2001年宇宙の旅

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1名無しさん@1周年

ちゃーんちゃーんちゃーんちゃちゃーんどんでんどんでんどんでん
↑「ツァラトストラかく語りき」のつもり

はい、立ててみました「2001年宇宙の旅」スレッド。
あのシーンが良かった、あの場面は何だったの? マジレス、ネタ
どんどん書き込んで下さい。
なお「2010」や「2300年未来への旅」関係はご遠慮下さい。って後者
はそもそも関係ないか(笑)

さあこのスレッドは無事に2001年を迎えることが出来るのか、それとも?
2さらり:2000/08/24(木) 10:17
(祝)
スレッド立てるっておっしゃっていた方ですか?
私は「時計仕掛けのオレンジ」スレでサルの頃に棒を道具(武器)を使えるようになった
ところで泣いたと書いてその後あれは棒じゃなくて骨と突っ込まれました(爆)
ちょっと、忘れてしまっているので今日ビデオ借りてきます
見終わったらまた来ますのでー
という事でアゲ
32001年は飯食いドラマ:2000/08/24(木) 11:03
 フロイド博士が食べたサンドイッチはハムかと思っていたら、
この前ビデオ見直したらチキンだったよ。
味はどれも似たようなものだそうだが。
4今回も:2000/08/24(木) 18:05
手の込んだ煽りスレになるのかな?
5名無しさん@1周年:2000/08/24(木) 21:43
さっそく埋もれそう(笑)
6物栗鼠:2000/08/24(木) 22:59
 故意に埋められたのだよ。
7日本一のぬいぐるみ師:2000/08/24(木) 23:09
変と言えば、あの月面バス(←であってたっけ?)

サンドイッチの中身がハムかチキンかよりも気になるのは
下方にロケットで噴射するでもないのに月上空をず〜っと
水平飛行していた点かな? 1/6とはいえ下向きに重力は
かかってるんだぜぃ。

とはいえ、ムーンライトSY-3なんかに比べると月とスッポン
ほどレベルの差があるけど。ほんと同時期の映画とは思えな
いね(藁
81:2000/08/24(木) 23:20

>4
え、以前にあったスレは煽りきつかったでしたか。俺も2chは結構
長いけど気付かなかったなー。あんまりビビらせないで下さいよ。

>2
見終わった? 道具を使いはじめたサルが水飲み場で別のグループの
リーダーを撲殺するよね。で、それぞれ勝利の雄叫びを上げるんだが
画面右上に居る奴だけ、ずれたタイミングで、とんちんかんな方向に
「がおー」って鳴くのよ。そいつはどうも俺の祖先らしいよ。

>5
うーむ、今世紀中どころか今月中、いや今週中も危ういスレだな。
立てた自分が言うのも何だが、、、
9物栗鼠:2000/08/24(木) 23:37
 なんとしても2001年までもたせましょう(w
ところで、ムーンバスの飛行の原理は良く分からないが、
一説には非常に低高度の衛星なのではないかと。
それだったら、一度加速して衛星軌道速度(1.7km/sくらいだとおもったが)
を獲得すれば、あとは噴射無しでもいつまでも周回していられる。
あ、山にぶつからなければだが。
10名無しさん@1周年:2000/08/24(木) 23:42
「3001年」読んだ感想は?
11さらり:2000/08/24(木) 23:42
げー!本当だこのスレやばそう。。。
夕方には見終わったんだけど
>画面右上に居る奴だけ、ずれたタイミングで、とんちんかんな方向に
「がおー」って鳴くのよ。そいつはどうも俺の祖先らしいよ。
ありゃ、もう一回そこのところ確認してみるね。なんか面白そうだから。
ハルの「♪デイジー、デイジー」の歌がちょっと怖かった。
でも本当に時間の割に台詞が少ない映画だよねー。そこがいいんだけど。
あと料理なんかを運んでる女の人のかぶっている帽子がステキ。
12物栗鼠:2000/08/24(木) 23:42
 ムーンバス追加。
ただし衛星軌道に乗っているとしたら、内部は無重力になるはず。
でも平気でサンドイッチ食ってコーヒー飲んでる。
いずれにしろ月のシーンは、六分の一重力の表現をいっさいしていません。
13名無しさん@1周年:2000/08/24(木) 23:43
浮遊するペンのシーン、ペンをガラスに貼り付けて
そのでかいガラスをまわしてたと聞いてビックリ。

合成やCGがなくても、ガラスであれだけの特撮が出来るんだよなあ。
14さらり:2000/08/24(木) 23:47
>7
この映画は、監督自らが認める失敗点というものが多いらしいですね。
実際ではあり得ないものが行なわれているとかで。
1513:2000/08/24(木) 23:49
あと、原始人が獣(チータ? ピューマ?)に
飛び掛られて襲われて、ギャーギャー言いながら
フェードアウトするシーン。
あの原始人、中にヒト入ってますよね。
マジで危ねえと思いました。キューブリック、恐いなあ・・・
16さらり:2000/08/24(木) 23:56
あの倒れる黒い動物は何?
1713:2000/08/25(金) 00:13
>16
骨の使い方をおぼえてガッツンガッツンやってるときに(感動的)
一瞬スローでインサートされる動物でしょうか?
ブタのような・・・・黒いからクロブタか?(違うか)
181:2000/08/25(金) 00:16

>あの倒れる黒い動物は何?

道具を使うことを理解したサルが初めて殺す動物のことっすか?
あれは数百年前に居たアリクイの祖先でしょう。っつーかアリクイ
だよね。美味いのかなー

>15
多分、爪とか牙とか取っているんでしょうね。

>10
「3001年」って?? クラークの小説の方でも「2061年」までだった
のでは。2010年の終章のタイトルが「20001年」だった気がするが。
いずれにしてもそれぞれの半年前にスレ立てることにしましょう(笑)
191:2000/08/25(金) 00:21
↑訂正
×数百年前
◎数百万年前

室町時代の話してどーすんだ。>自分
20物知り栗鼠:2000/08/25(金) 00:24
>15
 豹では?

>16
 獏でしょう。夢枕漠ではありません。

>11
>あと料理なんかを運んでる女の人のかぶっている帽子がステキ。
 「マーズ・アタック」見た後であれ見ると、帽子を脱ぐと
中から脳味噌が見えるんじゃないかと思ってしまいます。
2113:2000/08/25(金) 00:30
>1さん
>多分、爪とか牙とか取っているんでしょうね。

いや、それはそうなんでしょうが、
やはり自分はあんなスタント出来ないし、あの映画の中でも
一番人間がカラダ張ったシーンだと思うんですよ。
そのシーンを、あんなに素っ気なくフェードアウトしてしまう
キューブリック。太古の昔にはアレくらいの事は
日常茶飯事だったという演出なんでしょうね。
やっぱり凄いぜキューブリック・・・
22名無しさん@1周年:2000/08/25(金) 01:09
>1
君のテンションは骨身に堪えるな
23物知り栗鼠:2000/08/25(金) 01:35
 頑張って上げないと、BBJスレッドに蹴落とされるぞ(泣

 「3001年終局への旅」。1997年に早川から出ています。もちろんクラーク作。
24ギリ:2000/08/25(金) 01:47
(祝)
2001年までもたせましょう。
今にも危機が来ているみたいですが……応援してます。1さん。
届くか2001レス!!
25飯食いドラマ:2000/08/25(金) 02:16
 物栗鼠改め物知り栗鼠です。3でもあります。
で、3で2001年飯食いドラマ説を提示したのですが、
実際2001年は舞台が変わると必ず一度は食事のシーンがあります。

 さて、問題です。
「2001年宇宙の旅」の中には、食事の場面は何個所あったでしょうか?
26キューブリックは手塚治虫に :2000/08/25(金) 05:49
なにさせたかったの?
宇宙船のデザインかなんか?
27名無しさん@1周年 :2000/08/25(金) 09:46
>25
・原始人が岩の上で(これ食事か?)
・月に向かう宇宙船内でフロイドが食事(重力のあるストロー)
・同じく宇宙船内でパイロットも食事(ただし受け取るシーンだけ)
・ムーンバスの中でサンドイッチ
・ディスカバリー号の中でボウマンとプールがTVを観ながら
・ラスト近くで老人になったフロイドが食事
あとあったっけ? 宇宙ステーションのソ連の科学者たちは飲んでただけだし・・・

>26
美術(セット)デザインじゃなかった?
28さらり :2000/08/25(金) 10:36
>1
トンチンカンな猿ってわりと一瞬だったんで見落としそうになったけど、あなた様の
先祖をお目にかかれて光栄です。
>13
私もクロ豚かと最初は思ってしまいましたが、1さんや物知り栗鼠さんが言うアリクイや
バクの線が濃そうですね。鼻がそんな感じだった。
>26
手塚治虫が忙しいからキューブリックの依頼を断ったんでしょ?
もし、実現していたらどんなだったんだろうと思う。
どっかのHPでは、実現していたら宇宙船が皆もっと丸っこくなっていたのかも。
ッて書いてあったけど、それはあり得ると思った。
29物知り栗鼠 :2000/08/25(金) 13:16
 お猿さんの食事シーンは2回ありますね。
・土をほじくってなんか拾って食っている。横から口を突き出した獏?を追い払う。
・骨を武器にして獏を倒してから、皆で肉を食う。
 あきらかに武器を手にする前と後との食生活の変化を表現していますね。
30名無しさん@1周年 :2000/08/25(金) 13:30
で〜いじぃ、で〜いじぃ〜♪
3127 :2000/08/25(金) 13:46
>29
あーそうだ! 2回あった!
32手塚は :2000/08/25(金) 14:11
マンガなら分かるが、メカデザインのセンスまで評価されたりしてんの?リアリティあるメカなんか描けんの?
なんでキューブリックは日本の手塚を知ってんの?

33名無しさん@1周年 :2000/08/25(金) 14:14
>32
鉄腕アトムのTVアニメを観たらしい。
34名無しさん@1周年 :2000/08/25(金) 14:17
>>32
まあ、ほら、造形の魅力とリアリティってのは別物だから。
35さらり :2000/08/25(金) 14:31
手塚治虫の漫画がキューブリックのツボだったんでしょうね。。。
36名無しさん@1周年 :2000/08/25(金) 15:28
「ロリータ」の監督がウランちゃん萌え〜だったらはまりすぎ。
37ギリ :2000/08/25(金) 16:01
キューブリックはSFの考証のため、わざわざ日本のB級映画まで取り寄せたぐらいな。
ひょっとして日本って結構メジャー?
38ペンクロフ :2000/08/25(金) 17:47
13です。以後このハンドルで。
円谷英二の特撮は50〜60年代当時世界最高レベルだった(と思う)ので、
キューブリックが取り寄せてたら嬉しいし納得ですね。
「宇宙大戦争」のムーンライトSY3、俺好きなんだよなあ・・・・
手塚治虫については、やらなくてよかったなあ・・・というのが感想。
ガンコな超大物が二人絡むとロクなことにはならない気がします。
(クラークがいるから三人か)
39さらり :2000/08/25(金) 22:20
>ペンクロフさん
>ガンコな超大物が二人絡むとロクなことにはならない気がします。
(クラークがいるから三人か)
手塚治虫は2001年の出来上がりをみて相当驚いたらしいですね(自分の考えと
かなり一致していて)一緒に仕事すればいいってものではないだろうし、この
作品は私の中では相当ツボなのでコレでヨシ!って感じですけど(笑)
でも、ビデオでしか見ていない私がこんな事言ってるとキューブリックに叱られそう。
まー、ギリギリ生まれてないからな。。。


40名無しさん@1周年 :2000/08/26(土) 00:20
HALはIBMのもじり?
41二人のための自転車 :2000/08/26(土) 00:23
で〜いじ〜、で〜いじ〜♪
42名無しさん@1周年 :2000/08/26(土) 00:25
R・シュトラウスとニーチェは
キューブリックに感謝しなけりゃならんな。
43ペンクロフ :2000/08/26(土) 01:03
>ビデオでしか見ていない私がこんな事言ってるとキューブリックに叱られそう。
>まー、ギリギリ生まれてないからな。。。

うう、俺もです。フィルムで見たときも16ミリでした。
何かで読んだんだけど、ボウマンがHALを殺す赤い部屋のシーンで
壁いっぱいの無数のカートリッジ(でいいのかな?)に
細かい字がバーッと書いてあるのが70ミリでは見えるとか。見てえ!

ところで「HAL伝説」って本、読んだ方おられませんか?
現代のコンピュータ(人工知能)がどこまでHALに近づいたかを
考察した本らしいのですが、高すぎて買えませんでした。
面白そうな本だったのですが・・・
44名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/26(土) 01:06
>40
クラークの小説に書いてあるけど、HALは
「Heuristically programmed ALgorithmic computer」
(発見プログラムつきアルゴリズムコンピュータ)の略。
IBMのもじりって話は、2010年の小説でもネタにされてたね。
でも、HALのデザインを担当したのはIBMなんだそうな。
オライオン号の操縦パネルも同じくIBMのデザイン(ロゴが見える)
4544 :2000/08/26(土) 01:07
>43
「HAL伝説」買いました。
でもまだ読んでません・・・(爆死)
46さらり :2000/08/26(土) 01:17
>ペンクロフさん
「HAL伝説」ですか〜。
高すぎるって、いくらぐらいなんですか?読んでみたい。。。
4727=31=33=44=45 :2000/08/26(土) 01:22
>43
追加
あのシーンでボウマンが抜いてたのはHALのメモリですね。
ビデオのシネマスコープ版を観たんですが、特に何も書いてない
透明な板に見えました。
ただ、板に番号らしき字が書いてあるのは確認できます。
(確かそうだったよな・・・)
48ペンクロフ :2000/08/26(土) 01:24
5〜6000円くらいでしたっけ。イヤお恥ずかしい。
丁度俺が金欠の時期に発売されて、余裕が出来たときには
すでに本屋になかったです。近くの図書館にも入ってなかったもんで。
49さらり :2000/08/26(土) 01:27
>ペンクロフさん
いや、今の私にも高すぎる
50名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/26(土) 02:27
2001年までのもたせアゲ
51ルチ男フルチン :2000/08/26(土) 02:39
「スリーパーズ」にニセHALが・・・
52名無しさん@1周年 :2000/08/26(土) 02:57
あと一年で、あんな宇宙ステーションやら何やらが実現は不可能だろ。
つうか、東西冷戦が終わってICBM開発競争が必要なくなり、
もはや宇宙開発などという採算の取れない夢物語に
大量の予算を注ぎ込めるところは無いだろう。
宇宙に金を使うくらいなら、地上でやるべきことがたくさんある。
531 :2000/08/26(土) 07:43
ふう。思ったよりレスが続いていて皆さん、有り難うございます。

>22さん
暑苦しくて申し訳ない。今回マジで思いましたが、本当に本当に大好きな映画の
スレッドを自分で立てるより、「おマヌーなSF映画をあげれー」みたいなスレに
「宇宙戦艦ギャラクティカ」のネタなんかを投稿している方が実は楽しいのかも。

>10さん他
「3001年〜」ありました。持っていました(って、おい)。皆さんも書かれている
「HAL伝説」と一緒に買ったんだが殆ど内容は覚えていません。後者の方はむしろ
認知科学的な部分が延々と書かれていたような記憶が、、、

>51さん
「スリーパーズ」ってウッディ・アレンのやつ? だとしたら気が付かなかったなー
物知り栗鼠さんの「食事シーンに関する指摘」と同様に今回の収穫です。サンキュ。
この映画に出て来る食べ物でなんとか食指が動くのはムーンバス内のサンドイッチ
ですかねー。後は生肉やペースト状の宇宙食、フロイドが最後に食べる食事は
味付けが薄いようだし。
54さらり :2000/08/26(土) 11:54
私もスリーパーズ気づかなかったなー。
「HAL伝説」難しい本なら読めないかも。。。
注文して取り寄せても読めなきゃ意味ないしなー。
55名無しさん@1周年 :2000/08/26(土) 13:11
モノリスってなんなの?
56名無しさん@1周年 :2000/08/26(土) 14:28
>55
黒い石
>56
さげないで〜
58名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/26(土) 14:50
あ、さげゃった<自分も
59ルチ男フルチン :2000/08/26(土) 15:46
>53さん
そうです、ウディ・アレンのやつです。
しゃべり方がそっくりでした。
ただ、「スリーパーズ」のほうは医療器機扱いだったの
で、わかりにくいのですが。
60さらり :2000/08/26(土) 23:28
定期あげ
61ギリ :2000/08/26(土) 23:30
2010なんじゃあれふざけんなあげ
62ペンクロフ :2000/08/26(土) 23:37
2010年、オレ好きだな。
2001年の続編だから、そりゃ当然辛い評価になるんだけど
個人的には好感もってます。
「2001年」の続編でさえなけりゃなあ、もっと
褒められてもいい映画だと思うんですけど・・・

あれ「カプリコン1」の監督ですね。(ピーター・ハイアムズ)
いい監督だと思う。
63ギリ :2000/08/26(土) 23:50
しかし2010は途中で「レクイエム」使ってるのがイタかった。
モノリスはうじゃうじゃ湧くし……
2076は……もう別の話ですな。
6427=31=33=44=45改めTMA2 :2000/08/27(日) 00:02
このスレ限定の固定ハンということで、TMA2です。

>ペンクロフさん
私も2010年好きです。
前作が前作だけに、評価はどうしても辛口になっちゃいますね。
確実に言えるのは、2001年のスタイルで2010年を映画化したら
きっとコケたということ。2001年のスタイルを踏襲しなかったのは
賢明な判断ですね。

で、例のHALのメモリモジュールですけど、今改めてLDで確認してみたんですが、
やはりただの透明な板に見えました。パネルに収めた状態で見える面の
上に数字、下にアルファベットが打たれています。
65名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 00:07
映画の冒頭・・・月面をカメラが登り、向うに地球、そのまた向うに太陽と、
惑星直列によってあの夜明けのショットがあるわけなんですよね。

キューブリックの映像感覚のもの凄さ。よくミニチュア撮影技法がどうのと
いわれますが、それだけではあんな作品は撮れないと思います。私にとっては
映画、映像の美をこれでもかと見せつけられた作品です。
66名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 00:09
>TMA2さん
そうでしたか・・・・お手数かけて申し訳ないです。
細かい字がバーッと見えるって書いてたの誰だったかなあ。
不確かな記憶で書き込むもんじゃないですね。皆さんごめんなさい!
67ペンクロフ :2000/08/27(日) 00:10
68=ペンクロフです。
68ペンクロフ :2000/08/27(日) 00:11
嗚呼、間違いつづけてる。
66=67=ボクでした、ゴメン。
691 :2000/08/27(日) 00:50

「2010」の評判、意外に悪くないっすね。冒頭で茶化したものの
実は俺は未見です。スマン。
当のキューブリックは見たんでしょうか。してその評価は?

>モノリスってなんなの?
クラークの小説でのみ言及されていましたが、奥行き・幅・高さの
比率が正確に1:4:9。つまり最初の三つの数字の二乗でしたね。
あとビックブラザーに近づいたところで、1〜100までの間の素数を
信号にして送る場面が、、、、素数フェチなもんで気に入っている
場面です。
しかし我々の進化を促した超越的存在も十進数をつかっているもん
なんでしょうか?
70名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 01:00
>69
キューブリックはあれを数学的な神と定義して作ったようですから、
数学は通用すると考えられますね。
71ギリ :2000/08/27(日) 01:01
超越的存在が我々に十進法を教えたのです(笑)
72みんち :2000/08/27(日) 01:59
素数って、二進法でも十進法でも、何進法になろうと不変なのでは?
いや、詳しいことは知らないんだけど。
「コンタクト」でも、宇宙からの信号は素数だったし、
SFではけっこう定番ネタ?
7346 :2000/08/27(日) 02:40
>69

じゃ、超越的存在も10本指なんでしょ。
あの当時に、あの映像をいきなり見せられたら
そりゃ、キューブリック〜、すごい、ってことになるでしょうね。
でもニンゲンが描かれていないですね。
そこがイマイチつまらないです個人的には
75名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 03:23
ニンゲンは描かれてなくても(HALは人間だと思うが)
人類という概念がマトモに描かれていてコーフンします。
7674 :2000/08/27(日) 03:58
>74
そうなのかなぁ?
「人間が描かれている」って
「人間の関係性が描かれている」って
僕なんか捉えてるんだけど。
逆に所詮コンピューターが人間を
理解しきれないってすることで、人間を
描き出してるのかなぁ?
もしそうなら、安易な手法ですよね。
77ペンクロフ :2000/08/27(日) 04:13
オレには「人間がHALを理解してやれなかった」ような印象が
あるんですが。(だから2010年のクライマックスには涙)
まあでもこれは人間同士の関係や友情や葛藤なんて
ハナから描こうとしてない映画で、だからつまらないと言われちゃ
そりゃあ一言もないなあ。
7874 :2000/08/27(日) 04:17
って言うか
関係性の中でしか
人間って描けないように思うんですよ。
79名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 04:17
人間なんてどうでもいいと思ってるでしょ。あれは。
簡単に殺すし、死ぬシーンだって全然ドライだし。
唯一人間っぽく死んだのはHALだけ。
80名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 04:18
>72
>素数って、二進法でも十進法でも、何進法になろうと不変なのでは?
そりゃそうですが、「1から100までの間の素数」ってところが
10進法をうかがわせるって言いたいんじゃない?
81名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 04:21
>>74
>でもニンゲンが描かれていないですね。
登場人物が非人間的に描かれていて、HALが最も人間的に描かれてますよね
昔から言われてるようですが、あれは明らかに確信犯的なとり方でしょう。
82名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 04:33
>簡単に殺すし、死ぬシーンだって全然ドライだし。

宇宙に放り投げられたヤツが
音もなく(宇宙だから当然なんだけど)飛んでいくのは
素っ気なくて恐かった。悪い夢みたいだ。
83名無しさん :2000/08/27(日) 07:35
>65
ありゃモントリオール博覧会で上映されていたショットの
パ・ク・リ。
ついでに、宇宙船内のランニングシーンは「恋愛準決勝戦」の
パ・ク・リ。

84みんち :2000/08/27(日) 07:45
>81
そうですね。別に、100までの素数って限定する必要はないんだし。
ただ、あんまり多くすると信号を送るのに時間がかかるんで、
2進数でキリのいい、128にしたほうが説得力あるかも。
85ペンクロフ :2000/08/27(日) 07:46
宇宙船内のランニングシーン、あの撮影技法なら昔ありましたな。
ミュージカルで男が地面・壁・天井・壁・地面って
踊るやつが・・・あ、「恋愛準決勝戦」ってコレですか?
「ザッツエンターテインメント」かなんかでしか見た事ないもんで。
86TMA2 :2000/08/27(日) 14:06
パクリでも、初めてあれを観た時には正直言って腰抜かしました。
(ちなみに私は公開時には生まれていました・・・まだ乳児でしたが(爆))

>1さん
クーブリック(私はこう呼んでます。実際にも「キューブリック」と「クーブリック」
2通りの発音があるようです)が2010年を観たかどうかはわかりませんが、
観たとしてもボコボコにけなすってことはないでしょう。
クーブリックは続編は全く考えていなかったでしょうし、2001年を撮ったのも、
単に「語り草になるようなSF映画を撮りたい」と思ったからですし。
2010年は、クーブリックのファンよりもクラークのファンとMGMが続編を望んだ結果
生まれた作品ですね。クラークも当初は続編は考えていなかったそうですが、
ファンの熱意に押されたのと、ワープロが登場したのと、木星の最新データが
利用できるようになったから執筆を決意した、と言ってますしね。

しかし、チャレンジャー号が爆発した結果生まれた2061年はちょっと・・・・
87日本一のぬいぐるみ師 :2000/08/27(日) 18:55
2010年がタルイ作品なのはやはりソ連が出てくることでしょう。ま、原作が
そうなんだからしかたないですが....ん、原作には中国の宇宙船も出てきて
たような?

そういう意味ではそういうのを意図的に隠した2001年はすごいな〜っと(藁
一応、「主人がバルト海に潜ってる」だったかの台詞はありましたが、最後
までソ連は出てこなかったと思う....

あ、そうそう2010年がタルいのは、Apple IIが出てくるというセンスのなさ
の方かなぁ
88さらり :2000/08/27(日) 19:01
>1
2010年の話に花が咲いてしまったね(笑)
89TMA2 :2000/08/27(日) 19:22
>ぬいぐるみ師さん
というか、2001年が並はずれたテンションを持った作品だったのだと私ま見ます。
ソ連が1シーン以外全く出て来ないのも、映画のテーマを追求した結果ではないかと。
余計な物を入れることでテーマをぼやけさせたくなかったんでしょうね。

2010年も映画としては良くできている方だと思います。ボウマンが現れる場面の
フロイドとHALの会話は緊迫感が漂ってましたし、木星がモノリスに喰われる場面も
スリリングではなかったかと。
(それでもラストでボウマンのメッセージを何度もアップで写したのはくどかったが)
AppleUに関しては・・・・・(^^;
90ZEROES :2000/08/27(日) 19:24
『2010年』について、キューブリックは、良いプロットだが説明し過ぎだ、とキネマ旬報の談話で答えていました。
『恋愛準決勝戦』は、スタンリー・ドーネン監督作。キューブリックは『雨に唄えば』の主題歌も『時計じかけのオレンジ』で引用していましたね。
91さらり :2000/08/27(日) 21:54
話についていけない・・・アゲ
92さらり :2000/08/27(日) 22:00
おっと!
> ZEROES さん
>キューブリックは『雨に唄えば』の主題歌も『時計じかけのオレンジ』で引用していましたね。
この話なら少し出来るかも。。。
暴力シーンに何か曲を付けたいという発想からキューブリックが主役のマルコムに
「1曲通して歌える歌は?」と尋ねた所彼が「雨に歌えば」しか歌えないと言ったので
あの曲に決ったそうですね。。。ってごめんしゃいタダの「時計仕掛けのオレンジ」
ネタになってしまったー!!
93名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 22:23
大昔のパソコンの筐体の中に最新マシンを入れ込む。
というのが流行してるのかもしれない。
941 :2000/08/27(日) 22:43

>さらりさん
>タダの「時計仕掛けのオレンジ」ネタになってしまったー!!
いいのいいの、アレックスが行くレコードショップのエサ箱に2001年の
サントラ版があったじゃないっすか。「時計仕掛け〜」の煽り文句で
「キューブリックの描くもう一つの2001年」みたいなのもあったしさ。
さらに
>2010年の話に花が咲いてしまったね(笑)
いやいやスレッドが続けばそれで良しですよ。お陰様で今週は持ちこたえた。謝々!
じゃ、2010年の話にも加わらせてもらおう。

>日本一のぬいぐるみ師さん
>ん、原作には中国の宇宙船も出てきてたような?
そうそう。さらに第二次文化大革命っすね(なんだよ、そりゃ)。今の状況で
考えると上海の開放路線に対し北京指導部が締め付けを強め、勢い余って、
と言うことですかねー。国際情勢板で「電波、逝ってよし」とか言われそうだ。
小説の方はその性格上、さらにクラーク本人のリアルさを強める手法として
いろいろ書き込まれちゃっていますから。一作目でも
「アメリカでも肉のない日が〜」とか「中国が他の国に核兵器の供与を〜」
なんて部分ね。ま、予言書ではないんだからそれでOKなんですけど。
ただこの板に限らず2chでリロードするたびに思い出すのは
「ニュースが刻一刻と更新されニュースを見続けているだけで一生を費やし
かねない」って部分(本がどっか行っちゃってかなり不正確)です。
あれって2chのことだったりして(笑)
951 :2000/08/27(日) 23:10

あー、ひとつ聞くのを忘れてた。ウザくてすまんです。

>83さん
>ありゃモントリオール博覧会で上映されていたショットの
>パ・ク・リ。

この話って何? もうちょっと詳しく教えてもらえないでしょうか。他でも
詳しい方が居たら是非ともお願いします。
浅学なんでトンチンカンなことを言っているのかもしれませんが、ひょっと
して「パワーズ・オブ・テン」のイームズ夫妻が関係していますか?
あ、話を停滞させる積もりはないんで、↓には別件もどんどん書き込みして
下さい。
96さらり :2000/08/27(日) 23:26
私も2010年見てみよう・・・
まだ見てないから全然話についていけなくて寂しいですぅ。
まだ、見てないビデオが4本あるんでそれを消化したら借りに行ってきます。
ついでに、2010年の見所なんてちょっとだけ教えてくれると嬉しい。。。
97名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 23:54
詳細もいいけどもっと映画の真意を語ろうよ。
98名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 06:29
みんな結構ヲタな人が多いみたいだけど、本質的な所語って欲しい。
俺はこの映画何回見ても理解出来ない。
なんなの?一体
猿とか、月面基地とか、モノリスとか、光の間とか、さっぱし理解できん
実はみんな理解出来ないので本質の部分には触れない様にしてるとか
人それぞれの解釈の仕方でいいから語って欲しい
99名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 06:31
あれは理解できない映画という物があり得る事を
観客に教えるための映画だったのです。
100名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 07:45
それで納得したく無い>>99
傑作と言わしめた理由が尻鯛
101TMA2 :2000/08/28(月) 08:42
「この映画が一度で理解されたなら、我々の意図は果たされなかったことになる」
−アーサー・C・クラーク−
102名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 09:52
単なる映像の実験だったんじゃない?
103名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 10:14
>101
いい加減に作った事への言い逃れ。
104>103 :2000/08/28(月) 10:16
はいはい。
いいこちゃんね。
105名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 10:23
>102
ただの遊びだって。
106名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/28(月) 10:54
>俺はこの映画何回見ても理解出来ない。

実はクラーク爺さんの原作の方は大変明快なので、
読むと丸分かりなんですが、
かえって興ざめっす。

モノリスの変わりに変な透明のピカピカした機械とか出てきちゃうし。
107さらり :2000/08/28(月) 11:17
理解か〜
理解の前に、音楽と映像が恐ろしいほどマッチしている所に鳥肌モノなので。。。
人類の進化の第一が道具を使うですよね。そんなのを見せられた部分とか。
HALが人間の心を持ってしまった(?)ようなところに切なさを感じたり。
だから98の言うとうり本質は何も理解できていないタイプかもしれない<わたし
でも、感覚で見てしまうというか、目に写ったものをダイレクトに感じてるだけで
理屈云々が私には問題ではないんだよね。素直に涙流せるんだもん。今回も4回見てしまったし。
それ以上いいようがないです(笑)
皆さんはもっと高尚な意見をお持ちかとは思いますけど。。。

108ma :2000/08/28(月) 11:18
いつのまにこんなスレが・・・うれしいっす。
1さん、ありがとう。

>98
オレも、理解できないですね(笑)。
っていうかもう「理解しよう」と言う考えを放棄してます(爆)。
「映像を楽しめればいいか〜」ぐらいの感覚ですね。
単純に考えれば、「コンピューター文明への警鐘」とは思いますが
もっと深いメッセージとかもあるんでしょうね。

98@`100さんの言うとおり、
皆さんはこの映画のどこに惹かれてるのでしょうかね?
確かに気になります。

ちなみに、私はベタですがHALです。
あの「赤い玉」から感じる冷ややかで生々しい「視線」にやられました。
おそろしや、キューブリック。
109ペンクロフ :2000/08/28(月) 12:30
原作読みゃ、ストーリー自体は子供にも判ると思いますよ。
ただ映像であんまり判りやすく作ると、
「科学的に定義された神」(要するに人類よりはるかに進んだ知性体)が
安っぽくなるので、あんなにもったいぶったんでしょう。
「コンタクト」なんかいい映画だとは思うんだが、
宇宙人の存在が安っぽいもんなあ。
急ぐので今はこれだけ! またテレホタイムに来ます。
110日本一のぬいぐるみ師 :2000/08/28(月) 13:12
モノリスを作った異星人が出なかったのは「結局設定を作れなかった」
原作の行き先は土星だったのに木星に変更したのは「輪に満足しなか
ったから」

という結構単純な答だった、とどっかでキューブリックが言ってたよ
うな気がします。でも異星人やら土星やらは映画内から排除して正解
だったと思います。もし出ていたら興醒めしていたでしょう(^^;

>109
>「コンタクト」なんかいい映画だとは思うんだが、
>宇宙人の存在が安っぽいもんなあ。

そうでしたね。個人的には例の装置の方で既にちょっと興醒めしてま
したけど。そういう意味では「未知との遭遇」なんかは上手く処理し
てましたね。
111名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 13:23
テーマ自体は小説などではありきたりでそんなに凄いものじゃないと思う。
よく評論家が言ってる「高度な形而上学の映像化」なんてのはハッタリで、
やはり映像の力の凄さがこの映画の魅力でしょう。
112名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 15:10
>>108
>単純に考えれば、「コンピューター文明への警鐘」とは思いますが
そりゃ絶対違うよーーー!
113>112 :2000/08/28(月) 15:43
あはは、違うんすか?
すいません。アホなもんで・・・

もーこの映画わけわかんないっす。
でも好き。
114名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 16:54
リゲティ萌え〜
115名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 23:46
>>さらり
なるほど、映像テクニック(音含む)の傑作って考え方は出来るかも
くろうと受けって事かな

確かに原作読めば筋書きは理解出来るでしょうね、俺読んで無いっす
でもキューブリックは何かストーリーでは無い何かを含んでいる気がするのだけど
その問題の光の間のシーンに成ると、いい加減頭痛く成って眠くなる(笑)
116>115 :2000/08/28(月) 23:55
>その問題の光の間のシーンに成ると、いい加減頭痛く成って眠くなる(笑)
という事は、何度か見てるって事かな?すごいよね。
俺は1回みてもう限界。
>キューブリックは何かストーリーでは無い何かを含んでいる気がするのだけど
それは、いえてるよう気がする。俺にはよく分らないが。
1171 :2000/08/28(月) 23:59

わー、106さんあたりから話が核心に触れて来ましたね。

自分はこの映画の初見は20年前(歳がバレるな)の新宿ミラノ座です。あらかじめ
友人からの「ストーリーとかよく判んねえぞ」程度の予備知識しか持たずに行って、
ハマリました。しかもその後の数日間は授業を受けている間も映像が鮮明に蘇る。
(特に階段教室のような映画館を思わせる場所では)

別スレの「眠らずにはいられない映画」で49さんが
>タルコフスキー映画で寝る人は多いが、彼の作品を嫌ってる人は何故か
>少ないですね。俺も寝るけど大好き。
と言っておられますが、多くの2001年ファンも似たようなものかも。
なにしろ2001年は
「言語によらない視覚的体験」というようなコメントが製作者サイドから
なされていましたから。

もちろんストーリー部分でも想像(妄想?)が膨らむ一方で、一番気になるのが
「ボーマンもフロイドも冬眠中の3人も殺してHAL9000がビックブラザーに会いに
いっていたらどうなっていたのよ」という点です。クラークの後日の作品でも
登場人物に言わせていますね。

>114さん
リゲティ。この映画によって最も有名になった現代音楽ですよね。
どんな譜面なんでしょう。あと歌詞。「ヴイー」と言っているよう
にしか聴こえませんが(^^;
118ペンクロフ :2000/08/29(火) 00:52
クラーク「科学的に定義された神を、科学的に描こう」
キューブリック「神って、要はメチャクチャ進んだ宇宙人だろ?」
クラーク「人類には理解できない程進化した知性体だ」
キュー「観客も人類なんだよ! だったら客が絶対に理解出来ないように作ってやるぜ!」
クラ「いや、それはちょっと・・・・」
キュー「うるせえ、もう決めた!」

二人にこんな会話があった、と思いたい。(妄想)
119名無しさん@1周年 :2000/08/29(火) 02:02
この映画で、「モノリス」って何を意味するんだろうって
真剣に考えたことがある。
これが出てくる場面は3つあって、最初は人類の祖先?が一番最初の道具として
骨を使うシーンの直前。
次は月でのシーン。
そして最後の木星でのラストシーン。
これらを連携して考えると、「モノリス」って神が人間に与えた「次へのステップ」
の象徴物かも知れない。
道具を使えた人間は、いつの日か月へたどり着くだろう、そしてもっと遠くの
星へもたどり着くだろう、その節目にあの「モノリス」がある。
でも人間は「次の世代の人間」であるHALを殺してしまった。
その重大な罰を神から受け、二度と地球に戻れない哀れな人間がそこに居る・・・。
最後の胎児は「無限の時間」を意味するんだろうなあ。
あの胎児の目は望郷の念にかられて常に地球を見つめている。
・・・と私は(勝手に)解釈したが、どう?
1202001年までまだ四ヶ月 :2000/08/29(火) 02:03
 ちょっとごぶさたしちゃった物知り栗鼠です。

>69
>>モノリスってなんなの?
>クラークの小説でのみ言及されていましたが、奥行き・幅・高さの
>比率が正確に1:4:9。つまり最初の三つの数字の二乗でしたね。
 映画版のモノリスは、どうみても1:4:9のプロポーションにはなってませんね。
もっとずっと平べったい。クラークの指定通りにしていたら、黒いビルのような感じになったかも。


121物知り栗鼠 :2000/08/29(火) 02:07
>115
>その問題の光の間のシーンに成ると、いい加減頭痛く成って眠くなる(笑)
 あはは。ウチの奥さんもそうだって。なんど見ても光の洪水で寝てしまって、
はっと気付くとボウマンが飯食ってる(藁)。ここはどこ? わたしは誰?
ボウマンの感情を一番良く理解しているのは実はウチの奥さんか。
122名無しさん@1周年 :2000/08/29(火) 03:59
>117
あと、ハチャトリアンの音楽の使い方もうまかったなあ。
123名無しさん@1周年 :2000/08/29(火) 04:15
アレックス・ノースのボツになった音楽(キューブリックの選曲が
あまりに強烈なんで)初めて聞いた時、違和感あったが、音楽とし
ての完成度はさすがでした。「2010年」のデビット・シャイア
の音楽も大健闘だと思う。
124栗と栗鼠 :2000/08/29(火) 06:18
昔のスレッドは
「2001」はキリスト教のメタファーということで
了解だったんだろ
125名無しさん@1周年 :2000/08/29(火) 07:57
やっぱりひとつの謎は、HAL9000型が「おかしくなる」のをどう解釈するか、と
いうことじゃないでしょうか?
原作ではいちおう、計算結果として(つまり最良の解として)あれを行なったと
書かれていますが、あそこまで進歩したコンピュータはまだないわけですし。
あの映画の怖いところは、ひとつはそこですね。HALに初めて生まれた「人間的な」
感情が、殺意だと考えるとぞっとするというか・・・
126名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/29(火) 15:09
あれ、原作では二つの矛盾する命令を出されて分裂症を起こした事になってます。
「最良の結果」ではなく、「あそこまで進んだコンピュータ」だから精神病まで患ってしまったと。

「2010」(小説版)のHALはけなげで可愛いですよ。
127物知り栗鼠 :2000/08/29(火) 15:11
 ふう。油断しているとすぐ他のスレッドに蹴落とされますね。

 ところで、この「2001年宇宙の旅」と言う映画、
話の中のどの時点が2001年なんでしょうか?
月のシーンからディスカヴァリーまでぽーんと18カ月話が飛ぶのですが、
どちらかが2001年だともうひとつは2001年ではないことになります。
 実はこの疑問には「正解」があるのですが、さて皆さんはどう思ってました?
128名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/29(火) 15:14
もしかすると18ヶ月というのは地上での指標で、
ウラシマ効果の起きてる(起きるのか?)
ディスカバリー内では2001年のままとか、そういう話?
129>125@`126 :2000/08/29(火) 16:47
原作というと文句を言う人がいるぞ。
130TMA2 :2000/08/29(火) 17:17
>栗鼠さん
確か、ジュピター・ミッションが2001年で、
モノリスの発見がその18ヶ月前だったと記憶してますが?
131名無しさん@1周年 :2000/08/29(火) 21:11
ageeee
1321 :2000/08/29(火) 23:42

>129さん
>原作というと文句を言う人がいるぞ。

まあ、良いのでは。クラークによって書かれた「他の解釈が入り込む余地のない」
小説とキューブリックの手による「解釈の可能性が果てしなくある」映像の世界
はお互いに補完する関係にあるのではないでしょうか。また小説を読むとなおの
ことキューブリックの映像の凄さが際立つような気がします。

小説未読・映画のみの人は「月面から掘りだされたモノリス」から「木星行きの
ディスカバリー号」への流れって把握できましたか? フロイドがHAL9000の自我
増強ユニットを抜き取る作業中にビデオメッセージが自動再生されて一応説明が
ありましたが、最初に見た時、私は??だったです。
スレ立てた当人がこんなことを言うのも何ですが、クラークの小説を読んで
「おー、そういうことかい」って思いました。

今年は絶対に映画館でやりますよね。映画館で見たいな♪ LD持っているけど
大きな映画館で見たいっす。
133名無しさん@1周年 :2000/08/29(火) 23:48
>126さん
そうですね、たしかに原作でも「電子的な分裂病」うんぬんと書かれてあったような
記憶があります。ただ、クラークはそこらへんを曖昧にしていたような・・? (手もと
に本がおいてないので・・)

私の理解するところでは、「最良」かどうかはともかくベターな解だったと、つまり
計算の結果、という解釈も可能なのです。HALが矛盾した任務を与えられ、困ってし
まう。そこでいろいろ計算した結果、任務遂行のためにはべつに人間のクルーは必要
ないという答えを出し、同時に「嘘」をつき続けなければならない状況も解消される
というわけです。

あくまで感情論ではなく、合理的な計算の結果だったとしてみるわけです。というのも、
映画ではHALは船の全管制を握っているんですよね(二十日鼠みたいな人間のショット)。
そこでHALとしては、全能感に陥っているわけで。

ともかくあれを、ただの故障と考えるのは大きな間違いですね。
134物知り栗鼠 :2000/08/29(火) 23:55
------------------------------------------------------------------------ B1
EARTH FROM 200 MILES UP NARRATOR
By the year 2001@` overpopulation has
B1a replaced the problem of starvation
THOUSAND MEGATON but this was ominously offset by the
NUCLEAR BOMB IN ORBIT absolute and utter perfection of the
ABOVE THE EARTH@` weapon.RUSSIAN INSIGNIA ANDCCCP MARKINGS
135物知り栗鼠 :2000/08/30(水) 00:06
 ありゃ、まだ書き込むつもりなかったのに、勝手に送られてしまった。

 ええと、それで2001年問題ですが。
実は私もつい最近までは、130のTMA2さんのように
>確か、ジュピター・ミッションが2001年で、
>モノリスの発見がその18ヶ月前だったと記憶してますが?
のように思っていました。ただし完成した映画作品の中には、
話の時点を確定するようなヒントは一切無かったはずですが。
 ところが違うようなのです。
上で間違えて先にアップしてしまったのは、「2001年」の初期のシナリオの一部です。
http://www.palantir.net/2001/script.htmlより
この個所は、完成作品で言うとエンジンの投げ上げた骨が衛星にメタモルフォーズするあたりで、
もとのシナリオにはここに限らず、説明的なナレーションがたくさん入っていました。
読みにくくなってしまったので、もういちどアップします。
NARRATOR
By the year 2001@` overpopulation has
replaced the problem of starvation
but this was ominously offset by the
absolute and utter perfection of the
weapon.
 どうです。「2001年までに…」って言っているでしょう。
つまり、フロイド博士が月に行くシーンがすでに2001年なのでした。
と言うことは、例えこれが2001年の1月だとしても、その18ヶ月後は2002年の半ば、
フロイド博士のシークウェンスが2001年の終わりだったとしたら、
ディスカヴァリーのシークェンスは2003年半ばのことになってしまいます。
 意外だったでしょう? 2001年宇宙の旅が単に月への定期便だったなんて。
 もちろん完成した映画の中には年代は描かれていないので、自由な解釈を許すわけですが。
127で「正解」と括弧付きで言ったのはそういうことです。
136名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/30(水) 00:23
カナダの天才社会学者マーシャル・マクルーハンの影響大でしょ?
当時、キューブリックとマクルーハンが論争を展開したとか。論争内容は知らんが、
映画のテーマはまさにマクルーハンのいう「メディアイズメッセージ」。こんなテーマで
1本の商業映画作っちまうのはすごい。
137名無しさん@1周年 :2000/08/30(水) 00:25
なんだかんだと後付けの理屈をつけて
2K1SOを神話化しようとするキューブリック信者、うざい。
単にあの当時の未来イメージを
コラージュしただけの映画にすぎないって。
モノリスはシュールレアリズム絵画。

発狂するCOMって何よ?(ワラ ルーチンが腐ってんだろが。

基本的な、進化論に対する観念も時代遅れだね。
系統的適応は神に近づく道じゃない。
138ペンクロフ :2000/08/30(水) 00:42
>136
浜野ナントカって人の「キューブリック・ミステリー」って本に
そんな事書いてありましたね。
アレは面白い本だった!
骨、宇宙船、ペンへの変化が
この映画はメディア論であるとの宣言なのだ! とか。
あれ、確かキューブリックは反マクルーハンだと
書いてあったような。記憶があやふやです、ゴメン。
あの本実家に置いてきちゃってて・・・・
139名無しさん@1周年 :2000/08/30(水) 01:06
映画の字幕では「そして2001年」と出てディスカバリー号が
出てきたような・・・。違ったっけ?
140名無しさん@1周年 :2000/08/30(水) 02:25
>139
そんな字幕がありましたっけ?(^^;
「Jupiter mission」というのはありましたがー?
141物知り栗鼠 :2000/08/30(水) 02:43
>映画の字幕では「そして2001年」と出てディスカバリー号が
>出てきたような・・・。違ったっけ?
 字幕で出るのは

18 months later:the Jupiter mission.

だけです。
142名無しさん@1周年 :2000/08/30(水) 04:29
字幕は「木星と無限の彼方に」ってのもなかった?
143UK2 :2000/08/30(水) 05:27
わかんない人は小説を読むといいかもしれませんね。

>「2001年」では、映画と小説は補完しあう関係
だと思うんで、小説が全てじゃないけど。

「コンタクト」見ても思ったけど、
アングロサクソン的な世界観の映画なんですよね。
結局、アジア人はコケにされてる。

2001小説「中国は彼らにしか判らない理由で」宇宙核兵器を作ってる。
よーするに、アジアは理解できない異質なヤツラってこと?
(ま、確かに今の中国は理解できないけど)

登場人物の人格や日常を空疎に描く
(対照的にHALは人間的)
のがキューブリックのお家芸ですよね。
月移動車の中で、いかにも陳腐な「ハムハムハム〜♪」が笑える(^^)
古き良き、皮肉たっぷりのイギリス映画の伝統ともいえそうですね。
初期のキューブリックはヒッチコックなんかに影響されてましたね。

当時としてはSFXはやっぱスゴイですね。
「ジュピターマシン」なんて
アナログでマッピングやってるもんな。

僕は、シュミレーションゲームみたいな「ストレンジラブ」のほうが好きです。
144TMA2 :2000/08/30(水) 08:43
>135栗鼠さん
へえーそりゃ知らなかった。
で、なんで私がジュピター・ミッションが2001年だと思ったかというと、
2010年が脚本段階の時に、ハイアムズがクラークに「どの時点が2001年なのか」と
問い合わせてるんですよ。で、クラークが「ディスカバリー号が出てくる時点が
2001年」と答えていたので、てっきりそうだと思っていたわけです。
クラークも勘違いしていたのか・・・・ (^^;
この時の二人のやりとりは、「オデッセイ・ファイル」という本になっています。
読んでみるとけっこう面白いです。
「The Lost world of 2001」は邦訳されないのかなぁ・・・・
145物知り栗鼠 :2000/08/30(水) 10:59
>142
>字幕は「木星と無限の彼方に」ってのもなかった?
 Jupiter and beyond the infinite
これはプールが死んで、ボウマンが一人ポッドに乗ってモノリスに迫る前に出ます。

>144
>「The Lost world of 2001」は邦訳されないのかなぁ・・・・
 出てます。
「失われた宇宙の旅2001」 伊藤典夫訳、ハヤカワ文庫。2000年4月刊。
146TMA2 :2000/08/30(水) 11:02
>145
あ、情報どーもです。早速買おう。
147名無しさん@1周年 :2000/08/30(水) 11:04
>138さん
骨から変わる宇宙船ですが、あれって核ミサイルだそうですね。
そんなの、映画だけぢゃ判りっこないですよねえ。

>TAM2さん
>「The Lost world of 2001」は邦訳されないのかなぁ・・・・
文庫版が出てます。

何処かで、この映画はキリスト教を理解してないといけない、みたいな事書いてあって
悔しい思いをしました。
永年解釈に悩んでたけど、仏教徒の俺には無理なわけか...。

148物知り栗鼠 :2000/08/30(水) 23:35
 キリスト教は…向こうの文化の根本にあるから、なににつけキリスト教が身に染みついてなければ
ぴんとこない部分ってのはあるでしょう。特定の芸術作品に限ってそれを強調するのは、
教養のひけらかしのつもりか、あるいはむしろ無知なんじゃないでしょうか?
 ちょっときつく言いすぎたかもしれないけど、「2001年」はむしろキリスト教臭さが少ない映画じゃないかと思うので。
149物知り栗鼠 :2000/08/30(水) 23:42
>137
>なんだかんだと後付けの理屈をつけて
>2K1SOを神話化しようとするキューブリック信者、うざい。
 2K1SOって表現、初めて見ました。
キッチン二つ付きのマンション、じゃないですよね。
”Two Thousands and One:A Space Oddysey”の略ですか。
でも、Aが無いような……。
1501 :2000/08/30(水) 23:57

>132
>フロイドがHAL9000の自我増強ユニットを抜き取る作業中に

スイマセン。132は自分の書き込みですが人名を間違っていました。ディスカバリー号
の中で生き残って上記作業を行うのはボーマンです。フロイドは月に行く博士の名前
でした。書き込んでいる時もちょっと違和感があったんですが、、、
なんだか頼りない1だな。
以上、アゲついでに訂正をさせて下さい。
151物知り栗鼠 :2000/08/31(木) 01:22
 「2001年」が公開された年、アポロ8号が月を周回しました。
その関係からか、「2001年」のディスカヴァリーの船長と、
アポロ8号の船長が同じ名前だ、と言い出す人が案外多いのですが、
ディスカヴァリーはBOWMAN、アポロ8号はBORMAN、
英語では全然違う名前です。
 「失われた宇宙の旅2001」を読むと(ハヤカワ文庫、50ページ)
主人公の名前は、初めはアレックス・ボウマンだったようです。
それがどうしてデイヴ(デイヴィッド)ボウマンになったのかは分かりません。
152>132 :2000/08/31(木) 06:03
時間的に補完する関係にはないのですよ。
いい加減な解釈はやめましょうね。
153>148 :2000/08/31(木) 06:04
あなたキリスト教徒なの?
154名無しさん@1周年 :2000/08/31(木) 09:49
>152
 詳しい(具体的な)説明キボンヌ。
155物知り栗鼠 :2000/08/31(木) 10:05
>153
 それがなにか? 他人の信仰について軽々しく話題にするものではないと思います。
156名名無しさん@1周年 :2000/08/31(木) 15:39
ポットのなかに残されたボーマン船長が、緊急ハッチを爆破して船内へ飛び込むシーンがありますが、ここで冒頭部の猿からずいぶん進化したものだなぁと感心する(わけないか)。それはともかく、宇宙空間だから音のしない爆破でしたね。さすがというか、当り前というか、まあこれが東映あたりのSFだったらまず間違いなく「ぼかーん」とかいって効果音の鳴るところですね(笑)。

決死の船外活動ですね。なんだかジャック・ニコルソンがヘルメットをかぶっても似合いそうな・・・はい。

キューブリックって、あの前衛的な撮影とは裏腹に、音楽とか音の使い方はわりとアナログという特徴がありませんか? 「時計仕掛け〜」のシンセ音にしても。
157物知り栗鼠 :2000/08/31(木) 15:50
 あのシーンを解説して、「轟音と共にエアロックに飛び込んだボウマンは…」
と書かれた文章を読んだことがあります。きっとその人の耳には、轟音が響いていたのでしょう。
 まああのシーンも、ツッコミを入れようと思えばおかしなところはいくつもありますが。
クラークが、「ボウマンが口を閉じないよう演出で注意すれば良かった」と言ったとかの話もありますが、
ハッチを閉じた途端に空気が吹き込む音がゴォーっと聞こえてくるのも、考えてみればおかしくもあります。
いったい誰が聞いていたのか(誰の主観音響なのか)、言い替えるとマイクはどこにある想定なのか。
ボウマンの主観音響(こんな言葉があるのかどうか)だとすると、爆破の音も聞こえていたはずだし。
エアロックの底とかにマイクを置いた設定だと、ハッチが閉じた瞬間に空気の流入音が聞こえるのか、とか。
158名無しさん@1周年 :2000/08/31(木) 20:05
>155
私はキリスト者ですが、話題にされてもかまわないんじゃないかな。
まずい理由でもあります?
159名無しさん@1周年 :2000/08/31(木) 20:09
>155
あなた自身が148で
「キリスト教臭さが少ない映画」
と書いているので、キリスト教徒でないのなら臭いも臭くないも
わからないのではと思ったので聞いてみたのですよ。
160名無しさん :2000/08/31(木) 20:23
>155@`158@`159
はいはいはいはいはい、宗教論議はよそでやってくださーい。
わかりましたかーうらーそこー、私語をするんじゃない!
161名無しさん@1周年 :2000/08/31(木) 20:26
>ディスカヴァリーはBOWMAN、アポロ8号はBORMAN

字幕信者さん、
死んでね
162名無しさん@1周年 :2000/08/31(木) 23:50
ん? なんだかうっすら荒れてますね。
オレはキリスト教っぽさも宗教臭も感じなかったです。
まあオレはキリスト教の事はロクに知らねえんですけど、押忍!
でもHALの赤目はサイクロプスみたいでした。
163名無しさん@1周年 :2000/09/01(金) 00:10
私はあまり宗教くささは感じなかったですね。
まぁ、よくいわれるのはディスカバリー号が精子に似たデザインをしている
というところでしょうか・・・これが宗教と直接関係あるかは「?」ですが。
164物知り栗鼠 :2000/09/01(金) 02:14
 ディスカヴァリーが精子で、モノリス(スターゲイト)が卵子あるいは女陰というのは、
むかしからある解釈(ほとんど定説)ですよね。
 確かにクーブリック達はディスカヴァリーのあのスタイルにこだわったようで、
元のデザイン画には放熱板が翼のように広がっていたのに、最終的には放熱板のないデザインになりました。
技術的には放熱板がないと原子炉が作動しないはずなのですが。
165名無しさん@1周年 :2000/09/01(金) 02:26
あの映画、私には「失敗作」に見える。
原作のように表現してほしかった。

当時としては今のスターウオーズのような極めて高度な特撮技術
による表現が、この映画の最大の価値のだったような気がする。
166物知り栗鼠 :2000/09/01(金) 02:46
 原作という言葉にこだわる人もいると思うので一言。
 もともと「2001年」のストーリーは、クラークの短編(ほんとに短い)
「前哨」を根本のアイディアとして、クラークとクーブリックのブレーンストーミングで生み出されました。
だから映画の脚本はクーブリック&クラークの名義になっているし、
小説版も当初はクラーク&クーブリック名義で出版する構想だったようです。
最終的にクーブリックは小説版からは降りて、クラーク単独の作品として出版されますが、
小説版の中にもクーブリックのアイディアが盛り込まれています。と言うよりも
あまりに討論を繰り返した結果、どの部分がどちらのアイディアか、もはや判別不能と言った
ことになっているようです。
 結果的には小説版が映画版よりの若干先行して世に出ましたが、
だからいま言ったような事情で、クラークの書いた小説をクーブリックが映画化した
と言った単純なものではありません。
 そこでこの経緯を重視する人(物知り栗鼠を含む)は、けっして原作と言った呼び方をせずに、
「2001年」の小説版、映画版、と言っているわけです。
 長々と失礼いたしました。

167さらり :2000/09/01(金) 03:37
シャイニングもそんな感じなのかな?
原作と全く違うと思ったもので・・・
168名無しさん@1周年 :2000/09/01(金) 04:11
キングは「シャイニング」の映画に怒ってるようです。
でも小説と映画じゃそもそも媒体が違うからなあ、
小説のまんまでいい映画になるようなら
本当にいい小説とは言えないのではなかろうか。
(イヤそういう小説もあるだろうけど)
キングは2、3冊しか読んだ事ないけど、変わったヒトみたいですね。
169名無しさん@1周年 :2000/09/01(金) 07:56
>キューブリックって、あの前衛的な撮影とは裏腹に、音楽とか音の使い方はわりとアナログという特徴がありませんか? 「時計仕掛け〜」のシンセ音にしても。

たしかキューブリックってずっとモノラルで作品撮ってなかった?
170ユキヒコ :2000/09/01(金) 09:05
>169様
 『2001年宇宙の旅』『アイズ・ワイド・シャット』
 はステレオ・サラウンド。
 『スパルタカス』はどうでしたっけ?

んで、『アイズ〜』は、実に30年ぶりのステレオ作品だったのに、
それに触れた評論は無かったですね。
ま、そんな映画じゃないか‥‥
171名無しさん@1周年 :2000/09/01(金) 23:29
「シャイニング」の原作なんですが、主人公(?)の売れない作家がホテルでバイト
するまでの経緯とか、彼の内面、あるいはホテル内での奇怪な現象等が、映画よりも
たくさん描かれていました。

キューブリックは思い切りよく説明を省くタイプの監督ですから、これがキングには
許せなかったのかな? でも私としては「シャイニング」とキューブリックの組み合わ
せは正解だと思いますね。キューブリック的には傑作じゃないけれども、他の凡百の
映画監督とは比べものにならん。
172茶々上げ :2000/09/01(金) 23:57
 ”SHINING”は、本当は「死人」と読む。
「僕、死んだ人が見えるんだ」
「お父さんにも見えるんだよ」
 あれ、なんか違う話に……
173名無しさん@1周年 :2000/09/02(土) 00:50
フルメタルの真意を理解できたのは俺と監督のみです。
みんなわからないから語ろうとしないんでしょ。
174物知り栗鼠 :2000/09/02(土) 01:17
 とつぜん話をズラしますが。
 アメリカには(日本でもいいけど)、ボウマンとプールのやおい(スラッシュつうのか、あちらでは)
なんかはないんでしょうかね。
 ボウマンとプールの親密な関係にHALが焼きもちを焼いたのがトラブルの原因、
てな突飛な解釈を聞いたこともあったので。あれは痴話喧嘩の果てなんでしょうかね。
175物知り栗鼠 :2000/09/02(土) 01:19
 いけね、メアドにsage入れたままで書き込んじゃったよ。
ということで補完上げ。
176さらり :2000/09/02(土) 02:05
すんませんどうでもいい事書きます。
今日やっと、2001年の原作本を購入しましたよ〜。
早速読みますんで!
あと、戦後生まれが選ぶ洋画ベスト100と言う本もついでに買ってみましたが
「2001年宇宙の旅」が1位でした。
>173
フルメタルのスレ作ってくれたらそっちにいかせて頂くんで宜しく。
あなたの興味深い語りも聞きたいな〜。
という事で、アゲ♪
177>176 :2000/09/02(土) 06:57
君の読んだのは、原作本じゃないのだよ。
ただのSF。

178さらり :2000/09/02(土) 10:42
>177
ん?まだ読んでいないんで分らない。
ただのSFって?ごめん教えて。
皆がここで語っている本は何のこと?
179名無しさん@1周年 :2000/09/02(土) 11:12
>>178
ログ全部読めば?177の主張もわかるって。

今年はパンテオンで見られそうだ。チケット取れるとよいのだが。
http://www.nifty.ne.jp/fanta/tokyo/2000/news.htm
180TMA2 :2000/09/02(土) 11:50
>177
そうですね。2001年に関しては「原作」じゃないですね。
2010年ははっきり原作ですけど。

>179
劇場にかかるのか・・・・・ 都会はいいなぁ。
181さらり :2000/09/02(土) 12:09
>177
自分がちゃんと読んでいないのにスミマセンでした。
182名無しさん@1周年 :2000/09/02(土) 14:32
>174
>ボウマンとプールの親密な関係にHALが焼きもちを焼いたのがトラブルの原因、
てな突飛な解釈を聞いたこともあったので。

ヤオイ解釈ですか。うーむ・・・クルーの全員が男性のみという状況から
して、あってもおかしくはないかな。はは^^

私が妙に印象に残っているのがIBM協賛といわれるコンピュータ・ディス
プレイの描写です。ガンダムなどの場合は出鱈目な数式だったはずですが、
この作品ではまさかそんなギミックではないでしょう。

思えば Appleコンピュータにおけるリドリー・スコットもですか、コン
ピュータの綿密な細部描写はこの作品に始まってるのかもしれませんね。

>181
まぁまぁ、あまり気にすることないですよ。
183名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/02(土) 14:45
>ボウマンとプールの親密な関係にHALが焼きもちを焼いたのがトラブルの原因、
>てな突飛な解釈を聞いたこともあったので。あれは痴話喧嘩の果てなんでしょうかね。

あはははは・・・なつかしい!
それ、小松の親分さんが筒井康隆との対談で言ってたやつですね。

あそこまでフランク・プールの死体に執着するのはおかしい、
あれは絶対ホモだ!で、嫉妬したHALが・・・とか、そんな事言ってた様な。

1841 :2000/09/02(土) 23:19

>さらりさん
小説の方は読み終わった?
俺的には「§18小惑星帯を抜けて」と「§38前哨」辺りが気に入っています。

>TMA2さん
>劇場にかかるのか・・・・・
荒れ気味スレ「ビデオと映画は違うだろ!!!」じゃないけれど「2001年〜」
こそ映画館で見ることをお勧めします。自分はこの映画を好きな時に見るために
発売されてすぐにLDプレーヤーとLDソフトを買いましたが、印象の強さでは
二十年前の映画館で見たシーンの方が勝っています。まあ自分のテレビモニター
が14インチのせいでもあるんだろうけど(笑)

>182
>私が妙に印象に残っているのがIBM協賛といわれるコンピュータ・ディス
>プレイの描写です。
同意します。ただ入力系の周辺装置は時代がかっていますね。機械式の接触
スイッチばかりのようです。画面上に表示されるラジオボタンよりも信頼度
が高いのは間違いなさそうですが。

HAL9000の終了
○ HAL9000の電源を切れる状態にする(S)
○ HAL9000を再起動する(R)
◎ MS-DOSモードでHAL9000を再起動する(M)
なんつって
185UK2 :2000/09/03(日) 01:02

あの時代では、ホンモノのCGが作れなかったんで、
船内ディスプレイのワイヤフレーム画像は、
手書きアニメをリア・プロジェクションしたものみたいですね。

デスクに置いてある薄型TVはフロント・プロジェクションだったかしら?
猿のシーンの背景もフロントらしい。
「博士の異常な愛情」でも
B52の背景やコックピットビューをリア・プロジェクションしてますね。

小説ではWWWブラウザみたいな電子新聞パッドが出てきたなぁ。

>◎ MS-DOSモードでHAL9000を再起動する(M)
いいなぁ、リアルモードで動くHAL9000(^_^;)
186さらり :2000/09/03(日) 01:05
>1
>俺的には「§18小惑星帯を抜けて」と「§38前哨」辺りが気に入っています。
さっき読み始めました。↑こういう事を書いてくれると、楽しく読めそうです!!
187名無しさん@1周年 :2000/09/03(日) 19:29
あげ
188物知り栗鼠 :2000/09/04(月) 02:11
>183さん
 そうでしたか。私が聞かされたのは、小松・筒井大先生の受け売りだったのですか。

>184
 「2001年」は映画館で見なきゃほんとじゃない、とか主張すると、
「俺はテアトル東京でシネラマ画面でみたぞ」とか自慢する奴が出て来そうです。
 関東地方の方以外には分かりにくい話題かな?
189名無しさん@1周年 :2000/09/04(月) 06:15
いやあ、やっぱりキューブリックってすごいね。
190UK2 :2000/09/04(月) 07:16

そいや初版(だったかな?)の映画パンプに、
「月監視人」という配役説明があって、うーん??そんな役柄あったか?
と考えていたら、これってMoonWatcherつまり「月を観る者」=猿の着ぐるみ配役のことだった。
ちゃんと翻訳しろよ〜、と笑えましたです。

191名無しさん@1周年 :2000/09/04(月) 07:35
>「俺はテアトル東京でシネラマ画面でみたぞ」とか自慢する奴が

俺はテアトル東京でシネラマ画面でみたぞ(笑)

シ ネ ラ マ マーク入りのパンフも持ってる。

思えばSWもあそこだったんだよね・・・良い映画館を失ったもんだ。
192名無しさん@1周年 :2000/09/04(月) 13:39
たしか「2001年〜」というのは文部省推薦だったはずです。当時(^^;

これを封切りで劇場の、それもシネラマで観た方のなかには当時の小学生もいたこと
になりますね。先生といっしょに頭をひねったんでしょうね・・・(^^;

たしか途中のEVA(ボーマンがブールの遺体を拾いに行くシーン)あたりで映画は休憩
を挟みます。なにしろ音のしない映画ですから、うかつにトイレに行って油断すると
再開に間に合わなかったりしたそうです。このへんでそろそろ眠る人もいたりしたで
しょうねぇ・・・

やっぱり子供が観ると、冒頭付近の宇宙ステーションのシーンですか(まだ半分建造中
なのね)、あそこらへんにけっこう目を見張りますよね。カメラが自在に宇宙空間を
移動しますから。
193物知り栗鼠 :2000/09/04(月) 15:37
>たしか途中のEVA(ボーマンがブールの遺体を拾いに行くシーン)あたりで映画は休憩
>を挟みます。なにしろ音のしない映画ですから、うかつにトイレに行って油断すると
>再開に間に合わなかったりしたそうです。このへんでそろそろ眠る人もいたりしたで
>しょうねぇ・・・
 「2001年」の初公開当時、途中に休憩(Intermission)が差し挟まれていたというのも、
もはや伝説の彼方の話ですが。
 休憩は、ボウマンとプールがポッドにこもって密談する個所の後に差し挟まれます。
ボウマンとプールの唇が交互に写され、それをじっと見つめる?HALの赤い目玉。
そこで休憩。
次はプールのEVAのシーンとなります。ここからは最後のスターチャイルドまで
あれよあれよの展開といったところですね。

194ユキヒコ :2000/09/04(月) 20:23
>物知り栗鼠様
 初公開当時って、劇場公開なら、休憩は必ずあるんでは?
 少なくとも私が観たときは、必ず休憩しましたよ?

DVDは買いたいけど、来年、絶対に何かするだろうから、それを待ってからにします。
(幻の試写会版上映とか、ダゲレオから出てた「キューブリック」に書かれていたとおりになって欲しい)

 
195物知り栗鼠 :2000/09/04(月) 22:05
 あれ? 最近でも休憩入りで劇場上映することがあるんですか?
私が見た、テアトル東京のロードショーじゃない上映の時には、
もう休憩抜きで一気にラストまで突っ走っていたと記憶していますが。
196名無しさん@1周年 :2000/09/04(月) 23:52
公開当時「わけわからん」と首をひねってた人たちも、
「無重力トイレ」の注意書きが映るところでは
「ほう、無重力ではタイヘンですな、ンムフフフ」とニヤついたのでしょうか。
なんか微笑ましい・・・・
197名無しさん@1周年 :2000/09/04(月) 23:52
公開当時「わけわからん」と首をひねってた人たちも、
「無重力トイレ」の注意書きが映るところでは
「ほう、無重力ではタイヘンですな、ンムフフフ」とニヤついたのでしょうか。
なんか微笑ましい・・・・
198名無しさん@1周年 :2000/09/05(火) 00:04
>1
>ちゃーんちゃーんちゃーんちゃちゃーんどんでんどんでんどんでん
> ↑「ツァラトストラかく語りき」のつもり

2chデビューおめでとう
ゾンビ3と死霊の盆踊りが吉です
199136 :2000/09/05(火) 00:48
>138
「キューブリックミステリー」探してみます。
HALの発狂だけどマクルーハンの「メディアイズメッセージ」から考えるならば、人類が最初に手にした
「道具」が「殺人」を引き起こし、人類の最新の「道具」が「殺人」を犯すことに意味がある。殺人と
ともに進化しているのです。
200名無しさん@1周年 :2000/09/05(火) 02:36
>199
138です。(固定ハンやめた)
「キューブリックミステリー」では、キューブリック映画はいつも
「コミュニケーションの失敗」がテーマだと言ってました。
こういう評論家のキメゼリフは好きじゃないのですが、この本は
あんまりイヤミじゃなかったので好きなんですよ〜。

久々にビデオで「2001年」観ましたが、
スター・ゲートのシーン、どうやって撮ったのかわからないカットが
たくさんあるなあ・・・偉いなあ・・・
201TMA2 :2000/09/05(火) 09:22
>200
スターゲートのシーン
ダグラス・トランブルが開発した「スリットスキャン」という方法で
撮影したそうです。ただ、どういう理屈なのか、文章で読んでもいまいち
わからない・・・・・ (^_^;)
202名無しさん@1周年 :2000/09/05(火) 10:48
>>201
スリットスキャンの撮影方に関するサイトってあります?
ちょっと検索してみたんだけどわからなくて。
203名無しさん@1周年 :2000/09/05(火) 11:10
>人類が最初に手にした「道具」が「殺人」を引き起こし、

昔の映画に突っ込んでも仕方の無い事だが、これはレイモンド・ダートのインチキな学説が元で、
「最初の道具」=「武器」は人類学の世界では、はるかな昔に否定されてるんよね。

でも、2001年のイメージが強烈なもんだから今だに一般にはこのモデルが受け入れられてる。
2001年の功罪の罪の部分ですな。
204物知り栗鼠 :2000/09/05(火) 11:54
>>人類が最初に手にした「道具」が「殺人」を引き起こし、
>昔の映画に突っ込んでも仕方の無い事だが、これはレイモンド・ダートのインチキな学説が元で、
>「最初の道具」=「武器」は人類学の世界では、はるかな昔に否定されてるんよね。
 クラークの「2001年失われた旅」によると、クラークは当時流行ったロバート・アードレイの
「アフリカ創世記」と言う本に影響を受けたようですね。
 ただしクラークは人類学の専門家から、アードレイ説に否定的な見解を聞いているので、
小説家として確信犯的に取り入れた節があります。また最初の人類が乾燥地帯で発生したと言うのも、
現在の人類学の主流の考え方とは違うのではないでしょうか。
 いずれにしろ小説も映画も人類学の教科書ではありませんからね。

 ところでこの映画では、骨が人類が手にした最初の道具であり、最初の武器でもあったわけですが、
その骨が中空で衛星に変わる例のシーン、武器繋がりでもあります。
クラークの小説版を読まないと分からないのですが、あの衛星はすべて核搭載の軍事衛星なわけですから。


205名無しさん@1周年 :2000/09/05(火) 12:00
ロバート・アードレイなんて学者は知らんぞ?
作家か何かと違うんか?
206名無しさん@1周年 :2000/09/05(火) 12:08
調べてみた。↓これやね?

Author Ardrey@` Robert.
Title African genesis; a personal investigation into the animal origins and nature of man.
Publisher New York@` Atheneum@` 1961.

しかし、彼の名前もArticleも最近の論文から全然出てこない所をみると、
今の学会からは無視されているようだな・・・
207名無しさん@1周年 :2000/09/05(火) 12:12
http://www.netwalk.com/~vireo/ArdreyRobert.html
連続投稿スマソ

やっぱり学者じゃないやん!劇作家だ。
208物知り栗鼠 :2000/09/05(火) 12:35
 念のため言っておくと、僕は学者だなんて一言も言ってないからね。
209名無しさん@1周年 :2000/09/05(火) 13:36
>念のため言っておくと、
>僕は学者だなんて一言も言ってないからね。

>クラークは人類学の専門家から、
>アードレイ説に否定的な見解を聞いているので、

そりゃ言っちゃいないが、劇作家に説なんかとなえられてたまるか。

今、ざっと調べてみた所、このアードレイの本はほとんどトンデモ本だ。
61年の段階で既に黴の生えたダート説に依拠しているのを初め、
アフリカ旅行の印象と妄想だけで書き散らしている。

クラークがこんなのをモデルにしてたなんて、ちょっとがっかりだなあ・・・
210名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/05(火) 14:25
でーじー、でーじー♪
211名無しさん@1周年 :2000/09/05(火) 17:42
スターゲイトをくぐって、忽然と例の古風なホテルの一室のシーンがありますが、
あれはクラーク本人が当時執筆していたホテルの部屋をモデルにしたと聞いたこと
があります(小説のほうでは異生命が用意してくれた奇妙な「食物」のディテール
まで描写があったようでした)。

> 201
> ダグラス・トランブルが開発した「スリットスキャン」という方法で

私もこの撮影技法の詳細は知らないのですが、トランブルの監督したカルト映画
「アルタード・ステーツ」あたりで駆使されているものではないでしょうか?
あれも深層意識の内部を表現するため、かなりサイケなシーンがありましたよ。
212名無しさん :2000/09/05(火) 22:24
>204
サバンナに出た人が遠くまで行って獲物とって帰るために
直立歩行になったというのはまだ生きている説。
武器=道具は最初から言われていないね。

213名無しさん@1周年 :2000/09/06(水) 02:53
だとしたら最初の道具って何だったんでしょうね?

人類は海の中で進化したとの説もあり。なんでもありやな。
214物知り栗鼠 :2000/09/06(水) 03:03
>サバンナに出た人が遠くまで行って獲物とって帰るために
>直立歩行になったというのはまだ生きている説。
 小説版の冒頭を見ると、
「旱魃はもう一千万年もつづき、恐竜の治世はとうに終わっていた。
ここ、赤道地帯、いつの日かアフリカと呼ばれるようになる大地では…」
となっていますので、人類の祖先は自らサバンナから狩りに出たと言うよりは、
気候の乾燥化によって取り残されたように読めます。

215物知り栗鼠 :2000/09/06(水) 03:06
>211さん
「アルタード・ステーツ」はトランブル監督ではありません。
あなたの言われるのは「ブレインストーム」(http://www.generalworks.com/databank/movie/title1/brain.html)では?
216名無しさん@1周年 :2000/09/06(水) 04:55
「スリットスキャン」、モーション・コントロールカメラが開発
される前の、長時間露光撮影のテクニックの一つですね。これが
進化した形で一番有名なのが「スーパーマン」のオープニング。
217名無しさん@1周年 :2000/09/06(水) 05:21
>武器=道具は最初から言われていないね。

ところが言われてるんだね。これが。
オーストラロピテシンを発見したレイモンド・ダートが、
トチ狂ってOsteodontokeratic Cultureなんてのを50年代末にとなえたから、
事態が紛糾したのよ。
で、道具=武器、人=ハンターという説がしばらくPaleoanthropologyの主流になる。

>サバンナに出た人が遠くまで行って獲物とって帰るために
>直立歩行になったというのはまだ生きている説。

これはまだ生きている。ただし現在の主流では「獲物をとって」ではなく
屍肉あさりの目的でサバンナに放置された屍骸をとって返る為。

道具は何のために使用されたのかと言うと、屍骸の骨を砕き、
骨髄を食べる為というのが主流の仮説だ。
218名無しさん@1周年 :2000/09/06(水) 05:22
>215
そうでしたか・・うっかりしてました。もうしわけない(^^ゞ
219名無しさん@1周年 :2000/09/06(水) 05:26
Author Dart@` Raymond A. (Raymond Arthur)@` 1893-
Title The osteodontokeratic culture of Australopithecus prometheus.
Publisher Pretoria@` Transvaal Museum@` 1957.

↑ちなみにこれがBibliography。
興味ある方はどうぞ。
220名無しさん@1周年 :2000/09/06(水) 05:39
まあ、木の枝をアリの巣に突っ込んでアリを食うサルや、
キノコで農業やるアリや、
巣を作るのに道具を使う鳥もいるらしいですからねえ。
ああいう連中も数百万年後には進化して宇宙船を作るのかなあ?

古いけど有名どころではデスモンド・モリス「裸のサル」(角川文庫)で
人類進化の様々な説が書かれてて、非常に面白かったです。
(水棲生物としての期間があった説など)
221>214 :2000/09/06(水) 05:59
原作でもない小説を使って、映画の解釈(あるいは謎解き)をするのは意味がない。
もしやりたいなら、双方の因果関係を述べなきゃダメだ。
監督が、この映画は小説のダイジェストです。詳しいことは小説を
読んでください、とでも言ったのかな?

222名無しさん@1周年 :2000/09/06(水) 06:05
スリットスキャンて、撮影方法はオレもわからんが
左右或いは上下にカベが出来て
アニメの透過光みたいな光がバーッと流れてくるトコですよね。

そこよりも、エアブラシで描いたような白い星雲(?)みたいなのが
放射状に飛び散り続けるカット、アレどうやってるんだろ。(こんな説明で
判ってもらえるかな〜)
アニメーションでもあんなのは見たことないです。
223ユキヒコ :2000/09/06(水) 06:31
>222様
 薬品の化学反応では?
 それ独自の色だったり、顔料などを混ぜたり、フィルターをかけたり。
 『クライシス2050』の太陽の表現のデモ撮影でも、化学反応は使ってましたから。
 
224名無しさん@1周年 :2000/09/06(水) 07:14
222です。
>223ユキヒコ様
おお! 有難うございます。薬品ですか・・・
まったく思いつかなかったです。
サイエンスですなあ・・・
駄作との誉れ高い「クライシス2050」、観てみようかな・・・
225名無しさん@1周年 :2000/09/06(水) 07:34
>224
「クライシス2050」、絶対見ない方がいいです。マジで・・
226物知り栗鼠 :2000/09/06(水) 10:50
>221
 じゃあ、初期のシナリオを引こう。
------------------------------------------------------------------------

2001: A SPACE ODYSSEY

Screenplay

by

Stanley Kubrick and Arthur C. Clark

Hawk Films Ltd.@`
c/o. M-G-M Studios@`
Boreham Wood@`
Herts.
------------------------------------------------------------------------

TITLE PART I
AFRICA
3@`000@`000 YEARS AGO
------------------------------------------------------------------------
A1
VIEWS OF AFRICAN DRYLANDS - DROUGHT

The remorseless drought had lasted now for ten million years@`
and would not end for another million. The reign of the ter-
rible lizards had long since passed@` but here on the continent
which would one day be known as Africa@` the battle for survival
had reached a new climax of ferocity@` and the victor was not
yet in sight. In this dry and barren land@` only the small or
the swift or the fierce could flourish@` or even hope to exist.

 これでも駄目?
227ユキヒコ :2000/09/06(水) 13:38
>222(224)様
 やめときましょう。
 それに、あくまでデモ撮影であって、『クライシス2050』本編の太陽表現は、
 たしか、単にガソリン爆発の多重合成だったと思いますから。
228物知り栗鼠 :2000/09/06(水) 16:12
 「2050年」はほんと、見るもんじゃありません。トンデモ映画としても面白くないです。
公開当時仕事で関係していた会社が製作に絡んでいたので、ただ券くれたから見に行ったけど、
義理で最後まで見通さなきゃならないのがほんと辛かった。これが自分の金払ったんなら、
てやんでーバーローこんな糞映画見てられるか、って、始まって5分で出て来たところだったが。
 同じ思いをしたのが特に名を秘すBBJ(ばればれじゃあ)、これも友人が関係していたので最後まで見たが、
上映途中で映画館を出たくって出たくって、お尻がもぞもぞしたぞ。
 この二つは、私の中では駄作や愚作ではなくて、いたたまれない映画、に分類されているのであった。
 2001年は傑作だが、それから49年も過ぎると……。
229222=224 :2000/09/06(水) 17:36
わかりましたわかりました。
ごめんなさい、「クライシス2050」観ません。一時の気の迷いでした。
この話はもう止めましょう、せっかくの「2001年」スレですから。
(半分シャレで書いたんだけど、皆さんのトラウマを思い出させちゃったみたい)
230スリットスキャン :2000/09/06(水) 18:11
スリットスキャンは板に穴を空け、後ろから光を当てた透過光を
アニメショーンスタンドに備え付けたカメラをシャッターを開いたまま
トラックバックさせて撮影する、その時板自体も回転させる、
その動きをすこしづつづらしなんどもコマドリしてアニメを作る。

このシステムの元はジョン ウィットニーという「アラベスク」とかの
CGがない時代に無数の点の動きだけの映画を作ったひとが作ったシステムが
元になっています、面白いのは、この人は初期に2001年にかかわっていながら
この人が作ったテストフィルムをキューブリックが見ることがなく、
なおかつトランブルはこの人のアイデアを知っていながら、
スリットスキャンを発明したという点。
詳しいことは日経CGの99年10月号に載ってました。
231名無しさん@1周年 :2000/09/06(水) 18:57
>>221 キューブリックは、ダイジェストでもない、とも言ってないけどね(笑)
232>231 :2000/09/06(水) 19:45
そりゃそうでしょう(苦笑)
233>226 :2000/09/06(水) 19:48
監督がシナリオどおり映画化するだけなら、監督は要らんでしょう。
シナリオはシナリオ、カメラはカメラ、演出家は演出家、編集者は編集者、
それぞれの役割を果たして映画が出来上がるわけよ。
小説だのシナリオに寄りかからんと、映画を論じられないのなら、
語る資格はないよ。
234名無しさん@1周年 :2000/09/06(水) 19:49
少なくとも「バリー・リンドン」や「博士の異常な愛情」よりは<原作>に忠実だろうな。
235名無しさん@1周年 :2000/09/06(水) 19:54
きみはヨハネ神父だな>233
236名無しさん@1周年 :2000/09/06(水) 20:06
>235
懐かしい名前だな
237物知り栗鼠 :2000/09/06(水) 20:07
 はいはい、私は映画を語る資格がないそうなので、もう撤退します。
238名無しさん@1周年 :2000/09/06(水) 20:23
クラークはキューブリックの相談役として映画撮影中も関わりつづけ、その都度小説も書き直していたのだから、

小説は、単なる原作以上に映画版と関連づけられるはずですな。
239名無しさん@1周年 :2000/09/06(水) 20:53
>238
クラークがフィルムにハサミを入れ、
キューブリックが小説原稿に赤ペンを入れたのなら
そうでしょうね。
240名無しさん@1周年 :2000/09/07(木) 00:35
キューブリックが映画だけ観てもわからんように撮ったのだから、
クラークの小説をサブテキストとして引用しても
バチは当たらんように思いますが。間違ってるかな・・・・
ところでクラークって健在なのかな。今もスリランカ在住?
241名無しさん@1周年 :2000/09/07(木) 02:20
>>230
あの光の筋はそんなやり方で撮られていたのですか。
てっきりCGかなんかだと思っていましたがそんな方法だったとは!

後半の超新星爆発(?)のようなシーンでは思わず「なんと美しい映像だ!」
と叫びそうになりましたけどね。実際は黒い水の上に絵の具でも垂らしたのでしょうか。
高速度撮影か?
242>233 :2000/09/07(木) 02:39
世界観の設定の部分だろ?
シナリオから変更する部分とも思えんが?
ちゅうかなんでこんな事にそんなに意固地になる?

全然映画のメインテーマと関係無いじゃん。
243ZEROES :2000/09/07(木) 11:28
もともと、小説も脚本も二人の連名で発表されるはずだったのが、主に商業的な理由からクラーク単独に変更されたそうですね。

キューブリックは、ワンマン監督だけに、総ての成果を監督一人に帰依させられがちですが、
トンプソン、トランブル、キングなど、無名な才能を抜擢するのに長けたチームプレイの人である事は、確認しておきたい。
244名無しのゲン :2000/09/07(木) 23:17
キングは超有名だと思うが……
245名無しさん@1周年 :2000/09/08(金) 01:05
キューブリックは説明をどんどん端折るのでわかり難いところはありますね。

既出ですが、もともとの発想は「前哨」というクラークの短編小説でしょう。
異生命が月に、「引き金」としての装置を設定しておいたというアイデアですが、
(たしか映画では太陽光かなにかがスイッチとして作用する)このあたりの
バックグラウンドは小説でないとわかりにくいかも。月に来るということは
そこまで進化したという証になるわけですよね。

しかしこの映画はそういわれるほど謎めいたものではないと思います。むしろ
明晰なほうだと思います。
246名無しさん@1周年 :2000/09/08(金) 01:11
>>245
この映画で怖いのは、その「明確な答え」が
見た人の中でバラバラだということよ。
247名無しさん@1周年 :2000/09/08(金) 01:15
>245
そーなんですよ明晰なんですよ。
ただ説明不足(ワザト)な映画なのにいまだに
「難解」とか「宗教的」とか言う評論家いますね。
一般人ならいいけれど、評論家がそれじゃマズイと思うが・・・
248246 :2000/09/08(金) 01:18
明確 ×
明晰 ○

でした。
249名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/08(金) 04:26
age
250名無しさん@1周年 :2000/09/08(金) 05:47
分からない−>クラークに頼る−>分かったと勘違いする

分からない奴は、分からなくていいじゃないか。
勘違いよりはマシだよ。大人になれば分かるって。


251>250 :2000/09/08(金) 06:02
別に正解を求めて話してるわけでもないだろ。
そんな大袈裟な話か?
あーでもない、こーでもないって議論するのが楽しいんだろ。

取り敢えず君はココに居る理由は無いな。
252名無しさん@1周年 :2000/09/08(金) 06:54
「クラークの第三法則」がヒントになる、と
私は考えます。

253名無しさん@1周年 :2000/09/08(金) 10:54
「2001年」をキリスト教的価値観で読み解けると思ってるやつも、相当な浮かれ者だけどね。
254名無しさん@HAL9000 :2000/09/09(土) 05:52
Ageちゃえ
255作品には作者の意図がある。 :2000/09/09(土) 06:21
キューブリックは世界中の字幕を全部自分でチェックし、
陰毛の修整まで自分でやるし、
テレビ放送用のカットや再編集やトリミングも許さないうえに
すべての雑誌や新聞に載る自分のインタビュー原稿を一字一句チェックし、
自分の意図が伝わらない文章だと自分で書き直すような男です。

そんな男が「見た人がそれぞれに解釈して欲しい」などと言う筈がありません。

彼は「一度見ただけじゃ分からないよ」としか言ってないのに、
日本ではいつのまにか「見た人が自由に解釈していいよ」と言ったことになってます。

しかし、小煩いキューブリクほどではないにしろ、作者が作品を提出したら、
作者の中には確かな意図が存在するわけで、
解釈はいろいろあっても、「作者の意図」は「いろいろ」ないでしょう。
「バカに説明するのはタルいから、勝手に考えな」とは言うかもしれませんが。

それにクラークの原作はディテ−ルではキューブリックの意図と違っても
根本的に違っていたらキューブリックが出版を許すわけがない(キューブリックは狭量で有名)。
だからクラークの原作は映画「2001年」とストーリーは概ね同じと考えて間違いではない。

違いはあるとしても、それは「シャイニング」の大筋が映画と小説では同じでも
幽霊に対する解釈がキングとキューブリックでは正反対なのと似たようなものでしょう。

250のような「観客が勝手に解釈すればいい」バカの思考回路は簡単です。
@2001年はなんだからわからないからスゴイと思った。
A原作を読んだ奴から明快に説明されてしまった。
Bそんなに簡単な話であるはずがない。だったらオレがバカみたいだ。
Cだからクラークの原作は無視して勝手な解釈して2001年をあがめる。

オカルトや宗教やUFOと同じです。
勝手に「謎だ」「すごい」と思いこんでいるバカは
それがたとえ科学的に説明されても聞く耳もたず、
自分の信仰を信じ続けるだけ。
ただ、「2001年」は超常現象でなくて、
あくまでキューブリックとクラークという二人の男が作った話なので、
本人たちが「こういう話だ」と言ったら、それ以外のものではないに。
250のようなバカは、インチキ・カルトの教祖が「うそでした」と
告白しても「そんなことないです。僕は信じます」と言ってるバカ教徒と同じ。

ちなみに彼はユダヤ教徒だしクラークは仏教徒なのでキリスト教は信じてない。
なのでキリスト教で解釈してる奴もみんなバカです。
256250ではないけど :2000/09/09(土) 06:42
>キューブリックは世界中の字幕を全部自分でチェックし、
>陰毛の修整まで自分でやるし、
>テレビ放送用のカットや再編集やトリミングも許さないうえに
>すべての雑誌や新聞に載る自分のインタビュー原稿を一字一句チェックし、
>自分の意図が伝わらない文章だと自分で書き直すような男です。
>
>そんな男が「見た人がそれぞれに解釈して欲しい」などと言う筈がありません。

そういう考え方だと、「芸術が分かってない」とか言われてもしかたないぞ。
理由は詳述しない。自分で考えなさい。
論争する気はないので「書き逃げ」と思うのなら、どうぞ。
257名無しさん@1周年 :2000/09/09(土) 07:33
多分キューブリックが一番嫌いなのは、批評家・ジャーナリストも
含めた[観客]の様々な解釈を聞かされたり、それに答えたりする事
ですな・・
258名無しさん@1周年 :2000/09/09(土) 08:53
>255
クラークの出版の許可権限があるほどキューブリックは偉くはないと
勝手な想像で結論を導くなよ。

純然たる原作があって、それを映画化した作品はどう説明するんだ。

259250 :2000/09/09(土) 09:04
>255

>Cだからクラークの原作は無視して勝手な解釈して2001年をあがめる。
原作じゃないんだよ、分かる。

>「バカに説明するのはタルいから、勝手に考えな」とは言うかもしれませんが。
だからって、小説読めって言うわけないだろう。

260名無しさん@1周年 :2000/09/09(土) 09:14
映画鑑賞って、狭義的には「観客が勝手に解釈する」だと思うのだが。

映画の解釈に、異なる特性のメディアである文学を解釈したものを当てはめる理由がわからん。
それを望む映画作家っているのか?映画作家の存在意義は?
教えて!>255
261スリムななし(仮)さん :2000/09/09(土) 09:18
255の知ったかぶりアゲ。
262作品には作者の意図がある。 :2000/09/09(土) 09:27
まず事実としてキューブリックは「勝手に観客が解釈していい」と言った事実はない。
その発言がないのに、勝手に解釈して喜ばないように。

それに「解釈は観客の数だけある」のは客観的事実として事実だが、
「作者には作者の意図がある」のも事実。
それを取り違えてはいけない。
これは人間が作った物語であり、作者がいる以上、作者の意図がまず一義的にはその作品の意味である。
たとえば作者が「戦争はしなければならないときがある」と自分の作品のテーマについて語ったのに、
観客がそれを見て「反戦映画だ」と解釈することに正当性はあるか?
ない。
それは「その観客がその映画を観て戦争はいけないと思った」だけのことで、
その作品の意図はあくまで作者のもとにある。
この二つが混同されているのだ。

たとえば「ひさかたの」という枕詞を
無知ゆえに「ひさしぶりの」という意味だと思って
和歌を解釈した場合、その読み手は単なるバカである。
観客の勝手な解釈は自由だが、自由というだけのことにすぎない。

あと『2001年』のストーリーは共同執筆であり、版権は両人にある。
そのことはクラークも「失われた宇宙の旅」に書いてある。
ちゃんと資料を調べてから言いなさい。
263名無しさん@1周年 :2000/09/09(土) 09:59
ズバリ言って、ゼニを払った客はナニを言ってもいいというかな。
それがプロフェッショナルの興行です。映画も小説も同じ。
だから誤読も自由だし、誤読をバカにするのも自由。
最終的には殴りあいで決着。オレそう思うけど、異常?
264名無しさん@1周年 :2000/09/09(土) 10:02
262=255?
いずれにしろ、CT、りぷりー(「リプリー」スレ)、
貨(「アマデウス」スレ)に続く‘手前が思ってる程
手前は頭良くねーんだよ’の殿堂入り決定!!!
265名無しさん@1周年 :2000/09/09(土) 10:37
この映画、訳わかんないけど面白い。
見てる内にラリって来る。
この映画とスコセッシの「グッドフェローズ」は
俺にとって麻薬映画だ。
266名無しさん@1周年 :2000/09/09(土) 11:12
>>255
>それにクラークの原作はディテ−ルではキューブリックの意図と違っても
>根本的に違っていたらキューブリックが出版を許すわけがない(キューブリックは狭量で有名)。
>クラークの原作は映画「2001年」とストーリーは概ね同じと考えて間違いではない。
>違いはあるとしても、それは「シャイニング」の大筋が映画と小説では同じでも
>幽霊に対する解釈がキングとキューブリックでは正反対なのと似たようなものでしょう。

A:「シャイニング」を観て、キングの幽霊に対する解釈と正反対のものを感じる
B:「シャイニング」を観て、キングの幽霊に対する解釈と同じ解釈を採用する

“作品には作者の意図がある。”さんはAであってもBの行為を優先するのですか?
本気で映像として受容するものと、文章で受容するものが同じであるとキューブリックが考えていた
とお考えなのですか?
ついでに>>260の疑問にはどうお考えですか?

お考えをお聞かせください。
262の内容は貴方様の個人的な意見としては尊重しますが、
255の内容からは貴方様の意図が正確には読み取れませんので。
267名無しさん@1周年 :2000/09/10(日) 00:43
喧嘩すなって。
ここは2001年を祝うスレよ。

実はあと4ヶ月!?
268さらり :2000/09/10(日) 11:05
下がってるのであげます!!
忙しくなってしまい小説まだちゃんと読めていません。
このレスも全然読んでいませんが、(いきなり書き込んでます)
2001年に向けて上げさせてもらいます。
269>262 :2000/09/10(日) 20:09
映画が見ただけでは分からんから、小説読んでキューブリックの意図を
推察しろってのは、キューブリックに対する冒涜だよ。
キューブリックの演出は、クラーク聞かないと分からないほどタコか?
それより、アンタの解釈力がないと結論する方が自然だろう。

270名無シネマさん :2000/09/10(日) 20:15
>>263

まったくその通りだと思うよ。
271無しさん@1周年 :2000/09/11(月) 00:17
「2001〜」に関して、手塚治虫さんがTVのインタヴューで昔話を語っていましたが、
キューブリックからスタッフ依頼の手紙が来たそうですね。手塚さんはアトムか何か
の仕事がいそがしくて依頼を断ったそうですが、いざ上映された作品を観たときには、
「しまった」と思ったそうですが(^^)。
272名無しさん@1周年 :2000/09/11(月) 00:34
そうかもう4ヶ月後になったか...
273名無シネマさん :2000/09/11(月) 00:52
大晦日にオールナイト上映でマタ〜リとしたいですな。
どっかでやってくれんかな…。
274名無シネマさん :2000/09/11(月) 00:55
でもマジメな話、来年の春頃に全国でリバイバル公開とか
しないのかなあ? してほしいなあ・・・・
275名無シネマさん :2000/09/11(月) 07:34
今の映画館の設備って公開当時の大箱よりはるかに進歩している筈。
ヴァージン・シネマとかAMCとか。
そんな映画館のベストポジションで宇宙ステーションのワルツを見たら
ハマる人が更に増えるかもね。
276名無シネマさん :2000/09/11(月) 08:34
>>275
その辺のシネコンは70ミリフィルムの上映できないんじゃないの?
デジタル音響でないと、しょぼいと言い出す馬鹿もでるだろう。

シネラマで見られた人、うらやましいような気がする。
277日本一のぬいぐるみ師 :2000/09/11(月) 11:07
>「2001〜」に関して、手塚治虫さんがTVのインタヴューで昔話を語っていましたが、
>キューブリックからスタッフ依頼の手紙が来たそうですね。
>「しまった」と思ったそうですが(^^)。

ウルトラQを見た時もその完成度の高さに手塚氏は「しまった」と思ったそうですが.....
個人的には2001年に手塚氏が参加しなくて正解だと思います。手塚氏のデザイン
って結構ダサいので、ディスカバリー号とかが陳腐になっていた可能性もありますか
ら.....

#一応これでも手塚ファンなんだけど、現実は見る方なもんで(笑)
278age :2000/09/14(木) 16:55
もう話さないの?
279名無シネマさん :2000/09/14(木) 23:24
パン・アメリカン航空、AT&T、IBM、ヒルトン・ホテル・・・
あと何が出ていたかな。
280名無シネマさん :2000/09/14(木) 23:35
BBC
281名無し@ :2000/09/15(金) 00:44
岡田斗司夫が「東大オタク学講義」だったかな?そんな本で
この映画の映像がいかにすごいか話してたんだけど、それ読んだら
ディスカバリー号の映像とか観てるだけで楽しいっす。
282クーベルタン男爵さん :2000/10/06(金) 18:24
age
283名無シネマさん :2000/10/06(金) 18:32
2001年は糞
284PEG :2000/10/06(金) 19:13
本当はナレーションがたくさんあった映画だったけど、
キューブリックが全部切っちゃったんでしょ。
キューブリックは観客に対して内容の解釈うんぬんよりも、
純粋に映像を楽しんでほしかったんじゃない?
30年以上前にあのような宇宙観(宇宙ステーション等)を
フルカラーで表現したのって、
当時としては結構すごかったんじゃないのかな。

当時はまだ生まれてなかったからわからないけど。
285名無シネマさん :2000/10/06(金) 19:30
当時いくら凄くても、今は糞
286(C)江口寿史 :2000/10/06(金) 19:53

2001年宇宙の足袋
287PEG :2000/10/06(金) 20:09
>285
くそとまでは思わないけど、あんまし好きじゃない。
話がないんだもん。
288クーベルタン男爵さん :2000/10/06(金) 20:21
>287
話はあるぞ。キミが理解できないだけ。
好きじゃないのは、キミの自由。

289名無シネマさん :2000/10/06(金) 20:25
>288
話はない。キミの思い入れによる思い込み。
290PEG :2000/10/06(金) 20:27
理解できないってのはひどい。
せいぜい「馬の耳に念仏」くらいにしてほしい。
でも、このスレッドよんで
なんでこの映画好きくないのかちょっとわかったような気がします。
291名無シネマさん :2000/10/06(金) 21:17
はは。そうだね>PEG
といいつつ自分は好きだけどね。
中原昌也は「悪趣味邦画劇場」で、
どうでもいいって書いてたよ。
自分はこの映画が「わかんないから知りたい、興味深い=好き」って感じだけど、
まあ嫌いな人もそりゃいるでしょう。
292名無シネマさん :2000/10/06(金) 21:57
宇宙船のデザインが美しい。
293名無シネマさん :2000/10/07(土) 05:28
2001年遠いぞあげ
294名無シネマさん :2000/10/07(土) 05:54
3001年まではまだまだ上げ
295291 :2000/10/07(土) 13:30
すまん。「悪趣味洋画劇場」だった。
296techno pop :2000/10/07(土) 17:31
 古い話だけど、キリスト教的解釈でなく、ジョーゼフ・キャンベルの
『千の顔を持つ英雄』から、ヒントをえて神を作ろう。ていう話を聞いたけど。
297タルコフスキー人 :2000/10/07(土) 21:13
この映画を僕なりに解釈すると、類人猿から人類、そして人類
から新しい何かへ変化していく歴史を象徴的に描いているんだ
と思う。
モノリスは全集合体の意思(宇宙の意思ともいえる)であり、
変化の水先案内人であり、象徴だ。そして映画の中では月での
モノリス発掘の記念撮影シーンやHALを通じて、人類に進む
べき道に進むよう行動を制限する。
しかし、宇宙の意思では無く自らの意思で歴史を築こうとする
人類は、ボウマンを木星(不可侵なものの象徴?)へと辿りつ
かせる。
最終章において、ボウマン(象徴としての人類)が宇宙の意思
と交信するするシーンが光の束や惑星コロナの映像により象徴
的に描かれる。
そして最後にボウマンが自らの老衰していく姿を傍観し、胎児
が新たに誕生する。一見輪廻を感じさせるシーンだが、ひとつ
の進化の過程である人類が終焉し、人類の次のあたらしい何か
が誕生する象徴だと思う。
新しい何かが、宇宙の意思によるものなのか、人類の意思なの
かはわからない。

ニーチェは「ツァラトゥストラはかく語りき」の中で、神の次
に来るものを書いている。だからRシュトラウスの曲を使った
ことも意味があるんだと思う。

以上、勝手な解釈です。

298名無シネマさん :2000/10/08(日) 00:05
端的に言ってこれはたいしたことない映画だと思う。
どうしても未完成のフィルムを劇場にかけちゃった映画ってカンジがするんだよね。
同じキューブリック作品なら「時計じかけのオレンジ」や「博士の異常な愛情」の
ほうがおもしろい。
評論家筋がこれをもちあげてるのは意味がわかってねーからじゃないの?
俺も最初みたときは「なんじゃこれ?」と思ったが、クラークの小説読んで
小学生でも理解出来るとても簡単な話だとわかった。
小説ではモノリスは地球の生命体を調教する教育マシーン。
巨大モノリスであるスターゲートは超空間航行システム。つまり「どこでもドア」
つまりモノリスもスターゲートも異星人が作った銀河系レベルの巨大システムの
一部であるということね。(銀河系ワープ・ネットワーク・システム)
キューブリックはこれとは違う解釈をしているはずだと言う人もいるけど
そんなに違わないはず。映画では異星人を終盤で出す予定だったらしいが
時間が無くて満足いくものができず、カットされたらしい。
この映画を祭り上げている評論家連中ってオウム信者と一緒だよ。
理解出来なかったもんだからこれは神について描いた作品なんだとかラリッた
ことをはずかしげもなくのたまっちゃっているんだよね。
ただ単に説明不足。意図したところもあるだろうけど、説明すべき部分も実力不足で
説明できてないんだよな。それで「自由に解釈してください」というところに
逃げている。これはやっぱり過大評価だよ。
まあ未完成であるがゆえにみんなこぼれ落ちたピースを必死でいろいろ考えて埋めて
自分なりの完成図を作ろうとするんだろうね。
そういう意味では思考の暇つぶしにはなる映画だな・・・。
ただその解答はたいしたことないけどね。
299バーケイズ1号 :2000/10/08(日) 11:20
キューブリック自身この作品の説明をせず、観客の解釈が
全てだみたいなことを言っている。
この作品は何を言っているのかわからないと俺たちが感じ
るのは、ストーリーを追って内容に結末を求めて観ている
から。だけどそもそもこの作品に結末なんて無くて、ただ
あるのは与えられた命題だけ。
だから当然に観る人によって解釈が違ってくるし、キュー
ブリック自身の観客の解釈が全てだという発言の真意だ。

もちろんクラークの娯楽小説は、映画のモチーフとして使
用しただけで、映画の主題はまったく別のところにある。
300名無シネマさん :2000/10/08(日) 13:32
しかし皆、テーマ主義者だねえ。
話が判らなくても、大層なメッセージがなくても、2時間半の間
本当に宇宙旅行に立ち会っているような気分にさせてくれるだけで
充分楽しめる映画だと俺は思うよ。
今見ても輝きを失わないテクノロジー感覚、大宇宙で孤立する恐怖、
人知を超越した物に対するホラーすれすれの畏怖感・・・
「解釈する」のではなく「体験する」映画として、これ以上の作品は
そうそうないだろう。
301名無シネマさん :2000/10/08(日) 13:43
>300
そのとおりだと思うけど、「今観ても」ってことはないだろ。タルいよ。
302名無シネマさん :2000/10/08(日) 20:35
>300
確かに圧倒的な孤独感を感じる
303名無シネマさん :2000/10/08(日) 20:57
今からラーメン食ってきます
304名無シネマさん :2000/10/08(日) 21:26
クーブリックって、ストーリにあんまり関心なくって
どっちかっちゅーと映像にこだわる人ぢゃないんぢゃないだろうか。

# 機内食のトレイを持ったフライトアテンダントのシーン、とか
305名無シネマさん :2000/10/08(日) 22:03
スト―リが分からんのは
理解能力がないか
ホントにストーリがないか
のどちらかだ。
不用意にストーリがないとか、分からんとか書くと
恥を晒すぞ。
306名無シネマさん :2000/10/08(日) 22:07
>305
それ自体が制作者の狙いだったとしたら、オレはそれを駄作と呼ぶ。
307名無シネマさん :2000/10/08(日) 22:29
マッサージいってきます
308名無し :2000/10/09(月) 09:53
当時のSF映画であのビジュアルイメージがでてくるというのは驚異なんだけどな、
SFっていうとピカピカの円盤にきぐるみの宇宙人が出てきていた時に、
あれがだせるというのは、少なくとも木星探査とCGがつかえるようになるまでは
木星の描写ひとつとっても、ほかの映画では真似できなかった意味は考えたほうがいい。
ただ、好みがあわないのを駄作といって人の共感を得られると思っている人は。
そんな歴史なんて知らんということでも、宇宙を舞台にしたSFで、
アクションでもサスペンスでもない映画というのは希有だと思う。
っていうか普通企画とおらない、どうやって映画会社やスポンサーを
だましたんだろ。

309お花と名無しさん :2000/10/09(月) 13:22
ボウマンが特大モノリスに出くわしたときの光の束、
それからシャーレの中の水に黒や赤色のインク垂らして
撮影した映像が、単純にきれいだった。
一緒にビデオみていた理系男が「理解不能!理解不能!」と
解釈できないことに恐怖をあらわにしてたのも、興味深かった・・・。
310名無シネマさん :2000/10/09(月) 22:41
これは哲学だよ
311名無シネマさん :2000/10/09(月) 22:55
こういう下らない映画を崇拝するのはいい加減に止めろよ、馬鹿ドモ。
ただの遊び映画。映画史から抹殺しろ!
312>311 :2000/10/10(火) 02:33
遊びでない映画があるのか?
自分の好きな遊びでないからって崇拝とかいって
馬鹿にするのはやめようね、みっともないよ。

313スポックの耳 :2000/10/10(火) 03:00
そっ、映画はもっと素直に楽しみましょうや。
シャトルのジュースみたいな機内食、俺も飲みてぇ・・とかね。
314名無シネマさん :2000/10/10(火) 03:17
ドラッグーーー
315名無シネマさん :2000/10/10(火) 06:45
今、起きました。
316名無シネマさん :2000/10/12(木) 14:10
2001年宇宙のage
317名無シネマさん :2000/10/12(木) 14:20
ていうかあと3ヶ月かぁ
318297さんへ :2000/10/14(土) 15:25
 >ニーチェは「ツァラトゥストラはかく語りき」の中で、神の次
>に来るものを書いている。だからRシュトラウスの曲を使った
>ことも意味があるんだと思う。
 それでは、モノリスのリゲティはどう解釈するんですか。
うわさによると、死に関するものらしいし。

319名無シさん :2000/10/14(土) 15:58
分からない=無知 であって
分からない=哲学 ではない。
哲学的とは本質的に分かるということだ。

映画も哲学も知らん、無知な奴
320名無シネマさん :2000/10/15(日) 03:02
これはニーチェの思想に強く影響受けている作品です。
ニーチェ知らない人は見てもわからんです。
知ってる人も見てもわからんです。
簡単に説明すると。
超越的な知的生物が地球のサルたちにモノリスによって知恵を
与え文明をもたせ、第一の変化をとげさせます。
そしてある程度文明を持った人間たちは
自分たちの科学力で月に行き土星の方向に強力な磁場を放つ
2つ目のモノリスを発見します。
そこで第2の変化を遂げさせます。
そして土星についたボウマンは(人間の汚れを落とすため?)光のシャワーを浴び
超越的存在の生物の作った別の空間につれてかれます。
そこに現れるロココ調の部屋はボウマンの
頭の中のイメージをそいつらが具現化させたものだそうです。
そこで急速に年をとったボウマンは3っつめのモノリスによって
第3の変化を遂げ、人間の変化の最終段階である小児になります。
第1、第2、第3の変化については
ツァラツゥストラの言葉の「三様の変化」に対応しています。
それは、人間が永遠回帰の思想にはらむ深遠の深さと畏怖を克服して、自らを
「超人」へと変化させるためのプロセスだそうです。
つまり人は、→駱駝→獅子→小児へと変化を遂げ超人になり
自らの自己を獲得する、というようなことがいいたいそうです。

 と、ここまでものすごく簡単に説明されてますが何故かというと
誰かがかなり昔に言っていたことを消えかかった記憶を頼りに
自分なりに解釈しながら書いてるからです。
だからもっと知りたいひとはニーチェの本を読むなり
映画を何度も見るなりしてください。
以上です。
321ほら :2000/10/15(日) 03:13
回りくどい煽りスレになった。
煽り厨房60歳は何処に居る?
322名無シネマさん :2000/10/15(日) 03:15
>319 >320
多分この人はいちいちそんなこと意識して作ってないと思うよ(笑)
むしろ砂浜でお城を造る子供の心理っぽい気がする。
323名無シネマさん :2000/10/15(日) 03:39
>>322
320氏のカキコは概ね正しいかと思いますよ。
クーブリックは意識して撮ったに相違ありませんが、観客に
思想を押しつける事は周到に避けています。
監督は監督なりに良心的な映画作りをしたつもりなのでしょ
う。
324名無シネマさん :2000/10/15(日) 03:45
キューブリックもインタビューで320みたいなこと言ってましたよん
325320 :2000/10/15(日) 16:03
土星っちゅうか木星ダタヨ。
326名無シネマさん :2000/10/15(日) 22:11
ていうか、文庫で出てる『失われた宇宙の旅』読めば?
クラークの小説版に対してキューブリックは一字一句チェックを入れたので、
それに従って書き直しをしているうちに結局、出版は映画公開後に延びたと
クラークは書いていて、「小説版の正しいクレジットは作・キューブリック&クラークだ」
と断言している。
だから小説版は実質的にキューブリックのオフィシャルと言える。
小説版が土星になっているのは、輪の特撮がうまくいかないので木星にしただけなので、
当初の予定どおりにしたかったからだそうだ。

映画版のストーリーがわからないと言う奴は小説版を読めばイイだけ。
また、キューブリックはナレーションを最終的に切ったことについて、
観客が勝手に解釈できるように、とは一度も言っていない。
一つは「頭で考えるよりも前に「体験」して欲しかった」
もう一つは「論理的に説明されると「映画のマジック」が消えてしまう」
だから、キューブリックの意図通りにはまず白紙状態で映画を見て、
次にキューブリックが自らチェックした小説版を読んでキューブリックの意図を理解するのがいい。

映画だけ見てわからん、とか言ってる人は小説版を「クラークの作品だ」と切り捨てる輩がいるけど、
小説版もキューブリックに徹底的にコントロールされたものだったのです。

ちなみにクラークは「オレは本当はこうしたかったのに」ということで、
キューブリックに修整された個所を「失われた宇宙の旅」に載せているが、
そのなかではモノリスを原始人に与えた異星人(人間型)も登場している。
キューブリックも最初、ヤセた人間型のエイリアンを実際撮ったが、後で切ったと書いてある。

だからモノリスをやたら神格化する解釈も間違い。あれは単なる道具です。
最初は正四面体として撮影が進められ、途中で黒い石版に変更されたそうです。
スターゲイトを抜けたところで過去の地球の上空に浮いてたあれです。
327名無シネマさん :2000/10/15(日) 22:21
>そして土星についたボウマンは(人間の汚れを落とすため?)光のシャワーを浴び

あれは異星人が他の星系から来るときに使ったワーム・ホールだよ(笑)。
光のシャワーに見えるのは、星の光が後方に偏移しながら流れるから。
特撮班のトランブルは監督から「ワープ空間を通過するときに宇宙船から見える風景を作ってくれ」と発注を受けてあの画面を作成した。
328名無シネマさん :2000/10/15(日) 22:22
326の言うとうりだよ。
この映画をやけに高尚なものに感じてしまう連中はやっぱり
カルト信者っぽいよ。皮肉とか嫌みじゃなく。
ニーチェを引っ張り出せば映画の内容を理解出来るなんて思ってる
ところがかなり青臭いよ。
俺も小説版は読んだし、メイキング本はかなり読んだ。
それでわかったことは、やっぱりモノリスはただの板だよ。
神なんかじゃないんだよ(笑)目を覚まそうね。
モノリスはコンピュータ端末でありワープマシンであり教育マシーン
なわけ。根本的な解釈が小説と映画で変わるはずがない。
もしそうなら完璧主義者であるクーブリックが許さないよ。
329名無シネマさん :2000/10/15(日) 23:11
映画しか見てないんで分からないんですが
その後、ボウマンは、人類はどうなるんでしょう?
330名無シネマさん :2000/10/15(日) 23:24
>>328
この映画に高尚さが生まれるように、
キューブリックは演出したんじゃないの?
それなのに高尚さを感じた事を素直に表現した感想を
述べるのはカルト信者っぽい?

自分は、具体的な意味や解釈よりも、高尚さを感じさせ、
各人のなかに様々なイメージを抱かせるという部分に、
この作品が素晴らしいのだと思います。
このことはキューブリックが許すとか、キューブリックの意図がどうとか
ということとは別の次元だと思います。
331名無シネマさん :2000/10/15(日) 23:29
>330
自分の文章読み直してください、カルトっぽいです。
332名無シネマさん :2000/10/16(月) 00:06
まぁどうでもいいけど。。
作品は公開した時点で既に観客のモンなんだし、手前の意図を
伝えられようが伝えられまいが作り手が文句いっちゃおしまい。
クーブリックはちゃんと弁えてる人で、なんかスマートでイイ
カンジ?つーか大人だよね。
なんか内容がループしてるな
334名無シネマさん :2000/10/16(月) 06:48
難解なことが高尚なのかどうかは知らないけど、確かにこの映画は
形而上学的に観ることができるところが評価を得てる。
傑作だと思う。

335名無シネマさん :2000/10/17(火) 20:09
>>319
哲学は「問う」ことであって、決して「本質的にわかる」ことじゃないよ。
哲学っていうのは「問い」の空間の設定であり、その空間をめぐる探求なの。
まあ、319なりの意見だから、けなさないけどね。
336名無シネマさん :2000/10/17(火) 20:40
上尾
337名無シネマさん :2000/10/17(火) 21:32
小さい子供には教育と啓蒙のために観て欲しいです。この映画殆ど映像のみで説明しますから割と解り易いかと。
遠心力を利用した人工重力や真空の為に光と影のコントラストが激しい等マニアックな表現
は後で説明してあげないと難しいでしょうけど)
何しろ未来の納税者(或いはパイオニア)ですから宇宙開発の魅力をもっと
知って欲いです。他の、ヒューマンドラマで説教垂れる映画よりはかなり勉強になるかと。教材にでもならんかな。
せっかくの死ぬほど手間ひまかけて作った贅沢な映画なんですから。
338名無シネマさん :2000/10/17(火) 21:38
そんな事より1968年の本邦公開当時大阪の劇場では”白い部屋”のシーンで
配給会社が解説の字幕いれるという苦肉の策をとったんでかえって混乱を招いたっての見た人います?
339名無シネマさん :2000/10/22(日) 16:38
ボウマンage
340大河好き :2000/10/22(日) 16:42
やっぱちょっと長いよね
341名無シネマさん :2000/10/22(日) 21:12
えっと、東京ではリバイバル上映(デジタル版?)する見たいですが、いつから
でしょうか。他の都市ではやらんのかな?
342名無シネマさん :2000/10/22(日) 22:02
初めて映画館で見た映画が2001年宇宙の旅だった。
場所はテアトル東京。
小学生だったけれど、まわりに子供はいなかった。
終わった時、みんな唖然として誰も席を立たなかった。
それから十年ぐらい日本では見られなかった。

343名無シネマさん :2000/10/23(月) 02:37
この作品を面白いと感じ取れる自分が幸せ。
感じ取れない人にとっては駄作だね。間違い無く。
344名無シネマさん :2000/10/23(月) 02:42
非常に興味深い作品だと感じたが
面白いとかは感じなかった。
面白いと感じられる人達のセンスが羨ましい。
345名無シネマさん :2000/10/23(月) 02:47
面白いか普通かつまらん のカテゴリー
346名無シネマさん :2000/10/23(月) 07:11
確かに「まあまあ」とか「ちょっと面白かった」って人は
少ないだろうね
347名無シネマさん :2000/10/23(月) 07:33
しかしこれを作れるだけの人間がいたということだけでも俺は恐ろしい。
348名無シネマさん:2000/10/23(月) 20:11
>>344
興味深い=面白いって感じる人多いと思うよ。
349名無シネマさん :2000/10/23(月) 23:53
リバイバルってどこでやんの?
350名無シネマさん :2000/10/24(火) 01:27
この映画より面白いSF映画を理由付きで教えて下さい。
参考にしますので。
351名無シネマさん :2000/10/24(火) 01:48
最初の30分くらいで挫折した。
352名無シネマさん :2000/10/24(火) 04:10
>>350
面白がるところは全然違うけど…

ジョンカーペンター「ダークスター」
・2001年のパロディみたいな紹介されていた
タルコフスキー「ストーカー」
・わからなさは似ていると思う。小説はもっとお勧め
 惑星ソラリスは未見
エメリッヒ「インデペンデンスデイ」
・笑って見ましょう。
スターシップトゥルーパーズやマーズアタックにない
ナチュラルな笑いが堪能できる
・スタートレック ネクストジェネレーションシリーズ
TV版ね。デザインは2001年に似ていると思うよ
353名無シネマさん :2000/10/24(火) 04:37
>>352
A&Bストルガツキーの「ストーカー」ですよね。
この傑作SFについては大江健三郎が「静かな生活」の中で
言及してた。早川SF文庫なんだけどまさか絶版じゃないだ
ろうな。ちょっと心配だ。
あと「インディペンデンス・デイ」。これは確かに天然もの
だわなぁ。アタマが悪くてヒネることが出来ません、てトコ
か。結果的に面白いバカ映画になってるから、まぁOKです。
DVD買うぞ♪(笑
354名無シネマさん :2000/10/24(火) 05:15
この映画は、監督の偉大なる失敗作だったと常々思ってきた。

公開当時、人々はその特撮技術にどきもを抜かれた。しかし、
映画が一体何を語ろうとしているのか理解できる人は10人いた
であろうか。
いかに優れた才能が結集しても人々に理解されず、涙や感動、心の
躍動を与えることのない映画は、私はつまらない映画だと思っている。

しかしながら、この映画をつまらないと言ってしまうのはさすがに
語弊がある。
あの表現力は素晴らしかった。それに人々はだまされ、
「何かを感じさせられた」
気分になった。

そう、未来へ、何かを感じさせられた映画であった。

しかし、2001年になっても、現実はあれほどに進んだ宇宙開発や
人類の進化は遂げていない。
進化進歩へのばら色の期待が、当時あったという名残をあの
映画は今になって教えてくれる。すなわち人間の進歩進化は
早いようで早くはない、ということを教えてもくれた。

その意味でもあの映画は偉大なる失敗作である。

原作の如き、明白な宇宙論、宇宙イメージを見世物的に
表現してくれたほうが良かったように思う。
ラストの部分だね。
355名無シネマさん :2000/10/24(火) 06:57

あなたのまわりの人達が理解できなかっただけじゃないの?
356名無シネマさん:2000/10/24(火) 20:25
<<352
惑星ソラリスは主人公が語っているから判りやすいよ
357名無シネマさん:2000/10/24(火) 20:27
>355
映画評論やキネマ旬報の評論家達よりはマシだった。
358名無シネマさん:2000/10/25(水) 00:07
月のモノリスのシーンでヘルメットのガラスにキューブリック登場。
359>358:2000/10/25(水) 00:29
アイズワイドシャットの柱にも(笑)
360名無シネマさん:2000/10/25(水) 01:08
この映画は「寝てしまう」人と、そうでない人とに、はっきりわかれる
ところがありますよね。いわゆる人間ドラマみたいなものを求めている
人にとっては、何も起らないに等しいですし。

映画はそれ自体SF的といってもいいメディアだと思うのですが、普段
見ることができないものを見せてくれるという点で、かなりの冒険をし
ている作品だと思うんです。しかも安易なCGでない(時代的にいって、
当然とは思いますが)意外とアナログな撮影で行なっているために、却っ
てリアルですよね。私としてはカメラが無重力を意識しているあたりに
キューブリックのすごさを感じるのですが・・・こういうのに無頓着な
方にとってはただの「SF」作品なのかもしれません。
361名無シネマさん:2000/10/25(水) 01:51
この映画が好きだけれど、
この映画を分かったように語るオタクは大嫌いだ。
何年か前にエヴァンゲリオンを熱く語っていたオタクと同じくらい嫌いだ。
ちなみに俺は基本的に映画オタクは好きだ。
そして多分俺も映画オタクだ。

この映画をどうでも良いと思っている人は、
自分にとって友達になれるかどうかは分からないが
普通だと思う。そこについてはなんとも思わん。

この映画を「なんかわかんねえけどすげえ!!」って言うやつは、
友達になれそうな気がする。
362名無シネマさん:2000/10/25(水) 09:31
>>320
ニーチェの「ツァラツゥストラかく語りき」読んだよ。
3段の変化について書いてあった。永遠回帰についても書いてあった。
確かに「2001年宇宙の旅」ってこの思想の影響を受けてるような気がする。
363ねこ電車:2000/10/25(水) 09:48
でいじー、でいじー♪
HALがぶっ壊される過程はちょっぴり悲しかったっす。
字幕では「段々頭が悪くなる」ってなってたけど、英語だと何て言ってるの、あれ?
364日本一のぬいぐるみ師
「私は1991年1月12日 アラバマのHAL工場で作られました」
みたいなとこは正確にはどういってましたっけ?

>363
>字幕では「段々頭が悪くなる」ってなってた

BSで放送してたときは「意識が薄らぐ」みたいな事書いてあった
ような。英語はどういってるのかなぁ

ところで、この映画のすごいところの一つは「無音の宇宙」をマジに
表現したとこではないかと。BGM以外は全く音が無いんですよね。あ
まりにリアルすぎて、他の映画では真似できない部分なんですけど。
アポロ13等のマジ宇宙映画でも必ず音が入りますからねぇ.....