【町山智浩】<映画の見方>がわかる本【検証】

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1名無シネマさん
町山智浩の映画評論を検証するスレです。
・<映画の見方>がわかる本
・ブレードランナーの未来世紀
・その他の町山智浩の映画評論すべて
が検証の対象です。
2名無シネマさん:2014/06/26(木) 19:48:58.75 ID:nnAhi5bC
ポイント
・できるだけ出典を明記すること
・引用部分は>などでわかりやすく
・要点を簡潔にまとめる
・【疑問点】【町山回答待ち】などをレスの頭に入れた方がいい
3名無シネマさん:2014/06/26(木) 19:50:43.99 ID:nnAhi5bC
【疑問点】
364 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/06/02(月) 14:02:51.75 naF5PZZn
町山智浩「<映画の見方>がわかる本」

町山智浩「<映画の見方>がわかる本」
第5章『時計じかけのオレンジ』
P136キューブリックのインタビューの引用部分

「私は『時計じかけ〜』で問いかけを残している。選択できない問いを。
人間の本性が邪悪だからといって、その自由意思を制限することが
許されるのか? 自由意思のない者を人間と呼ぶことができるのか?」


「<映画の見方>がわかる本」の巻末に参考文献としてあげられている
Stanley Kubrick Interviews
P122

"The essential moral of the story hinges on the question of choice,
and the question of whether man can be good without having the choice to be
evil, and whether a creature who no longer has this choice is still a man."

上の町山訳とキューブリックの原文を見比べて欲しい。
町山訳に出てくる「自由意思」などとは、キューブリックは一言も言ってない。
キューブリックのキーワードは「the question of choice」で、これは「選択の問題」。
そうすると町山訳の2つめの文「選択できない問いを。」は意味をなさない。


365 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/06/02(月) 15:33:32.45 W3iaY8hl
「人間の本性が邪悪だからといって、」というのもどっから?
そこは、「邪悪になるという選択肢を持たずして、人は善良たりえるのか」だろ
「制限」てどっからいきなり出てきたんだ?
4名無シネマさん:2014/06/26(木) 19:51:41.92 ID:nnAhi5bC
【疑問点】
749 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/06/07(土) 13:28:33.51 hQxm1AW9
「〈映画の見方〉がわかる本」で町山がキューブリックの主張としている発言

「私は『時計じかけ〜』で問いかけを残している。選択できない問いを。
人間の本性が邪悪だからといって、その自由意思を制限することが許されるのか?
自由意思のない者を人間と呼ぶことができるのか?」

今回のはてなエントリーで引用されたキューブリックの発言

「この映画の中心にあるのは自由意志についての問いに他ならない。
善悪を自分で選ぶことができなければ人間性は失われてしまうのでは? 
タイトルが示すように時計じかけのオレンジになってしまうのでは? 」


「人間の本性が邪悪だからといって」に類する発言がありませんが・・・
というかキューブリックは一貫して人間の本性の未決定性について
そして善悪を判断すること自体の相対性について語っているように思うのだが

町山さーん!また別の出典があるならそれを出した方がいいんじゃないかなw
5名無シネマさん:2014/06/26(木) 19:52:51.58 ID:nnAhi5bC
【疑問点】
729 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/06/07(土) 03:21:12.98 jRW/DDdy
よく話が見えてないんだが、
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20140603
6月3日付けのこのキューブリックのエントリーと
ここでの話はどうつながるの?

739 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/06/07(土) 11:50:18.81 lbeXuafI
>>736
その前の6月2日に
>>364の指摘があって

2ちゃんねるなんか見てなくて
愛人問題にはだんまりの町山さんが
どういう風の吹き回しか
6月3日のエントリーを書いたとw


740 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/06/07(土) 11:59:58.74 lbeXuafI
そもそもジーン・シスケルのインタビューの部分に
マイケル・シメントのインタビューを混ぜ込むこと自体おかしい
捏造と言われても反論できない

しかもマイケル・シメントの方は巻末の参考文献リストには
載せてないからこれは著作権侵害だぞ

※ ここでてくる「マイメル・シメント」とは
「Kubric」の著者ミシェル・シマン(Michael Ciment)のこと
町山氏のはてなブログにおいては当初そのように書かれていた(現在は修正済み)
6名無シネマさん:2014/06/26(木) 19:54:02.76 ID:nnAhi5bC
【疑問点】
231 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/06/13(金) 00:03:08.67 FJJXij3C
町山智浩「<映画の見方>がわかる本」
第3章「猿の惑星」
P76原作者ピエール・ブールの経歴について

>ピエール・ブールはビルマでプランテーションを経営していたが、
>第二次世界大戦で日本軍がビルマを占領すると、捕虜として
>強制労働キャンプに送られ、日本人から家畜以下の扱いを受けた。

Wikipediaによると
>1936年から1939年まで英領マラヤにあるゴム園の監督者として働いた。

>1939年に第二次世界大戦は始まるとフランス領インドシナでフランス軍に徴兵される。

>ナチス・ドイツがフランスを占領し、仏印の植民地政府が親独派のヴィシー政権の
>側に付くと、彼はシンガポールに逃れドイツとの抗戦を訴える自由フランス軍に加わっている。

>インドシナで工作活動を行っていたブールを捕えたのは日本軍であったが、
>ヴィシー政権寄りの立場を示していた仏領インドシナ植民地政府と仏印に
>進駐していた日本軍との間の協定により、フランス人であるブールの身柄は
>日本軍からフランス軍に引き渡されたのであろうと推測している。

※ビルマにいたことはないはず
※フランス人だから日本軍にこき使われた可能性は低そう
7名無シネマさん:2014/06/26(木) 19:54:47.69 ID:nnAhi5bC
【疑問点】
236 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/06/13(金) 00:39:18.60 FJJXij3C
町山本続き

>ブールがその体験を描いた小説『戦場にかける橋』は一九五七年に映画化され、
>アカデミー賞を受賞している。『猿の惑星』も、農園でアジア人を使っていたブールが
>コキ使われたという「立場の逆転」経験を元にしているといわれる。

もうちょっと検証を続けましょうね

239 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/06/13(金) 00:50:16.88 37jW2dXu
>ブールがその体験を描いた小説『戦場にかける橋』

ああ、これは完全に嘘だなw
かりに捕虜になった時期にが一瞬でもあったとしても
「戦場にかける橋」自体はほぼフィクションなのが確認されている
現在観光地として残ってる橋は別物
8名無シネマさん:2014/06/26(木) 19:55:46.24 ID:nnAhi5bC
【疑問点】
253 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/06/13(金) 09:20:20.91 yr8YEpXa
New York Timesに掲載された訃報記事(February 1, 1994)

Pierre Boulle, Novelist, Is Dead; Author of 'River Kwai' Was 81
By WILLIAM GRIMES
Published: February 1, 1994
http://www.nytimes.com/1994/02/01/obituaries/pierre-boulle-novelist-is-dead-author-of-river-kwai-was-81.html

In 1943, while trying to float down the Mekong River on a raft and
make his way into Hanoi, he was captured by the Vichy French and sentenced
to life at hard labor. While in prison, he began keeping a diary on scraps of paper

295 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/06/13(金) 23:27:40.70 5/lrnGT9
戦場にかける橋のウィキにはこうあるなあ。
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Bridge_over_the_River_Kwai
Boulle had been a prisoner of the Japanese in Southeast Asia
(ピエール)ブールは日本軍の捕虜になったことがある
9名無シネマさん:2014/06/26(木) 19:56:59.18 ID:nnAhi5bC
【疑問点】
298 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/06/13(金) 23:36:44.60 5/lrnGT9
もっと詳しい記事があった。
http://www.findagrave.com/cgi-bin/fg.cgi?page=gr&GRid=12676771
In 1943 Boulle was captured by Vichy loyalists on the Mekong River
and became a prisoner of the Japanese; he endured months of slave labor
before his escape the following year.
1943年、ブールはメコン川でヴィシー政権側に捕えられ、日本の捕虜になった。
そして翌年に脱走するまで奴隷労働に耐えなければならなかった。

300 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/06/13(金) 23:51:22.12 37jW2dXu
出典がwiki以上にはっきりしない記事だが
それが正確だとしても

>ピエール・ブールはビルマでプランテーションを経営していたが、
>第二次世界大戦で日本軍がビルマを占領すると、捕虜として
>強制労働キャンプに送られ

というのは全然違うよなw
レジスタンスに参加したのち捕まったという事なんだから

>During World War II he served with the French Army
and later with Free French forces in China, Burma, and French Indochina.
According to some sources
he was also involved in espionage under the name Peter John Rule.
10名無シネマさん:2014/06/26(木) 19:57:27.76 ID:nnAhi5bC
【町山回答待ち】
※ この件に関してははてなにおいて質問が行われた
http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20140613210625
が、現時点で回答はない
11名無シネマさん:2014/06/26(木) 20:00:49.50 ID:nnAhi5bC
【疑惑】
町山智浩「<映画の見方>がわかる本」
第3章『猿の惑星』と
参考文献としてあげられている
エリック・グリーン著「猿の惑星隠された真実」の一致点

第3章の見出し→「隠された真実」の対応ページ

『猿の惑星』家畜人ヤフーの星
原作の猿は日本人だった→※根拠不明※
サーリング得意の逆転世界→P31,P33
人種戦争の時代
白人の象徴チャールトン・ヘストン→P56,P66
アカ狩りの復讐→P35
猿種的ヒエラルキー→P47,P38
「人間はとうとうやっちまったんだ!」→P34

輪廻する「猿の惑星」サーガ→P83,P84,P89
『続・猿の惑星』核爆弾は平和の神→P92,P102
『新・猿の惑星』コーネリアス夫妻は聖家族→P116
『猿の惑星・征服』猿のマルコムX→P127,P130,P160,P126,P169,P170,P171
『最後の猿の惑星』猿も猿を殺す→P181,P224,P225
『2001年宇宙の旅』と『猿の惑星』

町山智浩「<映画の見方>がわかる本」 第3章『猿の惑星』は
7割がエリック・グリーン著「猿の惑星隠された真実」からの
引き写しではないか?
12名無シネマさん:2014/06/26(木) 23:30:13.23 ID:jbpohfV0
いえーいアホの町山見てるー?
13名無シネマさん:2014/06/29(日) 18:01:13.25 ID:/5EMucwB
【疑問点】猿の惑星

町山智浩「<映画の見方>がわかる本」
第3章『猿の惑星』91ページ

>『最後の猿の惑星』のエピローグはそれから約六百年後、西暦二六七〇年の地球。

>たしかなのは、その三年後に地球に帰還するはずのテイラーが見るものは、
>もはや猿の惑星ではなく、人と猿の惑星だということだ。

第一作『猿の惑星』の冒頭でテイラーが独白する際、地球時間の表示は2673年。
最終作『最後の猿の惑星』のエピローグは2670年だが、これは時の流れの
円環を示しているだけで、コールドスリープに入るテイラーが3年後に
地球に帰還する設定であると解するのは間違いである。
14名無シネマさん:2014/06/29(日) 18:07:01.18 ID:/5EMucwB
【事実誤認?】時計じかけのオレンジ

町山智浩「<映画の見方>がわかる本」
第5章『時計じかけのオレンジ』
P133原作小説イギリス版の最終章(アメリカ版ではカット)について

>キューブリックは撮影直前にバージェスからイギリス版を
>渡されたが最終章を読んで「これは蛇足だ」と却下した。


「<映画の見方>がわかる本」の巻末に参考文献としてあげられている
キューブリック全書
P246

>撮影に入ってから四ヶ月後まで、キューブリックが
>その存在を知らなかった章があった。

>キューブリックは、この追加部分は「説得力がなく、
>原作のスタイルと意図に一致していない」と考えていた。


×撮影直前→○撮影に入ってから四ヶ月後
「蛇足」は英語でなんと言うのでしょうか?
15名無シネマさん:2014/06/29(日) 18:08:29.56 ID:/5EMucwB
【事実誤認?】時計じかけのオレンジ

町山智浩「<映画の見方>がわかる本」
第5章『時計じかけのオレンジ』
P124キューブリックに原作を渡した人物

>『博士の異常な愛情』(六四年)の撮影中、脚色を担当した
>テリー・サザーンが彼に『時計じかけ〜』の本を手渡したのだ。
>キューブリックはそれをしばらく書棚に突っ込んでおいたが、
>『2001年宇宙の旅』(六八年)の製作中、ふと読み始めたら
>夢中になって一気に読了してしまった。


「<映画の見方>がわかる本」の巻末に参考文献としてあげられている
キューブリック全書
P227

>その頃、『博士の異常な愛情』の共同脚本家、テリー・サザーンが
>キューブリックに『時計じかけのオレンジ』のアメリカ版を送った。

「その頃」とは、『2001年宇宙の旅』の撮影が終わり次の映画の準備をしていた頃
16名無シネマさん:2014/06/29(日) 18:09:24.28 ID:/5EMucwB
【事実誤認?】時計じかけのオレンジ

町山智浩「<映画の見方>がわかる本」
第5章『時計じかけのオレンジ』
P134映画公開後の事件

>まずランカッシャーで、オランダから来ていた十七歳の少女が
>少年たちに輪姦された。犯人たちは犯行の最中『雨に唄えば』
>を口ずさんでいた。


「<映画の見方>がわかる本」の巻末に参考文献としてあげられている
キューブリック全書
P238

>不良少年たちは『雨に唄えば』を歌っていたという
>ランカシャーでレイプされた十七歳のオランダ人少女
>の訴えに対し、目撃者たちは残念ながら誰もそれを
>裏付ける証言をしなかった。
17名無シネマさん:2014/06/29(日) 18:10:02.82 ID:/5EMucwB
【事実誤認?】時計じかけのオレンジ

町山智浩「<映画の見方>がわかる本」
第5章『時計じかけのオレンジ』
P135映画の上映禁止

>キューブリックは、七四年、自ら配給元のワーナー・ブラザーズ
>に『時計じかけ〜』をイギリス国内では永遠に上映しないように
>約束させた。この『封印』は九三年まで続いた。


「<映画の見方>がわかる本」の巻末に参考文献としてあげられている
キューブリック全書
P241

>四分の一世紀以上の上映禁止の後、キューブリックのほとんど
>一周忌にあたる二〇〇〇年三月一七日に、『時計じかけのオレンジ』は、
>二五〇本のプリントで大々的に再公開された。
18名無シネマさん:2014/06/29(日) 18:14:55.14 ID:/5EMucwB
参考文献が常に正しいとは限りませんが、
町山説が正しいとする根拠を示して欲しいところです。

また>>15に対して
町山氏はブログで以下のようなエントリーを示しましたが、
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20140603

1971年、『サタデー・レビュー』掲載のスタンリー・キューブリックのインタビュー

ペネロープ・ヒューストン 
アンソニー・バージェスの原作(『時計じかけのオレンジ』)は
1962年に出版された時に読みました?

キューブリック 
最初に読んだのは2年半前だ。テリー・サザーンからもらったんだ。
『2001年宇宙の旅』の撮影中に。

※このインタビューが掲載されたのは『サタデー・レビュー』の
1971年12月号で、その2年半前というと1969年6月頃となる。

『2001年宇宙の旅』の公開は1968年なので

>『博士の異常な愛情』(六四年)の撮影中、脚色を担当した
>テリー・サザーンが彼に『時計じかけ〜』の本を手渡したのだ。
>キューブリックはそれをしばらく書棚に突っ込んでおいたが、
>『2001年宇宙の旅』(六八年)の製作中、ふと読み始めたら
>夢中になって一気に読了してしまった。

という町山説とはいろいろな点で齟齬を来しています。
19名無シネマさん:2014/07/01(火) 09:18:42.27 ID:ypQAUAwC
【自己矛盾】「時計じかけのオレンジ」の原作について

テリー・サザーンがキューブリックに「時計じかけのオレンジ」の
原作本を渡したというくだりは、「映画の見方がわかる本」の
スピルバーグに関する章(第9章「未知との遭遇」224ページ)にも登場します。

しかし、

>テリー・サザーンは、スタンリー・キューブリックの『博士の異常な愛情』
>(六四年)を脚色し、『2001年〜』の撮影現場に訪れて『時計じかけのオレンジ』
>の小説を手渡した男だからだ。

と書かれていますが、これは以下の記述(124ページ)と矛盾します。

>『博士の異常な愛情』(六四年)の撮影中、脚色を担当した
>テリー・サザーンが彼に『時計じかけ〜』の本を手渡したのだ。


また、参考文献としてあげられている「キューブリック全書」では

>その頃、『博士の異常な愛情』の共同脚本家、テリー・サザーンが
>キューブリックに『時計じかけのオレンジ』のアメリカ版を送った。

と、「手渡した」のではなく、「送った」とされています。

「送った」よりも、「撮影現場で手渡した」の方がドラマチックでは
あるとは思いますが、こうした記述の根拠となる資料を示していただきたい
と思います。
20名無シネマさん:2014/07/04(金) 20:52:23.80 ID:CBA4TYI3
【そんなこと言ってない】グレムリン

町山智浩「ブレードランナーの未来世紀」
第5章『グレムリン』
P56試写会の出来事

>実際、アメリカでの一般試写では幼い娘を連れた母親が残虐シーンに
>度肝を抜かれて、娘の腕をつかんで客席を飛び出し、
>「あんたたち、とんでもないものを子どもに見せるわね!」
>とダンテにつかみかかったという。
>「でも、その女の子は早く客席に戻って、続きが観たくてしょうがないって顔してたけどね」

参考文献としてあげられている『オニオン』紙のインタビューは
「2000年11月29日」という日付が合致することから
このサイトにあげられているものだと思いますが、
http://www.avclub.com/article/joe-dante-13689

There was actually an incident at the screening of the picture
at the studio where, after the microwave scene, some woman stormed out
with her child. She just came running right past me. The kid didn't want
to go, and a couple of minutes went by, and the kid runs back
in the theater having apparently escaped her mother, and goes and hides
somewhere in the theater. And the mother comes and stands next to me
fuming by the door, because there's no way she's going to be able to find
her kid. She's going to have to stick around and finish the picture.

このジョー・ダンテのインタビューでは、試写会で親子連れが飛び出してきたものの、
しばらくするとその子供は親から逃れて一人で試写室に戻り「グレムリン」を
最後まで見続けた、と微妙に内容が違います。
『グレムリン2』のDVDのオーディオ・コメンタリーの1時間08分のところでも
子供は試写室に戻って映画を最後まで見た、とジョー・ダンテは語っています。
21名無シネマさん:2014/07/04(金) 20:54:39.56 ID:CBA4TYI3
【そんなこと言ってない】グレムリン

町山智浩「ブレードランナーの未来世紀」
第5章『グレムリン』
P57悲劇なのか、喜劇なのかわからないシーン

フィービー・ケイツ演じるケイトがクリスマスのおかしくも悲しい思い出を
語るシーンについて、町山氏は以下のように記述しています。

>これは悲しいシーンなのか? おかしなシーンなのか? まさにダンテ
>らしさの真骨頂だ。ワーナー・ブラザーズは観客を戸惑わせるこのシーン
>の削除を求めたが、ダンテは拒否した。スピルバーグは、
>「君が監督なんだから、どうしてもこのシーンが必要なら残したまえ」
>と味方してくれた。「僕にもこのシーンはさっぱりわからないけどね」

最後の「僕にもこのシーンはさっぱりわからないけどね」という発言は
ダンテの発言とみなすことができますが、その真意がわかりません。
22名無シネマさん:2014/07/04(金) 20:56:22.24 ID:CBA4TYI3
そこで「グレムリン」DVDのオーディオ・コメンタリーで確認すると
1時間19分のところから、ダンテがこのシーンについて言及しています。
それを、映画会社やスピルバーグとのやりとりは除いて、書き出すと、

>僕の考えでは映画のトーンを決める
>重要なセリフだった
>他人の話は笑えるが自分なら笑えない
>考え方によって感じ方は違う

>「悲劇か喜劇か分からない」と言われたが−−
>僕はそこが面白いと思った
>だから頑固に譲らなかったんだ
>これこそ映画の神髄を伝える場面だ

>でもあのシーンを削ったら−−
>ダメだと思ったんだ

「僕にもこのシーンはさっぱりわからないけどね」という発言は
見つからないどころか、ダンテはコメンタリーでも熱心に、
このシーンの必要性を語っています。

ダンテは、このシーンは「視点によって見方の変わるシーン」だと言って
いますが、このシーンの何が「さっぱりわからなかった」のか、
さっぱりわかりません
23名無シネマさん:2014/07/04(金) 20:57:26.61 ID:CBA4TYI3
【隠れ参考文献?】グレムリン

町山智浩「ブレードランナーの未来世紀」
の巻末を見ると第5章『グレムリン』の参考文献としてあげられているのが

映画本編
オニオン紙のジョー・ダンテのインタビュー
「グレムリン特別編」DVD
「グレムリン2/新・種・誕・生 特別編」DVD
「*アニメーションに関する記述は、ふこをさんの監修を受けました」

だけなのですが、これだけでは第5章の情報を満たすには文献が
不足しているようにも思われます。

もし、キューブリックの章のミシェル・シマンによるインタビューのような
「隠れ参考文献」などがあるのなら示して欲しいところです。
24名無シネマさん:2014/07/04(金) 23:05:37.79 ID:8GgrwVK5
>>21
> 最後の「僕にもこのシーンはさっぱりわからないけどね」という発言は
> ダンテの発言とみなすことができますが、

いや、それは文脈的にスピルバーグの発言でしょう。
25名無シネマさん:2014/07/15(火) 01:13:13.51 ID:Kvf35t0A
まず結論から言うと
スピルバーグもそんなこと言ってない
です

というか、そもそも示されている参考資料には
スピルバーグは「話者」としては登場していません

資料に出てくるスピルバーグにまつわるエピソードは
すべてジョー・ダンテやスタッフが語ったものですから
それがわかるように記述されていないと不自然に感じます

町山氏は、スティーヴン・スピルバーグ氏と懇意にされていて
独自に情報を入手できたということなのでしょうか?
26名無シネマさん:2014/07/15(火) 01:18:14.55 ID:Kvf35t0A
【事実誤認?】未知との遭遇

本スレでも話題になっているスピルバーグはトリュフォーの「大人は判ってくれない」
に影響を受けた件についてですが

映画の見方がわかる本231ページ http://i.imgur.com/Niwpo00.jpg

「映画の見方がわかる本」の「未知との遭遇」の章の
参考文献としてスピルバーグの伝記が二作あげられています
Joseph McBride "Steven Spielberg: A Biography" 1997
Philip Taylor "Steven Spielberg" 1999

このうち
Joseph McBride "Steven Spielberg: A Biography"
http://www.amazon.co.jp/dp/B005XLU9DY
の第三版がkindleで購入できたのでざっと確認してみました

子供の頃のスピルバーグは映画はヒッチコック、
SF小説はハインライン、アシモフ、クラークが好きだった

トリュフォーに関しては、学生時代に影響を受けた映画が
Shoot the piano player (ピアニストを撃て)
Jules and Jim (突然炎のごとく)
Stolen Kisses (夜霧の恋人たち)

またトリュフォーを「未知との遭遇」に出演させるきっかけとなった映画が
Day for Night (アメリカの夜)
The Wild Chld (野生の少年)

以上の映画についてしか触れられておらず
「大人は判ってくれない」(The 400 blows)は登場しません
もう一冊の伝記についても確認したいところです
27名無シネマさん:2014/07/15(火) 01:20:09.36 ID:Kvf35t0A
この「未知との遭遇」の章の参考資料は
二冊の伝記と「未知との遭遇」DVDしかありません

また続編の「ブレードランナーの未来世紀」の多くの章も
数冊の伝記とDVDのオーディオコメンタリーを混ぜ合わせて
書かれただけのような気がしてなりません
28名無シネマさん:2014/07/17(木) 21:24:38.44 ID:sFqAGaNc
>>25
> まず結論から言うと&nbsp;スピルバーグもそんなこと言ってない&nbsp;です

ありがとうございます。
単純に、引用されている文面からだと
スピルバーグ発言として書いているように読めましたが、
そこも怪しいんですね。
29名無シネマさん:2014/07/17(木) 21:59:51.03 ID:JXcCf5s6
「俺はりんごを食う。つまりアップルだ」
名言w

後者のアップルがMacintoshのアップルになるらしい。「りんごを食う」つまり「Macintoshだ」って例文にしてもメチャクチャw

例文にするならこうじゃない?
「俺はフル・フロンタルだ。つまり素っ裸だ。」
これをまっちーは
「俺はフル・フロンタルだ。つまりフルに前面だ」
と言ってしまった。それだけ

frontal=前面
30名無シネマさん:2014/07/21(月) 05:17:07.71 ID:bEGk2DpY
>>25
>スピルバーグは、
>「君が監督なんだから、どうしてもこのシーンが必要なら残したまえ」
>と味方してくれた。「僕にもこのシーンはさっぱりわからないけどね」
これは

「神よ感謝します」とAは言った。「アーメン」

みたいに、話者を特定する言葉が一段落の最初の文章にだけあるタイプの
翻訳調の文体(おそらくダンテの言葉がこの構文になっていたのだろう
だから「わからない」の主語はスピルバーグでFA
ダンテがスピルバーグに言われた内容を解説を交えつつ繰り返している、という態だろう

ただスピルバーグが本当にそういったかどうかはダンテとスピルバーグ以外はわからないと思うが
31名無シネマさん:2014/07/21(月) 07:56:25.14 ID:PnJ0lgew
まあ一次資料あるの?というハナシやね。
根拠なしで書いてるなら完全に捏造だけど。。。
32名無シネマさん:2014/07/21(月) 21:16:45.84 ID:8HjcPpdy
【事実は?】ロボコップ

町山智浩「ブレードランナーの未来世紀」
第7章『ロボコップ』
P195-196スピルバーグの手紙

ロボコップ(1987年)を監督したポール・ヴァーホーヴェンは、
オランダでは物議を醸す映画を撮る監督として知られていました。
そんなヴァーホーヴェンにスピルバーグがコンタクトをとります。

>スピルバーグは、オランダにこんな電話をかけてきた。
>「あなたのような才能にはオランダでは狭すぎます。ハリウッドに来てください」

この節の見出しは「スピルバーグの手紙」となっているのですが、
町山氏の文章においてはスピルバーグからの「手紙」は登場せず、
「電話」だけが紹介されています。

スピルバーグから来たのは「手紙」だったのか、「電話」だったのか?

10 Things You Didn't Know about Paul Verhoeven
http://www.ghosts.org/verhoeven/reasons.html
when Paul was still making Dutch films, Steven Spielberg called him
and encouraged him to try his hand in America.
33名無シネマさん:2014/07/21(月) 21:21:32.10 ID:8HjcPpdy
【事実は?】ロボコップ

町山智浩「ブレードランナーの未来世紀」
第7章『ロボコップ』
P196ホモレイプ?

>八〇年春、ヴァーホーヴェンは初めてアメリカの地を踏んだ。
>最初、スピルバーグは親友のジョージ・ルーカスに
>『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』の監督として
>推薦しようと思ったが、やめた。
>「だって『スペッターズ』みたいにジェダイがホモレイプし始めたら困るからね」

この話者は、やはりスピルバーグなのでしょうか?

『スペッターズ』(1980年)というのは、ヴァーホーヴェンが監督した
映画でホモレイプ・シーンが登場するらしいのですが、本当に
スピルバーグはこんなことを言ったのか?

"I suppose he was scared," Verhoeven would later comment,
"that the Jedi would immediately start fucking."
http://www.empireonline.com/reviews/essays/essay.asp?FID=132676

このコメントは、ヴァーホーヴェンが推測として言ってるんですね。
しかも"fuck"とは言ってますが、「ホモレイプ」とは言ってない。

別のソースでは、ヴァーホーヴェンの推測として、
「ジョージ・ルーカス」が嫌がったことになってます。

Verhoeven made the following comments to the media:
"I guess George was a afraid the Jedi would start fucking rightaway"
http://www.cookdandbombd.co.uk/forums/index.php?topic=18308.100;wap2
34名無シネマさん:2014/07/29(火) 10:30:22.15 ID:q1rZ+ZHQ
【事実は?】未知との遭遇

町山氏が参考にした資料ではないものですが、
ジョン・バクスターによるスピルバーグの伝記
『地球に落ちてきた男 スティーブン・スピルバーグ伝』を
読んでいたら、『未知との遭遇』の章でトリュフォーが
取り上げられていたので、その部分を引用しておきます。

>トリュフォーがスピルバーグに会ったときの第一印象は、
>アメリカの映画監督の例にもれず、彼も海外の映画について
>ほとんど何も知らないというものだった。

>スピルバーグは、フランスで一番好きな監督はルルーシュだと
>打ち明けた。ルルーシュの甘ったるくけばけばしい表現方法を
>トリュフォーは非常に嫌っていた。

>スピルバーグが『リオの男』の監督フィリップ・ド・ブロカに
>ファンレターを書いたことも、トリュフォーにとっては嬉しく
>ないことだった。

>スピルバーグはジャン−ポール・ベルモント主演のアクション・
>コメディ『リオの男』を九回も見て、こんなすばらしい映画は
>いままでになかったし、これからもないだろうと手紙に書いた
>のである。
35名無シネマさん:2014/08/02(土) 00:39:14.02 ID:AZ0ci4+V
883 :名無シネマさん:2014/07/30(水) 09:01:04.47 ID:ERj+y3kq
やたらとフランクに語るスピルバーグ
会ったこともないのに

886 :名無シネマさん:2014/07/30(水) 11:29:04.85 ID:RywYO2hh
>>883
「スピルバーグは僕ですから!わかるんですよ」って何回も聞いたなぁ
タランティーノの一人称も勝手に「オイラ」にしたの初めて読んだ時も気持ち悪すぎて鳥肌立ったな

887 :名無シネマさん:2014/07/30(水) 11:31:50.04 ID:aVtXr9Yr
>「スピルバーグは僕ですから!わかるんですよ」って何回も聞いたなぁ
そのくせ「戦火の馬」とか第一次大戦薀蓄だけ書いて逃げてたようなw

888 :名無シネマさん:2014/07/30(水) 12:30:41.64 ID:wjGwyZ4R
町山さんは
霊能者なんですか?w

890 :名無シネマさん:2014/07/30(水) 13:15:46.98 ID:aVtXr9Yr
「スピルバーグは僕」なら、もっと深いところを「解説」できるんでは?
よもや通過儀礼と宗教モチーフが見つけられないとなんにも語れんということもあるまいに

954 :名無シネマさん:2014/07/31(木) 14:21:01.67 ID:EYMww0We
脳内スピルバーグですか!w
36名無シネマさん:2014/08/13(水) 09:05:38.19 ID:hEFaWdv7
【正しくは?】フルメタル・ジャケット

少し前のことですが、キューブリックの『フルメタル・ジャケット』の
題名にふれた町山氏の文章が話題になりました。町山氏の

<第17回>『光あれ(Let There Be Light)』
http://www.shueisha-int.co.jp/machiyama/?p=625

というコラムにおいて、当初は、

>心を守る冷たく無感動な鋼鉄の鎧をつけさせるのだ。
>つまりフルメタル・ジャケットを。

と書かれていた部分を、とあるtwitterユーザーの指摘を受け、町山氏は、

>心を守る冷たく無感動な鋼鉄の鎧をつけさせるのだ。
>柔らかい鉛の弾頭が変形して貫通力が弱まるのを防ぐために、
>銅で覆った「フルメタル・ジャケット(完全被覆弾)」のように。

と訂正しました。そして、町山氏が、このtwitterユーザーとのやりとりの中で
十年ほど前に「フルメタル・ジャケット」について書いた記事について
言及していたので探してみたところ、それが『映画秘宝』2004年4月号
に掲載されていることがわかりました。

その『映画秘宝』を取り寄せてみると、次のように書かれていました。

>生き残るにはハードな心でなければ。
>銅で完璧に包まれたフルメタル・ジャケット
>(完全被甲弾)のように。

と、修正後の内容に近い記述がなされていました。
37名無シネマさん:2014/08/13(水) 09:08:56.45 ID:hEFaWdv7
ところで、問題なのは、この続きです(注、『ショート・タイマーズ』は原作小説のタイトル)。

>『ショート・タイマーズ』ではタイトルとして弱いと思った
>キューブリックは銃のカタログをめくっているとき、
>フルメタル・ジャケットのライフル弾を見て、映画の題名とした。

町山氏はキューブリックが「ライフル弾を見て、映画の題名とした」
と書いています。この部分は間違いでは無いのですが、正確では無いようです。

町山氏の『<映画の見方>がわかる本』の『時計じかけのオレンジ』の章の参考文献
としてお馴染みの『キューブリック全書』の303ページには次のような記述があります。

>ハーによれば、キューブリックが「フルメタル・ジャケット」
>という言葉を見つけたのは銃のカタログで、そこに鉛の
>小銃弾を包む銅製の鞘(さや)を記述するのに使われていた。

ハーというのは脚本を担当したマイケル・ハーのことで、この記述の元ネタは以下の文章です。

The Forward to Full Metal Jacket by Michael Herr
http://www.visual-memory.co.uk/amk/doc/0079.html
At least from the day that Stanley saw the phrase "full metal jacket"
in a gun catalogue and found it "beautiful and tough, and kind of poetic,"
he had taken the book and the script, the cast and the technicians, into his obsession.

町山氏は、「ライフル弾を見て」と書いたわけですが、
ハーがわざわざ「the phrase "full metal jacket"」と記述しているように、
キューブリックは、銃のカタログに"full metal jacket"というフレーズを見つけ、
それを"beautiful and tough, and kind of poetic"と感じて、映画の題名に採用したわけです。

つまり、映画の題名としての「フルメタル・ジャケット」は、
ライフル弾(完全被甲弾)だけを指し示すものと狭く受け取るのではなく
「詩的に」多様に解釈する方が正しいと言えそうです。
38名無シネマさん:2014/08/31(日) 22:07:19.28 ID:NH8e25Xc
【デブは醜い?】ヒッチコック『めまい』

町山氏の『トラウマ恋愛映画入門』は、その多くの章が
「粗筋しか書いていない」と批判されていますが、
ヒッチコックの『めまい』を取り上げた章
「ヒッチコックはなぜ金髪美女を殺すのか?」は
なかなか読み応えがあります。

というのも、この章に関してはネタ本があるんですね。

それは生前のヒッチコックと親交のあった映画ジャーナリストの
ドナルド・スポトーがヒッチコックの死後の1983年に出版した
"The Dark Side of Genius: The Life of Alfred Hitchcock"という本の
邦訳版『ヒッチコック―映画と生涯』です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4152033533/
http://www.amazon.co.jp/dp/4152033541/

この本の『めまい』、『鳥』の部分をうまくまとめてあるわけです。

しかし、『トラウマ恋愛映画入門』と『ヒッチコック―映画と生涯』を
読み比べているうちに、あることに気がつきました。

ヒッチコックが女性に対して奥手であったことを示す記述ですが、
まず『トラウマ恋愛映画入門』の86ページより

>ヒッチコックは監督として成功してから、美しい女優と恋愛する
>チャンスもあったが、スポトーによると「自分は醜いと思いこみ、
>最初から恋愛をあきらめていた」という。
39名無シネマさん:2014/08/31(日) 22:08:10.84 ID:NH8e25Xc
ところがスポトーの『ヒッチコック―映画と生涯』下巻152ページには
次のように記述されています。

>また肥満した体のために女性を寄せつけないところがあるため、
>女性たちからの(だいたいは想像上の)誘惑からも、
>他の男との競争からも逃れることができた。

「美醜」の感覚とは主観であるため、町山氏の主観では
「肥満」=「醜い」のかもしれませんが、ここはいちおう
「スポトーによると」と断っているわけですから、

>スポトーによると「肥満した体のために女性が寄りつかない
>と思いこみ、最初から恋愛をあきらめていた」という。

とすべきではなかったかと思いますが、いかがでしょうか?
40名無シネマさん:2014/08/31(日) 22:09:13.66 ID:NH8e25Xc
余談ですが、この『めまい』のコラムが掲載された『小説すばる』2013年1月号の
発売日は、2012年12月17日で、タイミングとしては2012年11月に
アメリカで公開された映画『ヒッチコック』にあわせたものと思われます。

この『ヒッチコック』は、映画『サイコ』の製作過程を縦軸に
ヒッチコックの金髪美人への偏愛や、妻であり良きパートナーでもあった
アルマの不倫(未遂?)などを描いた映画です。

実話をもとにしているものの、多分にフィクションが含まれているようですが、
最後にヒッチコックは、妻のアルマに、
「君ほどのブロンド美人は、私の作品にも登場しない」と告白するなど
「夫婦もの」の映画としてみれば、なかなかの良作と言えそうです。

町山氏は、この『ヒッチコック』については、何も語っていないようですが、
是非とも町山氏の感想を聞きたいところですね。
41名無シネマさん:2014/09/01(月) 12:12:12.30 ID:cxZOeDGf
若いころのアルマは美少女だよ
NHKでやってた特集番組で
画像見てビックリした
42名無シネマさん:2014/09/01(月) 23:50:34.61 ID:WeEkt+gy
【検証】『タクシードライバー』と『暗殺者の日記』の関係について

町山智浩『<映画の見方>がわかる本』の第7章『タクシードライバー』
において示されている『タクシードライバー』と『暗殺者の日記』の関係に
ついて検証します。

まず、『<映画の見方>がわかる本』170ページより

>一九七二年、脚本家志望のポール・シュレイダーは入院中の
>ベッドで『暗殺者の日記(Assassin's Diary)』という本を読んで、
>映画『タクシードライバー』のヒントを得た。
>『暗殺者の日記』は、アラバマ州知事ジョージ・ウォーレスを
>銃撃した犯人アーサー・ブレマーの日記である。

しかし、アメリカのAmazonによるとAssassin's Diaryが発売されたのは
1973年であることがわかります。 http://www.amazon.com/dp/0061204706/

では、入院中のポール・シュレイダーが読んだものはなんだったのでしょうか?
『<映画の見方>がわかる本』の巻末に参考文献としてあげられている
Amy Taubinの"Taxi Driver"には、次のような記述があります。

The front page stories about Bremer, along with Sartre's Nausea,
Dostoevsky's Notes from the Underground and Robert Bresson's film
Pickpocket (1959), directly inspired Paul Schrader's Taxi Driver screenplay.

"The front page stories about Bremer"とは、「ブレマーに関する新聞の一面記事」
のことであり、入院中のポール・シュレイダーは、ブレマーに関する記事を読んで、
インスパイアされたようです。

また、Amy Taubinによると、退院したポール・シュレイダーは『タクシードライバー』の
脚本を書き上げ、その後に、書籍として出版された『暗殺者の日記』を読んだそうです。
43名無シネマさん:2014/09/01(月) 23:53:13.16 ID:WeEkt+gy
上で紹介したAmy Taubinの記述には、"The front page stories about Bremer"の
ほかにもポール・シュレイダーにインスピレーションを与えた作品があげられています。

Sartre's Nausea (サルトルの『嘔吐』)
Dostoevsky's Notes from the Underground (ドストエフスキーの『地下生活者の手記』)
Robert Bresson's film Pickpocket (ロバート・ブレッソン監督の映画『スリ』)

この中でも、特に重要な作品が、"Sartre's Nausea"(サルトルの『嘔吐』)です。

なぜ、この作品が重要かと言えば、ポール・シュレイダー自身が、
「脚本を書く直前に読み直した」と語っているからです。

もう一つの参考文献である"Shcrader on Schrader"の抜粋記事より
(PSは、ポール・シュレイダーのこと)

http://www.theguardian.com/film/2004/sep/01/features.extract
PS:
The book I reread just before sitting down to write the script was
Sartre's Nausea, and if anything is the model for Taxi Driver, that would be it.

「『タクシードライバー』のモデルがあるとすれば、それ(サルトルの『嘔吐』)である」
とポール・シュレイダーは語っています。

『<映画の見方>がわかる本』の『タクシードライバー』の章において、
町山氏は、『暗殺者の日記』のほかには、ドストエフスキーの『地下生活者の手記』
については触れていますが、サルトルの『嘔吐』については言及していません。

これは、いったいどういうことなのでしょうか?
44名無シネマさん:2014/09/02(火) 07:28:39.86 ID:R63RTGT7
2011.10.28 UPDATE
浅草キッド 水道橋博士が選ぶ「私の世界観を変えた3冊」
ナビゲーター:芸人 水道橋博士
http://myvaio.sony.jp/magazine/book/111028/

【作品紹介】
『映画の見方がわかる本』

『2001年宇宙の旅』にはナレーションの解説がついていた。
『地獄の黙示録』のシナリオはベトナム戦争を礼賛していた。
『時計じかけのオレンジ』も『タクシードライバー』も実話だった・・・。
など、わからない映画がわかり始める、隠された事実の数々。

著:町山智浩 発売日:2002年08月 出版社:洋泉社
45名無シネマさん(東京都):2014/09/04(木) 10:51:35.46 ID:xh/s8wjs
サルトルの「嘔吐」が「タクシードライバー」にどう影響を与えているのか、所感を述べて下さい
46名無シネマさん(東京都):2014/09/04(木) 18:11:05.30 ID:5mImRNep
グランド・セフト・嘔吐
47名無シネマさん(catv?):2014/11/13(木) 14:59:57.34 ID:fj+cs5vj
町山隆法w
48名無シネマさん(SB-iPhone):2014/11/13(木) 16:52:39.52 ID:yppUcp86
本人が話していないことをいろいろ知っているのはやっぱり守護霊に聞いたのか
さすがアメリカ在住のアドバンテージだな
49名無シネマさん(WiMAX):2015/01/06(火) 00:10:22.47 ID:TkLNiLAM
マチヤマン
ツイッタ消して
トンズラか
50名無シネマさん(catv?):2015/01/06(火) 11:56:46.16 ID:9HPRE+kB
少女時代“妹分”グループ PVで「広島原爆投下」演出
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/296564/
51名無シネマさん(やわらか銀行):2015/01/26(月) 07:21:40.37 ID:PKTyYK7e
あげちゃお
がんばってー!
52名無シネマさん(catv?):2015/01/31(土) 14:35:35.41 ID:tpJ0WMkJ
【謎】スピルバーグとボーイスカウト

本スレの方で「ボーイスカウト」が話題になっていましたが、
あることが気になったので調べてみました。

>>26で購入した
Joseph McBride "Steven Spielberg: A Biography"
http://www.amazon.co.jp/dp/B005XLU9DY
の第三版(kindle版)を"boy scout"で検索してみると……
25件もヒットしました。そのうちの一つを引用すると

"I was a great storyteller in Boy Scouts," Spielberg recalled in 1982.
"I used to sit around the campfire and scare forty Scouts to death with great ghost stories."
The image is archetypical: Speilberg's TV series Amazing Stories

学校ではいじめられっ子だったスピルバーグはボーイスカウトのキャンプでは
仲間を死ぬほど怖がらせる幽霊の話をする人気者だった、それが将来の作品づくりに
つながった、という風に紹介されています。

また、ボースカウトがワーカホリックの父親のかわりをつとめる存在だったとも述べられています。
53名無シネマさん(catv?):2015/01/31(土) 14:36:51.95 ID:tpJ0WMkJ
さらにスピルバーグとボーイスカウトとの関わりは、2001年4月にもクローズアップされる
ことになります。ボースカウトの団体がゲイに対する差別を行ったことに対する抗議として、
スピルバーグはボーイスカウトのアドバイザリーボードを辞任します。

Spielberg quits scouts 'over gay ban'
http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/1281309.stm

しかし、これらのボーイスカウトに関するエピソードは、2002年9月に刊行された
「映画の見方がわかる本」の「未知との遭遇」の章では触れられていません。

その後のスピルバーグに関する評論はまだ検証していませんが、
この点を町山氏はどのように語ってきたかについてはとても興味があります。
54名無シネマさん(禿):2015/02/06(金) 21:01:00.34 ID:yiT8cNLN
町山って、センスないやろ。
「きっと、うまくいく」をニッポン無責任男に例えたり、
「ゴーンガール」をコメディと言ったり。

典型的なオモロナイ人間。
なんでエラソーに指南本なんか書いてるんだ?
55名無シネマさん(やわらか銀行):2015/02/06(金) 21:38:00.16 ID:olxz08Z7
関西のお笑いのセンスはないやろな
56名無シネマさん(禿):2015/02/07(土) 06:03:49.67 ID:mG7qaNjf
>>55
誰が笑いのセンスの話してんねん。
評論家としてのセンスじゃボケ。
57名無シネマさん(catv?):2015/02/22(日) 10:23:53.33 ID:w8ttG8bJ
【検証】『第三の男』

町山氏の行った『第三の男』の解説について検証します。

町山智浩が語る20世紀名作映画講座「第三の男」 Vol.1
https://www.youtube.com/watch?v=DStHAqnhO4I

>5:40〜
>「最初から、アメリカ人がウィーンに行くという話をつくろうという前提が
>あったからそうなったんですよ」

『第三の男』には、映画公開後に刊行された小説があります。
これは、脚本を担当したグレアム・グリーンが、刊行を前提としないで書いたもので、
映画のヒットをうけて出版されたものです。

ここでは、ハリー・ライムもホリー・マーティンズ(小説ではロロ・マーティンズ)
もイギリス人として書かれています。

また、南雲堂の「英和対訳 映画文庫」シリーズの『第三の男』には
http://www.amazon.co.jp/dp/4523400024

英語のオリジナル脚本が掲載されていますが、ここではマーティンズは、
カナダ人として描かれています。しかも、映画の冒頭にマーティンズの
カナダ国籍のパスポートが大写しになり、ウィーンに入る際にも
「カナダ人だ」と答えており、カナダ人であることが強調されています。

以上のことから、「最初から、アメリカ人がウィーンに行くという話をつくろう」
としていた訳ではないことは明らかであると言えます。
58名無シネマさん(catv?):2015/02/22(日) 10:24:54.83 ID:w8ttG8bJ
さらに町山氏は当時のウィーンについて次のように語っています。

>7:50〜
>「オーストリアは、その頃ナチの一部になっちゃったんですね。
>国民投票によって、ドイツに併合される道を自分たちで選んで
>だから日本と同じ状況なんですね。日本が戦争で負けた後に
>アメリカ軍が進駐軍として入りましたよね」

しかし、オーストリアはナチス・ドイツに占領されたのであって
「国民投票でドイツに併合された」わけではありません。

さらに、日本を引き合いに出すのであれば、それはドイツであるべきで
オーストリアは間違いと言えます。
59名無シネマさん(catv?):2015/02/22(日) 10:25:50.19 ID:w8ttG8bJ
町山智浩が語る20世紀名作映画講座「第三の男」 Vol.2
https://www.youtube.com/watch?v=fTwUMHSEOIE

町山氏は映画の中でホリーが
ドイツ語のオペラを理解できなかった
ジェームズ・ジョイスを知らなかった
ことについて

>2:18〜
>「ホリーは何を象徴しているか?馬鹿なアメリカ人ですよ」

と指摘しています。


しかし、「ジェイムズ・ジョイスを知らなかった」のエピソードは
ホリーが
イギリス人(小説)であっても
カナダ人(脚本)であっても
アメリカ人(映画)であっても
登場します。

要するに、ホリーがポンコツであることを示すエピソードとして
設定されているのであって、「馬鹿なアメリカ人を象徴している」は
深読みしすぎなのではないのでしょうか?
60名無シネマさん(catv?):2015/02/22(日) 10:27:20.11 ID:w8ttG8bJ
ところで、この『第三の男』の小説には、アメリカ版とイギリス版の
二つのバージョンが存在します。といっても、『時計じかけのオレンジ』のような
編集者の意図が介在したというわけではありません。

この点については、
グレアム・グリーン伝〈下〉―内なる人間
http://www.amazon.co.jp/dp/4152081414/
において詳細が語られています。

まず、グレアム・グリーンは、脚本を書く前に小説を書きました。
しかし、映画は、アメリカ、ソ連、英、仏が占領していたウィーンで
撮影をすることから、アメリカ軍とソ連軍にもストーリーを示す必要があり
初めに書かれた小説から、アメリカとソ連を批判した部分を削除して見せたのです。

これを元にして刊行された小説がアメリカ版です。

そして、もともとのアメリカとソ連への批判を多く含んだ小説を
グリーンが「間違って」イギリスの出版社に送り、刊行されたものが
イギリス版ということになります。

つまり、この『第三の男』は、アメリカの文化侵略を描こうとしたのではなく
アメリカとソ連によって引き裂かれたヨーロッパの悲劇を描こうとしていた
ことがわかります。
61名無シネマさん(catv?):2015/02/22(日) 10:28:11.63 ID:w8ttG8bJ
もともとの小説に立ち返って『第三の男』を読み解くと

イギリス人のハリー・ライムは
ウィーンではアメリカ人と組んで悪事を行い
恋人はハンガリー人(ソ連に抑圧された民族、映画ではチェコ人)
しかもハリーは保身のために恋人をソ連に密告する

これが最初に意図された構図であり、その痕跡は完成した映画にも
多く残されています。

町山氏の『第三の男』の解説は、ソ連が歴史の彼方に消え去った
21世紀の日本人の視点で行った「印象批評」に過ぎないと言えそうです。
62名無シネマさん(catv?):2015/02/24(火) 22:35:45.21 ID:xCOlY0BP
>>60
投稿者 小谷野敦 (東京都杉並区)
レビュー対象商品: グレアム・グリーン伝〈上〉―内なる人間 (単行本)
グリーンの伝記ときたら、これは期待せざるをえない。
しかし、原著そのものが割とひねくった文章なのを、
この悪訳ぶりときたらどうであるか。
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4152081406/

小谷野敦さんも翻訳の批判もいいですけど
町山氏の映画評論の間違いを指摘してくださいよ
63名無シネマさん(catv?):2015/02/24(火) 22:37:32.02 ID:xCOlY0BP
【検証】キューブリックのインタビュー

町山氏は誰かのコメントを引用する際に「正確性に欠ける」傾向が
あることが指摘されていますが、『<映画の見方>がわかる本』の
「2001年宇宙の旅」のキューブリックのインタビューにも
ちょっと気になる点がありました。

『<映画の見方>がわかる本』p38より

「人生は無意味だからこそ、意味と目的を創造することができる。
闇がどれほど深くても、自らの手で明かりを灯さなければならないんだ」

これは1968年にアメリカの「プレイボーイ」誌に掲載された
キューブリックのインタビューで「2001年宇宙の旅」について
語る上で欠かすことのできないものです。
64名無シネマさん(catv?):2015/02/24(火) 22:40:45.54 ID:xCOlY0BP
まず前半の
「人生は無意味だからこそ、意味と目的を創造することができる。」
の部分ですが

このインタビューの原文をあたると

Both because of and in spite of his awareness of the meaninglessness of life,
he can forge a fresh sense of purpose and affirmation.

あれ?
Both (〜の両方) とあって、さらに because of (だからこそ) と
in spite of (にもかかわらず) と続いています。

もう一度町山氏の引用した部分をみると

>人生は無意味だからこそ、意味と目的を創造することができる。

「にもかかわらず」と「〜の両方」が抜けています。

これはどういうことなのでしょうか?
65名無シネマさん(catv?):2015/02/24(火) 22:43:04.51 ID:xCOlY0BP
実はこのインタビューは町山氏が参考文献にあげている
『メイキング・オブ・2001年宇宙の旅』(ソニー・マガジンズ)
にも全文が翻訳されて掲載されています。

やや難解な言い回しの文章なので翻訳の方も苦労されたのでしょう、
because of と in spite of の順番を入れ替えて翻訳しています。(p336)

>人生は無意味であるにもかかわらず、いや、人生は無意味だからこそ、
>新しい意味と目的を造ることができるんだ。

おわかりになりましたでしょうか?

要するにこういうことです。

原文
Both because of and in spite of his awareness of the meaninglessness of life,


プロの翻訳家
人生は無意味であるにもかかわらず、いや、人生は無意味だからこそ、


町山訳
人生は無意味だからこそ、
66名無シネマさん(catv?):2015/02/24(火) 22:44:31.77 ID:xCOlY0BP
ところで町山氏は、この『メイキング・オブ・2001年宇宙の旅』を次のように紹介しています。

>最後に、ジェローム・アジュール編『Making of of Kubrick's 2001』。
>この本は「メイキング」とは名ばかりで、実際は批評や新聞記事ばかり
>集めた「スクラップ・ブック」。構成は混乱し、未整理なうえに、
>邦訳の『メイキング・オブ・2001年宇宙の旅』(ソニー・マガジンズ)は
>訳が拙く意味不明だ。しかし、あちこちに貴重な証言が埋もれている。

町山氏は自ら「訳が拙く意味不明だ」と判断しているのですから(私はそうは思いませんが)、
翻訳の孫引きなどしないで自ら原文に当たって翻訳すべきだったと思うのですが……。
67名無シネマさん(catv?):2015/02/24(火) 22:46:20.31 ID:xCOlY0BP
【検証】キューブリックと宮崎駿のミッシング・リンク

キューブリックのインタビューの検証を続けます。
先に引用した部分の後半は

「闇がどれほど深くても、自らの手で明かりを灯さなければならないんだ」
However vast the darkness, we must supply our own light.

これと似たようなフレーズを思い出しませんか?


『風の谷のナウシカ』漫画版第7巻p201より

ナウシカ「王蟲のいたわりと友愛は虚無の深遠から生まれた」

墓の主「お前は危険な闇だ。生命は光だ!!」

ナウシカ「ちがう。いのちは闇の中のまたたく光だ!!」


言い方は違いますが、キューブリックとナウシカは同じことを言ってますよね。

【町山智浩×切通理作】 宮崎駿の世界 その1
https://www.youtube.com/watch?v=zp7E4ScVyQQ

町山氏はなぜこれに気がつかないんですかね?
68名無シネマさん(catv?):2015/02/24(火) 22:48:52.19 ID:xCOlY0BP
もう一つキューブリックと宮崎駿の思想的な関連性を示す
重要なインタビューを『時計じかけのオレンジ』の章において
町山氏は訳し損ねています。>>3参照

Stanley Kubrick Interviews P122
"The essential moral of the story hinges on the question of choice,
and the question of whether man can be good without having the choice to be
evil, and whether a creature who no longer has this choice is still a man."

町山氏が訳し損なったキューブリックの発言は
「邪悪になるという選択肢を持たずして、人は善良たりえるのか」
というもので、これは「天空の城ラピュタ」のバルスの呪文と
同じことを言っています


シータ
「あたし、他にもたくさんおまじないを教わったわ。もの探しや、病気を治すのや・・・
絶対使っちゃいけない言葉だってあるの・・・。」

パズー
「使っちゃいけない言葉?」

シータ     
「滅びのまじない。いいまじないに力を与えるには、悪い言葉も知らなければいけないって、
でも決して使うなって・・・。教わったとき、怖くて眠れなかった・・・。」
69名無シネマさん(catv?)
本来思想的につながるはずのキューブリックと宮崎駿の
「ミッシング・リンク」を生み出してしまったという意味において
町山氏は日本の映画評論史に残る「大失策」をしでかしてしまった
と言っても言い過ぎではないと思います。