【蛆】いい加減にしろフジテレビドラマ映画【テレビ】
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名無シネマさん:
そこに更に日本固有の問題が追加して、いわゆる芸能事務所の存在がでてくる。
芸能事務所が大所帯で誰も彼もスターを抱え込んでるというのは、集団主義の日本の特徴だけど、
ある芸能事務所の大スターを起用するには、同事務所の下っ端を同時に使わないといけない。
だから下手な奴まで無理矢理押し込まれる。
ハリウッドは完全実力社会で、客呼べるビッグスターは大金で呼ぶけども、
彼らだって元は下から這い上がった人間で、そして脇のキャストはオーディションだ。
だから分不相応なキャスティングはされない。
日本のテレビ界での芸能事務所のごり押しが、
テレビの映画進出で自動的に映画界に持ち込まれてきてる。
キムタク映画がその典型だ。ひたすらメディアがそれを絶賛しまくる。
そしてテレビは日常的に芸能事務所と深い関係だから、映画への批評の自由が不可能になる。
なぜならもし大手芸能事務所の大スター映画をテレビが批判しようものなら、
その局にはタレントを出演させてくれなくなるだろうから。
雑誌だってそうだ。事務所怒らせたらグラビアに使えなくなる。
批評家だって、特定映画のCMに出演したりテレビでコーナー持ってる
おすぎみたいな糞みたいな評論家は論外としても、
雑誌で文章書いてる人らは、この先食ってくために提灯記事書くしかなくなるかも知れない。
フジテレビが映画の作り方を変えて、ヒット狙いの安易な企画を増やし、
そしてジャニーズみたいな傲慢な芸能事務所がぶらさがるように加わってくる。
一番いやな、こいつだけは来てくれなくていい連中が
甘い蜜に群がるようにここぞとばかり増殖してきやがった。
こうした流れというのは、邦画暗黒時代から上向いて、一見好調のように思えてるけど、
実は真の映画産業の健全な復権を果たす上で、暗い将来像を予想させてると思う。
おれたちひょうきん族以来の、日本のテレビ界がニューヨークタイムズなどの海外メディアから
なぜここまで低俗なのかと馬鹿にされてたことの再現になろう。
少なくとも日本の映画界が、その「経済的活況」に見合った評価を、
国際的に得られてないことは確かだろうし、この先も得られる見込みはない。
残念ながら韓国映画よりも日本映画の占める世界的ポジションは低いのが現実だ。