織田裕二の主演最新作「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」が7月3日、全国447スクリーンで封切られ、大ヒットスタートを切った。 主演の織田や柳葉敏郎らが登壇した舞台挨拶が全国41スクリーンで同時生中継されたこの日、正午時点で実写邦画史上最高となる 観客動員1260万人、興行収入173億5000万円を記録した前作「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003)対比で102%。 配給の東宝は、「興収100億円越えは確実」とコメントを発表した。
97年にフジテレビ系連続ドラマとして放送開始した同シリーズ。98年に劇場版として 製作された「踊る大捜査線 THE MOVIE」は、全国201スクリーンで封切られ興収101億円を突破。5年後に全国408スクリーンで封切られた 「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」は、前人未到の高みに達した。7年前と現在とでは全国のスクリーン数が増加しているため単純比較はできないが、 映画不況のただ中にあって絶好の滑り出しといえる。客層は、ドラマシリーズからのファンとおぼしき“踊る世代”の20代後半〜40代を中心に、 10〜20代のカップル、家族連れにいたるまで幅広い層からの支持を獲得。同作の“生みの親”といえるフジテレビの亀山千広執行役員は、 「6月29日に行われた完成披露試写会以降、かなりのプレッシャーでした。そもそも『踊る』は最初の100億越えも、『踊る2』の記録も、 そんな数字がいくとは思っていなかったんです」と述懐。それだけに、「分析しても意味がないし、数字を読んでも仕方がない。でも、 3ケタはいきたいですね」と本音をもらしていた。 http://eiga.com/buzz/20100703/4/