**STYLE TO KILL:鈴木清順について**
147 :
名無シネマさん:02/05/12 14:49 ID:cla9W11l
あ、本当だ。今日チャンネルNECOで大正三部作の連続放映やってるね
148 :
名無シネマさん:02/05/12 23:40 ID:gbpU+TQA
ああ、大谷直子ってどことなく菊川怜に似ているような気がする・・・
あの丸顔が
顎が尖りぎみなところが似てるんじゃない?
>>146 男根と男根の対決というよりも、自らの鏡像に出会ってしまった男根の怯えというのを感じますね。
自分が何者かの模造であり、気付かぬうちに何者かに支配されていたことを知ってしまう恐怖。
そこから男根主義が導き出されているような気がします。
《僕は恐怖を何に感じるかといったらチンポの先に感じるんですよ》
《僕はまず、殺されることを思うんですよ》(対談「無頼と恐怖」での大和屋発言)
恐らく139さんは《男根への同一化→それが犯されることへの怯え》という道筋で大和屋作品を捉えておられ、
私は《本来的にあらゆる者に支配されているという妄想→男根主義》という道筋で捉えているというのでしょうが、
それは方向が逆なだけで同じ構造なのではないかと思います。
で、強引に清順に話を向けますと、
清順はそもそも映画の人物や事物、物語に同一性や独自性を与えることに
徹底して無頓着だったのではないかと思うのです。
《清順さんにシュールなんて言うと怒られますよ、映画がシュールなのは当然だと思ってるんだから》
そういう人物との遭遇のインパクトが大和屋をよりいっそう男根への執着に赴かせた・・・
というのは穿ち過ぎでしょうか?(とりとめのない長文、失礼します)
152 :
名無シネマさん:02/05/13 05:27 ID:T1aqZGbJ
>>150 きわめて怜悧な論理ですね、痛み入ります。
>清順はそもそも映画の人物や事物、物語に同一性や独自性を与えることに
>徹底して無頓着だったのではないかと思うのです。
…この部分ですけれども、清順氏が言葉の「男根」的な意味での“オリジナリティ”
というのを、徹底して無視というか度外視(するフリを)してきた経緯という
のには賛成です。清順氏には瞬間的な美の再発見というか、再認識にしか
興味がなかったのは異論のないところでしょう。そのオリジナリティ無視
の態度が、大和屋にいっそう大きなインパクトを与えたかどうかには
疑問もありますが、私が言いたかったのは大和屋がアイデンティティらしき
ものを託すのが「男根」だということですね。
…私は男根対男根の対決という言葉を使いましたが、
それは“恐怖”を前提にしているというよりも、ある種の“違和感”による
焦燥感のようなものだと思うんですよね。150さんは自己の鏡像と出会った
時に男根の感じる恐怖について仰っているわけですが、それは男根に自己を
ある程度投影していなければ起こり得ないはずなんですね。しかしですね、男根と
いうのは実はどれも同じような形をしているんですよね。
だからその男根に自己を同一化(投影)させる、という態度自体が倒錯している
ような気がしますね。大和屋が持ち出している“恐怖心”というのは
言い訳のような気がします。むしろ大和屋の抱いている矛盾(もし
そういうものがあったとして)は、なぜこのチンポはあのチンポと似ているのか、
ではなくて、なぜ俺はこのチンポに自己同一化するのか?、だと思います。
…知性でも、社会的地位でも、財力でも、容姿でもなく「男根」に
自己同一化することは誰にでもできることではないと思うんですよ。そこが
大和屋のヘンなところですね…(脈絡のない駄文になってしまってすみません)
〆⌒\
(c゜ 人゚З
.|゜ ゚。 ゚Ь
d゚。o 。|
(c ・∀・)
(つ旦ど)
と∴)∴)
 ̄  ̄
〆⌒\
(c゜ 人゚З ナニカイレータネ
.|゜#。゚。゚Ь
d゚。o 。| Λ_Λ
(c ・∀・) (´Д`∴)
(∵つ∴つ (∵つ つ
人∴ Y 人∴Y
じ(∴) じ(∴)
154 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/05/13 08:50 ID:G5aPPYcw
>>150 > 清順はそもそも映画の人物や事物、物語に同一性や独自性を与えることに
> 徹底して無頓着だったのではないかと思うのです。
独自性を与えることに無頓着って事はねーだろ。
どうやって毛色の違うのを作るか腐心しているように見えるぞ。
155 :
名無シネマさん:02/05/13 09:18 ID:G8Rj3LzV
見れないよん。
そんなの当たり前。別に清順に限らないだろ。
158 :
名無シネマさん:02/05/14 11:21 ID:Rxwu82FG
やはりこういう展開になったか… 悪ふざけしすぎた
…うーむ、私が思うに清順の場合、“オリジナリティ”と呼べるほどに
自己が持続的にフィルムに定着されるまえに、監督自身の瞬間的な関心の拡散・
移動のせいで「個性」が雲散霧消されてしまうという感じ。…あまりうまい説明じゃないな。
まあ「陽炎座」の冒頭で、大楠道代がいきなり「(お見舞いは)やめます」
とかと言い出す感覚に近いと思う
>>158 悪ふざけでいいでしょ。清順を真面目に語るなんて・・・阿呆らしい(w
ところで、阪神ファンの清順師。ごひいきの選手なんているんだろうか?
そもそもなんであれほどこちとら江戸っ子でえ、箱根より西の野郎はこっち来んじゃねえ、
なんていってる人が阪神のファンになったのかが不思議だが(w
160 :
名無シネマさん:02/05/15 23:55 ID:I1V+VrJ6
きゃああああああああ
161 :
名無シネマさん:02/05/18 23:55 ID:aIBGQT5l
>>158 頼む、オナニーは別でやってくれ!
非常に迷惑!
>>163 だから、早く突っ込まないからダラダラしたもんになったんでしょ。
これぐらいの論議、論破できるでしょうが簡単に。
165 :
名無シネマさん:02/05/27 01:40 ID:PFZYAKDL
6月にCATVで『花と怒涛』をやるらしい
166 :
まさーし:02/05/27 02:42 ID:/cm+Dlk5
『東京人』No.64の木村威夫のインタビュー
−(清順と初仕事の後)『関東無宿』、『花と怒涛』がすぐ続きますが、
『花と怒涛』の浅草は全部セットですね。
木村 最後のほうに小林旭が祭りの雑踏野中を女を探して歩く場面があるでしょ
う。あの路地を全部作ったんですよ。もうステージに一尺の余地もないくらい。
十二階も本当はホリゾントに建てるんですが、狭いから入り口のすぐ横に建て
ちゃった。でも今やったら何億ですよ、あのセット。
小林と川地の対決のバックに浅草十二階塔。
167 :
名無シネマさん:02/05/29 10:04 ID:Tk/Z3LmQ
そろそろ圧縮がありそう?
>>166 ああ、あれは全部セットなのかぁ。
木村威夫の作るセットは奇妙なものが多い。
「肉体の門」の闇市の部分もあれセットでしょ?外部がぜんぜん感じられない。
女たちが住みつく洞穴みたいな住居は礼拝堂のようでもあり、
野生動物が棲みつく巣のようでもある
168 :
名無シネマさん:02/06/02 02:07 ID:/oluVV7s
保守アゲ
169 :
名無シネマさん:02/06/05 13:15 ID:cTy8ebJq
うーむ、下がっちまったな。
『花と怒涛』・・・。舞台が東京・浅草から、新潟(庄内)に移る、と
いうのは『東京流れ者』を思い出させるし、元・渡世人が飯場に紛れ込んで
働いているが、いつしか正体がバレて追い出され、満州渡航を考える
というのはそのまま『刺青一代』でもある・・。ただ『刺青・・』の
高橋英樹は捕まるが、この夫婦はどうやら脱出できたらしい・・・(
あとで書き直されたものらしいが)。ラストで玉川伊佐男が
突然良い人になってしまうのも如何なものかと思うが、
鈴木清順映画のエッセンスの詰まった作品と言えるんだろうな・・・
浅草のセットはいかにも狭いゴチャゴチャした下町の路地裏、という感じ
が出ていてよかった。飲み屋の親父の高品格も雰囲気出てましたね。
馬賊芸者役の久保菜穂子がヤクザに仁義を立てるために背中を見せる、
というシーンが印象に残った…。ところで快傑ゾロか、怪盗ルパンみたい
な格好をした川地民夫は、一体ありゃなんだ?
170 :
まさーし:02/06/07 08:09 ID:3ZYkoNqV
川地民夫は『東京流れ者』でも清順のおもちゃ…
それから『東京〜』でも『花〜』でもジェラードのような雪は一体何?
清順関係ないけど、久保菜穂子は『女王蜂の怒り』での
シャワーシーンも印象に残った…。
171 :
名無シネマさん:02/06/07 08:33 ID:i6b96nWO
…川地民夫って、ホモなの?
久保菜穂子ってさぁー 眠狂四郎シリーズでは常連ですよね。
はすっ葉な姐御肌なんだけど、セクシー。
うるおぼえでスマソだが、この人いつも背中を見せて脱ぐと
そこには見事な大輪の華が・・・(女妖剣?)
172 :
名無シネマさん:02/06/07 10:22 ID:ZUmoU1LP
スレタイいいね。
殺しのスタイル/必殺のスタイル
173 :
名無シネマさん:02/06/11 10:52 ID:98uUvKPb
鈴木清順、何でか知らないけどやっぱり好きなんですよね〜
たとえ根腐れ作家主義・個人崇拝と言われても。黒澤・成瀬・小津に比べても
やっぱり好き。趣味が多少保守的か(笑
清順さんの、歌舞伎みたいに見栄を張る部分の演出とか
チープなアイデアなのに昇華させて何やら美しいものに変えてしまう術とか。
セット崩壊、なんて普通にやったら本当はドリフみたいになりますよね。でも
清順師がやると絵になる。あの一念発起の神通力みたいな念力のヒミツを知りたい。
174 :
名無し:02/06/13 19:40 ID:JVwDkl4Y
でピストルオペラってどうなの?
175 :
名無シネマさん:02/06/13 20:25 ID:Xza1/2P5
いいよ
176 :
まさーし:02/06/15 15:50 ID:IuC0Bg7O
興業成績はどうよ?
177 :
名無シネマさん:02/06/24 18:50 ID:WXi53niQ
age
衛星(?)で鈴木清順特集をやる「殺しの烙印」も上映って言ってたんだが、
これって、どこでやるんでしょうか?ご存知の方教えてください。
179 :
まさーし:02/07/20 13:11 ID:etolX26y
180 :
ななし:02/08/04 15:48 ID:LXbakMLG
181 :
名無シネマさん:02/08/12 02:39 ID:6jBKeMsz
「らぶれたあ」っちゅ−作品を見ました。サイコーでした(w
182 :
名無シネマさん:02/08/12 07:39 ID:MAnnpG42
誰かが「野獣の青春」をベストに挙げていたが同感。
特に、オープニングシーンが好きですね。色彩とスピード感。
ぜんぜん関係ないが、このオープンニングを見ると、なぜか
移動大好きの 「おぼろ駕籠」を思い出す。
183 :
名無シネマさん:02/08/19 21:35 ID:0f6Zfggr
184 :
名無シネマさん:02/08/21 23:35 ID:ipHoWAjL
こないだやっとピストルオペラ見たんだけど、
途中、江角のシーンで音消えてて
最後に「不適当な音声」で云々とかでてきたんだが、あれホントはなんて言ってたの?
185 :
名無シネマさん:02/08/22 20:06 ID:w6W3DC+j
えっ、DVDで?
186 :
ナナシネマー:02/08/23 10:08 ID:F5TvgV6E
>>184 映画館での話なら、場面を言わないと分からないぞ…
それから、映画館で二回見たけど、入れ替えてあるシーンがあるね。
187 :
名無シネマさん:02/08/23 10:24 ID:bTgJPREG
清順てCMよくでてたよね
190 :
184:02/08/27 22:42 ID:EV8LV0Hn
>>186 俺が見たのはレンタルビデオです。
終盤、橋の上で江角がなんか「百眼の目がない、見えない見えない〜」
(スゲーうろ覚えスマソ)とかどうとか言うシーンのチョット前辺り。
>>189 あー。。。ナルホド。
セリフからするとそんな感じのこと言ってたのかも。
>>190 レンタルビデオでは、「めくら」がカットされていて、
「不適当な音声」なんて曖昧なお詫びがしてあるの? なんじゃそりゃ?
192 :
名無シネマさん:02/09/18 13:13 ID:gM9IS2ul
あの、清順監督って
『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』と
初期のほうのTVシリーズのルパン三世もたしか監督かなんかやってますよね
なんでですかね?たしかに清順はアニメっぽいし内容的にもわからなくはないけど
でも清順な理由がわからないのですが
誰か知ってたら教えていただきたいです
193 :
名無シネマさん:02/09/18 13:18 ID:P4R8QXkP
清順ってすこし話題になったポワトリンの神様役やってたな・・・
妙にノリノリだったのが印象的だった。
194 :
名無シネマさん:02/09/18 13:19 ID:FPueLOEX
言葉狩りを最も熱心に推進してきたのは、
北朝鮮を擁護し続けてきた朝日新聞です。
195 :
ナナシネマー:02/09/18 16:38 ID:s0fiulTJ
>>192 大和屋がやってたから、お声がかかったんでしょ。
あまり収入がなかったから。まあ荒唐無稽にやれるからいいわな。
本人は、
アニメーションは全部虚構だから、
現実味を持たせるために、筋の方は整合性を考えないといけない。
実写の場合は絵に重みがあるから、筋は荒唐無稽でも平気。
アニメーションが荒唐無稽にやれるというのは知らない人の勘違い。
と言っていた。ピストルオペラの時にも、
ゴジラやったことある脚本家について「理屈づけが多すぎる」と言っていたな。
196 :
名無シネマさん:
『関東無宿』DVD発売記念age