【人気】興行収入を見守るスレ87【売り上げ】

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663名無シネマさん
DVDは2006年6月9日(金)発売! 

『ALWAYS 三丁目の夕日』は日本アカデミー賞 全14部門のうち12部門に輝き、山崎監督は勝利しました。
これは西岸良平原作のマンガを映画化したものです。戦争も終わり日本の経済成長を夢見る自動車工場の
鈴木則文(堤真一)、妻のトモエ(薬師丸ひろ子)、息子の一平(小清水一揮)はテレビを買って大喜び。
鈴木の向かい側で駄菓子屋を営んでいる茶川竜一郎(吉岡秀隆)は未来の作家を夢見る男。作家の夢のため
周囲から嘲笑されてるが、美しいヒロミ(小雪)からは押し付けられるように淳之介(須賀健太)を引き取り
家族のように暮らすことになります。

これらは多くの物語が交錯する本作品の中の一断片にしか過ぎません。この映画は一本通った大きなうねりの
ドラマがあるわけではなく、ちいさな物語の積み重ねで感動的な成功を導いています。
『ジュブナイル』や『リターナー』では優れた特殊効果技術を使い、専門家たちから注目された山崎監督ですが
日本映画での大きな評価には繋がっていませんでした。
が、山崎監督の「古い物語を今の人たちに語って聞かせる才能」は今回の『ALWAYS』で幸いにも成功しました。
佐藤直樹の音楽や、人工的に作られた美術セット、視覚効果など全てが上手く噛み合っています。
堤真一の感情を解放する演技、従業員役の堀北真希、吉岡秀隆(『八月の狂詩曲』)の心に迫る芝居の数々は
いずれも素晴らしいハーモニーを醸しています。子役の須賀健太はゴジラ最終作『ゴジラ FINAL WARS』にも
出ていたのですよ。