合は
致命傷じゃないけど)という共通点も、象徴的な感じがする。
でも最期の姿は対照的。エリアスの死は、悲愴な音楽と共に
気高く描かれる。教会のそばで力つき、うつぶせに倒れる
その姿は美しくさえある。
対してバーンズの死は悲惨だ。仰向けで目を剥いて絶命し
累々たる死体の中に残される。ここでの説にのっとれば
自殺と取ることさえ可能だ。
戦場でのサバイバルに関してはエリアスの負けかもしれんが
死に様も含めた、完結した人生としてはバーンズの負けかな。
229バーンズの最期:2001/04/25(水) 11:59
クリスに「やれ」って言うよな。それはやはり、死にたかったから、という気がする。
死こそが、バーンズにとって唯一の解放だったのではないだろうか。
あの時、自分に銃口を向けるクリスを見て彼はそう感じたように思える。
何から解放されたのか。それは、彼の中にある憎悪からの解放だろうか。
エリアスに訪れた死は、人間らしさを貫くこと、「愛」であることの代償だった。
バーンズに訪れた死は、蓄積されていく一方の「憎」から解放される為の代償だった。
・・そんな気がしている。
230名無シネマさん:2001/04/25(水) 12:52
バーンズがエリアスを殺すときとテイラーがバーンズを殺すとき、
どちらにも少し微妙な間合いがある。
撃たれたエリアスとバーンズは「戦争で味方は味方を殺さない」
という戦争のモラルを無意識のうちに持っていたんだろうな。
憎悪がそのルールを越えてしまう状況こそ「戦争の極限」という
ヤツなのかも。
231名無シネマさん:2001/04/25(水) 13:25
一番最初のシーンで、到着したての新兵をからかう兵士達に
混じっていた古参兵の姿にテイラーが振り返るシーンが好き。
232名無シネマさん:2001/04/25(水) 13:44
「最前線物語」の軍曹(リー・マービン)ならついていきたいと思う
233名無シネマさん:2001/04/25(水) 13:59
>>230
エリアスはバーンズに撃たれる直前、バーンズに笑いかけた。
(バーンズはその笑顔を見てエリアスを殺そうと思ったと考えている)
バーンズはクリスに撃たれる前に、「衛生兵を呼べ」と言う。
エリアスを生かしておいてはいけない、そう感じて彼を殺したバーンズですら、
やはり「戦争で味方は味方を殺さない」と無意識のうちに思っていたのかもな。
バーンズは己のルールをもってして、エリアスを小隊から取り除いた。
クリスもそれに倣ったのだと思う。
234それとも(233):2001/04/25(水) 14:02
「(バーンズ曰く)ヤク中の偽善者だった」エリアスを敬愛していたクリスに自分を殺せる筈がないと、
バーンズは決めてかかっていたのだろうか。>味方は味方を殺さない
235名無シネマさん:2001/04/25(水) 14:34
「衛生兵をよべ」から「やれ」までの数秒間。
バーンズが見たものは、エリアスを殺したときの自分と
同じ無表情を浮かべたクリスだ。
こいつはあんときの俺と一緒だ、と思って
あえて自分と同じ行動をとらせたのかもしれない。
もう自分は軍人として(あるいは人間としても)使い物に
ならないと思い、自分自身を小隊から取り除いたのかも。
236もと:2001/04/25(水) 16:57
俺はクリスの固い決意を感じた彼は助けを乞いころされるくらいなら殺されるほうを
選んだように感じた。
237名無シネマさん:2001/04/25(水) 23:24
>>235
バーンズ至上主義的だな。
(悪く言ってるつもりはないんだが、気に障ったらすまん)
自分を軍隊から取り除いたというのは
いささか買かぶりすぎな気もするが
自分に銃口を向けるクリスに
エリアスに銃口を向けていた時の自分を見たというのには賛成。
238障ってない(235):2001/04/26(木) 02:42
およ?そう見えた?>バーンズ至上主義
バーンズはね、それこそ「軍隊至上主義」な人だったと思うんだよ。
軍隊の目的に不必要なものはどんどん切り捨てる。エリアスの人間性
なんてその最たるものだっただろう。で最後は、負傷した自分の体も
もう役立たずに感じたかな、と。
バーンズの中では、自分の体でさえ道具になってる。
自分が本来は血も涙もある生身の人間だと忘れている可哀想な人だと思う。
それでもエリアスを殺した後あたりから、漠然と、自分の魂が壊れてゆく
ことへの絶望もあったかも。そんなこんなでやっぱアレは一種の自殺かな。
自分としては、けっこう惨めな死だと解釈してる。
239名無シネマさん:2001/04/26(木) 16:46
自殺、死にたかった、解放だった…それらの解釈に首肯したい>バーンズの死
ここで出ているが、エリアスの死後彼を非難する場面のバーンズはとても弱々しく見える。
「余計な部品」「異分子」であったエリアスを取り除いてすっきりしている筈のバーンズが、
初めて内包している弱さを見せたのがあの場面だった。
エリアスとバーンズは正反対の人間でありながら、切り離して考えられないのではなかろうか。
エリアス殺害後、>>238にあるように、己の魂が壊れてゆくことへの絶望があったのだとしたら、
それがエリアス殺害が引き金となって呼び起こされた感覚であるのなら、皮肉めいたもののように思える。
240名無シネマさん:2001/04/26(木) 19:13
エリアスは抹殺される運命にある人。バーンズは自滅する運命にある人。
二人とも、自分が体現する象徴(善と悪、愛と憎、などなど)
のために命を落とす、いわば神話の登場人物のような人なんだよな。
そんな極端なキャラではない、人間界の人間クリスは、にもかかわらず
バーンズを殺すという「極端な世界の行為」をする。
そしてこれからも、人間として生きていかなければならない。
一番大変なのはこの人だよ〜
241名無シネマさん:2001/04/27(金) 07:13
クリスがバーンズを殺してエリアスのかたきを打ったはずなのに
嬉しいとか、そういう感情は(クリス本人は勿論だろうけど)観客の中にも沸いてこない。
エリアスがテイラーに語ったように彼の一部が観客の中にも生まれ変って
バーンズをでさえ「愛」する気持ちになってるのかな〜という気がする。
242名無シネマさん:2001/04/27(金) 12:55
クリスのその後か。
エリアスとバーンズの反目は永遠に続くだろう、自分は彼等の間の子のような気がする…
そう語っていたクリスだが、どんな人生を送ったんだろうとは思う。
尊敬(敬愛?)していたエリアスをバーンズに殺され、そのバーンズを殺したのは自分。
自らでルールを作ってそれを実行したバーンズに倣った行為であろうが、
バーンズと同じ、「味方殺し」になったことをどう受け止めていくんだろうな。

ふと思ったが、エリアスって結構笑顔を見せていた。
「俺が荷物を持ってやる」「一人の方が速い」とクリスににやりと笑いかけ、
地下世界で仲間達と歌って笑って踊っている。
村に行く前、トンネルを探索する時には命綱を持っていたバーンズにさえ冗談を言って笑う。
そして、撃たれる直前にもバーンズに笑みを見せる。
対して、バーンズは笑わない。人となりの違いといえばそれまでだろうが、
それもまたあの2人の違いかなと感じる。
243名無シネマさん:2001/04/27(金) 13:47
このスレだけ語りまくってるぞ
244もと:2001/04/27(金) 19:32
自分はバ−ンズと似てる気がする。
どうすればエリアスのようになれるのでしょうか?
245名無シネマさん:2001/04/27(金) 19:34
タイトルの「プラトーン」の意味って何?
246名無シネマさん:2001/04/27(金) 20:05
>>244
誰にだってバーンズに似た部分はあるんだよ。
君にもきっとエリアスに似た部分もあるはず。
247名無シネマさん:2001/04/27(金) 21:49
>245 小隊だよ小隊。

クリスのバーンズ殺しは映画評の中でも賛否両論だったな。
「安手の復讐劇」という批判もあった。
確かに初めてあの場面を観たとき、自分の中にも一種の
カタルシスがあったことは認めざるを得ない。
でもそれはよく考えると、バーンズの死を喜んだのではなく
バーンズの(ここで言われる所の)「解放」にホッとした
のだと思う。
でもクリスにしてみれば、あんな後味の悪い決着はないよな。
248名無シネマさん:2001/04/27(金) 23:04
もしあの時バーンズが「やれ」と言わなかったら、クリスはそれでもバーンズを殺しただろうか。

村でレイプを止めさせた時のクリスの中にはエリアスがいた。
バーンズを殺した時のクリスの中には、そのバーンズがいた。
それゆえ、自分は彼等2人の息子のように思えると感じたのかもしれないな。
誰にも言いはしないだろうが、味方を殺したという事実をクリスは一生抱えていくと思う。
エリアスの仇を討ったという一面もあるだろうが、だからと言ってクリスにとっては重い結末だったのでは。
その時は苛まれることは無くても、アメリカに帰国し普通の生活に戻った後、じわじわと来るのでは。
でもそれは、また別の話だけれど。
249248:2001/04/27(金) 23:07
文章がおかしいな。
だからと言って、ってのは余計だな。やはり、とタイプしようとしたのに、えらい違いだ(笑

そういえば、最初、トム・ベレンジャーがエリアスで、ウィレム・デフォーがバーンズだったのを、
敢えて逆にキャスティングしたというのを読んだことがある。デフォーはそれまで悪役が殆どだったのを、
エリアス役に据えたと。サントラだったか、パンフだったかに書いてあったような。
よくこのキャスティングにしてくれたと思うよ。
250名無シネマさん:2001/04/27(金) 23:24
まったくだ>ナイスキャスティング
デフォーの方が小柄だってのがミソだな。
二人で睨み合うシーンで、エリアスの方がデカイとなんか変。
細くて小柄なデフォーがタフそうなベレンジャーを
キッと睨み付ける構図は、エリアスの高潔さとやがて訪れる
悲劇を予感させる感じ。
251名無シネマさん:2001/04/28(土) 07:04
最後の誘惑を観たせいだとは思うんだが
OPのジャングルの中を進むシーンでエリアスが銃を肩に担いでいるのが
キリストの十字架とダブる…
エリアス=キリスト的解釈もあるし、やっぱり暗示してるのかな〜?とも思わないでもないが
やっぱり気のせいだろうな。
うん。考え過ぎだ(笑)
252名無シネマさん:2001/04/28(土) 14:22
あ!本当だ一緒だ。考えすぎじゃないかもしれんぞ>十字架
日本人の場合、こういうキリスト教圏らしい内容の映画は
考えすぎぐらいで観てちょうどいいんだよ。
それにしても象徴とか伏線の多い映画だよな。
「小隊の数は13人」ってパンフに書いてある。13ってのも
意味ありげな数だなあ、と思う。でもどう数えても13に
ならないんですけど。と思うのは俺だけ?
253小隊は13人:2001/04/28(土) 17:58
あの小隊に配属されているということで名前が出てきた人間は、
映画・小説を併せて25〜26人もいる。倍だ(笑)。
エリアスがOPで銃を肩に担いでいるのが磔刑のキリストというのは、なるほどなと思った。
人間らしくあること、人間性を貫くこと、愛の象徴であること。それを貫いた代償が自身の命だったという訳だな。
やはりエリアスはキリストに準えられているのかも。クリスは生身の人間だな。
254名無シネマさん:2001/04/29(日) 00:22
煽る気はありませんが
哲学板みたいだね、ここは
戦争を美化&崇高に見過ぎている感あり
ベトナムの悲惨さは、ハンバーガーヒルが至高.
255名無シネマさん:2001/04/29(日) 00:27
クリス=生身の人間、であるだけに、ラストシーンの涙は痛々しい。
エリアスの死を悼む気持ちや、バーンズに手を掛けてしまったことや
悲惨な死を遂げた戦友のこと、もー色んなものが混じってそう。
自分がここで失ったもの(単純な使命感とかイノセンスとか)をも
悼んでいるようにも見える。
バーンズ殺しはもちろん、エリアスを結果的に見殺しにしたことまで
罪悪感抱いてるようだし、本当キングじゃないけど「考えすぎるな」
と言ってやりたい気もする。
観客である我々でさえ考えちゃうんだから、無理だけどな。
256名無シネマさん:2001/04/30(月) 05:37
小説読んでいないとラーナーが既婚者だってまず気付かないけど
密かに映画でもしっかりエンゲージリングしてるね。
257名無シネマさん:2001/04/30(月) 06:05
>>254
このスレを観てではないが、自分は最近この映画観て『シン・レッド・ライン』を思い出した。
何となく似てる。あっちの方がもっと観念的で、それが弱点だと思うんだけど。
戦場が人間性を洞察させる舞台になるってのは、まあ当然。
258よく書き込む一人:2001/04/30(月) 15:25
>戦争を美化&崇高に見過ぎている
そのつもりは無かったんだけど、確かに自分の書いたことを見返すと
妙に精神的な側面ばかり語ってしまったな〜と思う。
殺し殺され、内臓が飛び散るような、生々しい戦争の実像について
色々考えてるつもりで、どこか理屈がましい話をしてた。ちと反省。
他の戦争映画と比べると確かにリアリズムでは遅れをとってるかも
(公開当時はともかく)。でも主人公の精神的葛藤を訴えてくる
人間関係の簡潔な構図や、端役一人一人の丹念な描写はやはり
この作品のすばらしさかな。と思う。
259よく書き込む人その2:2001/04/30(月) 22:10
自分も、戦争を美化し崇高なものと捉えているつもりは無かったのだが、
確かに258と同じく精神面について語ってしまっていた。
ついつい、ここで幾度となく名前の出ている登場人物達の心の内や、何故そうなってしまったのか、
そちらにばかり重きを置くような書き込みをしていたなと、自分の書き込みを読み返して実感。
その、登場人物達(特にエリアスとバーンズ)の内面というものにとても興味を抱かされてしまうのだなと思う。
解った風な口を利いてしまっていたかな、と自分もちと反省。
リアルに描かれる死、その悲惨さ生々しさから目を背けようという気持ちは無かったのだが、
やはりプラトーンを見ると、あの状態にあった彼等の精神がどうなっていったかに考えが向かっていくのは自分だけだろうか?
260よく描き込む人その3:2001/05/01(火) 06:17
ヘコんでいる人、あまり気にするな。
「美化し崇高なもの」としてここで語られているのはエリアスかと思われ。
戦争の悲惨さ〜云々いちいち但し書きつけないと語れない風潮があるよな〜戦争映画は。
自分はそんなに気にしなくてよいと思うのだが。
精神的な事について深く考えさせられたのなら
その事語っていいじゃない?
261はじめて覗く通行人:2001/05/01(火) 06:42
お。もしかしてエリアス派とバーンズ派にわかれて、
2ch名物罵倒合戦でもやってたのか・・・・?。

うーん、PLTOONだ。
バーバーのレクイエムききながら、全レス読んで見るか・・・
262その1(258):2001/05/01(火) 15:22
261がどう感じてくれるか、なんか変な楽しみが出来た(笑)
プラトーンは、今この年齢で初めて観たんだとしたら
きっと色々言っちゃってたと思う。
演出が大げさとか・・・特にエリアスの描き方、死なせ方は
私情が入りすぎててジャーナリスティックじゃないとか。
実際ね、いつもストーンは客を「考えさせたい」と思って
映画を作るのに、なぜか「泣かせて」しまったり時には
「怒らせて」(笑)しまう人だと、個人的には思ってる。

とまあ、それこそ理屈がましいこと言ったけど。
そーいうこと言う年齢になる前にこの映画と出会って良かった。
そういう小賢しさを得る前の十代の自分でよかったと思ってる。
・・・あの日あの目で観たエリアスとバーンズが、今も自分を
暑苦しく理屈がましく語らせてしまうのだね〜
263名無シネマさん:2001/05/01(火) 20:30
>>262
それは自分も思う<初めて観たのが十代の時で良かった

このスレって公開から10年(以上)経ったから成り立ったスレって気がする。
書き込んだ人達がが観てから10年経ってるから、と言った方が良いかな?(そうでない人も勿論多いだろうが)
初めて観た時からずっと感じてた事を紆余曲折しながら言葉にして言ってるって言うか。

で、どうだった?>>261
自分も気になる(笑)
264(259)自分も、:2001/05/01(火) 21:03
やはり思う。初めて見たのが十代でよかったと。
あの頃、正にリアル厨房と呼ばれている年齢だった。
28になった今が初見であれば、>>262にあるように、
あの頃と全く違った印象や感想を抱いていただろうし、
案外プラトーンという作品を好きにならなかったかもしれない。
エリアスとバーンズについて、これ程に語ったりもしなかったと思う。
あの日観て感じたままの、その後小説で読んだままの、
エリアスとバーンズ、クリス、小隊の面々が今になってこんなに自分を語る人間にしてしまったのかも。
というか、このスレが立つまで、プラトーン(エリアスとバーンズ)についてここまで語ったことも無かった。
265名無シネマさん:2001/05/01(火) 21:37
>お。もしかしてエリアス派とバーンズ派にわかれて、
>2ch名物罵倒合戦でもやってたのか・・・・?。

参加したいぞ、それ(笑)
266254:2001/05/01(火) 22:19
前述の通り決して煽ったつもりはありませんので、
もし凹んだ方がいらしたら申し訳ないです.
>戦争を美化&崇高に見過ぎている感あり
に関しては、書き込みされた方に対してというより、制作した
監督への発言という感じです.
267その1(258):2001/05/02(水) 02:06
>266
ご丁寧に・・・お気遣い恐縮。
制作者への見解、正直言って賛成できるところもある。
自分はストーンって「嫌いスレスレで好き」な監督なんだけど
彼の作品への態度というか、登場人物への異様な情熱って
良くも悪くも、かなり主観的に働いちゃうんだろうな。
例えば「ドアーズ」は悪く働いた方だと自分は思ってる。
で、プラトーンは・・・賛否両論あるだろうけど、やっぱり
最大限良く働いたんじゃないかな。
監督の「あの二人」に対する情熱に、役者(特にC.シーン)
も、そして客も、一体化できたと思う。
これはデフォーとベレンジャーの功績でもあるが。
彼らこそ相当、役に深く入り込み、魂を共有していたことだろう。

それにしても「その2」&「その3」、いつの間にか我々お友達?
268よく書き込む人その3:2001/05/02(水) 06:32
>>267
オフ会したいくらいだよ(笑)

>>264さんと同じく自分もプラトーンについて語った事なんてなかった。
語る日が来るとも思ってなかったよ(笑)
269266:2001/05/02(水) 08:57
そですね、充実したオフ会ができそうですね.
また良質な映画について語りましょ♪
270よく書き込む人その2:2001/05/02(水) 14:15
オフ会……『プラトーンを熱く語るオフ会』『エリアスとバーンズを語るオフ会』とか(笑)。

>>266
お気遣いどうも。凹んだというか、自分の書き込みを振り返ることが出来て良かったと思っているので、
気にしないで下さいな。ストーンについては、なるほど、そういう側面があるでしょうね。

それにしても、>>261の感想が気になるな。どう思ったんだろう。
(クリスについて考えることもあるが、そうするとやはりエリアスとバーンズが出て来るんだよなあ。
プラトーンを語るということと、エリアスとバーンズを語るということはイコールで結ばれるだろうか。
彼等以外にも、例えばバニーとか気になる登場人物ではあるが…)
271名無シネマさん:2001/05/02(水) 23:24
うん、やっぱり『プラトーンを熱く語るオフ会』だろう。
上映会とか良いな〜最悪ノートパソでDVD再生でも可(笑)

小説での話で恐縮だがクリスのセリフに
エリアスのような男が殺され、バーンズみたいなヤツがそのまま自分のルールを押し進めてしたい放題をやってる。
しかも俺達は何をやってる?
ただ中間に座り込んで、満期までの日数を勘定している。
というものがあったが、これってクリスが兵隊に志願した動機とダブるものがある。
というか、根本で言ってる事は同じ。
そしてクリスは「オレ達は何をやってる?」という自分の問いに
バーンズ殺害という形で答えるわけだが
このバーンズを殺すという行為はクリスが兵隊に志願した動機に対する答にもなっているのだろうか?

う〜ん。何を言いたいのか伝わるだろうか。
272その1:2001/05/03(木) 00:32
むちゃくちゃ興味深い問題提起ですな。
クリスはさ、「リアリティ」を求める人だったと思うんだよ。
机の上の勉強じゃ物足りない。だから愛国心とか使命感の中に
自分の居場所を見つけたいと思ったのかな。
でもそれでますますとんでもないコトに・・・
行った先はもう理不尽きわまりない世界。
その中で唯一筋を通していた、クリスにとって水先案内人の
ような男も、「俺が現実(リアリティ)だ」とか言っちゃう
非情な男があっさり(見た目はね)殺してしまった。
そこには学生時代と同じ、無力な傍観者であるクリスが居た。
で彼は結局、その非情な男を殺して「無力」から一歩出る。
けど、そこにあったのは「葛藤」と「罪」いう名のリアリティ
だったのではないかな。も〜なんて人生だ(涙)
と、思うんだけど、ちゃんと答えられてるかな?

どれがその2&その3の書き込みか推理してしまうここ数日。
他の方々もご一緒に、ほんと、する?しちゃう? オフ会。
273その2:2001/05/03(木) 15:26
「何か深い有意義な洞察でも得られるかと期待して、気まぐれから軍隊に入ったのに(以下略)」
という記述が小説にあった。貧しい者ばかりが戦場に駆り出されるのは理不尽だと、
自分も国に尽くしたいと、彼は彼なりの固い決意と意味を持って志願したのだと思う。
けれど、現実のベトナムはそんな理屈など木っ端微塵に消し飛んでしまう世界だったのだろう。
理想や理屈の通用しない、生きるか死ぬか、殺すか殺されるかしかない世界で、
自分はやはり何もできない人間だと感じていたかもしれない。
それが最後、「自分でルールを作ってそれを実行していく男」を、クリスは殺す。
その殺しも、その男のルールに則ったものだった。それがどんな理由からの行為であれ、
クリスの背には「味方殺し」というレッテルが(クリス以外の人間には見えなくとも)貼られてしまった。
それは他の誰も代わりに背負ってはくれない重いものだ。

「命を奪うというのがどういうことかを知り、魂がどうなっちまうのかを心得た奴等が、
娑婆の大都会や肥臭い田舎の村に帰るんだ。お前等は糞みたいなものがコルク栓で蓋された
腹の中でよじれて……(中略)それでもし、神に与えられた脳味噌が
半分でもあるのだったら、余生を、そういう糞みたいなもの相手に戦うことになる(以下略)」
(エリアスがクリスに語った言葉)
274その2:2001/05/03(木) 15:32
オフ会か。やりたいが、自分は参加できないだろうなあ。地方住まいの悲しさだ。

エリアスは、「糞みたいなものがコルク栓で蓋された腹の中でよじれて」、
内側が死んだ人間になるのが解るだろう、と言っていた。
クリスは、生来(キングも言っていたように)考えすぎる傾向にある人なのだろう。
帰国してからも、考え続けるのだろうな。エリアスのこと、バーンズのこと、その二人の息子である自分のことを。
自分の内側がどうなったのか、どうなっていくのか、それを見つめていくのが彼のこれからの人生だろうか。
(長文スマソ。2回に分けてしまった)
275名無シネマさん:2001/05/03(木) 15:44
戦場における人間の2面性ですね。

バーニー;「オーディーマーフィーが付いてると思えよ!」
276よく見ると…:2001/05/03(木) 17:49
最初の戦闘シーン、手榴弾誤爆させて仲間負傷させるのオニールなんだよね?
そのあと、戦死したガードナーの包帯の位置が変わってるんですよね?
ベトナム帰りの米兵に聞いたけど一人であれだけの体験するのはマレだって言ってました
新参者ですがでわまた。
277268:2001/05/03(木) 19:23
>>274
自分が東京住まいなので
仮にオフ会が実現した時参加しやすいだろうという思いがありました。
安易にオフなんて言ってしまって申し訳ない。

でも、地方(仮に北海道とすると)在住者が多いのなら
開催地それで決めても良いと思うし。
参加希望の皆様、いかがなものか。
でもまだ解らないよな〜
ま、やるとしたら、ね。やるとしたら(笑)

>>276
だよな、やっぱり(笑)<オニールの手榴弾
最初映画観たときは戦闘シーンのカットのされ具合で
そう見えちゃうのだと思っていたよ。
278よく見ると…:2001/05/03(木) 19:35
>>276
ですよね。それだけ見方に誤爆されたケースが多かった事ですネ。
村を焼いて引き上げて来るシーンのバーンズ軍曹が「GIジョー」
みたいで決まってた。
自分的にはラーナーってかっこ良かったかな?
ストーリーはレマルクの「西部戦線異常無し」に影響受けてると思いました
279その1:2001/05/04(金) 02:47
上映会って響きすばらしすぎ。あーオフ会したい、したいけど・・・
と迷いつつ今夜も語ってしまう。

糞みたいなものにやられちゃった人:「天と地」のT.L.ジョーンズ
糞みたいなものと共存し必死で生きる人:「7月4日」のT,クルーズ
帰還後クリスはどっちになるのであろう。
「敵を殺す」という殺人だけでなく、彼はいわば「父殺し」を
した。しかもそれは復讐でありつつも、そいつの手法に倣った
ものであるという、強烈な矛盾をかかえた殺人。
でも、生き抜くだろうな。最後のモノローグで
残りの人生を意義あるものに、と言ってる。
to find goodness&meanings、かな?良く聞き取れないけど。
それは、最後にバーンズ的行動をとったという絶望感の中で
エリアス的なものを再獲得するための人生を始めようという
宣言だと、自分には思えた。勇気のある人だと思う。
280268:2001/05/04(金) 06:26
クリスは>>273さんが抜粋しているエリアスのセリフにあるように
「余生を、そういう糞みたいなもの相手に戦う」のだろう、きっと。
少なくとも闘おうとするのだと思う。

初めて映画観たときは最後の最後に説教臭いなぁ、なんて思ったものだったが
小説を読んで、映画の最後にクリスが言っていたセリフは
エリアスがクリスに語ったものだったのだと知ったときは
ちょっと、じ〜んとしてしまった。

オフ会したい〜
誰か煙草とモデルガン持って来て(以下略)
281名無シネマさん:2001/05/04(金) 06:38
煙草ってキモチイイ煙草ですか?
282名無シネマさん:2001/05/04(金) 10:53
>>245
スクワット=分隊    分隊長;軍曹
プラトーン=小隊    小隊長;少尉、中尉
カンパニー=中隊    中隊長;大尉
バタリオン=大隊    大隊長;少佐
レジメント=連隊    連隊長;大佐
ディヴィジョン=師団  師団長;准将、少将クラス
283名無シネマさん:2001/05/04(金) 11:40
小林源文の劇画ってこの映画の影響大と思います。
OFF会はバーンズ、クリスが立ち寄ったであろう米軍基地の近くがいい。
但し、軍事マニア丸出しのかっこだと米兵から基地外と思われるのでご注意!
284その2:2001/05/04(金) 13:21
>>280
>小説を読んで、映画の最後にクリスが言っていたセリフは
>エリアスがクリスに語ったものだったのだと…
エリアスが言ってたね。生き残った奴は忘れない、死んだ奴等の分まで忘れちゃいけないと。
多くの人間が、憎悪と不信感にその心を奪われてゆき、何が起きたのかクリスは見た。
彼の心にもまた、「糞みたいなもの」はある。それと一生付き合いながら、
その中で出来うる限り意義ある人生を送ろうとしていくのだろう。
エリアスとバーンズはクリスの心の中で生き続け、ある時にはエリアスの部分が勝り、
ある時にはバーンズの部分が勝るんだろうなあ。

煙草とモデルガン持ってオフ会……
で、皆でトラックス・オブ・マイ・ティアーズを歌い踊って、
銃口から煙草の煙を相手の口に吹き入れたりするのか。怪しい集団になってしまうぞ(笑
285名無シネマさん:2001/05/04(金) 14:25
>>283
まさかとは思うが、小林源文がいつからマンガを描いてるのかは知ってるよな?
286名無シネマさん:2001/05/05(土) 18:30
オーディーマーフィーってなんですか?
287名無シネマさん:2001/05/05(土) 19:42
バーンズファンいってよし!でも、俺(20代前半)もオフ会いきたい!
288名無シネマさん:2001/05/05(土) 19:52
>>283
軍事板に出入りしてる、ってより居着いてるから聞いて来い(ワラ<源文
289名無シネマさん:2001/05/06(日) 09:58
2ちゃんにこんなシリアスなスレがあるとは・・・
プラトーンってちょっと演劇チックなとこがあって、かゆくなるよね。
大好きな映画だけど。
290名無シネマさん:2001/05/06(日) 10:26
あらら。まだバーンズに成りたいとか言ってる人、いるの。
291名無シネマさん:2001/05/06(日) 10:33
クリスだって最初はバーンズカッコイイ言ってたじゃん。
そういう意味で憧れる要素もあるって事でいいじゃん。
292名無しさん:2001/05/06(日) 11:16
戦争映画の中では人間が一番よく描けてると思う
293名無シネマさん:2001/05/07(月) 23:42
もう語れないだと?
弾薬箱の中にいたムカデ持って来いage
294名無シネマさん:2001/05/08(火) 00:33
わかったよ!語ればいいんだろ!チクショーッ!!(泣age
295名無シネマさん:2001/05/08(火) 02:50
いやほら・・・散々語った数日間が過ぎた後
ふと我に返っちゃって(笑)
サブキャラをテーマにまたメチャクチャ
語れそうな気もするが。
それにしてもこのノリを皆さん煽りもせず・・・
ありがたいことでございます(しみじみ)
296名無シネマさん:2001/05/08(火) 08:18
エリアスとバーンズ、クリス以外で語れる、或いは語りたいキャラ……誰だ。
靴にムカデ入れられそうになるから頑張って語らねば。
楽しんで(敵兵を)殺しているバニー? 掴み所が無いように見えるラー?

>>295
>それにしてもこのノリを皆さん煽りもせず・・・
>ありがたいことでございます(しみじみ)
同意。2chでこんなに語ることができようとは思わなんだ。

297名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/08(火) 21:15
バーンズは小隊を生き残らせる為に「俺がルールだ!」って頑張ってるハズなのに
エリアスを殺しちゃったので、自分でも「なんかこれオカシクねえ?」って
気付きはじめていたんじゃなかろうか?エリアスは優秀な戦力な訳だし。
そこらへんの言い訳として、エリアスを罵倒していたので、あのシーンでの
バーンズはヘボくかんじるのでは無いだろうか。
んで、そこらへんのツケで味方(クリス)に銃を向けられる事になって、自分も
殺人マシンではなく憎悪で我を忘れる一人の人間なのだという事に、自分自身で
失望してしまったので、どうでもよくなって「やれ」と言ったのではないだろうか。
愛も憎しみも人間的な感情だけどベトナムじゃ両方とも死に繋がるみたいな。
298名無シネマさん:2001/05/08(火) 23:09
バーンズがクリスに銃を向けられた時の心境としては
味方を殺した自分が味方に殺される事への「納得」みたいなものがあったんじゃないかと思う…
自分のルールを人に強いるのは自分だけじゃないって事も含めて。
299名無シネマさん:2001/05/09(水) 02:44
>297,298
全面的に同意。
銃を向けられたときのエリアスとバーンズの心境って
対照的だな。エリアスは「ウソ!!」と思っただろうし
バーンズは「そうだよな・・・」と事態を認めている様子。
エリアスは命を大切にする人(なのに殺される人)であるのに対し
バーンズは、殺しの繰り返しによって自分をも死に追いやった人。
初めは生への執着がすさまじかったのに・・・やっぱり彼のロジックに
矛盾が出てくるに従って、へこんでいったよね。
300名無シネマさん:2001/05/09(水) 07:30
バーンズの顔の傷が、右半面に片寄っていることが
彼の二面性を示唆していると思う。
エリアスを殺した後、キャンプでクリスがバーンズを
殺そうとか話してるとこに、酒をあおったバーンズが出てきて
「殺してみろ」って言いますよね。
ここんとこでは、ライトが左半面(傷の無い方)にしか当たってないんです。
上の方で誰かが言ってたように、弱々しい人間的な一面ですね。
一転して、直後クリスを押さえ付けて、ナイフを突き付けている時は、
右半面、傷のアップになります。このシーンで顔の傷が、
このスレで言うとこの「憎」の象徴なんだと感じました。
そう解釈して見てると、ラスト、バーンズを殺した後のクリスの
顔に立派な傷ができているではないですか(笑)
301名無シネマさん:2001/05/09(水) 12:27
バーンズから見た(あの村での一件後の)エリアスは「余計な部品」だった。
実際、エリアスの死を見届けた後のバーンズの表情はとてもすっきりしていた。
そんなエリアスを取り除いて、第2小隊がスムーズに機能(変な表現だが)する筈だった。
だというのに、エリアス殺害後、バーンズの精神の中で何かが壊れていった。
ヘリで満足げな表情を見せた後、次にバーンズが出てきた時には彼は酒を飲み、
クリス達には俺を殺してくれとさえ言う。
戦場において「人間性」「ハート」があることを良しとしないバーンズの底にもそれがあって、
エリアスを殺したことによって多少なりとも外へ出てきたんだろうな。
バーンズという人間の心の平衡を保つ上でも、エリアス殺しは正解ではなかったのかな。
でも、バーンズも死ねて良かったと思う。死ぬことによって漸く楽になれたような、そんな気がする。
302名無シネマさん:2001/05/09(水) 22:31
エリアスには弱さがあって、大麻に逃げていた。彼自身もそれは解っていただろう。
そうしなければ、やはりエリアスとて精神的に辛かったのでは。
ただ、エリアスはその弱さに完全に飲み込まれてしまってはいなかったと思う。
クリスは、敵は自分の中にいたとラストで独白したが、エリアスの中にもそういう敵はいたのだろう。

そういえば、最後の戦闘を生き延び、ベトナムに残った第2小隊の兵士って、
オニールとラーだけか?衛星兵のゴメスも生きていたような…
303のら:2001/05/10(木) 00:01
第2小隊員、ただいま到着(わかる人にはわかる)
ヒントありがとうございます。おかげさまでたどり着きました。

エリアスの敵は命を大切にしたいけど戦場で生き生きとしてしまう自分への矛盾かな・・・

304名無シネマさん:2001/05/10(木) 01:08
>エリアスの敵は命を大切にしたいけど戦場で生き生きとしてしまう自分への矛盾かな・・・
確かに!
結局、彼ら二人ともベトナムに魅入られてしまってる。
305名無シネマさん:2001/05/10(木) 01:11
軍の求める理想の兵士は小隊内のモメゴトなんぞほっといて
テキトーに戦争してくれる奴なんだろうな。
つまりバーンズでも無い。
306名無シネマさん:2001/05/10(木) 04:20
>303
ご苦労(わかった)。 ご意見、自分にとって永遠のテーマ。
エリアスは本当に、そーいうとこ矛盾に満ちてる。
若い頃、それがすごく抵抗あった。
観客に「エリアスかっこいー」という視点・・・安易な高揚感を
与えてしまう原因のように感じて、違和感もあった。
自分の若い(青い?)価値観では暴力や殺しはみんなタブーだったし。
でも今は・・・闘争本能自体は悪でもなんでもないんだよね〜、と
思う。じゃ、戦うことが悪になってしまうのはどのライン?
というかエリアス自身の中でどっからが「ダメ」なんだ。
これは今も考えてて解ける気配なし。
>305
バーンズも、エリアスという強烈なキャラに出会わなければ
伸びやかに(?)やって行けたかもな、理想の兵士として。
自分のスタイルを否定されて初めて、「憎しみ」のパートを
担う人になっちゃった感じ。
307名無シネマさん:2001/05/10(木) 04:28
関係ないけどさ、戦場でマリファナなんぞ吸ってたら、
バッド入ると思うんだけどな。俺だったらなるね。
みんなでジョイントしてるトコに奇襲攻撃受けてみろ。
全員イッキにバッドに入って、戦闘どころじゃねーと思うんだけど。
308知ったかぶりのつもり:2001/05/10(木) 10:18
>>286
遅れ馳せながら「オーディーマーフィーが付いていると思え」BYバーニー
について、、、、
オーディーマーフィーは第二次大戦のイタリア戦線で名誉勲章を得て凱旋し
本当は他の兵士がマスコミで報道される予定でしたが手を切断しており
見栄えの良いオーディーマーフィーが取り上げられ、一躍英雄となり
そのままウエスタン俳優としてデビューしました。
映画「地獄の戦線」は本人の戦争武勇伝を自身が主演して描いた話題の作品です
燃え盛る戦車の上で一人機銃を打ちまくりドイツ軍を撃退する逸話は有名えです。
バーニーは英雄オーディーマーフィーの事を映画の中で持ち出したのでしょう。
しかし晩年は鳴かず飛ばずで余り幸福では無かった模様です…
309名無シネマさん:2001/05/10(木) 10:41
>>303
ご苦労。無事辿り着かれて何より。

>エリアスの矛盾
エリアスは、地下壕を探索している時にもある種の昂揚感を感じていただろう。
実際、小説では「こんな狭いトンネルの中での一騎打ちのことを考え」、微笑を浮かべている。
こんな経験をした後で、娑婆に帰ってタイムカードを押す生活なんてできないと考えている。
彼にとってあのジャングルは居心地の悪い場所ではなかっただろうし、むしろ気に入っていたかもしれない。
そこで戦争を、殺し合いをしている。だが、人を殺すことはお粗末、一番お粗末なこととも考える。
そこに彼の矛盾があり、その矛盾の存在を彼自身は知っていたんだろう。
その矛盾はやはり彼を押し潰しそうにもなったろうし、だからクスリに逃げもした。
それでも人間性を失うまいとしたその姿勢が崇高なものにさえ見えるんだろう。彼は聖人でもないし、強さだけの人間でもないが。
310名無シネマさん:2001/05/11(金) 03:29
>300
じつに興味深い>顔の傷の解釈
「カインの刻印」ってやつだな。
311名無シネマさん:2001/05/12(土) 00:14
結構ちゃんとした映画だったんだな
312名無シネマさん:2001/05/13(日) 23:10
ムカデは小説だとズボン、映画だと靴だったよね。
どっちもイヤだ(笑)
313名無シネマさん:2001/05/14(月) 16:44
サントラの1曲目のアダージョ、あれはエリアス最期の場面でかかるバージョン?
爆撃音とか聞いているとそんな感じだが。
314名無シネマさん:2001/05/15(火) 06:23
>>313
サントラのトラック1は
バーンズとエリアスが対立する事になった、あの村から撤退する時の曲じゃないかなぁ〜
炎が燃える時の何かはぜるような音が聞こえる。

11はEDだよなぁ〜クリスのセリフが入ってるし。
エリアスのは入ってないのかな?
315313:2001/05/15(火) 18:35
>>314
村ですね。サントラ見たら、「The Village」って書いてあった。
エリアスの最期の場面だと思い込んでたよ。
11曲目はエンディングですな。
316名無シネマさん:2001/05/16(水) 23:56
映画の中のどこで使ってあったのかわからない曲が結構ある…
317名無シネマさん:2001/05/19(土) 23:22
age
318名無シネマさん:2001/05/21(月) 01:55
見たことないけど面白いの?
319名無シネマさん:2001/05/21(月) 06:18
>>318
観ればわかる
320名無シネマさん:2001/05/21(月) 06:49
>>318
典型的なアメリカンバカ映画。
アメリカ人の見識のなさがよくわかる映画だよ。
321名無シネマさん:2001/05/23(水) 23:47
今の旬の話題は真珠湾か…
同じアメリカ産の戦争モノ映画でもコンセプトが違うとこうまで違うか。
322名無シネマさん:2001/05/24(木) 00:36
>>320
存外にチミのが真理かもしれんな
323名無シネマさん:2001/05/27(日) 23:55
サルベージ
324名無シネマさん:2001/05/30(水) 21:31
oh!
325名無シネマさん:2001/06/04(月) 00:22
age
326名無シネマさん:2001/06/04(月) 00:26
たいして面白い映画じゃないと思う>プラトーン
ただ、この頃のチャーリー・シーンは良かったナァと思えるだけで。
327名無シネマさん:2001/06/06(水) 02:07
age
328名無シネマさん:2001/06/09(土) 16:53
>>326
同意
329名無シネマさん:2001/06/10(日) 00:09
トム・ベレンジャーというとコレなんだ、俺の場合。
他の映画で出てるの見ても顔に傷が無いので違和感が(笑)
330名無シネマさん:2001/06/10(日) 00:19
DVD、FOXから出し直さんかなぁ。
331名無シネマさん:2001/06/10(日) 00:31
>>330
いくつかある和訳の全バージョンを収録して欲しいにゃー
劇場公開版もあればナオヨシ
332名無シネマさん:2001/06/10(日) 00:37
>>330ビームのカタログを見る限り、まだ廃盤になってないので再発されるかどうか不安だな・・・。
(秋にFOXから特別版で再発の「羊たちの沈黙」は廃盤)
333名無シネマさん:2001/06/11(月) 03:50
age
334名無シネマさん:2001/06/14(木) 03:43
 
335名無シネマさん
>>332
ビームのカタログ?
詳細きぼーん! DVD初心者なもので。