【映画省】 ソ連・東欧など共産圏映画 【検閲】

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452名無シネマさん
これは面白かったよ。

ソ連映画・エアパニック'81(エアパニック地震空港大脱出) http://bubble4.2ch.net/test/read.cgi/kinema/1161332791/

1980年ソビエト連邦
監督/アレクサンドル・ミッタ
出演/ゲオルギー・ジジョーノフ
     アナトリー・ワシーリエフ

 ソ連映画といえば、「惑星ソラリス」「ストーカー」、チョット変わったところで「不思議惑星キン・ザ・ザ」、
知る人ぞ知る「魔女伝説ヴィー」等が有名どころですが
(その他戦記映画が腐るほどありますが)、実は航空パニック映画も製作していたのでした。

 この映画、20年以上前に地元の民放テレビ局の深夜枠で放送され、最近、DVD化されました。 

旅客機の飛行クルーが三人いて、一人は初老で、一人は結婚生活に問題を抱えていて、一人は若くて、
その三人が今月の飛行ノルマなどについて話していると、
アフリカ某所で大地震が起こって石油コンビナートで大爆発が発生し、
ソ連政府は現地にいるロシア人技術者たちの救出を決める。
三人が乗り込んだイリューシン61は危険を冒してアフリカ某所に着陸し、
技術者たちを乗せて本国に向かって出発する。だが途中、嵐にあったのか、
それで落雷にでもあったのか(はっきり覚えていないのである)、
尾翼に損傷を負い、墜落の危険にさらされる。そこでクルーの一人が尾翼の中を這うようにして登っていって、
尾翼のてっぺんから外へ出てハンマーか何かで叩いて直す(もちろん飛行中の話である)、
というようなことをすると、なんと直るのである。
イリューシンってすごい、と見ていた当時に思ったものだ。
453名無シネマさん:2006/11/24(金) 01:24:50 ID:Y1Dix7c1
エア・パニック '81 ЭКИПАЖ(Ekipazh)(1980年・旧ソ連)

(このロシア語の原題は、かなり怪しいので悪しからず。)

1981年10月22日 夜9時放送

監督:アレクサンドル・ミッタ

出演:ゲオルギー・ジョジョーノフ、アナトリー・ワシーリエフ

これぞ珍品中の珍品、ソ連製のパニック映画! 
主人公は、娘が未婚の母になるのであわてている初老のパイロット、プレイボーイのパイロット、
妻のヒステリーで家庭崩壊のパイロットの3人が主役。
前半1時間はこの3人の家庭の事情を延々と描いているため退屈でいやになるが、
あまりと言えばあまりに西側的なエピソードばかりなのが面白い。
おかしいのは、突然脈絡もなしに羽田空港でのハイジャック事件が描かれること。
これは主人公たちが見ているテレビのニュースということになっているのだが、ここに特別出演するのが栗原小巻! 
人質になった女性の役で1カットだけ出演しているのだが、
それと言うのもこの映画の監督アレクサンドル・ミッタが、
かつて東宝とモスフィルム合作の彼女の主演作「モスクワわが愛」を撮ったことがあるため。
でも、当時ソ連で人気があった彼女を無理やりゲスト出演させるあたり、
パニック映画らしい気分が出ていてアホらしくもうれしくなる。
アフリカで地震が起こり、コンビナート建設で現地にいる技術者と家族を救出に行くあたりから本題に入り、
「タワーリング・インフェルノ」「大地震」「エアポート…」みたいに、地震、火災、ダム決壊と特撮のつるべ打ち。
飛行機が人々を救出して無事飛び立ったあとも、尾翼に穴が開いたため、
飛行中の機外に出て修理にあたるアクション・シーンが登場。
どれもこれもヘタクソな演出でサスペンスもへったくれもないけど、
あらゆるパニック映画の見せ場を網羅しようという涙ぐましい意気込みは伝わってくるし、
次から次へと起こるアクシデントはほとんど不条理なナンセンス・ギャグの域に達していて、
苦笑・失笑・爆笑を誘う。雨の場面で、レンズにビシャビシャ水がかかっても気にしないおおらかさもサイコー!
454名無シネマさん:2006/11/24(金) 01:26:08 ID:Y1Dix7c1
エアパニック 地震空港大脱出

なんか表紙のパッケージが 猛火の中を ツポレフ154(ロシアの航空機)が離陸するという壮絶な地獄絵図ならびに、新作映画だし借りてみようと思ったんすが・・騙されました(爆  1978年制作・・つまりソビエト映画でした

アエロフロート航空クルーたちの人間ドラマ:地震に見舞われたある国の支援で派遣された旅客機の脱出劇が8:2の確立なんです
人間ドラマ@
父親(機長)と遊んでいる息子に嫉妬した妻が突然「息子の髪を切りたい」といいだす←子供に当たってる 
人間ドラマA
機長の娘が突然の妊娠。 彼氏のうちへ殴り込みに行くが、娘と彼は向かいの隣人と踊っている←その後 真剣な父親の説得シーンでも何の意味もなく挿入されたバルコニーで踊る狂う向かいのおばさん(笑
人間ドラマB
機長の家族が離別(そりゃそうだ) 「あんた(父親)に会わせたくないから息子は幼稚園よ」と妻に言われたが 息子を誘拐して空港で補導されるパパ 
人間ドラマC
航空機関士の自宅の音響装置(ベッドに乗るとモスクワなミュージックが流れる。←音響装置は浮気現場を目撃した恋人に破壊される)

パニック>
一体どういう経緯で地震が起こったのか・・突然チャーター機を飛ばしているのでよく分かりません あと飛行中に欠陥が見つかったので外に出て修理するアイディアもソビエトらしいよ
模型飛行機も紐で吊るしていたり・・着陸のショックで尾翼はもげるし(!
生還できたことに患者は喜びのあまり起き上がり走り出すし・・医者が追いかける(笑
455名無シネマさん:2006/11/24(金) 02:00:02 ID:Y1Dix7c1
ソ連映画・エアパニック'81(エアパニック地震空港大脱出) http://bubble4.2ch.net/test/read.cgi/kinema/1161332791/

ソ連の子供向け映画って良作が多いね。良作だけが紹介されてるって事情はあるんだろうけど。
善良で心の大きな大人達が子供達や動物を大切にする話を、丁寧な映像で見せるのが典型的なパターンかな。
こうやってまとめちゃうと「偽善」とか「建前」とかの言葉が浮かんじゃうけど、実際に見ると作り手の誠実さが
伝わってきてこっちの心まで温まる。
こういう映画を見せられたら本当にこういう大人に育つよなあ、大人も子供を大切にしようと思うよなあ、商業的
成功を気にせずにこういう映画を撮れるのも社会主義におかげなんだよなあ、と、ついつい社会主義のネガティブな
面を忘れそうになってしまう。


ソ連では、子供はみんなの宝という考えが強かったようで、
公共の場や交通機関の中で行儀悪くしている子は、たとえ他人でも
自分の子のように叱る人がよく見られたそうです。
教育は無料で児童福祉も充実し、社会全体で
子供を育てていこうという態勢ができていた。
ソ連崩壊後、物乞いに立ったり人身売買の被害に逢ったりとは
天と地の差だったわけですね。


456名無シネマさん:2006/11/24(金) 02:07:42 ID:Y1Dix7c1
ソ連映画・エアパニック'81(エアパニック地震空港大脱出) http://bubble4.2ch.net/test/read.cgi/kinema/1161332791/

今年はソ連が崩壊して満15年。
機長役を務めたゲオルギー・ジジョーノフ氏は昨年、2005年(平成17年)11月に90歳の天寿を全うされました。
プレーボーイの機関士は3年前の2003年に長いガンの闘病生活により亡くなられました。
1946年生まれで57歳でした。
妻子と別れたパイロットの役を演じたアナトリー・ワシーリエフ氏も1946年生まれで
ロシア映画では欠くことのできない性格俳優として脇を固めております。


良好な状態のマスターフィルムが無かったのだろうか。
残念ながらこのDVDは画質、音声ともに良好とは言いがたい。
今回、かつて憶えた強烈な印象が殆ど伝わってこなかった。

時とともに変わったのは自分の感性のほうなのだろうか。


今の若い世代に
この映画の内容や演技を理解するのは無理だろうね。
出ているロシアの俳優は、超一流なのだが。
ハリウッド映画のアクションを観すぎると、つまらなく思えるのも仕方が無い。

日本公開DVDの内容では1時間59分と、2時間弱に縮小されているが、
イギリスなど、ヨーロッパ公開のDVDでは2時間24分の作品となっている。

ロシア映画にはまった経験のある人なら、ある意味雰囲気に浸れるところがある。
ハリウッドなら特撮はずっとすごいだろうけど、登場人物のこんな生々しさは表現できないかも。
ロシア語の雰囲気に違和感なく浸れる人なら、ありきたりのパニック映画より印象に残るので、一度見てみるのも面白い。
ロシアの風景もきれい。

457名無シネマさん:2006/11/24(金) 02:12:10 ID:Y1Dix7c1
ソ連映画・エアパニック'81(エアパニック地震空港大脱出) http://bubble4.2ch.net/test/read.cgi/kinema/1161332791/

わたしは飛行機、好きですよ?
でもって映画のエアポートシリーズのような、エアーパニック映画も大好きです。
着陸の瞬間の「生きててよかった」
って気分がタマリマセン。
これからも飛行機は好んで乗りまくる予定です。


「エア・パニック」とかいうソ連映画では、地震の被災地にジェット旅客機を飛ばして
人々を救出するのだけど、離陸のときに倒れてきた鉄塔と接触するか何かで
尾翼が損傷する。これはヤバイっつうんで、飛行中にもかかわらずパイロットの
一人が飛行機の外に出て、凄まじい風圧と低温に耐えながら修理。ようやく機内に
戻ったときは重度の凍傷…というおっそろしい場面があった。

地震の被害にあった空港から負傷者と作業員の家族を連れ、無事に飛行機は離陸することが出来るのか??

ロシアの作った25年以上前のパニック映画ときたら食指が動かないわけにはいきません