【英語はダメだけど】戸田奈津子の字幕24【悔いで?】

このエントリーをはてなブックマークに追加
6名無シネマさん
1)作品鑑賞を混乱させる重大な誤謬

×2ヶ月 ○2週間「13デイズ」
(1962年のいわゆる“キューバ危機”を描いた作品。「13日間」なのに…)
×入れろ ○切れ「アポロ13」
×切れ ○入れろ「同上」
(電源回路の「開/閉」(open/close)の意味を取り違えている
 (実際はclose(閉)で電流が流れ、open(開)で止まる)。
 映画中に数ヶ所あるこれらの台詞をすべて逆の意味に誤訳)
×デスマスク ○レクイエム(death mass) 「アマデウス」
(DVDでは字幕担当が松浦美奈氏に変更になりこの部分は直っている)
("First I must get the death mass, and then I ... I must achieve his death. "
 「まずレクイエムを手に入れて、それから彼を殺してしまう」 が
 「まずデス・マスクを手に入れて―― 彼を殺す」 に。
 デス・マスク(死面) を先に手に入れて、
 それからそいつを殺すなんてことが出来るのか?)

×宇宙は拡大し続け はじけて崩壊する
○宇宙は膨張し、その後、収縮して元に戻る 「光の旅人 K−PAX」
("The universe will expand, then it will collapse back on itself"
 back on itself=「(本来の)自分に戻る」が、はじけて(どっかへ行く)という正反対の意味に。
 ※ ただし、「膨張」については、「拡大」でも許容範囲という意見あり)
7名無シネマさん:03/12/26 03:41 ID:FViqESrR
2)歴史上の人物、作品名、など、固有名詞の間違い
×ヌハチ ○ヌルハチ 「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」(DVDでは直っています)
×レメイ将軍 ○ルメイ将軍 「13デイズ」
×ドクター・ジバコ ○ドクトル・ジバコ 「トゥルーロマンス」
×シター弾き ○シタール弾き 「ムーラン・ルージュ」
×フィールド賞 ○フィールズ賞 「ビューティフル・マインド」
×ピーター・カーテン ○ペーター・キュルテン 「コピーキャット」
×ダシェル ○ダシール 「マイノリティ・リポート」
(ミステリー作家から取られた名。但し、ハヤカワ・ポケットミステリでは「ダシェル」が使われている。)
×ジョニー・ホリディ ○ジョニー・アリディ 「八日目」
×ダーハム ○ダラム 「リトル・ダンサー」
×メトリントサウルス ○メトリアカントサウルス 「ジュラシックパーク」
×大天使聖マイケル ○大天使ミカエルor聖ミカエル「ギャング・オブ・ニューヨーク」(初期段階のみ?)
×ダインセン ○ディネーセン 「愛と哀しみの果て」(原作者名)
×YMCA ○YMHA 「ミュージック・オブ・ハート」
×バッキングハム ○バッキンガム 「レッドドラゴン」
8名無シネマさん:03/12/26 03:46 ID:FViqESrR
3)作品の雰囲気、意図、演出を損なう不適当な表現、重要な台詞の改竄

×君か(What's wrong?) 「ムーラン・ルージュ」(劇場版)
(一緒に逃げようと言った相手が軽装でやってきて「君か」はない)
×SOSを ○CQDを 「タイタニック」
(もちろん英語圏の人でも無線の知識が無ければCQDは知らない。
 が、監督はこれを船舶無線史の重要な1ページと知っていて発話させている。
 事実に忠実に再現しようとする監督の意図が台無しに)
×また会える いつか… いつか… 「グラディエーター」
("I will see you again. But not yet. Not yet."
 not yetが「いつか」になるのか?
 「いつか会える」ではなく「まだ会えない」ということがここでは重要)
×嘘をつくな ○正気に戻って(You are not yourself.) 「ロード・オブ・ザ・リング」
(フロドを襲うボロミアは指輪の魔力で我を失っている。
 「ロード〜」劇場版には他にも大量の誤訳珍訳があり、
 ビデオ・DVDでは監修が入って訂正された。
 詳細は関連スレの字幕改善本部を参照のこと)
×マグルの母 ○穢れた血の母 「ハリー・ポッターと秘密の部屋」
×お父さん ○神よ(Father!) 「ダンス・ウィズ・ウルブス」
9名無シネマさん:03/12/26 03:48 ID:FViqESrR
4)数字・単位の間違い

×2ヶ月 ○2週間「13デイズ」
(1にも出したがここにも掲げておく)
×50mm機関銃 ○50口径(12.7mm)機関銃 「地獄の黙示録」
×66回の流産 ○(65年と)66年の流産「ザ・リング」
(パンフにまで66回と載っているがどう頑張っても不可能だと思われる)
×4万5千ドルのソファ ○4500ドルのソファ 「アメリカンビューティ」
×M16 ○MI6 「スパイゲーム」

5-1)その他、観客を誤解・混乱させる不適切な意訳、誤訳

×陛下 ○殿下(highness) 「グラディエーター」
(本来「シーザー(陛下)」と呼びかけるところ、
 おまえなんか皇帝として認めないぞという嫌味なのだが)
×女王 ○王妃(Queen) 「ブレイブ・ハート」
(皇太子妃に対する台詞「あなたはいずれQueenになるお方」)
×英国 ○イングランド 「ブレイブ・ハート」(賛否両論あり)
×ネドリーのやつ 何てバカなことを 「ジュラシック・パーク」
○ネドリーさえ 手をつけなかったのに
("Even Nedry knew better than to mess with the raptor fences."
 その前の場面で、ネドリーがラプトルの檻の電源だけを切らなかったことを
 描いているのに、字幕ではネドリーのせいで逃げたことになっている)
×理学的,哲学的 ○形而下、形而上 「ビューティフル・マインド」
10名無シネマさん:03/12/26 03:48 ID:FViqESrR
5-2)その他、観客を誤解・混乱させる不適切な意訳、誤訳

×胸 ○棺(chest) 「ハムナプトラ」
×あとでプレゼントがある ○あとでプレゼン(説明)がある 「海辺の家」×おれは、ドン・ジョバンニ ○
ドン・ジョヴァンニ(呼びかけ) 「アマデウス」
×死の床でミサを受けなかった者だ ○死後にミサを受けられなかった者だ 「アマデウス」
×低音で ○弱音で(piano) 「アマデウス」
×連邦制 ○共和制(republic) 「グラディエーター」
×アンコール ○カーテンコール 「ムーランルージュ」「ギャラクシークエスト」
×ミートパイ ○ミンスパイ 「ブリジット・ジョーンズの日記」
×狂人 ○怪物 「レッド・ドラゴン」
×ジャンパー ○セーター(jumper) 「ハリー・ポッターと秘密の部屋」(DVDでは修正済み)
×オレンジの香り ○オレンジブロッサム 「ギャング・オブ・ニューヨーク」
×男妾  ○(女性の)主人(mistress)「エリザベス」
("I will have one mistress here and no master!"
 「私が主人と呼ぶのは自分だけ。他の誰にも仕えない」が
 「私には男妾がひとり 夫は持たぬ」に。
 masterの女性形であるmistressの意味を完全に間違えている)
×中朝首脳会談 ○中韓首脳会談 (South Korea and China) 「007/ダイ・アナザー・デイ」
 (公開前の指摘だが、いまだ未修正)
×勝利の兵法 ○孫子の兵法 「007/ダイ・アナザー・デイ」
×いい加減、やめて(拷問相手に向かって) ○(情報を)言っちゃ(吐いては)だめ(仲間に向かって)
"Don't do it don't"「GI・ジェーン」
×困難ぐらい ○困難どころでは(This is not Mission: Difficult) 「M:I-2」
11名無シネマさん:03/12/26 03:55 ID:FViqESrR
6)珍訳(超弩級誤訳+日本語の常識を外れたなっち独自の言い回し)

×ボランティア軍  ○義勇軍 「ファントム・メナス」
×ローカルな星人 ○原住民 「ファントム・メナス」
×ネビュラ星雲 ○クラートゥ星雲 「ギャラクシー・クエスト」
×ヘリコプター ○チョッパー(バイク) 「パルプ・フィクション」(試写段階)
×宇宙時間 ○時空(space-time) 「A.I.」
×プッシー知らず!(Cherry boy!) 「地獄の黙示録 特別完全版」
×黒のチンポ吸い(Black cocksucker) 「ドゥ・ザ・ライト・シング」
×吹いてあげる(blow job) 「7月4日に生まれて」
×パン粉がついてる ○パンくずがついている 「ザ・コンテンダー」
×勉強 ○研究/講義(study) 「ビューティフル・マインド」
(主人公ナッシュは小学生や中学生ではなく、「研究者」です)
×(我らは銃士、)結束は固い(One for All, All for One) 「仮面の男」「ヤング・ブラッド」
×熱像記録(サマラが念写したレントゲン写真)「ザ・リング」
×戦場では毎日がスナップ写真の連続だ 「ラストキャッスル」(要確認)
×鳥ではなくウサギを 「ゴスフォード・パーク」
(ベジタリアンの台詞。本当はWelsh Rarebitというチーズトーストの一種)
×ジャバ・ザ・ハット族 ○ハット族「SW EP1」
  (ジャバ・ザ・ハットは個人名。で台詞はジャバ個人を指していない。)
×頭上の空間(head space=ライフルのボルトの先端と弾薬の底の間隔) 「プライベートライアン」
×上のデッキに行け ○下のデッキに行け 「ギャラクシークエスト」
×緊急ベル ○緊急ブロー 「レッドオクトーバー」
×壁スクリーン ○壁に映せ、再生(wall screen) 「マイノリティ・リポート」
×始まるぞ! ○ジーザス! 主よ! (Jesus!) 「ギャング・オブ・ニューヨーク」
×やるっきゃない 「レッド・ドラゴン」
×クソの煮込み ○ひどい料理 incredible shit 「ブリジット・ジョーンズの日記」

×「……を?」「……ので?」「…など!」「……せにゃ」「……かもだ」「……かもだぜ」
「おっ死ね!」「ファック野郎」「コトだ」
あらゆる作品に出現。使わないどころか聞いたこともない言葉がほとんど。
12名無シネマさん:03/12/26 03:57 ID:FViqESrR
7-1)番外I

リチャード・ギア来日会見にて。
Q.記者「老いてもカッコいい男であり続ける秘訣を」
A.ギア“What's cool is just to be yourself.
     That's actually the coolest thing you can do.”
  戸田「人間自身がクールな人が一番クール」
  正常な訳「ありのままの自分であるということが結局は一番カッコいいのだ」

7-2)番外II

マトリックス・レボリューションズ、
歌舞伎町での舞台挨拶にて。

ステージにはキアヌと並んで雨合羽を着込んだ戸○奈○子大先生が!
「監督兄弟は日本のアニメが大変好きで、最近では Hayao MiyazakiのSpirited Awayなど・・・」
という英語スピーチを、すかざず戸○先生が同時通訳!
「えー監督は宮崎兄弟の、えー、スピリティッド・アウェイが・・・」

・・・さすがなっち女史。


そんな彼女は、KILL BILLにて「ファック野郎」という日本語が採用され、
その名声がハリウッドの歴史に深く刻まれることとなった。