プライベート ライアン

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1名無しさん@1周年
いまさらですが、WOWOWでやってたので。
私はこの映画すごい好きです。自分の中で映画館に見にいかなくて後悔した映画1位。
私は戦争映画や過激な描写が好きなわけでもないし、自分でもなんでこんなに好きなのかよくわかりません。
じつは私のまわりでは、プライベートライアンの評価はあまり高くないんですが、映画板をご覧になる映画好きのみなさんはどうでしょう?
この映画に関する賛否両論、あらゆる話がききたくて書き込んでみました。
過去に同スレッドあったかもしれませんが、ご容赦ください。
2名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 16:33
 あれは、アメリカ人に受けるヒーローものの皮をかぶせておいて中身で痛烈に戦争批判をした
映画だと思うのですが皮をむかずに飲み込んでしまう人が多くて驚きです。

 一番気に食わんのが「たまたま大統領に兄弟ふたり戦死した家族のレポートが届いたから」という所。
大統領、何様なの?神になって人助けか?大統領に届かなかったレポートでももっと悲惨な家族のこと
があったかもしれない。いや、たくさんあったろう。なのに何故彼だけ助けるのか。彼を助けるのに
何人もの兵が命を落とします。それぞれがそれぞれの肉親、友人にとってかけがえ無い人なのに、です。
大統領は銃を持って助けに行くわけではありません。自分は死ぬことなんて想像できないからあんな残
酷な任務を出せたんでしょう。

 これらの感情は作中、兵士たちがつぶやきますよね。「何故俺たちが命がけで助けなければいけない」
とか、救出される兵も「自分だけ助かるわけには、、、」とか。

 ひねた見方をすれば大統領が彼を助けることにしたのも、マスコミに「兄弟3人全員戦死」などと書か
れると反戦感情が沸き起こってまずいし、こうやって「戦地の英雄」の話がまた新聞に載れば国民の戦意
が高揚できると思ったからかもしれません。それぐらい考えててもおかしくないです。そのために何人も
の人が命を落とすのです、、、

 全体的に見てこの映画は戦争の理不尽さ、国家の勝手さなどを描き出した話だと思ったのですが、どうも
クライマックスが単なるヒーローものっぽくなっていて「隊長(救出隊の)すごーい!!かっこいいー!!」
と思って終わってしまった人が周りにたくさん、、、
3名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 16:55
アクションシーンはすごい。
最後のタイガーT(戦車)の出てくるシーンなんかすごく良かった。
最初の戦闘シーンもすごい迫力。 でもストーリーはいまいち。
テーマにしてもシンドラーのリストのほうが良く伝わったし感動した。

この映画『戦争アクションモノ』として見られても仕方ない気がする
内容の割に長すぎるし。トムハンクスもどうかなぁ(軍人らしくない)
あと冒頭の戦闘シーン。フィルムをざらついた映像にしてるけどあれは演出し過ぎだと思う

撃つ前にお祈りをする狙撃兵はカッコ良くて好きでしたが


4名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 17:02
>2
あの命令はあきらかにプロパガンダ用の政策でしょう。
でなければ寓話と受け取るしかないと思います。
5>2:2000/07/14(金) 17:14
「ひねた見方」じゃなくて、その通りだと思いますよ。
戦場がどれだけ矛盾に満ちているかが、浮き彫りになりますよね。
あと、FAQかもしんないけど、「プライベート」ってどう言う意味で
くっついてるんですか?
6名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 17:17
僕もこの映画大好きです。
「アクションモノ」としての出来もすごいとおもいますし。
2さんがおっしゃるようなメッセージ性も随所にもりこまれてると思います。

「戦争という極限状態になった人間の本性を知りたい」と言ったアパム(気の弱そうな翻訳係の新兵)自身が見せる
人間の本性なんかは痛烈に感じました。アメリカ的、ハリウッド的に言うならば最後の方のアパムは最低ですよね。

あと、関係ないですが、宣伝にもつかわれていた雷(もしかしたら戦場の光かも)がときどきひかる暗闇を部隊が1列で進むシーン、あそこが最高に好きです。美しい!
7>3:2000/07/14(金) 17:19
 うむ。ありゃ結局戦争アクションだね。元々の筋書きはやはり反戦色
強かったんでしょうけど、クライマックスに近づくに従ってヒーローも
のに、、、最終的に戦争美化みたいになっちまった。

>撃つ前にお祈りをする狙撃兵はカッコ良くて好きでしたが
言葉は悪いですがこういう感情持てるあたり平和ボケです。
スコープの向こうで人が死んでます。彼も神に祈りつつも理由
つけて人殺してます。戦争によって人殺しさせられている被害
者の一人ともいえるでしょう。


8>5:2000/07/14(金) 17:20
助けられるライアンは「一等兵」 という階級です、それの英訳がプライベート(a private) かと。
つまり 「ライアン 一等兵」
92>4:2000/07/14(金) 17:23
 だから、メッセージ性が中途半端に失われてるのが駄作たる所以なん
ですよ。

 あれじゃ「うおおーかっこいい!!俺も軍隊入ろう!!」みたいなバカ
がでても不思議じゃないでしょう。
106:2000/07/14(金) 17:24
書き込んでいきなりですが、7さんのおっしゃる戦争美化について。
僕的には戦争美化はぜんぜん感じません。ヒーローものになってしまったってのはよく分かりますが。

感じ方は人それぞれで当然ですから、結局はスピルバーグが何をいいたかったかって事になるんですが・・・
私が書いたアパムのこともそうですし、7さんがおっしゃる狙撃兵のことに関しても、充分な戦争批判の訴えだと思います。
(かくいう僕も単純にあの狙撃兵かっこいいなあとおもっちゃったりしてしまいますが・・・矛盾ですね)
112>5:2000/07/14(金) 17:25
 そう思ってくれない人が友達にたくさんいました。(^^;;
12>5:2000/07/14(金) 17:29
兵士という意味。
13名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 17:37
アメリカ陸軍の階級で、「プライベート」は二等兵か、新兵を表します。
一等兵は、「プライベート・ファーストクラス」です。
「プライベート・ベンジャミン」という映画もありますね。
14名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 17:39
スピルバーグは、戦争は人殺しですよ、惨めですよ、格好よく無いですよ
ということを意図して、ノルマンディ上陸を最初にもってきたんだと思う
が。
158:2000/07/14(金) 17:41
13の方がおっしゃるとおり一じゃなくて二等兵でした。
大変失礼しました。(^^;;

ところでこのプライベート、いわゆる個人ってほうのプライベートが
かかってたりしたら、映画の内容もあわせてかっこいいですよね。
無理ありすぎかな(笑
16名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 17:42
俺は映画館に見に行って後悔した映画。ヒーローもの、アクションものとして
見ても物足りない。かといってストーリーはクソ・つまらない、美談にもならない
代物。どうしたものか。
17名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 17:46
private first class

【米軍】 上等兵 ((略 PFC@` Pfc.)). 
軍隊の大雑把な分け方として将軍、将校、下士官、兵士となる。
だから単なるプライベートだと、5さんが言った兵士だけの
意味合いになると思うが。
18名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 17:47
アメリカ人むけ=プライベート・ライアン

日本人向け=シン・レッド・ライン

ですよね?
192:2000/07/14(金) 17:55
 最初反戦的なのはともかく最後が隊長ヒーローとして戦死&強いアメリカ偉大なアメリカ
はい万歳三唱みたいになってるような、、、

 いや、スピルバーグが反戦の意図を込めて作ったんだろうというのは分かるけど、世の中
結構素直素直に見ちゃう人多いんですよね。こめられたメッセージ受け取らずに。
私の友人もそうですし、似た印象を受けた映画に「スターシップトゥルーパーズ」があります。
あれも「かっこよかったー」とか「軍隊かっこえー」とか「共産主義っていいね」とか感想語
ってる人たくさんいるのみてなんだかなぁーって思いました。おいおいあれの意図はそういう
んじゃないと思うぞ、って(^^;;
20>17:2000/07/14(金) 18:34
米陸軍で private というと、明確に二等兵を指します。
映画内の訳でも「ライアン二等兵」になってますし。
21アーロン:2000/07/14(金) 19:12
あのドイツ兵にお腹打たれて血が傷口から湧き出る場面。

テレビの前で笑った。

映画館でみたら耐えられないほどリアルだったね。

あとアメリカ兵とドイツ兵が共に弾の残っていない銃でお互いを威嚇して
ヘルメット投げ合う場面は「インディージョーンズ」を思い起こさせた。

アパムのキャラは良かった。
22名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 19:45
なんですか?このスレは!
「プライベートライアン」がヒーローアクションだって?!
どこをどうみたら、そんな解釈できるんだ
この映画を観て「軍隊ってかっこいいなーオレも戦争したいなー」
なんて、思う人がいたって? まじで? そんな連中がはびこる世の中なんだ?

23名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 19:48
 だから、ヒーローアクションに成り果ててるってことね。監督の意図どうこう
でなくて。

 「レスを全部読」んでみてね。
24名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 19:56
 どうでもいいが「沈黙の艦隊」ってコミックで「戦争を悲劇で語ることは戦争美化につながるのです!
海江田(主人公)は戦争を笑って(ほんとは違う字なんだが出ない)いるのです!!このばかばかしいほ
どの姿」とか何とか言うせりふがあったと思うけど、こういう点で見ると「スターシップ〜」はなかなか
鋭いのかもね。

 沈黙の艦隊は面白かったなぁ
25:2000/07/15(土) 11:51
privateに関して教えて下さった皆様、ありがとうございました。
胸のつかえがとれました。
テーマについては、反戦とも、戦争美化とも、分類しがたいですよね。
戦場には矛盾もあれば、カタルシスもある。これが、本当の戦争だといえば、
そうなのかもしれません。
26珍念@100周年:2000/07/15(土) 13:45
プロローグとエピローグ無しの方がいいように思えました。
長いとは思わなかったけど。
この映画は「七人の侍」を意識しているっていう見解をどこか
で見たけど、その辺はどうでしょう。
27ZEROES:2000/07/15(土) 14:09
戦争に対しては否定的だけど、戦った兵士に対しては敬意を持った作品(墓地の場面で始まり終わるところも含め)なので、「反戦」という点では、徹底してないのかも。
「博士の異常な愛情」や「スターシップ…」は、戦争する連中は壊れてる、って言い切っている感じですから。
28名無しさん@1周年:2000/07/15(土) 14:29
戦闘シーンをものすごく描く事で、「戦争怖い」と思わせた。
実際、最初はノルマンディのシーンも、もっとぬるかったのを
スピルバーグがなおさせたらしいし。あのシーンを見て、実際ノルマンディに
いたじいさんは、フラッシュバック起こしちゃったと聞きました。
29ユキヒコ:2000/07/15(土) 17:32
>26様
 少なくともエピローグがないと、
 8人で助けたライアンの家族が8人っていう部分が描写できないですよ。

 あと、『七人の侍』の影響は顕著ですね。
 キャラクターの立て方がよく似ている。
 でも、これって、今となっては定番のキャラ構造でもあるんですよね。
 (分かりやすいところだと、久蔵と狙撃兵の類似性とか)
 でもま、黒澤映画との類似性はそれだけじゃないんで‥‥。
 ウェイン町山さんの言葉を借りると、『Pvt.ライアン』は、
 黒澤の一番良いところだけ継承しているってことですから。
30名無しさん@1周年:2000/07/15(土) 18:11
「反戦」という点では、プライベートよりも、シン・レッドだと思う。

 シン・レッド見終わっても、プライベートみたいなかっこよさを
感じる人は少ないと思うから。 結局、戦争がおっ始まったら、
後に、残るものなんて何もないんだから。無です。無!!

 でも、戦車のあの振動(プライベート〉は、恐ろしかった。
映画館で見たけど、かなり迫力あったです。  
31名無しさん@1周年:2000/07/16(日) 00:15
おいらしょっぱなの墓地のシーンで泣きそうになったよ。
32つーか:2000/07/16(日) 03:44
ライアンのその後なんかどうでもいいだろ!!
アパムだよアパム!!どうなったんだよアパム!!

(タクシードライバーになってたりして...)
33西日:2000/07/16(日) 03:46
ジジイになったライアンは見せないでほしかった。
萎え。
34名無しさん@1周年:2000/07/16(日) 04:23
この前、何の気無しにビデオを借りたら、
   オマハビーチ.6月6日.
「今日やん...」合掌。

(しかし頭の中ではドラえもんえかきうたがリフレイン)
35>32:2000/07/16(日) 04:24
盲点だったがわらっちまった(笑

考えれば考えるほどおもしろいよね。
タクシードライバー・・・いい線つきますな。
笑いのセンスのある方、ほかの候補おねがいします。
3635:2000/07/16(日) 04:29
あと、マジレス。
俺もこの映画大好き。1の人と同じで理由はよく分からない。
あれだけ戦争の醜さっていうか恐ろしさ(オマハまじでこわかったっすよ)
あって戦争賛美になるのかなあ。
誰かが書いてたけど、俺もこの映画みて、戦争知らないなりに「絶対戦争はやだなあ」っておもったよ。

FUBAR!
37サバゲーマー:2000/07/16(日) 06:48
兎に角、この映画には戦闘シーンのリアルさに驚かされました。(映像も凄いですが、
何より「音」の臨場感が他とは全然違いますよね。)

私は趣味でサバイバルゲームをたまにやってるんですが、エアガンでも耳元をかすめる
と結構な音がするんですよ。(弾が空気を切り裂く「ピヒューーン」って言う音です。)
最初の上陸シーンなんか恐すぎて、気が付いたら姿勢を低くして前のシートの背もたれ
に隠れてました。(笑)

色んな意見が出てるみたいですが、「戦争」をリアルに表現した映画は間違いなく「反戦」
を訴えていると思います、最初の上陸シーンや、後の戦闘で仲間達が無残に死んでいくの
を見て戦争がしたいと思う人はいないでしょう?
戦没者の墓地に墓参りをするシーンが戦争賛美だと言う意見もあるようですが、戦争がお
こった原因は基本的に当時の政治家に有る筈で、戦場で戦った兵士達は皆祖国の為に戦って
いた筈です。(アメリカ軍は元より、ドイツ軍兵士も)
その戦死者(しかも自分の恩人)の墓参りをする事が、戦争賛美に繋がると言う理屈が私
には理解できません。(まぁ、戦争を行為を肯定したがるアメリカ的思想が混じっている
とは思いますが。)

賛否両論有ると思いますが、私は文句無しにこの映画は好きですね。
38名無しさん@1周年:2000/07/16(日) 07:30
これおもしれーよ!何がって・・・全部だよ、全部!!
39名無しさん@1周年:2000/07/16(日) 08:30
俺はつまらんかった。
期待しすぎたか。
ストーリーがクソ。
40名無しさん@1周年:2000/07/16(日) 11:26
最初と最後の戦闘シーンはやたらとリアルで興奮したけど
ストーリーがあんまし面白くなかった。
結局戦略的にも戦術的にも全く無意味な作戦で死なされた
トム・ハンクスその他がかわいそう。
激戦で戦力過小な前線から二等兵ごときを連れ帰る任務なんて
何の意味があったんだ?
41みぐ:2000/07/16(日) 12:57
>37
私は、サバゲの前の日に、この映画(ビデオだったけど)みせられて、
いままでピシピシあたってたBB弾が、
急に怖く思えてしょうがなかったです!!
それと、ナイフがじわじわ刺さってくシーンがなにより怖かった・・!!

決して戦争賛美の映画じゃないと思う。
42>40:2000/07/16(日) 13:06
無理があるとは言え、映画の中で戦略的な意味の説明はしてると思います。
国内の戦意高揚ってものすごい戦略的価値ありますし。ぶっちゃけ8人死んだとしても国内戦意が高揚するなら安い物でしょう。

でもそれは政治の話であって、実際助けに行くトムハンクス達には理不尽でしかない。
その理不尽さこそがトムハンクス達の苦悩でありながらも、最終的には彼らの死は 1個人 ライアンのgood な生につながったという
わずかな救い。
8人彼のために(というとライアンに酷かな、理不尽な任務のために)死んで、ライアンは8人の子孫をつくったってどなたかが書いてらっしゃったのはなるほどっておもいました。
まあ最近のハリウッド的な完全な流れからの結、ってのはないストーリーですが、充分いいストーリーだと思いますよ。私は。
トムハンクスが最期の時にライアンにたいして「良い人生おくるべし」みたいなことを言ったシーンではジーンときました。

このスレッドみてあらためて思いましたが、やっぱり映画を見てどういう感想をもつかってのは10人10色ですね。
4340:2000/07/16(日) 13:53
>ぶっちゃけ8人死んだとしても国内戦意が高揚するなら安い物でしょう。

もはやここまでくると「戦略」より「政略」になってる気がします。
国民てこんなものなんですかね。この映画見てると↑のようなことばっかり考えてあまり感動できませんでした。
僕がひねくれてるだけなのかな。(笑)
44名無しさん@1周年:2000/07/16(日) 14:17
とりあえず、プライベート・ライアンとシン・レッド・ラインの両方見たけど、
もう一度みたいと思ったのはシン・レッド・ラインかな・・・。
ストーリーはともかく、場面場面の映像が凄く綺麗だし、
音楽も綺麗だし、キャスティングも良いし・・・。

でも、戦争映画をこういう風に見るのは邪道?
45サバゲーマー:2000/07/16(日) 16:57
>もはやここまでくると「戦略」より「政略」になってる気がします
多分に軍事と政治は密接に関係していますから、間違ってはいないと思います。
(軍事が政治の一部とも言えますし。)

ライアンを助けに行くのは間違いなく政治的プロパガンダですし、基本的な部分で
矛盾していますが、そうでもしないと(その戦争を肯定しないと)その時の大統領
が次ぎの選挙で再選できないし、戦争を続ける事自体出来なくなってしまいます。
(詰り世論を操作する事で、国としての戦力を維持しようとする。世論が反戦に向
いてしまった為に、戦争を続けられなくなったいい例がかつてのベトナム戦争です。)
46名無しさん@1周年:2000/07/16(日) 18:49
俺はこの映画を「ヤラセありのドキュメンタリー映画」と考えてる。
そういう見方で見ればストーリーが薄いのも納得できるし、
戦争の疑似体験も味わえると思う。
だからこそ、嫌悪感を抱く人もいるだろうし、
最高に面白いと感じる人もいるんじゃないだろうか?

あと、誰にでもある野次馬根性を擽る映画である、とも思う。
実際に戦争に行きたくはないが、戦場の空気は疑似体験してみたい、
ってな感じ。カメラワークが兵士の視点から撮ってる場面が多いし。
47名無しさん@1周年:2000/07/16(日) 18:55
>40、43その他
すなおにこの映画をみれば
「戦争いきたくねーな、やだな」と
思うのが普通だと思う。

こねくり考えるのが皆さん好きみたいね。
48名無しさん@1周年:2000/07/16(日) 19:06
いや、行ってみてーと思います。
49名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/16(日) 19:15
アーリントンの風景は日本の広島のようなもの
トムハンクスといえば、退役軍人の代弁者

あの映画は戦争もののジャンルの中ではちょっと異質
シンレッドとかハンバーガーとかと比べちゃいけん
5040:2000/07/16(日) 19:19
>45

いやその意見には賛成なのですが、それだけの問題がありながら
「ライアン救出感動物語」と喧伝されていることが
気にくわなかっただけです。
だからちょっとリアリティがなかった気がして。

>47 こねくり考えるのが皆さん好きみたいね。

むぅ。そう言われると身も蓋もないです。(笑)
ひねくれ者の戯言と思って聞き逃しちゃって下さい。
51名無しさん@1周年:2000/07/16(日) 19:55
ライアンもつまらんかったがシンレッドも負けず劣らずクソつまらんよ。
52名無しさん@1周年:2000/07/16(日) 20:09
ライアン擁護派としてつらいところなのは、
「この映画はこうおもしろい!」ってのが説明しにくいところです。
何人かが書いてるように私もなんで好きなのかもよくわからないんですよねー。
でもまちがいなく自分にとってここ最近で抜けて最高の映画。

シンレッド・ラインはまったくわからなかった(笑
53サバゲーマー:2000/07/16(日) 20:29
>いやその意見には賛成なのですが、それだけの問題がありながら
>「ライアン救出感動物語」と喧伝されていることが
>気にくわなかっただけです。
私も賛成です、そうでも言わないと客が入らないのかな?

>48さん
一度サバイバルゲームに参加されることをお勧めします。(笑)
飛んでくるのがBB弾だから楽しんでいられますが、あれが実弾だ
と思うととても戦場に行く気にはなれません。
54名無しさん@1周年:2000/07/16(日) 23:31
ねーねー
なんで反戦映画じゃないといけないの?
なんでアクション映画だとだめなの?
なんでプロパガンダ色があるとだめなの?
なんで政略的救出だとだめなの?

なんで戦争、人命、国家を多面的に見れないの?
不思議
55名無しさん@1周年:2000/07/16(日) 23:41
>ライアン擁護派としてつらいところなのは、
>「この映画はこうおもしろい!」ってのが説明しにくいところです。
同感
特に女の子(20才ぐらいまでの男も)には分からんだろうな。
戦争映画でも結論が「反戦」じゃないと納得しないもんな、
反発するだけでそこから何か考えようとしないから。
56たうんぜんと@げは(吐):2000/07/17(月) 00:20
>>54
個人的には『英雄の条件』の様な物でも、充分アリだろうと思います。

それを踏まえた上で質問に答えるとするなら、
天秤に掛ければそれらが軽いから、ということでしょうか。
57な2:2000/07/17(月) 00:41
非難を承知で書きますが、「プライベートライアン」全編に渡って
の戦場シーンはスピルバーグ以外撮れない素晴らしい映像だと思う。

ストーリーの解釈にはいろいろあっていいと思うし、それが戦争映画の
宿命だと思いますが、映像に限れば、大傑作と言えるのでは?
58名無しさん@1周年:2000/07/17(月) 01:37
際立ったメッセージ性はないけど、戦闘する前に事故で死んじゃったり、
敵と向かい合って互いにあわてたり結構バカげた現実と無駄な死を見せつけ
られて、結果戦争はいやだというメッセージになってると思う。
ニューヨークで封切りを見た友達の話しだと、アメリカ軍が敵を倒すごとに拍手が湧き、
歓声が上がり、場内はすごくエキサイトしていたそうです。
59つーか:2000/07/17(月) 16:48
サメも恐竜も人種差別も戦争もスピルバーグの頭の中じゃ等価値だと思うよ?
「僕が映画を作るのは(何にでも怯える自分への)セラピーだ」
ってインタビューで言ってたし。

60名無しさん@1周年:2000/07/17(月) 18:14
 途中から言葉が変わっているようなので一応書いときますが、
 戦争礼賛ではなくて戦争美化、です。

 あと、単にグロいから、とか人たくさん死ぬから、というだけで戦争を否定するのは少し
浅いんじゃないかと思います。それならスプラッタ映画は命を大切にしようという映画
、ってことになるし車に乗ると事故起こして人たくさん死ぬからやめようね、ってこと
になりませんか。
 私的には、もっと国家の身勝手さ、国民をどのように扱っているか、国家同士の思惑
の醜さ、それに踊らされる国民の無常感などを描くだけで反戦的な気分は喚起されるん
ではないかと思います。一発の銃弾も無しで描けるのではないでしょうか。たとえば、
戦時下の都市のある一人の人の生活ぶりを描くとか。空襲など受けず、戦争の情報は毎
日の新聞とラジオで知るだけ。しかし彼の町には確かに戦争の影響が現れ始めているま
だ実感が湧かない戦争と、いつそれが身近に迫るのかという漠然とした不安をどうにも
出来ずに、毎日の生活を送る、というような。

 アクション物を否定はしませんがアクションならアクションではっきりして欲しいです。
61ユキヒコ:2000/07/17(月) 18:49
>60様
 少なくともあんな風には死にたくないなあ、と思わせる部分で、反戦映画といえる。
 って程度じゃないんでしょうか?
 国家の身勝手さも、読み取ろうと思えば読み取れますし。
 「戦争」を一発の銃弾も無しに描くことは可能だけれど、
  (たとえば『犬上家の一族』の冒頭、那須ホテルに着いた金田一が、
   窓からの景色を見て言う「くに敗れて山河ありか‥‥」なんてセリフは、
   それだけで、充分に「戦争」を感じさせますし。
   初代『ゴジラ』の「また疎開しなきゃいけないね」なんてのも、それでしょう)
 『Pvt.ライアン』は、うなる銃弾で、「戦争」を表現しようとした。
 単に方法論の違いではないですか?
 それにスピルバーグは、「戦場」を描く事には執着があっただろうけれど、
 「戦争」を描く事に熱心だったかは分かりませんしね。

 (戦争アクションによくある「コマンド」物の形を取りつつ、
  アクションの「ノリ」に持っていかないところは、賞狙いだったかもしれません。
  スピルバーグは、撮影が楽しくてしょうがなかっただろうなあ、とも思います)
6260>61:2000/07/17(月) 19:14
 いや、一発の銃弾も云々というのは残酷だったから戦争嫌だと思ったと感想を
書いてる人たちに対しての提案で、この映画のこととは違います。もちろん直接
戦場を描く戦争映画もありです。

 54番さんは真面目な意見でしたらレスいただきたいと思いますが、多面的とは
具体的にどのような風に、でしょうか。戦争アクションと反戦は背反したテーマ
ではありませんか?この映画は途中でその区分が分かりづらくなっているのが惜
しいと思いました、ということです。

 また、「反戦じゃないと納得しないからな」という感想に対しては戦争は果た
していいものでしょうか、という質問をさせていただきます。
 確かに、戦争は結果的に人類のためになったという点があることは否定できま
せん。戦争によって人類の科学技術をはじめ文化・思想の発展があったのは確か
ですし、適度な(!)人口減を引き起こして生態系の維持に貢献した、という点
は間違いなくあるでしょう。しかし、それだからといって戦争の悪影響が容認さ
れる訳では決してありません。たとえば巨視的に見ればただの一個人かもしれま
せんが、本人や身近の人にとってはそれが全てなのです。
 私は、戦争を容認する映画はあっても構いませんが、それをすばらしいと思う
ような世界にはなって欲しくないと思います。
63名無しさん@1周年:2000/07/17(月) 19:57
正直プライベートライアンがメッセージ性の高い作品とは思えません。
あまり人に薦めたくはないというところでしょうか。
プラトーンのほうがよほど感じるものがあったように思います。
64ライアン原理主義者:2000/07/17(月) 20:02
公開当時、ミリタリー&映画オタクに凄く評判が悪かった。
その意見の殆どが、汎用的によく出来た(または一般のウケが良い)映画にありがちな
細部に対するツッコミが大半で、正直どうでも良い意見が散見された。
一例を上げると、
「ヒトラーユーゲントはノルマンジーに参戦してないので公証ミス」
「最後に登場するヤーボ(戦闘爆撃機)は、あの時代ではP-51D型である筈がない」
「ストーリーが助長すぎる」
「人物描写がなっていない」
との意見が大多数だったように記憶している。

それに対する反論も、当時さんざやったのであきちゃったけど、
一般での受け取り方が
「戦争って大変なんた。行かされる男性って辛いんだね」
って意見が多く、それで十分と思った。
65アパム(戦後):2000/07/18(火) 00:26
ボス、お願いですからタイプライター使わせて下さい。
(ババガンプシュリンプ社執務室への要望書)

 ...戦争映画じゃなくて状況映画として観た方がいいと思うよ。
  
66もっと意見読みたいので:2000/07/18(火) 19:59
あげ
67名無しさん@1周年:2000/07/18(火) 20:31
史実をしらずに「オマハ上陸があんな間抜けな作戦だったはずがない」
とかスレッド立てたおばかさんがいたなあ。
68名無しさん:2000/07/19(水) 03:09
スピルバーグのシンドラーから続く感動のさせ方に素直にはまった。
でも、次はひっかからないようにしようとも思った。
第一、ドイツは友軍、アメリカは敵国だったんだぞ。
69名無しさん@1周年:2000/07/19(水) 04:15
テレビで見なおしてやっぱり戦争ってやだとおもった。あと、アメリカ人
の戦争観。見方の戦闘機が援護に飛んでくるラスト近く、トム・ハンクスが、
天使が来たというところ。天使なの、おいおい…と、ちょっと日本人
であることを意識した。
70名無しさん@1周年:2000/07/19(水) 04:29
上陸作戦は夜間決行です。
71名無しさん@1周年:2000/07/19(水) 04:41
僕も当時NYで見ました
問題なのはアメリカ人の戦争観
徴兵制度のない日本人と見解が割れますね

58さんの言うようこの映画は反戦として見ない人が多かったですよ
「興奮の戦闘シーン!」をスピルバーグも売りのひとつにしてましたしね
72名無しさん@1周年:2000/07/19(水) 04:41
>67
本物のバカ発見〜〜〜自分の無知を晒した。逝ってよし!
73名無しさん@1周年:2000/07/19(水) 07:02
>72
相当悔しかったんだねぇ。(ップ
かなり叩かれてたもんねぇ、キミ。(ワラ
74>73:2000/07/19(水) 07:37
おいおい、そっとしといてやれよ。彼にはトラウマなんだから(藁)。
75名無しさん@1周年:2000/07/19(水) 08:12
>73

まだログ残ってますか?
URLきぼ〜ん。
76名無しさん@1周年:2000/07/20(木) 05:06
>60
キミ、今スピリッツでやってる「最終兵器彼女」好きでショ。(ワラ
もし知らないで言ってるんなら、それ読んでみな多分気に入るよ。

メジャーな漫画雑誌で連載してる割には、そこそこ良い出来(話しは)だけど
戦闘描写は最悪(戦闘シーンが無い事を言ってる訳じゃない、レギュラーで出
てた自衛官が死ぬシーンとか、街の上空で空中戦が有る回の事)、戦争や軍事の知
識が全く無い人間が書いてる事がよく解る。(だから今の日本で、そこそこ人
気が有るのかな?(笑))
あの漫画は、それ以外はよく出来てるから余計に勿体無い、なんで専門化orマ
ニアの意見を聞かなかったのかな〜。(もし聞いてれば絶対におかしいって言
われてるはず。)
77名無しさん@1周年:2000/07/20(木) 05:16
スピルバーグの映画は皆気がついてるだろうけど・・・
「アメリカは自由の国で最高さ!」ってゆうプロパが
入ってるから見ていて「けっ!」とか言いたくなる。
星条旗はためかせるのが好きみたいだしね。
いい加減にしやがれって感じ。
78ライアン原理主義者:2000/07/21(金) 00:41
>69さん
>天使が来たというところ。天使なの、おいおい…と、ちょっと日本人
>であることを意識した。

私は、やはり「天使」と思いましたよ。
ライアンのクライマックスは、当時の西部戦線の模範例のような戦闘シーンで、
手におえないドイツ陸軍(もしくは武装親衛隊。ミラー大尉達の敵はコッチ)は、
アメリカ陸軍航空隊に蹴散らされるのが通常のパターンでした。
でも、そんな事実を知らずとも、手ごわい敵を一蹴してくれる航空隊は、
自分達を本国へ連れて帰らせてくれる可能性を秘めた、頼もしい救援と思えた事でしょう。


>70
>上陸作戦は夜間決行です。

ノルマンジー上陸作戦(大陸反攻作戦)そのものは、前夜から開始されていたことは確かですが、
(映画途中でも、第101空挺師団が半島中にばらまかれたとの発言がありました)
上陸作戦そのものは、計画では夜明けの予定だったのに、足並みを揃えている間に夜が明けきってしまいました。
そのせいで満潮時を過ぎ、ドイツ軍陣地の遥か遠方から徒歩で攻略しなくてはなりませんでした。
冒頭のシーンでも、上陸障害物の手前から上陸させられてましたね。


>77
>星条旗はためかせるのが好きみたいだしね。

私は、あの星条旗に違う感想を持ちました。
なんつーか、国旗の裏側からライト(自然光)を当ててあるのが、なにか意味があるように感じたのですが……。
あからさまに国旗を侮蔑するのははばかれたのでしょうが、
なんか意図的に薄っぺらく撮ったような気がしてなりません。
っても、この考え方はマニア的に意味を持たせ過ぎるのかなあ?
79みぐ:2000/07/21(金) 06:54
>なんか意図的に薄っぺらく撮ったような気がしてなりません。
うわぁ!!目からウロコ!!
っつーか、勉強になります!!<78サマ。
80太陽に星条旗透かすのって:2000/07/21(金) 11:07
後光じゃねぇのか?アメリカ万歳だと思うが、、、、
8169:2000/07/21(金) 11:22
>78
だから、アメリカにとっては天使、でも私は日本人だからそこでアレと思った
日本人を意識したって、言ってるのですよ。アメリカにとって天使であることが
違うといってるのではありません。

>星条旗
薄っぺらくみせるとみるのはマニア的じゃないですか。
内容からして神が星条旗を祝福している、アメリカもろ万歳って感じにとりました。
82名無しさん@1周年:2000/07/21(金) 11:23
私も78さんに同意見だな。あの星条旗の撮り方は単純な星条旗礼賛ではないと思う。
古いものなのか、かなり色あせてたのも、いろんな含みを持ってると思う。
83私も
星条旗に関しては、78さんに1票。
「天使」は、トム・ハンクスが、自分の任務(ライアンを連れ帰ること)をかわりにやってくれるものとして見えたからそう言ったのではないかと思う。
「ライアン救出」という任務に意味を見出したかったのでは?