131 :
名無シネマさん:
三兄弟が海で遭難した。
やっとの思いで無人島に辿り着いた。
三人は食料や道具になるものを探した。
しばらすると、長男が古ぼけたランプを見つけてきた。
これはまさか!?と擦ってみると、中から魔神が出てきた。
魔神は「おまえらの願いを一つづつ叶えてやろう。しかし同じ願いはだめだ」
132 :
名無シネマさん:2012/08/12(日) 10:50:32.67 ID:dp06zwQu
男は考えて「家に帰りたい!」
びゅぅ〜ん。飛んでいった!
次男も帰りたかったが、長男が言ってしまったので「家の風呂に入りたい!」
びゅぅ〜ん。飛んでいった!
三男は困って「兄さん二人に会いたい!」
ぶゅぅ〜ん。二人が飛んできた。
133 :
名無シネマさん:2012/08/12(日) 10:52:36.84 ID:dp06zwQu
「破ぁ!!!」
突然聞こえた怒号と青い閃光によって魔神は粉みじんになって吹き飛んだ!
「帰りたいという兄弟の純粋な願いをもてあそぶ小悪党め!」
Tさんははにかみながら「いつか願いはかなう」と言い残し青い光弾に乗って帰って行った。
寺生まれってスゴイ、改めてそう思った。
134 :
名無シネマさん:2012/08/12(日) 12:03:25.22 ID:dp06zwQu
映画ブルーレイソフトは
( ゚ω^ )vふきゅ〜?
135 :
名無シネマさん:2012/08/12(日) 12:06:18.72 ID:dp06zwQu
_、_
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(σ゚3゚)σふきゅう?
( ゚∀゚)o彡゚ 普及!普及!
ヾ(o゚ω゚o)ノ゙ ふきゅう
136 :
名無シネマさん:2012/08/12(日) 12:09:48.14 ID:dp06zwQu
オレは小さい頃、家の事情でばあちゃんに預けられていた。
当初、見知らぬ土地に来て間もなく当然友達もいない。
いつしかオレはノートに、自分が考えたすごろくを書くのに夢中になっていた。
それをばあちゃんに見せては
「ここでモンスターが出るんだよ」
「ここに止まったら三回休み〜」
137 :
名無シネマさん:2012/08/12(日) 12:11:52.37 ID:dp06zwQu
ばあちゃんはニコニコしながら、「ほうそうかい、そいつはすごいねぇ」と相づちを打ってくれる。
それが何故かすごく嬉しくて、何冊も何冊も書いていた。
やがて家の事情も解消され、自分の家に戻った。ばあちゃんは別れる時もニコニコしていて、
「おとうさん、おかあさんと一緒に暮らせるようになってよかったねぇ」と喜んでくれた。
138 :
名無シネマさん:2012/08/12(日) 12:13:56.86 ID:dp06zwQu
先日、そのばあちゃんが死んだ。89歳の大往生だった。
遺品を整理していた母から、「あんたに」と一冊のノートをもらった。
開いてみると、そこにはばあちゃんが作ったすごろくが書かれてあった。
モンスターの絵らしき物が書かれていたり、何故かぬらりひょんとか
妖怪も混じっていたり。「ばあちゃん、よく作ったな」とちょっと苦笑していた。
139 :
名無シネマさん:2012/08/12(日) 12:16:00.92 ID:dp06zwQu
最後のあがりのページを見た。「あがり」と達筆な字で書かれていた、その下に
「義弘(オレ)くんに友達がいっぱいできますように」
人前で、親の前で号泣したのはあれが初めてでした。
ばあちゃん、死に目に会えなくてごめんよ。
140 :
名無シネマさん:2012/08/12(日) 12:18:05.61 ID:dp06zwQu
「破ぁッ!」
そのとき、いつのまにか現れたTさんがオレの手から
ばあちゃんのノートを奪い取って裂帛の気合いとともに粉々に破り去った。
「危ないところだった。人が想いを込めて描いた絵には魂が宿るものだ。
このノートに描かれた妖怪画も書いた主の想いで妖怪化しかかっていた」