今日観た映画の感想 その31

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35名無シネマさん
めぐりあう時間たち
ようやく観たが、全くの期待外れ。
題材といい、実在のバージニアウルフや詩人、同性愛者などのモチーフはいかにもオスカー好みだが、
人物の心理描写の底が浅く、それぞれの登場人物の心の痛みも人間的な深みも全く感じられない。
最後に残ったのはニコールの着け鼻の印象だけ。
ニコールのオスカー受賞は演技もそこそこだったし、
興行の上で、コマーシャル的にもタイミング的にもオスカーではありがちなパターンで納得もやむを得ずだが、
メリルやジュリアンムーアは、他の映画でずっと優れた演技をしている。特にムーアは近年中の受賞は確実だろう。
シカゴの作品賞他、助演賞は当然の結果。
この映画をこそオスカーに相応しいとほざく椰子はアカデミックなイメージに乗りやすい底の浅い上面だけの映画好きです。