修羅の極道 蛇の道―黒澤清ファンの方教えてください
1 :
映画音痴:
先日TVで見たのですが、どうしても内容が理解できないんです。
香川照之は結局最後どうなっちゃったんでしょうか。ラストシーンで
哀川、香川、天才数学少女が出てくるのは回想シーンなんでしょうか?
TVスレッドでも同じ質問していくつかお答えを頂いたので、多少
疑問は解決したのですが。しかし、あの塾の生徒(天才少女)はどういう
役割を背負っているのかしら?どうしても気になってしまってます。
2 :
名無しさん:2000/02/09(水) 20:43
考えるな、感じるんだ!
そうやって黒沢はフランス人をだまくらかしているんだ!
3 :
>1:2000/02/09(水) 21:06
>香川照之は結局最後どうなっちゃったんでしょうか。
娘が惨殺されるビデオを見せられて、気が狂った。鎖に繋がれたまま、放置。
あのままだと、そのうち死ぬでしょうが、そこまでは描かれていない。
>ラストシーンで哀川、香川、天才数学少女が出てくるのは回想シーンなんでしょうか?
そうでしょう。娘が殺されて、途方に暮れていた香川が、哀川に出会った場面でしょうな。
>2
あれは、黒沢清より、脚本の高橋洋のカラーの方が強いでしょう。お話的には。
4 :
しのごの言わずに:2000/02/10(木) 02:00
続編(?)の『修羅の狼 蜘蛛の瞳』を観なさい。
もっとわかんないから。とんでもないから。
5 :
名無しさん:2000/02/10(木) 03:00
新島は、ビデオを見て自我が崩壊した宮下を解き放ち、
廃人として生きることを強いる。
ある日、街を徘徊する宮下は、偶然あの場所で新島と再会するが、
新島のことを思い出すことはできなかった……。
という解釈も可能だと思う。
廃人となった後、食べ物を与えられずに死んでいくことよりも、
むしろ廃人として生き続けることの方が地獄なのかもしれない。
6 :
>5:2000/02/10(木) 03:02
なるほど。そっちの解釈の方が面白いね。
7 :
映画音痴:2000/02/10(木) 07:30
1です。
5さんの解釈、何となくしっくりします。
最初はVシネマの極道ものかなんかかと思って(ごめんなさい)、
とりあえず他に見るものも無いのでつけてたんです。
でも、見始めたらやめられなくなってしまって。
続編もあるんですね。怖いな。でも見てみようかな…。
哀川翔って今何してるんでしょうか。
8 :
>7:2000/02/10(木) 09:58
哀川翔は最近じゃ『DEAD OR ALIVE』で竹内力と共演してるよん。
それよか、『蜘蛛の瞳』観なはれ! そしてここに感想を書きなはれ。
9 :
名無しさん:
最近見直したら、とても分かりやすく感じました。
映画館ではあのまがまがしい雰囲気にあてられて、
ほとんど理解力が停止していたようで。
ラストは彼岸なのではないですか。あの少女は哀川の殺された娘。
平然と幻想と現実が混在しているんだ…と感じたのですが。
「蜘蛛の瞳」はよりサーヴィス精神に溢れていたと思います。
哀川と大杉漣の乗った車とのやりとりが爆笑モノ。