◆民放深夜映画を語るスレ Part33◆

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841名無シネマさん
[映]「ブラジルから来た少年」 (1978年イギリス・アメリカ合作) テレビ東京 27:15〜29:00
ナチス復興を企てる元ナチス一派と、これを阻止せんとするナチ・ハンターの攻防を描くサスペンス。
ナチス残党を追跡していた男は、ナチス残党の計画を追う内に彼らの恐るべき本当の狙いを知る。
寡作のスリラー作家アイラ・レヴィンの同名小説を映画化した。
監督は「スフィンクス」のシャフナー。
シャフナーの抑制の効いたサスペンス演出が冴える。
撮影は「ミュウミュウの スラップスティックはお好き?」のアンリ・ドカエ。
音楽は「野獣の救出部隊ゴリラ・コマンダー」のジェリー・ゴールドスミス。
出演は「艦長ホレーショ」のペック、「ジグソーマン」のオリヴィエ、「ロリータ」のメイソン、「ドクターストップ/全員感染」のグッテンバーグほか。
クリーンな善玉ひと筋のイメージが強いペックの悪役が異色だ。
追撃側のオリヴィエは、「マラソンマン」では逆にナチス残党の非情な悪役を演じており、ここにも配役の妙を感じさせる。

【あらすじ】
ナチ残党狩りと呼ばれる者達がいる。
存命の元ナチス関係者を追うユダヤ人達のことだ。
南米パラグアイにいたナチ残党狩りの青年は、街のナチ残党の不穏な動きに気づき、情報を集め、熟練のエズラ・リーバーマンに電話で報告をする。
リーバーマンは危険だと返答するが、青年は捜査を続ける。
そんなある日、ナチスの残党が集まる屋敷に元ナチス親衛隊将校ヨーゼフ・メンゲレ博士という大物が現れる。
メンゲレは同士達に第三帝国の復興を目論んで、ある計画を語る。
その計画とは65歳の公務員を合計94人殺害するというものだった。
あまりにも残酷で、かつ奇妙なこの命令を青年は屋敷に仕掛けた盗聴器によって傍受していた。
謎めいた残党たちの計画を知って意気揚々と自宅に引き揚げた青年は、リーバーマンに電話で残党の計画を知らせる。

フランクリン・J・シャフナー監督。グレゴリー・ペック。ローレンス・オリヴィエ。ジェームズ・メイソン。リリー・パルマー。ユタ・ヘーゲン。スティーヴ・グッテンバーグ。デンホルム・エリオット。ローズマリー・ハリス。ブルーノ・ガンツ。マイケル・ガフ。(字幕)