これから「砂の器」を見ます【初見】

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1まつもとせいちょ
では。。
2名無シネマさん:02/03/16 18:42 ID:+ANJY9lb
そーいやDVD出たんだよな。
3名無シネマさん:02/03/16 18:55 ID:Zj/m+3Ng
加藤GOと嘉の逝って吉コンビが送る音楽のうるさい映画。
4名無シネマさん:02/03/16 19:00 ID:Ew4Lq+YH
亀嵩薫。
5まつもとせいちょ:02/03/16 19:15 ID:sxdCZW9B
今、笠智衆が「子供づれの哀れな乞食」の話を
丹波哲郎にしています。<実況
6まつもとせいちょ:02/03/16 19:20 ID:sxdCZW9B
島田陽子のオパーイ!
7まつもとせいちょ:02/03/16 19:30 ID:sxdCZW9B
渥美清

出てる。
8名無シネマさん:02/03/16 19:50 ID:Dhha3Osw
むかしがあるからいまがある
9 :02/03/16 19:55 ID:sxdCZW9B
そうなんすか
らいびょ・・・
重すぎ。
この動機...
10 :02/03/16 19:57 ID:sxdCZW9B
うーーーーん。
つらい。なんかつらい。
11:02/03/16 19:58 ID:Dhha3Osw
震える舌はモットつらいよ。
12 :02/03/16 20:07 ID:sxdCZW9B
子供には泣けるけど。。
長いよ。このシーン。
13 :02/03/16 20:08 ID:sxdCZW9B
緒方拳
わかい。
14 :02/03/16 20:17 ID:sxdCZW9B
やば
ちょっと泣いちゃっ
15 :02/03/17 19:34 ID:qze1DFlZ
らい病だけだっケ?
部落民とらい病の2重差別だったっていうキヲクがあるんだけど
16名無シネマさん:02/03/17 19:38 ID:TYPBtZD8
部落もあったっけ?
戸籍の捏造はあったよね。
17たぬき:02/03/18 11:16 ID:90k2dPvp
中学のとき母親に連れられて見に行った。
私は『「マ二トウ」を見たい!!』と言ったけど
姉の反対にあい、「砂の器」に。(正解だった。)
子供心に鮮烈に記憶に残ったです。
何度見ても泣きます。
母は加藤 剛のファンだったらしい。
18名無シネマさん:02/03/18 11:38 ID:whwXuqsA
余りにも涙を誘うのは鼻白むが、この種の日本映画としては
まずまずの脚本じゃないかな。
音楽の使い方も○です。
19名無シネマさん:02/03/18 12:59 ID:Gdm9G/U9
シナリオの初歩的なミス、
東北の羽後亀田にいた男と真犯人の関係が映画では最後まで
まったく無視されている(原作ではちゃんと語られている)が、
どうして誰も言わないのかな?
意外と欠点が多い映画のようにも見受けられますが。
あ、それでも相当好きなんでご勘弁を。
20baba:02/03/18 13:08 ID:YJ2kDEJD
泣くね・・・・・・間違いなく。
加藤よし(じいさん)が特にいい。
上手いのか味があるのか地なのか。
21名無シネマさん:02/03/18 13:28 ID:FVriKDUd
加藤嘉に泣くって人は多いね。俺は寧ろ笑えたんだが。ライ病患者に対してでは
なくて、加藤嘉に対して。 緒形拳の方が俺は泣けた。

>>19
原作読んでないんだけど、どういう風に語られてたのか教えて下さい。

あと、羽後亀田からの帰りの列車の中で、丹波・森田が加藤剛を見かけるじゃ
ないですか? あれって原作でもあったのかな? 全く事件としては関係なか
ったわけでしょ、加藤剛と羽後亀田って。なのにあの偶然性って、やりすぎっ
て感じが凄くしたのだけど。
22 :02/03/18 13:47 ID:Gq6I2rEy
>東北の羽後亀田にいた男と真犯人の関係が映画では最後まで
まったく無視されている(原作ではちゃんと語られている)が、
どうして誰も言わないのかな?

>全く事件としては関係なかったわけでしょ、加藤剛と羽後亀田って。
なのにあの偶然性って、やりすぎっ

このあたり、俯瞰的な構造と主観的な構造が絶妙に交錯していて
作品に映画的奇跡(偶然に)が光臨していることに着目だ!
23名無シネマさん:02/03/18 14:04 ID:FVriKDUd
あとね、これは致命的だと思ったのが、緒形拳が映画館で加藤剛の写真見て
「あの時の少年だ」って気付くわけじゃない? でも、似てないんだよね。
子役も加藤剛もバター顔の部類には入るんだけどさ。ピンとくるもんかねえ
・・・ あれも奇跡が光臨してるのかな。 うろ覚えで確信はないんだけど
確か写真の加藤剛って、サングラスしてたよね。ただでさえ、似てないのに
更にサングラスかけている人間を見て、気付くもんかなと。
2422:02/03/18 14:24 ID:Gq6I2rEy
>>23
×光臨→〇降臨 失礼しますた。 ところで、
>東北の羽後亀田にいた男と真犯人の関係が映画では最後まで
まったく無視されている(原作ではちゃんと語られている)が、
どうして誰も言わないのかな?
      ↑
これってめちゃリアルだよね。現実ってこんなもんじゃんって意味でね。

一方、これって都合良過ぎ。
      ↓
加藤剛の写真見て「あの時の少年だ」って気付く・・

この辺バランスが絶妙にとれている、(おそらく偶然的にね)
という意味で映画的奇跡と言いたかったのよ。
厳正な自然の論理といいかげんな映画的論理の不思議なバランスが
極めて映画的な空間を作るって意味ね。
25名無シネマさん:02/03/18 14:29 ID:rlVDUgA8
あの写真で気づかないだろうと普通は思うんだけど
千代吉の「あ゛ああああぁぁあーーーーー!!!」
でうまく誤魔化された感じがするね。
26名無シネマさん:02/03/18 14:32 ID:LDAgtEo2
最後の捜査会議のシーン。 DVD版だと丹波のセリフが本人に
よって数カ所アフレコされている。
何で? オリジナルだと何が不味かったんだろ‥
27名無シネマさん :02/03/18 14:33 ID:JjqdHxuj
最近
砂の器、飢餓海峡、新幹線大爆破
をビデオで一日で見た。
砂の器のラストの方の加藤剛が一番寒かった。
一番泣けたのは新幹線大爆破の高倉健でした。

今日これから
魔界天生、子連れ狼・三途の川の乳母車、極道釜ヶ崎に帰る
を見ます。では。
28名無シネマさん:02/03/18 14:39 ID:FVriKDUd
>>24
俺もつられて・・・(w <光臨

で、「砂の器」と言えば、「宿命」をバックに回想ってのを直ぐ思い浮かべる人も
多いと思うのだが、あれって冗長すぎじゃないかな。最初の方は緒形拳の加藤
親子への優しい対応にジーンときてしまうわけだけど、途中でダルくなってし
まう。

決して嫌いな作品じゃないんだけど。捜索する過程はとても引き込まれたし。
29名無シネマさん:02/03/18 14:44 ID:FVriKDUd
>>25
>千代吉の「あ゛ああああぁぁあーーーーー!!!」
>でうまく誤魔化された感じがするね。

すみません。興味ある発言なんで、そこらへんもうちょっと詳しく。
30名無シネマさん:02/03/18 14:48 ID:GsdDVdne
派出所前での別れ→亀達嵩駅ホームでの父子抱擁_
ここは何度観てもダメだ。(号泣
このシーン、バックの音楽もイイ!!
3130:02/03/18 14:49 ID:GsdDVdne
×亀達嵩駅→ ○亀嵩駅
32名無シネマさん:02/03/18 15:03 ID:FVriKDUd
この作品で、橋本忍と共同脚本(脚色)を担当している山田洋次のテイストって
いうのはあの回想シーンにあると思う。勿論、彼が担当したのはあのシーンだけ
ではないと思うけど、前半の捜査過程はモロ橋本忍って感じがする。

同じく2人が共同で脚色した「霧の旗」は秀逸。
33名無シネマさん:02/03/18 19:33 ID:f0wHpBVF
おら、こんな人、知らねぇっっっ!
34名無シネマさん:02/03/18 20:01 ID:kk9amqgf
春田少年のその後の消息をキボンヌ。
35しねきち:02/03/18 20:09 ID:6rQowUgo
丹波哲郎が泣くシーンに必然性がまったくない。
巡礼の回想シーンにごまかされちゃってるんだよね。

この映画の最大の欠陥。
これさえなければ情緒過多になりすぎない、傑作になったのにね。
3619:02/03/18 22:56 ID:7X18LByR
>>22
>>19
原作読んでないんだけど、どういう風に語られてたのか教えて下さい。

あと、羽後亀田からの帰りの列車の中で、丹波・森田が加藤剛を見かけるじゃ
ないですか? あれって原作でもあったのかな? 全く事件としては関係なか
ったわけでしょ、加藤剛と羽後亀田って。なのにあの偶然性って、やりすぎっ
て感じが凄くしたのだけど。

「羽後亀田」で見かけた男の話も、羽越本線で刑事達が犯人に出会うところも、
両方とも原作にはあります。ただし、それぞれ犯人が計画的に行ったことであり、
松本原作ではつじつまがちゃんと合っていて、不自然さはないです。
亀田の男は実は犯人が捜査の目をくらますためにわざと男を亀田に派遣したのであり、
羽越本線で遭遇するのは、犯人が刑事を監視するための行為だったんだヨン。
原作も映画に負けず面白いから読んでみよう!
映画では、そのあたりの論理性を超越して組曲「宿命」にすべてを
賭けてしまったという気がします。
だから映像的には成功しているでしょうが。

ちなみに、原作では犯人は同じ音楽家でも、クラシックではなくて、
現代音楽の作曲家なんですよ。
37名無シネマさん:02/03/19 03:01 ID:1XMYejTf
↑そうそう
あの長編を映画の2時間程度の中に矛盾なく収めるのは困難だったようで・・・
原作を知っている人にはよかったのかも

38名無シネマさん :02/03/21 10:42 ID:TACbmnHh
現代音楽の作曲からクラシックに変更したのは成功だったね。
ミステリーとして考えたら原作のほうが上だろうが、ドラマとしては断然映画。
橋本忍と山田洋次は原作の最後にわずか1〜2行出てくる描写(ラ〇病を患って全国を回っていた云々)に
注目してシナリオを作ったのだから、さすがだと思うよ。
清張も「唯一原作を超えた映画」と言ってたと言うしね
39名無シネマさん:02/03/21 10:54 ID:4WVd/Xhn
>>27
俺も「砂の器」と「新幹線大爆破」見ました。
自分の中では丹波刑事シリーズとしてインプットされています。
両事件を解決した丹波刑事は75年にGメンのリーダーとなり(後略)
40名無シネマさん:02/03/21 16:24 ID:ObldWmaD
写真で気づいたのは、おでこの傷見たからだよな
41名無シネマさん:02/03/21 16:35 ID:6OeObR2L
原作は犯人の凶器にあたるものが問題ありとされ、不評でした。
映画版は後半の「捜査会議」「演奏会場」「回想部分」の三位一体の構成が
その重厚な音楽とともに効果的に描写され、多くの人の琴線に触れたのでした。

4219:02/03/22 13:54 ID:uqa5URnE
>>41
原作は犯人の凶器にあたるものが問題ありとされ、不評でした。

さすがに不評ではかわいそう。「東北弁」と「出雲弁」の類似とか、
空襲で戸籍が焼けたときの処置とか、原作には映画の骨子となる部分が
たくさんふくまれていて面白いと思ったよ。
ただ、小説と映画は違う、ということを映像で表現しきった映画版の
質は高いけど。
でも、冒頭の羽後亀田の男の話がちゅうぶらりんなのは作劇上のミスで
あることは間違いない。
あと、この映画の場合、前半の刑事達の執念に惹かれるか、それとも
後半の親子の放浪シーン(〜亀嵩での別れまで)に惹かれるかで
評価の内容が変わってきますね。
自分は、前半の方が好きです(作劇上のミスがあっても)。
43名無し:02/03/22 14:01 ID:9oQGXv0P
加藤嘉「お、おらそんな人、知らねっ」で号泣。(;.;)
タンバ「彼はいま父親に会っている!」で萎え。
でも「宿命」はたまに口ずさんでしまう....。
44どりちん:02/03/22 14:43 ID:qiVGD6xn
オイラこの映画、学校で見せさせられたんだけど
途中でかったるくなって半分寝ながら見てたけど
最後の方の回想シーンで泣きそうになっちゃった。
そのときバックに流れてる曲(ちょっと五月蝿いししつこいけど)がいいよね。

差別ってよくないよね。
45nanasi:02/03/22 14:54 ID:ntd4rTW+
加藤よしがいいよね。
後、緒形件のいい人役ってこの映画くらいじゃないか?(w
46名無シネマさん:02/03/22 17:05 ID:TFj16mh+
>>26
LDでもビデオでもタンバのセリフ、部分アフレコになってたと思う。
そう深い意味はなく、雑音が入ったとかタンバがトチったとか(ワラ
まぁ、そんなとこだろうか。
前もってセリフなんか入れて来ねぇというタンバだが、あの
捜査会議のシークエンスの撮影は、さぞかし大変だったろうな……(w

加藤嘉といえば「俺たちの旅」29話で、オメダから家を買う
老警備員(妻は赤木春恵!)役の演技も忘れがたい。

大きい役で出てんのに、忘れられがちなモリケンはお気の毒(藁
47名無シネマさん:02/03/22 17:11 ID:Zk7+/n65
加藤ヨシって、山田五十鈴と結婚していたんだっけ?
48名無シネマさん:02/03/22 17:52 ID:XT0wxxHT
私は「砂の器」サントラ盤を持っています。
当時感激して買いました。
内容は
◇映画そのままの音楽をバックにしたあらすじ朗読(これが2種類)
◇菅原洋一(!)が歌っているメインテーマ2曲(詩が付けられているのです)
 これがまたいい!
貴重品です。
49名無シネマさん:02/03/22 20:03 ID:ls93UuNm
>>27
飢餓海峡の感想はなしですか?
漏れ的には日本映画の最高傑作の一つなんだが・・・
50名無シネマさん:02/03/22 20:10 ID:TFj16mh+
>>49
必見、ダスな………。
個人的なツボは、伴淳の元刑事がふたたび出立する際の、
家族(息子)の葛藤、そして想いを丹念に追った部分。
そして………(書けない!)。
5150:02/03/22 20:18 ID:TFj16mh+
27ぢゃないですが。
もちろん左幸子マンセー。

>>48
A面あたまに効果音入りメイン・テーマが入っていて、
B面全部が、クライマックス部分のドラマ編でしたね。
かつてポリドールから、『宿命』だけのCDが出ましたが、
ちょっと前に、あのLPも『宿命』と同時に、別の会社から
CDが出たようです。
同じLP、消防だったオレも当時ムリ言って買ってもらったので、
思い出深いですね………。
52名無シネマさん:02/03/22 21:01 ID:XT0wxxHT
>>51
CDが出たんですか。知りませんでした。
検索したら、アマゾンで\2000で売ってました。
レコードプレイヤーは既になく、再生不能でしたから
早速買います。ありがとうございました。
菅原洋一が歌ってたあの歌が聞きたいんです。
53名無シネマさん:02/03/22 21:19 ID:XT0wxxHT
↑↑
「宿命」もありました。当然買います。深謝。
54gt:02/03/22 22:32 ID:i3HsSehw
>>45
> 緒形件のいい人役ってこの映画くらいじゃないか?

俺の印象としては、緒形拳はいい人役の多い役者なんだけどな。
『復讐するは我にあり』以降は、圧倒的に悪役だけど。
55名無シネマさん:02/03/23 17:03 ID:fNlwd79a
>>42
あれは別に”ミス”ではないのでは?
原作からはかなり脚色されているし、映画では羽後亀田への
出張捜査も、単にトリスバーの女給の「東北弁のカメダ」と
いう証言に端を発した捜査の過程として描かれているんだと
思う。 今西の「無駄足だった」みたいなセリフもあるし。
ただ原作を知る方にはちゅうぶらりんな印象に感じるのでし
ょうね。
秋田からの帰路、電車内での和賀と解遭はたしかに都合が良
すぎる展開に見えますが、これも今西と吉村の会話、サイン
をせがむウエイトレスの姿から現在の和賀の姿が紹介され、
観るものに印象つけるシーンとして原作の一場面を流用して
いるんでしょう。
56名無しさん:02/03/24 01:14 ID:XZnNXRPa
泣けますよね、この映画。
犯人の数奇で複雑極まりない生い立ち、戦争による大空襲で天涯孤独になって
しまった事…少年時代を演じていた子役は確か"和田求由"さん(?)。
彼は実に良い演技でした。正直加藤剛さんは下手…和田さんですけれど、私の
知る限りでは、萩原健一主演の映画「離婚しない女」「恋文」で見かけた覚えが
ありますが、今はどうしているのでしょう。きっと素晴らしい役者さんになって
いたに違いないでしょうに。

個人的には、もっと犯人に焦点を当てて、生きる事の恐ろしさや難しさ、
避けては通れない闇の世界にある絶望の淵や底無し沼、人間の持つ業の深さや
因縁…などを描いてほしかったし、和田さん演じるそれを観てみたかったです。
(原作では、犯人は実に知能が高く、巧みに悪知恵を生かして、空襲や戦争と言う
非常事態を逆手にとって、嘘だらけの戸籍の再生等、読んでいて背筋がぞくりと
する描写を実写としてみてみたかったです)
5755:02/03/24 09:40 ID:wb39hcvS
×解遭→○邂逅でした。
>>56
和賀英良の子供時代を演じたのは、「春田和秀」となってますね。
ネット検索してみると他の出演作品として「はだしのゲン」、「が
んばれ!レッドピッキーズ」(これは何だ?)なんてのが見つかり
ます。どちらも子役時代の作品で現在はどうしているのでしょう?
「和田求由」という名は初めて聞きました。改名したのでしょうか。
58名無シネマさん:02/03/24 13:21 ID:/neSv5Ad
>>57
「がんばれ!レッドピッキーズ」知らんのか?
59名無シネマさん:02/03/24 13:25 ID:eMqUyaxO
くさい!! くさすぎ!!!  演出の仕方が余りにくさすぎる!!!!
ある意味 究極・極上の2時間テレビドラマ!!!!
60 :02/03/24 13:38 ID:CgxmINPc
松本せいちょ
の作品は動機を探る醍醐味
61名無シネマさん:02/03/24 13:43 ID:RoB8vmdm
動機わかりやすいねー

時代を感じるなぁ〜。んー。
62名無しさん:02/03/24 16:35 ID:Bxz/Fe/p
>>57
ご解説ありがとうございます。
私が勘違いしたまま書き込んでしまって、大変失礼致しました。
お詫びの上訂正させて頂きます。

作品自体については、賛否両論が飛び交って当然ですけれど、テーマがテーマ
なので、私としては一度見ただけで、おそらくこの後はもう見ない事でしょう。
もう一度見なければ、好きな映画のままであったのに…というカテゴリーに自分
の中では属します。

松本清張私は大好きです。
エンターテイメントとして楽しむなら、疑惑とか張り込みの方が良いですよね。
63名無しさん:02/03/24 16:44 ID:Bxz/Fe/p
加藤嘉(カトウ/ヨシ)さんですけれど、故人となられたのは残念ですが、
実に良い役者さんでしたね。
生い立ちは、かなり裕福な家庭で育って、恵まれた青春を満喫されて、そして
劇団等に属して役者への道を進まれたそうですけれど…実際、どこまでも加藤
さんのハンセン病演じる父親役と(過去と現実が)加藤さんの実態そのままに重
なってしまったとしたら、私は観れたものではないと思ってしまいました。

原作ですけれど、かなり長くて長くて、でも映画とは随分と変わってしまって
いて、犯人は確か大空襲でご両親も家も全てをなくした戦災孤児、とあったと
思います。だとすると、ハンセン病と言うのは原作では出てこない事になるの
ですよね→私の記述が間違いでしたら、ごめんなさい。松本清張はどんな意図が
あって、ハンセン病にも焦点をあてたのでしょうか?
64R-7:02/03/26 15:53 ID:KkIIjLXM
俺もこの前DVD買って初めて観ました。泣きはしなかったけど、よかったです。

ただ、仕方なかったんだろうけど、千代吉と放浪している秀夫少年の血色が
よすぎるような…。2年もろくな生活を送ってないわけだから、骨と皮ばかりで
もっとボロ雑巾のようになっていないと説得力に欠けるような気もしました。
加藤嘉は文字通り「お乞食」になりきっていただけに…。
65名無シネマさん:02/03/26 18:43 ID:7pmR+GfB
「砂の器」のサウンドトラック盤と交響曲「宿命」のCD2枚が届きました。
今聞いています。
ああ、懐かしい。
菅原洋一の歌、「白い道」と「影」もいいな。
この歌、映画の2つのテーマ曲に詩をつけたもので、おそらく一般の人は聞いたことがないんじゃないでしょうか。
あまりの懐かしさに涙が出てきました。
教えてくださった方、本当にありがとうございました。
ちなみにアマゾンで買えますのでよろしかったらどうぞ。ポリドールから出ています。
ぜひ、お勧めします。
66名無シネマさん:02/03/27 05:51 ID:b/T0dHvh
原作の作曲家は、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった黛敏郎がモデルだと言われているね。
67名無シネマさん:02/03/27 09:41 ID:LOaANC33
>>65
「白い道」作詞=岩谷時子!!
「影」  作詞=上条恒彦!!
68名無シネマさん:02/03/28 23:07 ID:isG7evL5
今見終わった。
よかった。
ふう・・・
69名無シネマさん:02/03/29 10:09 ID:c8x29nux
>>41
凶器って何だっけ?
映画では、蒲田の操車場で死体が発見されたと言ってただけで
凶器については触れられていなかったような
7026:02/03/29 11:09 ID:mwODUly7
>>46
レスありがとうございます。 LDも部分アフレコなんですか‥
捜査会議のところはセリフの音質が異なるので気付いたんですが、明
らかに口の動きと言葉が合ってないんで、何か改変しないとまずい単
語でも出てくるのかな?と疑問に思ったんです。

>>69
映画版では凶器は「石」ですよね? 冒頭の現場の描写部分と、捜査
会議の指紋検出のくだりでちらっと出て来ます。
71名無シネマさん:02/03/29 11:20 ID:ahD6zi6E
一部、アメリカでロケした場面があると聞いたんだけど、具体的にどこですか?
72名無しさん:02/03/29 11:44 ID:2vcvJ05p
どこまでもリアリティを求めてしまうと、焦点がぼやけてしまうから、
演出の都合上あざとさを覚悟の上で、構成されている点はやむを得ませんよね。
(それを言ってしまえば、ハンセン病と言う設定は外すべきであったのかも
知れないし、どうしてハンセン病患者の事を取り上げたのか、批判もあった
のかもしれないし)

73名無シネマさん:02/03/29 12:20 ID:2X5ilVWS
>>69
あまり覚えていないけど、原作では電子音楽の作曲家で、凶器は確か
その電子機器だったんじゃないかと思います。
それで、当時の評論では、一般的に知られてない電子機器で殺すのは
推理小説としてフェアじゃないと指摘されたと思います。
どなたか詳しい人、間違っていたら訂正してください。
74名無シネマさん:02/03/29 12:34 ID:nyrgmfNp
>>73
先日立ち読みした(w)文庫本《下巻》にはそのような記述がありました。
原作では三木謙一以外にも殺すんですね。

丹波がイイ!
昨今はおかしな言動ばかりを耳にする丹波だがこの映画の彼は好き。
75名無シネマさん:02/03/29 19:28 ID:XsSAnP9E
伊勢へ逝ってみたいなぁ〜age
76名無シネマさん:02/03/29 22:56 ID:R0rJV5Mp
千代吉の「あ゛ああああぁぁあーーーーー!!!」
って昔竹中尚人がネタにしてたね。
77 :02/03/29 23:23 ID:1K/h7hIW
私は子供の頃から、親がライ病患者への差別発言を言うのを聞いてきたから、
この病気にたいする年配者の「忌み嫌い方」は知ってる。
(子供心におかしいと思って聞き流してたけど)
中には親の言う事をまに受けて、親子代々差別者になっていくっていう人たちも
ウジャウジャいるんだろうなあ、と思う。
「なんでこの問題を取り上げた?」という疑問を持つ人は、たぶんそういう実態を
知らない若い人たちなんだなあ、と思う。(批判じゃないよ!)

78gt:02/03/30 14:44 ID:veiC5q+9
>>73

映画では島田陽子は早産による出血多量で死んでしまうけど(和賀は手を下していない)、
原作では電子楽器から人間の聴覚に感じない低周波を出して堕胎させようとし、誤って殺してしまう。
当時は鍵盤の付いたシンセサイザーはなかったから、楽器というよりは発振器。
黛敏郎、一柳慧、真鍋理一郎、深町純なんかがやってて、
一時期は、現代音楽というとこれのイメージがあったけど、
正直言って、今聴くとつまらないし後世に残る音楽じゃなかったよね。
79 :02/03/31 11:57 ID:RS+44Yu+
もう一回見ます。
80 :02/04/01 21:47 ID:AAOXPMMf
本読んでから見たから、ストーリーに入りやすかった。
81名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/01 22:27 ID:ODSxQ7rP
んで、「砂の器」っていうのはどういう意味なのよ。
すぐに崩れるって意味か?
82名無シネマさん:02/04/01 22:28 ID:Voeshihj
人生は砂の城のようなものだ・・・・・・・ってね。
83:02/04/01 22:35 ID:dVPF1Lmp
質問いいですか?ロードオブザリングの9人の中の1人で金髪で
オールバックの髪型の人の名前(芸名?)を
教えてください!m(−−)m
弓を使う人です。。このレスいらなかったら消してください。。。
84名無シネマさん:02/04/02 12:30 ID:w046xo5H
>>83
baka?
85ミステリ板住人 ◆4fRH2jyw :02/04/02 23:07 ID:IE5ycoAF
偶然に頼った展開が目につくとはいえ、ミステリとしては原作が上。
SFミステリまがいの超音波を使ったトリックは当時は斬新そのものだった。
この部分をカットしたことにより、映画は著しくミステリとしての興趣をそいで
しまった感がある。

しかし、映画も松竹人情劇の傑作だ。
清張先生が、「原作より上」と言った、というカキコはよく見かけるけど、
ソースは不明なんだよね。
ただし、純文学出身、芥川賞受賞の唯一のミステリ作家である清張先生が、
この映画を評価したのはわかる気がする。
まあ、本作こそ映画と原作は別物として評価するのが妥当だと思う。

このスレの人は専門家の私が読んでも原作と映画、清張先生について妥当な
評価をされてると思う。
前に立ったスレには、根拠も示さず清張先生を左翼呼ばわりしたり、
映画の方が上というのを既成事実のように語るドキュソがいてまいったよ。
86名無シネマさん:02/04/03 00:21 ID:TTeApGHs
はあ...100まで行かないうちにこのスレも終わりか...
87名無シネマさん:02/04/03 03:16 ID:57nYZgIF
>>76
竹中直人、昔「どんぶり5656」とかいう深夜番組で「砂の器のコーナー」
っていうのをやってましたね。
なんで「砂の器のコーナー」なんだか、よくわかりませんでしたが。

関係ない話でスマソ
88名無シネマさん:02/04/05 16:05 ID:pKBrazY1
age
89名無シネマさん:02/04/05 16:18 ID:OerRHwcc
>>83
丹古母鬼馬二(嘘

↑タンバの横でもらい泣きしてる姿が印象的だった……(w
901:02/04/06 13:47 ID:009ekH2V
野村さんの他のいい映画ってありますか?
91名無シネマさん:02/04/06 16:41 ID:fgG18bQM
原作は純粋に推理小説として読めるのは下巻の途中まで
だと思う。今西刑事の靴底をすり減らしての地道な捜査が
見所なんだけど、電子音楽のトリック暴きのあたりから、
シャーロックホームズ顔負けの神がかり的な謎解きになって
しまってるところが萎え。

でも傑作だから上下巻とも、もう何度も読み返してるけどね。
92名無シネマさん:02/04/06 16:53 ID:fgG18bQM
映画だと、最後のナレーションで「親と子の絆は宿命である」
みたいなことを言ってるし、丹波も「和賀は今親と会っている!」
というセリフからも分かるように、らい病という業病をも超越する
親子の関係を主眼にしているよね。

これは原作では語られない部分で、原作では和賀はもうただ
らい病の父親を持つ不幸を恨むあまり、世話をしてくれた元警官
まで殺してしまう自分勝手なやつとしか書かれていない。

こういう違いがあるから、映画・原作とも両方楽しめると思う。
93名無シネマさん:02/04/06 17:00 ID:fgG18bQM
個人的に原作ですきなのは、ヌーボークラブの連中が既製の
芸術や評論家の大家をクソみそに批判したりして、偉そうな
ことを言ってるんだけど、その反面、仲間の陰口を言ったり、
大臣の娘と婚約している和賀に嫉妬している様子を描写して
いるところ。

和賀の仲間である批評家が書いた難解な芸術論を新聞で
読んで、「何を言っているのかサッパリ分からない」と正直
に言ってしまう今西刑事にも萌え。
94名無シネマさん:02/04/06 17:35 ID:SomIYDHZ
>>89
そういえば捜査会議で丹波の右隣にいるむさ苦しい人。
どっかで見た顔なんだが思い出せない。
あの当時、TVドラマの悪役で見かけたのかな?
95ミステリ板住人 ◆4fRH2jyw :02/04/06 21:20 ID:P9XydrRr
原作も正当に評価してくれる人がいて嬉しく思う。
清張先生の書くミステリーは社会問題を取り入れたリアリティ重視の
社会派ミステリーというジャンルに属するものであり、
この観点からは、原作の偶然性に頼る事が多過ぎる展開は、批判があって
しかるべきかとは思う。

しかし、後半の今西刑事のシャーロックホームズもどきの名探偵ぶりや
超音波を使用したトリックは、伝統的かつミステリーの原初的な形態でもある
謎解き中心の本格ミステリーというジャンルに照らした観点で見れば、
批判対象とするより、むしろ評価し楽しむべきものかと思う。
名探偵の代表格であるシャーロックホームズもどき、という言葉は、
賛辞になりこそすれ、批判すべきものではないようにも思うのである。
原作の砂の器は、前半と後半では異なるジャンルのミステリーであると
割り切って読んでいただくと良いかもしれない。

原作の今西・吉村両刑事は、他の清張作品に登場する多くの刑事と同様
平凡でこれといった特徴の無い普通のおじさんと若者に過ぎない。
キャラとしての印象は薄いのである。
特に吉村刑事は映画のような活躍もしない。
(電車から処分した布きれを捜査し発見するのは原作では今西刑事である。)
視覚的効果の面もあるだろうが、両刑事を演じた丹波哲郎、森田健作は好演であり、
この2人にしては抑えた演技なのだろうが、個性的で非常に印象に残る。

ラストシーンについて書くと、映画の方は視覚的でそれなりに良いシーンなのだが、
原作の空港でのさりげない和賀逮捕シーンもまた良いものがある。
本来、松本清張作品は、あっさりしたクールなタッチが特色であり、
映画オリジナルの親子の巡礼シーンのような情緒綿々たる描写を延々と
書くようなタイプの作家ではないのである。
96ミステリ板住人 ◆4fRH2jyw :02/04/06 21:22 ID:P9XydrRr
「砂の器」の原作が面白かった人は、是非「数の風景」(未映画化)という作品を
読んで欲しい。清張先生後期に書かれた謎解きミステリ―と社会問題(土地問題)
が見事に融合した「砂の器」を上回る傑作である。

また、清張先生はむしろ短編ミステリーの名手なので、映画ファンには短編を素材とした作品で、「砂の器」と同じ松竹映画、監督も野村芳太郎、脚本も橋本忍とほぼ同じクリエイターの手になる「影の車」(加藤剛・岩下志麻主演)という作品を是非見て欲しい。
松本清張の原作の雰囲気・魅力は「砂の器」よりも、むしろこの作品に良く出ているように思う。
97gt:02/04/07 00:01 ID:Y/A1uenF
>>90
いっぱいあるよ。
清張原作ならば「影の車」。これはモダンホラーの傑作で、芦田伸介がまたいいんだ。
「五辧の椿」も岩下志摩と加藤剛主演、時代ものの復讐劇。
コメディーならば伴淳と森繁の「糞尿譚」。
セミドキュメンタリータッチの「東京湾」も捨てがたい。
近作(?)の「鬼畜」「事件」「わるいやつら」「疑惑」などはいうまでもない。
98名無シネマさん:02/04/07 13:00 ID:ZZuUci+M
いまから、「衛星劇場」(CS)でやるよ!

991:02/04/07 13:37 ID:8T0AxEER
>>97
ありがとうございます。
「鬼畜」もそうなんだ。
10098:02/04/07 15:39 ID:ZZuUci+M
今、見終わったyo。
号泣・・・

セリフを排除して「宿命」に託した回想シーンがすごく良かった。
ところで、見てたら
物乞いをしに行った家の軒先でピシャって戸を閉められた後、
英良子役が映ってつぎに加藤嘉のカットになったときに一瞬画が「つまんで」あったのだが
何かグロな映像でもあったの?

あと、佐分利信(一発変換できた!)が田中角栄に激似!

いやはや、芥川也寸志の音楽、すばらしい!
多分これは画が先で当て込んで作ったんだよね(しらんが)
ハリウッド映画のように、ストーリーに連動して一曲のなかでうねって展開してたから。。。

101名無シネマさん:02/04/08 00:50 ID:EqaIEOev
数の風景のTVドラマも良いでき!
フルや一行のやつ
102名無シネマさん:02/04/08 01:00 ID:+l5snXwt
本も読んだし、映画もイヤと言うほど観たが、
どちらも独立したすばらしい作品だね。

自分も芥川也寸志の音楽が胸に響いてしまい、
何度観ても、じ〜んとせまる思いがする。
そして、ハンセン病を実感した映画。だから、この間の
裁判で勝訴して良かったと、だた単純に感じたよ。
103名無シネマさん:02/04/08 01:02 ID:L2iFmgMn
おら知らね!!
104名無シネマさん:02/04/08 01:03 ID:JxezRT5W
>>101
「数の風景」も島田陽子が出ていた。
つくづく美しい人だったと思う。
そして今は
悲しい。
105名無シネマさん:02/04/08 01:32 ID:EqaIEOev
「たづたづし」「書道教師」もえがった〜
「たづたづし」はTUTAYAにも置いてあるから見てみて
ラストは泣けるよ
「書道教師」はまったりとしたテンポが心地よい
106名無シネマさん:02/04/08 01:50 ID:KFMj0MEt
本作の音楽はすばらしい。
それはこのスレでも散々書かれているとおり。
そこで気になるのは「芥川也寸志の音楽」と書いている人が多いこと。
「宿命」は管野光亮の作編曲です。
とりあえず気になったので。
107名無シネマさん:02/04/08 02:04 ID:JxezRT5W
菅野光亮って確か若死にしたんだよね
108名無シネマさん:02/04/08 04:06 ID:DabeQ6Yn
>>106
ポスターなどの「音楽監督=芥川也寸志」、という表示のせいもあると
思われ。
菅野氏の立場は、一時期の角川映画におけるハネケンのような感じ?
(ちゃんとスコア書いてるのに、「音楽」は別の人の名前が前面に出て、
ハネケンではなくその人が書いてるようなイメージを与えていた。
その人も関与しているので、あながち間違いでもないのが難しいところ)
109名無シネマさん:02/04/08 09:22 ID:h6bL5fJ2
>>108
私もその表記のせいでずっと 芥川也寸志作曲なのだと思ってたクチです。
DVDの特典見て初めて菅野氏の名を知りました。
ところでこの両名、本編のコンサートの楽屋シーン(佐分利信が激励に訪
れるシーン)に登場してますよね?

>>100
ご指摘のシーン。とくに違和感無く見ましたが「つまんで」というのはどう
いう状況なのでしょう。
私が気になったのはこのスレ既出の丹波のアフレコでした。 ああ、オリジ
ナル版で本来のセリフを確認したい‥。
110gt:02/04/08 21:37 ID:n00D0rMX
芥川也寸志と菅野光亮はコンサート会場の楽屋のシーンに出演しているね。
111名無シネマさん:02/04/08 23:10 ID:VpqQTfIO
「砂の器」のタイトルバックの曲のモチーフは芥川先生なんでしょうね。
「ゼロの焦点」の曲に大変よく似ていますから。
悪口で言っているのではありませんよ。念のため。どっちもいい。

松本作品の映画化ではこれ以外に「黒い画集」や「天城越え」が有名ですが、
原作に比べて映画が面白いという点では「疑惑」だと思うのですが、いかがでしょうか。
逆に、原作の割につまらないと思ったのは「点と線」です。

以前文芸地下で「砂の器」を見たとき、映画が終わった後場内がシーンとしていたのが
大変印象的でした。みーんな、感動しているように思えました。やっぱり、名作ですな。
112100:02/04/08 23:24 ID:RQzjX2eE
>>109
すいません。。。テレビ屋なのでついふだんの言葉遣いで。。。。
「つまんで」とは、映像を一部分抜いてそのままくっつけてることです。
例のカットは、見た目には画飛ばしでした。

>>111
「疑惑」はどうしてもふたりのやりとりに笑ってしまう。。。
志麻さんもまたあーいう役をやってほしい。
113名無シネマさん:02/04/08 23:40 ID:Nt7UrGvQ
>>111
確かクレジットでは「音楽監督/芥川也寸志 作曲/菅野光亮」となってましたネ。
芥川氏の立場は、初めて大作の音楽を任された菅野氏の後見人といったところでしょう。
でも『宿命』以外は芥川氏の手になるものと思われます。111さんがご指摘のタイトル曲
の他にも後年の『八つ墓村』などを彷彿とさせる“芥川節”が随所に聴かれますから。

菅野氏自身『宿命』の出来には満足していたらしく、酔うとバーのピアノで弾いていた
そうです。酒と過労が祟って夭折されましたが、惜しい才能ですね。
他に映画音楽では『天城越え』や『魔界転生』なんかも菅野作品でしたっけ?
114106:02/04/09 00:55 ID:SEWxBrzr
うろ覚えですが、芥川也寸志氏が菅野氏に本作の要となる音楽を依頼してるんですよね。
「宿命」のライナーにあったと思います。
ですから音楽監督というのは音楽プロデュース的な側面も持ち合わせていたのではないかと思ってます。
適材適所に人材を配置する。そういう意味でも菅野氏に依頼をした芥川氏の仕事は見事だと思います。

私も「宿命」以外は芥川也寸志氏の手になるものじゃないかと思ってるんですけど、
はっきりと書かれた資料を見たことないんですよね。

しかし、いま自分で書いた>>106を見ると「管」野と書いていて申し訳ないと思う次第。
偉そうに書いていて人名を間違うとは恥そのものです・・・

>一時期の角川映画におけるハネケン
まさにそんな感じですよね。
そのハネケンも「YAMATO2520」では音楽監督だったり(音楽はデビッド・マシューズ)
115名無シネマさん:02/04/09 02:00 ID:5wWG9+W/
秀夫役の春田君が出演していたという「レッドビッキ−ズ」。たまたまCATVで
やっていたので目を皿にして見ていたが確認出来ず‥
野球チームの一員と目星を付けて注意していたのだが、レギュラー出演じゃなか
ったのかな?
116名無シネマさん:02/04/09 06:03 ID:h9fj8xGa
組曲「宿命」および4つの主題曲は、すべて管野光亮の作曲によるものです。
そして演奏は、東京交響楽団(劇にも特別出演)、劇中加藤剛がそれらしく
演じていたピアノ演奏も管野光亮本人です。
管野光亮の「砂の器のこと」によると、突然芥川也寸志氏から電話があり、「砂の器」の作曲を
依頼されたそうです。しかし、記録映画、宣伝映画のBGMしか経験のなかった
ので、どこから手を付けてよいのやら、見当がつかなかった、とあります。
のちに、原作の和賀英良が電子音楽の作曲家だったのに対し、脚本の橋本忍、
音楽監督の芥川也寸志のアイデアによってセミクラシックの作曲家兼演奏家に
なったようです。このことは方向性に迷っていた自分には大きな手がかりになったそうです。
これは映画の持つ大衆性から必然的にそうなった、とあります。
約3ヶ月ほどで作曲し、それをオーケストレーションにするためのアドバイスも
芥川氏のアドバイスを受けたようです。
このように、基本的な柱は芥川氏が定め、管野氏はその要求に見事に応えたようですね。


117名無シネマさん:02/04/09 06:31 ID:R8roXXtL
「宿命」って駄作だろう?
ずぶずぶのセンチ丸出しでラフマニノフの出来そこない。
映像付だと感動するけど音楽だけ聴くととハズカシすぎ。
あくまで<映画音楽>というカギカッコ付きの音楽だな。
118名無シネマさん:02/04/09 16:43 ID:sex7aa2k
千代吉カワイイ!!
もしアカデミー賞にノミネートされたら
ホントに病気かと思って
誰も近寄らなかったりして・・・。
119名無シネマさん:02/04/09 17:30 ID:qL/0aBcR
↑あんたIDが「sex7」だよ。
いいなぁ・・・。
120名無シネマさん:02/04/09 23:27 ID:qe1jOJNn
>117
映像付きでも恥ずかしかったぞ
121名無シネマさん:02/04/11 00:21 ID:D4jtkYfS
あげ
122名無シネマさん:02/04/11 13:17 ID:EXS9/ffS
>>117
>>120
初めて見たのは中学のときだったから素直に感動しちゃったよ。
「宿命」ってタイトルには引いたけど・・・。
曲自体は頭に残るよ。
123名無シネマさん
>>122
同意。終盤の感動はあの曲に寄るところも大きいと
思うんだが‥。 否定派多いのね。