【何気に】映画は字幕?吹き替え?3【ガンガレ】

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679名無シネマさん
英語の映画→日本語訳の場合に字幕が吹き替えに比べて有利な点をひとつ。

英語と日本語では、敬語・丁寧語の使用頻度や切り替わるタイミングに非常に
大きな違いがある。論理構造だけで言えば英語では、上司・部下、親・子、
裁判長・弁護士や検事の会話でもタメ口の割合が相当に大きい。

元の論理構造に忠実に訳すと日本語(的慣習)として不自然な会話になり、日本語として
自然に聞こえるように訳すと元のニュアンスから(しばしば致命的に)かけ離れる。

完全な話し言葉として訳出される吹き替えでは上記の制約を免れることは不可能であり、
対して字幕では(元の音声がそのまま聞こえるのとあいまって)
この制約を鑑賞者が感じる度合いは比較的少ない。

あと人称代名詞の問題も大きいが略。
もちろん、日本語の映画→英語訳では、まったく逆の(同質に困難な)制約がある。