1 :
名無シネマさん:
こっちでお願いします
2 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:02
今や誰にも省みられない幻の傑作『雪の断章・情熱』萌え〜!
同時上映『姉妹坂』!(←見ないで出てきた)
3 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:05
4 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:07
最初に書きこむ話題として相応しくないかもしれませんが、
おれは三百人劇場でロッセリーニの回顧特集に見に来てたのと、
人形町の地下鉄の駅から地上に上がる出口のところで
複数の若いおねーちゃんと一緒にだらだら歩いてるのと、
二度も目撃しました。
ちなみに「光る女」もかなり好きです。
「ションベンライダー」がいいってんなら「東京上空」もいいと思うよ。
5 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:08
省みられないどころか知らないな「雪の断章・情熱」
いつのやつ?ビデオでてる?
6 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:08
「雪の断章」の冒頭の長回し、あそこまでいくと倒錯的だよね。
それにしても買い物ブギに合わせて斉藤由貴が川を泳ぐシーンとか、素晴らしすぎる。
バイク乗って歌ってるシーン萌え。
7 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:14
>>5 出てます。一応薬師丸に続くアイドル主演映画ということで。
>>6 強引に時間も空間も歪ませてたね。
8 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:19
「雪の断章」>一応事件の真相が探られてるようなストーリーなのに
最後肝心なところで、その真相暴露のセリフがあからさまに軽視されるってのがあったと思う
そこまでやっていいのかってすごく気付かされた記憶がある
9 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:19
5>7
サンクス。相米はアイドル映画とかピンク映画とか主流じゃないやつ
でとってたりするから油断するんだよな。
10 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:27
ピンクっつーかポルノね
しかし「ラブホテル」ってポルノ映画の王道なんだよな
しかもその直後に「雪の断章・情熱」(ワラ
11 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:28
はっきり言って公開当時批評家も含めて、みんなうろたえて浮き足立っちゃってわけがわかんなくてただただ衝撃を受けた
「翔んだカップル」について語りたいな。
12 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:32
ピンクとポルノは違うのか。
「ラブホテル」はそんなにエロくなかったからけっこう見れたな。
なんか場末の映画館が似合いそうな映画だったね。
13 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:37
「雪の断章」はいちばんメロッてるんじゃないかな。
恋愛映画の王道というか。源氏物語とは言わないが。
個人的には日本映画のエースは相米だった。
たけしや黒沢が出てきて、影がうすくなったのは否めない。
ディレカン倒産後の失速も一因かもしれないが。
14 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:39
石井隆本人が撮ってないのだったら
「赤い教室」と「ラブホテル」が
村木・名美だったら良かったと思うな
15 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:41
「赤い教室」(傑作)っていうか、曽根中生&神代辰巳の影響は
相米に強くあると思う。
16 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:45
でもやっぱり今だにすごくて
他に比類のないのと言えば
「翔んだカップル」と
「台風クラブ」
だと思うんだよ。
あれはちょっと他にないでしょ、世界見渡しても。
ねー、たぶん。
17 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:46
>13
全く、そのとおり。「雪の断章」は相米の中で、最もメロドラマ。
古典的な物語を真剣にやろうとし、それに成功しかけた、「泣ける相米」です。
相米って、その長回しが特徴的で、ショッキングでもあったんだけど、
実は、物語映画、王道をやろうとして、できないという失意から、
長回しをしていた人だと思う。
「お引越し」あたりからは開き直ってて、つまんないけど。
18 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:51
中学くらいのときに工藤由紀のアイドル映画かとおもって
みにいってぶっ飛んだな「台風クラブ」。
ただいま、おかえんなさいっていってるやつがいまいちわからんかったけど。
19 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:52
でもさ、曽根とか神代と相米の距離ってかなりのもんだよね?
そこがいまの相米の意味だと思うんだけど。
20 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:54
自分にはつまんなくないぜ「お引っ越し」。
相米で一番好きだ。
21 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 00:56
おれも「お引っ越し」はベスト1、2を争うな。
あれは円熟というべきだろう。
22 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 01:00
田畑智子の功績も大きいけどね。
それも相米マジックか。
23 :
8:2000/11/23(木) 01:00
>13、17
えー、そうかー?
「雪の断章」で泣けるかー?
おれはあれで相米が何かの宣言をしたような気がしたけどな。
メロとか俗っぽいことからの距離を置くというか・…
24 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 01:03
相米の親父の映画ってちゃんと元とれてるんですか?
25 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 01:04
>23
もちろん、世界広しといえども
最も通俗から縁遠いのが相米だと思うよ。
だからこそ、メロだと言いたい。上質のメロは通俗じゃないよ。
26 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 01:07
>>25 確かに。ロッセリーニなんか筋だけ追うとぜんぶ
メロドラマだしな。
27 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 01:13
>24
だめです、そのテの話は。
聞くも涙、語るの涙のドラマがあるんですから。
でも、どう見てもアタる映画じゃないよね、どれもこれも。
28 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 01:17
>27
だからこそ相米の映画を見る機会を得た幸せを感じられるんじゃないかな?
29 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 01:17
30 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 01:24
なるほどね。
考えてみればロマンポルノなんて通俗からあちこち突き抜けてるとこがあったしな。
でも最初からメロをやろうとしたわけじゃないと思う。
なにをやろう、ってとこから始まってないからじゃないの?
31 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 01:29
「風花」はどうなんかな。みたひといる?
32 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 01:32
話題に出ないけど「セーラー服と機関銃」って
青春映画の中でマジで傑作だと思う。
33 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 01:35
>32
でも、あれって一大悲劇だったんだってこと、少し前に見なおして驚いた。
相米は何撮っても全部悲劇にしちゃう人だったんだ。
34 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 01:37
「風花」って相米が撮ったの?
本編? ビデオ?
ビデオでは桂木文のくらいしか見たことないな。
35 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 01:40
36 :
34:2000/11/23(木) 01:47
>35
すいません。
寡聞にして。
知りませんでした。
ありがとう。
37 :
U-名無しさん:2000/11/23(木) 01:49
ションベンライダーなつかしい
自分の子供時代と重なる
38 :
U-名無しさん:2000/11/23(木) 01:50
ついでに
長まわし 萌え
39 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 01:50
オーロラ輝子の芸人人生
唯一最高のピークだったな
40 :
27:2000/11/23(木) 01:53
>29
そのむかし、長谷川和彦・根岸吉太郎・黒沢清・石井聰互ら監督ばっかし10人ほどで
会社を作った。その名もディレクターズ・カンパニー。
創立に際しての宣言は「俺たちはお座敷がかかると出ていく芸者にはならない」。
そこで製作されたのが「逆噴射家族」「人魚伝説」(池田敏春)「ドレミファ娘の血は騒ぐ」
ところが、「台風クラブ」のころから自転車操業が厳しくなり、
それにもかかわらず相米は「光る女」「東京上空いらっしゃいませ」
などなどで続々赤字を出し、遂に二億(だったかな)の不渡で倒産。もう10年ほどまえかな。
「東京」のときは1億5,6千万集め、何とか1億で製作し残りを会社の借金返済にあてるという算段だったのが
逆に1億の赤字を出したとか。
「諸悪の根源」とまで言われた相米だけど、ディレカンで一番名をあげたのも彼だった…というカナシイお話です。
41 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 01:58
河合美智子意外にがんばるね。消えそうで消えない。
大西結花は「台風クラブ」のころと今と比較するとなんかずしっとくるね。
42 :
名無シネマさん :2000/11/23(木) 02:00
藤竜也もよかったぞ。
43 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:03
>>32 「セーラー服〜」傑作だと思います。
薬師丸が歌いながらブリッジをしている冒頭から戦慄させられました。
44 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:04
俺の相米ベスト1は「お引越し」
次が「台風クラブ」「あ、春」といった感じ。
「ラブホテル」「魚影の群れ」も結構好き。
だけど「東京上空いらっしゃいませ」だけは駄目だ。
来年の「風花」に期待!
45 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:05
>43
あれもいまおもうと、神代なのよね
46 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:06
相米の使う俳優って(オトコね)共通点あるね。
小細工しない、質実派。
浅野もそうだもんね。
47 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:19
>>31 「風花」見ました。
「あ、春」に近い淡々として落ち着いた作風でした。
雪景色の中でも妙に暖かい雰囲気が心地良かったです。
心地良すぎて隣のおばちゃんは寝てましたが。
やっぱり成熟しても初期とは違った意味ですごいシーンとかありますね。
浅野忠信の演技は、本当に良かった。
48 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:23
>>47 小泉今日子はどうでした?
「踊る・・」はおもいだすのもいやだけど。
49 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:26
「風花」は母子モノだと聞いたがそうなんですか?
50 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:28
>47
浅野がいいというのは嬉しいけれど、「PARTY7」とかもあるし
お客が入るかどうか心配。あちらがいいというひとは
相米ダメなんじゃなかろうか。
51 :
34:2000/11/23(木) 02:29
「夏の庭」と「あ、春」はちょっと・…
相米とは思えなかったな。
いい映画だけど相米って感じじゃなかった。
「ションベンライダー」のほうを言う人がいたってのはわかる
52 :
47:2000/11/23(木) 02:30
>>48 自分としては演技にちょっと違和感を感じました。
浅野は代替不可と思える程の好演に思えましたが、
彼女の役は別に他の人が演じても構わない感じです。
53 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:31
人のいない静かな映画館でみれたほうがいいけどね。
メジャーな配役だからけっこう入るんじゃないかと思うけど。
54 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:32
相米映画は見終わったあとボーっとしてしまう。
木村淳っていうひとの作品も似た感じがする。
55 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:34
相米とは関係ないが(あるかも)
小泉今日子はどうしたんだ。
このまえNHKのドラマ出てるの見て驚いた。老けたとかそういうレベルじゃなくて
なんだか不幸のどん底にいるみたいな顔になってた。
女の業というか、そういうのが感じられて、アップがすごかった。
やっぱり離婚なのかなあ…あの顔はどういうことなんだ。
56 :
44:2000/11/23(木) 02:36
ただ、最近の相米は少しオーソドックスすぎるかもしれないな。
「風花」も母子ものという事で少し心配。
57 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:37
薬師丸の今の姿は見たくもないし思い出したくもないが、
当時は「翔んだカップル」といい「セーラー服と機関銃」といいえらく可愛かったね。
相米とは仲良しだったらしいし。羨ましい。
58 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:38
>>52 むう、やっぱりそうか。小泉今日子って実在感がうすいんだよね。
小泉が先にきまって浅野が選ばれたらしいんだけど彼女じゃ浅野には
役不足ってかんじだよな。
59 :
34:2000/11/23(木) 02:40
「翔んだカップル」って相米さんなんですか?
全然違うような感じなんですが。
60 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:42
小泉今日子って、女優に向いてない気が。
何に向いてるっていうと、CMタレントかなあ。
これ、中傷じゃないよ。実感です。
薬師丸ひろ子もすさんでますなあ。あれは女優としてはもう使い物にならない顔…
女の人はプライベートが顔に出ちゃうんでしょうか。
61 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:43
相米ファンって、結構いるんだ(笑)
62 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:44
>>61 密かに一番好きな監督さんだったりします(笑)
63 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:46
うん、小泉今日子はテレビのなかの人だね。良い意味でアイドル的な
オーラをもってる。等身大の人間を演じるのは無理。
64 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:47
むかーし、黒沢清が相米は海外でわりとダメみたいだと言ってた。
何やってるのかわかってもらえないんだと。
確かにガイジンさんに「ションベンライダー」はムリかもしれない。
65 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:49
そうなのか、難しいのかあ。
エドワード・ヤンくらい人気出ても良さそうなもんなのに。
66 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:50
相米は最後の保守本流になってしまいそうだ。
かつては最先端だったのに。
もちろん、いいいみでの保守性は最初からあったけど。
>34=59
最後のもぐらたたきは相米的では?坂道のローラースケートもあるし。
67 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:50
「台風クラブ」が東京国際映画祭(だったけ?)で賞をとったとき
外国のプレスとかにすごい好評だったって聞いたことあるけど。
68 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:51
泣きながらもぐら叩きなんてすごいシーンだったな
69 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:53
ベルトルッチが絶賛したんだっけ?>「台風クラブ」
70 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:53
これ、いちど書きこみしたことあるんだが
たけしや黒沢清をフランスで紹介した日本の批評家らが
相米を第二のたけしにしようと、パリでの一挙上映を計画し
字幕をつけたり手配をしてたのに
相米が理屈にならないことを言いだして、どたんばでおじゃんになったらしい。
なんかそういうのがヤだったみたい。出るとこへ出りゃわかってもらえると思うけど。
71 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:55
「魚影」なんか、絶対うけるとおもう。
「台風クラブ」、絶賛だったもんね。
72 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 02:56
内容からいったら、現役日本監督ではトップだと思うんだけどな。
なんか売り込みがうまくないのかな。
73 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 03:00
はったりがないからじゃないの?
たけしなんかにはあるよ。これはたけしの悪口じゃない。海外受けする何かを持ってる。
黒沢はこれはもう、ある意味万国共通言語で映画作ってる原理主義者だから
受けて当然。
相米はもっと繊細で品がいいのよ。慎ましやか(笑)映画祭とかに向いてない。
74 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 03:04
いや、俺はすごく骨太だとおもうけどね。国際的に通用する映画文法を
もってる。最近はたしかにちょっとかどがとれたかなという感じはあるけど。
75 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 03:06
近作はちょっとそうかもね。「お引っ越し」もカンヌでは駄目だったし。
でも受けるところにゃ受けるだろう。その絶対数が少ないのか。
76 :
34:2000/11/23(木) 03:36
海外で受けようがこけようがわれわれが楽しめればいいじゃん。
とにかく快楽なんだから。
見れりゃいいんだよ。
次作が出来なくなるってほど赤字じゃなけりゃ。
たけしもそうだな…
77 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 03:46
>66、68
どうもありがとう。
いまだに「翔んだカップル」が好きって直接面と向かって他人に言ったことがないんだよ。
悲しいかもな。
78 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 04:06
気が付いたらこんなスレッドが、しかも80近いレス。
相米映画って、分からないって人にはホントに分かってもらえないのが歯がゆいです。
79 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 05:55
ホウキの柄で新人女優を小突きます。
この人なんで長回しやめたのかしらん?
80 :
名無シネマ:2000/11/23(木) 07:50
方向転換はかってるんじゃない?
81 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 10:10
「風花」浅野の役は永瀬に話しが来たらしいが永瀬が「これは浅野でしょう」
と浅野を推薦したそうです。
小泉は永瀬と共演したかったらしいけど。
82 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 14:02
「あ、春」がおそろしく不入りだったらしいので
「風花」の浅野起用は人気とりの保険かなと思ってたんだが
好演ならばすべてよし。
83 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 16:07
小泉と永瀬を共演させるってのもなんかネタづくりっぽくて
やだね。
84 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 16:17
本人たちも夫婦で恋愛ものはどーかって感じらしい。
結婚するまえに共演しときたかったって、小泉。
85 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 16:20
明日「風花」の宣伝番組あるよ。テレ朝で午前中だけど。
86 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 16:39
当時人気絶頂の斉藤由貴をブタ呼ばわりして、冷たい川で泳がせました。
その時心臓麻痺で死んでたら監督人生は終わっていたでしょう。
斉藤由貴の脂肪が厚くて助かったわけですな。
87 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 22:37
>86
斉藤由貴にかんしては「あ、春」でケツとってるぞ。
88 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 23:04
長回し止めとらんぜ。ただそれが目立たないだけでしょ。
89 :
名無シネマさん:2000/11/23(木) 23:06
気にならなくなったら本物だな。テクが確立されたってことでない?
90 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 00:23
カット割る能力がないから長回しとるんじゃない? とか言うひとも昔からいた。
でもやたらにキザむ監督だってカメラ据える能力がないんじゃないかって思うし。
いずれにしても長回しだからできたに違いない奇跡的なシーンが相米のいくつかの作品にはある。
91 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 00:26
大島渚が相米の長まわし(実は大島も長まわし好き)について
溝口健二は鍛えこまれた俳優やスタッフでやったが
相米はどうしようもないガキを平気で使って
破綻をおそれずやっているところがすごいと言っていた。
アンゲロプロスにも通じるところありだと。
92 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 00:28
>>90 『東京上空〜』のマキセが「星は帰れない、戻れない〜」って
歌うシーンか?
あれはよかったなぁ…
93 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 00:30
>90、92
そりゃ、なんといっても
「ションベンライダー」の木材置き場とラストでしょ、極めつけは。
94 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 00:31
>90
相米はカット割れないだけだといっていたひとりが大友克洋ね。
95 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 00:39
>>94 で、『ワールド・アパートメント・ホラー』か。
もし見る機会があれば、カット割に注意して観よう。
96 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 00:46
>94
そういうこというのは、マンガ家の発想にすぎないんだし。
長まわしは相米の専売特許じゃないんだから。
97 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 00:54
ところで相米のフォロワーっているの?
98 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 00:55
大友、実写映画の監督してんじゃん
じゆうを我らに、だっけ
99 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 00:57
画面のカット割りだったらうまいんだろうな。大友。
でももっとマンガ家っぽい斬新なというか映画人的でない
カット割りしてくれるとおもったのに。
100 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 01:12
マンガじゃ長回しできないもんな。
101 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 01:21
AKIRAは当時やっぱりすごいと思った。
でもとにかくキザめばいいって安易に考えてるヤツが多すぎないか?
特に最近。
カット数多ければスピード感出るとか思い込んでたりして。
で、結局見終わって一つも絵が記憶に残ってないんだよな。
102 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 01:25
カット割りと言えば、エビ天の『前向きに行こう!』ですね。
前向きに、前向きに…
103 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 01:27
いわゆる絵コンテってやつで撮るカントク激増らしい。
SABU、石井克人、中野(サムライフィクション)etc
でもそういうのって、映画は1時間なり2時間なりのカットの集まりだってこと
わかってないというか。
だから、全体にかったるかったり、長すぎたりする。
そういうてんでは相米は文句なく、全体でも見せてくれると思う。
104 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 02:58
>>103 あと岩井とかか。
絵はうまいよね。あんま映画に関係ないけど
105 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 03:00
岩井は少女マンガっぽいところがなければ案外すきなんだけど。
106 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 07:47
>97
ある意味黒沢清はそうなんじゃないの
107 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 08:07
>103
ちゅうか相米はカット割る才能がないだけだろ。
比奴こそ退屈極まりない。
108 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 08:11
長回しすれば良いってもんではないね。
「雪の断章」の冒頭は見るに耐えなかった。
109 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 09:33
大砲の街は長まわし?
110 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 09:47
「東京上空いらっしゃいませ」で俺の牧瀬を泣かしたから嫌いだ。
牧瀬が歌ってるシーン目が腫れてるぞ。
111 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 10:36
なんかこれからテレ朝で「風花」の特集やるみたい(「映画で泣きたい」)
112 :
111:2000/11/24(金) 11:20
大したことやってなかった…
相米がひたすらキョンキョンを連発してたくらい
「大砲の街」の長回しみたいなのも見るに耐えなかったな。
114 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 18:22
>108
あの長まわしはもうヤケじゃないの。ああいう場面撮るのヤだったんじゃないのかな。
あのころ、ときどきああいうヤケやったから。
>106
黒沢の長まわしは相米より即物的というか、スペクタクル志向というか。
相米って、本名杉田二郎っていうんだってね。
115 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 18:24
演歌歌手みたい
116 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 18:46
フォーク歌手みたい。
117 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 19:45
次男だな。
118 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 20:57
そういえば「青春の殺人者」の助監督のクレジットがそれだった
119 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 23:33
長回しが見るに耐えなかったとか言ってるひとは
実はああいう長回しを自分が相米で初めて知ったってことを忘れている。
で、一度見た記憶があるからもう新しくないってしたり顔になっちゃったりしている。
相米のその作品のそのシーン自体を初めて見ることをすでに忘れている。
120 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 23:33
>>118 一応遊びで作った相米バージョンがあるそうです。見てみたい。
121 :
名無シネマさん:2000/11/24(金) 23:40
え、劇中劇の8ミリフィルムじゃなくて?
あれはほとんど相米が撮ったらしいね。
122 :
名無シネマさん:2000/11/25(土) 01:22
>119
確かに…でも、自分も「これが長まわし」と初めて認識したのは相米映画。
だいぶあとになって溝口見て、アンゲロプロスってこれから来てるんだと知った。
大島渚の長まわしはあまりにも暴力的で(「日本の夜と霧」ね)、どの系譜にもつながってない。
123 :
名無シネマさん:2000/11/25(土) 01:29
ポール・トーマス・アンダーソンのあの役者の後をワッセワッセと
追い掛ける長まわしは系譜的にはどこからつながっているんですか?
124 :
名無シネマさん:2000/11/25(土) 01:37
アンゲロプロスが相米から来てるってのは、122さん個人の映画的記憶の話し、ね?
本来おれはだれだれのこういう方法、とかって意識せずに
一期一会じゃないけど先入観なしに作品そのものを観たいと常に思ってるんだけど。
まあ、だれそれの作った作品ってのはどうしたって意識しちゃうけどね。
映画そのものが記憶の集積の上に成り立ってるんだから。
125 :
名無シネマさん:2000/11/25(土) 01:39
>119
バカじゃなかろうか。
長回しなんて昔からあるし、別に相米が始めたわけでもなん
でもない。
そりゃ君は相米で初めて知ったかもしれないけどね。
見るに耐えないのは、単に相米の長回しはこれ見よがしでセ
ンスがないからだよ。
126 :
122:2000/11/25(土) 01:48
>124
ちょっと舌たらずだった。相米とアンゲロは自分の中では関係ないです。
ただ、長まわしってひとくちにいっても、ちがうでしょ?
個人的には、黒沢〜アンゲロ〜大島、溝口〜相米・神代・曽根っていうのはある。
127 :
119:2000/11/25(土) 01:52
>125
これ見よがしでセンスがないってのは意見が分かれる。
相米の長回しがすべて同じだというのもそうだ。
作品とシーンによって違ってるとおれは思う。
おれが見た数少ない映画の中ではおれはいいと思っただけだ。
ぜひ、ほかの素晴らしい例を具体的に挙げてくれ。
128 :
名無シネマさん:2000/11/25(土) 04:00
そうかねえ。相米の長回し、自分には感動的だけどなあ。
129 :
名無シネマさん:2000/11/25(土) 04:12
>124
同感。
まあ、そこからどれだけ語れるかってのは映画経験(映画的記憶?)の豊かさによるんだろうけどね。
相米監督の長回しは、じぃっと見入る為のものだと思う。俺は長回しって言葉もよう知らなかったけど、引き込まれた。
引き込まれたものが何だったか後から考えたら、それが長回しって技法(?)なのだと知った。
130 :
名無シネマさん:2000/11/25(土) 04:15
相米で長回しという手法をはじめて意識しました。
なぜなら、「あーテンポがタルくて退屈だなぁ」って思ったときに理由を考えたら、
長回しであることに気づいたから。
131 :
名無シネマさん:2000/11/25(土) 04:44
映画に何を期待しているのか。結局その違いでしかないのかね。
132 :
名無シネマさん:2000/11/25(土) 17:39
俺の場合初めて長回しを意識したのは70年代にデ・パルマかな。
愛のメモリーなんか凄かった。
その後溝口とかの作品でも長回しの面白さは感じたかな。
相米はねえ・・・ああ長回し好きなんだな、これしか出来ないんだな、とい
うのが最初の頃の感想。
長回しでもおもしろけりゃ良いんだけど、彼の場合は単に長回しであるだけ
で話がたるくてつまんない。
随分昔に大友が「相米はカット割らないんじゃない、割れないんだ」と言っ
ていたけど同意だな。大友の実写作品も大口たたける様なもんかいと思うけ
ど。
ヒッチの「ロープ」なんてある意味究極の長回しだけど、どんな相米作品よ
りもテンポがあって面白いからな。
133 :
名無シネマさん:2000/11/25(土) 17:45
「雪の断章」の冒頭シーンでカメラがクレーンからクレーンへ
乗り移る時にガクガク揺れるのには失笑してしまった。
黒沢明に言わせれば最悪のカメラワークって事になるだろうな。
134 :
名無シネマさん :2000/11/25(土) 18:13
>133
それって、「ションベンライダー」では?それともこれもそうなの?
135 :
名無シネマさん:2000/11/25(土) 18:49
どっちも同じです。
ガクガクです。
136 :
名無シネマさん:2000/11/25(土) 18:50
1カット5シーンとかね。
でもグッとくるんだよなぁ。
137 :
名無シネマさん:2000/11/25(土) 19:47
「ションベンライダー」の冒頭は
クレーンからクレーンにカメラが移っておっかけてたとか、河合が言ってた
138 :
名無シネマさん:2000/11/25(土) 19:51
それ読んだことあるよ。
「ションベンライダー」の冒頭ってフィルムぎりぎりなのかな。
だいたい一本14分ぐらいなの?
139 :
名無シネマさん:2000/11/25(土) 23:47
相米の場合はもしかすると「翔んだカップル」で自分でも考えてなかったような
事態=効果が生じちゃって、嬉しいと同時にうろたえてその後ひきずっちゃったとか…
長回しのああいう効果に自分で溺れちゃったというのがあるのかも。
140 :
名無シネマさん:2000/11/25(土) 23:51
そういうのが全然ないとも思わないけど
溺れるところまではいってたかなあ…
141 :
名無シネマさん:2000/11/26(日) 04:55
澤井信一郎も長回し。
でも相米の方が好み。
142 :
名無シネマさん:2000/11/27(月) 14:41
「黒い罠」の長まわしはどうですか?
143 :
名無シネマさん:2000/11/27(月) 14:55
「チャーリーズ・エンジェル」も冒頭長回しですね。
雲からすーっと機内に入っていって、乗客席まで入っていく。
こーいう驚きに満ちた長回しならいいけど…、邦画じゃ無理か。
144 :
名無シネマさん:2000/11/27(月) 15:00
それって、「長い」の意味がぜんぜんちがうと思う…>143
145 :
143:2000/11/27(月) 15:08
>>144 ごめん、じゃあ「長回し」の定義教えて。
煽りじゃなくてさ
>143
カメラ止めないでずーっと撮りっぱなしにする撮影方法っしょ?
スネーク・アイズの冒頭とか、カリートの道の駅のシーンとかさ、
ブライアン・デ・パルマが良くやるよね、最近だと。
また、定義君だよ… ハア…
148 :
143:2000/11/27(月) 15:13
あれ、「チャーリーズ・エンジェル」冒頭はあまりカット割ってないって
思ったけど。
んーあとは「ブギー・ナイツ」のパーティシーンとかか?
149 :
名無シネマさん:2000/11/27(月) 15:43
>146
ちょっと待て、最近って何だよ。
長回しならデ・パルマの方が相米なんかより遥かに先だぞ。
70年代の初期作品を見てないのか?
150 :
名無シネマさん:2000/11/27(月) 15:43
>>147 定義君って・・・お前アホ?
143は言葉の意味が分からなかったから聞いてるだけだろ。
感覚ずれてるぞ
>>143 雲から入っていった時点で長回しとは違う。ちょっと勘違いしてるよ。
単純にカメラをベタ回しするってだけ
>149
失礼、適当に書いてたらちょっと文章が変でした。
”最近だと”がかかるのは作品名の方です.
”ブライアン・デ・パルマが良くやるよね、最近だと、
スネーク・アイズの冒頭とか、カリートの道の駅のシーンとかさ。”
って、こう書けばよかったよね、すんませんです。
152 :
名無シネマさん:2000/11/27(月) 15:59
デ・パルマは「殺しのドレス」とかでもやってたなぁ。
ただ、相米と決定的に違うのは、デ・パルマのカメラワークって
人物を中心に据えてひたすら移動してたのとは違い、相米ってロング
ショットを多用して(「台風クラブ」とか。最近はよく知らない)
舞台演劇を見るのに近い感覚を醸し出していたころかなぁ…?
大画面で見ると、ある種の空間を生み出すものだから、それなりに
効果があるんだろうけどね。でも展開がないので、飽きると言えば、
飽きるか。
153 :
149:2000/11/27(月) 16:04
>151
丁寧にどうも。
154 :
名無シネマさん:2000/11/27(月) 16:15
定義!君!
155 :
名無シネマさん:2000/11/27(月) 19:09
薬師丸ひろ子を生かすための長まわしだったんでしょ。
156 :
名無シネマさん:2000/12/01(金) 21:00
相米監督の長まわしって、「呼吸」があるから好き。
ストーリーと関係なくてもその人の空気がわかったりして、
そういうのがあってもいいねって思える。
157 :
名無シネマさん:2000/12/01(金) 21:48
デパルマの長回しは単にテクニックのこれ見よがし。相米のは、
155も書いてるけど、役者の生の肉体なり表情なりを捉えるための手段では?
そういう意味で、神代辰巳に近いし、もっと言うと、溝口?
ただ溝口よりも、カメラの動きを意識させ、長回し感を伝えることで、
メタ映画的な異化効果も狙ってると思うけど。
158 :
名無シネマさん:2000/12/01(金) 21:51
昨日の深夜福岡で「台風クラブ」やってました。
ぜひモー娘加護・辻あたり使ってリメイクしてほしい。
159 :
名無シネマさん:2000/12/01(金) 21:57
まあ、これみよがしに見せるテクニックが無ぇからな
160 :
名無シネマさん:2000/12/01(金) 22:18
薬師丸とか河合とか牧瀬とか田畑とか工藤夕貴もそうだと思うけど
相米作品以降になるとどうしてあんな型にはまった役者になっちゃうのかね?
あれは1回限りのものなのかね?
それがすべて相米作品となると、やっぱすごい演出力があるのかと思っちゃうな。
長回しによってそれが可能になった、ってだけじゃ決してないという気がする。
とにかくおれはあんなに生き生きした生身の女優なんてめったに見た経験ないからね。
洋画を含めて。
(デ・パルマって嫌いじゃないけど、相米と並べるほどたいした人ではないと思う)
161 :
名無シネマさん:2000/12/01(金) 23:15
牧瀬は『つぐみ』の方がよかった。
162 :
名無シネマさん:2000/12/01(金) 23:17
デパルマも相米も凄い!
それでいいじゃない
163 :
名無シネマさん:2000/12/01(金) 23:18
薬師丸は「Wの悲劇」で終わった。
相米以降ダメになったんじゃなくって、
相米作品が例外だったのでは。
桜田淳子ですらあんなによくなるくらいだし。
相米の特殊技能でしょ。
だから小泉今日子が前評判よくないのは意外。
164 :
名無シネマさん:2000/12/01(金) 23:22
若いか、或いは役者自身が変わっていこうとしてるひとじゃないと駄目なんじゃない?
165 :
名無シネマさん:2000/12/01(金) 23:31
ロリコンだから、当時は田畑智子に恋しちゃってたよ。
166 :
名無シネマさん:2000/12/01(金) 23:35
田畑は、ロリとはちょっと違ってた。
何か親の気持ちになって慈しみたくなるような顔だった。
監督は、ガキンチョとしか呼ばなかったそうだな。
一年後キネ旬の授賞式ではじめて「田畑くん」と呼んだそうな。
167 :
165:2000/12/01(金) 23:43
>>166 そうですね。見ていて気が遠くなるような不思議な感じがしました。
現在の姿は醜さしか感じませんが。
それにしてもいいエピソードですね。
168 :
名無シネマさん:2000/12/01(金) 23:45
醜さしか感じないってのは可哀相だね。
もうちょいオトナになって痩せたらもとに戻るかなって気もするんだけど。
だめかな。
169 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 00:12
しかし「お引越し」はずっと忘れられないな、おれは。
あれを彼女が超えられるとはちょっと思えない。
もちろん超えてくれたほうが嬉しいが。
170 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 00:20
しかし、「お引越し」のクライマックス。祭りと花火のスペクタクル性を全面に押し出し、
その中で、少女の成長を描くあたり、どうも嫌いだ。
長回しが露呈する役者の肉体性と、長回しが持つスペクタクル性の拮抗が相米の魅力だと
思うんだけど、「光る女」以降は、スペクタクル性だけが押し出されているような気が…。
最近またちょっと違うけどね。
171 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 00:28
田畑智子は、『お引越し』のスペクタクル性を凌駕してたよ。少なくとも俺にはそう見えた。
ナニモノかに帰着したいようで帰着できない距離があって、その微妙で不安な場所に田畑智子がいた。
レンコはあの祭の中では結局よそ者でしかない。
監督自身も言ってたけど、レンコが成長したかどうかは分からない、取り敢えずこの世に帰ってくる踏ん切りを付けただけ。
172 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 00:29
>170
でもあれがないと、カタルシスないし
彼女が親について諦めるにはあそこまでしてやりたかったんじゃないの。
一種、ギリシア悲劇みたいで。
今の田畑には全く興味なし。無神経そうで。
173 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 00:36
>171 同意
もちろんスペクタクルしたいってのはわかった。
でも田畑の場合は、その意図された画面を超える存在として立ってた、と思うな。
拮抗という意味では、田畑の存在が勝ってた。
174 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 00:37
徹子の部屋に出とったけど、
無神経とはちょっと違って、育ちのよさそうな大らかさがあった。
顔はおばさんぽくなってしまったが。
175 :
170:2000/12/02(土) 00:43
>171・172
そう言われると、何も言えんな。感じ方の違いか。
ただ俺としては、それをスペクタクル以外の場でやってほしかったし、
相米はそれができる(またはできた)人だと思うんだが。
例えば「雪の断章」で、自殺しそうになる世良に、斎藤由貴が手を差し伸べる
岸壁のシーンなど、スペクタクル性よりも、もっと人間のほうに傾いた表現
がみられたし、かつ成功してるんだから。
176 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 00:58
『お引越し』の場合は、情景の中に孤独に放り出されてるカンジが、或る種の人にはグッと来たのだと思う。
『雪の断章』、理屈では分かるけど、それが肌身で感じられたかと言えば、俺はそうじゃなかった。
177 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 01:05
うーん、どうなんだろ。
はっきり言って「お引越し」の見どころではあるよね、あそこ。
あれがあったことですごい映画になってたとおれは思うし、
ああいう仕掛けとか様式的なやつとか好きなんだってのはわかるし。
だから「雪の断章」の寺山みたいなショットもあったんだろう。
でも、人間のほうって言うんだったら別の作品で言ったほうがいいんじゃないかな?
>175
「魚影の群れ」とか「ラブホテル」とか「夏の庭」とかあるんだから。
178 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 01:10
あれ、でも、湖のほとりのところは
かなり際どいと思いません?
ひとつ間違えばかなり陳腐。
仲良かったころの両親を幻視するなんて、かなりの荒業。
でも、泣けたし感動した。映画って不思議。
よけいなことだが、湖の上をカメラがパンするのと同じのがアンゲロプロスにあった。
179 :
170・175:2000/12/02(土) 01:17
>177
いや、いいたいことわかるんだけどさ、俺はやっぱり「ションベン〜」や
「セーラー服〜」「雪の断章」に、スペクタクルの中の人間、つうか
肉体の現前を感じたし、それをまた見たいわけよ。
「魚影〜」とかのいわゆる普通の相米映画じゃなくさ。
もちろん相米も変わったし、「跳んだカップル」から20年くらい経つんだし、
こんなこと言ってもしょうがないけどね。
180 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 01:19
みなさん、「あ、春」はいかがでした?
181 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 01:43
>179
うん。わかる。
だいたい「翔んだカップル」だってスペクタクルの片鱗はあったな。
物理的にハデじゃなくてもスペクタクルだろー。
最初にあの部屋で遭遇するところから電話が鳴るまでの緊張感って言ったら
あれはスペクタクルの予兆そのものだろう?
で、「翔んだカップル」の場合は薬師丸と鶴見の演技もさることながら
郊外の高級住宅街特有の雰囲気とか地理的高低差の感覚とかって
ほかの映画でまったく見たこと感じたことがなかったな。
182 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 02:37
「あ、春」はやっぱりあそこで泣いてしまった。
183 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 02:48
「あ、春」は好きだなぁ。
なんかココロに残るのぅ。何気ない風景、例えば病院の屋上
とかさ、ヒヨコの死骸とかさ。
184 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 03:45
ラストのひよこはちょっと。
185 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 04:50
「お引越し」以降の近作は、おしなべてスペクタル的なものが薄れてきたんじゃない?
作風が変わるのは当然だけど、大らかさが強くなったというか地味になったというか。
それでも好きですが。
ちなみに自分は「お引越し」の儀式めいた祭りのシーンは見てて震えた。
186 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 09:44
「風花」ちょっと楽しみだな。
187 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 12:55
関係ないけど
「ふたりぼっち」を相米で観たかったな。
同じキャストで。
188 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 19:55
>187
女の子がちょい貧相ではないかい?
作品は悪くなかったが、相米強迫観念が見え隠れしてたようなー
189 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 20:10
古村比呂の中では一番だった。
がんばってたと思う。
脚本が丸山昇一ってこともあるけど
榎戸って監督もかなり相米を意識せざるを得なかったように見える仕上がりだったな。
190 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 22:15
「あ、春」はもちろん悪くなんぞないのだが、これでいいのかと思わずにいられなかった。
相米にもっといい企画を!!
「風花」は戦略としてはいいと思うよ、未見だけど。
191 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 22:38
まとまっちゃった相米なんて面白くない!
求心力より遠心力で撮ってもらいたい。
192 :
名無シネマさん:2000/12/02(土) 23:24
もうむかしのようなのは作れないし作らないだろうな。
それはそれでいいとしても
それで見に来てくれるお客はいるのか。
193 :
名無シネマさん:2000/12/04(月) 03:28
昔から客なんか来なかったじゃないか。
「セーラー服〜」とか以外は。
194 :
名無シネマさん:2000/12/05(火) 20:51
ウム
195 :
名無シネマさん:2000/12/06(水) 01:54
でも今ほどじゃない
196 :
名無シネマさん:2000/12/06(水) 01:58
だってディレカン潰したのって相米なんじゃないの?
197 :
名無シネマさん:2000/12/07(木) 08:15
違うもん。長谷川和彦だもん。
198 :
名無シネマさん:2000/12/09(土) 00:26
だれが潰したとかいうのは意味ないでしょ。
それぞれの作品をネタにしようよ。
ゴジなんてやっぱりすごく良いもん残してると思うし。
ほとんど故人だけどな。
199 :
名無シネマさん:2000/12/09(土) 00:42
あー
結局おれは相米が好きだからアゲる
理由は他にない
200 :
名無シネマさん:2000/12/09(土) 00:58
俺の祖父は12才の慰安婦に中出しして、
朝鮮人の頭を叩き割ってそこにションベンかけて
笑っていた偉い人だ。
親父も韓国人女子留学生をレイプしては、
殺して山林に埋めてそこに野糞をするような人だ。
201 :
名無シネマさん:2000/12/09(土) 15:59
202 :
名無シネマさん:2000/12/09(土) 16:56
ゴジは認められんねえ。
相米とゴジって択一じゃん。
ゴジはもう要らない。
203 :
名無シネマさん:2000/12/15(金) 23:17
相米にモー娘映画を撮ってもらいたい。
と思うのはおれだけか?
204 :
名無シネマさん:2000/12/15(金) 23:39
>>203 おお!あうごく観たいぞ。
是非辻あたりで「台風クラブ」の「好き、嫌い…」みたいなのをやって欲しい。
ああ、あうごくってなんだろう。
すごくの間違いでした。
206 :
名無シネマさん:2000/12/15(金) 23:56
でも、だいたい相米ファンとモー娘ファンって
全然被ってないんだよな…
207 :
名無シネマさん:2000/12/16(土) 00:01
相米慎二は方向転換してんじゃん。
208 :
名無シネマさん:2000/12/16(土) 00:05
>>206 モー娘ファンはどんな監督だろうがたいして気にしちゃいないでしょ。
大林とかが監督だったら露出が増えて喜ぶ人もいるかもしれないけど。
209 :
名無シネマさん:2000/12/16(土) 00:08
方向転換ってゆー前に撮ってほしい。
>207
無難になったってことかよ?
210 :
名無シネマさん:2000/12/16(土) 00:09
丸くはなったよな
211 :
名無シネマさん:
確かに「光る女」とかでムチャクチャ贅沢なセット使ってたな。
あれは普通は必要だって思わない。
あんなことしてたら金出すほうは止めに入る。