初監督作品で大きな賞を受賞した監督なんて
まず、いないだろ。
初監督作品の方がデヴュー作だし監督としては気合が入ってるはずなのに。
この監督は今後どういう作品を撮っていくのか、と
審査員の連中も、しばらく様子を見る必要があるんだよ。
やっぱり審査員の連中は作品単体だけで評価してないってことだよ。
この監督は今後どういう作品を撮っていくのか、
この監督の人間性はどういう奴なのか、
どういう経歴の持ち主なのか、
このあたりも海外の連中は審査してるってことだよ。
作品単体だけを見て評価してないんだよ。
映画監督を評価するのも、
政治家を審査、評価するぐらいの慎重な審査が必要ってことさ。
芸術家ってのは本来は人間国宝になるような存在だからな。
「この人は国家のために貢献してるようだ」
と思わせるぐらいの奴じゃないと巨匠になんかなれないってことさ。
巨匠とは、これぐらい重要な存在だ。
総理大臣や大統領と変わらないぐらい国にとって重要な役割を持つ。