†††† アンゲロプロスは切なすぎる ††††

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1名無シネマさん
「シテール島への船出」のラスト。切ないですね。
エレニ・カレンドルーの音楽も切ない。

ところで、「霧の中の風景」の最後、姉弟はやっぱり死んでるんでしょうか?
みなさん、どう思います?
2名無シネマさん:2000/11/08(水) 00:28
死んでると思います.
銃声が寒々しく響き渡ってましたよね。
3名無シネマさん:2000/11/08(水) 01:11
>2
レスどうもです。
やはり、そう思いますか。なおさら、切ないですね。父親、ドイツにいないし。

ttp://members.dencity.com/metestudio/angelopoulos.htm
↑で「霧の中の風景」のテーマ曲落とせます。よかったら、どうぞ。

4名無シネマさん:2000/11/12(日) 03:55
「ユリシーズの瞳」観ました。
すばらしいですね。
アンゲロプロス、この板ではあんまり人気ないのかな?
5名無シネマさん:2000/11/12(日) 04:18
『霧の中の風景』ほど切ない映画もちょっとないよね。あのラスト・・・。
しかし最新作の『永遠と一日』はピンとこなかったぞ。つーか死体役の子供、
ピクピク動きすぎ! 学芸会じゃないんだから。だいたいどーして誰もあそこに
突っ込まなかったんだ? ゲージュツ映画だから許されるワケ?
6名無シネマさん:2000/11/12(日) 04:23
>5
『永遠と一日』もやっぱり切ないですよ。
病院でお母さんと話すところとか。
死体役といえば、国境で突き刺さってる人たちも動きまくりですね。
アンゲロプロスは長まわしが多いから、仕方ないんじゃないかなぁ。

『霧の中の風景』は本当いいですよね。
あれだけベタなストーリーをあんな風に描けるのは彼だけです。
字幕は、池澤夏樹だし。うーん、すばらしい。
7名無シネマさん:2000/11/12(日) 04:29
>>6

>アンゲロプロスは長まわしが多いから、仕方ないんじゃないかなぁ。

それで許しちゃっていいの? 娯楽映画だったら絶対そんなの言い訳に
ならないよ。
とにかくピクピク動くのは興ざめ。あれじゃ切ないはずのシーンも失笑モノ
になっちゃうよ。

ところで、『旅芸人の記録』っていくらなんでも長すぎると思いません?
8名無シネマさん:2000/11/12(日) 04:36
>1
うーん確かに言われてみれば・・・。
完全主義者っぽいのに変なところは手抜きますよね。

長いですね。4時間。
「ママと娼婦」と同じ長さで、かなり集中力を要する内容。
ビデオで3分割して見ました。
9pachi:2000/11/12(日) 06:54
でもアンゲロプロス監督のはみんな長くありません?
120のテープ3倍で6時間で組み合わせによっては2作品はいらないことも
あるし。
「旅芸人の記録」は長いけれど大好きな作品で、はまるきっかけでした。
音楽が印象的で、アコーデオンなのか、バンドネオンていうのかな。
あれいい。
10名無シネマさん:2000/11/12(日) 07:37
>7
どうでもいいじゃん、ピクピク動いてたって、なんだってさあ
そんなクダラナイとこにこだわってどうすんの?
†††† アンゲロプロスは眠すぎる ††††
12名無シネマさん:2000/11/12(日) 08:03
アンゲロプロスは、ビデオで見るのは辛いなあ。
特に、ロング・ショットばっかりの「旅芸人の記録」「アレクサンダー大王」あたり。
スクリーンで観ないと、観たとはいえない感じ。
ゆっくりした時間の流れにも、ビデオじゃ乗っていけない。
13:2000/11/12(日) 16:19
>>10
全然どうでもよくないよ。そういうささやかな部分のリアリティにまで気を配って観客
に極力「作り物」を意識させないようにすることが、映画というものの最低限の成立条件
じゃんか。
「死体は動かない」これぐらいの映画内リアリティを維持できなくてどーすんのよ? 気に
するなって言う方がどう考えてもおかしい。
14名無シネマさん:2000/11/12(日) 17:24
せつないねえ
15名無シネマさん:2000/11/12(日) 18:47
長まわし、眠い、
タルコフスキーは好きなんだが。
16名無シネマさん:2000/11/12(日) 20:27
ここじゃ眠いって片付けられるのがオチね。
他でやった方がたぶん建設的ね。
17名無シネマさん:2000/11/12(日) 20:33
>13
なんで?
映画なんて結局は究極な虚構の集大成だと思うんですよ、そこには作り手のエゴや
表現したい欲求やらで作り上げている異質な世界を俺達は観に行くのだと思うんです
で、その作り手が死体の表現方法を別にピクピク動こうともその世界の中だけでは、
全然アリなんじゃないか、ということです(その動くのも監督の死体に対するアプローチかも知れんし)
ま、面白ければ何でもアリってことです
181:2000/11/13(月) 01:09
>15
タルコフスキーもいいですね。
「ストーカー」には色々考えされられます。
アンゲロプロスの「霧の中の風景」は眠くないですよ。
ビデオ2本組のはちょっと眠いけど。

死体はそりゃ動かない方がいいですけど、
動いたからといって特に切なさ加減は変わりませんねぇ。
19名無シネマさん:2000/11/13(月) 23:45
age

201:2000/11/14(火) 01:01
↑ありがと・・・でも何で?
21U-名無しさん:2000/11/14(火) 09:24
国際映画祭の賞取り狙いの典型的な監督
画面を全て自分の思うとおりにしなければ気が済まない
強迫的な男権主義者
22名無シネマさん:2000/11/14(火) 10:06
画面を全て自分の思い通りにしようとするのは監督の個性だから別にいい。
でも「こうのとり」以降の彼は確かに映画祭の賞取り狙いって感じ。
23名無シネマさん:2000/11/14(火) 15:48
こうのとりこそ地獄のような眠さだ、あの長まわしなんなんだ
嫌がらせか、
あれならタベルニエの田舎の日曜日のほうがまだいい。

そうなんだよ、審査員も高尚なものとして受けとってしまう。
大体「パルプフィクション」パルムに選ぶ奴が
眠らずに見れるのか?
24名無シネマさん:2000/11/14(火) 18:03
理解できないものを否定しない方がいいよ。
君らはジョン・ウーでも観てなさい。
25名無シネマさん:2000/11/14(火) 18:16
「こうのとり」が本当に傑作だと思う?
26名無シネマさん:2000/11/14(火) 18:20
もう絶頂期は超えた監督ですな。
「ユリシーズ」で見切りました。
でもこの人の長回しは確かにすごかった(過去形ね)。
単に回してるんじゃなくて、スペクタクル。派手で激しいの。
黒沢清が影響うけまくっているよね、そのあたり。
ふたりとも、もっともらしいけど、実は派手好きなのさ。
2722=25:2000/11/14(火) 18:26
>>26
同意。
28名無シネマさん:2000/11/14(火) 18:32
アンゲロプロスと大島渚が懇意というのもオカシイ。
勘違いしてそうで。アンゲロプロスがね。
2924:2000/11/14(火) 18:45
>25
「こうのとり」はともかく、「永遠と一日」には感動しました。
人それぞれなんで、これ以上はいいません。
24の発言は、頭悪すぎですね。ちょっと後悔。
30名無シネマさん:2000/11/14(火) 19:25
>>28
やたらと「儀式」を褒めるよねこの人。
31名無シネマさん:2000/11/14(火) 20:13
しかし・・・的はずれな意見が多いね。
32名無シネマさん:2000/11/19(日) 13:48
>1

アンゲロプロス語りて曰く、

「一発の銃声で二人の子供が死にますか?
あの発砲は偶発的なもので、姉弟にとってのイニシエーションの最後の試練です。
二人の旅が死に帰着するのでは、ふたりの生きる目的である父のイメージまで死んでしまい、
世界全体が死ぬことになってしまう。それは違う。
霧が晴れるための光りの強さをしっかり信じるだけでいいのです」

だそうです。つまり死んでません。解釈は自由ですが。
331
>>32
いつのまにかあがってる・・・。
そうなんだ。監督は二人を殺してないんだ。