【ミュージックオブザ】戸田奈津子の字幕34【…ナッチ!】
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FAQ :
05/02/26 22:26:18 ID:9bjAMTYP <擁護派のがいしゅつ意見FAQ> ▽字幕には行数、文字数の制限がある! →そんなものは常識。字幕翻訳者はみな同条件。 #字数の制限で説明がつかない珍訳多数(×ボランティア軍→○義勇軍など) ▽文芸分野の訳はすばらしい! →狭い分野だけ得意でも駄目。しかも最近は文芸もミス多。 #得意分野以外も訳そうとするからボロを出す。 ▽仕事のスピードが早い! →若手で同じくらい早く、しかも確かな訳をできる人は幾らでもいます。 ▽単語の細かいミスは誰でもある! →それを極力減らす努力、リサーチをするのが当然。 ▽第一線で沢山の仕事を抱えているのだから多少のミスは仕方ないんだ! →忙しくても仕事の質を落とさないのが第一人者というものでは? ▽非難するなら英語勉強しろ! →シェフじゃないと料理の批評をしてはいけないのですか? #英語がわかるから文句がでる(誤訳だらけでは映画に集中できない) ♯映画は英語だけではない。(戸田字幕は香港映画他にも出現) ▽非難するなら自分が字幕翻訳の仕事に就け! →戸田氏は字幕翻訳者にはなるな、とおっしゃっておりますが? #字幕業界では関係者以外からの批判は封殺されるのですか? ▽最近は海賊版防止のために俳優の口以外はモザイクがかかっていて 背景などが見えないことが多い →修正する機会はいくらでもあると思います。 ▽戸田氏はすばらしい人です! →そうですか。でも字幕の質とは関係ないですね。
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氷山の一角-1 :05/02/26 22:27:21 ID:9bjAMTYP
1)作品鑑賞を混乱させる重大な誤謬 ×2ヶ月 ○2週間「13デイズ」 (1962年のいわゆる“キューバ危機”を描いた作品。「13日間」なのに…) ソ連輸送船が封鎖を突破しようとしたシーンで米艦が撃った弾丸。 誤)曳光弾 正)照明弾 ・照明弾は、相手を照らし出す殺傷能力の無い弾丸。 ・曳光弾は、弾の軌跡を見るために発光剤が仕込まれた、殺傷能力のある実弾。 ×入れろ ○切れ「アポロ13」 ×切れ ○入れろ「同上」 (電源回路の「開/閉」(open/close)の意味を取り違えている (実際はclose(閉)で電流が流れ、open(開)で止まる)。 映画中に数ヶ所あるこれらの台詞をすべて逆の意味に誤訳) ×デスマスク ○レクイエム(death mass) 「アマデウス」 (DVDでは字幕担当が松浦美奈氏に変更になりこの部分は直っている) ("First I must get the death mass, and then I ... I must achieve his death. " 「まずレクイエムを手に入れて、それから彼を殺してしまう」 が 「まずデス・マスクを手に入れて―― 彼を殺す」 に。 デス・マスク(死面) を先に手に入れて、 それからそいつを殺すなんてことが出来るのか?) ×宇宙は拡大し続け はじけて崩壊する ○宇宙は膨張し、その後、収縮して元に戻る 「光の旅人 K−PAX」 ("The universe will expand, then it will collapse back on itself" back on itself=「(本来の)自分に戻る」が、はじけて(どっかへ行く)という正反対の意味に。 ※ ただし、「膨張」については、「拡大」でも許容範囲という意見あり)
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氷山の一角-2 :05/02/26 22:29:04 ID:9bjAMTYP
×ヌハチ ○ヌルハチ 「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」(DVDで修正済) ×レメイ将軍 ○ルメイ将軍 「13デイズ」 ×ドクター・ジバコ ○ドクトル・ジバゴ「トゥルーロマンス」 ×シター弾き ○シタール弾き 「ムーラン・ルージュ」 ×フィールド賞 ○フィールズ賞 「ビューティフル・マインド」 ×ピーター・カーテン ○ペーター・キュルテン 「コピーキャット」 ×ダシェル ○ダシール 「マイノリティ・リポート」 (ミステリー作家から取られた名。但し、ハヤカワ・ポケットミステリでは「ダシェル」が使われている。) ×ジョニー・ホリディ ○ジョニー・アリディ 「八日目」 ×ダーハム ○ダラム 「リトル・ダンサー」 ×メトリントサウルス ○メトリアカントサウルス 「ジュラシックパーク」 ×大天使聖マイケル ○大天使ミカエルor聖ミカエル「ギャング・オブ・ニューヨーク」(初期段階のみ?) ×ダインセン ○ディネーセン 「愛と哀しみの果て」(原作者名) ×YMCA ○YMHA 「ミュージック・オブ・ハート」 ×バッキングハム ○バッキンガム 「レッドドラゴン」
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氷山の一角-3 :05/02/26 22:33:05 ID:9bjAMTYP
3)作品の雰囲気、意図、演出を損なう不適当な表現、重要な台詞の改竄 ×君か(What's wrong?) 「ムーラン・ルージュ」(劇場版) (一緒に逃げようと言った相手が軽装でやってきて「君か」はない) ×SOSを ○CQDを 「タイタニック」 (もちろん英語圏の人でも無線の知識が無ければCQDは知らない。 が、監督はこれを船舶無線史の重要な1ページと知っていて発話させている。 事実に忠実に再現しようとする監督の意図が台無しに) ×また会える いつか… いつか… 「グラディエーター」 ("I will see you again. But not yet. Not yet." not yetが「いつか」になるのか? 「いつか会える」ではなく「まだ会えない」ということがここでは重要) ×嘘をつくな ○正気に戻って(You are not yourself.) 「ロード・オブ・ザ・リング」 (フロドを襲うボロミアは指輪の魔力で我を失っている。 「ロード〜」劇場版には他にも大量の誤訳珍訳があり、 ビデオ・DVDでは監修が入って訂正された。 詳細は関連スレの字幕改善本部を参照のこと) ×マグルの母 ○穢れた血の母 「ハリー・ポッターと秘密の部屋」 ×お父さん ○神よ(Father!) 「ダンス・ウィズ・ウルブス」 ×恋と戦争は正しく ○恋と戦争では何でもあり 「10日間で男を上手にフル方法」 (「恋と戦争ではどんな手段でも正当化される」という全く逆の意味のことわざ)
4)数字・単位の間違い ×2ヶ月 ○2週間「13デイズ」 (1にも出したがここにも掲げておく) ×50mm機関銃 ○50口径(12.7mm)機関銃 「地獄の黙示録」 ×66回の流産 ○(65年と)66年の流産「ザ・リング」 (パンフにまで66回と載っているがどう頑張っても不可能だと思われる) ×4万5千ドルのソファ ○4500ドルのソファ 「アメリカンビューティ」 ×M16 ○MI6 「スパイゲーム」 5-1)その他、観客を誤解・混乱させる不適切な意訳、誤訳 ×陛下 ○殿下(highness) 「グラディエーター」 (本来「シーザー(陛下)」と呼びかけるところ、 おまえなんか皇帝として認めないぞという嫌味なのだが) ×女王 ○王妃(Queen) 「ブレイブ・ハート」 (皇太子妃に対する台詞「あなたはいずれQueenになるお方」) ×英国 ○イングランド 「ブレイブ・ハート」(賛否両論あり) ×ネドリーのやつ 何てバカなことを 「ジュラシック・パーク」 ○ネドリーさえ 手をつけなかったのに ("Even Nedry knew better than to mess with the raptor fences." その前の場面で、ネドリーがラプトルの檻の電源だけを切らなかったことを 描いているのに、字幕ではネドリーのせいで逃げたことになっている) ×理学的,哲学的 ○形而下、形而上 「ビューティフル・マインド」 ×胸 ○棺(chest) 「ハムナプトラ」 ×あとでプレゼントがある ○あとでプレゼン(説明)がある 「海辺の家」
5-2)その他、観客を誤解・混乱させる不適切な意訳、誤訳 ×おれは、ドン・ジョバンニ ○ドン・ジョヴァンニ(呼びかけ) 「アマデウス」 ×死の床でミサを受けなかった者だ ○死後にミサを受けられなかった者だ 「アマデウス」 ×低音で ○弱音で(piano) 「アマデウス」 ×連邦制 ○共和制(republic) 「グラディエーター」 ×アンコール ○カーテンコール 「ムーランルージュ」「ギャラクシークエスト」 ×ミートパイ ○ミンスパイ 「ブリジット・ジョーンズの日記」 ×狂人 ○怪物 「レッド・ドラゴン」 ×ジャンパー ○セーター(jumper) 「ハリー・ポッターと秘密の部屋」(DVDでは修正済) ×オレンジの香り ○オレンジブロッサム 「ギャング・オブ・ニューヨーク」 ×男妾 ○(女性の)主人(mistress)「エリザベス」 ("I will have one mistress here and no master!" 「私が主人と呼ぶのは自分だけ。他の誰にも仕えない」が 「私には男妾がひとり 夫は持たぬ」に。 masterの女性形であるmistressの意味を完全に間違えている) ×わたしは処女になったわ ○余は聖母になった(I become the Virgin.) 同上 (聖母信仰を伝統とするカトリック世界から政治的に脱退する代わりに 自ら聖母を模倣することでカトリック教徒に応えようとした) ×中朝首脳会談 ○中韓首脳会談 (South Korea and China) 「007/ダイ・アナザー・デイ」 (公開前の指摘。DVDでは修正) ×勝利の兵法 ○孫子の兵法 「007/ダイ・アナザー・デイ」 ×いい加減、やめて(拷問相手に向かって) ○(情報を)言っちゃ(吐いては)だめ(仲間に向かって) "Don't do it don't"「GI・ジェーン」 ×困難ぐらい ○困難どころでは(This is not Mission: Difficult) 「M:I-2」 ×UCLA ○Berkeley(台詞では「Berkeley」、UCLAとUC Berkeleyは違う) 「フォレストガンプ」 ×天使の像 ○ハンプティ・ダンプティ 「コラテラル」
6)珍訳(超弩級誤訳+日本語の常識を外れたなっち独自の言い回し) ×ボランティア軍 ○義勇軍 「ファントム・メナス」 ×ローカルな星人 ○原住民 「ファントム・メナス」 ×ネビュラ星雲 ○クラートゥ星雲 「ギャラクシー・クエスト」 ×ヘリコプター ○チョッパー(バイク) 「パルプ・フィクション」(試写段階) ×宇宙時間 ○時空(space-time) 「A.I.」 ×プッシー知らず!(Cherry boy!) 「地獄の黙示録 特別完全版」 ×黒のチンポ吸い(Black cocksucker) 「ドゥ・ザ・ライト・シング」 ×吹いてあげる(blow job) 「7月4日に生まれて」 ×パン粉がついてる ○パンくずがついている 「ザ・コンテンダー」 ×勉強 ○研究/講義(study) 「ビューティフル・マインド」 (主人公ナッシュは小学生や中学生ではなく、「研究者」です) ×(我らは銃士、)結束は固い(One for All, All for One) 「仮面の男」「ヤング・ブラッド」 ×熱像記録(サマラが念写したレントゲン写真)「ザ・リング」 ×戦場では毎日がスナップ写真の連続だ 「ラストキャッスル」(要確認) ×鳥ではなくウサギを 「ゴスフォード・パーク」 (ベジタリアンの台詞。本当はWelsh Rarebitというチーズトーストの一種) ×ジャバ・ザ・ハット族 ○ハット族「SW EP1」 (ジャバ・ザ・ハットは個人名。で台詞はジャバ個人を指していない。) ×頭上の空間(head space=ライフルのボルトの先端と弾薬の底の間隔) 「プライベートライアン」 ×上のデッキに行け ○下のデッキに行け 「ギャラクシークエスト」 ×緊急ベル ○緊急ブロー 「レッドオクトーバー」 ×壁スクリーン ○壁に映せ、再生(wall screen) 「マイノリティ・リポート」 ×始まるぞ! ○ジーザス! 主よ! (Jesus!) 「ギャング・オブ・ニューヨーク」 ×やるっきゃない 「レッド・ドラゴン」 ×クソの煮込み ○ひどい料理 incredible shit 「ブリジット・ジョーンズの日記」 ×サッカー ○F1 Brazilian Grand Prix 「スティルクレイジー」 ×「……を?」「……ので?」「…など!」「……せにゃ」「……かもだ」「……かもだぜ」 「おっ死ね!」「ファック野郎」「コトだ」 あらゆる作品に出現。現代では使わない・聞いたこともない言葉がほとんど。
7-1)番外I リチャード・ギア来日会見にて。 Q.記者「老いてもカッコいい男であり続ける秘訣を」 A.ギア“What's cool is just to be yourself. That's actually the coolest thing you can do.” 戸田「人間自身がクールな人が一番クール」 正常な訳「ありのままの自分であるということが結局は一番カッコいいのだ」 7-2)番外II マトリックス・レボリューションズ、 歌舞伎町での舞台挨拶にて。 ステージにはキアヌと並んで雨合羽を着込んだ戸○奈○子大先生が! 「監督兄弟は日本のアニメが大変好きで、最近では Hayao MiyazakiのSpirited Awayなど・・・」 という英語スピーチを、すかざず戸○先生が同時通訳! 「えー監督は宮崎兄弟の、えー、スピリティッド・アウェイが・・・」 ・・・さすがなっち女史。 そんな彼女は、KILL BILLにて「ファック野郎」という日本語が採用され、 その名声がハリウッドの歴史に深く刻まれることとなった。