いわゆるベタあかり(陰影に乏しい、ただ明るいだけのフラットな照明)は、監督よりさらに上の人たちの意向である場合が多いから。
主演のアイドルの顔がよく見えるように明るく撮れといわれたら、シーンの雰囲気が多少壊れても、そうせざるを得ない。
ダイハード4.0とか有り得ない酷さだったけどなあ…
物量さえあればあんな映像でも邦画よりはマシだと?
903 :
名無シネマさん:2007/09/09(日) 11:32:59 ID:5uURgLJv
ダイハード4.0よりましな邦画を1つでもいいから挙げてくれ
いやいや、照明の話。
特にナイトでの牽引がらみの映像はおかしい。
905 :
名無シネマさん:2007/09/09(日) 11:45:56 ID:k45B2TjG
シナリオでもキャスティングでも練りに練る姿勢が足りないと思う。黒澤明監督などは複数人で合宿してシナリオを完成させたと聞く。そういう執念さえあれば、安易な作風にならないだろう。
監督の質、最終的にはコレ。
>>905 脚本は練ってるのは練ってるよ。
よく黒澤明の話を出してくる人がいるが、
スタジオ=撮影所システムがしっかりしていた時代に、
更に特別扱いの巨匠だった人のシステムは現代では余計に真似できない。
何が問題なのかは、より良くする為の書き直しで、より良くなっているかの判断をする人間が居ないってことか。
そこを監督に任せてしまうことが多い為に、駄目になることも。
やっぱりそういうことも含めて判断できるプロデューサーが必要ってことでしょ。
商品としてより良く仕上げる為の土台を作れるP。
特にエンターテイメントに徹する為にはそこの部分が必要だよね。
それとは別に監督の拘りのある映画ってのもあってってことで。
ただ、海外で日本映画が評価受けるのはそのどっちでもなさ、正体不明さみたいだけれどね。
908 :
名無シネマさん:2007/09/09(日) 12:21:14 ID:ueQpAE9c
ダイハードとかトランスホマを出す奴はアホ。
映画がわかってない。
キャスティングに関しては、まぁ再考の余地はあるだろうけれどね。
良く同じ人しか出てこないって批判もあるが、
同じ人しか映画の出演にOKする人が少ないってことだしね。
映画は儲からないから。
>>908 別にアホとは言えない。
ただ制作費の違い、製作日数、撮影日数の違い、製作スタッフの人数の違い、
要するにシステムの違いってコトを理解しろとは言いたい。
同じ環境があれば、日本人スタッフでもできると思うけれどね。
>>887 全然的を射てない批判があったら「そうじゃないよ」と言うのは当然でしょ。
それが「擁護」になるのは「擁護 or アンチ」の二択しかない人の物の考え方じゃないかね。
日本映画界には大きな問題がある。だけど、それはこういうスレでは全然語られる事がない。
だって、このスレの人の大半は「どこか別の世界の日本映画界」を批判しているだけだもの(w
例えばこういうスレでよく批判の的になる「日本映画の閉鎖性、後進性」の話の中で
「徒弟制度」が槍玉にあがる事がある。
「頭の硬い親方の下でこき使われた新人がどんどん情熱を失っていく」みたいな図式な。
どこの世界の話だよ?って思うよ、マジで(w
今の日本映画では「徒弟制度があること」は全然問題になってない。
だって徒弟制度が崩壊してるんだから。逆に「徒弟制度が無いこと」が問題になっている。
これは別に年寄り連中だけが問題にしているわけじゃない。
だからこそ文化庁が主催しているベテランスタッフのワークショップに
決して裕福じゃない若い人が仕事を休んでまで詰めかけるという事態が起こっている。
ありもしない(残ってるかも知れないが問題となるほどではない)徒弟制度なんか批判しても、
こういう現実はどうにもならんよね。
しかし、紋切り型な描写や登場人物を批判しているはずの人達が
「徒弟制度にがんじがらめにされた旧態依然とした日本映画界」みたいな単純な図式を
本気で信じているのはちょっと笑えるものがある。
ま、他にもいろいろあるけど、これはほんの一例。
912 :
名無シネマさん:2007/09/09(日) 12:29:57 ID:nA3Mz6by
邦画は社会のダメ人間達が作っている
アメリカ映画は、巨大産業なので、優秀なスタッフが揃っている
>>907 亀山Pのインタヴューで、「ブレイブストーリー」は脚本を重視して10回以上
リライトしたみたいな話を読んだことある。
確かに、より良くなっているかの判断はできていないねw
>>910 >同じ環境があれば、日本人スタッフでもできると思うけれどね。
トランスフォーマーやダイハード4は、飽きるほど大作映画の製作に携わった人達の
ノウハウの集積の上に成り立っている。「同じ環境」があれば何とかなるとは思えないけどね。
「ノウハウの集積」も環境のうち、って事にすれば仰るとおりでございます、なんだけどさ。
まぁ、ノウハウの集積の差を埋めるだけの予算が有れば問題ないと思うが。
同じく、なんともならないと思う。
低予算でしか成立しない仕事の美術製作ばかりの現状で
急に予算が出たところでどうにも身動きできないでしょ?
だから戦艦をコンパネで造ってそのまま塗装したりしてしまう。
普段からやってないから急に金属加工出来ないし、そういう業者とのコネも無い。
木材が木材に見えていい仕事しかしてない。
そんなスタッフがいくら予算貰ったところでリアルな作り物なんて出来ない。
照明はまた多少状況が違うけど、結局は普段から扱ってないと
映像上で十分な効果が出る使い方なんて出来ない。
照明の当て方。
これに尽きる。
917 :
名無シネマさん:2007/09/09(日) 13:09:30 ID:BkZzZo+5
100%無理。
例えば「フーバーダムは実はエリア41だった」みたいな発想出来る奴が
日本には一人もいない。
例えばサイバーテロをコンピュータ無縁の人にも絵で理解させる為に
「全米一斉に大停電」という絵を用意する発想が誰も出来ない。
環境と技術を同一にしたって、使う側の無能が露呈されるだけ。
>>915 >だから戦艦をコンパネで造ってそのまま塗装したりしてしまう。
これ、当たり前だろ。何が問題?
「予算があるから金属で作っちゃおう!」と考える方がアホですがな。
映画美術の仕事というのは戦艦を造る仕事じゃないんだよ。
「戦艦に見えるもの」を作る仕事なんだよ。
撮影が終わったら解体するので、その手間も考えなきゃいけないし
急に監督が「クレーンの動きの邪魔になるから、あの部分を削ってくれ」
と言いだしたら対応できるようにある程度の柔軟性を持たせなければならない。
タイタニックだって水落としの仕掛けとかで強度が要る部分以外は
殆どが鉄骨と木材の集積物だ。トラ・トラ・トラ!の戦艦だって
喫水線から上は日米同じ工法で作られている。
鉄骨で骨組み作ってベニヤを貼って簡単な防水加工してから塗ってお終い。
後は「ペンキを塗った木材を金属に見せるメンテが毎日出来るか」の違い。
トラ・トラ・トラ!の長門は物凄い人数で毎日のようにサラダ油で磨かれた。
タイタニックは水性のクリアラッカーの攻撃を絶え間なく受けている。
どちらも予算が無ければ出来ない事だな。
>普段からやってないから急に金属加工出来ないし、そういう業者とのコネも無い。
が本当なら男たちの大和のセットは出来まへん。
まさかあれの骨組みが太い角材だと思ってないよね?
役者が上り下りしている階段は木材で作ったら折れちゃうよ?
とりあえず、批判するなら現実を調べてからでも遅くはないと思うけどな。
大和こそコンパネ丸出しじゃない?
ローレライの方がまだマシかというくらいに酷かった。
つまり、その場にトリップさせてはくれず、俳優達がセット上で動いてるようにしか見えない
世界観構築の至らなさこそが問題。
>>900 カメラマンと照明技師さんの関係は阿吽の呼吸というか独特なので、「どこまでが
照明さんがやったのか」はいちばん語りにくい部分。
業界人でも撮影技師(撮影監督)中心で映画を語ることの方が遥かに多い。
ジャーナリズムも業界人も、アメリカのような撮影監督システムを擬似的に日本に
当て嵌めてカメラマンの名前で語った方がラクなのでそうしているに過ぎない。
>>919 だから「世界構築」もお金なんだよ、という話を
>>918氏はしているのでしょう?
だいたい、ローレライにオープンセットなんかあったっけ?
>>911 閉鎖性っていったら、
ハリウッドなんて閉じてる閉じてる。
ただ、違いは中に入ってそれなりの仕事をすればキチンと正当に評価されてさらに高いギャラで仕事を得ることができるようになるってだけで。
日本は間口は広いよ、今は撮影所時代より。
誰でも、ちょっとコネがあれば入れる。
入った後がキツいので辞める人が多いけれど。
評価もアメリカとはシステムが違うのでギャラが莫大にならないが、仕事は増えるし。
徒弟制度ってのが、一番下の助手から出発してサード、セカンド、チーフと上がっていって技師になることを言ってるんなら、
これが無い理が業界は何処の国にも無いと思うが。
ハリウッドだろうが、韓国だろうが、ヨーロッパだろうが。
演出以外のパートは本当に技術を学んでいかなきゃなれないパートなので当たり前のことかと。
監督は今は助監督をやってなんてのが監督になれる唯一の道じゃなくなってるから、
徒弟制度なんて程ではないけれど。
監督も技術なんだが、そこを理解できない人も多そうだけれどね。
>>913 別にそれが特殊なんではなくて、改稿を何度も行うのは普通のこと。
それも二度三度ではなくね。
だから練ってないんではなく、練り方がなってないのが大きいような気がする。
まじで、稿を重ねるごとに面白くなくなっていくのを見たことあるから。
実際出来上がった映画はどうなのよって感じだった。
孫悟空とHEROが出品もしていないのにカンヌで大暴れし、
ジャンゴみたいなどうみてもB級がベネチアで出品される。
そんな狂った行動する奴等は映画界から一掃するべきだな。
ハリウッドの制作費が莫大になってるのは
それだけ金をかけてるって事だが、
一番金が掛かるのは人件費なんだよね。
スタッフのクレジットを見るだけで違いが分かるでしょ。
アメリカの映画が本編が終わったと長々と流してるクレジットは伊達じゃないってコトですよ。
あれ全員本当に一本の映画に関わってるんだから。
日本ももう二十年ぐらい、全スタッフをクレジットするようになってるけれど、
人数は十分の一以下だよね。
あれ省略してるわけじゃないのよ。アレが日本の映画の場合の全スタッフ。
>>923 西遊記もHEROも別に出品したわけでも招待されたわけでもなく、
売り込みに行っただけのものを、フジテレビは主になって話題を作りたいジャニーズがマスコミを使って
騒いでただけで。
馬鹿なのは映画業界に居るのではなく、もっと狭義の芸能界の方だと思うが。
邦画擁護派の論法は詐術に満ちている。
あるいは、愛情のあまり邦画の問題点に対して盲目になっているのだろうか。
880 :名無シネマさん:2007/09/08(土) 21:57:04 ID:+ZK0LlvB
>
>>874 > 何を持って照明を軽視してるって言ってるのか分からん。
> 脚本も同様。
> 映画が面白くなかったからといって、脚本をちゃんと書いてないかどうかは分からん。
脚本はまともなのに映画が面白くないのだ、と言いたいらしい。このように話をそらすのがポイント。
言い切るのはさすがにムリがあるので、分からん、と言ってゴマかす。
> 今までも語られてきたけれど、予算の縛りがある為に物量がハリウッド映画と違うだけで。
カネが無ければハードは買えない。これは事実。
それじゃ装置を揃えれば、すぐさまマトモな画が出来上がるのか?
とんでもない。邦画の問題点はハードがないことばかりではない。装置を使いこなすのに必要なノウハウは一杯ある。
しかし、擁護派はこんな問題点には触れない。「予算の縛り」の一言で済ます。なかなか便利な切り札だ。
> ただ、脚本を改稿していく過程を何度か見てるが、
> それが具体的にどう面白くないからこう直すと面白くなるって的を射た意見が少ないような気がするね。
「が、」でつながれた文章同士の関係は不明だ。
具体論をマトモにやると、収拾がつかなくなるのは容易に予想がつく。
このように、誰も付き合おうとしない議論を吹っかけるのも有効な手だ。
> これは軽視してるわけではなく、
> ノウハウが受け継がれなかったからまたは具体的にマニュアル化されてなかったからだと思うけれどね。
これも前段と後段のつながりが不明な文章だ。
重視していたら、ノウハウも受け継がれるだろうし、マニュアル化もされるだろう。
揃いも揃ってマニュアル化を怠ったというのだから、これは軽視以外の何物でもない。
>>926 擁護ではなく、「そうならざるを得ない理由」を書いているだけだと思うけど?
予算の割にコストパフォーマンスの高い絵を作る技術という意味なら、今の日本の映像産業は
いいセン行ってるよ(代償は現場労働者の薄給とオーバーワーク。一人前の技術者になれれば食える
けど、掛ける労力の割には「貧しい」人が多いのは残念ながら事実だろう)
>揃いも揃ってマニュアル化を怠ったというのだから、これは軽視以外の何物でもない。
これもガイシュツだけど、映画・TVドラマ・Vオリが「ホンで当たる」保証って実は全くないのよ。
映画の教科書には「脚本が大事」と書いてあるし、プロも一応はそう言うけど。
また現実にもヌルいホンの方が当たったりするしね。反対に「これでは観客(視聴者)が
分からないよ」とかそういうホンの作り方もあるわけで、そこでヌルくなる面もあるでしょう?
またアート系に多いけど、キッチリしたホンが作れない(逆にそこがウリ)という監督ってのもいるわけ。
なぜ日本はアメリカのようにならなかったのか?(アメリカも興収や視聴率には厳しいのに)
日本のプロがいちばん知りたいのはそこでしょうw
>>926 >カネが無ければハードは買えない。これは事実。
>それじゃ装置を揃えれば、すぐさまマトモな画が出来上がるのか?
>とんでもない。邦画の問題点はハードがないことばかりではない。装置を使いこなすのに必要なノウハウは一杯ある。
>しかし、擁護派はこんな問題点には触れない。「予算の縛り」の一言で済ます。なかなか便利な切り札だ。
うむ。日本の機材屋にはハリウッドで使っている最新機材ならかなりの割合で揃っている。
それを使いこなすノウハウは揃っている。
そのノウハウを持ったスタッフは映画界にもいっぱいいる。
映画のスタッフもCMとかの仕事をするからな。
ただしこういう機材を使えるのはCMの撮影だけだ。
あとは大物タレントのPVとかだな。
映画では「あれがあったら格好良い絵が撮れるのにな」と思いつつ
なかなかそういう機材を使うことが出来ない。
誰もがその機材の能力を知っているけど映画ではなかなか使うことが出来ない。
なぜこんな事が起きるのか?
「切り札」無しに誰か説明しておくれ。
とりあえず予算は疑問だな
邦画の最高額が黒澤の乱で12億円だったような
しかし、同予算でアメリカではメメントやユージュアルサスペクツなどができたり、
コマンドーとかのバカ系もできる
更に低予算だと死霊のはらわた、ゾンビ、パルプフィクションなども作れる
単にスタッフにやる気や情熱がないだけだろ
追記で面白いと思った邦画は
・ジブリやマッドハウス、IG系列
・呪怨
・鉄男
・座頭市(武版含む
ぐらいかな
>>930 もうちょっと邦画観てもいいんじゃないか?
932 :
名無シネマさん:2007/09/09(日) 19:55:57 ID:z4aVAY1v
>>908 そんなことをわざわざ言うから駄目なんだよ
集客で答えは出てるんだから、学ぶ所は学ばないと
>>930 邦画擁護派でもないが、
さすがにもっと色々なタイプの面白い作品があるぞ
>>929 スタジオシステム崩壊後の日本映画は、「アメリカ映画の小品並の予算で大
作を撮らねばならない」(最近の例だとリメイク版「日本沈没」など)
「人間ドラマでもちょっとマジメに作り込むと億単位の予算との戦いになる」
(例・「怪談」など)という状況にあるわけで、無理を言いなさんな。
要するに、本当は大作に見合う予算ではないのに「これだけカネを掛けたんだから作
品内容も派手に大きくしろ」と要求するプロデューサーもいかんわけ。
三谷の新作(「ザ・マジック・アワー」)は人間ドラマなのにオールセットで
相当にカネを掛けたらしい。そういうことが普通に出来るようになればいいんだけどね。
935 :
名無シネマさん:2007/09/09(日) 20:26:40 ID:k45B2TjG
俺が邦画で好きなのは、(今観れば古いと感じる部分もあるが)
『太陽を盗んだ男』『戦国自衛隊(旧版)』『友よ静かに目冥れ(ねむれ)』『狂い咲きサンダーロード』『それから』『ガメラ2レギオン襲来』『七人の侍』最近ではDVDで観た『殺し屋1』
クリスピー・クリーム・ドーナツって日本では人気あんのにね。
>>935 突然君の好みを語られても・・・w
「低予算映画で好きなの」って括りならまだわかるが・・・
怪談もおかしいよね
なんで浜崎あゆみもってくるのか?
なんでもラブストーリーにすりゃ女性客入るのかよ
中田なんだから、普通にかさねケ淵を撮らせりゃよかったのに
>>929 誰かがブログに書いてたが、
一瀬ってプロデューサーだったかな、
アメリカの人気テレビドラマシリーズに出演してる日系人(在アメリカ日本人?)俳優で本職は何かのスタッフの男の人が来日したとき、
日本映画の制作費の平均金額はそのドラマシリーズ一本の制作費より低いと説明したら、
驚いてたと。
黒沢清がフランス等の映画祭や特集上映呼ばれて向こうの映画業界の人と
制作費と撮影日数、制作日数の話をすると、
あまりの低額と短さに驚かれるとか。
それに邦画の製作費の最高額は
ジブリのハウルか千と千尋じゃないのか?
二十数億円。
ID:b5+vIB6xが面白いと思った
呪怨は恐らく一億以下、鉄男は数百万だわ。
君が低予算と言ってる、ゾンビやパルプフィクションはこれに比べれば充分大作。
940 :
名無シネマさん:2007/09/09(日) 21:12:14 ID:z4aVAY1v
>>940 そうだよ。
知識のひけらかし。
アメリカの低予算と日本の低予算は桁が違うんだから、
そういうことも踏まえて語れや
ってことだ。
こんな情報、別に業界に詳しくなくない俺みたいな素人でも分かるんだから。
ひけらかして恥ずかしいったらないわ。
942 :
名無シネマさん:2007/09/09(日) 21:28:21 ID:fLvUO/R/
詳しくなくない
943 :
名無シネマさん:2007/09/09(日) 21:42:45 ID:Ytx/LYhG
>>917 似たような発想出来るヤツがいないってワケでもないだろ?
ただ実写の脚本作ってるヤツにその発想力があるヤツはまずいないと思う。
前に誰か言ってた覚えがあるが、
いくら新しい案出しても実写邦画のスタッフには絶対「予算がヤバイ」って言うヤツがいるから
結果ボツにされるしそのせいでいい脚本家もアニメとかに言ってしまう。
海外で「ジャパ二メーションはスゲェぜ!」って言うガイジンがいるけど
結局ガイジンが見てるのは日本のデキる脚本家たちのつくったストーリーなワケだし、
ガイジンがもし日本の実写映画(特にフジ)見たらあまりの出来に憤慨するんじゃないか?
中島哲也とSMAPの「ガッチャマン」が映画化したらいくらSMAPでも絶対見るけど
この企画も金かかるからってボツになったんだろ?
実写の人って挑戦を全くしようとしないんだし、
実写じゃないにせよCGバンバンに使ったアニメの企画でさえボツにされるようになったら
この日本映画界は世界で一番レベルの低い映画を作る国として日本映画なんか誰も見向きもしなくなるだろうな。
944 :
名無シネマさん:2007/09/09(日) 21:44:53 ID:Ytx/LYhG
>>943 >実写の人って挑戦を全くしようとしないんだし、
が本当なら三丁目の夕日なんか出来るだろうか?
少なくとも「実写」部分は全く挑戦してないだろ?
CG屋によるCG屋のための映画。
淡々と合成素材集めてるだけの現場の何が挑戦だ?
>>946 >淡々と合成素材集めてるだけの現場の何が挑戦だ?
企画自体。
あの程度のお話なら二時間ドラマの予算で十分に出来る。
ちょっと古めの商店街にお邪魔して、店先にミゼット停めて、同じ古い車を何度も使い回しして
遠くの近代的な建物やアスファルトの路面は画面に入らないように苦心して
大井川鉄道の駅の柱に「うえの」と書いた小道具の看板を下げて
「はい、これが昭和30年代ですよ」とトボける事も出来たはずだ。
あの程度のストーリーだったらその程度の予算しか下りない。
これが
>>934で説明されている、これまでの日本映画の「常識」だった。
ところが、この映画では「その程度の話」にありったけの予算と技術が注ぎ込まれている。
そして「せっかく予算があるんだから社会問題も」みたいなスケベ心も起こしていない。
これは今までの日本映画には無かった方法論だ。少なくとも貧乏人の発想じゃない。
製作が決定した当時は「そんな中途半端な昔の映画なんか受けるのか?」
という声もあったくらいだし十分に野心的な企画だったと思うよ。
日本映画の基礎体力を考えたら特にね。
>>943 >そのせいでいい脚本家もアニメとかに言ってしまう。
アニメのライターさんはアニオタの成れの果てとか、実写を書きたかったがそっちの方で認
められずバイト気分で書いているうちにアニメに腰を落ち着けたとかそういう人が大半。
実写の仕事がなくなったのでアニメに移った人とか。キミが考えているような理由でアニメに来た人なんか誰もいないよ。
>ガイジンがもし日本の実写映画(特にフジ)見たらあまりの出来に憤慨するんじゃないか?
ガイジンの映画オタクや業界人って面白くてね。日本の映画オタクがしばしば批判する「日本映画のホンのユルユ
ルでいい加減な部分」が逆に面白いって言うんだよねw フジ映画を連中が観るかどうかは不明だが。
>>947 まあ三丁目も肝心のホンがユルユルではあったけどね。でもそれで少なくとも日本国内では受けてるんだからな。
今の観客の好みからすると、逆にガッチリ書き込むと駄目なんだよ、たぶん。
>>943 > 実写の人って挑戦を全くしようとしないんだし、
挑戦の意味だよね。
「ジャニーズの候補生に「櫻の園」をやらせる」とか考えてるわけ?
知っての通り、映画は借金して作るからね。
企画が破天荒すぎるとカネ貸してもらえないよ。
10本まとめてファンドにして、どさくさで挑戦的な企画を紛れ込ませておくのがせいぜいかな。
それとも、よほど儲かったら自腹でつくるか。
実入りのいいフジテレビに挑戦してもらいたいものだw
>>943 >>949 「挑戦」
日本映画の企画の保守性についてはよく批判されてきたし、今でもキー局やメジャーの映画は「泣ける」とか
そういう部分でしか企画が動かないのは事実。
ただし現在、実際に出てくる映画は(あくまでミニマムな世界観に基づいているという留保付で
はあるが)玉石混交の世界でも「ありえね〜」映画ばかりだよ。
製作委員会方式の弊害なのか何なのかは不明だが、こんなにわけのわからん商業映画とも
アート系ともつかぬ映画を山のように作っている国なんか他にないんだって。
単にプロデューサーが無責任なだけかもしれんが(笑)、こうしたバラエティの
面白さは「挑戦」にはならない?
ガッチャマンについて言えば中島氏が「この予算では撮りきれね〜」コンテを
作っちゃったんだろうから、没になるのは仕方なくない? 反省したから下妻とか
嫌われ何とかとかそういう方向にしたんだろうし。
最近の「ありえね〜」かつコケた企画ってナンだろ?
逆に当たった企画はあるのかな?
最近は原作モノしか上映されていないような気になってるけどw
ヱヴァ新劇場版を見たら「邦画でアクションはアニメで沢山ですよ」と思ってしまった。
ヤシマ作戦の怒涛の展開、敵の脅威、破壊、崩壊、爆発、アニメならではの気持ちの良い画作り、
実写がこれに到達するには後20年はかかるんじゃないだろうか。
もっとも、死者が蘇る話なんて、やたら多いよね。
欧米なら「それって、ゾンビじゃなくて」とか言うかもw
>>953 「ゴースト・ニューヨークの幻」は別に珍しい映画じゃなかった。
死んだ人間が幽霊となって蘇る話なら映画に限らずいくらでもあるよ。
もう少し見聞を広めてみては。
955 :
名無シネマさん:2007/09/10(月) 00:26:49 ID:h9l6wSk3
関係無いかもしれないけど、
公開初日でキム太のヒーローを友達に無理矢理連れてかれて見てきました。
そんで友達が家に帰ったあとに前々から目を着けていたAKIRAの劇場版を見ました。
ちなみにどちらも初見であり、
日本アニメはジブリとしんちゃんしかまともに見た事ありません。
AKIRAの方が断然面白かったってのはどういう事なんでちゅか?
いわゆる、霊界あり得ない系は1年に1本以上製作されているな。
思いつくまま挙げても「黄泉がえり」「天国の本屋」「いま、会いにゆきます」「椿山課長の七日間」「花田少年史」なんかがある。
>>954 今から10年以上前の作品を持ち出す時点で、やっぱ珍しいジャンルの話なんだなぁと思うよw
「悪夢探偵」はどうだったんだろうねえ?
タイトルはおもしろそうだなって思ったんだが、ちょっとグロいんだってね。
まあ悪夢なんだからグロもありなんだろうけど、いかにも若い人が喜びそうな
タイトルなんだから夢を与える方向性だったらよかったのにな。
でも続編できるみたいだ。
塚本に何を求めてるんだお前は
959 :
名無シネマさん:2007/09/10(月) 04:33:57 ID:vygavDzM
>>954 日本で、このぐらいヒットした同じテーマの作品をあげてみろや。
お前のは屁理屈なんだよ
アニメって面白いか?
アニメや漫画みたいな幼稚なの楽しめる連中に映画を語ってほしくないなぁ
前田とか、
961 :
名無シネマさん:2007/09/10(月) 06:28:34 ID:2SXmZNBq
役者のオーバーリアクションが、腹立つんだけど・・・・・
>>960 俺が子供の頃に見たアニメ映画で印象で残ってるのは、ナウシカとAKIRAの2本
だけど、邦画の実写映画は1本もないぞ。
洋画はもっとあるけど。
子供の頃は、「ゴジラ対○△×」をメインに何本かのアニメ映画を抱き合わせて上映する
「東宝チャンピオン祭り」って言うのがあって、親父に連れてって貰うのが無上の楽しみだったな。
あの頃は、字幕で見る海外の映画なんか見たいとも思わなかった。
スタッフにやる気がない
次スレの季節ですなあ
>>955 「アニメと実写映画の制作条件の違い」まで頭の回らないあなたは何歳なんでちゅか?
>>955 「AKIRA」は原作の方が面白かったなぁ。
大友はアニメに全力投球したんだろうけど。
アニメ製作後に連載再開したら、ペンのタッチが弱々しくなっていて驚いた記憶がある。
2006年だけ見ても、おっ! と思う邦画はあった
「嫌われ松子」「紙屋悦子」「ゆれる」
百の凡作の中、この3本は好きだわ個人的にだがね
おまいらのレス100に3つぐらいは「ふ〜ん・・・」と納得したり、考えさせられるのと一緒
本数は結構作ってるんだからね
970 :
名無シネマさん:2007/09/10(月) 18:03:24 ID:Gi9gxwB1
大友は「童夢」で終わった。
「AKIRA」はデガラシ。
そのアニメ化作品はカス。
今は創造することが全くできない企業バンダイに飼育される豚に成り下がった。
「それでもボクはやってない」
評判良いから見てみた。
面白かったけど、母親役がもたいまさこでなければ
完璧だった。
こいつが出てくるだけで、いつドタバタ喜劇に転換するのか
気になって集中できなかった。
>>962>>970現実でかわいそうな人生送ってるからって俺にあたるなよ
アニメ面白いか?そうか。そうか。
アニメ板にいってろ
974 :
名無シネマさん:2007/09/10(月) 19:08:04 ID:E8LJ7e2i
>>973 この板的には圧倒的におまえの方がかわいそうな奴だけどなw
975 :
名無シネマさん:2007/09/10(月) 19:18:50 ID:FLjG8NEJ
>>972 そうそ。今年だとソレとか「バッテリー」とか「タイムマシンはドラム式」
(「バブルへGO!」は、上の専門家みたいな奴に見つかったら‘ぬるい脚本の
フジの映画ともドラマとも区別の付かないもの’なんていわれそうだが
あの時代を主人公たちと同世代で過ごした者にはたまらんわw)とか良かったわ。
やっぱ映画は脚本だと再認識させられる。それをどう料理するかが職人に
技の見せ所? 最近の観客は「泣きに行く」「笑いにいく」というようなニーズを
映画に求めているようだが、誰かが書いているようにそれだと製作側もじゃあ
ここで泣かせて、ここで笑いとってという予定調和的な作りになってしまう
作品との出会いはもっとサプライズじゃないとそんな前もって用意された
喜怒哀楽じゃつまらないと思うがねえ…。そんな大衆の意識の低下が作品の
低下に直結してるように思える。そんな「ハイッ、ここで泣こうね!」なんて
幼児向けの作品みたいなのを量産してるうちは日本映画に未来はないのかもね。
とりとめもなく書いたが、要は映画なんぞ大衆文化なんだからその国の文化度に
あわせたもんしかできねえ。つまり俺たちにも責任の一端があるってことかな?
あんた文章書き慣れてるねえw
最近は脚本がぬるくても結構ヒットするらしいね。
「泣ける」という触れ込みの作品が単に失笑モノだったりすることもあるけどw
泣こうと待ち構えてハンカチ片手になだれ込む観客もいるからなぁ。
映画館は、お涙頂戴が十八番の舞台でもあるし、親の因果が子に報いの見世物小屋でもあるから、何でもありでいいよ。
見応えのあるドラマも見たいけどね。
興業的にリスクがある脚本は、有名俳優の出演がないとOKにならんのだろうねぇ。
979 :
名無シネマさん:2007/09/10(月) 20:02:05 ID:9u+tcRnF
TBSのお涙頂戴作品、フジの連ドラ映画化作品・・・・これらが消えたら邦画もマシになるような気がする
うーむ・・・
>>978のいうことも一理あるかもしれん
最近yahoo!の映画評なんぞをつれづれに見てると
海外の重い作品の評価で「私にはヘビーすぎました」☆1コ
wwなんていうのをよく目にする。結局映画ごときでリスクを感じたくないのかもしれんなあ〜・・・
とりあえずスピンオフは止めろ
982 :
名無シネマさん:2007/09/10(月) 20:15:13 ID:vygavDzM
>>976 なに言ってんの?
ニーズは面白いの一点だけだろ
反応は喜劇か悲劇かで別れるだけだよ
日本の劇場でかけられてる邦画は
2時間ドラマ 90%
映画 10%
の比率だと思う
>>980 こりゃ、どうもw
「世界の中心で愛をさけぶ」を観て「こりゃ、泣けんぞい」と思ったり。
「いま、会いにゆきます」を観て「泣かせの引っ張り方が足りんなぁ」と思ったり、だね。
原恵一の「クレしん・戦国大合戦」は泣けて泣けてしょうがなかった。
終わってみたら、子供の付き添いのママさん連中の目が真っ赤だった。
肝心の子供らはキョトンだったがw
>>982 最近の客はその求めるニーズを分けて欲する映画を見に行くことが顕著になり
例えば
>>978の「泣こうと待ち構えてハンカチ片手になだれ込む観客もいるからなぁ」
という現状の中、
製作側もそのニーズに応える事で予定調和的、総寅さん化、総釣りバカ化した
無難な映画しか撮らない・・・と書いたつもりだったんだが
ニーズが「面白い」の一点だったら、それに越したことはないんだけどなあ〜
986 :
名無シネマさん:2007/09/10(月) 21:37:49 ID:GWdviU+1
現時点で最高の邦画は石原真理子の『ふぞろいな秘密』です。
>>985 寅さんと釣りバカを馬鹿する奴に映画を語る資格などない。
大衆娯楽の原点だからな。
あの構造原理の理解無くしてヒット映画も糞も無いだろう。
>>987 そうだなw
寅さんも釣りバカもリスペクトしないとな。トラック野郎もだがw
なにしろ寅さんはオリジン!「年末仕事終わったら寅さん見ねえとさっぱりしねえや!」
なんて奴、回りにごろごろいたよ。俺も必ず見た。正月興行だけど、年末見に行くんだよねあれ
あれこそ大衆演芸。日本人の大好きな最高の様式美だわ
タダでさえダラダラ長い文章になっちまうもんで、要点で手抜きだったな
ま、名無しに戻るわ。でも、おまいら厳しいなあ〜ww
990 :
名無シネマさん:2007/09/10(月) 22:11:30 ID:Gi9gxwB1
みなさまの有意義なご意見のおかげでもう少しで1000レスですね。
本当にこのスレの意見、議論は関係者に見てもらいたいものばかり
ですね。もしかしたらこのスレのおかげで明日の映画製作を
変える・・・なんてことになるわけありませんがなったら素敵
ですよね〜。
設定、テーマからしてばかばかしいのが多すぎる。
サトラレ、とか、よみがえり、て、なんだよ。
>>991 オレも、そういうことを昔は思ってたけど。
社会主義国家じゃないのだから、映画も映画モドキも何でもありだよ。
気に入らなければスルーすればいい。
自分が気に入りそうな作品だけ見ればいいと思うよ。
自己責任で。「カネかえせ〜!」と騒いでも返金はないからw
>>991 あんた、それ言ったら
アメリカ映画にもあるだろ。
多分、サトラレや黄泉がえりみたいなのを
ハリウッドで作られてたら設定。テーマがばかばかしいって言わないんだろな。
単純に日本人が監督して日本人が出演して日本が舞台だと、
どうしても駄目なだけなんちゃうの?と思ってしまう。
テーマのバカバカしさをハッタリやインパクトなどで隠したり出来ないからね
転校生だってありえねえ〜だよな。
でも、それを更に再映画化、しかも大林本人が!!
もっとありねえ〜!
996 :
名無シネマさん:2007/09/11(火) 05:48:11 ID:mExxUHVp
>>987 いや、寅さんが日本映画を駄目にした
ワンパターン、御都合なんでもありだからなあ
997 :
名無シネマさん:2007/09/11(火) 05:58:43 ID:zBGNQPzV
末期の寅さんは駄作だった。
釣りバカのおまけと化してた。
>「年末仕事終わったら寅さん見ねえとさっぱりしねえや!」
なんて云ってもらえたら、映画製作者としては冥利に尽きるというものでしょう。
こういうのはTVじゃダメなんです。映画でなきゃ。
でも、こういう「気分」も、年末の紅白がパッとしなくなってからは下火でしょうねぇ。
月並みですけど、時代を反映したものだと思います。
以上、ただの感想。
999 :
名無シネマさん:2007/09/11(火) 07:34:22 ID:Rm47gqZ9
↓1000は譲るぜ!
ありがとう(*´ω`)ゞ