379 :
喫茶店。まだ知人はいない、水飲みながら空想しとこか。:2014/08/18(月) 22:34:42.60 ID:OJTQgsvV
「虎とライオン?」月形は静かな足の運びである。二人に近づいていく。特別表情は変わらない。「驚かないな?私を見ても」柄を握り呼気の混じる言葉である。獅子の男は背中に長さの違う鋼を背負う。態進化から体の変異は人成りに戻る途中である。
「こちらを見て驚かなかっただろ?お二人とも」平静に片眉を上げた。「同じ奴を追っていたか?・・」虎のマスクの男が言った。簾のような、しかし金属の擦れる音。背中を二重(ふたえ)に覆うその外套の色には表情がある。異邦の獣が威嚇の時に取る音である。
樹皮も傷めずに、剪定も必要以外では行わない。成木を扱う時の簡単心構えである。広い樹木の中を幹から幹へ
移動するために縄を多く渡すのである。それは運行表の実現であり、カラビナを通し宙を歩くことである。それは人の労苦を聖域とした。
380 :
喫茶店の空想。コーヒーから:2014/08/19(火) 02:13:47.38 ID:Jp6V42RD
>>377・2行目→「ノアミ、これ」「何それ?」「行かない?」「チケットやんか?」 4行目→「アホ」マサトは後ろ手にはまた別のチケット握っている。「そっちの何だ?リサイタル?」サトシがそれを取り上げて見ている。
「それは今度な」 高学年を過ぎる頃マサトも落ち着きを持つ。思春期の春は昔そよ風と。ノアミ、16の春である。部屋で二匹の春の猫。満足な欠伸をする。
381 :
喫茶店の空想。コーヒーから:2014/08/19(火) 02:47:32.38 ID:Jp6V42RD
>>379・6行目→樹皮は傷めず、必要以外は剪定もしない。成木を扱う時は注意する。樹木から樹木へ広く移動するために多く縄を渡している。それは通行区分も作り、宙を歩くことである。
道具が考えることを保証する。カラビナは人の心の平静を保つ。人の労苦が聖域とする行動区域である。
飛んで来た暗器の類をマントで払う。クジャクが飾り羽を扇で飾るようにマントが広がった。
382 :
381の5行目と以下379の冒頭へ:2014/08/19(火) 03:18:37.92 ID:Jp6V42RD
月形はワイアー(特殊繊維)を螺旋させて飛んできた手裏剣を地面に落とした。数本の蛇形の渦を作り周囲の空間を鋭利な刃物とした。獅子の男は柄を持つ手を鞘に納めた。「待ってください。あの跳ねた物も消えたみたいだ」そのように掌を向けて前にかざした。
>>378・4行目→・・頭一つ大きく体に厚みがある。「獣が獣を追いかけている。被り物でもしているのか?」以前からある。妙な感じ。思うところがある。
383 :
361は兜エビの変異した生き物とか・・:2014/08/19(火) 22:04:01.21 ID:weg+tmsY
>>379・3行目→「今言うかな?人に危ないもの投げておいて」獅子の男は愚問を笑みで押し出した。「確かにこんな三人だ。今写真に撮られりゃ笑えるぜ?」
>>381・5行目→・・飛んできた暗鬼の類を払う。飾り羽を扇状にクジャクが取る姿勢。マントを縦に振りかざした。
耳をつんざく激しい音と斬舞が散らせる火花。その発火するほとばしりは広い大都会の一夜の出来事である。
384 :
また書き込み妨害。文章を切ってくる:2014/08/19(火) 23:06:40.54 ID:weg+tmsY
地面を踏み込むその歩みは大きい。くつろいでも大きい。岩が動く重さである。「どこまでいくのさ?行路は?」売り手の男、座仮は歩きながら傍らで揉手をする。「確かに」旅人、レトロットは立ち止まる。座仮も隣で前を見据える。「まだいたんだな?」「改めまして」大き
385 :
どこがそんなことしているのだろうか?とのこと:2014/08/19(火) 23:24:01.40 ID:weg+tmsY
周りでも大きく重い音がする。「いくら?」「回向換算で、そうだな」レトロットは腕を組んだ。「空も不順だしな。その旦那って猟できるの?」座仮も腕を組んでいる。陽を背に影を作る二人を見下ろす素朴な顔を見た。
「そりゃまあ・・」「まあいいか・・」平野である。荒れ地もある。荷造ろう人々。人それぞれの旅の途上である。
空想の産物であり現実の出来事を想起させえることはございません。(だよな?普通)
386 :
しゃべりに来たで。コーヒーください。:2014/08/20(水) 22:55:42.05 ID:Shk69Sdn
>>379・1行目→異形の姿が二人。月形は静かな足の運びである。二人に・・ 2行目→獅子の男は背中に二本、大小の鋼を背負う。
>>385・1行目→レトロットは腕を組んだ。「気まぐれな空・・」空を見た。「その旦那って猟ができるの?」座仮も腕を・・
387 :
この顛末の状況が?今(ちょっと)よくわかりません:2014/08/20(水) 23:42:14.20 ID:Shk69Sdn
「ローズ、ローズ、あれ、あっち」ローズが同じ方向を見た。見たこともない農耕機である。「水上バイクじゃね?」跳ねる動きで彼らはそう思った。クレアも腰に手をあて見ている。ビルも促されて車の近くに来た。
「あれ人だよ。泳いでいるよ」ビルがその真似をした。「バタフライじゃんか。それ」彼らは眼を見張った。「後ろの何?食ってねぇか?人を、人だよ」男の下半身を咥えたまま突き進んでくる怪異なその生き物は彼らの前を横切って行く。
身構え、腰が引かれるように身がすくむ。瞬間その場が縮こまる思いである。
「笑ってた?」「違うと思うけど・・」通り過ぎる時、下半身を飲まれた男は彼らを見た。「何?あそこ。なんか置いてったよ?」クレアが人差し指を向けた。
388 :
(ちょっとなんか変?で、真面目に気になっていて、これまで・・:2014/08/21(木) 00:31:18.04 ID:FMhAY3w+
「水上バイク以外には何かある?」「バタフライよりそれっぽいよ」「バタフライだよ。泳いでいるよ」十数秒の沈黙である。
「記録映画とかあるじゃんか?そのBGMが聞えたんだけどさ?壮麗なスローモーションの場面で使われる曲」ティトがローズの顔をみた。
降りしきる雨は時はを選ばない。景色は陰る。街ですら薄くなるのである。物憂げに。
近く寄り談笑する人たちも、離れて打ち解ける人たちもいる昼下がりの公園にはそれら以外の気兼ねがない。その物は色鮮やかである。その構造物に気兼ねはない。
389 :
(これまでが変?で今も変?これなんだろ?):2014/08/21(木) 01:15:41.85 ID:FMhAY3w+
>>388・4行目→・・雨は時を選ばない。 存在は薄く、気配は色濃い。子供たちは砂を掘り起こし、走り回り、遊具を離さずに公園を愉しんでいる。その遊ぶ姿と変わらない。小さく動き事を構えている。
次の動きがいつ起こるのか?それがすでにいつ起こったのか。瞬間まで伏せている。公園は子供たちに焦点を合わせる。その瞬間を捕食する。ぼやけた姿で目星の付いた焦点を食べてしまうのである。形も残さない。
「あれから・・」二人以外雨の公園には誰もいない。「少し背は伸びた?」咄嗟、不注意である。指先が例の場所を指した。「何かが置かれていた?・・」「いたらしいです」
390 :
喫茶店、座る。空想(しゃべりにきたよ)・・:2014/08/22(金) 21:47:54.98 ID:lH/TDJLm
峠道。薄く霧の降りた中を光が射し曲がる。スラロームのように曲がりくねった峠道を行く。
ーここでナレーション。緩やかに。しなやかに。美しく忍び寄る。ー車のフロントを映すショットに切り替わる。車と忍装束風(コスチューム)が並走しながら交差する。3回。
高速道の対抗側の脇や、街に、道路に、パノラマ風の看板。車の横で忍装束風のキャラクターが腕を組んでいる。マントが風で翻り棚引く。 (注、ジーパンとか普段着でマントでもいい
391 :
空想の産物であり、現実の出来事は想起なしえません(当・・:2014/08/22(金) 22:17:15.60 ID:lH/TDJLm
鮮やかな黄色である。少し前は緑色であった。間はない。少しのよそ見。瞬間のめまぐるしさ。濃艶が飛ばされた。瞬きだけが許される。少女の服の色。
その公園の色。その場の色を辿っている。行き着く先の鮮やかな色。少年が手に持つソフトビニールの人形に擬態した。黒の斑、そして黄色く。丸みを帯びた造形。真横に長く引かれた線が少し開き、その僅かな隙間に細かな突起の並びを見せた。歯、である。
それはすぐに閉じて消えた。跡に少しの形も残さず。雨に打たれていた。いつからそこにいたのか。気づくとそこにいた。それは色を思い出したいた。
392 :
空想の産物でり、現実の出来事を想起させることはございません。:2014/08/23(土) 14:49:15.66 ID:UAdMo6Mq
>>391・4行目→それは色を思い出し雨を映す。意志を持つ公園の一角である。
>>390、街にある看板に車が近づき通過する時に、そのたびに、そのキャラクターが飛びだして並走する。
今度は搭乗者が広告を前に歩き去ろうとして、ふと立ち止まった時に、そのキャラクターが飛びだしてくる。そして着地するや身構え印を結すび、煙を立ち昇らせてその車に変化(へんげ)。意外、当然のように微笑して搭乗。
393 :
名無シネマさん:2014/08/26(火) 01:12:29.97 ID:el449HiO
394 :
喫茶店より、だべっているところ:2014/08/26(火) 22:59:10.81 ID:iQ7Wl4Qc
来た来た第二の風白昼夢。もう公開しているし、それに公開していても観観賞が原則ですから、以下 もともと、ある丸っこい可愛いキャラクターを恐怖の怪物にしたら、と空想していたんですけど、聞かれていると素人でも叱られるかも・・、別の可愛ら
395 :
喫茶店より、レス338.339:2014/08/26(火) 23:10:48.30 ID:iQ7Wl4Qc
別の可愛らしいキャラにしようと思ったのですが、これも素人の冗談とはいえ聞かれていたら叱られると、そこでイルカに。「デビルドルフィン」バクバクと人を襲いまくる。あるいはこれ、2003、2004年あたり?しゃべっていたこと・・。
(もう言ってもいいのでは?なんて・・。勝手に公文書っぽく)あと、団地を舞台に空想。外出たらライオンがいると、これ試し空想(なんて・・)いったりして。追いかけられるでしょ?階段登っても追い付かれると、手すり越えて地上に。ライオンが引き返してくると。
今度手すりを越えて一階に。そこから二階へ階段で、それでもライオンだから一気に駆け上がってると。そこで、手すり越えてダストシュートのところまでにじりよって。他にフェンスの下を崖に見立ててどこまでいけるか歩いて行くとか当時長いんですよ、
396 :
喫茶店より、レス394、1行目→未観賞:2014/08/26(火) 23:28:20.98 ID:iQ7Wl4Qc
当時の手すりって、途中で自転車置き場とかに繋がっていてそこの天井に上る、それで感じ的にクリアと。
地面に降りたらそこで終わり之気分になるので、降りないように何かの上を跨ぐように幅跳びしたりして、自転車置き場の領域、コンクリの外からでないと、その続きのフェンスの接続部分に辿りついて、フェンスが切れているところまで上を歩くと、
(事情は別スレで?でありましょうか?)なんだこりゃ?って、これベースなんだけど・・なるほど空気か、じゃここで軽くじこマンして、
ついでに
>>301は「ヘンリクセンフォーエバー:初登場そしてすぐさまさようなら」一人ボケて、突っ込んでと・・あ〜スッキリした(なんかだれかおるみたい。何かにかなりの不服な人がこの顛末に関わって来ている人らしい、関係ないよ?昔のこと、知人とのイタイ空想)
397 :
喫茶店、↑他スレで説明:2014/08/30(土) 00:31:27.34 ID:zUYzXTD4
「4コマのネタを持ってきたで」待ち合わせの席を見定める。席に着くなり言った。「ウソ!しゃべりにきたし」「コーヒーを」「私もコーヒーを。アレが入ったの」「それじゃ僕も同じものを」「すごく甘いよ?」カウンターから店員が人差し指を向けて少し笑った。「甘い
398 :
395,396↑他スレで説明:2014/08/30(土) 00:54:51.50 ID:zUYzXTD4
「甘いの?それじゃいつものあの紅茶を」「いつものアレ?」「まったりしているんだよ」カウンターから店員が親指を立てて少し笑った。「まったり?」
「フャンタジーか・・」「叙情というものかな?」店員の情緒な立ち振舞いが二人の言葉の世界を接続する。 ついでに→
>>395これこげ茶の黒い巨躯で小さなイボ状の模様が背中にあり、(人をかさらって洞窟のような場所で餌場のハーレムのようにしている)
399 :
喫茶店。いつの間にか外に霧が張ってきている。(大阪府):2014/09/09(火) 02:18:45.68 ID:jRZGmPSJ
少年はイルカの背中にのる乗るのか?これでは乗れないかも。ママのようなイルカではないですし。シャチではどうか?乗れないこともないのでしょうか?でもその子がお手玉にされない?
なんかアザラシでお手玉するとか?(まあ)そんなこんなで、人工知能実験の影響?自由って何?仲間のシャチの制止を振り切って・・。人と友達のイルカもいるけど。
「この先には?」「この先が例の山の麓。そこを抑える」「そこに留まっているのか」「そうだ。定住する前に食い止める」「奴らたちも分からない。躊躇しているのか・・」
「上はいわば違う生態圏だ」アイズナーとマッケナンが濃い霧を前にして言葉を交わす。 肩に担ぐ海賊樽を地面に重く置いた。少し距離を開けて数個置く。アイズナーとマッケナン、彼ら甲殻機械化部隊がいる場所からはまだ接触地点を隔てる霧の奥の先にいる。
400 :
その霧がかる中を物々しい気配が近づいている。(大阪府):2014/09/09(火) 03:46:29.48 ID:jRZGmPSJ
>>3997行目→・・数個置く。その未分化生体たちはアイズナーとマッケナン、彼ら甲殻機械化部隊がいる場所からは・・
「公園の滑り台。その意味がわかるから繰り返し遊ぶ。いや、例えになるのかわからないな・・」「滑り台?なんだそれ?」マッケナンが聞き返す。
アイズナーが警棒を真横に薙いだ。同行する情報科学班のドーウェルもそれを真似て手元だけで真横に軽く素振りをした。
「分からなければそれが山を越える前だ。こちらから踏み込んでそれを打ち返す。跳ね始める前に。どんなストロークでも・・」アイズナーは言った。
401 :
喫茶店24時(大阪府):2014/09/09(火) 05:20:35.74 ID:jRZGmPSJ
「靄の中を泳ぐような感じだな」ドーウェルが辺りを見ながら言った。「塩化?硫化?二酸化硫黄?何か有毒性の危険は?」「すでに機体は起動しています」
マッケナンの言葉に情報科学部がその粋を体現すべく蜻蛉型先鋒機が前方に進んでいる。体長1メートル弱の機体である。情報科学班がそれらを遠隔操作する。
その機体の上には小さな人型の人形が跨っている。「続いてBチームCチーム進みます」数十機の蜻蛉の機体が霧の中を進む。「甲虫部隊起動。続けて進みます」
「甲虫部隊音声確認、どうぞ」甲虫機体にしがみ付く人型がしゃべり、その気味の悪さを体現する。プロテクトで甲殻武装した隊員たちもその後に続いていく。薄皮1枚まるで錐一つで穴のあく装甲である。機動性に特化した所以である。
退路こそが部隊の要諦。その場の全てを投げ打つ覚悟。木端でその地を埋めんとしても、その機体に矜持は宿る。高分子合成樹脂の所以である。千客万来。待ち受ける先にある未知の物を欺く所以である。
402 :
383,2行目暗鬼→暗器(大阪府):2014/09/10(水) 21:16:12.25 ID:q22kbH4/
>>3821行目→・・数本の作られた蛇形の渦は周囲を鋭利な刃物にする。走りながら振り向いて、頭上の手前、宙を真横に掌で薙ぎ、十字を作るように片手を振りおろす。
投げつけられた金属の塊がレースの膜で落とされた。
立つ続けに飛んでくる風を切る音。振り向きざまに顔と胸の前で素早く二つ合掌を作る。一呼吸もない。
合わせた掌は一気に開かれ糸が引く。綾を取る遊びのように指に絡まる特殊繊維、カーベルテグストリンが網目の盾を形作る。
>>3831行目・・愚問を笑みで押しのけた。
403 :
喫茶店24時(大阪府):2014/09/10(水) 22:46:26.00 ID:q22kbH4/
>>3821行目・・網目の盾を形作る。気がぶつかり、跳ね返る。鍔は弾かれている。しかし獅子の男、ラルフ・アンダーは肩口で柄を握る手を緩めた。「待ってください。・・
「お前とオレが組んだら意外に強いかもな」ブルジーはそこにいる誰かとは眼を合わせずに言った。少しだけ笑っている。「またですか?」「しょうがないかも」ステファンはむしろマークではなく自分に向けて言った。
マークはつい先日のことを思い出した。ステファンの弟リックのことである。ほかでもない。彼からの頼まれごとである。兄、ステファンには不用意なことには関わってほしくないのである。
「ブルジー、お前って自由だな」ブルジーは煙草を咥えたまま眼を丸くした。そしてなにげなく笑った。「吸うか?」マークに煙草の箱を投げた。「お前だって自由になれないか?」ステファンがマークに同じ言葉を投げた。
「ブルジー泣けてくるな?連帯責任だとよ」「ステファン、気持ちが悪いな」「確かに少し気持ちが悪い。俺もお前に付き合わされているんだけどな」
「掛け持ちだろ?よく他の喧嘩部にも駆り出されているのだろ?」ブルノーが空を見て軽く溜息をついた。「聞いたよ」マークだけに分かることである。
「そんなことだったのか。さっき返事したけどな」マークがステファン胸元に煙草の箱を投げた。
「お前らとオレが組めば意外に強いかもな」ステファンがブルノーに煙草の箱を投げた。返す言葉の代わりである。
404 :
政治的他意、思想信条には関わりございません(大阪府):2014/09/11(木) 00:15:57.38 ID:CNQjD5aG
>>403、4行目→・・少しだけ笑っている。自信があるのではない。裏返す言葉に悪戯が籠る。探る気持ちでうっかり言葉が歪んでしまう。
「別のことで聞きたいけどね・・」ステファンはむしろ自分に向けて言った。その言葉に乗せられてみたいのである。
>>403、10行目→・・マークに煙草の箱とライターを投げた。マークは箱を軽く揺すって一本だけ頭を覗かせて取り出し火をつけた。「お前だって自由に・・
15行目→・・ブルジーが上を向いて軽く溜息をついた。「聞いたよ」首を傾げて少し笑う。マークだけに分かることである。
>>403、17行目→・・ステファンの胸元に煙草の箱とライターを投げた。>>19行目→・・ステファンがブルジーに煙草の箱とライターを投げた。返す言葉の代わりである。
405 :
遠心力、力。ああ・・全ての防護が脱げて行く・・(大阪府):2014/09/12(金) 22:22:45.42 ID:YmbReuHT
目が回る。どうしてかな?懐かしさが甦る。視界が薄れてゆく。血の気が引く、違う、血流が伸びた手の指先まで登ってゆく。−ジャイアントスイングー
「舐めると痛いの!」地域のガキ大将ドン○の大技である。マモルはブンブンと振り回された。遠い日の記憶。円盤球体の遊具に乗った時以来である。
「あ、肩口が。ちょっと待って」ヨウコはマモルの肩のプロテクターの綻びをガムテープで隙間なく取り繕う。マモルは静かに気づいた。
似つかわしくない匂い。僅かな風が運ぶヨウコの移り香である。
辺りはどぶの臭気が充満する。「はやくしてくれよ。割りばしで摘んでいたら間に合わないよ?」コンタは両の掌を開けて付きだした。
「何がモンスターだ。佃煮にして食ってやろるぜ」「それじゃさ、奴らに名前を付けてやろうぜ」「ヒラメにタチウオ、カワハギ、それからなんだっけ?」
「適当に組み合わせて大げさな化け物にしようぜ」洋子、オケラ、彼女の能力である。そんな能力。そんな感じ。とにかく穴を掘るらしい。
マモル、ゲンゴロウ、めんどくさ。とにかく田んぼを泳ぐらしい。とにかくそんな能力である。シズキ、タイコウチだかタガメだか、とにかく水面の界隈では強そうである。
406 :
喫茶店。(なるほど今日ウィキみた)(大阪府):2014/09/13(土) 13:35:12.16 ID:gskn99Q7
(DVDがリリースされていても、未見が書き込む条件となります。主だった資料は他のスレッドもございます。そちらが‘何かについては’より詳しいらしいです。
ここはそのような既出の物や出来事、人物を想起させるものではございませんとのこと。当然ではありますが。
‘こちらお一人様ご相席よろしいですか?’:2chコピペ保存道場、※欄124、こちらも現実の出来事を想起させることではございません。
これ見よがし、目ざとさ、自意識の過剰発露の回避についてトリセツであるそうです。事の顛末の経過措置として。以前も申し上げさせていただいたとおりでございます。
実際は降りておりますので。この顛末からは。風のたよりにて。ある指示よりの)
>>40、53行目→・・大技である。マモルは両足を抱えられて、ブンブンと振り回された。遠い日の記憶。球体円盤型の立体遊具に乗った時以来である。
407 :
他に、農道ファイブ(トラクターファイブ)(大阪府):2014/09/13(土) 16:16:42.87 ID:gskn99Q7
>>406,13行目→
>>405、3行目→・・大技である。マモルは両足を抱えられて、・・
「今世界中で起こっている、これを含めた現象の原因だというのか?これは子供遊びだぞ?」ロールズは両手を広げた。
「全てが同じなのか?いや、見ての通り初め所見が違う対応がどこかしこと・・」「それで世界中が混乱した」
「こんなことだよ。文明が、我々が行き詰まる。思考が止まり、しかし何かを積み上げて事の解決を試みてきたはず」
ー医療、大規模開発、紛争、冒険的な、、また等しく学術的な見地で未踏の地に乗り出す者たち、
他に、走り、歩き、集まる、あらゆる人間活動が海原の高く上がる波波に映しだされるー
408 :
農村フャンタジーの話。(勘違いの?触れ周りが?)(大阪府):2014/09/13(土) 17:31:33.09 ID:gskn99Q7
ー船団の音の航跡。無垢なまでに壮大で無碍な大宇宙の光景。ー「ある時に行き詰まる。我々と同じように。話は簡単で、ことのほか思いもかけない物に新たな可能性を見出そうとするだろ?」
「これまでのことで大凡は、分かりやすく例えば、蟻を観察することだよな?」「それを含めて、ほかに動植物全般」
子供たちがお菓子のおまけでついてくる簡易実検キットで遊んでいる。プラスチィックの容器の中に指先に乗るほどの僅かに小さな干し魚の一つを入れた。
容器の中に少しの泡を伴い、何かの形が作られていく。子供たちがたまたま思いついて、冷蔵庫の中から持ち出してきたものである。
「確か初め相似遠感投影。テレパスとかまで言いだしたり、つまり立体ジェネレイターのことらしい。仮称だが。
人工知能が解析する仕組みらしいが」「どうも採集が目的であるのだよな?・・」−一国内か、数カ国のどこかしこかで、人々が機材を運び、
資料を捲り、急ぎ動く光景ー「しかし、彼らが求めるそのものをそのまま作ればいいだろ?そのような物があるのなら」
「だから我々だって、足元を見てきたのでは?うるさいだけの蠅にどのようなそれ以上の意味を見ることができる?」
「これが大凡世の中の全般に関わる。しかも我々が見るものは、彼らの知る何かのためのプロセスにすぎないらしいしな」
409 :
オーバル・コグニション(なんつって・・)(大阪府):2014/09/13(土) 19:59:07.89 ID:4pRh1V0w
>>408、16行目→・・それ以上の意味を見ることができる?こりゃ個体がどうの(と)言う問題でもない。車や電化製品の規格。
要は規格だぜ?システムの採集だよ。文化や観念の領域まで」ロールズが拳銃をホルスターから取り出して見た。
「子供の遊び、納まりきらないな・・」ラリーは対峙する現実を余所にして考えている。
地面を強く踏みしめて駆けたきた。怒りに満ちた歩幅は重く、蹴散らすように向かってきた。「ザルベジ早く!」スターングはフォールポジションに振り向き叫んだ。
瞬間で気を全身に行き渡らせ力を込めた。
夜、街のまだ賑やかな時である。歩道橋を駆けあがり、アーウィンは上空を見た。「あっちか」
2か月前。この公園に限ることではないはずである。視界の端に映る朧な輪郭があり、見ようとして振り向くと何もない。
「思ったより大きいのか?」頭上から3メートルのあたりの木の梢が揺れた。
犬程のものでも気味が悪い。落ち着きと客観性は備えていたい。
しかし事にあたり思案する数カ月が過ぎたのである。空間の一部が歪み、宙を縁取るように動く気配がするのである。
410 :
ホント関係ないのですが、言わないわけにも?(大阪府):2014/09/13(土) 20:59:38.54 ID:4pRh1V0w
その巨体は飛び上がり、重たい拳を同じく大きな獣の首に打ちおろした。それは活動領域により、機能性を異にする作業服である。厚い皮膚を持ち
その皮下混種層組織は倍加駆動時にはアクセルターボとして瞬発力を大きくする燃料で構成される。
垂直に飛び上がり、樹木を飛び越えて辺りを見回した。その動く疑似内燃超体は掴んだ枝を持ったまま落下する。
減速し視界を確認しながら着地した。遠感相似器官は相補的機体である。
アーウィンは揺らめくカモフラージュと重なり、溶け込んだ。
順応飛行形態。飛び上がった先の上空はすぐ手前、すぐ手に届き手に掴む。
残された電子音は静まる公園に少し映りすぐに消えた。
411 :
喫茶店、‘カランコロンカランコロン’(大阪府):2014/09/17(水) 21:33:52.75 ID:JJqndmLg
>>408、6行目→・・簡易実験キットで遊んでいる。
>>409、3行目→・・拳銃をホルスターから取り出して見つめた。
>>409、16行目→・・木の梢が揺れた。「ドサッ」突然重たい物が地面に落ちる音だけがした。少し目を凝らしみると、厚みのある布の塊のように思えた。
車一台を覆う程の大きさであろうか。まして犬程の大きさでも気味が悪い。冷静に何かを確認しようとした。しかし事にあたり・・
「この先って?」後先まで余裕がなかったかもしれない。ウォルドは失笑した。巨大な機体で飛んでいるのだ。「早く!この先はマンハッタン。街だよな?どこに降りる!?」
「落ち着け!ウォルド。そのまま通りすぎろ。上昇をしろ!」「一度片足だけでも付けないか?」「そうだな、いや、ないかも、いや、ないな!上昇だ。ウォルド。早く!」
巨大である。大きさに速度が比例する。「なんてこった。速すぎる!」外気は凄まじく蹴散らかされる。
これまでも同じく時を過ごしたのである。その地の都合である。生態圏の激変にも耐えうる程に大きくなるのである。
大気はかき混ぜない。天変地異ですら遠くやり過ごし、時の流れを見るのである。
412 :
現実の政治、思想信条には一切関わりござあいません(大阪府):2014/09/17(水) 22:36:11.69 ID:JJqndmLg
>>411、12行目→・・外気は凄まじく蹴散らかされる。圏界面を貫き、天の境界を無きものとする。
片足を伸ばし、片膝を屈めて立てる。強大な腕で背を支えるその姿は自然の岩場と変わることがない。
背が山に凭れるその姿も山の一面でしかない。
「いつからここに?なぜここにいることに決めたか覚えているのかい?」山の主が聞く。
「覚えていない。山の衆は同じことをしてきたのだろ?」
山の主タンギリと旅人の彫刻人ヒューは大地に天を遮り立ち尽くす巨大な像の間を歩きながら話している。
多く、この地や他の地の者たちが持つ古い話について。
「天を支えていたのだろうか?」ヒューは額に手をやり、巨大な像を見上げた。
ここの人それぞれが像を彫るのである。ヒューは歩いている。
「彼らとも互いが向かう先のことで会話を交わす。数えて、13の冬が過ぎると誰もがノミと杭を持つ。
かつて、いつかの覚えも時が流す。朽ちた思いを習わし生きている。そういうものでもなく、そういうものである。
巨大な像の傾斜を若い者たちが滑り降りる。肩口に掛けたロープをよじ登る者があり、皆々が色を塗っている。かつての色を求めている。
「ずっと向こうの先で賑やかな事が起こりだしている」「さあ、どんな宴になるのだろうな?」
いつ忘れたのだろうか?空を見た。そしてヒューは夜も空を眺めるのである。
(う〜わ、欠伸が来た。引いているたい。昔、なんか人とこういう空想をたまに・・)
413 :
空想であり現実の出来事には関係ございません(大阪府):2014/09/18(木) 01:37:26.18 ID:gXTpSBwT
(↑おいておきまして、そいうことでもないとして、この突っ込みは別にいらないみたいです)
>>412、15行目→彼らとも・・
>>411、12行目→巨大である。重いほど速く!大きいほどに速く!
>>412、1行目→・・大きいほどに速く!外気を凄まじく蹴散らし、圏界面を貫き、天の境界を無きものとする。
「ならば迎え撃つか!」翻りマントを扇に広げ視界を隠す。死角を狙う動きが交差する。
ラルフ・アンダーも間合いを立て直す。前を何かが横切った。ラックに掛けられたマントである。その濃い群青が闇に溶ける動きをする。
人肌に制御されたラックは盾となり、マスクの男、デイビッド・フレイヤとー軌を一にする機能を持つ。
虎にも爪がある。フレイヤーは手に剣を持っていた。盾ではなく鞘を示す動きとなる。ラルフ・アンダーは笑っている。
その半獣のラックはさながらキャディーである。マントは暗闇の中で濃く。今、フレイヤーが纏っている色は黒である。闇の色である。
414 :
喫茶店、(じこまんって気持ちええな・・(大阪府):2014/09/18(木) 23:32:46.55 ID:lm1LCLgt
>>413、7行目→・・扇を広げて視界を隠す。フレシヤーには瞬間をやり過ごす余りある間合いである。その低い飛びこみ前転の弾道は転がりアンダーの真横に付く。
気づけば大地を返しアンダーの体が小さく回る。フレイヤーはアンダーの外装を掴み膝つき背負いで素早く捌いた。
「貫木(かんぬき)で投げたかったんだけどね」フレイヤーは笑う。
死角を狙う動きが交差する。アンダーの視界に何かの気配が入ってきた。ラックに掛けらえれたマントである。その濃い群青が・・
11行目→・・人肌に制御されたラックは盾となり、フレイヤーの特性を補う機能を持つ。
15行目→・・そのラックは半獣であり、さながらキャディーである。セル・スタンド。通称‘セル’。フレイヤーのテイルサーバーである。
マントは暗闇の中で濃く、今は赤と黒の纏いが背を覆う。闇の色である。
415 :
喫茶店、(おかしい。レスタイが変・・(大阪府):2014/09/19(金) 00:08:41.78 ID:9/I5VCje
>>409、8行目→・・蹴散らすように向かってきた。「サルージ早く!」振り向いたスターングはフォールポイントに向かって叫んだ。
>>411、10行目・・上昇だ。ウォルド。はやく!」足裏が水面を滑り駆けてゆく。大きな幅で跳ね飛び、のめり傾く姿勢を空に向けて跳ね返す。
海面はホバリングする巨大な揚力で押され、半円球の窪みを作る。辺りの空気は揺らぎ、上向く額が体を上空に送る。
遥か下の大海原は水溜りとなる。巨大な体で風を押す。大きく速く、重い程に速くなる。
外気を凄まじく蹴散らし、圏界を貫く。天の境界を無きものとする。
416 :
喫茶店、恍惚・・あ、砂糖一杯入れてもうた・・(大阪府):2014/09/27(土) 20:56:31.54 ID:KZJ8sh8m
>>413、→9行目ラルフ・アンダー→ラルフ・アンダート
「キャディー、オロチだ」アンダートは傍らの暗闇に手を差し伸べた。細かな色が点滅し、金属を擦る音を立てながらアンダートの背後に黒い塊が近づいてきた。
続けて三度金槌で金属を叩く音がした。アンダートのサブ・アクター。キャディー・ラック。通称‘キャデイーである。
「シーノ(しのぶ)さんキツネかジャガーは今どこにいる?」アンダートは走りながら応答を求めた。「ジェフ君ととオレク(奥田)さんね・・」
静かな公園の端に止まっている大型のバイクは電子音が鳴り、機械の作動する音がした。それは人型の物である。姿勢が傾き前に屈んだ。誰もいない場所に重く低い響きが待機する。
「セカンド・ワールドって今必要?」シーノが呑気に尋ねてくる。「どうかな?」一つのオロチは今すでに背にある。相手は未知の実体である。
「心配ない。他に似た得物がある」シーノはまだ馴れていない。驚く暇がなかったからだ。
「カンブリアン爆発?」聞いたことはあるが、シーノは目を丸くした。長い索引を示されたように視点が定まらない。
話がシーノの予測を少しだけ越えたらしい。今は、シーノには目録を示す程度でいい。「様々な形状のことらしい」ここから先は深奥の話となる。
「シーノ、獅子の旦那は今どこにいるの?」ジェフが連絡を返してきた。「何かの気配があるらしい」携帯を片手に近くの誰かに頷いている。
ジェフもいくつかの連絡用端末を持っている。「ええと、大変そうみたい・・」シーノは革の上着を掴み身支度をする。
417 :
喫茶店、(大阪府):2014/10/01(水) 21:53:45.23 ID:vS1AoZCe
>>416、7行目→「シーノ、キツネとジャガー、今どこにいる?」アンダートは走りながら応答を求めた。「ええと、ジェフとオレク、ジェフと・・」
22行目→・・「ええと、大変そうみたい・・」シーノは革の上着を掴んだ。
「あそこだ。応戦している。向かおう」小銃の甲高い音がする。「よし止めろ。見てくる。いつでも出れるようにしておいてくれ」
テッドとモスキーは小走りで駆けよりながら、周囲を見回した。「他の拠点はどうなっているのか分かるい?」各々がハンドガンとライフルを向けて発砲している。
「同じみたいだ。堰き止めようとしている」マークは走りながらハンドガンを向けた。「他の連中は各地点で加勢に加わっている」「周囲を広く鉄条網で囲っているとか?」
「手が回らないみたいだ。どうだろうか?」ここは高架への接続場所となる。インターチェンジの各地点の一つである。
軍用トラックが走っている。荷台に人が乗り、人の足程の長さのボンベが数本立て掛けられている。続くワンボックスの中は科学鑑識さながらのつもりであるのか、
ただし雑な素人の装いである。役割を異にする白衣を着た医療班らしき人間が乗っている。
418 :
喫茶店(大阪府):2014/10/04(土) 21:24:33.82 ID:kOgB2Ljg
>>417、11行目→・・「他の仲間は各地点で封鎖の作業のために降りた」「周囲を・・
「こちいつらって一体どこをみているんだ?」ジュラルミンの盾で相手を持ちあげて、後ろに反らした。そこに他の人間が刺又で押さえかかる。
工場の中から鉄線の束をトラックに積み上げてゆく。「早く」「処置に困るな」撃つだけでその場を後にした。
大方がまずは建物のドアを固定するために、建物の周囲に支柱に撒きつけるようにして張り巡らせる作業を行っている。呼気が散る。各々がバットやゴルフクラブも使い
作業をする周囲で襲いかかる変異体を抑えにかかる。
「みんないいかしら?」女性は傍らで聖書を開いた。笑みが不敵である。「来たな?用意しろ」男たちは並び注射器を手にする。腕を捲り上げ数回叩き注射針を射した。
「ヒステリーにはヒステリー。変わってやるよ!豹変だ!」男は舌を出し、その上にカプセルの錠剤を乗せ向かう相手に誇示をする。
「くるならこい!鼻で一発きめてやるぜ」別の男が走りながら掌の粉末を鼻で勢いよく吸い上げた。額に汗、大きな笑顔である。
「くるならこい!毒には毒だぜ!」そのまま向かう相手に突進していく。
「あいつら何をやっている?」マークが立ち止まる。「ああ、噂だな。あいつら変異する時に恍惚となるだろ?毒には毒だとよ」
歯の予防で使われていた成分が原因だ、あるいは乳幼児製品に始まり、様々な日ごろ摂取する物が風説の俎上に上がった。噂は水を汚染した。
あろうことか、略奪や偽造をする暇もなく、横流しの横行で、それを取引の道具とする人たちが若者たちの間に拍車を掛けた。
「その一時の名残かな」マークが駆け寄って行く。「おい、やめろ!」「ほっておけ!一旦ここを離れるぞ。マーク」
419 :
名無シネマさん(庭):2014/10/05(日) 01:49:32.74 ID:o+Jz5Tfh
420 :
喫茶店、(大阪府):2014/10/05(日) 01:50:36.30 ID:+Her4EQy
>>418、3行目→「こいつらっていったいどこを見ているのだ?」 7行目→・・外装の脆弱やドアを固定するために、建物の周囲で支柱に撒きつけ張り巡らせる作業を行い、呼気が散る。
各々がバットやゴルフクラブも使い、 12行目、→ 「みんないいかしら?」女性は傍らで聖書を開き、挟まれた紙片を取り出した。創世記の内容であり、次にルカの福音が要約されている。
空に人差し指を向けた。笑みが不敵である。「来たな。いくぞ!」男たちは・・
21行目、→「あいつら何をするつもりだ?」マークがそちらを向いた。「ああ、噂があったろ?変異する時に恍惚となるだろ?毒には毒らしい」
「冗談でもなんでも、有効なら面白いだけ。それに越すことはない」マークは苦笑で舌打ちをした。水道水だとか、歯の予防で使われていた成分が原因である。あるいは乳幼児製品に・・
421 :
空想の産物です。(当然なんだけど・・(大阪府):2014/10/17(金) 23:56:26.21 ID:vsgqqeO9
森の中を走ってきた。彼ら5人はラックサックを背をっている。「おい!人だ」
トラス式の長櫓の前方から森の砦の住人の一人が叫んだ。その長櫓は距離を開けて、立ち並ぶ高木の間を貫いて伸びている。
バス一台程の高さの彼らの避難場所でもあり、見張り台でもある。両側から鉄や材木で支えて補助している。
一人はハンドガンを片手に、もう一人がライフルを持ち、現れた者たちを制止させようと長櫓の上を踵を重たく鳴らし小走りで駆けてゆく。
「お、様になっているな?」隣でサッテンが素早く拳銃をホルスターから抜いて両手で構えた。サッテンはさも得意げに薄眼を開けて小さく鼻で笑った。
ブーバーがサッテンの挙動に笑いで弛緩したまま辺りを見た。「入ろう」二人はジープを降りて、人気のない病院の入り口に向かった。
「いいか?ワン・ツー・スリ・フォー」ドラマーが、両手のステイックを重ねて鳴らし、序奏のタイミングを計る。
なぜかそこにあるのである。階下の隅の防音加工の施された室内は大音量を包み込んでいる。
「今?近くです。今週号を買ってます。すぐ行きます」「フロントの看護師さんへ代わりに挨拶してきてくれ」
「わかりました」「ニヤけているのか?口説くなよ?」「ジャックのアニキの代わりに挨拶しときます」
「どうも。ジャック・マーチスの病室なんですけど、何階でしたっけ?ジャック・マーチスと言います」
「おい、ありゃなんじゃ!おい!どこ行くのや。サム」マーチスは窓の外の騒ぎを見た。「アニキ、何か動ける物を持ってきます」
サムは病室を出て、左右を見た。「車椅子。車椅子は・・」サムは院内を走った。
「なんかないのか?あった。あった」サムが見つけたのは救急時の搬出用の幅の狭いベッドである。「何?何?何?何が起こった?」
サムはその搬出用のベッドを、急いで病室まで床を滑らせている。
422 :
空想。(大阪府):2014/10/26(日) 17:13:43.68 ID:r9l4ypTm
ダイナーの椅子に座り、額に汗を滲ませて男が震えている。男は長い上着の下の左腕を抱き寄せるように抱えている。店の従業員が食器を布巾で拭きながら、その様子を気にしていた。
席を立ちその男は店の外に出た。従業員は少し気になり、店の外を見た。男の姿はなかった。床の数か所に赤い滴の染みが付いていた。
「変わった様子は特別はないか・・。わかった。何か気になることがあれば、連絡してくれるかい?」「地元の警察でもいいのでしょ?」
「それでいい」保安官は無線機で管区の警察に連絡を取った。
どのように扱うのか?「車かオートバイか?これがか?」「とにかく装着だ」「重機だな?重そうだ。扱えなければ・・」
ピートは一つの大きな機体に向かい、ブライアンはまず体に防護と強化補助のプロテクター取り付け始めた。肩当てから脛当てへ、一式の装備を
二人とも全身に施していく。
「なんだ?アラームか?」右手に付けている腕環の端末が振動した。ベッドから起き上がり、目を細めてドアの隣のパネルに近寄り、顔を寄せた。「チッ!」ルイスは舌打ちを漏らし、
パネルの蓋を開けて、施設内の警報に切り替ええた「例の奴だ。赤毛の立て髪だ」ピートが無線に話しかけながら、部屋の前にやってきた。
「こんな場違いな時代に」ルイスは拠出ハッチへ向けて通路を走り、拡張外骨格に乗り込んだ。
「今さらだが、何度も聞く。今は新生代だぞ?」「・・・」ルイスは無言で強化服を取り付けている。「おい!ルイス!」「分かっている!」
ピートは操縦スタンドの計器のスイッチを入れて、動力を起動させていく。
「追う者と追われる者?古い類型だ」「そこまでのことをして、何を持ってゆく?」「なんだってさ。例えば・・」「例えば?」「世界を総べる見取り図だ」
「王統や国の機密なんかも・・」「競争だった?単なる競争。それが違った。大きすぎる違いだ。」「宙に行った時に途中で何かを見つけて、中断せざるをなくなったらしい」
マークが地面の地質に電磁波探査装置を当てている。ロレンツォは外装が軍用仕様の車両の後部座席に入り、各地点の震度計の計測数値を見た。
「荒地でもない。しかし草が疎らだ。こんな下に高層の建物が?」マークは地面から掘り起こされて露出した金属らしき突端を蹴った。
423 :
空想。(大阪府):2014/10/26(日) 18:26:27.49 ID:r9l4ypTm
「どのように逃げ回る?何を持ってゆく?」世界を跨ぐに値する物を。何かを選ぶ者がいる。
「着の身着のまま、ということか・・」「つまり、事実上の踏破隊の第一号だ。後でそのように呼ばれるようになったらしい」
「どのようなルートで?」言葉が去来する。コーンウェイは貸し金庫の引き出しを開けて、取り出した箱の中身を確認した。
「これで確認が二件目・・」
「一件目で印字を拾い、確認を」リムジンから降りて来た男は、ビルの谷間の路地を歩きながら懐から封筒を取り出してコーンウェイに渡した。
「その眼鏡は君の虹彩がプログラムされている。君の虹彩でしか読めない印字だ」コーンウェイは眼鏡を頭上にかざしてみた。「何も変わりはしない」男は言った。
「本物だよ。安心してほしい。滞りなく済ませよう」
「塔や建物であっても、騒々しいことに変わりはない」疑似環境の施設で、大規模なものとなっている。大気圏外との繋がりに認識の問題があった。
「頭巾で頭を覆う男が外套から小瓶を取り出して、小さじのスプーンで内容物を掬いとり、地面に振りかけたらしい」
コードを待つ認識を関係者だけが持っている。虫食い状の物々しさと緊張感がある。「天地創造かな?地がうねり、脈打つ。詩ではなく、教条らしいが、そうでもなくなった・・」
「分かるわけがないことを、どう表現するか・・。そもそも、取り扱い方自体が違うとも言えそうだが・・」「聞くことがあるな・・」
424 :
空想。(大阪府):2014/11/01(土) 04:22:39.68 ID:89Giq1jp
>>422、1行目、→・・男は左のかた袖だけを腕に通さずに、ジャンバーを羽織り、上着の上から左腕を掴んでいた。店の従業員が・・
マイルズが操作するガットフレームはよろめいた。表情が歪む。舌打ち一つで、姿勢を切りかえし、持ち直そうとした。振り上げようとした電磁棒が地びとの体を逸れた。
「曲がるぞ!この囲い」機体を掴まれた。操縦信管スプレイポッドを乗せるガットフレームが軋む音を聞いた。「マイルズ!電磁棒は!?」通信回線からの声である。
地びとの咆哮は辺りを揺らした。マイルズも目を剥き、咄嗟にホルスターから電磁警棒・撃雷を抜いた。機体は姿勢を崩し、手元を危めた。「拳銃を使え!」
マイルズはもう片方のホルスターに手を伸ばした。
「ひでぇな・・」「先週は虎だったよね?」馬とトラが殺された。「ペット用だったとか?」
施設職員は専門担当者の待機室へ走った。「いないって。どうする?」荷台に運ぶまで、シーツのカバーを掛けることにした。
山は開け、海は浅い。その足取りは大きく緩やかでる。大小の起伏がある開かれた山間である。一行は休憩を挟み、食事を取った。
地びとの開けられた口に向けて、子供たちが果物を投げている。インストラクターは遊歩再開の合図を出した。
像や犀、動物は水浴びをする。生きとし生ける秩序が見える。地びとは水の塊を掬い上げる。水辺を歩き、遊行で巨体を腰まで浸し、人を肩に乗せた。
引率者は腕を組んで笑っている。山でも海でもみんな笑顔である。
「何か食べたのか?」地びとは背中を向けている。強化ガラスが行動展示を厚く守る。ここは曰くを抱え様子を異にする。それが陽の下に置かれた。
握られた手は憤怒を言葉に変えた。打ちつけられた轟音は鈍く低く重く、施設の壁を伝う。管理する彼らを何かが不安にした。
岩場を跨ぎ、難路を踏みしめる。岩を持ち上げ、樹木を運ぶ。災害救助し、森林を伐採する、人の動作環境を補強する。
その見栄えは産業の機能を合わせて説明する。局在で応用され、生活環境に見えることなく、運行の幅を拡げた。
時代は偏在し亜種となる。機種は変え代を重ねた。人は岩場を歩き遭遇する。人の動作機能を強化した。岩を持ち上げ投げるのである。
425 :
喫茶店、(大阪府):2014/11/06(木) 22:35:50.59 ID:VLjWXRhM
>>423,コーンウェイ→コンウェイ 5行目、・・リムジン→ハイヤー
>>387、ビルとトミーは田んぼの中に見える物が気になり、草履と雨靴にそれぞれが履き替えて泥濘に入った。
側に来てもそれが何か分かりくいので、両手で掴み少しだけ持ち上げようとした。「おい!待った。それ、生き物か何かか?」後ろからトミーが注意を促した。
「うわぁなんかすごいぞ!しきりに潮吹いてね?潮だよ。鯨の頭の上からでるやつ」彼らの側に突き進んでくるその生き物は鯨の噴気孔のように、頭上から霧を吹き上げていた。
しかし、その霧の色は赤かった。「血みたい・・」クレアが気味悪そうに言った。「なんか落ちてね?真横からぽろぽろこぼしてね?体の横から、エラかな?」
「エラから何か飛び出ているよな?あ、落ちた。ほんと、なんか落ちたわ」
>>424、7行目、→揺らした。装着握力のグリップキャプチャーの接続を切り、ガントレットから手を引き抜いた。スプレイポッドの中で、マイルズも目を剥き、咄嗟に・・
25行目、→災害時救助もして、森林を・・ 27行目、→・・亜種となる。機種は形を変え、型式を替えた。人は岩場を歩き遭遇する。人の・・
426 :
喫茶店あの、関係ございません・・(大阪府):2014/11/30(日) 00:34:51.49 ID:Dht41EYb
>>424、26行目→・・運用の幅を拡げた。
>>425、3行目・・泥寧入った。「あれって、マネキンでない?」田んぼの中で、人の膝が曲がったような白い物が目立っていた。
「何?どれ?」「あれだよ」ビルが指を向けた。ビルは掴んで持ち上げようとした。当然マネキンだと思ったのだ。「おい!待った。いきなり触るなよ」トミーが注意を促し、足のつま先で触れ、突っついた。
「待てよ!どこに行った?あいつら」而留弥は追うことを止め立ち止まった。地を蹴る馬の蹄の音が消えて行く。
「はは、担がれたか?いくら見ていても戻るわけがないだろ?」小高く傾斜した竹林の裾野から男が下りて来た。「向いてねぇ・・」
御令須は乱波の消えた方を見た。馬の蹄の音だけを目で追いかけた。
「少し休ませてくれ」宜口は突然、倒れ込むように地面に両膝を付いた。肩越しに苦悶の表情を見せた。両手は手枷の縄で縛られている。
「立てよ」御令須は辺りに注意を向けながら言った。「どうした?」数歩遅れて漣児が歩み寄って来た。
「ん!?早速かよ・・」漣児が静かに腰を落とし片膝を付いた。「何をやっていた?」而留弥が歩く先へ視線を向けたまま聞いた。
両の肩から両の腰へ、そして両の脛から足元へ、静かに滞るりなく被服を撫でるように両手を滑らせて行く。
漣児は左腕を前斜め下に伸ばした。「すぐに立たないと右耳を斬り落とすぞ」御令須が鞘の尻で宜口の肩を小突いた。
「待て・・」而留弥が宜口の前に歩み出た。「何をした?」「何って?」宜口が而留弥の背中を仰ぎ見た。
漣児の左腕には小型の弩が取り付けられていた。漣児は弩の先から先へ、舌打ちと共に指で撫でた。
427 :
喫茶店あの、関係ございません・・(大阪府):2014/11/30(日) 02:14:51.84 ID:Dht41EYb
「気のせいか・・」而留弥が前を見据えた。「いや、おい、漣児」御令須が鞘を腰に戻した。
「分かっている。近い」それまで片膝を付いて屈んでいた漣児が立ちあがった。しかし、屹立して振り向かない。
素知らぬ態度で身振りをし、当たりの気配を伺った。「気のせいかな?・・」漣児は両手を少し広げて掌を見せた。
御令須達、彼らがいる道の開けた場所の先にある林の中で不穏の気配が澱んでいた。
気配を抑え息を殺す。参団は木に寄り掛かり、その向かう先に籠る気をまるで感じていない。
「他の者たちはそのままだ。お前、この矢を撃ち放せ」臥土は手前の仲間に向き直り、身の丈程もある矢の先あたりを掴んだ。
乱波弩錬隊が大きな弩を構えている。「構わん。いいから、そのまま撃て!」
愉む笑みの混ざる睨みに気圧され、大きな矢が放たれた。撓る強い反動で弩を構える手下仲間も半ば手元が小躍りした。
弦が起こす強い擦過を、腕の睨みでそのまま気圧し握りしめ、そのまま弩錬隊に黙して笑らって見せた。
片腕を斜め上に伸ばし、体を反らし投擲の構えを取った。瞬間、広く振りかぶる臥土は目を剥き、その大きな矢を投げ放った。
鋭く風を裂き尖端の塊が飛んできた。臥土の吐き出された呼気は重く、その怒気は悦を持ち、何かを求める語気である。
428 :
名無シネマさん(埼玉県):