http://sea-sh.cseas.kyoto-u.ac.jp/visual-documentary-project-2014/#4thPage ビジュアルドキュメンタリープロジェクト2014
1/14 京都, 1/15東京でアジアのドキュメンタリー上映。
1. Echoes from the hill / 山に響くこだま
監督:Jirudikal Prasonchoom / Pasit Tandaechanurat(タイ)
2. The Silence of the Summer / 沈黙の夏
監督:Mai Dinh Khoi(ベトナム)
3. My Grandpa’s Route has been forever blocked / おじいちゃんの水路は永遠にふさがれた
監督:Supaparinya Sutthirat(タイ)
4. More than a Tree / 命を守るマングローブ
監督:Philip Danao/ Khin Myanmar(ミャンマー)
5. The Last Generation / 最後の世代
監督:Darang Melati Z / Riza Andrian(インドネシア)
144 :
名無シネマさん(庭):2015/01/02(金) 17:28:37.05 ID:NTB3WYDc
『天空から招待状』(台湾)
台湾の空撮モノ。
ほのぼのとした邦題から、以前テレ東でやってた某空撮番組を想像したが、しっかり環境問題の社会派。
この手の作品の割りに公開館数が伸びてるのは嬉しい。 日本語版ナレーションの西島君効果か?
『五輪の名花チャスラフスカ 栄光と失意の五十年 ドキュメンタリー映画VERA68』
今、見終わった。
映画の前と間と後にスタジオが入る形での放送だった。
本編にスタジオを入れる形の放送って、嫌われる傾向があるけど
この放送はスタジオが入ってよかったと思う。
映画自体は後半が面白くなく、ただ不幸が続いて、そしてなんか立ち直った、って感じだったけど
スタジオで日本とチャフラフスカとの繋がりを強調することによって、映画後半に
後付だけどドラマができたのかな、と。
最後でスタジオの森末が、「日本とチャフラフスカの繋がりのようなものを、次の東京五輪でも
作れたらいいですね」といっていたが、まさにそんな気持ちにさせてくれる放送だった。
146 :
名無シネマさん(埼玉県):2015/01/03(土) 12:09:31.25 ID:mEIn9nDB
『童貞。をプロデュース』
帰省先に唯一残る単館系でたまたまやってたので見てきた
男一人で来ている人(俺含む)、女二人、カップル等、観客は10人ほど
TVのバラエティみたいな内容だが、二人の童貞君それぞれのDT力に圧倒される
さらに自分にも思い当たる過去があることに気づいてイーってなる
それぞれの童貞君に合ったオチがついたのが面白かった
最初の童貞君が作った歌の歌詞は最低だがすげー名曲
それにしても出てくる女の子がみんな可愛くてなんか腹が立った
あとどうでもいいことだが、カンパニー松尾監督の作品でも
車を運転中に吐く人がいたが割とあることなのだろうか
>>146 懐かしいね。
1は笑った。2は引いた。
カンパニー松尾のセリフが名言なんだよね。
148 :
名無シネマさん(関東・東海):2015/01/04(日) 16:25:48.48 ID:BYJ0mCu8
て
149 :
名無シネマさん(dion軍):2015/01/04(日) 18:01:27.67 ID:V5X7rxZI
ワイズマンの映画に興味があるんだけど
何がオススメ?
あとソフト化してるのかな?()
>>136 スレチだけど日本でいまVOD系のサービスはどの程度流行ってるんだろう・・・
>>134 なんかもう破れかぶれやな・・・
>>149 ワイズマンはほとんどDVD化されてるよ
http://www.zipporah.com/films ほとんど字幕なしだから、リスニングできないとキツいだろうけど。
http://www.zipporah.com/about >Do the DVDs have subtitles?
>None of the DVDs have subtitles at this time, with the exception of
>THE LAST LETTER, LA COMEDIE FRANCAISE, LA DANSE, and
>CRAZY HORSE which are in French with English subtitles.
でも、日本で劇場公開されたやつは全部日本語付きでソフト化されてたきがする。
『コメディ・フランセーズ』は廃盤みたいだけど。
オレはそんなにワイズマン作品見てないけど、『DV2』は面白かったな。
>>150 なんか試しに借りてみたら、レンタル料が安い分、送料で取り返していくスタイルだったw
それでも、1枚50円ちょっとの計算だから安いけど。
今、BSプレミアムで『極私的ドキュメント にっぽんリアル「38歳 自立とは?」』再放送やってる。
154 :
名無シネマさん(dion軍):2015/01/04(日) 23:47:07.96 ID:V5X7rxZI
>>151 なるほど、サンクス
じゃあ数年前にユーロスペースでやってたのは全部ソフト化されてるのか
臨死あたりから見てみるかね
『極私的ドキュメント にっぽんリアル「38歳 自立とは?」』
新年から良い〜ドキュメンタリーを見せて貰った。
そうなんだよ。具体的な「数字」がみたいんだよ。
派遣だ、フリーターだとか、希望だの、未来がないとかなんて話だけじゃなくてさ。
「数字」を見せて貰うことによって、自分のリアルと比較できるし、
「オレはここの部分の支出は譲れないな」みたいな意見も言いたくなるんだよね。
まあ、「数字」も「一食100円でいける。それ以上は甘え」とか「外食するのは甘え」「情弱」
みたいなシバキ主義が出てくる恐れはあるけども。
しかし、neoneoが生活の足をモロ引っ張っててワロタ
>>133 個人的にラストの息子ブチギレは作為臭しすぎていらなかったなあ
157 :
名無シネマさん(埼玉県):2015/01/05(月) 01:35:28.29 ID:6tIIcZQF
とれちゃったもんは仕方ないんだよなあ
ドキュメンタリーを造る人が一番悩んでるんじゃないかな
カメラで写すと全部嘘臭く見えてしまう問題
というかあれは状況的にお膳立てが整いすぎてたから
安倍が演説しているところに邪魔するような形で入り込めば当然罵声浴びることは
推測できるし、そこに今までマックに否定的だった息子を配置する、と
ブチギレまで演出かどうかは知らんがあまりに劇的でドラマチックすぎるんだよねw
マック赤坂の当面の目的は、とにかく目立つこと
それは一番最初になんの後ろ盾もなく立候補した際に、
政党の公認のあるなしでメディアの扱いに差があることに不満を持ったため
このことは映画の冒頭でも描かれてるけど。
まず衆人に認知されなければ、何を主張しても聞いてもらえないと思っているから
ああいったおかしなパフォーマンスをやっている
橋下や安倍など人が集まる街頭演説に乱入するというのも戦略としてやっている
トークショウ付きの見に行ったけど、監督やマックさえも、息子が政治活動を手伝うとは思ってなかったし
ああいう行動とったことに驚いてたよ
念のため言うと、演出かどうかは「童貞をプロデュース」みたいに内部告発でもない限り
わかんないんだから、そこを追及してるんじゃないのよ?
実際いい映画だと思ったし、ラストまでは食い入るように観たからね
特に印象深かったのは、マックが自身の演説をビデオに撮ったものを見て
ここが面白い・ここが悪いと意外に客観性をもって判断できる人だとわかったこと
>>156 「作為臭しすぎて」っていうのは「やらせっぽい」っていう意味?
今年の映画初めは早稲田松竹で『リヴァイアサン』
映るもの全てが醜悪
時折見える鳥が美しく見えなくもないが、
死肉あさりのハゲ鷹と同じと気づくと邪悪にしかみえない
魚の死骸と血と鉄と機械と屈強な親父どもを延々と見せられるうちに
船が地獄を進む大きな怪物にみえてくる
というように、いくらでも意味を汲み取れる壮絶な映像の連続だが…
良く言えば面白いとか面白くないとかの評価軸にはない作品だと思う
見る方のテンションも大事
>>163 意味を汲み取るというより、体感する映画なのかなぁと思う。
そんで途方もない海のパワーを体感してるうちに、いつの間にか
「地獄」とか「怪物」とか「神」とかそういう人智を超えたイメージに行き着くのかな、と。
そういう風に観客をリードしていくために、タイトルのフォントがヘビメタっぽかったり
刺青だらけのオッサンをアップにして、荒くれな感じを演出してる気がする。
167 :
名無シネマさん(家):2015/01/11(日) 14:33:57.73 ID:yxbuePnW
>>166 宣伝文にマイケル・ムーアと書かれてるから、増補改訂版ではないの?
>>144 見てきた
日本にしか見えないw
文化的にほんと近いんだなと思った
抱える社会問題も。
技術的に進歩してしまってるから日本よりひどいかも
俯瞰でこそ見えてくるものがある
接写にこだわったリヴァイアサンと同時期に出てきたというのも面白い
惜しむらくは(劇場の問題も大きいかもしれないが)解像度がもっとほしい
映像が綺麗であればあるほど、監督の見てきたものがより伝わると思う
それにしても隣の国なのにこういう問題抱えてるとは全く知らなかったなあ
>>144 俺も見てきた。
けど、正直に言って、久々に説教臭い映画を見たなぁって感じがしたかも。
それと、ナレーションを変えたら、全く違うテーマの映画になりそうなくらい
映像での物語り方が弱い気がした。
台湾の人に向けて作られてるようだったから、バックグラウンドを共有していると
もっと入り込めたのかもしれないけど。
『あいだのことば』小森はるか
震災後の一年間、被災地に赴いて、継続的に3組の被写体を撮影したドキュメンタリー。
被災者の心の変化・・・・というわけでもなさそうだけども、生き残ってしまったこと
助けられなかったこと、もてなすこと、街がなくなって気がついたことなどが記録されている。
監督が躊躇なく、与えられたものを貰う様子に、こんな人間になれたらなぁと思った。
昔BOX東中野で「こどものじかん」ていうドキュメンタリー観たんだけど観た人いる?
もう一回見たいんだけどソフト化もされてないしみる機会ないかな?
>>174 おお!これです、ありがとう!
まだ上映してるみたいですね
近場に来たらいってみよう!
『学問と情熱 第19巻 不断の出発 高群逸枝』
日本の女性史研究に半生をささげた高群逸枝のドキュメンタリー。
だが、研究についての解説は僅かであって、多くを高群の情熱的な
恋愛の部分に重きを置いているようにみえる。
子供のころの写真も残っているのだけれど、その顔つきは只者ではない
美しさがあり、その後の激しい恋愛は運命だったのだなと感じる。
短いドキュメンタリーではあったけれど、古きよき邦画を見たような満足感があった。
ちなみに、演出は原一男で、脚本は小林佐智子。
そういえば『またの日の知華』も激しい恋愛映画だったな。
『紀伊國屋書店評伝シリーズ 学問と情熱』はAVが充実している図書館だったら
必ずおいてあるシリーズなのだけど、演出している監督が、松川八洲雄、原一男、佐藤真など
ドキュメンタリー映画では名の知れた人たちだったりするので、チェックしておきたいビデオだ。
『魂のリアリズム 画家 野田弘志』
写真のようにリアルな絵を描く画家、野田弘志が
新作《聖なるもの THE IV 鳥の巣》を完成させるまでを記録したドキュメンタリー。
非常に大きなキャンバスにカーボンを敷き詰め、拡大した写真をのせ、輪郭を
なぞっていく。写し終えたら、写真を見ながら、序序に色を乗せていく。
絵を描く、というよりも、地道な作業、といえそうなことを、一日中、ずっとやり続ける。
思想的なことはよく分からなかったが、その一年半もの労力はすごいのかも。
エンドロールに「谷川俊太郎」と載っていたので、「出てたっけ?」とおもったが
なるほど、作品としてでていたのか。
http://pds.exblog.jp/pds/1/201212/08/72/b0068572_635455.jpg
いままで、「フィクションとドキュメンタリーの曖昧さ」問題って、正直ピンとこなかったんだけど
ヨルダン人パイロット処刑動画みたら、たしかに曖昧だっておもったわ。
これから処刑される人間を、完全に役者扱いにして、映画っぽく撮れてしまうんだな。
檻に入れられる前の、歩いてきて立ち尽くす場面とか、カット割りされてるけど
あれって、パイロットに指示したり、カメラ位置を変えたりしながら、撮影したのかな。
しかし、作ったヤツの悦に浸ってる感じが伝わってきて、胸糞な動画だったわ。
『米崎町のりんご農家の記録』
被災したりんご農家の一年間の定点観測。
最後の被災を免れた神社に座るおばあさんは、「変わらなさ」の象徴か。
『セデック・バレの真実』
台湾でヒットしたウェイ・ダーション監督の歴史大作『セディック・バレ』。
その映画を作る過程で、集められた情報を元に産まれたドキュメンタリー。
長い長い。実際に154分あるので長いのだけど、それ以上に長さを感じた気がする。
本当に色んな角度から色んな視点から微に入り細を穿つ映画なので
事前に元となった事件、劇映画を見てからの方が良かった。
逆に知識があれば、満足度が高いのかもしれない。
話されてる言葉が日本語、國語、セデック語が入り混じっているのが
台湾原住民のたどってきた歴史を現している。
監督のインタヴュー
http://asianparadise.sblo.jp/article/103839071.html
『金日成のパレード 東欧の見た“赤い王朝”』 &『北朝鮮・素顔の人々』
2本立ての両極端な北朝鮮ドキュメンタリー。
一つ目はポーランドの映画撮影クルーが、北朝鮮の建国40周年記念式典を
あえて「そのまま、言われるがまま」撮影したドキュメンタリー。
「金日成」という主語が入る時には、必ず頭に「偉大なる首領様〜」が付き
そのしつこさクドさには笑ってしまう。
そしてお決まりの一糸乱れぬマスゲーム。
一瞬、ただのワンカットだけ、整然と進むパレードの映像から、道端に落ちている
片方だけの女性物の靴がカメラに捕らえられるが、これは撮影クルーの批評眼ということ
なんだろう。
正直、「何をいまさら」な映像ばかりで、誰もが持っている北朝鮮イメージでしかない。
2本目は2005年頃に隠し撮りされた、北朝鮮の市井の人々。
これもまた、コッチェビであり、闇市であり、公開処刑であり、誰もが持っている
北朝鮮イメージである。ワイドショーを見ていれば、誰もが知っているイメージでしかない。
しかし、駅で物乞いをするコッチェビの歌う歌がとてもいい曲で感動を誘う。
それと同時に、コッチェビに同情しておきながら、嘲笑している大人たちにイラッとする。
こういう連中は世界中どこにでもいる。
186 :
名無シネマさん(埼玉県):2015/02/13(金) 01:59:01.90 ID:Zyjs6xJ6
劇場版BiSキャノンボール
昨年大ヒットし未だにロングランを続けている「劇場版テレクラキャノンボール2013」。
それに出演するAV監督たちが、BiSというアイドルグループのメンバー一人ひとりを担当し、
その解散ライブの前後2日間に密着したアイドルドキュメンタリー
ただし、監督たち全員の最終目的は当然「ハメ撮り」すること
ネタバレになるので細かいことは一切かけないけど、
7割爆笑、2割ほろ苦、1割・・・
BiS知らなくても全く問題なく楽しめる。
彼女たち+監督たち+一人の魅力は十二分に伝わるまごうことなきアイドル映画
映画の内容をもとにアイドルとか社会構造とかプロ意識とか色々考えることもできるけど
それもなんか違うような気がする
前哨戦の1stSTAGEがGYAOで無料で公開してるので、とりあえず見るといいよ!
あ、あとネタバレしてOKなキーワードとしては
「顔射」
だってさ
『息の跡』
とても素晴らしい。失礼な言い方になるけど、映画でなければ、この主人公は
探偵ナイトスクープ的な「変わり者」で処理されてしまいかねないのではないか。
記録し編集する事によって、主人公独特のキャラクターから距離をとって
「変わり者」から「哲学者」「賢者」に印象を変える事が出来た気がする。
監督の以前の作品『あいだのことば』『米崎町のりんご農家の記録』では、
監督は基本、撮影に徹し、監督の協力者が被写体とコミュニケーションを
とるのを撮影するスタイルだったが、この主人公の場合、カメラの後ろの
監督と話すスタイルがうまくいっているように感じた。
もし、協力者とコミュニケーションをとるスタイルだったら、「変わり者」感が
強くなって、深みは出なかったように思う。
また、一庶民である主人公が語学や、歴史を学び、自ら記録物を出版するという情熱は、
去年公開された『坑道の記憶〜炭坑絵師・山本作兵衛〜』を思い出させる。
おそらく、こういったことは専門家や学者に任せれば、一庶民が作るよりもっと精度が高くよりよい
ものを書けるのかもしれない。表現に関しては、一庶民が作るよりも、技術を身につけた
作家やアーティストが作れば、もっと良く伝わるのかもしれない。
しかし、それでも、自分で調べていく。自分で学んでいく。自分で表現していく。
たとえそれが無様で拙いものであっても、自分でやっていく。
そのことの重さを自分は考えてみたいと思う。
『圧殺の森』
高崎経済大学の学生闘争のドキュメンタリー。学生運動のはしりだったらしい。
けど、なんだかよくわからんなぁ。気持ちが映画どころじゃなかったのも大きかったが。
途中、占拠から抜け出して、実家に帰ろうとする学生が、周りから説教されるのが面白かった。