36 :
名無シネマさん:03/10/23 11:40 ID:SoKQoFcg
age
37 :
名無シネマさん:03/10/24 08:22 ID:ej1LhiIi
>>31みたいにサインを宗教映画だと思ってる人いるけどさ、
まともな信仰心のある人間が神の存在証明に「東スポ」の記事を引用する
ような罰当たりな映画創るわけないじゃん。シャマランは実存主義者だろ。
サインは「無神論的実存主義ほのぼのホームコメディSF映画」ですよ。
38 :
名無シネマさん:03/10/25 17:52 ID:TjPbq6DC
やば。>1を読んでて人間の愚かさに泣きそうになった。
>>32と同意見だけどもしそうなら宇宙人が可哀想すぎる
(なんというか僕も今気付いたから宇宙人さんに申し分けなくなってきて…)
40 :
名無シネマさん:03/10/27 10:03 ID:cqpbpIOc
そんで、あの家族は、命の恩人である宇宙人を殺してしまったと・・・
「外見だけに囚われて、本質が見えていない」
という現代人に対する、シャマランの皮肉なメッセージだろこれ!!
41 :
名無シネマさん:03/10/27 10:47 ID:zocw3lnU
なんかだんだん
>>1の言ってるコトが真実じゃないかと思えてきた
42 :
名無シネマさん:03/10/27 11:21 ID:R2A1yFOL
サインに真実など 無 い ! !
おまいらシャマランがせっかく苦労して映画の中から真実だの本質だの客観的事実だの排除してる
のになにをおっしゃいますか。そもそもUFOが宇宙の彼方から地球に向かって飛んでくるとことか、
UFOがミステリーサークル描いてるとことか、UFOからあの宇宙人が降りてくるとことかどこにも
出てこないでしょ。だからそれらに関連性があると思ってるのは牧師と同じでただの推測。
実際アレが宇宙人かどうかすらよーわからん。見ようによってはアレは突然変異の人間だという
解釈すら成り立つ。
だからこの映画の骨子は、
たとえ客観的真実(神)なんてものが存在するとしても、
個人が捉えられないのなら存在しないも同じことだ。
だからそれが「ある」か「無い」かで悩むのは意味がない。
重要なのは個人の前に立ち現れる現象に「価値ある意味づけ」ができるかどうかだ。
っつーことでしょう。B級ホラーを装った哲学映画。
43 :
名無シネマさん:03/10/27 14:24 ID:raAOen4q
「サインの真実」
インド人監督のハリウッド映画は、宣伝を信じて見に行っては逝けない・・・(笑)
44 :
名無シネマさん:03/10/27 15:25 ID:yVDB+0JK
>>42 上映中、寝てのか?(w
世界各国のニュース番組でも円盤や宇宙人が(ry
観ててつまんなかった
だからもういいこんなクソ映画
>>1は、劇場公開時に、「あの宇宙人の正体は母親」とシツコく主張していた
デンパくんの切れっぷりを見習うように。
47 :
42:03/10/27 16:58 ID:972FZ0Q8
>>44 TVで報道してたのは、UFOが都市の上空に浮かぶ映像と、ミステリーサークルの映像と、
変なアレが子どものパーティーみたいなとこで顔出したのと、それぞれ個別の映像でしょ。
しかもUFOに至ってはTVの映像だけで直接出てこない。
つまりこの映画は牧師が得られる以上の情報を観客に与えないという手法を取ってる。だから
UFOとあの変な生物とミステリーサークルについて関連を裏づけるような表現はなかったはずだよ。
あの変なのがUFOの窓から顔出したりしてた?
それにUFOが地球に向かって宇宙空間を飛んでる映像なんてなかったのにTVに映った
都市上空に浮かぶ映像だけで「宇宙の彼方からやってきた」なんてなんでわかるの?
「アレは別の恒星系の宇宙人でUFOに乗って地球にやってきた。ミステリーサークルは着陸の目印」
なんてこの映画では一切保証してないよ。
48 :
名無シネマさん:03/10/27 17:11 ID:Xnr5sxAJ
>1のも母親説も面白いなぁ。
いずれにせよヒネリ過ぎて失敗作か…とも思ったが、「シックスセンス」みたいにネタバレしたら終わりの映画よりイイかも。
でも、解釈以前にエイリアン?のキャラデザインで失敗なんだよなぁ…
キャラデザについて。
んーと、例えばひらがなの「あ」とかじーっと見てると
意味わかんなくなってただの曲線に見えたりするでしょ。
あの変なヤツの造形はそんな効果を狙った「無意味を指向するデザイン」 。
サインは手っ取り早く言えば主人公が「無意味」と闘って「意味」を勝ち取る話。
50 :
名無シネマさん:03/10/27 18:26 ID:eSjvhW4z
母親説は誰もが思いつくような素人考えでしょ
なんか凄くつまらない割に妙に心に引っかかる映画だよなコレ。
また観たくなっちゃったじゃないか!>1
にしても腕からぜんそくの薬だす宇宙人なんて「うすた京介」の漫画に
出てきそうなキャラだな。よく思いつくなァ>1
52 :
名無シネマさん:03/10/28 10:41 ID:G08ZwXKf
>>47 ひねくれて考えすぎ。
あれを宇宙船や宇宙人と見なくて何と見るんだ??
世界中の人間が、一斉に集団幻覚か?そっちの方が有り得ねーよ
53 :
名無シネマさん:03/10/28 10:45 ID:G08ZwXKf
>>47 >>「アレは別の恒星系の宇宙人でUFOに乗って地球にやってきた。
ミステリーサークルは着陸の目印」
やっぱり君は上映中、寝てたんだね(w
ホアキンと話してた陸軍大佐が、「斥候がど〜のこ〜の・・・」を
暗示させるセリフを言ってただろ。
宇宙人なんかどーでもいいじゃねーかと思う。
あれが病原体でも悪魔でも殺人鬼でもなんだっていいんだ。
家族を脅かす素材にすぎないんだから。
一番俗っぽいのをあえて採用したのが笑いのツボ。
個人的には、ラストの居間でのシークエンスが大好き。
ブラウン管への映り込み同様、宇宙人の体にも女の子の顔が写り込んでいたり、
その後の各人の立ち位置、アイコンタクト、フラッシュバックやらなんやら、
あれはおもしろかったなあ。
55 :
名無シネマさん:03/10/28 15:32 ID:O5u6/S+r
監督が世界中に言いたかったのは、
宇宙人は人間を干物にして食べる
って事だ。
宇宙人が子供の喘息治した??
ヲィヲィ、ちゃんと映画観たのか?寝てたのか?
子供は喘息の発作で息が出来なく、毒ガスを吸わなかったと補足してるじゃない?
宇宙人は毒ガスで地球人を麻痺させて、食うって言ってるじゃない
普通の映画をわざわざ難しく観るなよ
>>54 いや、なんだってよくない。主人公がなぜ牧師をやめたのか、なにに苦悩してたのか忘れてないですか。
この物語は「無意味に打ち勝って意味を勝ち取る」という主題で一貫しています。
だから主人公をあの謎の生物という「無意味の化身」と対決させているんです。
(あの宇宙人の造形がヘナチョコなのは、「凶暴性」や「知性」などの“意味”を極力排除した結果。)
病原体や殺人鬼や悪魔を倒すことは、しっかりと有意義なことであり、それらを倒しても最初に抱えて
いた牧師の苦悩は解消されないでしょう。またもしそれらの「善×悪」のような図式が成立している
物語上で主人公が「サイン」を見出すということになれば、出来上がった作品は単なる奇跡の話、
神の力を賛美するだけの、ろくでもないものにしかならなかったと思います。
58 :
名無シネマさん:03/10/29 04:10 ID:E5DClhwK
でもよ、倒したのは結局ホアキンだろ
〜駄作に考察など、深読みもいいところだ〜
某大文豪
>>58 DVDの完全版では、あの殴りかかる時、ホアキンの脳裏に、義姉の「強打だ」の
ブロックサインが浮かんで、バットにパワーが宿ります。
それがタイトルの由来であり、監督の言いたかったテーマです。
61 :
54:03/10/29 16:00 ID:oSX76VBA
>>57 細かいニュアンスは別として、俺の54と君の57は同じことを指している。
宇宙人は無根拠の象徴だというようなことだろ。
身近にあって一番無根拠なのは自然現象だろうね。
でも竜巻や洪水に襲われる話じゃあ、マジヒューマンドラマになってしまう。
シャマランは、ホラ話が大好きなんだよ。
それは一作目から一貫している。
「演者は自分のネタで笑わない」てのを守っているから、
ドンデン返しとか期待する観客は裏切られるんだよな。
最初から最後までボケ倒しだっつうのに。
ま、ホラ話といっても、もののみかた、世界観は投影されているわけだし、
『サイン』のテーマは57で正解だと思うよ。
>>61 深く考察しても大した事ないやん(´Д`)
どこかでこれとスターウォーズの脚本料が同じだという書き込みを
見た愕然としたんだけど……本当ですかい。
駄作とは思わないが「やたらとお金をかければいいというものでもない」
作品の一つだということを改めて実感シマスタ。
63 :
61:03/10/29 19:47 ID:43ZYA0iu
>>62 うむ。たいしたことはないっす、実は。
演出もええやん、てなエクスキューズじゃ、だめ?
うーん。「世界の偶然性、無根拠性に気づいてニヒリズムに陥った男が想像力
で救われる」ってのは、たとえばサルトルの『嘔吐』と同一のテーマだけど、
方やいかめしい哲学文芸作品なのに対して、おんなじことを親しみやすいエン
タテイメント作品として表現してるのは、並みの手腕じゃないと思うけどなぁ。
もっと評価されるべきじゃないかな。
66 :
名無シネマさん:03/10/30 22:13 ID:I0Dn1ckC
67 :
名無シネマさん:03/10/30 22:39 ID:dHsttXlj
「んなアフォなっ!って突っ込み入れた〜」スレの>307、俺です。宇宙人さんゴメンチャイ
68 :
58:03/10/31 02:37 ID:RJgFdL8b
>>60 なにっ!そうだったのか DVD買うしかねーじゃん!
>>60 違います。完全版では、あのバットはホアキンがホームラン打ったバットではなくて
ボンズがシーズン73本塁打の世界記録を作った時に、球場でサインしてもらった
バットであるということが分かります。そのボンズのサインがホアキンに宇宙人打倒の
パワーを与えるのです。これが題名の由来です。
>>65 (´-`).。o0(それがマイナスなのに……貴方はもっと文芸映画を見たほうがいいのかも
そりゃあサインはCGだけのアンポンタン映画よりは1000倍ましだけどさ)
>>58でもよ、倒したのは結局ホアキンだろ
そだよね。それに大阪城建てたのも秀吉じゃなくて大工さん。
>>70 マイナス?なんで?たとえば暴走族の「夜露死苦」とかさ、内容なくても小難しそうにいう
のはアホでもできる。っつかアホがカラッポ頭見透かされないようによく使う手だけどさ。
あなたのいう「文芸映画」とやらもその手のアホが作ったしょーもない作品が多いんじゃないの。
でも逆は難しいよ。難しい内容を簡単に表現することは大変だし、意義のあることだよ。
まぁサインがそれに成功してるかどうかは難しいけど(特に宇宙人=無意味のメタファーが
ほとんどの人に伝わってない)、意気込みは買うべきじゃないかな。
ビデオで観たんだけどさ、なんかカットさえてない?
雪の降るシーンがなかった?
ラストシーンで、家の中から窓ごしに雪景色だった。
受け手側に、文学性にピンとくる部分がないと、なかなか伝わらないよ。
正攻法の「戦場のピアニスト」だって、「芸は身を助ける話」で納得してしまう
人もいるしねえ。
>>71 すいません、爆笑しちゃいました。
(あとに理由を述べてるので悪しからず)
>難しい内容を簡単に表現することは大変だし、意義のあることだよ
そりゃそうです。ですが貴方自身があとでいったとおり、やればいいってものじゃない。
誰も意気込みを買わないなんていってません。むしろ私は買ったほうです。
でもあれは失敗作。メタファー……がなければ見る価値もない馬鹿映画だろうが、一方で
あれを哲学的、文芸映画として観るならあれじゃ「こじつけ、独りよがり」の枠を超えない。
一言でいえば作りがまずい、稚拙。そういった面でマイナスだという事です。
爆笑して悪かったと思います。けど暴走族の「夜露死苦」はちょっと……。
こんなの知りませんよ。これがどうして文芸と聞いて発想できるのか小一時間(ryでした。
とてもサルトルを挙げた人間の言葉とは思えなかったので腹抱えて転げまわった次第です。
私のいいたかった文芸作品とはヴィスコンティ、ベルイマン、ルノワール等の巨匠のとか
俗にいうヌーヴェルヴァーグの人たちの作品のいくつかなどとても有名なそれです。
外から観た印象とはまるで違い別にいかめしくも小賢しくもありません。
>>70はすこし棘のある言い方だったので反省してます。
かなり長くなりましたが、この機会に是非御覧ください。
>>71 長くなったので別にしましたが、ロベール・ブレッソンの「ラルジャン」
有名ではありませんが、なかなかのものです。DVDで手に入るので、これも是非(゚∀゚)
作りがまずい、稚拙ってよくわかんないけどどこらへんのこといってんのかな?
おれは『サイン』はとても真摯に緻密に作られた作品だと思うけど。
あの宇宙人にしても「無意味・不条理」のような抽象概念の視覚化という
とんでもない難題の解決策としては、本当に才能を感じさせるいいアイデアだと思うよ。
おれが“成功したか疑問”といったのは、あくまで結果であって、シャマランはベストを
尽くしていると思うし、思ったほど理解されなかったのも彼のせいじゃないだろう。
それとこのラストを「こじつけ」と感じたなら、逆にシャマランの意図が成功したといえるよ。
この映画はたとえば>1のような全く別の解釈も問題なく成り立ってしまうし、別の言い方をすれば
牧師が捉えた「サイン」を含めてどのような解釈も「こじつけ」にならざるを得ない仕組みになってる。
その仕組みとは簡単にいえば、映画の中で最後まで「絶対的真実」が存在しないこと、なんだけど、
このことは最初に牧師が囚われた問題「世界の偶然性・不条理・無意味」が、実はラストにおいても
まったく変わってないことを意味してる。けれどその無意味な世界の只中で、漆黒の虚無に引きずり
込まれそうになりながら牧師が行う不器用な「意味づけ」を、この映画では力強く肯定している。
おれが『サイン』をどうしても弁護したくなるのは、この点に深く共感したからなんだけど、
シャマランは最後まで「いや、本当は世界には意味がありますよ」なんて日和ったインチキを言わなかった。
「世界は無意味である」という冷徹な現実を見据えて、その上で生きることの意味を模索してる。
理屈と膏薬はどこにでもつく
79 :
名無シネマさん:03/11/09 16:10 ID:aA1XeTXR
マトリックスもそうだったけど。
うまいことできてるねこの映画
これはお笑い系のナンセンス映画として旨くできてる良作だと思うよ。
当時、宣伝の仕方が間違ってる。あらぬ先入観を植え付け肩透かしを食らわしてしまった。
最初から、ナンセンス映画として売るべきだった。
81 :
名無シネマさん:03/11/10 19:28 ID:/0YUW+uQ
とにかく、あのテレビが写らなくなったシーンが絶望的で凄い好きなのよ。
主人公達は実際にUFOを見てないし、またUFOから宇宙人が出てくるところなど、
ハッキリした現場を目撃していません。
以上のことから言えるのは、
「全部何者かが主人公達に仕掛けたドッキリ企画だった」
ということです。
83 :
、:03/11/10 21:05 ID:SFgWuMOY
どうでもいいが母親の最期の台詞は
「かっとばせ、メ・リ・ル」
と訳すべきじゃないか?
やっぱサインだし、「立て!撃て!斬れ!」 でしょう。斬ってないけど。