[映]「アビエイター」 (2004年アメリカ) TBSテレビ 24:44〜27:56
ハリウッド黄金時代に壮大な夢を追いかけた実在の人物ハワード・ヒューズの半生を描いた伝記ドラマ。
映画製作と航空機事業に情熱を傾け、女優たちと華麗なロマンスを繰り広げた伝説の大富豪の波乱に満ちた若き日々を、「ギャング・オブ・ニューヨーク」のスコセッシが映像化。
ディカプリオがカリスマ的な魅力を放つヒューズを熱演。
ハワード・ヒューズは急死した父親の石油掘削機の事業を引き継ぎ、わずか18歳で大富豪の仲間入りを果たすと、会社経営を有能な部下に任せ、映画製作に没頭する。
24歳の時には、空軍のパイロットを描いた一大叙事詩「地獄の天使」を自ら監督する。
完璧主義者のハワードは、空軍並みの飛行機を買い集め、一流のエンジニアや気象学者まで雇い、あらゆる技術を駆使して、リアルな戦闘場面の撮影に成功する。
やがて完成した作品は大ヒットを記録、ハワードは一夜にしてハリウッドの名士となる。
そんな中、女優キャサリン・ヘプバーンと恋に落ちた彼は、ヒット作を次々と生み出す傍ら、飛行機会社を設立。
次々とヒット作を世に送り出し、ハリウッドでの成功という夢を叶え、人生の絶頂期を謳歌するかに見えたハワードだったが、世界最速の飛行機を作り出したいというもう一つの夢にのめりこみすぎた時、何かが狂い始める。
マーティン・スコセッシ監督。レオナルド・ディカプリオ。ケート・ブランシェット。ケート・ベッキンセール。アレック・ボールドウィン。グウェン・ステファニー。ジュード・ロウ。ウィレム・デフォー。(字幕)
第77回(2004年度)アカデミー賞助演女優賞、撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞受賞。
※「アビエイター」日本語公式サイト
http://www.aviator-movie.jp/ ※「アビエイター」英語公式サイト
http://www.miramax.com/aviator/
[映]「鬼龍院花子の生涯」 (1982年東映) テレビ朝日 25:10〜28:25
大正から昭和にかけて激動の時代を奔放に生きた土佐の侠客・鬼龍院政五郎と、彼にかかわる女たちの生きざまを描く。
土佐出身の直木賞作家・宮尾登美子の小説を「極道の妻たち」の五社監督がダイナミックに演出。
清純派の夏目が「なめたらあかんぜよ!」とタンカを切るシーンが見ものだ。
大正十年、松恵は土佐の大親分・鬼龍院政五郎の養女となった。
松恵は政五郎の身の回りの世話を命じられたが、鬼龍院家では主屋には正妻の歌が住み、向い家には妾の牡丹と笑若が囲われており、その向い家に政五郎が出向く日を妾二人に伝えるのも幼い松恵の役割りだった。
ある日、政五郎は女や子分たちを連れ土佐名物の闘犬を見に行った。
そこで漁師の兼松と赤岡の顔役・末長の間で悶着がおき、政五郎の仲介でその場はおさまったが、末長は兼松の持ち犬を殺すという卑劣な手段に出た。
怒った政五郎は赤岡に出むいたが、末長は姿を隠していた。
帰りぎわ、政五郎は末長の女房・秋尾の料亭からつるという娘を掠奪した。
この確執に、大財閥の須田が仲裁に入り一応の決着はついたが、以来、政五郎と末長は事あるごとに対立することになる。
これが機縁となってつるは政五郎の妾となり、鬼篭院の女たちと対立しながら翌年、女児を産んだ。
花子と名付けられ、政五郎はその子を溺愛した。
昭和九年、鉄道会社のストライキ阻止に出向いた政五郎は、そこで高校教師の田辺と出会い意気投合。
愛娘の花子の婿にしようとするが、田辺は美しく成長した松恵と愛し合うようになる。
五社英雄監督。仲代達矢。夏目雅子。岩下志麻。佳那晃子。中村晃子。新藤恵美。山本圭。仙道敦子。室田日出男。夏八木勲。丹波哲郎。夏木マリ。梅宮辰夫。桜金造。あご勇。古今亭朝次。大川ひろし。誠直也。成田三樹夫。
[映]「コール」 (2002年アメリカ) 日本テレビ 25:25〜27:22
裕福な3人家族を個別に誘拐・監禁し、身代金強奪を企てる犯罪者一味と、被害者一家の攻防をスリリングに描くサスペンス。
犯人と気丈に闘う母親役を美人女優セロンが熱演。
麻酔医の夫ウィルと6歳の娘アビーと幸せに暮らすカレン。
ウィルが出張中、彼女の前にジョーという男が現れる。
これまで4回の営利誘拐を成功させてきた犯罪者一味のボスだ。
ジョー、妻のシェリルと、従兄弟のマーヴィン、彼ら3人の手口は実に巧妙だった。
マーヴィンが子供の身柄を拘束する間、ジョーが母親に身代金を作らせ、その金を父親経由でシェリルが受け取る。
誘拐から身代金受け取りまでの24時間のあいだ、3人の家族をそれぞれが別の場所で監視し、孤立無援の恐怖に陥れることで、彼らは誘拐を完全犯罪化することに成功したのだ。
そして今、自分が新たな被害者になったことを知るカレン。
だが、アビーが重度のぜんそくを患っていることを知った彼らは徐々に混乱していく。
ルイス・マンドーキ監督。シャーリーズ・セロン。ケビン・ベーコン。ダコタ・ファニング。スチュアート・タウンゼント。コートニー・ラブ。プルイット・テーラー・ビンス。ジョディ・マーケル。マット・コービー。(字幕)
[映]「めぐりあう時間たち」 (2002年アメリカ) 日本テレビ 27:22〜29:20
作家バージニア・ウルフの「ダロウェイ夫人」をモチーフに、3つの時代に生きる3人の女性の運命的な1日をつづる。
マイケル・カニンガムのピュリツァー賞受賞小説を、「リトル・ダンサー」のダルドリー監督が映画化。
第二次世界大戦が始まって間もない1941年、イギリスのサセックス。
コートを着込み、足早に川に急ぐヴァージニア・ウルフ。
川の流れに太陽光が反射しキラキラと輝くさまを見つめながら、残してきた遺書の文章を心の中で繰り返していた・・・。
死を決意したヴァージニアはコートのポケットに石を入れ、ゆっくり川の中へと足を進める。
流れに身を委ねた瞬間、彼女は勢いよく水の底を流されていく・・・。
誰の人生にもある普通の朝がまたやってきた。
三つの時代の、三人の女たちの、それぞれの一日が始まろうとしていた・・・。
'23年、ロンドン郊外。
バージニアは「ダロウェイ夫人」を執筆していた。
'51年のロサンゼルス。
「ダロウェイ夫人」を愛読する妊娠中の主婦ローラは、夫の誕生日パーティーの準備をする。
2001年のニューヨーク。
「ダロウェイ夫人」のヒロインと同じ名のクラリッサは、エイズに苦しむ友人を介護していた。
スティーブン・ダルドリー監督。ニコール・キッドマン。ジュリアン・ムーア。メリル・ストリープ。エド・ハリス。トニ・コレット。クレア・デーンズ。ジェフ・ダニエルズ。スティーブン・ディレーン。マイケル・カルキン。(字幕)
第75回(2002年度)アカデミー賞主演女優賞受賞。
※「めぐりあう時間たち」日本語公式サイト
http://www.jikantachi.com/
[映]「ディレイルド 暴走超特急」 (2002年アメリカ) テレビ東京 28:10〜29:45
生物兵器をめぐる戦いを描くアクション。
主演は「レクイエム」のバン・ダム。
逃げ場のない走行中の列車を舞台にした、死を招く細菌ウイルスの争奪戦という題材を基に、バン・ダムの迫力あるアクションがさく裂。
彼の息子役に、実子クリストファー・バン・バレンバーグがふんし、親子共演をした。
東ヨーロッパ、スロバキアの厳戒態勢が敷かれた研究所に、美しくセクシーな国際的女強盗ガリーナ・コンスタニンが侵入し、小型ケースを盗んでいった。
ちょうど家族でヨーロッパ旅行中だったNATO工作員ジャック・クリストフは、上司ラースの命令で彼女から極右政党の情報を入手するという名目で、ミュンヘンまで列車護送の任につくことになる。
ジャックの本当の職業を知らされていない家族の不満を気にしつつ任務に赴き、ガリーナを保護した彼だったが、その後スロバキアの軍隊まで巻き込んでの執拗な追跡をかわしていく。
何とかミュンヘン行きの列車に乗り込むに至り、この任務がラースの言うように楽なものではないことを痛感するのだった。
ジャックの試練はまだ始まったばかりだった。
最初の停車駅で、見覚えのある3人が乗車してくる。
ジャックの妻マデリーンと、ふたりの子供イーサンとベイリーだ。
彼をびっくりさせようと、何も知らせず列車に乗り込んだ家族3人だったが、そこでマデリーンとガリーナが鉢合わせしてしまい、一気に緊迫感が高まる。
ジャックが浮気していると誤解し、憤慨する家族を何とかなだめようとするジャック。
やがて生物兵器を狙うメーソンら、テロリストも現れ列車を乗っ取ってしまう。
ボブ・ミシオロウスキ監督。ジャン・クロード・バン・ダム。ローラ・ハリング。トーマス・アラナ。スーザン・ギブニー。ルーシー・ジェナー。ジェシカ・ボーマン。クリストファー・バン・バレンバーグ。ジョン・ビショップ。(字幕)