1 :
名無シネマさん:
興行スレの連投バカ、なずなとその仲間達のスレです
2 :
なっち:2005/11/16(水) 16:13:29 ID:yn8ACJ+t
どうしたら、「中間」なんていう誤変換が生まれるのかな。
まあ、なっち自体が、変換ミスが多くて有名だからいいのか。
これって、どこの板にあるの?
3 :
名無シネマさん:2005/11/16(水) 16:14:57 ID:X2fLa/Az
スレタイにコテハン入ったスレは削除対象。
どんな馬鹿か知らんが
>>1も同レベルかそれ以下だね。
4 :
なっち:2005/11/16(水) 16:15:48 ID:yn8ACJ+t
映画一般板でしたか。
なっちはこれまで2万を軽く超えるレスをしてきました。
もちろん、時事ネタが多いので、新規の話題もありますけど、基本は
変わらないわけです。過去に書いたもので、本人ですら、なるほどと
うなずく記述は多いです。
そういったものをここで紹介しましょう。
5 :
なっち:2005/11/16(水) 16:24:31 ID:yn8ACJ+t
>どんな(芸術)経験してきたの教えて興味シンシン
昨日カミングアウトしてしまったので書くけど、私は1977年2月生まれ。よく
似ているといわれるhitomi は学年が1つ上。
中学生の時から映画を見てきた。だから約20年間。年間100本が目標。
高校生になってクラシックや文学に目覚め、大学では演劇(歌舞伎や小劇場)・
オペラを知った。卒業後は、芸術一般が趣味になっている。
でも、出発点はあくまで映画です。
6 :
なっち:2005/11/16(水) 16:27:13 ID:yn8ACJ+t
>君が映画好きなのは、誰より人とのつながりに乾いている証なんだがなあ。
なっちが特徴的なのは、年間100本見ていることではなく、毎年30ヶ所以上の
映画館で映画を見ていることだと思う。
映画よりも映画館が好き。あの空気、暗闇、大きなスクリーンに映し出された
虚構世界。私は2時間、その世界の住人になる。
7 :
なっち:2005/11/16(水) 16:30:00 ID:yn8ACJ+t
>年100かぁ。いいなぁ映画三昧。
なっちは条件が恵まれているから、できるのだと思う。
都内で生まれ育っただけども恵まれているのに、早くに映画に目覚めた
のは大きいと思う。だから、古い映画もよく知っている。
それに、都心に通勤してたでしょ。近隣のシネコンで主要な映画はすべて
見て、都心のミニシアターに行く。それにフィルムセンター等の名画座系
もあるしね。
あとは、土曜日は映画の日とか決めるのが大切。予定を入れない。
8 :
なっち:2005/11/16(水) 16:31:59 ID:yn8ACJ+t
>ルックスがhitomiならいくらでも楽しい日常がありそうなのにね。
なんかわけありみたいだからあまりふれないほうがよさげだな。
ある人曰く、「○○さん(なっちの本名)は端で見ている分にはいいん
だけど、話すとねえ」。相当落差があるんでしょう。
みなさまには、すでにご存知とは思われますが。
恋をしたいと仮に思っても人は去る。去るものは追わず。
だから、他人の恋愛を描いた映画で昇華するわけです。
9 :
なっち:2005/11/16(水) 16:54:11 ID:yn8ACJ+t
>何のためにここに書き込むわけ。
改まって考えたことはないけど、思いつく限りでは。
1.その時好きなものや人に関連した板やスレを、参考に見る。
2.そのうちに意見を言いたくなる。
3.段々と長文化し、レス数も増える。
4.ほかの事が好きになるまでは、ROMすらしなくなる。
の繰り返しかなあ。
10 :
なっち:2005/11/16(水) 16:58:15 ID:yn8ACJ+t
>なっちはちょっとみただけで決めつけ、思い込み、自分を閉ざし、自分の好き
なものだけの世界に閉じこもる。
自分の好きな物だけで、世界を満たしたいと思う。
でも、そんなことは現実的ではない。だから葛藤するし悩みも深い。
自分にとって嫌なものがあると、自分の周囲から排除したくなる。
そして、 人間関係(掲示板も含めて)では愛情がいきなり憎悪に転じるなど、
その落差は理解できないはず。
自分はジェットコースターに無理矢理乗らされて、決して降ろしてはもらえな
い人間だと思う。
11 :
名無シネマさん:2005/11/16(水) 17:18:41 ID:1M2rhTdq
>ご存知「タイタニック」以来、破竹の勢いで上昇したきたわけだけども
タイタニックというよりもののけ姫でしょうな
あれがE.Tが長年持っていた日本記録を破ったのだから
すぐにタイタニックが抜いたけど
12 :
なっち:2005/11/16(水) 17:20:56 ID:yn8ACJ+t
なっちには分析癖があるし、そもそも編集者なので、言葉・文体には
人一倍神経質だと思う。(入力ミスは多いけどね。)
だから、掲示板でどう書けばどんな反応があるかとか、初めにいろん
な実験をした(5年ほど前)。試行錯誤の結果生まれたのが、この
自称「掲示板文体」。
ほかの人と違うのは、一人称が多い。文章は読みやすく書く。
難しい漢字は使わない。ねらー語は使わない。
中性的な表現。
13 :
名無シネマさん:2005/11/16(水) 17:21:16 ID:61LVD1Jb
古い映画に関しては「懐かし邦画」と「懐かし洋画」という板がありますのでそちらへ、
公開中の映画に関しては「映画作品・人」という板がありますのでそちらへどうぞ。
カテゴリーに収まりきらない自分語りはこちらのスレで、
興行スレには興行に関する話題のみでお願いします。
キチンと場所を選んで発言をすると回りから暖かく迎えられるようになりますよ。
14 :
名無シネマさん:2005/11/16(水) 17:24:14 ID:x8DIJ9Nh
????
15 :
名無シネマさん:2005/11/16(水) 17:49:37 ID:PLFr9qak
自分で自分に語りかけ続け
その痕跡を確認して自分に満足し
誰の物差しも認めず自分につけた点数を自分で褒める毎日
こういう人種が今凄い勢いで増加している
ここには純粋な意味でのサンプルがある
こういう行為を沈黙の次元で繰り返しているといずれ犯罪者になる確率が非常に高い
16 :
なっち:2005/11/16(水) 18:14:46 ID:yn8ACJ+t
>>11 >もののけ&ET
「もののけ姫」は、アニメが不得意なので未見。シネコン未熟時なので、
すごい列だったね。
「ET」はリバイバルで鑑賞。よくファンタジーのように言われるけど、
アクションがよくできてますね。リバイバルがこけたのが印象的。
あとは「地獄の黙示録」もこけたね。
17 :
なっち:2005/11/16(水) 18:17:29 ID:yn8ACJ+t
>>15 >こういう行為を沈黙の次元で繰り返していると
だから、なっちは語るんでしょうが。
自分で自分に語りかけてなんていないよ。頭の中にわっと文字があって
それを言語化しているだけ。
普段のなっちはほとんどしゃべらない。特に今は自宅で原稿執筆をして
いるので、打ち合わせで編集者と話すとかそういう場面以外、全然
しゃべらない。
だから、書く。書かないと収まらないってとこはあるね。
18 :
なっち:2005/11/16(水) 18:44:34 ID:yn8ACJ+t
>>15 >誰の物差しも認めず
意外にそうでもないよ。なっちは読書家だから、たくさんの本を読んできたけど
批判的に読んでいても、自分と感性が合うとすごく影響される。
以前、「人生は○○から学んだ」というタイトルの本が乱発されたけど、
あれでいうなら、「すべてのことは書物から学んだ」と思う。
19 :
なっち:2005/11/16(水) 18:59:52 ID:yn8ACJ+t
*なっちです。って、改めて名乗るほどの者じゃないけど。
前から言っているように、なっちは現在、失業中です。しかし、自宅で原稿を
書いています。だから、無職ではないんですね。
フリーって自分には全然なじまないと思ってきましたけども、最近、こういう
生き方もありかな、とか思います。
ニートとかフリーターとかじゃなくて、会社に所属しないという生き方。
現在なっちは、いつになく高収入です。後先見ない生き方ができるのならば
相当好き勝手にやれるでしょうね。時間さえ許すのなら、本やDVDなんか買い
放題だし、映画も好きに見られます。
が、こんな生活がいつまで続けられるのかは、まじめに心配になりますよ。
20 :
なっち:2005/11/16(水) 19:03:43 ID:yn8ACJ+t
何でも本で学ぶので、こういう話があります。
財布に現金を30万円くらい入れて歩くのだそうです。見せ金でいいん
ですよ。
相当なお金持ちでしょうね、現金でそれだけ持っている人は。だから
一度そういう経験をしてみるんだそうですよ。なっちはいまだにそんな
ことをしたことがないけれども、今回はやってみます。
今日30万円振り込まれましたし、来週25万円振り込まれます。だから
やってみる。どんな心境でしょうね。
21 :
なっち:2005/11/16(水) 19:09:22 ID:yn8ACJ+t
なっちは自分をだめな人間と思わないですね。失業していても思わない。
かつてアルコール依存症だったけども、買い物依存症だったけども、
ギャンブル依存症だったけども、恋愛依存症だったけども、ストーカー
だったけども、自暴自棄にはなれません。
基本的にはポジティブに生きてます。
自分の長所をひとつだけ挙げるなら、逆境に強いってことでしょうね。
普通はくじける場面でも、絶対に負けたくないって思います。
仕事が全然見つからなくて、おしまいかな、自己破産かなとか思いま
したけど、振ってわいたような原稿依頼でしょ。っていうか、編集
全般を引き受けて、学生なんかを使って作業しようっていうんですから。
簡単には負けたくないよね。
22 :
名無シネマさん:2005/11/16(水) 20:20:03 ID:wD+Y41be
まぁ此処には無理矢理映画を絡めて3、4人の内輪だけで使われてる有名スレもあるんだが、
個人私用的に使うのはマズいんじゃね?
>>1 前にも此処の住人達に注意されてなかった?
確信犯はまずいだろ?
アク禁になる前に止めるべき。
今日びアチコチに無料レンタル掲示板あるんだから、
借りてそこで独りで思い切りやりなよ。
23 :
なっち:2005/11/16(水) 20:46:12 ID:yn8ACJ+t
>>22 何重にも勘違いをしている。
1.なっちはこのスレを立てていない。IDで明らか。リード文も見なさい。
2.なっちが書いているのは、このスレがあるから。無いなら書かない。
なっちは現在、「スレを立てられません」状態にあるので、自分では
立てることができないのだ。
3.アク禁になる理由がわからない。説明してほしい。
24 :
名無シネマさん:2005/11/16(水) 20:52:14 ID:5fJ7rylU
25 :
名無シネマさん:2005/11/16(水) 21:19:43 ID:zi26BFb5
専用スレが2箇所もあるなんて(興行スレちゃうぞ。最悪板の方な)人気者だな。
もうスレ違い続ける必要ないよな?
あ、空気読む気ないんだっけ。
26 :
なっち:2005/11/16(水) 21:26:41 ID:yn8ACJ+t
>>25 >人気者だな。
クラ板時代の人気に比べたら、たいしたことはないでしょ。
2002〜2003年にはクラシック板で、一番の有名人だったから。
映画板じゃまだまだだよ。
もっとも、別に人気者になりたいから書いているわけでもないけどね。
その辺り、一部誤解があるようだけども。
>なっち
私は現在精神疾患で薬を飲みながら働いて一人暮らしをしていますがこれからどうやって生きてゆけばよいですか?
また、そんな私にお薦めの映画はありますか?
28 :
名無シネマさん:2005/11/17(木) 00:40:14 ID:2jvHko1F
29 :
なっち:2005/11/17(木) 08:06:36 ID:4FeMenfr
>>27 >現在精神疾患で薬を飲みながら、働いて一人暮らしをしていますが
これからどうやって生きてゆけばよいですか?
働いているんでしょう? 言い方を変えるなら、働けているわけでしょ?
そんなの精神疾患でいったら軽度だよ。うつ病とかでしょ。
例えば、一つの基準として、障害者年金の申請をして何級になるか試して
みるといい。あなたは働いているのだから、3級も認定してもらえないよ。
世の中には上には上がいるんだよ。働けるだけ幸せと思わなくちゃね。
30 :
なっち:2005/11/17(木) 08:15:29 ID:4FeMenfr
>>27 >そんな私にお薦めの映画はありますか?
一人暮らしというところに着目するならば、「大停電の夜に」。
これで、いやというほど、孤独の味をかみしめよう。
精神疾患(うつ病?)に着目するなら、「ビューティフル・マインド」。
統合失調症を克服して、数学のノーベル賞を獲得した数学者の伝記です。
31 :
なっち:2005/11/17(木) 09:06:29 ID:4FeMenfr
*なっちです。おはようございます。
数日前からプロットの変更うんぬんで、執筆が滞ってます。
今日はこれから、「カーテンコール」を鑑賞し、新宿で編集長らと打ち合わせ。
これでお金をもらえることが、うらやまれるものなのか、これでいいもの
なのか、考えますね。
明日からは、また原稿執筆人生かなあ。
32 :
名無シネマさん:2005/11/17(木) 09:09:23 ID:iTmRbdiF
なっちは3年3ヶ月、2ちゃんねるに書いているけども、一番嫌いな2ちゃん語が
「空気嫁」。
先の大戦で、空気を読んだバカどもが、一体大陸を中心にいかなる蛮行を
繰り広げたか知らないはずはないだろう。
なっちは、このようなウソ寒い共同体意識が大嫌いだ。
永遠に空気など「嫁」なくてかまわないと思っている。
33 :
27:2005/11/17(木) 22:10:15 ID:SJgbLFG4
>>28 どうもありがとう。
>>なっち
「大停電・・・」「ビューティフル・・」ともに未見なので見ます。
34 :
なっち:2005/11/18(金) 00:06:33 ID:xFXnPLUV
*なっちです。それではおやすみなさい。
明日からはまた執筆人生です。あまり登場できないと思うけど、休憩時間に
レスしますので。
それでは、また明日。
35 :
なっち:2005/11/18(金) 13:07:05 ID:xFXnPLUV
さっきから仕事をスタート。
初冬の日差しにZARDをかけながら、がんばってます。
日曜日は、終日映画なので、今日と明日その分をやらないと。
日曜は、「運命じゃない人」ほか3本立て。映画祭です。
この映画、予告編を見て、はあ?って感じで見なかったけど、ものすごく
評判がいいでしょ。監督も来場です。
36 :
なっち:2005/11/18(金) 18:57:36 ID:xFXnPLUV
本日の仕事、終了!
ふーう、疲れた。
中島美嘉を聴きながら、書き込みです。
37 :
なっち:2005/11/18(金) 21:40:04 ID:xFXnPLUV
と書いたのが、19:00.
それから今まで、また仕事をしてしまった。自宅での執筆って、自己管理が
大変だ。作家は偉いと思う。できないよ、こんなこと。
サラリーマンやOLって、それはそれで大変だけども、基本的に使われている
立場でしょ。原稿書きって、委託されて書くわけだけども、自分で裁量する
部分がものすごく多い。
だから、PCの周囲が資料だらけになっていて、常に仕事気分にあるし、事実
仕事をしている。己を律する厳しさがないと甘えるし、公私の区別がなくなって
怖い。
38 :
名無シネマさん:2005/11/18(金) 22:02:17 ID:6hxx4OGX
なっちさんに質問。
電車男のムーブメントが嫌いってあったけど、
電車男の映画は嫌いなの?
電車男のムーブメントってどんなムーブメント?テレビとタイアップしているってこと?
39 :
なっち:2005/11/19(土) 01:23:50 ID:mWv2VtbR
>>38 「電車男」が嫌いなのは、主に映画のことですね。
しかし、2ちゃんから書籍に至った経緯や、少しだけ見たTVやらも好きじゃない。
では、解説です。
40 :
なっち:2005/11/19(土) 01:27:00 ID:mWv2VtbR
●電車男が嫌いな訳
電車男って、結局昔からいる、意思表示がはっきりしないやつというか、
シャイなやつというか、全然新しくない。ヲタク像を示し、ヲタクの
評価を上げたみたいに言われるけども、あれは古典的なタイプでしょ。
また、エルメス。あんな女いないって。リアリティ皆無。
話として不自然だし、実話に基づいている旨表記されているけど、
ナンセンスだと思う。
41 :
なっち:2005/11/19(土) 01:29:54 ID:mWv2VtbR
書き込みの5%かなんかしか原作に使われていないそうだけど、それは
分量の問題や、重複箇所など編集上の問題だけじゃなく、都合の良い
部分だけを切り貼りした結果なんだと思う。
ヲタクを評価も馬鹿にもしないけど、あれがヲタクの象徴だとしたら
それはいかがなものか。気弱な男というだけではないのか。
それを純愛と呼ぶのはおかしいと思う。気弱で告白できないだけなん
だから。
42 :
なっち:2005/11/19(土) 01:32:12 ID:mWv2VtbR
で、ムーブメントですけど、原作から映画化、TVドラマ化、芝居。
これらは「セカチュー」をまねたものだとは思うが、一気に一年で
やったという点は異例だとは思う。
が、あざとい。商売っけ丸出しで、嫌いとしかいえない。
芝居が終息点になったのは、「セカチュー」と同じだね。
43 :
名無シネマさん:2005/11/19(土) 07:35:14 ID:+2PsGgkb
質問に答えてくれてありがとう。
ぼくは、なっちとは逆だった。
純愛を描くために、あのオタクの設定が必要だったという理解です。
「現代に純愛は語りつくされている。
感動を与えるには高いハードルが必要だ、それを乗り越えるには高い能力が必要だ。」
・・・このパターンで、だんだん本来の世界からいつの間にか遠ざかって最後には荒唐無稽に
なってしまう。
そこで登場したのが電車男で採択した切り口。
高いハードルを乗り越えるところにカタルシスがあるというのが劇の感動の本質。さて、高い、とは?
そうか本人が「高い」と感じれば高いんだ。・・・・という逆転の発想。
そこで、相思相愛なのに、告白する勇気を持たないという主人公を設定した。そのコンセプトにはまるのが
オタク。このジャンルはそれまで暗いので放置されていたが、無理なくハードルを下げさせるのに最適な素材。
あと、エルメスについて。
エルメスは、電車男視点で描かれるエルメスを描いてます。リアルのエルメスではなく、電車男が受けている印象の具体化。
だから、電車男から見た憧れと電車男から見た秘密の雰囲気とエルメスが持つ生身の体の3つを全部エルメスを演じる
役者に求めた。だから、中谷はかなり難しい役どころのはずだったんですが、見事にうまく演じきったと思います。
ものすごく微妙な演技だったからぼくも最初はわからなかったけど、3回目あたりで見えてきた部分でした。
44 :
名無シネマさん:2005/11/19(土) 07:45:55 ID:+2PsGgkb
追加補充です
共感を呼び感情移入をさせるのが、映画の成功の王道だと思います。
感情移入をさせるには体験を重ね合わせることができるのが一番です。
この王道を電車男は歩んでると思います。
ハードルの下がった恋愛にもだえ悩む主人公。
これって、世間の大多数を占める、つまり観客層の多数を占める凡人の世界ですよね。
だから、共感度もぐっと増えた。自分を重ね合わせることができて、感情移入ができた。
感動の原動力になった。
3丁目が今流行しているけど、あれは「時代」というからくりを使って大多数の人に
自分を重ね合わせることに成功させた。(もっともあのフイルムは忘れかけていた記憶の奥底を
引きずり出してくることまでしちゃったんだけど。)
感動を与えるためにハードルの低いオタクを設定した。
電車男への共感をふかめさせるためにエルメスの露出の仕方を設定した。
こういうことだと思います。
45 :
なっち:2005/11/19(土) 14:55:16 ID:mWv2VtbR
なるほどね。
改めて、「セカチュー」→「いまあい」→「電車」→「三丁目」ときた
東宝の偉さが際立ちますね。
「生協の白石さん」みたいに
「2ちゃんのなずなさん」が有名になって書籍化されたらステキw
47 :
名無シネマさん:2005/11/19(土) 18:00:28 ID:Xi+XU503
東宝やるな ニヤリ
48 :
名無シネマさん:2005/11/19(土) 18:33:07 ID:+2PsGgkb
なっちさんへ
好き・嫌いと、いい・悪い分けて論じることができるっていうのは、いいことですね。
感情を害することなく有益な情報交流ができるから。
49 :
なっち:2005/11/19(土) 19:02:27 ID:mWv2VtbR
>>46 >「2ちゃんのなずなさん」
いいね、それ(笑)
これまであちこちに書いた数万のレスをまとめてね。
シリーズ化。1は任侠映画。2は音楽映画。3は映画内映画。
生協の白石さんって若いんだよね。
50 :
名無シネマさん:2005/11/19(土) 19:22:31 ID:D4GtBh7/
51 :
プロっち:2005/11/19(土) 22:33:48 ID:6Xl/+nRu
暇つぶしの某スレの論議があっさり片付いて拍子抜けのプロッチです。
なずなが以前ほど暴君めいた発言がないのは回復した証拠でしょうか。
復活おめでとう、相変わらずな面はあるが祝福しよう。
俺もまぜて。
>>46 >「2ちゃんのなずなさん」
精神病患者の犯罪録を誰が買うというのだ・・・。
なっちの書き込みのレスの7割が批判、反論、罵声という内容は痛いぞ。
52 :
なっち:2005/11/19(土) 22:51:08 ID:mWv2VtbR
>>51 教授からなっちに至る、膨大な書き込みをすべて読めるわけはないのだから、
自ずと賛同も批判も、部分的なものになるし、見当はずれなものにもなる。
また、なっちは状態によって、かなり落ち着いた書き込みで、教養人として
の側面を見せるときもあるけど、容赦ない攻撃でくだらない相手を論破も
してきた。
どっちもなっち。
最近は自分で言うのもなんだけど、落ち着いたレスになってると思うよ。
ハンドルネームが象徴しているように。
53 :
プロっち:2005/11/19(土) 22:51:32 ID:6Xl/+nRu
プロっちの電車男
俺は電車男ってあんまり知らないんだけど(もしかしてやばい?)
>>44で書いてることは正解だと思う。
高嶺の花に恋する純朴な青年の像を「ヲタク」というキーワードで現代風に
味付けした昔からやっている純愛作品であると思う。
「ヲタク」はみんな避けてはいても関心は高いキーワードだ。
また「2ちゃんねる」というアングラ的な人気キーワードも人気を支えたはず。
女の友情をロリータ趣味とヤンキーで味付けした「下妻物語」的な作品だ。
昔ながらの古典的なジャンルを人気キーワードを絡めて現代風に仕上げた、
うまい作品だと思う。現代では合コンで知り合ってなんとなーく付き合って
さらっと別れる恋愛が主流なんだろうしこんな設定でなければドラマになる
恋ってないんじゃない?
54 :
名無シネマさん:2005/11/19(土) 23:06:40 ID:EpN3rL+y
なっちは精神病患者だったのか
なんか証拠とかあるの?
55 :
なっち:2005/11/19(土) 23:21:57 ID:mWv2VtbR
>>54 最近、個人の内面を書くことをしなくなったので、かつてよく書いていた
病気のこともほとんど書いてないですね。
あえて、寝た子を起こすこともないでしょう。
56 :
名無シネマさん:2005/11/20(日) 00:23:24 ID:dAQLC2s3
まあいいじゃん。大なり小なりみんな病んでるんだから。
病院や薬のお世話になるか底まで至らないで自分で済ますかの違いはあっても。
体のバランスを崩すことを病気になるというけど、その心バージョン。本質は同じ。
元病人に、病気の様子を聞くのは悪趣味だよ。
初対面の人にその人の収入を聞くようなもので、余計なお世話、だろうと思う。
そんなことより、なっちからは映画に関するいろんな洞察を聞きたいな。
いろいろ知ってそうだから。なっちなら語れるだろうし語りたそうだし。
ただし、知識やデータじゃなくて、洞察。データレベルの知識は調べればわかるし味気ない。
マニアックな映画を詳細に語られても共感できない。でも、映画に絡んだ普遍的な洞察なら
共感できる可能性もある。期待してます。
57 :
名無シネマさん:2005/11/20(日) 00:23:59 ID:dAQLC2s3
58 :
なっち:2005/11/20(日) 06:30:39 ID:Ibm0vjQ+
>>56 映画だけなら、なっちよりもずっと詳しい人が多いと思う。
なっちが勝てるとするなら、ほかの文化・芸術にも強いこと。例えば、文学・
演劇・音楽など、周辺の芸術にも強い。
今までも基本的にはそんなスタンスでやってきましたけど。
59 :
名無シネマさん:2005/11/20(日) 07:36:19 ID:lk9G+5AK
60 :
名無シネマさん:2005/11/20(日) 07:38:30 ID:lk9G+5AK
61 :
なっち:2005/11/20(日) 09:11:52 ID:Ibm0vjQ+
なっち、これから映画祭へ。
「運命じゃない人」「埋もれ木」「誰も知らない」の三本。
「誰も」はすでに見ているけど、前二者は未見。特に「運命」はすごく評判が
いいので楽しみです。
地方の(とあえていうけど)映画祭はほのぼのしていて楽しいね。
多摩市の映画祭はラインナップが充実していて、監督などの来場も多くいいですよ。
昨年は、行定+長澤さんも来場しましたね。
62 :
名無シネマさん:2005/11/20(日) 13:29:17 ID:JJjquS1K
63 :
名無シネマさん:2005/11/20(日) 21:46:26 ID:dAQLC2s3
なっちさんへ
映画祭、どうでしたか?
64 :
なっち:2005/11/20(日) 21:47:35 ID:Ibm0vjQ+
●運命じゃない人
東京ですら、たぶん1館だったんじゃないなのかな。傑作ですね。
ある意味、昨年の「下妻物語」に近いポジションにいると思う。内田けんじ
監督の劇場デビュー作だけども、たぶん次回はメジャー作品では?
カンヌで4冠だそうだけども、せりふや展開で見せる映画だからね。
タラほどおしゃれじゃないけど、本当にうまくできた映画。DVDが出るので
だまされたと思ってみて。
まもなく発表になる、報知映画賞の監督賞に決定したそうですよ。
65 :
名無シネマさん:2005/11/20(日) 21:48:26 ID:dAQLC2s3
業界に詳しそうななっちさんに
>>45 東宝の一人勝ちの源泉は何によるものですか?
確信でなく、推測とか仮説でいいんで、教えて下さい。
66 :
名無シネマさん:2005/11/20(日) 21:50:10 ID:dAQLC2s3
>>64 そういえば、誰かがブログで「今年のナンバーワンは運命じゃない人、、、と
三丁目の夕日が出るまでは思っていた」って書いてたのをみたんだけど
「運命じゃない人」と言うのは全然聞いたことがありませんでした。
DVDでたら、チェックしてみます。
67 :
なっち:2005/11/20(日) 21:51:15 ID:Ibm0vjQ+
●埋もれ木
小栗康平監督の、実に9年ぶりの新作。「眠る男」以来。
これはもう、美しすぎるファンタジー。幻想的で日本の美を映像に
映しこんでます。外国じゃあ受けるだろうなあ。
全体的に薄暗い画面が連続するけれども、その中で主人公の女子高生
たちがかわす物語、山村の人々の生活。暗い映画ではなく、美しい。
監督が来場したけど、インテリだねえ。感心しました。今年のNo.1かな。
68 :
なっち:2005/11/20(日) 21:54:22 ID:Ibm0vjQ+
●誰も知らない
封切初日に渋谷のシネ・アミューズで見ています。すごい混雑が印象的。
再見しましたけども、これは恐るべき傑作ですね。まさしく日本映画史の
金字塔でしょう。
前回見たときには子供たちの姿だけが印象的だったけども、今回は
母親=YUOを初め、大人もきちんと描かれているところに感心しました。
未見の人は絶対見ましょう。まさに必見の映画です。
69 :
なっち:2005/11/20(日) 21:58:33 ID:Ibm0vjQ+
>>65 >東宝の一人勝ちの源泉は何によるものですか?
映画史的に見ると、東宝は害のないファミリーピクチャーを量産して
きた会社です。典型的なのは「ゴジラ」や宮崎アニメ。
かつてなら、駅前シリーズや、若大将、クレイジーなど。
言ってみれば、映画としてまともに語るようなものではなく、娯楽に
徹してきた会社なんですね。それが時代のニーズとぴったり合ってきた
のが、この快進撃の地盤にあります。つまり、時代が東宝を求めていると。
東映はやくざ映画から逃れられず、松竹は寅さんの幻影の中にまだいます。
東宝だけが脱皮できたんですよ。「ゴジラ」が終焉したのは偶然ではない
でしょうね。
70 :
名無シネマさん:2005/11/20(日) 22:24:43 ID:dAQLC2s3
>>69 いまひとつよくわからないです。東宝だけが脱皮できた理由は何でしょう。
「映画としてまともに語るようなものではなく、娯楽に徹してきた」のは
東映も松竹もいっしょですよね。かつてシリーズ化した作品を持っていたのも一緒。
ドル箱のシリーズ物を持たなかったために企画の発想が束縛されなかったのが
勝因という理解でいいですか?あるいは宮崎アニメに救われたとか。
71 :
名無シネマさん:2005/11/20(日) 22:27:28 ID:dAQLC2s3
>>68 やぎらゆうやを生んだ作品ですね。
海外での評判もいいのに、なんで日本で普通に公開されないんでしょうね。
いい作品と受ける作品は別と言う割りきりがあるのかな。
72 :
なっち:2005/11/20(日) 22:59:13 ID:Ibm0vjQ+
>>70 >東宝だけが脱皮できた理由は何でしょう。
簡潔に言うなら、「時流に乗れたから」ですよ。東映は、時代劇→任侠映画
→やくざ映画、という三十年一昔のことを、凝りもせずやっているだけ。
松竹は寅さんしか商売になる映画がなく、その後も経営者の一人である山田
洋次に振り回されてきた。ああいう人情喜劇って時代遅れなんだけども、
そこから結局出てこれない。
東映も松竹も、過去の負の遺産が大きすぎて、斬新な発想が出ても、続かない
んですよ。散発的にだと興行が盛り上がらないでしょ。
東宝はその点、過去の負の遺産らしいものは少なく、しかも脱皮できた。
そこに宮崎アニメ、「踊る」「セカチュー」とエポックな作品が立て続けに
出て、斬新な企画を通せる地盤が強固になったと。
73 :
なっち:2005/11/20(日) 23:01:19 ID:Ibm0vjQ+
>>71 >海外での評判もいいのに、なんで日本で普通に公開されないんでしょうね。
いや、全国のシネコンでも大々的に公開されて、とんでもない興行収入を
あげてますよ。
シネ・アミューズも新記録だったはず。
74 :
名無シネマさん:2005/11/20(日) 23:05:32 ID:JJjquS1K
松竹もうちょっと頑張ってほしいんだよなあ・・・
75 :
名無シネマさん:2005/11/20(日) 23:14:20 ID:ZDiZ/vLz
でも松竹はその山田洋次で時代劇の新境地をひらいてたし、
東映は過去の遺産ともいえるあぶない刑事がそれなりに稼いでたりする
から映画はわからないものだ。
東宝も、過去の大作志向にもどってきそうだし(しかもリメイク)、これからどうなるか?
76 :
なっち:2005/11/20(日) 23:53:10 ID:Ibm0vjQ+
◇松竹
松竹は確かに復活の手ごたえはあると思う。しかし、山田洋次のこれまでの
二本の映画は評価はされても、興行ではさしたる成績とはいえないよ。
寅さんシリーズは確か30億くらいの時代があったはず。
松竹が弱いと思うのは、発想のベースに必ず、小市民的な人情を入れてくる
ところ。純粋な娯楽映画(笑いとか泣きとか)を追及している東宝とは、その
点で違う。簡単にいうなら、どこか山田洋次っぽい。
異質な映画も時たま出てくるから期待はあるが、散発的で、松竹は変わったなあ
とは感じない。「忍」はよいチャンスだったけど、うまくいかなかった。
今後に期待しています。
77 :
なっち:2005/11/20(日) 23:57:26 ID:Ibm0vjQ+
◇東映
やくざ映画ばかり作っているとは言わないよ。「鳶」も「あぶでか」
も「月」も、みなやくざ映画とはいえない。
しかし、一歩離れて見ると、「鳶」は職人気質はいいもんだという
話であり、どこかやくざを賞美するやくざ映画と似ているでしょ。
「あぶでか」もはみ出し刑事の話で、同じ発想といえる。
「月」は最も遠いように思うが、監督は深作ですよ。伝説の「仁義なき
戦い」シリーズを初め、実録路線の代名詞ですね。
東映はやくざ映画で成り上がった会社だし、それを悪いとも思って
いないから、すべてがそこに立脚してしまっている。
反省がないんだから、進歩などするはずはない。今後もだめでしょうね。
78 :
名無シネマさん:2005/11/21(月) 00:10:53 ID:T3Z6k+U0
おいらは、山田洋次+木村拓哉 に期待してる
そいじゃ、今日はこのへんで
79 :
名無シネマさん:2005/11/21(月) 01:56:24 ID:lVDY3PZq
なっちさんへ
なるほどなあ、勉強になります。
「誰も知らない」の売り上げがすごかったと言いますが、どのくらいだったんですか?
10億円以上行ったのかな。あまり印象がないんです。
自分が業界に疎いといううのもあるけど。
東宝。東映。松竹の話は面白いですね。
東宝は、売りがなかっただけに、新時代への対応がすばやくできた、ってことですね。
東映はドンパチ系の負の遺産が足かせになった。
松竹は小市民系の人情泣き笑いが足かせになった。
大きくなりすぎて地球環境の変化に対応できず、生き残れなくなった恐竜の話と共通しますね。
ところでその小市民系の笑い、ですが、東宝の笑いとどう違うんでしょう。
たとえば、東宝の三丁目の夕日なんかは、思いっきり人情泣き笑い系で、寅さんにも通じるものがあると
思うのですが。と言うか両者ともルーツが落語だから、においが一緒なのは当然なんですが。
松竹のダメな笑い(人情)と、東宝の合格娯楽との違いを教えて下さい。
80 :
名無シネマさん:2005/11/21(月) 06:53:41 ID:75nSVjmu
>>79 「誰も知らない」はたしか10億近く稼いだよ。
東宝の強さは
70年代に映画が斜陽した時期にさっさと自社製作を撤退して、興行に徹した
からだろ
実際今でも純粋な東宝製作映画はゴジラしかない
興行の強さが映画制作会社が東宝と組みたがるので良い企画が東宝に集まる
81 :
名無シネマさん:2005/11/21(月) 07:59:34 ID:ghSF0H5i
82 :
名無シネマさん:2005/11/21(月) 08:18:20 ID:lVDY3PZq
>>80 10億弱ですか。中途半端なヒットですね。
海外でも高く評価された名作だったら、もっと売れてもよさそうなものなんですが。
このあたりを掘り下げると、業界の抱える問題点があるかもしれないですね。
東宝の強さの話、ものすごく興味深いです。よくわかったような気がします。
要するに、製造して販売する会社が、製造部門をあきらめて、販売に徹して、
強い販売網を作り上げたら、そのネットを利用したいと、優秀な外部の製造会社が
タイアップを求めてきた。いまでいうハブレス(=もたざる)経営のさきがけ実践ですね。
抽象的に言うと、自社の得意部門を選択してそれに経営資源を集中。いわゆる「選択と集中」。
それが今、業界一人勝ちの原動力になっている。ということですね。
すごくわくわくしますね。
ありがとうございました。
>>81差しさわりがなければ、もう少し詳しく教えて下さい。
83 :
名無シネマさん:2005/11/21(月) 11:21:12 ID:75nSVjmu
>10億弱ですか。中途半端なヒットですね。
数字だけ見ればね
でも単館系の小規模上映で10億だからそれはとんでもないヒットになるんだけど
自分もいつも満員でなかなか見れなかったぐらいだから
こういう映画を大きな規模で上映できないのは業界の問題だというのは
そうかもしれないけど
こんなタイプの映画を200〜300スクリーン使っての大規模な上映は合わないと思うけど
84 :
名無シネマさん:2005/11/21(月) 12:01:00 ID:lVDY3PZq
>>83 おっしゃる意味はよくわかります。
ただ、単館だけどヒットと喜ぶのではなく、いい作品なのに単館ということに
不満と疑問を持つほうが健全だと思います。そのほうが、いい映画に多くの人が出会えるようになるし。
ちょうど、ニューシネマパラダイスみたいなものですね。
たしかシネスイッチ銀座単館で1年のロングセラー。賛否両論が多いものの、はまってる人も多い。
外国語部門のアカデミーを取った映画。余談ですが、あれ、また12月にやるみたいですね。500円で。
なっちさんはニューシネマパラダイスをどう評価しますか?
85 :
名無シネマさん:2005/11/21(月) 12:40:26 ID:/trbPxpo
単館係で流行ってるような人間ドラマみたいなものの動員力も結構限定的だわな。
ハリウッド映画のよう即物的な快楽を求めて映画を見る人も多いだろうし。
まさにメガヒット映画の多くは派手な映像を駆使したスペクタクル作品。
ハリウッドが全世界的に膨張し日本でもシェアをぶん取られてる力の源泉だ。
最近は徐々に飽きられつつあるが、、ここが崩れないかぎりは大きなビジネスの構造は
変らないだろう。
86 :
なっち:2005/11/21(月) 15:10:43 ID:w1O9YRkK
>>78 >山田洋次+木村拓哉 に期待してる
バラエティーなんかでは、木村拓哉をキムタクと縮めてはいけないそうだ。
ジャニーズのお達しだそうで。
彼はTVでは大スターだけども、映画ではくさなぎ初め、次々と話題作に出演
するSMAPを横目に、映画には主演してこなかった。さて、どうでるのかなと
興味はあります。彼の演技をうまいという人がいるけど、あれはTVの演技ですよ。
映画はさらっとしていないと浮くから、ナイーブなくさなぎ君が受ける。
キムさんは山田洋次作品に出るわけだけども、これはカーワァイに出たのと
同じく監督で箔をつける作戦ですね。どうなるのかねえ。
87 :
なっち:2005/11/21(月) 15:15:40 ID:w1O9YRkK
>>79 >松竹のダメな笑い(人情)と、東宝の合格娯楽との違いを教えて下さい。
東宝カラーというのがあって、一言でいうなら「明朗快活」です。残虐な
シーン(やくざ映画、ある種の時代劇)とか、セクシー路線(日活ロマン
ポルノや不倫もの)などとは、明確に線を引いてきました。
家族が一緒に見られる娯楽映画を作ってきたのが東宝です。昨日も書きました
けど、それが色物だった時代から、ちょうど受け入れられる土壌ができて
きたんですね。つまり、時代が東宝を求めている。おおげさにいうなら
そういうことです。
(続く)
88 :
なっち:2005/11/21(月) 15:19:53 ID:w1O9YRkK
松竹は、木下恵介とか小津とか、巨匠のいた会社で(東宝は黒澤です)、
人情ものが得意です。その系譜の巨匠が山田洋次。役員でもあります。
松竹は長年倒産がうわさされ、寅さんシリーズ以外はほとんどまともな
興行収入をあげる映画がなかったんです。
だから、会社自体が(正確にいうなら映画部門が)、寅さん化してる
んですよ。「学校」「釣りバカ」など有名なシリーズは、みな山田門下
や本人が監督し、他社では角川映画の角川春樹くらいしか思い当たらない
寡占の構造を作ってきました。
(続く)
89 :
なっち:2005/11/21(月) 15:24:55 ID:w1O9YRkK
さて、「三丁目の夕日」ですが、これはつまり、東宝が松竹の得意と
する分野ですら大ヒットさせられるという、信じがたい証明なんです。
松竹で人情喜劇を作っても、よもやこんなヒットはないでしょう。
まず、CGやオープンセットを使うでしょうか。吉岡はさておき、あんな
メンバーでやるでしょうか。驚きですね。
東宝カラーを維持しつつ、そこに湿っぽい涙ではなく、前向きな涙を
もたらしていく。「セカチュー」「いまあい」「電車」「NANA」、すべて
前向きな映画だと思いませんか。
90 :
なっち:2005/11/21(月) 15:33:15 ID:w1O9YRkK
>>80 >東宝の強さは70年代に映画が斜陽した時期にさっさと自社製作を
撤退して、興行に徹したからだろ
「セカチュー」は自主制作です。つまり、そういう時代が到来したんです。
東宝は長澤まさみを発掘したように、今後は自主制作をどんどんして
いくでしょう。もっとも、スタジオはあるんかいな、とか疑問はあり
ますけどね。
今の日本のスタジオって、最大級で500坪ですって。お笑いですね。
91 :
名無シネマさん:2005/11/21(月) 15:37:36 ID:IjHq8cYM
レス内容は読んでないけどmail欄のageが哀愁を漂わせていて良いね!w
92 :
名無シネマさん:2005/11/21(月) 15:41:22 ID:P4zqsZqv
80年代以降、スタジオシステムが無効になって以降、邦画各社のカラーの違いをうんぬんするのは
まったく無駄だと思うけれど。いち早く自社製作を分離化し、配給と興行に特化した東宝を筆頭に、
各社がブロックブッキングから独立プロ作品を買取して配給へ、そして今は製作委員会方式へと変わったいま、
各社のカラーはほとんど見えない。
>>87の酢豆腐莫迦が挙げているいわゆる「東宝カラー」は、東宝大争議以降の50年代後半から60年代の終わりくらいまでだろう。
>日活のロマンポルノや不倫もの
とあるけれど、日活のロマンポルノ転換は明朗な東宝カラーが希薄になった71年以降だし、
ここで「ロマンポルノや不倫もの」と並置されるのがわからない。
ロマンポルノのジャンルのなかにも不倫ものはあるわけだし。
「桜の樹の下で」「火宅の人」「ひとひらの雪」あたりの80年代東映女性映画路線を指しているのかな。
だとしたら、もっと時代が下がるから東宝カラーとの比較もピントはずれだと思う。
>>87 >残虐なシーン(やくざ映画、ある種の時代劇)
これは大映が倒産すると、勝プロ製作の「子連れ狼」「御用牙」などのスプラッタ時代劇の配給を
東宝が引き受け、70年代前半にブームを巻き起こしたのは映画史的な事実。
勝プロの「座頭市」をはじめ、石原プロの「影狩り」、「無宿人御子神の丈吉」、
あるいは「出所祝い」なんてもろ東映追随のやくざ映画も作っているし。
当時の東宝のスクリーンの血しぶきの量はハンパじゃなかったね。
ある意味、これも立派に70年代の「東宝カラー」だった。
93 :
なっち:2005/11/21(月) 15:42:50 ID:w1O9YRkK
>>82 >海外でも高く評価された名作だったら、もっと売れてもよさそうなものなんですが。
「誰も知らない」はカンヌ受賞以前なら、シネ・アミューズ一館が予定
されていたと思うよ。それが全国公開。10億がいかにすごいかは、あの
「下妻物語」が8億だから。
なかば即興で撮られた社会派ドラマ、しかも長い尺でこの成績。
柳楽クン人気だけではない、映画の力でしょうね。
94 :
名無シネマさん:2005/11/21(月) 15:45:41 ID:P4zqsZqv
>>90 >「セカチュー」は自社制作です
製作は「世界の中心で、愛をさけぶ」製作委員会だね。
東宝、TBS、博報堂、小学館など。
95 :
なっち:2005/11/21(月) 15:47:16 ID:w1O9YRkK
>>84 >単館だけどヒットと喜ぶのではなく、いい作品なのに単館ということに
不満と疑問を持つほうが健全だと思います。そのほうが、いい映画に多くの
人が出会えるようになるし。
これは東京に住む者の横暴な発言かもしれないけど、ウディ・アレンの映画が
全国でただ一館、恵比寿ガーデンシネマで上映されるようになってから久しい。
全国公開だと玉砕するけど、ガーデンシネマならお客が遠方からも来る。
それで成り立っている関係なんです。
岩波ホールや、かつてのシネマスクエアとうきゅう、現在の六本木ヒルズなどは
映画館と映画の関係性が濃厚な映画館ですね。ほかにもいろいろあるけど、
それはそれで幸福な関係じゃないんでしょうか。
96 :
なっち:2005/11/21(月) 15:50:20 ID:w1O9YRkK
>>84 >なっちさんはニューシネマパラダイスをどう評価しますか?
同監督なら、モニカ・ベルッチが主演した「マレーナ」が好きです。
「海の上のピアニスト」や「ニューシネマ」は、あんまり。
ラストは号泣しましたね。映画史に残る名場面ですけど、結局あれだけかな。
映画を愛する話なら、ボグダノビッチの「ラスト・ショー」が大好きです。
97 :
なっち:2005/11/21(月) 16:03:05 ID:w1O9YRkK
>>85 >単館係で流行ってるような人間ドラマみたいなものの動員力も結構限定的だわな。
近年でも、大ヒットのように言われる「ジョゼ虎」が1億台、「スウィング
ガールズ」が20億台でしょ。つまりはそういうこと。
その映画にはその映画の身の丈があって、みな「宇宙戦争」のように、どはで
な制作費をかけて、賭けのような興行をしなくてもいいと思う。
日本映画ではDVDなど二次使用での収入があまり見込めないけど、劇場で数億
売り上げればプラスになる構造がある。ミニシアターでの公開は主に東京に
住む人の特権の中で完結しがちだけど、意味もない拡大公開に比べたらまし
だと思うね。
98 :
なっち:2005/11/21(月) 16:13:44 ID:w1O9YRkK
>>92 >「東宝カラー」は、東宝大争議以降の50年代後半から60年代の終わりくらい
までだろう。
そんなことはないよ。メジャーといっても3社しかないけど、明確に映画の
志向が違うのは誰もがわかる通り。
映画史の勉強をしているわけでもないけど、東宝が若大将だのクレイジー
だの駅前だの、あるいはゴジラだの、明朗快活娯楽映画を追求してきたのは
確か。
もちろん、例外はどんなものにでもあるわけで、それをいったら松竹にだって
東映にだって、「らしくない」映画はいくらでもあったし、ある。
99 :
なっち:2005/11/21(月) 16:19:34 ID:w1O9YRkK
>>92 >当時の東宝のスクリーンの血しぶきの量はハンパじゃなかったね。
映画史に詳しい君なら知っている通り、その走りは大映出身の三隅研次や、
東宝の黒澤明だね。どんな時代にも求められる表現というものがあるわけで、
たとえば、「八甲田山」という1970年代を代表するメガヒットがあるけど
あれはどこの会社の映画なんだろう。今では区別がつきにくい。
また、有名どころでもう一つ挙げるなら、「新幹線大爆破」「日本沈没」など
もそう。その時代の求めるもので、映画は変わっていく。そんなことは当たり
前なんであって、変われなかったからこそ大映や日活や新東宝やらは、消え
ゆく運命だったんでしょう。
ちなみになっちは、後者のほうがずっと好きですよ。
>>「ジョゼ虎」が1億台
間違いです。なっちさん、デタラメ書かないでください。
いろいろありがとうございます。
企業のカラー(風土・伝統的に醸成された文化)が作品を選ぶとか、ハブレス組織になった東宝が
ご本尊(松竹)のお株を奪ってしまったとか、ビジネス戦争のモデルとしてもなかなか興味深いですね。
あの下妻が8億ですか。まあ、笑の大学も劇場売り上げはそれほどでもなかったということですし、
いい作品が広く支持される環境を整備するのは、課題がいろいろありそうですね。
ところで、ニューシネマパラダイスの最後で号泣したとのことですが、ぼくは正直言って取り残された口でした。
名作のキスシーンの連打を見て涙ぐむ主人公の姿。
アルフレードが約束を守っててくれていたことの証明と、一つ一つのシーンから当時の映画を見ていたときの
気持ちが思い起こされるのとで感情が高ぶってきたんだろうなと理解はできたつもりなんですが、
泣けませんでした。その部分の過去を共有していないから。
あるいは決定的に自分の理解に間違いか浅薄なと転がるためなのでしょう。
なっちさんがニューシネマパラダイスに泣けたのはなぜですか。何を想って泣けました?
浅薄なと転がるためなのでしょう
→浅薄なところがあるためなのでしょう
ジョゼ虎は3億数千万のはず
182 名前:名無シネマさん[sage] 投稿日:05/02/05 18:36:04 ID:jRwivBco
2004年 邦画興収
順位 興収 作品名
21 9.23 誰も知らない
22 9.20 金色のガッシュベル
22 9.20 仮面ライダー剣
24 9.10 赤い月
25 9.07 隠し剣鬼の爪
26 9.00 あたしンち
27 8.89 ホテルビーナス
28 8.20 感染/予言
29 8.10 犬夜叉
30 7.20 笑の大学
31 6.20 下妻物語
32 6.00 69
33 5.50 血と骨
34 5.20 デビルマン
35 5.10 釣りバカ日誌
36 5.00 海猫
37 4.70 ゼブラーマン
38 4.00 こち亀
39 3.30 ジョゼと虎と魚たち
40 3.20 アップルシード
41 2.80 死に花
42 2.47 下弦の月
43 2.43 天国の本屋
44 2.20 恋人はスナイパー
105 :
なっち:2005/11/21(月) 17:45:46 ID:w1O9YRkK
>>101 >なっちさんがニューシネマパラダイスに泣けたのはなぜですか。
見たのは相当前だから。細部まで、っていうか、あらすじすらも怪しいです。
あまりにも有名な映画なんで、伏線や最後のキスシーンのつなぎ合わせなんか
映画本編を見ていない人も知ってると思う。
それくらい有名。
でも、あれってその場面以外何かある? トルナトーレは「マレーナ」は
本当に感心したけども、それ以外は好きじゃないです。
最近の「カーテンコール」のほうが好きかも。
106 :
プロっち:2005/11/21(月) 18:31:31 ID:kv3pF8xo
>>86 >映画には主演してこなかった。
「君を忘れない」、「ハウルの動く城」、ドラマだが「忠臣蔵 1/47」等。
草薙ほどじゃないが結構出てると思うが。
木村拓哉は高倉健、北野武と同じくなにをやってもキムタクで終わる役者
だと思う。それでも役者としての華があるかというとどうだろう。
大衆的にはSMAPとしての人気があるから映画的には成功するかもね。
107 :
プロっち:2005/11/21(月) 18:37:24 ID:kv3pF8xo
>>82 >>93 海外で高く評価された作品が国内でも評価されているとは限らない。
カンヌの「うなぎ」、大江健三郎の著書は国内でどれだけ評価されたか?
海外での評価は箔にはなるが根本的な人気の原動力はやはり日本人が
観ておもしろいかどうかによるものだ。
加えて上映されている映画館の数、作品の宣伝力も大きな力だね。
108 :
なっち:2005/11/21(月) 19:00:04 ID:w1O9YRkK
>>106 >木村拓哉
なっちは自宅ワーカーのくせに、ほとんどTVというものを見ない。TVドラマも。
キムさんのことはほとんど知らないです。
興行でいうなら、そりゃキムさんの事実上の初主演作なわけだから、期待は
大きいでしょう。山田洋次にしても、このまま尻すぼみにはさせたくなかった
わけだから、両者のニーズがぴったんこというわけだね。
なっちにはともに興味のない人であり、予想など到底できかねます。とりあえず
日本一有名なスターに敬意を表して15〜20億と。
109 :
なっち:2005/11/21(月) 19:03:58 ID:w1O9YRkK
>>107 >海外で高く評価された作品が国内でも評価されているとは限らない。
カンヌの「うなぎ」、大江健三郎の著書は国内でどれだけ評価されたか?
これに関しては、かつてクラ板で、えんえんと論じてたことがあって、
なっちには興味のある話題です。
海外で評価される監督・作品は、日本国内では無視されることも多いですね。
監督なら、黒沢清・SABU・青山真治・北野武などは、ほとんど無視です。
作品で賞をもらっても、業界人くらいしか知らないのが現状でしょう。
昨日見た、「運命じゃない人」なんてカンヌ4冠ですよ。
(続く)
110 :
なっち:2005/11/21(月) 19:08:27 ID:w1O9YRkK
かつて黒澤明は自殺未遂をしましたが、その後(1960年代以降)は
国内では制作費がまかなえず、海外に活路を見出し、一部の映画以外
は黙殺されました。
大江健三郎はノーベル賞を取っても、相変わらず無視され売れないのに
嫌気がさして海外に移住するといううわさもありました。
小澤征爾は、ウィーン国立歌劇場のトップという、クラシック界のトップ
にいます。しかし、国内では恐ろしく評価が低い。
これらには共通していることがあります。
(続く)
111 :
なっち:2005/11/21(月) 19:17:17 ID:w1O9YRkK
まず、勉強家であり、自信家であり、カリスマです。それは日本人でも
わかります。また、早熟の天才であり、若い頃は掛け値なしに天才と
呼ばれていたことも共通しています。
何が悪いかというと、3名ともに中年以降の仕事が評価されていない。
というか、どんどんだめになってきたとさえ見えるのです。と、なっち
一人が断言するのなら無視してもかまいませんが、大方そう思ってる。
黒澤は「赤ひげ」までは名作ですが、「どですかでん」辺りからは
疑問視されています。大江は1980年頃の「同時代ゲーム」辺りから
宇宙語で書かれています。小澤は省略。
112 :
なっち:2005/11/21(月) 19:23:15 ID:w1O9YRkK
海外で評価され、日本でも評価されている、稀有な例は・・・
◆文学…いうまでもなく、村上春樹です。ノーベル賞をうわさされて
数年たちましたね。60代になったら受賞かな。
◆音楽…J-POPには一人もいません。クラだと器楽に数名います。
◆映画…監督なら小津、成瀬かな。小津は恥ずかしながら見たことが
ないんですよ。成瀬は見た作品はすべて傑作でしたね。
作品は黒澤時代劇に多数。結局コスチューム物なんですよ。あとは
カンヌやらベネチィアやらで表彰されても、観客は全然動かない。
「うなぎ」なんて実につまらない駄作だと思いました。
>>98 >そんなことはないよ。
>>92の当方の書き込みにある
>
>>87の酢豆腐莫迦が挙げているいわゆる「東宝カラー」は、
の一文をわざと無視してレスしたのは何故なのか。
おまえの言う「若大将だのクレイジー だの駅前だの、あるいはゴジラだの、
明朗快活娯楽映画」を指して、こちらはカッコつきのいわゆる東宝カラーとしているのだが。
他人のレスを都合よく改竄するのはやめてほしい。
>もちろん、例外はどんなものにでもあるわけで、それをいったら松竹にだって
>東映にだって、「らしくない」映画はいくらでもあったし、ある。
そんなのは当たり前だろう。
そもそも、知ったかぶりに「東宝カラーというのがあって、一言でいうなら「明朗快活」です」、
などと安直にまとめる君の浅薄さをたしなめるために挙げただけだよ。
そんな何にでも例外はある、なんて小学生みたいなこと言って誤魔化さなくとも。
114 :
なっち:2005/11/21(月) 20:32:32 ID:w1O9YRkK
>>113 2ちゃんねるの典型的な、つまらない議論。
つまりは紙面の都合で意足らずをとらえて、浅薄だの、簡単に言うななど、
2ちゃんや掲示板に何を期待してるの。
なっちはこの3年余、しつこいほど言ってきたけど、掲示板など存在そのもの
が無責任なんです。名無しだの、なっちだの、どこに発言の責任があるのかな。
なっちは物書きの端くれですけど、責任ある文章ならちゃんと調べますよ。
そもそも編集者ですから、校正・校閲は仕事のストライク・ゾーン。素人に
うんぬんされる覚えはないです。
東宝は比較的リベラルな社風でプロデューサー権限が強いらしいね。
そのへんが多様で柔軟な路線の理由かも。
松竹は逆に監督の力が強いらしいね。山田洋次なんかも役員をしてるし、
結構若手の作家主義的な作品も意欲的だったじきもあった。
今でも武とかキャシャーンとか訳の分からんのを拡大公開するところに片鱗を感じさせるものがある。
歌舞伎なんかもそうが作品内容に対しては最大限クリエイターをリスペクトする社風があるんだろうか。
そのへんのプロデューサー不在のつけが今の松竹の低迷に影を落としてるのかも。
116 :
なっち:2005/11/21(月) 21:54:00 ID:w1O9YRkK
>>115 メジャー3社では、松竹が作家性がいちばん顕著だね。
そこに挙げてくれた作品も、新しいだけでなく作家主義的でしょ。
松竹は倒産を盛んに言われてきたけど、持ち直した。歌舞伎なんてどうなって
たんだろうね。歌舞伎役者の大半は、事実上松竹の社員みたいなものだから。
染五郎が東宝作品に出たりするから、本当の社員でないことはいうまでも
ないけど。
松竹は歌舞伎の襲名披露興行が絶好調で映画の業績とは対称的。
良くも悪くも興行師的な会社なのかも。
118 :
なっち:2005/11/22(火) 08:21:00 ID:Jab6NFeX
>>117 なっちは以前歌舞伎を勉強していたのに、長く離れているので忘れてしまった。
大物になると半年くらい襲名興行をしてるでしょ。
ニーズがあるんだろうけど、どんなものかな。
歌舞伎は江戸時代から差別されてきたので、打たれ強いんですよ。
なっちがキムタク好きなのは、理解できました。
コンテンツとしての歌舞伎の強さに甘えた松竹という構図か。
121 :
なっち:2005/11/22(火) 18:53:48 ID:Jab6NFeX
歌舞伎は商業演劇としては、宝塚・劇団四季と並ぶ三強だから。
江戸時代に完成して、基本的にはそのままっていうところは、オペラと
似ています。また、小説もそうですね。すべて19世紀までの産物です。
どれもみな、芸術として古びていないと言うのは、すごいというべきか
なんというか。
122 :
なっち:2005/11/22(火) 19:01:07 ID:Jab6NFeX
【なっち「同じ月を見ている」を鑑賞】
今日見てきました。
語るに落ちる、これが感想です。問答無用の駄作ですね。いくら日本映画を
愛するなっちでも、この映画にほめる部分は皆無です。
脚本は最低、とにかく劇構造がめちゃくちゃ。回想と現実が交互に出てくる
けども、文法を無視しているのは、映画に無知だから。めまいがしそうですよ。
繰り返される暴力シーンにも必然性はなく、リアルな心臓手術も意味がない。
(続く)
123 :
なっち:2005/11/22(火) 19:04:31 ID:Jab6NFeX
ディソン・チャンという台湾人なのかな、が出演しているのが一部で
評判なのかもしれないけど、映画を見た人ならわかると思うけど、
信じがたい非リアリティ。
だって、子供時代をやっている子役は日本人で、流暢な日本語を話す
んだよ。何で成人すると、いきなり外国人になるわけよ。しかも、日本
人という設定なのに。
話題性もいいけど、ナンセンスとしかいえないです。たどたどしい日本語
は外国人という設定があってのものでしょう。とにかく、ほめるところが
ない。皆無、0点。最低。もちろん、今年のワーストケテーイですね。
124 :
なっち:2005/11/22(火) 19:09:36 ID:Jab6NFeX
ほら、あまり怒ったから、エディソン・チャンの頭が欠けたじゃない(笑)
東映は、もう映画を作らないていい。なっちが許可する。
もう、昔の任侠映画をニュープリントで公開してなさい。
本当に信じがたい。こんな映画を劇場公開するなといいたい。
ミニシアターのレイトショーがふさわしい。
金がかかってる。信じがたい。もうめちゃくちゃなマイナスでしょう。
窪塚なんか、「ピンポン」以外ろくなもんじゃないし、もう出なくて
いい。深作は引退。「下妻物語」の桃子の子供時代をやっていた子役だけ、
それ以外は全員日本映画界から消えてほしい。
125 :
名無シネマさん:2005/11/22(火) 20:09:09 ID:KgCLy3dl
映画見る前は窪塚くんっていってたのに呼び捨てになってるよ・・・
そんななっちも素敵☆
126 :
なっち:2005/11/22(火) 21:10:49 ID:Jab6NFeX
>>125 あははは。ほんとうだね。
なっちは、特定の人だけ「さん」付け、「くん」付け、なんですよ。
127 :
名無シネマさん:2005/11/22(火) 22:20:21 ID:KgCLy3dl
それでは寝ます。おやすみ〜
128 :
なっち:
*なっちです。
やりたくなかったけど、仕事をしてしまった。
明日は映画祭の予定だったんだけど、がんばんないと締め切りに間に合わない
みたいなんで、終日原稿書きです。
金曜日に「大停電の夜に」を鑑賞。日曜日は映画祭で、竹中直人監督作品の
4本立てです。こっちは必ず行きます。