1 :
サンダー乙武 :
クラウス・キンスキーはすごい!狂気だ!
でも神は怒っているのでしょうか?
2 :
名無シネマさん :2000/10/08(日) 17:40
ヘルツォークだろ
後半の神話的光景は、出色だったな
あのカメラワークはすごい
4 :
名無シネマさん :2000/10/08(日) 19:52
インディアンが見えない敵として描かれている。
士気が低下する兵士。どこからか飛んでくる矢が
胸を突き刺す。これは矢か?・・・狂気だ
5 :
名無シネマさん :2000/10/08(日) 20:26
ポポル・ヴーの音楽も良かったですね。コッポラの「地獄の黙示録」
に影響を与えた作品であります。
6 :
名無シネマさん :2000/10/08(日) 20:39
「フィッツカラルド」と甲乙つけがたい傑作ですね。
狂気といえば「彼方へ」もすごい。静かなる狂気だね。
7 :
名無シネマさん :2000/10/08(日) 20:42
俺は「カスパーハウザーの謎」のほうが好きだけど、
ヘルツォークの作品はどれも心地いい暗さがあるよ
8 :
七死 :2000/10/08(日) 20:52
>5
確かに「地獄の黙示録」の描く狂気と同質の
ものだね。
神になろうとした者の狂気。
でもカーツは自らを崇拝する者たちの帝国で
神になろうとしたけど、アギーレはただ一人
の帝国を築こうとしたのだろうか。
あのラストシーンは印象的だったなあ。
9 :
名無シネマさん :2000/10/08(日) 22:23
もう随分前に小山市の蔦やで借りて
観たけど、最近ビデオ屋に置いてねー
気がする
10 :
名無シネマさん :2000/10/08(日) 22:32
「フィツカラルド」のとき、
「もう嫌だ」というキンスキーに銃つき付けて
「君を殺して俺も死ぬ」といったのは有名。
でもオペラやクラシックを引用するところは
好き。撮ってるのもスケールがでかくていい。
リメイクの「ノスフェラトゥ」もよかった。
ベンダース・ファスビンダーよりも好き。
11 :
名無シネマさん :2000/10/08(日) 22:50
いかだの上を走り回るあのサルなんていうの
12 :
なきむし :2000/10/08(日) 23:43
>8
>あのラストシーンは印象的だったなあ
「我々は公然と反逆を宣言する!」
「海岸に達したら北へ行こう。トリニダートをスペイン王から奪い、
コルテスからメキシコを奪い取る!」
「やがて新世界のすべてを俺のものにしてやる。神の怒りである俺は
神話どおりに自分の娘と結婚し、子孫を残し、かつてなかった大帝国
をうちたてるぞ!」
彼は一匹の猿を捕まえる。
「俺について来るものはだれか」
死体だらけのイカダの上で、アギーレだけが神のごとく
立っている。
13 :
名無シネマさん :2000/10/09(月) 01:45
>12
完全に逝ってる
あのサル、ペットショップで買えるかな
15 :
名無シネマさん :2000/10/09(月) 03:24
10月27日、ビデオ再発売。
「フィツカラルド」「ノスフェラトゥ」「コブラ・ヴェルデ」
「カスパーハウザーの謎」も同時発売。
でもテープのみ(怒)。
>>15 「緑のアリが夢見るところ」はどうして出ないのか・・・。
17 :
名無シネマさん :2000/10/09(月) 11:42
出てた娘ナスターシャ似で、萌え。
18 :
やがて名無しへ :2000/10/09(月) 15:14
文明と未開、生と死、正常と異常
強烈な対比として描くことにより
その境界がかえってぼやけてくる。
異常な世界
19 :
アギーレじゃないけど :2000/10/09(月) 19:24
カスパーハウザーを演じたブルーノSって
少年時代から精神病院や各種施設を転々と
してたらしい。
あの演技は地か!
20 :
19 :2000/10/09(月) 22:26
痔
21 :
名無シネマさん :2000/10/09(月) 22:38
「アギーレ 神の怒り」
最初みたときに強烈な印象を受けた。
あのいかだがひとつの国家であり、侵略を続ける文明社会のゆがみを象徴している
みたいだ。
22 :
名無シネマさん :2000/10/09(月) 23:17
フィッツカラルドのほうがいいです
23 :
馬鹿 :2000/10/10(火) 00:15
アギーレー!!!アチャー
24 :
名無シネマさん :2000/10/10(火) 01:14
昔、テレビでアギーレやったときの解説者は古館アナだった。
なんで?
コブラベルデは寝た。
25 :
名無シネマさん :2000/10/10(火) 06:08
ヘルツォークが作ったドキュメンタリーを2本、NHKで見たことある。
湾岸戦争の後処理で、見渡す限り火吹いてる油田を消火作業してるやつは、
他の惑星を撮ってきたSFみたいでカッチョ良かった。
男たちが化粧して着飾ってる、どっかの部族を撮ったやつは、ひとめ見て
すげーインパクトがあった。
まだ他にあったら見たいよー。
26 :
名無シネマさん :2000/10/10(火) 22:26
27 :
名無シネマさん :2000/10/13(金) 06:40
>26
ヘルツォークの特集をやってるところってどこでしょうか?
28 :
ZEROES :2000/10/14(土) 10:18
ドイツ文化会館で、10月23日から29日まで。
29 :
名無シネマさん :2000/10/18(水) 19:40
>28
ドイツ文化会館ってどこですか?
30 :
名無シネマさん :2000/10/19(木) 06:44
ドイツじゃないの?
31 :
名無シネマさん :2000/10/19(木) 06:58
32 :
ZEROES :2000/10/19(木) 14:20
青山の草月ホールのすぐそばです。
33 :
名無シネマさん :2000/10/19(木) 19:46
34 :
おはつです。makishです。 :2000/10/20(金) 02:07
最初から、度肝を抜かれました。まるで、ドキュメンタリーみたい。
16世紀にカメラがあったみたい。
35 :
名無シネマさん :2000/10/21(土) 01:33
皇帝グスマン最高!
36 :
ZEROES :2000/10/21(土) 10:42
37 :
名無シネマさん :2000/10/21(土) 20:08
未開の大地に文明が入り込むことから崩壊が始まる。
未開の大地には、自然と人間の調和が保たれ、神話的
世界が存在している。
しかし、文明は自らが神になろうとし、そこから没落
が始まる。
しかし、まれに天との交信が可能な者がいる。そして
彼らは往々にして文明社会の落伍者である。
と監督が語っている
38 :
名無シネマさん :2000/10/22(日) 11:50
>>36 ひさしぶりにクラウス・キンスキーの顔を拝みました。
ありがとうございます。
39 :
名無シネマさん :2000/10/22(日) 12:25
特集上映明日からだね。一本600円は安い!
40 :
名無シネマさん :2000/10/23(月) 01:23
「緑のアリが夢みるところ」がよかったです
41 :
名無シネマさん:2000/10/24(火) 20:22
特集上映いけそうに無い。悲しいよ
42 :
名無シネマさん:2000/10/24(火) 20:59
昔TVの深夜映画で毎日ヘルツォーク特集やっていたことが
あって、全部見たことがある。
43 :
名無シネマさん:2000/10/24(火) 21:07
↑
ミッドナイトアートシアター(8ch)でしょ。
44 :
名無シネマさん:2000/10/24(火) 23:01
神とはひとつの憶測である。
よって神の不存在もまたひとつの憶測である。
よって神という思考の概念が形而上学的である。
よってアギーレも形而上学的である。
45 :
名無シネマさん:2000/10/25(水) 09:15
今日の特集上映は16:00〜「シュトロツェクの不思議な旅」
19:00〜「闇と沈黙の国」 です。
「闇と沈黙の国」はいいぞー。
46 :
名無シネマさん:2000/10/26(木) 22:37
今日行ってきましたよ!ドイツ文化会館。
「カスパー・ハウザーの謎」観ました。満席(250くらいかな)でしたよ。
やっぱいいですよ。ちょっと淡いセピア調のカラー映像。ブルーノ・Sに
泣きました。
今度の日曜にはなんと新作を演るそうですよ。ただし字幕無しです。
また行こうかな。
47 :
>:2000/10/27(金) 00:13
ビデオに撮っておいたのに、消されてしまった・・・シクシク。
「カスパー・ハウザー」はカノンで始まるのね・・・。
48 :
名無シネマさん:2000/10/27(金) 00:22
BOX東中野で1月上映。
ドイツ文化会館は「小人の饗宴」で行ったけど、
映画館と違って全く傾斜が無いから、
前の人の頭で字幕読めなかったよ。
ノスフェラトゥの音楽は超怖い。
吸血鬼の館へ向かう登山のシーンと、
街に船が静かに滑り込んでくるところは出色。
50 :
名無シネマさん:2000/10/27(金) 03:34
>46
日曜日にドイツ文化会館でやるのは
フォルカー・シュレンドルフの新作じゃないかなぁ
ヘルツォークの新作は、
土曜日にやる「キンスキー、我が最愛の敵」だよ。
99年作品ナリ。
51 :
46:2000/10/27(金) 07:15
↑
そうでした。ぼくのまちがえです。
52 :
名無シネマさん:2000/10/27(金) 07:26
アギーレを描いた映画って、コレと、
オメロ・アントヌッティがアギーレやった
『エルドラド』の他に何かあったっけか?
53 :
名無シネマさん:2000/10/27(金) 20:57
いよいよアギーレの特別上映あしただな
54 :
名無シネマさん:2000/10/28(土) 07:31
ビデオ発売あげ。
つーかDVD出してくれい。
55 :
名無シネマさん:2000/10/28(土) 12:20
この監督作品のパンフみても批評読んでも、メディアに登場すると必ず
「狂気」とどっかに書いてある・・
56 :
名無シネマさん:2000/10/28(土) 19:23
気が狂っている、と書いて「狂気」。
57 :
名無シネマさん:2000/10/28(土) 19:31
ヴェルナー・ヘルツォークか...
あんまり趣味じゃないね・・・
よかったのは「フィツカラルド」と「緑のアリが夢みるところ」だっけ? かな...
58 :
名無シネマさん:2000/10/28(土) 23:58
↑
「フィッツカラルド」がよかったなんて、けっこう実は趣味なんじゃない?
59 :
57:2000/10/29(日) 00:07
>58
そうそう、なぜ「フィツカラルド」が良かったかというと、
南米の奥地に“オペラ・ハウス”を建てよう、という
誇大妄想狂の男のはなしだったからだった...
60 :
名無シネマさん:2000/10/29(日) 02:19
「フィツカラルド」を観てて。
「おいおい」→「おいおい!」→「おいおいおい!!」→「…………」
という感じで楽しめます。凄いよなー。
61 :
名無シネマさん:2000/10/29(日) 03:24
「フィッツカラルド」かー。エンリコ・カルーソーのオペラだね。
でも、この作品のクラウス・キンスキーは他の作品にくらべて
普通の人に見える(藁)
62 :
名無シネマさん:2000/10/29(日) 07:42
>61
スーツ着てるからかな?
63 :
名無シネマさん:2000/10/29(日) 08:36
静かなる狂気、って感じだね
64 :
名無スネオさん:2000/10/29(日) 16:52
アギーレじゃないけど「コブラ・ヴェルデ」がお勧めです。
遂に超人が登場します。
65 :
実話です:2000/10/29(日) 21:21
アギーレを撮影中に、主役のクラウス・キンスキーが敵のカブトを剣で叩き割り、
ついでにその役者の頭も割ってしまったそうです。
また、エキストラの休息小屋に訳も無く銃を発砲して、エキストラの指が吹き飛
んだそうです。
恐るべしクラウス・キンスキー。
66 :
かぜ:2000/10/30(月) 02:32
DVDはヨーロッパで出てますよ。
67 :
名無シネマさん:2000/10/30(月) 08:00
>65
いわゆるキティガイって奴ですね(笑
68 :
名無シネマさん:2000/10/31(火) 21:48
狂気アゲッ
69 :
名無シネマさん:2000/11/18(土) 02:35
ドイツ文化会館でカスパーハウザーとアギーレ観にいったけど
以外と人が入っていた。
70 :
名無シネマさん:2000/11/27(月) 02:26
あげとこか
>>25 >湾岸戦争の後処理で、見渡す限り火吹いてる油田を消火作業してるやつ
ワーグナーの「パルシファル」がBGMのやつなら昔見た。
あれ、ヘルツォークだったのか。
72 :
名無シネマさん:2000/11/27(月) 16:03
吉報。
BOX東中野でヘルツォーク特集やります。
「アギーレ」をようやく劇場で観れるよ。
73 :
名無シネマさん:2000/11/27(月) 16:12
>>72 詳細希望。ホムペにはまだのってなかったよ。
74 :
名無シネマさん:2000/11/27(月) 17:39
75 :
72:2000/11/27(月) 21:02
12月16日より「ヘルツォークに狂う」という特集がBOX東中野で組まれます。
公開作品は、
「キンスキー、我が最愛の敵」、
「小人の饗宴」
「アギ−レ・神の怒り」
「フィツカラルド」
です。
楽しみだ。
76 :
:2000/12/03(日) 23:04
文明という闇の中で、文明を盲信する愚者の群れの中で、
希望という名の奇跡を具現化するもの。
人はそれを狂人と呼び、あるいは神と崇める。
77 :
名無シネマさん:2000/12/04(月) 00:25
確かにヘルツォークは、文明的価値観の枠でしか生存条件を見出せない人間
を、その枠の外から批判している。
「アギーレ神の怒り」「カスパーハウザーの謎」はまさにそうだね。
78 :
名無シネマさん:2000/12/04(月) 20:17
小人の饗宴は嫌いじゃ
79 :
名無シネマさん:2000/12/06(水) 06:34
age
80 :
名無シネマさん:2000/12/11(月) 22:05
アギーレはひとつの問いだ。
還元主義的文明における超越論的解釈の試みだ。
あるいは「汝なすべし」から「我欲す」への変化だ。
実はそこには神は無く、ひとつの解釈が存在するのみだ。
81 :
名無シネマさん:2000/12/12(火) 20:31
AGE
82 :
名無シネマさん:2000/12/12(火) 20:37
ニーチェは死んだままだ。
83 :
ゲルマン魂:2000/12/13(水) 00:25
>>80 アギーレは神へと変容したんだから、それは超越論的じゃなくて超越的です。
84 :
名無シネマさん:2000/12/13(水) 00:42
>83
どう違うの?
85 :
ゲルマン魂:2000/12/13(水) 01:14
超越論的っていうのは「見方」だな。ようするに俺達が物理的・観念的に
経験できる世界を越えて、まるでその外に立ったような立場から意味を探
ること。
これに対して超越的っていうのは存在のことだな。すでに概念の枠を超え
た存在であること。
86 :
名無シネマさん:
あげ