トリコロール「白の愛」解説して

1みき
特に最後のシーン、あれは手話?でもジュリー・デルピーの手の動きが
とっても美しい。でも意味分かんない。お願いします。
2名無しさん@1周年:2000/07/28(金) 01:34
かなり昔に見たので記憶が定かでは無いのですが、
勝手に個人的な想像を書きたいと思います。
「あの世で結ばれましょう(セックスしましょう)」
違いますかね?あの手の動きで僕はそう受け取りました。
他の人の意見も聞いてみたいです。

ジュリー・デルピーのウエディングドレス姿が綺麗だったなあ。
3名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/29(土) 02:56
1です。
え?ジュリーは死刑なの?そんなに悪い事したっけ?っていうか何の罪になって
るのだ?夫は、美しい妻を永遠に閉じ込めたかった。という話だと私は勝手に
思っています。どう思う?
4名無しさん@1周年:2000/07/29(土) 12:50
刑務所に入ったんだよね?確か。
5名無しさん@1周年:2000/07/30(日) 06:30
トリコロールて喫茶店のなまえか?
6名無しさん@1周年:2000/07/31(月) 10:18
>え?ジュリーは死刑なの?そんなに悪い事したっけ?っていうか何の罪になって
るのだ?

それが解らんと映画そのものが・・・(以下省略)。だからあのポーランド人床屋が
自作自演で自分が殺されたことに見せかけ、その嫌疑が妻のデルピーにかけられたのよ。
まあ1人殺しただけで今の御時世に死刑に処せられるかは若干疑問だけど。

ラストは「あなたが私を愛してくれていたことに気付いたわ。あの世で待っているわね」
と自分としては解釈。
7科学は人間を幸福にできるか:2000/07/31(月) 12:42
バイアグラがあったなら・・・
8名無しさん@1周年:2000/08/11(金) 11:43
今更遅いかも知れないけど、ぼくの解釈を書いておきます。

「トリコロール」三部作というのは、
フランス国旗(トリコロール)からテーマが取られています。
ですから、「白の愛」のテーマは平等です。

この映画の冒頭で、ジュリーの計略によってポーランド人の
床屋はパリにいられなくなってしまいます。
これに怒った床屋がジュリーを殺人犯に仕立てあげ、
彼女は捕まってしまいます。
しかしこれによってお互いの立場は平等になると解釈できます。

こういったことを考えると、ぼくは最後のジュリーの手の動きを
「あなたを恨んでいない、愛しています」と解釈します。

「赤の愛」を見れば分かると思いますが、
その後、ジュリーは自由の身になり、二人は結婚します。
9名無しさん@パンフは3作共通:2000/08/11(金) 14:55
青と白は見たけど赤は現在に至るまで見てないんだよね~。イレーヌ・ジャコブが
なんか苦手で。顔は可愛いのかもしらんがなんかもっさりしていて。彼女が
超売れっ子スーパーモデルで且つ頭脳明晰な大学生という設定だけでお腹一杯。
イレーヌ好きには申し訳ないが。
10名無しさん@1周年:2000/08/11(金) 21:39
なるほど、「白の愛」の「平等」とはそういう意味だったのか。皮肉な結末。
でも「デカローグ」もラストはほとんど皮肉な結果。皆さん、「デカローグ」
はどれが一番好きですか?ちなみに自分は「過去に関する物語」です。
神とはあーだこーだって話すシーンが個人的に好き。ヨーロッパだもの神からは
離れられない。
11トリコロール:2000/08/20(日) 20:06
私は「青の愛」がいちばんよかった。
個人的に、今まで観た映画の中で5指に入る。
「赤の愛」はイレーヌ・ジャコブが好きで、よかった。
「白の愛」は、8さんのおっしゃるとおりです。

キェシロフスキ監督が亡くなって大変残念です。
12名無しさん@1周年
「青の愛」は音楽が良いです。特にギリシャの合唱が好き。

キェシロフスキは生きていたら「神曲」を撮る予定だったとかなんとか。
気付いたらひっそり死んでて、すごーく残念だった。でもソクーロフと彼が
生きた90年代に自分も生きれて嬉しい。ソクーロフ、まだ死なないで。まだ
あなたの映画を完全に理解できていないし、サインももらってないよ。