NO4・古き「名作」「いい映画」観たい時は俺に聞け

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460名無シネマさん:02/05/30 21:07 ID:8oskOqK+
あげ
461シネマ三四郎:02/05/31 13:25 ID:O6ZkdzeJ
>>345 ホリヰさんへ。
ちょっと遅くなりましたが、「ガス人間第1号」のガス・チェンバーの件。

前述の「デッドマン・ウオォーキング」の原作者・シスター=ヘレンに
「私は死にたくない」の話をしてみたのですが、彼女はこの映画のこともよく知っていました。
実在の女性死刑囚の手記を映画化してるだけあって、ガス室のシーンは本物そっくりのセットだそうです。

そうすると「ガス人間第1号」も、実際の米国のガス室を参考にしているのかもしれませんね。
ところで、この「ガス人間第1号」は、人間がガス化するというアイデアも秀抜ですが、
ストーリーがたいへん面白いですね。
土屋嘉男扮する“ガス人間”が、八千草薫のことを「お金のかかる人だ・・」とつぶやく
シーンには笑ってしまいましたが。

同傾向の映画では「美女と液体人間」という映画もありました。
もう、タイトルを聞いただけで見に行きたくなる映画です。
この作品は、あのスティーヴン・キングが絶賛していると聞いたことがあります。
真偽の程は分かりませんが、まんざら作り話でもないような気がするのですが・・
462名無シネマさん:02/05/31 20:24 ID:OZQEJMXX
長レスが多いから読むのも大変
463スモーキー:02/06/01 00:51 ID:p4WrudRF
>1さん
またナポレオン・ソロ見逃してしまいました、もーアホアホ。
しかし何でリピート放映してくれんかな...。
書き忘れましたが「忘れられた人々」、1さんと銀幕最高さんとの
やりとり読むうちに俄然観たくなりました。
今月のBSですが、いつもに比べ観たいのが少ないです。
でも6/9のタイソンVSルイスで何とかもとは取れそうです。
スカパーの若尾文子「性典」シリーズに期待(していいのだろーか?)

>>459 銀幕最高さん
レッド・ブルース♪は確か最後のアステアのダンスナンバーの
一つ前、ロシアのニノチカの部屋での群舞ですね。
ニノチカの部屋に凸凹3人組が訪ね、4人でパリを懐かしむ、
そのうち集合住宅の住人が多数参加しての群舞、ってやつです。
>ガルボ・ハット
へーそんな言葉あったんですね。
セシル・カットやサブリナ・パンツみたいなもんですね。
日本なら裕次郎カットやマチコ巻きてとこですか。
ではルビッチ版公開時は巷で相当流行したんでしょうね。
そんなに認知度高くガルボの影がちらつく「帽子」なら
チャリシーも被りにくいハズだw
464銀幕最高:02/06/01 06:23 ID:isyjdN1b
>>458シネマ三四郎さん
リンク貼られたの見ましたよ、
死刑制度ウンヌンについては未見だから何とも言えないけど、
ショーン・ペンが良かった、て書き込みが多く妙に感銘を受けました、
何故ならスキャンダル先行型で潰れるにはもったい無いキャラだとずっと思ってたので

>>462
スンマセン、
長レス(それも改行無し)の常習者です。
書きたい事が一杯だから、縮めるのは無理でも、
少なくとも読み易く改行するべきでしたかね。
改行し過ぎるとエラーが出るし、行数増えて場所取るだけの気もして
だらだら続けて書いてましたが。

まあここ数日このスレも少しゆっくり進んでる様なので、
そう言わずに遡って読んでみて下さいな

>>463スモーキーさん
>「忘れられた人々」
見て真っ青にならないでくださいね・・・

>タイソンVSルイス
皆の大きな期待を、タイソンがキレてヘマやらかしてぶち壊しにしない事を祈るのみです

>若尾文子「性典」シリーズ
俺、若尾文子って全然知らないんですが、略奪結婚で世間を騒がせた小悪魔だと友人が言ってました、
「性典シリーズ」とっても楽しめそうじゃないすか(笑)

>レッド・ブルース♪は確か最後のアステアのダンスナンバーの
>一つ前、ロシアのニノチカの部屋での群舞ですね。
アホアホなのは俺です・・・
お着替えするチャリシーと、アステアのブレークダンスもどき(と妙な米スター女優役の人)に目を奪われて
「めまいがする」ほど素晴らしいはずのこの群舞でのチャリシーとローレが残ってないんです・・・
(ねてたのか!そんなハズは無い!)
何かチャリシーの踊りに関して眠った記憶を覚ますヒントなど無いでしょうか・・

>ガルボ・ハット
俺いまこちらに三省堂の「コンサイス外来語辞典」(1987年版)ての持って来てるんすが、
何故か「ガルボ・ハット」項はあるのに「ガルボ」項は無い、変な話ですね。
「バレンチノ(ルドルフ)」「ディートリッヒ」「ゲーブル」項は有って
それなりに説明してるのです。謎だ!

>そんなに認知度高くガルボの影がちらつく「帽子」なら
>チャリシーも被りにくいハズだw
確かに帽子を触ってみて被らず戻すシーン、
「ニノチカ」観た人へのフェイントじゃないか!と感じたほどです
465:02/06/01 15:30 ID:eADnlz8v
>>454 シネマ三四郎さん
どえらい亀レスになりました。
>小山田宗徳
もうむちゃくちゃ懐かしいですね。俺は声優では憶えはないのですが、俳優と
して小さい頃に良くテレビに出ていましたよ。
良く似たイメージで柳沢真一とかも声優もやっていましたね。 

>久松保夫
この人も独特の声でしたね。家庭にテレビが登場した頃に、映画評論家の
双葉十三郎さんが何かで参加していた「日真名氏飛び出す?」と言う探偵ドラマ
がありました。その日真名氏を久松保夫さんが演じていました。小学校低学年の
頃でしたが、良く憶えています。相棒は高原駿雄さんでした。

>ピーター・フォーク=小池朝夫
ピーター・フォークは字幕で見るとピンとこないですよ。小池朝夫さんが本当の声の
ような気がしてなりません。小池朝夫さんは役者としても貴重な存在でしたね。
「兵隊やくざ」の卑怯な上官や、「私は貝になりたい」でF・堺に米兵殺しを命令
する上官などが直ぐに思い出します。

>たしか最終回が2回に分けて日米同時に放送されたんですよね。
そうでしたかね、あの番組は毎回ハラハラしどおしでしたよ。
ジェラード警部でしたか、一種偏執狂のような執念深さが、あの番組をより一層
面白くしていたと思います。
でも最終回は何か呆気なかったのうな気がしましたよ。もっと劇的に盛り上げて
欲しかったと当時思ったものです。

>>456 銀幕最高さん
>少年達が、手足を失った身障者を転がす場面
確か両足が無い身障者が乗っている、板の四角に車を付けた簡易な乗り物を
引っくり返すのでしたね。もうあの場面にはただただびっくりしただけでした。

>>457 スモーキーさん
>当時の「逃亡者」人気のすさまじさを知った次第であります。
毎回、執拗に追跡してくるジェラード警部に、間一髪の所で逃亡に成功するの
ですが、わざとらしくなく毎回面白かったですよ。デヴィット・ジャンセンの
逃亡者としての表情も良く家族全員で楽しめました。
でもデヴィット・ジャンセンはあの役柄があまりに強烈で、不幸な事に
リチャード・キンブルの名の方がずっと有名になりました。

>>463 スモーキーさん
>6/9のタイソンVSルイスで何とかもとは取れそうです。
俺もめちゃめちゃ楽しみですが、Wカップもあり盛り上がらないですね。
発売即完売予定だった入場券も半分以上残っているみたいです。スポーツ新聞等
でも、Wカップ一色で、大々的には取り上げていないですね。

>若尾文子
仙台高女時代は、その美貌が仙台中に知れ渡り、下校時の校門前は一目見ようと
毎日黒山の人だかりだったと、当時仙台一高の学生だった井上ひさしが、
何かの本で書いていました。

余談ですが、当時仙台一高には菅原文太も在籍していたと思います。
466名無シネマさん:02/06/01 16:51 ID:ZZ66H9+f
>>465 1さんへ。

TV「逃亡者」のモチーフは、かのヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」だったと
聞いたことがあります。
リチャード・キンブル=ジャン・ヴァルジャン ジェラード警部=ジャヴェール警部
というわけですね。そういえばなんとなく名前も似ていますね。

主人公を執拗に追った「レ・ミゼラブル」のジャベール警部は真実を知った時、
川に身を投げますが、「逃亡者」のジェラード警部はキンブルに謝罪し、
二人がお互いを認め合うシーンが印象的でした。

ところで、この「レ・ミゼラブル」ですが、児童向けに短縮した翻訳本では、
題名が「ああ無常」となっています。私は「レ・ミゼラブル」という意味について
日本在住のフランス人教師に尋ねたことがあります。
彼によると「もうどうしようもなく、救いようがない惨めな状態を指していう言葉」
とのことでした。

昨日、W杯サッカーの試合を見たフランス人は「レ・ミゼラブル」と叫んだのでしょうか。
467:02/06/01 19:24 ID:LdSCqznZ
>>466 名無シネマさん
>TV「逃亡者」のモチーフは、かのヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」
>だったと聞いたことがあります。
そでしたか、全然気が付きませんでした。そう言えば名前が似ていますね。

>「逃亡者」のジェラード警部はキンブルに謝罪し、
>二人がお互いを認め合うシーンが印象的でした。
うろ覚えなのですが、最初はジェラード警部はキンブルが犯人と確信して追跡
していたようでしたが、途中からは真犯人が別にいようと刑事の使命で追跡が、
最終回間近ではキンブルに協力して片腕の男を追跡していたんじゃなかったかな。
俺としては、最後の最後までキンブルを犯人として追いつめて行って欲しかった
ですよ。
当時見ていた時に、最終回に進むに従って、その辺の所が甘く成って行ったと、
そして最終回が大甘だったので、不満に思った記憶があります。

昨日の「セネガルVSフランス」は面白かったですね。
フランスの決定的なシュートがことごとく外れて、これが勝負でしょうか。
俺はラグビーが大好きなのですが、ラグビーではほぼ戦前の予想通りに、
実力通りの結果になりますが、サッカーはこういう所が面白いのでしょうね。
今日は「アイルランドVSカメルーン」を録画してありますので、家に帰るのが
楽しみなんですよ。
帰りの電車で結果を誰かが話していないのを、祈るばかりですよ。
468名無シネマさん:02/06/01 22:00 ID:PxW2nG0C
ろむあげ
469名前なし:02/06/01 23:04 ID:9Ruu7Osa
黒澤明の『羅生門』と『蜘蛛城〜』はおもろい?
470銀幕最高:02/06/02 06:01 ID:MvH/BpkS
>>465の1さん
>ピーター・フォークは字幕で見るとピンとこないですよ。小池朝夫さんが本当の声の
>ような気がしてなりません。
俺声優ってほとんど気にしてなかったから話全然ついてって無かったけど、こりゃピンと来ました、
小池朝夫さんだと冷静に敵を追い詰めてくコロンボ像、フォークの声はキンキンでコミカル、
最初字幕版見たら違和感感じました、慣れてくるとキンキン声も別種の味わいが出て来た。

ところで数年来視力が落ちたせいか、字幕モノ見るのかなりうざくなって
吹替えレンタル趣向に変ってしまいました、
といっても昔の洋モノはそんなもの無いから、
店内で邦画に変更したり、気分次第でスポーツ・ビデオ、更にはアダルトになったこともあった・・

>確か両足が無い身障者が乗っている、板の四角に車を付けた簡易な乗り物を
>引っくり返すのでしたね
「忘れられた人々」てこのシーンみたく、
前1さんが書かれた如くヒューマニズムのかけらも無く、
だからリアリズムだけでも無い(でブニュエルはロッセリーニのネオ・レアリスモが嫌い)、
これがいわゆる「超リアリズム」ってか?

あっ、でもブニュエルはデ・シーカ初期作品のこと好きって書いてたな、
ロッセリーニとの違いが良く解んないや、ブニュエルは説明してくれないからな、
彼に論理的に書けって方が無理かも、「大好き」「死ぬ程嫌い」それだけ・・

>>若尾文子
>仙台高女時代は、その美貌が仙台中に知れ渡り、下校時の校門前は一目見よう
>と毎日黒山の人だかりだった
皆さんこんな体験無いですか、
俺は原田知世を待ち伏せ、友人は同じ高校の菊池桃子を待ち伏せ、見れなかったけど
(「早春物語」のプレミアで知世がチケット売り場に居て思いがけず手をさしのべて来た時には、
ウブだった自分はポスターやパンフをバラバラ落した、
それを渡して来たのが角川春樹だったことには大分経ってから気づいた)

>>466 >>467の1さん
昔の「逃亡者」ビデオてシリーズものは見つけたこと無く、
1巻だけ(100分程度)のを以前見つけました、
例の如き片目で画面、片目でワープロなる見方してストーリーなど知りませんが、カッコいいなとは思いました、
あれ何だったのか、短縮版?

>>467の1さん
>昨日の「セネガルVSフランス」は面白かったですね。
羨ましい、昨日も今日も御付合いのせいでTV室にも行けなかったよー
>今日は「アイルランドVSカメルーン」を録画してありますので、家に帰るのが
>楽しみなんですよ。
悔しい、テレビ+ビデオが有るなんて(ごく平均家庭か)
悔しさのあまり、帰りの電車で結果を誰かが話してるのを祈るばかりです(人間失格)

>>469
「羅生門」挫折組・・(俺だけだったらどうしよう)

>「蜘蛛巣城」
これ「マクベス」っしょ?さすがに話濃くて見入った、見終わった後の爽快感は保証しないが
471:02/06/02 12:36 ID:fUb31wv1
>>469 名前なしさん
>黒澤明の『羅生門』と『蜘蛛城〜』はおもろい?
俺は『羅生門』は面白かったです。叉怒られるかも知れませんが、ちょいと
難しい映画は苦手なんですが、これは面白かったですね。
山賊の多襄丸の三船敏郎が野性味満々でよかったですよ。襲われる武士の森雅之
の表情も印象深いものがありました。
冒頭の強い雨の場面も良く憶えていますよ。

アメリカ映画でリメイク作品があるのはご存知ですか。マーティン・リット監督
「暴行」と言う題名です。そうそうたる出演者でしたが、作りがそっくり
そのままだったような気がします。
三船敏郎=ポール・ニューマン 森雅之=ローレンス・ハーヴェイかファーリー・グレンジャー(どっちが
どっちか今でも解らない)、京マチ子=クレア・ブルームの出演です。
羅生門が荒野にある駅で、志村喬、千秋実がエドワード・G・ロビンソンと人気テレビ番組
「宇宙大作戦」のカーク船長のウイリアム・シャトナーだったと思います。

黒澤監督の「羅生門」を観て、後で「暴行」を観るのも、叉楽しい物ですよ。

>>470 銀幕最高さん
>ブニュエルはデ・シーカ初期作品のこと好きって書いてたな
そうですか、それは嬉しいなぁ・・・俺はヴィットリオ・デ・シーカ作品は大好きですが、
特に初期の作品が好きですね。
「子供たちは見ている」「靴みがき」「自転車泥棒」「ミラノの奇蹟」
「ウンベルトD」など、どの作品も最高ですよ。
472シネマ三四郎:02/06/02 18:15 ID:lCH+Y7Xa
>>467 1さんへ。
また名前を入れ忘れていました。>>466は私です。

TV「逃亡者」ですが、私は1さんの見方とは少し違っています。
私もこのドラマの最終回は、キンブルが片腕の男を見付け出して、ジェラード警部に
突きつけ、長年の怨みをはらす・・・という結末を想像していました。

ところが、事件の真相を知る意外な人物(目撃者)が現れた上に、物語は意外な展開になり、
キンブルは、長いあいだ苦しめられたにっくきジェラード警部を許すというストーリーに
驚いたと同時に、のちに「レ・ミゼラブル」がモチーフだったと知らされて、
なるほどと思いました。

「逃亡者」は娯楽作品ではありますが、「レ・ミゼラブル」と同じように物語の根底には
キリスト教の教えである「愛と寛容」の精神が流れているように感じます。

>>469
「蜘蛛巣城」はシェークスピアの「マクベス」の翻訳ですね。
もちろん傑作ですが、「マクベス」はオーソン・ウェルズ版とロマン・ポランスキー版が
あります。見比べてみるとそれぞれの監督の個性が見事に出ていて、
私は大変興味深く感じました。

黒澤作品の「乱」は同じくシェークスピアの「リア王」の戦国版ですね。
「リア王」はソ連版もあり、モノクロですが見事なできばえでした。
黒澤明がなくなったとき、スティーヴン・スピルバーグ監督はインタビューに答えて、
「クロサワは映像の世界のシェークスピアだ」と言っています。最大限の賛辞だと思います。
473銀幕最高:02/06/03 06:26 ID:7tV1SkvZ
>>471の1さん
>「羅生門」
>ちょいと難しい映画は苦手なんですが、これは面白かったですね。
ああ良かった、やっぱり黒澤でもやや難しめなんだ、
その割に皆が良いって言うから挫折したの俺だけか、て心密かに孤独でした、
何故って他に黒澤で難解だったのって特に記憶に無いから(後期は知らない)。
芥川読んで無いって事も大きいのかな。
人によっちゃ「蜘蛛巣城」などの方が複雑で見辛いとか言うけど、
波乱万丈のストーリーだから普通に見たな。
いやこりゃただ劇場とビデオの差か?

>ブニュエルとネオ・レアリスモ
すみません、
ブニュエルが「死ぬほど嫌い」なのはスタインベックでした、
「無防備都市」は「大嫌い」だそうです(笑)
これが大嫌いでデ・シーカ初期が好きとは
デ・シーカ「自転車泥棒」しか見てない自分には良く解りません。
ただブニュエルは「無防備都市」の、拷問を受ける司祭と隣部屋で女と酒飲むドイツ将校との
「安直な対照」が嫌だと付加えてますが
何がそんなにも違うと思います?妙に気になります。
僕の印象じゃ「自転車泥棒」は淡々と描写、「無防備都市」はも少し強いイデオロギーが
込められてた気はしますが。
ブニュエル、あんたが本当は説明すべきなんだよ(笑)

>声優
でもう一件思い出したのですが
「スパイ大作戦」のシナモンの声がどうも。
あそこまでハスキーにしなくとも、と思ったの俺だけかな
474名画紹介 七五調 38:02/06/03 09:29 ID:Tgcbc35O
「禁断の惑星」

 西暦2200年 遥かな未来の宇宙の彼方 キャプテン・アダムス、率いる艇は
 宇宙連邦・光速船 銀河を超えて旅をする 目指すは惑星、アルテア-4(フォー)
 20年前、消息絶った ベララホン号、探すため 地球を発って1年あまり
 未知なる星の軌道に入る その時、無線で男の声が 着陸拒否の警告、発す

 ベララホン号、生き残り 語学博士のモービアス 彼の警告、無視した船は
 アルテア-4に軟着陸 クルーを迎える、ロボット・ロビー 彼らはロビーに案内されて
 博士の邸を訪れる そこはあたかも、パラダイス 科学の粋(すい)の要塞で
 庭には草木が生い茂り 動物たちがたむろする 博士は娘と二人で暮らす

 美貌の娘の名前はアルタ アダムス相手に恋をして まだ見ぬ地球にあこがれる
 博士が作った脅威の下僕(しもべ) ロボット・ロビーは万能で 愛嬌満点、その姿 
 異星語自在に操って 警備に料理に運転手 頭脳明晰・力持ち 人間守る安全装置
 欲しいものなら何でもござれ 艇のコックの依頼を受けて 作ったバーボン数百本

 アルテア-4のクレール人は 遠い昔に滅びたが かつては高度な文明、誇る
 偉大な歴史を研究し 博士は操る、不思議な機械 知能を倍に高める装置 
 エネルギーは無限に近く 未知なる技術を手に入れた 博士はクルーを敵視する

 その夜、奇怪な事件は起こる 透明怪獣、クルーを襲う 博士の憎悪が機械によって
 具現化された獣(けだもの)は 博士の仲間を全滅させた 姿が見えぬモンスター
 その名も「イドの怪物」なり 部下を死なせたキャプテンは 博士に地球の帰還を命ず

 アルタも父を説得すれど 博士は忠告、聞く耳持たず その時、「イドの怪物」が
 防御装置を破壊して うなりを上げて襲い来る レーザー銃も歯が立たず
 ロビーに反撃、命令するが 安全装置が働いて 博士の分身、攻撃できず

 博士は自作の怪物の 毒牙にその身を引き裂かる 科学の過信が自滅を招く
 おのれの愚行を悟った博士 自爆装置を作動させ アルタを託し、こと切れ
 爆破寸前、間一髪 緊急発進、光速艇 恐怖の星を脱出し みるみる星は遠ざかる

 ロビーとアルタとアダムスが 窓から見守るアルテア-4は まばゆい光に包まれて
 宇宙の藻屑(もくず)と砕け散る 地球の先祖のその星で 欲望のままに理性を忘れ
 神が定めた禁断の 木の実を貪(むさぼ)る愚かな者は 天の怒りで滅び去る

 電子音楽、バロン夫妻 主演はレスリー・ニールセン ウォルター・ピジョンが博士に扮し 
 アン・フランシスの曲線美 影の主役はロボット・ロビー 特撮・デザイン、秀抜で
 多彩なアイディア、語り草 神学・哲学盛り込んだ 類(たぐい)まれなる空想科学
 シェイクスピアの「テンペスト」 素材に創った傑作は SF映画の原典なり
475名無シネマさん:02/06/03 16:53 ID:I1kdyQeO
ジェニファー・コネリーのヘアヌード+???
「レクイエム・フォー・ドリーム」
以前、πと言う映画で話題になった監督作品
ビジュアル系好きにはok
結構、衝撃的、悲惨
この監督には期待してます
47688:02/06/03 18:20 ID:0i6fJ98e
今日からBSで放送の美空ひばり作品はどうですか?
『悲しき口笛は』家城監督だから観てみようと思うけど…
477七誌:02/06/03 18:46 ID:cRNKMowA
>>1
泣きじゃくれる邦画教えてちょ。
前にサトラレ見たんだけどアレはよかった・・・
あんまし古いのじゃない方がいいなー。
ってことでよろしこー
478白夜の陰獣:02/06/03 19:05 ID:36pCo6oE
>>471
「暴行」は森雅之の役は、ローレンス・ハーベイ
上田吉次郎の役がエドワード・G・ロビンソン
479名無シネマさん:02/06/03 19:52 ID:teqkxrhP
あげ
480銀幕最高:02/06/04 05:40 ID:KWU/CqIA
>>474七五調「禁断の惑星」
今回は変化球でしたね。
いつもと違ってカタカナが多いから異色作ですね。
とてもSF映画も御好きな様ですね?

50年代も傑作SFがあったことすら知らなかった自分には新鮮です。
調べてみたら50年代はSF映画ブームが有ったらしい・・
以前30年代のSFというかタイムマシン映画の書き込みが有ったけど、
50年代以前のSFはすごく神秘的です、どんな画面なんだろうって。
「神学」「哲学」が盛り込まれてますか、やはりやや文学寄りになるんでしょうか。

まあ以前話題にした「華氏451」だってブラッドベリだからSFの一種だろうし、
SFって言っても特殊技術ばかり連想するモノでも無いですね

そう言えば「華氏451」読書、ここんとこ止ってる、半分くらいのとこで・・
実は結構クライマックス、ホントおもしろいんですよ、でも一気に読める本じゃ無い・・
そろそろ再開するか、借り物の本だし

>>475
ジェニファー・コネリーのヘアヌードだと?何か許せん情報(ああレンタル店探そかな・・)

>>476の88さん
>美空ひばり作品はどうですか?
俺も聞きたい、「ジャンケン娘」が気になる

>>477七誌さん
>泣きじゃくれる邦画教えてちょ。
あまり映画見て泣かないけど(つうか出来れば泣きたく無い・・)、
「幸福の黄色いハンカチ」はガキの頃見てかなり泣いてしまった記憶・・
あれアメリカの新聞にピート・ハミルが載せた短いコラムでしょ、よく高校の授業で出てくる、
あの教科書読んでるだけでかなりヤバかった記憶・・

山田洋次は泣けるんじゃないの。
ところでサトラレてなに
481シネマ三四郎:02/06/04 11:22 ID:3zmsaVgq
>>476 88さんへ。
私は美空ひばりの映画はあまり見ていないのですが、
「ひばりのたぬき御殿」は放映されるのですか?もういちど見てみたい作品です。

>>477 七誌さんへ。
私は最近の映画をほとんど見ていない上に邦画は苦手ですから、おすすめする資格は
まったくないのですが、2〜3年前に見た映画で、是枝裕和監督の
「ワンダフルライフ」は、たいへんいい映画だと思います。
泣ける映画とは言えませんが、静かな感動がずっと残る佳篇ですね。

タイトルから察すると、古いアメリカ映画の傑作「素晴らしき哉、人生!」
(原題:IT'S A WONDERFUL LIFE)へのオマージュのような気もします。
谷啓と由利徹が好演でしたね。

ただ、「ワンダフルライフ」というタイトルは、少し抵抗があります。
最近の邦画全般にもいえることですが、今は洋画がカタカナ題名ばかりなだけに、
こういう、しみじみとした日本映画には、やはり日本語のタイトルをつけて欲しいですね。

「ワンダフルライフ」は、私はたまたま偶然見たのですが、このタイトルでは、
特に年配の人は積極的に映画館にまで見に行かないと思います。
オールド・ファンにもぜひ見て欲しい映画だけに余計そう感じます。
482名無シネマさん:02/06/04 21:21 ID:KYtvIJ9A
ワンダフルあげ
483スモーキー:02/06/05 01:52 ID:tcPIckae
日本惜しかったですね。
>「禁断の惑星」
大好きです、ロビー君の50年代的流線型デザインがいかしてます。
オープニングのナレーション
「21世紀末人類は月に到達した」はご愛敬w
愛娘が他の男にヤられるのが嫌な博士が、嫉妬のあまり創造する
イドの怪物、この発想も最高。
無機的な宇宙空間にドロドロした人間の意識がとぐろを巻いて
いるあたり、そしてそれが実体化するのはかなり不気味でいいです。
銀幕最高さんも是非一度。

>1さん
「十代の性典」「続十代の性典」観ました。
性をテーマとした学園ドラマですが予想通り
たいして過激な内容ではなかったです(ちと辛気臭い話でした)
女学生役の南田洋子、嵯峨三智子さすがに若い。
でも若尾文子の可愛さは他を圧倒しておりました。
小顔でウエストがキュッとしまってて、体の線がいー感じ。
ボディコンシャス風のセーラー服姿、正直萌えますわ。
これ20才の頃ですから、リアル女学生時代に彼女の下校姿を
見るために黒山の人だかりが出来るのも納得ですね。

>銀幕最高さん
>眠った記憶を呼び覚ますヒント
えーと、ともかくチャリシーは弾けんばかりに四肢を伸ばして
踊りまくってます。ウィ ガッタ レッドブルースとかいう
フレーズ記憶にないですか?
あと衣装は上下ベージュぽいやつで、上は胸のラインくっきりの
ニットセーター、下はスカート、だったかな。こんなんで判ります?
>ジャンケン娘
6/5放映ですね、俺もこれだけが少し気になるんで録画します。

>>477さん
「野菊のごとき君なりき」「二十四の瞳」あたり如何?
古すぎ...ですよね。
>シネマ三四郎さん
もしや「ワンダフル・ライフ」て天国の入口みたいなとこに
集まる人たちが、人生で最も幸せな記憶を持って昇天する、
といったやつですか?
TV放映時、たいして期待もせず予備知識なしで観ましたが、
俺もかなり好印象でした。
484銀幕最高:02/06/05 08:14 ID:R7T+J+Cu
>>483スモーキーさん
>「禁断の惑星」
いやホンマに神秘的!
そういやメリエス「月世界旅行」ってあれSF?

>「十代の性典」
まあなんと羨ましいハナシざんす、ボディコンシャス風のセーラー服姿なんて。
知世と桃子の普通の高校制服でも萌えたのに。

>チャリシー
>上は胸のラインくっきりのニットセーター、下はスカート
思い出しました、「ウィ・ガッタ・レッド・ブルース♪」も記憶にあります(そのままやんけ・・)。
こんなボケでも見てから1週間ちょいだから思い出しましたよ、アリガトウ
ひとつ残念なのは小さいTVでしかも上下の切れた(あれ何て呼ぶの?)横長画面で見ると、
どうしても「群舞」の迫力が半減してしまう・・・
1人〜3人にスポットを当てたダンスシーンのインパクトに負けてしまう、
そんなことないかなー
めまいを起こしそうなくらい素晴らしいダンスのハズなのに、面目無い

そうそう、「絹の靴下」や「ニノチカ」の展開のキーの一つのキスシーンは、
メルヴィン・ダグラスがアステアより上手かったですが、
色々良いキスを思い出してしまいましたよ。
名女優ではやっぱバーグマンです、北欧系の冷たさと糸引きそうな濃密キスの対照がスバラシイ!
名男優ならC・ゲーブルは濃いねー(相手女優がクラクラしてる)
まあ自分個人のは、とっても受身で使いモンになんないんすが・・・
ベーゼで女性のイデオロギー転換なんてさせてみたい

あとスモーキーさんに書き忘れましたが、
自分も「エル・トポ」辛かったです、2日に分けて見たくらい、
ただあんな砂漠の白色、どうやって出たのかと思うくらい、
ある意味映像美の極致ですね

「ママはライバル」「パパと呼ばないで」とか見てます?時間無いかな。
2つとも70年代の伝説的TVドラマのようで。
実は俺、2つとも危うく書き込みしそうになったんですが・・
前者はゴクミ&中山美穂と勘違い(=「ママはアイドル」)、
後者は田村正和主演のコメディと勘違い、
嫌な予感で検索したら・・・ああサブ
485シネマ三四郎:02/06/05 13:35 ID:gncgQqlk
>>483 スモーキーさんへ。

邦画の「ワンダフルライフ」については、そのとおりです。
この映画、海外でも評判が良かったようでいろんな賞を受賞しているようですね。
私がこの作品で感心したところは、作品の中で一般の方の“語り”と俳優の演技とが、
実に自然に融合しているという、その映像構成にあります。

この映画のストーリーを映像化にするには、様々なパターンが考えられると思いますが、
おそらく製作者側は、俳優の演技だけではただの作り話になってしまうので、一般人の自然な語りを
取り入れたものと推察されます。一つ間違えば大失敗作になる可能性があったのに、
果敢にチャレンジした上に、映画作品として見ごたえのあるものに仕上げた監督の手腕を、
高く評価したいと私は思います。

それと若手とベテラン俳優のキャスティングもいいし、俳優達も静かな深みのある演技で
期待に応えていると思います。
こういう映画を見ると、映画の映像表現における可能性は無限大である事を痛感させられます。
今だ見た事がない映像の新境地を、他の日本の若手監督に開拓してもらいたいと願っています。
486銀幕最高:02/06/06 06:11 ID:KU5gFD84
性典あげ
487ホリヰ:02/06/06 16:59 ID:IG5lNKEg
>>461
シネマ三四郎さん
「ガス人間第1号」のガス・チェンバーの件。ありがとうございました。
やはり「ガス人間第1号」も、実際の米国のガス室を参考にしているんでしょうね。

「美女と液体人間」は『ムービーマジック』という特撮映画史の本でも
高く評価されていました。
スティーヴン・キングが絶賛しているという話は私も聞いたことがあります。
ストーリーは、ギャングもの+SFホラーという変り種で必ずしも成功しているとは
思えませんが…。「宇宙大怪獣ドゴラ」といいこの映画といい、東宝は不定形生物を
怪獣にすると必ずギャング団を登場させますね。怪物が不定形では文字通り掴み所が
ないからそれだけではドラマを創りにくいからギャング団を出してくるのでは
ないでしょうか。

私も、もしタイトルが「美女とやりたい人間」なら聞いただけで見に行きたく
なりますが…。って、下品ですいません。


>>473
銀幕最高さん
>「スパイ大作戦」のシナモンの声がどうも。
>あそこまでハスキーにしなくとも、と思ったの俺だけかな

あれって、山東昭子ではなかったですか?
そんなにハスキーではなかったような…。
「スペース1999」のバーバラ・ベインの此島愛子はハスキーっぽかったですが…。
488ホリヰ:02/06/06 17:00 ID:IG5lNKEg
>>474
>「禁断の惑星」
>シェイクスピアの「テンペスト」 素材に創った傑作は SF映画の原典なり

私は深層心理が怪物を作るというモチーフは「テンペスト」よりも
「源氏物語」の六条御息所が元ネタといった方がいいと思うんですけど…。
って「禁断の惑星」の制作者は「源氏物語」なんて知らないよね。

>>480
銀幕最高さん
>50年代も傑作SFがあったことすら知らなかった自分には新鮮です。

「宇宙戦争」「地球最後の日」「宇宙水爆戦」「遊星よりの物体X」「地球の静止する日」
そして我が「ゴジラ」「地球防衛軍」は、みんな50年代のSF映画ですね。
これらがあってはじめて「2001年宇宙の旅」が出てくるわけです。

今にして思えば「禁断の惑星」は「スタートレック」の1エピソードという感じですね。
「スタートレック」の第1話の「惑星M113の吸血獣」の冒頭シーンは、
ウォルター・ピジョンならぬ怪優アルフレッド・ライダー扮する博士が惑星上陸を
拒否するところから始まるところもそっくりでした。

そういえば、最初に「イドの怪物」に殺されるのは「バイオニックジェミー」で
ゴールドマン局長をやっていたリチャード・アンダーソンでした。
「イドの怪物」はジョシュア・ミューダーというディズニープロの
アニメーターだった人が光学アニメで作り上げたものですが、
正直言ってマンガそのもので子どものころ見たときはげんなりしました。
今ならCGでやるでしょうね。
489スモーキー:02/06/06 17:26 ID:k3vyHBQJ
>>484 銀幕最高さん
>月世界旅行
人面月にロケットが突き刺さるシーンが有名なやつですよね。
この写真はよく見かけますが本編は未だ観たことないです。

>ボディコン
ま、そんな、たいそうなセーラー服でもないんですが、
若尾のウエストの締まり具合が妙に生めかしくて。
ちなみに「続十代の性典」のセーラー服です。

>上下の切れた横長画面
大雑把にワイドスクリーンと呼んでいいと思いますが、
細かく分けると、どうなるんでしょうね。
35mmアナモフィック(2.35 : 1)シネマスコープあたりかな?

>「ママはライバル」
はい、時々観てます。
岡崎友紀の重ね着ルック+ミニスカートの通学姿がいいです。
70年代ラブコメ特有のケレンミたっぷりのバカ芝居もまた楽し。
その真骨頂は毎回化け物メイクで登場する隣のお騒がせオバハン、
「おのれ〜コスズメ」連発の冨士真奈美。
この前は意外なことに沢村貞子が客演してました。
>「パパと呼ばないで」
こちらも時々。たまに向田邦子シナリオだったりするみたいです。
こちらでも近所のお騒がせ女がやはり冨士真奈美w
田村で昔「パパはニュースキャスター」てやってましたっけ。

>>485 シネマ三四郎さん
なるほど、言われてみれば素人と役者の会話なんか
とても自然でした。これがポイントだったんですね。
作り方次第ではペラペラの絵空事で終わる題材ですが、
確かにあの映画には独特の深みを感じることができました。
490シネマ三四郎:02/06/06 17:56 ID:RgrmfvZg
>>487-488 ホリヰさんへ。

東宝の特撮ものでは、私も「妖星ゴラス」という作品がありましたね。
今見るととんでもないストーリー展開ですが、当時は大興奮して見た記憶があります。

東宝の怪獣映画で私が特に好きなのは、「ゴジラ」は別格として、
「ラドン」と「モスラ」ですね。
特に「モスラ」のストーリーを考えた人は天才だと思います。

「蛾」を怪獣に仕立てるというのは誰でも思いつきそうですが、
その怪獣を南の島の守り神に設定して「小美人」の双子の美女を登場させ、
巨大な玉子からかえった幼虫(いも虫)が海を越えて日本に上陸し、
口から糸を吐いて東京タワーに「繭」を作り、その繭から成虫の「モスラ」が出現する・・・・

当時、これだけの斬新なアイディアを考えついた人も素晴らしいけれど、このストーリーを
実際に特撮映画として作り上げた人々に対しては本当に敬服します。
映画の醍醐味は、われわれが実際に見ることが絶対に出来ない世界をみせてもらえる
ところにもありますよね。
491ホリヰ:02/06/06 18:22 ID:IG5lNKEg
>>490
シネマ三四郎さん
「妖星ゴラス」は一時期もっとも外貨を稼いだ映画とのことです。
政府は特撮映画が外貨を稼ぐということで補助金を出していた時期がありました。
「フランケンシュタイン対地底怪獣」とか「サンダ対ガイラ」とか
東映の「海底大戦争」など日米合作の映画が1965年前後に多く創られたのは
そういうわけだそうです。

>今見るととんでもないストーリー展開ですが、当時は大興奮して見た記憶があります。

とんでもないストーリーを大まじめに作っていますね。
科学的考証もそれらしいし…。
思うに本多猪四郎監督が、なまじSFというものを知らないから、
かえってまじめに一から勉強したのがよかったのでしょうね。
私はいまだに「妖星ゴラス」を日本SF映画の最高傑作と思っています

>当時、これだけの斬新なアイディアを考えついた人も素晴らしい。

「モスラ」の原作者は中村真一郎、福永武彦、堀田善衛という純文学畑の人たち
ということになっていますが(だからフランキー堺扮する主人公の名前が福田善一郎)、
実際は脚本の関沢新一が大まかなアイデアを考えたのでしょうね。
関沢新一は「アンコ椿は恋の花」とか「涙の青函連絡船」とか「夫婦春秋」などの
作詞家として有名ですが、本当に多彩な人という感じがします。
私が暗黒街映画の傑作と思っている「暗黒街の対決」もこの人の脚本でした。

関沢新一は1967年時点で「ゴジラ・モスラ・エビラ南海の大決闘」という映画に
“赤い竹”という悪の組織を登場させて暗に文化大革命を皮肉っています。
日本の知識人がこぞって文革礼賛をしていたときによくやったと思います。
ゴジラ映画こそ真の反骨映画だったんですね。
492銀幕最高:02/06/07 07:00 ID:ZS7XtZXp
>>487ホリヰさん
>あれって、山東昭子ではなかったですか?
>そんなにハスキーではなかったような…。
山東昭子でしたか
ホリヰさん、シナモンが閉所に長時間隔離されて理性を失ってくストーリーって覚えてます?
あの悶え、もっと美しい声で聞いてみたかった・・

>「美女とやりたい人間」
アダルトのタイトルの巧妙さにはうなる時すらあります。
実際バカにしたモンでも無いですよ、安っぽいドラマより日頃の心身の疲れをとってくれるモノだってある。
ポルノなら「赤い髪の女」が有名だけど、
自分は渥美マリの「しびれくらげ」(増村保造)見ました、ホントは「でんきくらげ」の方が良いようですね

ってホリヰさんへの返答になってない・・

>>488ホリヰさん
ありがとうございます。自分でもSF映画検索してみました。
H・G・ウェルズ原作の「宇宙戦争」て名画なんすね・・
「地球の静止する日」を検索したら「赤狩りの最盛期に良くぞこれをつくったものだ」とのコメント・・・
劇場で見るなら「スター・ウォーズ」みたく超娯楽作も良いけど、
家でビデオで見るなら、SF=科学批判思想の入ったもので、じっくり考えてみたいものです。
SFのジャンルに対する見方が少し変わってきました

>今にして思えば「禁断の惑星」は「スタートレック」の1エピソードという感じですね。
俺続けて見たのは、最近の「スタートレック・ボイジャー」(スイスでもやってる)だけなんです、
これ邪道?

>>489スモーキーさん
>ワイドスクリーン
ありがとうございます、俺なに聞いてんだろ・・
>岡崎友紀
よく聞くのですが顔が出てきません、80年代以降は消えちゃったのかな?
かわゆいですか。
>沢村貞子
この人も演じてるの、見てません、
「おていちゃん」はムチャおもろかった、ここにもゲストで出てたかな・・

>向田邦子
この人のドラマの常連、田中裕子は最高に好きです、
ただ向田ドラマじゃちょっと疲れてて好みの役柄じゃない・・
もっと色っぽく弾けて欲しい、
「天城越え」が見たい
>近所のお騒がせ女がやはり冨士真奈美
この手の役は、今なら山田邦子にもっと頑張って欲しいです
493シネマ三四郎:02/06/07 13:36 ID:UjmyVo83
>>491 ホリヰさんへ。

「幼星ゴラス」の他には「海底軍艦」もよかったですね。
「モスラ」の原作者の件は知りませんでしたが、やはりあのストーリーは、
手軽に出来た事ではない事が推測されますね。

このころの東宝映画の怪獣ものとクレージー・キャッツの「無責任男シリーズ」は、
なぜか画面が垢抜けしていてアメリカン・ナイズされた雰囲気ですよね。
なにか外国映画を見ているようで、田舎の子供としてはあこがれでもありました。

ホリヰさんが挙げられた50年代の米国SF映画はどれも秀作ぞろいですね。
私は特に「宇宙戦争」と「宇宙水爆戦」が気に入っています。
「インデペンデンス・デイ」を見ると、「宇宙戦争」の影響がいまだに残っている事を
感じさせられます。どちらも「ウィルス」が物語のポイントでしたね。

それと、これはSFといえるのかどうか分かりませんが、あのデヴィット・ボウイが
主演した映画に「地球に落ちてきた男」という映画がありました。
題名を聞いて純然たる娯楽SF映画と思って見に行ったのですが、
その考えは見事に裏切られました。

が、不思議に気にかかる映画ではあります。
娯楽性を排除したSFといえばタルコフスキーの「惑星ソラリス」という傑作が
ありますが、「地球に落ちてきた男」も異色の芸術的SF映画として記憶にとどめる
価値が十分あると私は思っています。
494名無シネマさん:02/06/07 13:37 ID:l4SOtPLr
214 名前:213 :01/10/20 12:02 ID:fFGjQToc
先程お願いしましたが、まだ削除されていません
事実無根です
早急に削除して下さい
http://kaba.2ch.net/test/read.cgi/company/997171282/699

215 名前:削除屋三太郎 ★ :01/10/20 12:09 ID:???
>>213-214
http://www.2ch.net/guide/adv.html#saku_guideに
>法人・公的機関の取り扱い
>原則放置
> 法人・企業については、社会・出来事カテゴリ内では、批判・誹謗中傷、
>インターネット内で公開されている情報、インターネット外のデータソースが不明確なもの、は全て放置です。

とありますので、放置とさせていただきます。

260 : :01/10/23 10:54 ID:iMDesK4O

> 法人・企業については、社会・出来事カテゴリ内では、批判・誹謗中傷、
>インターネット内で公開されている情報、インターネット外のデータソースが不明確なもの、は全て放置です

おいおい、データソースが不明確だからこそ削除するんだろうが(苦笑
495ホリヰ:02/06/07 14:06 ID:vEWQEL2l
>>493
シネマ三四郎さん
「海底軍艦」いいですよね。
私は怪獣と人型巨大ロボットと万能戦艦は
日本SF映像の十八番であると思っています。

黒船で無理矢理開国させられた日本は、常に世界一の“黒船”を作ることに
最大の努力を払ってきました。
長門も大和も少数の超戦艦で多数の通常戦艦を圧倒するという
まさにスーパーシップ(万能戦艦)の発想で、小国日本が開国以来いだき続けた
夢といって良いでしょう。


デヴィット・ボウイの「地球に落ちてきた男」。
私はキャンディー・クラークの失禁シーンしか憶えていなかったりします。
496名無シネマさん:02/06/07 20:23 ID:5uSRpnX1
         ∧_∧
        ( ´∀`) ジャーンプ
        ⊂    つ
         ノ ノ ノ
  ∧_∧  (_ノ、_ノ
 ( ´∀`)  彡
 ⊂   (⌒)
  |  ,'__,,ノ
  (__)
49788:02/06/07 23:41 ID:xPLbBJMN
『マタンゴ』『ガス人間第一号』も忘れないで!

>ひばり作品
松竹、東宝、東映の作品が放送されたのですが、各社のカラーがはっきり出た作品で楽しめました。
やっぱりカラッとモダンな東宝が好きでやんす。
&『悲しき口笛』はひばりさんじゃなく津島恵子さんが主役なんですね。
498名無シネマさん:02/06/08 04:41 ID:W+JJJTvg
>>497の88さん
へえ、東宝って「カラッとモダン」なんだ

ひばりは「悲しき口笛」も好きだけど、
晩年の「おまえに惚れた」「しのぶ」が最高、
とんねるずのオールナイト・ニッポンにゲストで来て
「愛燦燦」聞いた時にゃ、ガキ心に大変泣けた・・
♪風、燦燦と、この身に荒れて♪の2番がヨイよー!

ひばり映画見れなかった身には、88さんにはもう少し感想聞きたいな

ところで1さんは、ワールドカップでぶっ飛んでらっしゃる最中と見ました。
まあ「サッカーもいいけど、映画もね」(ああ、ミキちゃんなつかし・・)
499銀幕最高:02/06/08 05:05 ID:/YZJK61N
と書いたのは私でした。
500シネマ三四郎:02/06/08 18:27 ID:O74YMskd
>>497 88さんへ。

「マタンゴ」もありましたね。「マタンゴ」で思い出したのですが、
ちょっと新しくなって確か松竹映画で「吸血鬼ゴケミドロ」という、
インベーダーもののSFスリラー映画がありました。

私はこれをあの丸山(美輪)明宏主演で三島由紀夫が特別出演した、
「黒蜥蜴(くろとかげ)」と2本立てで見た記憶があります。
シャンソン歌手の高英男の額が割れて「ゴケミドロ」が“侵入”するシーンが
強烈に印象に残っています。

>>499 銀幕最高さんへ。
ぶしつけな質問ですが、スイスの映画事情(?)について少し教えていただけませんか?
スイス映画というのは私はあまり見た事がないのですが、
自国製作の映画はかなり多いのでしょうか?それとも外国映画中心なのでしょうか?
501名無シネマさん:02/06/08 21:49 ID:pjoHJyPZ
ポランスキーの袋小路と水の中のナイフってどうですか?
502銀幕最高:02/06/09 07:25 ID:e37RvH6x
昨日のひばりの話題でふと思ったことですが、
今海外に居て自分にとっての「日本」は山口百恵だな、とつくづく感じます、
味噌汁のように懐かしいのです、人それぞれ性別、世代、趣向に拠るでしょうが。

ただ百恵の映画はほとんど覚えてません、
近年、深夜に「赤い・・・」シリーズの特集で宇津井健と共演してるものを見て、
十代のショートカットで、うしろ暗い陰があって、かつ可愛らしい百恵は、ホントいいなーと萌えたのですが
(僕は引退間近の派手なパーマの百恵はキライ・・)。

百恵映画って、やっぱ良いの無いのかな

>>500シネマ三四郎さん
うーん、痛い質問・・・いつも自問自答してた疑問ですので

スイスの巨匠って言えば「トスカの接吻」のダニエル・シュミットしか知らないし、これ一本も見てない・・
以前スイス人の友人に尋ねたら、「他にも・・・がいる」とか並べてたけど、知らない名前ばかり
(発音のせいかも、なんたってチャーリー・チャップリンを「シャーリー・シャップラン」と
発音しちゃうのがフランス語だから)。
いずれにせよ公開中の映画を観る限りフランス、ハリウッド、英国、次に日本やドイツ映画といった感じで、
輸入が多いと思いますよ。
あとファンや批評家の目ですが、僕の居るのはフランス語圏なので、非常にフランスの価値観の影響がある気がします、
だから日本映画はかなり崇められてます、溝口、小津からたけし、黒沢清まで・・
でもアメリカに対しては、おそらくフランスほど意固地じゃなく、
ハリウッド映画もバンバン入って来ます

スイスは何に関しても、良くも悪くもナショナリズムの希薄な国だな、と痛感します。
オリンピック等でも、皆大好きなのに、自国の選手に盛り上がる、という事が少ない、
ドイツ語圏、仏語圏、イタリア語圏が有り、英語も通用しと、雑多な文化の混交だからかも知れません。
このナショナリズムの希薄さは、映画文化の乏しさ(少なくともそう見える)に関係あるのじゃないかな?
だってフランスなど、あれくらいプライドが有るからこそ、今だに映画の高水準を保ってるんだろうし

でも帰る前に一度、図書館でいつも目にしてる「スイス映画史」の本を読んで勉強します、
秘められたスイス映画の歴史が有るはずです!

>>501
挙げられたポランスキー作品について、僕は何一つ言えません、
今日あたりきっと満足出来る解答が得られるよ!
503銀幕最高:02/06/09 07:29 ID:R3xHMqKg
わあ!赤信号が出ちゃった、どうしよう。
誰か新スレの立て方、知ってる人います?
50488:02/06/09 08:33 ID:2rG+aFPE
■百恵作品
市川崑はんが撮った『古都』はそこそこ好きですねー。
原作のファンとしては不満な部分も多々有りますが、崑はん独特の映像美がよかですよ。
でも、引退間際の作品なので銀幕最高さんは駄目かもしれなひ…

■ゴケミドロ
観たい作品なんですよ!。松竹制作ってのとタイトルに惹かれます。
吸血鬼恐怖物といえば岸田森さんがドラキュラに扮した『血を吸う薔薇』が強烈でした。
幼少期に観たのでストーリーは覚えていないのですが、岸田吸血鬼の顔は今でも鮮明に覚えています。
505:02/06/09 10:52 ID:x8SAVQxA
私事で恐縮ですが、一大事が起こり、中々書き込む時間がありません。
とりあえず、新スレッド立てておきます。
よろしくお願いします。
506名無シネマさん:02/06/09 11:19 ID:BZjjP5wi
仕事中の2ちゃんがバレて、リストラですか?
507映画初心者? ◆n6qjoacI :02/06/09 22:39 ID:bIByw0Ww
>>500
スイス映画について。どっかの引用。私自身はさぱ〜りです。
日本で初めて紹介されたスイス映画は、レオポルド・リンドベルク「ジープの四人」(51’)。
占領下のウィーンでの4国のMPの葛藤をヒューマンに描いた佳作だった。
近年は、「ラ・パロマ」(74’)、「季節のはざまで」などの耽美的でノスタルジックな
作風で知られるダニエル・シュミットの活躍がめだち、これに「光年の彼方」(80’)、
「白い町で」(83’)等でさすらう人々を描きつづけるアラン・タネールが続いており、
年と姉の禁じられた愛を繊他に、ろうあの少細なタッチで描いた「山の焚火」(85’)のフレディ・ムーラーがいる。

↓結構合作も多かったりするかも。
ttp://cinema.media.iis.u-tokyo.ac.jp/list.cgi?year=&country=Switzerland&genre=
508銀幕最高:02/06/12 06:32 ID:/edkzEtI
遅まきながら、新スレのリンクは
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/movie/1023588124/
509名無シネマさん
毎日が夏休み