◆民放深夜映画を語るスレ Part33◆

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725名無シネマさん
[映]「ノーマ・レイ」 (1979年アメリカ) 日本テレビ 25:59〜28:00
労働運動を通して、女性としての自立、人種偏見、葛藤など人間の多面性を鋭く描いた感動の社会派ドラマ。
無自覚で無教養だった女工はニューヨークからやってきた労働組合の活動家と出会い、権利意識に目覚める。
「長く熱い夜」「悶え」など、社会派として定評のあるリット監督が、組合問題とそれを通して成長する女性の姿を正面から描いた力作。
脚本は「肉体の遺産」のハリエット・フランク・Jr.とアーヴィング・ラヴェッチ。
撮影は「恐竜小僧(ジュラシック・ボーイ)」のジョン・A・アロンゾ。
音楽は「オー!ゴッド3/悪魔はこわい」のデヴィッド・シャイア。
出演は「ギリーは首ったけ」のフィールド、「ドア・トゥ・ドア/落ちこぼれセールスマン特訓中!」のリーブマン、「毒蜘蛛タランチュラ・死霊の群れ」のヒングル、「ミッキー・ロークの レイプ&マリッジ」のストリックランドほか。
劣悪な条件を押しつける会社側と闘うヒロインを、火の玉のように熱演したフィールドは、本作でオスカーを獲得している。

【あらすじ】
アメリカ南部の紡績工場に勤める女工ノーマ・レイは、2児の母である。
1人は、ノーマが学校を出てすぐ結婚し、その後酒場の喧嘩で殺された最初の夫との間の児であり、もう1人はその後に生んだ父なし児である。
ノーマの父バーノンと母リオナも、ノーマと同じ紡績工場で働いている。
しかし、この工場には組合もなく、工員たちはコキ使われ、搾取されるままになっているため、年老いた2人は疲れきっていた。
ある日、この町にニューヨークからルーベンという男がやって来た。
彼は全米繊維組合から派遣された労働組合作りの活動家で、彼女の働く工場に組合を結成するためにやってきたと言う。
何とは無しに彼との交友を深めて行くノーマだったが、彼に感化され次第に組合結成に協力していく・・・。

マーティン・リット監督。サリー・フィールド。ロン・リーブマン。ボー・ブリッジス。パット・ヒングル。バーバラ・バクスレー。ゲイル・ストリックランド。モーガン・ポール。ロバート・ブロイルズ。ジョン・カルヴィン。ブース・コルマン。リー・デ・ブロー。(字幕)

第52回(1979年度)アカデミー賞主演女優賞、歌曲賞受賞。