>>159 両極端の意見があるから映画って面白いですね。意見を交わすのは大好きです♪
実は、俺も「ロック・ユー!」の響きというか、タイトルそのものだけのセンスで言えば好きなんですよね。
また、オープニングのWe will rock you のシーンも大好きです。
さらに言うと、映画自体も実は凄く好きです。お気に入りの映画です。
じゃあなぜ、ロック・ユー!の邦題がダメだと思ったのか。長くなるけど書きます。
これはですね、ズバリ「ロック・ユーという言葉がインパクトが強すぎるから」なんですよ。
日本の配給元も「中世ヨーロッパをロックする!」みたいな売り方をしていて、
オープニングのWe will rock you のシーンもトレーラー(予告編)に使っていた。
あの予告編と、ロック・ユーという邦題にすっかり洗脳されて、
「これは中世ヨーロッパなのに、ロックがバリバリにかかるスゴイ映画なんだ!」
と思い混んで見に行くと、実際にはオープニングのシーンでしかクイーンがかからないため、
アレ?と拍子抜けしてしまうんですよね。ここで監督の意図とずれちゃう。
ひいては、「どこがロックユーなの?」なんて思われ、映画そのものの評価まで下げてしまう。
(続く)
(続き)
違うんですよね。これは「騎士物語」なんですよ。「ロック物語」じゃないんですよね。
「ロック・ユー!というタイトルなのに騎士の出世物語で終わりかよ」じゃないんですよね。
「騎士物語というタイトルなのに、中世でロックかよ!」だからカッコイイんですよ。
これが、俺が「その邦題じゃダメだろう」と思った点です。
元々監督は、「一般的にはクソ真面目な史劇を、意外な見せ方をしたかった」みたいなのが意図らしく、
まさに
>>159さんの言う “第一、「騎士物語」じゃ誰も観ないよ。” と思わせるのが狙いだったんですよ。
最初に、騎士物語なんていう古めかしくてクソ真面目っぽいタイトルを見せ、
史劇かよーなんて思わせておいて、オープニングでクイーン。
ここで観客の度肝を抜きたかったんですね。
この意図が完全に逆転してしまっているんですよ。
英詩の父、文筆家チョーサーだってそうです。なんで登場が素っ裸なんですか(笑)
ヨロイにしてもそうです。ナイキのトレードマーク「スウォッシュ」を勝手に刻印してます。
これは、「別にナイキにはお金をもらってないよ」だそうです(笑)