36 :
名無シネマさん:
「タワーリング・インフェルノ」
最後に屋上の大水槽からの、犠牲者覚悟の放水でさしもの大火災も鎮火するのだが、生々しい災害現場を去るに当り、
消防隊長マックィーンは、設計者のポール・ニューマンに、いかにもアメリカ人同士らしい皮肉な一言を残してゆく。
「この次にビルを建てる時には電話で知らせてくれよ。」
ニューマンの方は、まだ脇で戦いている愛人に呟くように言うのである。
「この焼けビルは修復しないで、このまま保存しておくべきかも知れない。人類の思い上がりの象徴として。」
37 :
名無シネマさん:2010/12/19(日) 07:21:38 ID:WL8gytdt
「人類」と言う単語を「アメリカ人」と変えれば、それはヒロシマ、ナガサキへ原爆を投下した事を悔いるアメリカ人の良心と同質の言葉と聞かれないでもない。
しかしそれを「人類」のせいにしているところに、このいかにも誠実そうな言葉の中に、アメリカ人の腹の中をまざまざと見せつけられる思いがする。
そこには本当の意味での自己反省はない。あるのは根強い自己肯定の尊大さだけだ。
2時間45分の肉体的緊張の後で聞くその効きセリフは、全く見当外れのものだったと言わなければなるまい。
それがこの映画のドラマとしての感動を薄弱にしている一番肝心なポイントだと言う事に気付くべきではあるまいか。
38 :
名無シネマさん:2010/12/19(日) 13:41:00 ID:YVzWlpNv
>>36-37 典型的な「老いぼれ左翼の言い掛かり的批判」じゃないか。
赤旗日曜版でお馴染みの論調そのままだ。
吐き気がする。
マックィーンの勇姿や、フェイ・ダナウェイのドレスのスリットから垣間見える足の美しさや、
踊るように闇夜に舞い上がる猛火のダイナミックさは、この老いぼれ左翼の目には入らなかったのか。
説教臭い左翼にはウンザリだ。
しかも、その説教も、単なる上げ足取りとしか思えない。
こんなのは批評とは言えない。左翼どうし集まって飲み屋で勝手に喋ってればいい。
39 :
名無シネマさん:2010/12/23(木) 07:01:45 ID:5lz8D/8i
>>38 あんた、よっぽど左翼が嫌いなんだねえ・・・・・・。