伊丹十三の映画

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1名無シネマさん
日本映画では例外的に好きな数少ない監督。
「マルサの女」「タンポポ」が好きです。

あと役者としては「吾輩は猫である」に出てた位しか知りません。
いろいろ語ってください。
2名無シネマさん:2000/12/12(火) 21:54
「静かな生活」すんごくよかった。
心が洗われたって感じ。
3名無シネマさん:2000/12/12(火) 22:08
ボクも、渡部篤郎ちゃんのいきり立つイチモツに萌え萌えでした〜
4名無シネマさん:2000/12/13(水) 00:05
「静かな生活」と「タンポポ」が好き。

とくに「タンポポ」では、洞口さんの唇が牡蠣の殻で切れて、
プク〜っと血の玉が膨らむシーン。
それと、死の床にある母親のシーン。
親父が帰宅するとフラフラと立ちあがり夕飯を猛烈な勢いでつくる。
そして、家族ががむしゃらに食べているのを見届けてからお亡くなりになる。
一見滑稽でもあるが、どうしても忘れられない。
5名無シネマさん:2000/12/13(水) 02:10
タンポポでマーラーの曲にはまりました。
ベニスに死すなんて知らなかったから。
6名無シネマさん:2000/12/13(水) 02:22
死人の悪口は言いたくない。
などと、以前この人のスレが出来たときに書いた。
彼の父上をリアルタイムで知ってる方は
この板にどのくらいいるのだろう。
7名無し:2000/12/13(水) 17:21
>6
>死人の悪口は言いたくない。
あーゆー死に方をした人に関してはこーゆーふーにして、どんどん冷静で正確な
評価≠ェ出来なくなっていくのだな。
>彼の父上をリアルタイムで知ってる方はこの板にどのくらいいるのだろう。
<この板に>って言うより<この日本に>だよな、もはや。
大体そーゆーあなたはどーなのよ?
(ほんとに<リアルタイム>で知ってるお人だったらすっげー目上の人に
ムチャクチャな言葉遣いしてることになるが)
8名無シネマさん:2000/12/13(水) 17:34
「お葬式」    ちょっとダメ
「タンポポ」   まあ良し
「マルサの女」  とても良し
「あげまん」   良し
「マルサの女2」 良し
「ミンボーの女」 とても良し
「大病人」    とても良し
「静かな生活」  良し
「スーパーの女」 まあ良し
「マルタイの女」 ちょとダメ

時系列あってる?
9名無シネマさん:2000/12/14(木) 02:06
タンポポの最後に流れる曲だれか知りませんか?
教えてください
10名無シネマさん:2000/12/14(木) 02:41
映画監督の高橋伴明って知ってる?
女優の高橋恵子の夫。
彼は、在日である。
彼のヤクザ映画の出演者も在日が多い。
実際に白龍主演の在日映画も撮っている。(主人公が在日ヤクザという設定)
11名無シネマさん:2000/12/14(木) 02:57
唐突な質問ですんません。
伊丹十三と
伊丹万作または大江健三郎
ってどういう関係ですか?

12わかりました。:2000/12/14(木) 03:03
伊丹万作の息子は監督伊丹十三,娘は大江健三郎夫人.
ということでした。
どーも。
13名無シネマさん:2000/12/14(木) 11:46
伊丹十三を「だめだこりゃ、氏んでいいよ」と思ったのは、「静かな生活」のインタビューか何かで
「(大江光の様な)美しい心の持ち主が書く音楽は、やはり美しい」という趣旨のことを言っているのをみたとき。
本当にそうなら、作曲家は苦労しないっての。つーか、芸術とか音楽に関してはからっきし、ってのを露呈してたね、あれで。
その後、本当に氏んじゃったから、もういいんだけど…。
14名無シネマさん:2000/12/14(木) 13:45
「ラーメン」が食いてーー!
ネギ、シナチク、薄めの焼き豚2枚入りのが・・・
15名無シネマさん:2000/12/14(木) 14:28
『静かな生活』は本編もよかったけど
おまけのインタビュー映像がついてるじゃない。
あの時に大江光が渡部篤郎の帽子を見て
「イーヨーのぼうしがとってもいいとおもいました」って言ったのが
ボクはすごい衝撃だった!ゾワッって鳥肌がたったもん…。
それを言われた渡部篤郎も泣いてたような…
16名無シネマさん:2000/12/14(木) 14:49
あんな偽善映画見て鳥肌立ててるやつ、ちょっと困りものですね。
17名無シネマさん:2000/12/17(日) 04:04
静かな生活=偽善映画
そうみえるかもしれない。
でも、「そこしか見ないとそれしか見えない」というのも事実。
今度はちがう見方でみてみたら、ちがう見え方になるかもよ。
18名無シネマさん:2000/12/17(日) 04:13
>静かな生活
レンタルビデオで、本編の後に入ってるオマケ映像を見た。
大江光=無垢な心を持った天使 みたいに無批判に思い込んじゃってるのが
言葉の端々や表情(新興宗教の信者のそれにも似た)からありありと伺えて、萎えた。
と同時に、監督本人の変態性欲丸出しの場面も(本編の中に)多数見られたり、と
何とも言えない、伊丹という人間の気持ち悪さばかりが表出された作品でした。
たしかに、「偽善」的な映画ではあるが、それ以上に複雑な映画だな。
「変態的偽善」という方が、しっくりとくる。
19666:2000/12/17(日) 05:16
>静かな生活
僕は、はっきり言って、「伊丹VSやくざ」という隠されたテーマを持つ映画!
と、観ました。
「静かなる闘い」です。
●「高名なる原作者=大江健三郎」「主人公=(大江光)の特異さ」「ポルノ的扇情性」は、
「やくざ」に対する剥き出しの攻撃性を隠すためのカムフラージュだったのでは
ないでしょうか?
ここで、「やくざ」とは、特定の実在組織ではありません。
誰の心にも潜む「やくざ性」の事です。
僕は、伊丹監督が、自身への暴行をこんな風に昇華させたのか・・・なるほど。
と、感銘を受けたのでした。
そこには、「他人の剥き出しのやくざ性を受けて、自らのやくざ性まで
反省している様なニュアンスです。」
「大江光」は、やくざ性を持たぬ美しくも儚い存在の「喩え」でしょう。
伊丹監督が「大江光」を持ち上げれば持ち上げる程、
つまり、彼をヒーロー視すればする程、
決して、現世で彼に及ばない、自分を含む健常者という名の心の不具者の無念を
表現していると想います。

20名無シネマさん
18氏みたいな意見を待っていました。
とくに
>たしかに、「偽善」的な映画ではあるが、それ以上に複雑な映画だな。
というあたり。
一般的であれ個人的であれ固定概念というものを少しでもとりはらえば、
映画はいろんな楽しみ方ができるんだよね。