ハゲ界の中じゃジェイソン・ステイサムが現れるまではショーン・コネリーが別格だったんだよ。
なんでかっていうとやっぱ髪型ね。
かっこいい系の奴はなんだかんだいって内心ハゲを気にしてるから結局スキンヘッドにすんだよね。
スキンはほとんど唯一無二の安全パイなわけ。
じゃあニコラス刑事とかどうなのよって言うかもしんないけど
ハゲの俺に言わせりゃあんなのハゲでもなんでもないよ。
ニコルソンとかもそう、ハゲとは呼ばせないよあんなの。
ショーン・コネリーがすごいのはさ、普通の髪型でおもっきりハゲてるわけ。
ハゲの何が悲しいかって、横は普通にフサフサなその残酷なコントラストね。
でも我らがショーンはそんなのモノともしてないだろ?
下手したら自分のことハゲとも思ってないんじゃないか。
それどころかハゲっていう現象自体知らないんじゃないかと思わせる堂々としたたたずまい。
あれはなかなか真似出来ないよ。
ブルース・ウィリスがまだ甘ちゃんなのはさ、あいつやっぱハゲ気にしてんだよねずっと。
だっていっつも苦い表情してんじゃん?
あれはね、いくらいい女連れてかっこいいアクションかましても
「あーあ、これで禿げてさえいなきゃなあ…」って思ってんだよね本人が。
ブルースの場合はそのしょんぼり感が俳優としての味になってるからいいんだけど、
俺らハゲにとってはやっぱ励ましにはなんないよね、禿増しにはなってもさ。
そこで期待の新星禿ジェイソンの登場なわけよ。
かっこいい系なのにもうごまかしのきかない完全なハゲ。
しかもハゲにしちゃまだ若い。
だけどどうだろう、普通のベリーショートでハゲさらしてんだよね。
スキンにしたり帽子やカツラで隠したりとかっていう悲哀が無いわけ。
この若さでもうなにか川を渡った感があって堂々たるもんなんだよ。
ああなりたいもんだよな。
まさに我らがハゲ界期待のニュースターだね。
俺にはほんとまぶし過ぎるくらいだよ。