キューティーハニーとかデビルマンとかやってる場合じゃねえだろ
殆ど同人漫画の世界だな。今の邦画は
今も昔も映画大国のアメリカと、今が旬な中国・韓国映画などを除けば、
世界的に注目される映画監督が最も大勢いる国は日本だろうな。
もちろん、世界の映画ヲタに注目される……という意味だが(笑)。
産業としては廃れてるし、実際、国内からの目では、東映ヤクザ映画や
日活ロマンポルノのあった頃が最後の輝きだったように思えるのだが……。
なぜこのような現象が起きるか不思議。
仙頭の映画祭での政治的活躍だけのせいだとは思えない。
>>452 アメリカだって、サム・ライミやウォシャウスキー兄弟のやっていることは同人そのもの。
ただ、それがきっちりエンタテインメントになってしまう底力はある。
>>453 黒沢清がよく言っている。日本はプロデューサーの責任の所在が曖昧だから、決して自由な
環境ではないのに、結果的に不思議な映画ができあがると。
他国の人にすれば、「え? いちおうは商業映画なんでしょ? なんでこんな映画
ができるの?」という驚きがあるそうですね。
455 :
名無シネマさん:04/09/17 01:10:22 ID:kXB34qqq
が、漫画やアニメが主(経済的にも文化的にも)で、
映画が副なこの国で、同人化するという、売りもあるんだがね。
金を出すやつと、金を使うヤツの間に錯誤、溝があるのは、否めないが。
>>454 漏れは
>>453 だが、興味深いレス、サンクス。
>>455 >>452 のように同人化が悪いって前提もどうかと思うがな。
漏れも秋葉原を歩いてメイド喫茶の看板が目にはいると気分が悪くなるクチだが、
「みんなが楽しめる」なんてのが幻想だと分かってる現在、
徹底的にヲタ映画に居直ろうとする庵野の戦略は、充分アリ
……というか、頭がいいような気はするが。観てないけどね(笑)
>>455 >同人化するという、売りもあるんだがね。
つーか、それをやってるのがフジテレビの映画。現在公開中の「スウィングガールズ」はまさにそ
ういうやり方(キャラ萌え、マンガ的な内容)で作ってあるし、ヒットしている。
それが良いか悪いか、はよくわからんが・・・。
458 :
名無シネマさん:04/09/17 01:41:37 ID:kXB34qqq
>>457 あなたの言うとおりで、商売としては有りだろうが、映画として有りなのかを問いたいよ。
>>456>>458 というか、最近気づいたけど、いまや映画・TVのプロデューサーやクリエイターも、自分たちもマンガ・
アニメで育った世代に入れ替わってきている。戦略以前にああいうのしか撮れないんだよ。
例えば、樋口氏の「ローレライ」も、太平洋戦争云々よりも、むしろミリヲタ・アニ
メの匂いがプンプンしている。
他にもROBOTの本広克行が押井ヲタなのは有名な話。次回作の「サマータイムマシン・ブルース」
は、原作は別にあるけど、恐らくイメージとしては「うる星やつら」なのではないか?
さらにその下の世代となると、アニメ・マンガに加えて、ゲームとキー局の連ドラ、ラノベ、
ハリウッドのブロックバスター大作を主食に育った世代となっていくだろう・・・。
実はアメリカ映画(ハリウッドとそれに準ずる層の全体)の強さとは、サブカル・ブロックバスター大作
以外のマジメな映画も多い、という点にあるわけで。
日本映画には今後、果たしてそういう層の厚みが、、、個人的には脱力してますorz
460 :
名無シネマさん:04/09/17 02:10:08 ID:kXB34qqq
ある意味、芸術家より、オタクの力の方がすごいのだろう。
層は一朝一夕には厚くならんしなぁ。
『誰も知らない』のヒットに期待はする。
>>460 是枝さんもアート系映画ヲタクみたいな所があるよ。映画の趣味が、氏の学生時代(80年代)
に流行っていたミニシアター系作品そのまま。
ユニオン(ちなみに、ここにメンバー候補生として入るのは大変に難しい。
皮肉でなく、まさしくTV界のエリートです)でバラエティ番組まで含めて、何でも
ADをやり倒して、いざ自分の企画でTVや映画を撮れるようになると、自分
の嗜好のトレースになっちゃうわけ。
人間が無意識のうちに刷り込まれるハビトゥスの影響って恐ろしい。。。じゃあ、
どうすればいいか、っていうと、ボクもよくわかりません(苦笑)
成功した監督で、何かのヲタじゃない人って少ないんじゃないの?
日本に限らず。
463 :
名無シネマさん:04/09/17 02:45:00 ID:kXB34qqq
>>461 同人化と、自分の嗜好で世間に表現するのとは、違うってことでしょうに。
プロの職人が、自分の技術にオタクでないことなんて、逆に変だと思う。
作ったモノをどのように表に出すかで、差が出るのだと。
>>454の言うように。
オタでもいいけどオタ同士で閉じ篭るような気質のある作り手は好かん
ちゃんと外に向かってモノ作ってほしいよ
465 :
名無シネマさん:04/09/17 15:46:57 ID:VR+OEkZq
オタク自体の言葉の意味が変質したせいかもしれないけど、
自分たちの入り込んでるモノでしか、コミュニケーションできない人のことをさしていたはず。
プロが個人的であることは、恥ずべきことでもあるはず。
が、時代が細分化を許容しているから、オタク的なものを内包出来るようになっただと思う。
ま、そういうオタク的な作品を、B級と言う。