タクシードライバーのラスト

はずかしながら、３０になって初めてタクシードライバーを観た。
で・にーろはものすっごい魅力的なんだね。なんか映画ってすご
いじゃん、と感動した。が、最後のシーンで女と別れて走り出し
てからルームミラーを「んんっ！？」って見るのはどういう解釈
が可能なんですか？　どういう意図で作ったのかなあと気になっ
てます。

おあああ、すっげえ。煽りもつかねえよ（本人談）

そうですねぇ。
あの眼差しには狂気を感じます。
偶発的にヒーローとなったトラヴィスが
狂気を抱いたまま、ニューヨークの闇に溶けていく...。
かなりダークなエンディングと解釈しております。
ま、このあたりの解釈は人それぞれでしょうね。

３くらいの解釈でいいと思うのだが。あまり理屈で説明すると
かえってつまらんと思う。

>1

バーナード・ハーマンのサントラ（これが遺作）、
一時期、エンドレスで聴きまくっていた。

ホントに気が狂うかと思うくらい
好きだった。

どこが面白いのかさっぱりわかんねえ

袖からナイフ飛び出すシーン。部屋で練習してっとこ
あれでタクシードライバー好きになった
かっっっっっき〜！

あれは自分も「？」と思ってた
何回見直しても（ビデオ持ってる）よく分からん

あと、デニーロとジョディが朝食をとってる場面で、ジョディがメガネを違う色のヤツに取り換えるところは、無意味で面白い。

＞７
つっこみゴメン。
袖から飛び出すのはコルト２５口径オートマチックです。
ナイフは足に張り付けてましたね。

ちなみに袖からナイフが飛び出すギミックを使ったのは
「マラソン・マン」の地獄の歯医者ゼル(オリビエ)です。(笑)

頭に銃を当てて「ぷしゅ〜ぷしゅ〜」って言って、逝っちゃってる
場面が良いっす。

＞９
いやいやお恥ずかしい。銃でしたか
それでも、かっこいいは変わんないっす

マラソン・マン探して見てみます

ベッツィーが写ってるルームミラーをなおして
ベッツィーを写らなくして
夜の町を走る。

女との決別。

もっと凄い何かを起こしそうなトラヴィスが
ちょっとこわいエンディングですね。

中３で初めてみて、
モヒカン姿が映ったとき、
凄いショックだった。
これは大変なことになったと思った。

＞５
良いですね、あのメインテーマ♪
気だるいサックスの響きがたまりません。
私、ハーマンと言えば「サイコ」のモノクロの旋律も好きです。

＞７
是非ご覧になって下さい。
ナチスがらみのサスペンス物では秀逸な出来ですので。
ゼルじいさんのギミック、トラヴィス以上にインパクト有りです。(笑)

＞「タクシードライバー」＆「マラソンマン」
どちらもディック・スミスがキー・マンですな。
例の「モヒカン」とか、「皮膚弾着」とか。

＞１４さん
おお、ここでディック・スミス師匠の名が出るとは。映画人で最も尊敬する
うちの一人です。「職人的芸術家」なのにテクニックを隠さず、アマチュア
時代のリック・ベイカー等に親切なアドバイスをしたという、彼の開放的な
スタンスがなければ、メイクの技術も数十年遅れたんではないでしょうか？
彼にアカデミー名誉賞をさしあげるべきだと思ういます。

トラヴィスのモヒカン頭もディック・スミスのメイクなんですよね…凄いです。

不朽の名作あげ

ディック・スミスってどんな方なんですか？
「マラソンマン」を見たことありますが、
とくに特殊メイクって思い出せないです。
歯を抜かれたところかな？

高校時代にＴＶで見たが、トラビスには憧れたな。
クラスでも話題になってた。
しかし同じ世代でもあの良さがわからない奴が
結構いる。幸せな人生送ってきたんだろうな。

超ベテランのメークアップ師。派手なのだと「エクソシスト」の
リーガンとか「アルタード・ステーツ」。絶品なのが老人メイク。
「ゴッドファーザー」のブランド、「エクソシスト」の老神父、
「小さな巨人」の百数十歳のインディアンとか、「マラソンマン」
はオリヴィエの老人メイクとか、痛そうなワイヤーの殺し屋のとこ
とか、色々。逆に思い出せないほど「自然で凄い」という事です、、
邦画の「スウィート・ホーム」で来日、メイク監修やりました。

＞１８
「マラソンマン」でのスミスの仕事は、
ローレンス・オリビエの「禿げ頭」とか、
ラスト近く、小屋での銃撃戦で、
顔面に弾が当たる「皮膚弾着」あたり
なんじゃないでしょうか。

＞１５さん
確かに！彼の書いた「フェイマス・モンスターズ」の付録、
「ＨＯＷ　ＴＯ　・・・」が無かったら、リック・ベイカーも、
ロブ・ボッティンも、クリス・ウェラスも世に出なかったかも
知れませんなぁ〜・・・。そいーや、スミスって、まだ
「代々木アニメーション学院」の特殊メイク科の特別講師とか、
やってるんすかね？

＞１
ふと、ミラーを見たらあの女性がいなくなっていたのですよ。
そう、彼が乗せたのは幽霊だったのです。

あのラストも確かに疑問だが、もっと疑問なのが、トラビスが何故
すぐに釈放されたのかということ。売春婦（ジョディフォスター）
を助けるためとはいえ、３人（だったよね）もぶち殺しておいて、
無罪放免はあり得ないんじゃない？ 時間が飛んでるのかと思った
けど大統領選もまだ途中だったし・・・。どう思います？

>24
基地外なので釈放されたのだと解釈してますがどうでしょう？

ハーベイカイテルとデニーロのやりとりがおもろい。

トラビスは、狂人です。
手紙も自分で自分に書いてるんです。
＞２４
髪の毛がのびる位の時間は、経ってるでしょう。

トラビスが自分の頭を打ち抜くまねをするシーンで、タクシー・ドライバーは終わっ
てるはずなんだけど、それが、マスコミによって、美談とされる。彼は復職するけど
大統領選の女は、真実を知ってる（トラビスの殺しに対するエモーション・ベトナム
戦の後遺症）。女はそのことを話さないとの確信を得るために、女に逢うわけだけど
そのことを知ってる人間がほかにいるんじゃないかという、ナーバスな気持ちに
なってるところで、映画が終了する といった ところかなぁ

＞２８
すいません、４回読んだけど意味が分からなかった…

＞29
まぁ夏休みだから・・・気にするな。

　　--------∧ ∧ 　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
〜□□ □□ ( ﾟДﾟ)＜　そもそも何故モヒカン刈りに
　 (Ｏ)----(O)U-U)　＼しなきゃならんのだ？

＞２７
おおイカす解釈！と思ったんだけど新聞記事が一緒に映ってるからなあ...

ラストのルーム・ミラーをずらすのは、
トラヴィス自身、ミラーに写った自分の
眼が「狂人の眼」と悟ったんだと思ったんですがね。
なんか、ミラーを観ている時、いやぁ〜な電子音みたいな
のが流れていて、ずらした瞬間、止まるじゃないすか。

「タクシードライバー」の、スコセッシ監督直筆の絵コン
テが強烈でした。UFOの目撃者が描いたみたいなものすご
い絵。これを元にこんな傑作ができるなんて凄い。

トラヴィス自身日常の社会とのずれに悩み、それをどうにか直そうとしました。
ラストで再び、その差異を鏡を通して見たわけです。
まだ直ってなかったんですね。
ルームミラーがずれていれば、直すのは当然です。
トラヴィスの「当然」がどういうものかは、作中で描かれた通りですけど。

うーん、難解…

映画の途中から、全て不眠症のトラヴィスの夢想＝彼の理想の物語なん
じゃないか、というのも封切り当時いわれてた。他のドライバー達と深
夜、カフェで休憩する時、コップの中に泡の出る錠剤を入れて、トラヴィスがじ
っと見つめてるシーンありますよね。あれ以降の展開全部．．．．。

あー、みたみた。ソレ！
ムカシの輸入ＬＤの特典だったんだけど、
スコセッシのお子様が描いたのかと思ったヨ。

まぁ、逆に凄かったけどね。

あと「アマデウス」とか和製ホラー「スイート・ホーム」（イタイ！）とか・・・

劇中、トラヴィスが観てるエロ映画が気持ち悪い（精子がうにょうにょ＋乱交）
という記憶があったな。あれは何のフッテージだったんだろう。

エロ映画を一緒に観てた女の表情にひそかに萌えた…