R・W・ファスビンダー

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1名無シネマさん
没後20年。
昨年は局地的にヘルツォークがもてはやされました。
今年はファスビンダーで、どうでしょ。
2名無シネマさん:02/01/17 11:38 ID:PLwB8SZV
いいと思うよ
3名無シネマさん:02/01/17 11:41 ID:U4EMdY5D
思ってくれてありがとう。
せめて、「自由の代償」「シナのルーレット」
「少しの愛だけでも」あたりから。できれば、
「13回新月のある年に」「聖なるパン助にご用心」
「ベルリン・アレキサンダー広場」あたりをなんとか。
輸入ビデオでは手に入るけれど
国内でDVD化されないものだろうか。
そうすりゃ頭が解放されるのに。
4名無シネマさん:02/01/17 11:48 ID:a1/QTi3D
見てないの一杯あるから
DVDBOXきぼん。
5名無シネマさん:02/01/17 12:16 ID:qSIgfWsa
おおお、やっとファスビンダースレが!
ヘルツォークもヴェンダースも目じゃない真の天才を称えよ!
しかしDVDBOXってあんた、いったい何枚組になると思ってんの?
6名無シネマさん:02/01/17 12:18 ID:qSIgfWsa
あ、ついsageちゃった。「第三世代のテロリスト」あげ
7名無シネマさん:02/01/18 00:52 ID:Bnm3wmOS
すぐ消えそうな予感もするが6月10日まではがんばりたい。

ダニエル・シュミットとの「天使の影」もサイコー。
シュミットとファスビンダーと
同じセットを使って撮ってる作品があったような気がするのだが
どうも失念。思い違いかもしれないが、ご存知の方はいませんか。
8名無シネマさん:02/01/18 01:59 ID:Bnm3wmOS
9名無シネマさん:02/01/18 02:21 ID:ixHSh5Qi
私も見たい〜。
しかし、マリアブラウンとかリリーマルレーンとか、
あと2,3本しかビデオなってないよね?
世の中には「こんなマイナーな作品、採算取れるのかなあ」って
思うようなビデオは山と出てるのに、
こんなに有名で評価も高くて、本も数冊出てる人の
作品がビデオ化されていないのはなぜ?
純粋に疑問。
10名無シネマさん:02/01/18 02:28 ID:Bnm3wmOS
全国のビデオレンタル屋さんにお願い
ハリーポッターを30本入荷予定のところを
29本にして、ファスビンダーを1本入れて下さい。

ということで、メーカーさん
大丈夫だからビデオ化してね。

上映してくれるともっとうれしいけど。
今年は好機だと思うけどな。
ユーロスペースさん、どうなんですか。
11名無シネマさん:02/01/19 01:08 ID:jRFM5kVK
じぶんのなかで「リリー・マルレーン」て、最初に見た頃は
ほかのファスビンダー作品の印象に対して影が薄かったのだけれど
最近DVDで見直すと、導入部なんか案外アバンギャルド。
たんにわかりづらいといえば、それまでだけれども。
せまい画やトントンすすむ編集はスコセッシ真っ青。かな。
照明もあからさまで、たのしめた。
国内盤DVDは、いまのとここれだけみたい。
12名無シネマさん:02/01/19 01:11 ID:wkimL1uN
来月のBSNHK第2で「リリー・マルレーン」やるそうです。

>>11
ファスビンダーの常連カメラマンだったミハエル・バルハウスをよく起用することから多分スコセッシも好きなんじゃないでしょうか?
13名無シネマさん:02/01/19 02:05 ID:jRFM5kVK
BSでやるのですか。
月一本くらいでよいからみる機会の少ない作品もやってほしいですね。

バルハウス&スコセッシもよいですよね。
バルハウスのコテコテしたカメラが結構好きです。

「13回新月のある年に」のカメラは
ファスビンダー自身がやってるんですが
とてもラフというか下手なのだけれど、
こちらもなんか熱いものがあります。
14名無シネマさん:02/01/19 10:33 ID:xDCGE5xx
>>3
「Berlin Alexander Platz」は、今も現役?
なかなか探せないのだけれど、ビデオで8巻くらいだった?
15名無シネマさん:02/01/19 11:24 ID:jRFM5kVK
「ベルリン・アレキサンダー広場」が
正確に何巻でビデオ化されてたかわかりませんが
12、3年前に在米の知人にダビングして送ってもらいました。
その当時、渋谷の輸入ビデオを扱っていた店で
現物を見かけたことはあるので、
ケーブルとかでなくパッケージ化されてたのは確か。
英語字幕付きです。
そのころNYでファスビンダーの回顧展があったので
向こうで流行っていたのかも。
検索しても出てこないのでしょうか。いまは廃盤なのかな。
ほかに挙げた作品をビデオで手に入れたのは
割合最近なので、まだ入手可だと思います。
16名無シネマさん:02/01/19 11:38 ID:Smigtz7c
つうか今年「ベルリン・アレキサンダー広場」が日本劇場公開される噂があるよ。
17名無シネマさん:02/01/19 12:11 ID:jRFM5kVK
「ベルリン・アレキサンダー広場」公開ってほんとうですか。
以前、ドイツ文化会館で日本語字幕なしの上映はありました。
日本語字幕で普通の劇場でみられるならビック・ニュースですね。
まあ、長編のTVシリーズだから、
たとえば「ゴダールの映画史」みたいな感じだったり
特集上映みたいになるのかな。
詳細教えてください。
18名無シネマさん:02/01/19 12:17 ID:xDCGE5xx
「ベルリン・アレキサンダー広場」で検索したとき、公開を企画している人のサイトが
あったよ。どこが上映するにせよ、15時間をどうするのだろうか?
19名無シネマさん:02/01/19 12:35 ID:yZ8mG5ZE
「ホワイティ」のDVD買った人いる?
20季節を買う男:02/01/19 12:53 ID:Exc5YCwr
’80年、地方大学で「季節を売る男(’71)」観ました。
西欧かぶれの教授持込16ミリ上映会。
当時としては、治外法権ヘアヌードを堪能。
低予算の、素朴で力強い(北野や、)ブレッソンのラルジャンみたいなタッチの映画。
金と暇と(治外法権)力のある大学教授は、みんなで利用しあいましょう。





21名無シネマさん :02/01/19 13:12 ID:dgzDIp+k
大学教授ですが金も力もありませんよ。。。
22名無シネマさん:02/01/19 13:16 ID:S9iz4tEV
>>21
生ごみ!
23名無シネマさん:02/01/19 15:15 ID:xDCGE5xx
>>15
レス、サンクスです。やはり12、3年前ですか。当時はカタログに出ていた
記憶はあります。やはり、無理してでも買っておくべきでしたね。
24名無シネマさん:02/01/19 19:48 ID:GPRHDbpr
■高校中退後、私立の俳優学校へ通いながら新聞社での雑務や小劇場のエキストラをしながら過ごす。
67年にミュンヘンの小劇団“行動劇場”に入団、彼の作による戯曲“出稼ぎ野郎”が上演され、
69年には彼自らの手で映画化された。
その後、女優のハンナ・シグラと“反劇場”を結成、71年末まで演劇、映画出演など幅広く活躍する。
その後、「季節を売る男」、「自由の代表」、「マリア・ブラウンの結婚」、「リリー・マルレーン」などを発表し、
ニュー・ジャーマン・シネマの天才と称された。
70年に女優のイングリット・カーフェンと結婚したが3年後に離婚している。
82年、薬物の過剰服用によって自殺した。

“出稼ぎ野郎”とはすごいタイトル。36歳で死んじゃうとは・・・そして、自殺かよ?

http://www.stingray-jp.com/allcinema/prog/show_p.php3?num_p=1805 より
25名無シネマさん:02/01/19 21:28 ID:R0hAVjMh
自殺ではないんじゃないの?
「死ぬかもしれない、こんなことやってたら確実に死ぬだろう」
とは思いつつドラッグやってたのはそうかもしれないけど。
26名無シネマさん :02/01/19 21:38 ID:mxR9aw1R
自分がジャンキーで自殺の仕方選ぶとしたらオーヴァードーズしかないと思うな。
どうせなら最後にばぁーっと。
27名無シネマさん:02/01/20 00:31 ID:BcV+NdTs
>>18 ありがとうございます。検索したら確かにあった。
造形大の教授かなにかなのかな。
なにはともあれ上映実現してほしい。

>>14 じぶんも原版を買っておけばと公開しています。

デーブリンの原作「ベルリン・アレキサンダー広場」は
絶版ながら、こまめに古本屋を探すとあります。
ほかのファスビンダー作品にも微妙に影響を与えている感じ。
フランツという名前とか。
じぶんは読みづらかったけど機会があれば一読おすすめします。

>>19 「ホワイティ」と「インゴシュタッドの工兵隊(?)」のDVD買いました。
画質はいまひとつだけれどこの二本に関しては、それまで見たことがなかったので
即買いでした。日本語字幕がないのがつらいけど。
28名無シネマさん:02/01/20 00:32 ID:uV9K2hSv
3,4年くらい前に四谷のイメージフォーラムで
「不安は魂を喰う」を見たよ。スゲェ、
これがファスビンダー節かと観ていて絶句した。

「絶望」なんかはebayでちょくちょく出てくるよ。
どこに金が掛かっているかは観ていて判らなかったが、当時としては
結構な大作だったらしい。版権料とダーク・ボガードへの
出演料でしょうか?
29 :02/01/20 00:36 ID:1Kx+MrU7
BS2(NHK衛星放送)にて放映決定。

「リリー・マルレーン」 
 2月 5日(火)  1:20〜 3:21
 歌手ララ・アンデルセンの自伝をもとに、ユダヤ人を恋人としながら
ナチスの操り人形になっていく女の心の葛藤を描いた話題作。
ナチス支配下のドイツで、歌手ビリーはナチス幹部ヘンケルに気に入られ
「リリー・マルレーン」のレコードを吹き込む。この曲は前線兵士向けの電波にのり、
敵味方双方の兵士に愛唱され大人気となるが、ユダヤ人の恋人は
ナチのマスコット的存在となった彼女を非難する。

【監督】ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
【出演】ハンナ・シグラ、ジャンカルロ・ジャンニーニ、メル・ファーラー ほか
(1981年/西ドイツ)
30名無シネマさん:02/01/20 01:04 ID:BcV+NdTs
>>28 一時期まで、イメフォーやアテネ、ドイツ文化会館なんかで
ファスビンダー特集されてましたよね。
おっしゃってるやつは、じぶんが見たときは「不安と魂」と訳されてたのと
一緒だと思うのですが、主演のブリギッテ・ミラ(?)は
ファスビンダー映画の常連ですよね。ドイツの市原悦子だと個人的に思ってました。
原案になってるダグラス・サークの「天はすべて許し給う」は
たまにWOWWOWでやりますね。
「不安と魂」だったか「四季を売る男」だったか、
石井聡互のお気に入りじゃありませんでしたっけ。

「絶望」はやはり主演と原作料なんですかね。
初の英語作品で国際マーケットを狙ったためか、
ちょっと力み過ぎな気もしますが、英語でもなんか世界観はかわりませんね。
あたりまえか。
31名無シネマさん:02/01/20 01:10 ID:BcV+NdTs
>>24 じぶんは単純に事故死だと思ってます。
確かコカインと睡眠薬の同時服用と発表されたと記憶してますが
次回作のローザ・ルクセンブルクについての映画を準備中だったそうです。
なにはともあれ早い死でしたよね。
32名無シネマさん :02/01/20 01:14 ID:almhiN/I
リリー・マルレーンは・・なんか違うよな・・・・セルアウトしたというか・・
マリア・ブラウンもよく覚えてないし・・ケレルまでいくとまた違った味わい・・
唾たらしてカマを掘る水兵の描写がリアルだったな・・
33名無シネマさん:02/01/20 01:22 ID:BcV+NdTs
「リリー・マルレーン」のDVD買うまで知らなかったんだけれど
これの脚本家て、かつてファスビンダーの脚本を検閲でNOを出して
映画化させなかった、その張本人なんだそうです。
そういうわけで演出を引き受けるのを最初は躊躇したらしい。
ちなみに、この映画化できなかった脚本は、
後々D・シュミット監督ファスビンダー主演で映画化された
「天使の影」だと思います。
34名無シネマさん:02/01/20 01:31 ID:iR4JKyaJ
>>18
ソースぐらい貼りなさい。
35名無シネマさん:02/01/20 01:33 ID:iR4JKyaJ
といって俺も貼り忘れた(藁

「ベルリン・アレキサンダー広場」の日本上映企画
http://homepage2.nifty.com/teiyu/leaflet/yama_0110.html

今年って確か没後20年じゃないか?
それで是非日本上映したいからご協力を!というチラシもらったぜ、俺。
36名無シネマさん:02/01/20 02:27 ID:KAl441zI
>>30
そうそう。自分のカキコしたタイトルは英語版の直訳です。
イメージフォーラムで観たときも「不安と魂」でした。
あーゆー、やる事成す事総てドツボにはまっていく展開を
絶句しながら見つつ、これを日本のキャストでいただくならば
と考えたときに、私も市原悦子が真っ先に頭に浮かびましたねぇ。
あと、少し予算が多くなると滑る、というのはこの手の監督には
よく有ることです(w

その「絶望」もカメラはバルハウスだったか。カメラんの露出に随分と
特徴が有りましたな。「グッドフェローズ」とかだとまた印象が違う
のだけどね。
37名無シネマさん:02/01/20 02:50 ID:BcV+NdTs
ブレッソンとスコセッシとの間に
ファスビンダーがいる。なんてね。
三人ともすきな映画作家なんですが。

ファスビンダーの映画にある要素って
なんていうかトリッキーでベタベタなのに
同時に、とてもシンプルで原理的な感じがするのですよね。
あと、信念と感覚と表現力とが筋の通ってる感じ。
観念でもなくおとぎばなしでもなく
ひとつの寓話としてそこにある感じ。
なんかそんな感じ。
38名無シネマさん:02/01/20 21:40 ID:BcV+NdTs
何気なくTVをつけたら007がやっていた。
ので。ゴットフリード・ジョンあげ。
39名無シネマさん :02/01/20 21:56 ID:vee4JwMJ
「ベロニカ・フォスのあこがれ」が撮影もなにも一番素晴らしいと思うなあ
いや、見た中ではですよ(笑
40名無シネマさん:02/01/20 22:28 ID:nQXcLnKF
>>39
自己申告で、あなたの見た本数と社会貢献度を知りたいです。
それによって、「ベロニカ・フォスのあこがれ」を探します。
私は、3本見ました。社会貢献度は、中です。
41名無シネマさん:02/01/20 22:33 ID:BcV+NdTs
「ベロニカ・フォスのあこがれ」もおもしろいですよね。
国内でビデオ化されてるもののなかでは
一番ファスビンダーを象徴してるかもしれませんね。
よくもわるくもだけれど。

このカメラマンはクサファーなんたらでいいのかな。
なんか読みづらい名前だけど
「リリー・マルレーン」のクレジットとかみると
バルハウスと二人が連名になったりしてますね。
どちらかがどちらかの助手だったりしたのですかね。
42 :02/01/20 22:38 ID:DshH5XJE
イメージフォーラムでまとめてみたな。
見たかったらあそこの経営者に圧力かけろ。
43名無シネマさん:02/01/20 22:42 ID:31PZPEai
「ベルリン・アレキサンダー広場」は数年前東京ドイツ文化センターで上映されたとき見ました。
確か5日に分けて上映されたのですが、日を追うごとに段々客が減っていった記憶があります(藁)。
自分も正直言ってしんどかったなあ。でも今見たら違う印象を持つかも。
ラストはそれまでの流れを一気に覆す展開になるんですよね、確か。
44名無シネマさん:02/01/20 22:43 ID:TLHe8Jze
関根勤氏も「ケレル」を自分のネタにするなら盛り上げるのに協力して欲しい(w。
45名無シネマさん:02/01/20 22:58 ID:BcV+NdTs
>>43 
じぶんもドイツ文化センター通いました。
「ベルリン・アレキサンダー広場」はオープニングと最終回はともかく
ほかのパートで日本語字幕がないのは、ちとつらいですよね。

>>44 
どんなネタなのでしょう。知りませんでした。
46 :02/01/20 23:00 ID:DshH5XJE
ラジオ(コサキン)で昔からよくネタにしてるよ。ホモの隠語として。
関根は映画好きだからね。
ファスビンダーをネタにするコメディアンもなかなかいないと思う(笑
4743:02/01/20 23:30 ID:87e7F9zX
>>45

てことは当時会場ですれ違っていたり・・・・。なんという奇遇。
自分は当時大学生でした(遠い目)。

ファスビンダーの諸作品の上映権・プリントを所有してるのは東京ドイツ文化センターでは?
イメージフォーラムではなく。ユーロスペースと上記2組織が共同でプリントを買って
字幕を焼きつけたと思っていましたが。

去年、ファスビンダーの脚本をもとにしたフランス映画「焼け石に水」の公開に併せて
ユーロスペースがファスビンダー特集上映を企画したが頓挫したと聞きましたが。
「焼け石に水」もファスビンダーが映画化したらもっと「愛は死よりも冷酷」な
映画になったろうに思いましたが。
48名無シネマさん:02/01/20 23:34 ID:/dR7jFSQ
>>46
それ、絶対に観客はついて来れないじゃないすか(藁

前に「未来世紀カミカゼ」(だったか?)とゆう御大主演の
作品をレンタルで借りたことがある。まあ、本当に何でも
やる人だったんですねぇ。
49名無シネマさん:02/01/20 23:54 ID:BcV+NdTs
>>43 
じぶんは当時フリーターでした。
ここ何年かはファスビンダーの上映も少なくなったから
ここに書込みするひとはみなどこかですれ違ってるかもしれませんね。
「焼け石に水」は、いまひとつでした。
ファスビンダー贔屓が昂じてハスに構えて見てしまったからかもしれないけど。

>>46 
ありがとうございます。これからは関根勤に注目してみます。

>>48
「未来世紀カミカゼ」は久々に主演した作品だったそうです。
なんか心機一転みたいなことだったらしいのですが
結局、主演での遺作になってしまいましたね。

ヘルツォークのスレを越えたかな。
50名無シネマさん:02/01/21 00:47 ID:usbZ3bG0
「不安と魂」を見た時がイメージフォーラム初体験だったんだけど、
キャパ2,30くらいで一回の上映で丁度いい観客数でした。
特集上映は是非、没後20周年という節目の年だしやってほしいんだけど、
やっぱり採算的に難しいのかなぁ。ちょっと前に、絶対に
やらないだろうとタカを括っていたパゾリーニなんかが特集される
くらいだから、まだ可能性は有るのだろうけれども。


51名無シネマさん:02/01/21 00:55 ID:mirIvHMM
パゾリーニにしろ今やってるイタリア映画回顧、数年前のブレッソン@東京国際映画祭にしろ
大きな資金が投入されないと難しかろうと思う。
プリントの輸出入に字幕焼きつけその他、ましてやファスビンダーの作品数の多い事!
よほど映画業界内で力のある人間が動かないとかなり難しいかと。

数年前、カンヌ映画祭でファスビンダー回顧上映(全作品ではない)をやって
それが受けて、パリの映画館でもしばしば上映されるようになったと聞くが。
52名無シネマさん:02/01/21 01:14 ID:GSqEdrpn
ファスビンダーの全作品上映は、その数からいってむづかしそうですよね。

たとえば具体的にパゾリーニの特集は
いくらくらいの資金が投入されてるんでしょうかね。
て、なんとなく興味が湧いただけで、
だからどうするとかじゃないのですが。

映画を上映するのって大変なことなのかもしれないけど
10代の頃、ドイツ映画の特集ではじめてファスビンダーを見た時の
衝撃って、いまだに映画を見にいく原動力になっているので
個人的には配給会社さんなり劇場さんなり、業界の方、頑張ってほしいです。
没後20年だし。

ブレッソンの特集はめちゃくちゃうれしかったです。
53名無シネマさん:02/01/21 02:23 ID:FMDam/U0
>>43,45
私も通っていましたよ。これで三人か。
いや本当に回が進むにつれてどんどん人が減っていって
最後まで付き合ったのは10人くらいのような気がしましたが。
こんなところで出会うとは。
ともかく最終回は凄かったです。まさかあんなことになるとは。

ユーロスペースはずっと昔から
「『アウトワン』と『アレキサンダー広場』をやりたい」って言ってましたから
なんとかして欲しいなあ。
54事情通:02/01/21 02:53 ID:ZC15G1st
アテネフランセが特集上映を夏すぎにやるらしいよ。
55名無シネマさん:02/01/21 04:18 ID:GSqEdrpn
アテネは昔、ダニエル・シュミットやヴェルナー・シュレーターの
回顧的特集とかもやってましたよね。
最近だと、ストローブ&ユイレとか。

ダニエル・シュミットのときの「天使の影」と
前述のドイツ映画祭の「マリア・ブラウンの結婚」が
ファスビンダーミーハーのはじまりでした。

全部は無理でもレアなプログラムを期待したいです。
56名無シネマさん:02/01/21 10:00 ID:qN9I/1T8
関係ないですけど「アウトワン」って結局上映されたんでしたっけ?
なぜにリヴェット、ゴダール、トリュフォー、ロメールはビデオでほぼ全作品が見られる
のにシャブロルは無理なのか。ヴェンダースも全作見られるのにファスビンダーは無理
なのか?これは元東大総長あたりの陰謀でしょうか(笑)。

57名無シネマさん:02/01/21 21:37 ID:GSqEdrpn
>>56 
「アウトワン」て、リヴェットの長いやつでしょうか。
じぶんも常々見てみたいと思っておりますが
どうなんでしょう、どこかで特別に上映されたりしたことないのかな。
シャブロルは、なんか意外なものがビデオやLDになってたりしますが
「肉屋(?)」とか字幕付きで見たいですね。
じぶんは何年か前に「気のいい女たち」を銀座で何気なく見て
シャブロルを見なおしました。すきな作品です。
58名無シネマさん:02/01/21 23:04 ID:XDnqfB7w
50です。
>>51>>52
会社の金をセコセコと数えるのが職業なので、その辺のことは
非常に気になります。まあ、文化事業としてお役所や新聞社が
旗振り役になってくれれば話は早そうなんですけど。
更に、元総長あたりが口利きしてくれれば、一気に話は
進展するような気が(w

>>55
オイラは「第三世代のテロリスト」をきぼーん。
まあ、どれを挙げてもレアな気はしますが(w
59名無シネマさん:02/01/22 00:16 ID:OL9J/Xun
>>57
先日、日仏学院でシャブロルの新作「チョコレートをありがとう」が上映されたのですが
なかなか見ごたえがありましたよ。日本で公開の目処がたってないのが残念ですね。
今の東京は映画の洪水というかんじですが、多くの秀作がまだまだ公開されないようですね。
もっとも今は外国からビデオを個人輸入できるから昔とは格段の差がありますが。
ファスビンダーもアマゾンを通じて幾つかはビデオで揃えられますね。
さすがに「アレキサンダー広場」はないようですが。
60名無シネマさん:02/01/22 02:55 ID:917SVQfv
今日、BSーiで「ハイ・アート」って映画をみたんだけど(途中から)
ドイツからニューヨークに渡ってきたオバさんに
主人公の女カメラマンが、
「あんたなんてファスビンダーが死んだときに終わったのよ!」
つーシーンがあって、ファスビンダーとどうゆう関係?っておもってしまった。
わかる人います?

おれもファスビンダーの回顧展は賛成だー
61名無シネマさん:02/01/22 03:43 ID:AieBq4ng
>>59
シャブロルの新作をやっていたとは知りませんでした。
公開されるとよいですね。
じぶんは、どうも個人輸入が苦手なので
割高覚悟で輸入ビデオ屋なんかで取り寄せてもらっています。
いま手に入るのはなんかアメリカで回顧展かなにかの後に
出たものかなと漠然と思ってます。
なんかアート系の小さなメーカーみたいな感じだから。
確認してないので適当な話です。悪しからず。
以前はアメリカのケーブルとかでオンエアしたものの海賊盤とか
出回っていました。スペイン語みたいな吹き替えの「13回新月のある年に」とか。
「ベルリン・アレキサンダー広場」は割合ちゃんとしたとこから出てました。
廃盤みたいですが。
黒沢明やブニュエルなんかを出してたメーカーだったような。
これも未確認ですが。

>>60 
「ハイ・アート」ってレズビアンぽい映画ですよね。
あの女優の設定は、ファスビンダーへのオマージュということではないかしら。
と、じぶんは思いました。
62名無シネマさん:02/01/22 09:52 ID:SMF60glE
>>60
そのドイツ人のおばさんは確かハンナ・シグラをモデルにしていたのでは?
だからファスビンダーの名前が出てきたのでは。
もっとも実際にシグラがNYに住んでいたのかどうかは知りませんが。
63名無シネマさん:02/01/23 01:55 ID:lbs7rElD
>>61、62
どーもです。
レズビアンでドラッグまみれな映画だったので、
ファスビンダーなのかと思ってました。
確かにハンナ・シグラならファスビンダーが死んだときに終わったといえる。
ところで、
昔はフォスビンダーって言いませんでしたかねぇ。
64名無シネマさん:02/01/23 02:04 ID:BEywCkeb
>>51
ああ、だからフィリップ・ガレルもファスビンダーを最近本当に好きになったって言ったのですかねえ。
65名無シネマさん:02/01/23 02:52 ID:BAQmYY2v
>>59、64 
そういえばシャブロルの新作って
「カイエ・デュ・シネマ週間」でやったのですよね。
フィリップ・ガレルやストローブ&ユイレの作品なんかもやってたそうですね。
見逃しました。

>>63 
じぶんの知ってる範囲では昔からファスビンダーでした。
まあ、でも元々カタカナじゃなくてドイツ語だから。とも思います。

ハンナ・シグラもきらいじゃないのですが
イングリット・カーフェンがやはりだいすき。
目の前に『今宵かぎりは…』のポスターが貼ってあります。
66名無シネマさん:02/01/25 00:46 ID:QOjhoPV1
ttp://www1.ocn.ne.jp/~ppl/epaves01/Ingrid.htm
これ、翻訳でないかな。と願いをこめてage
67名無シネマさん:02/01/27 18:32 ID:LMLIAFaP
セルジュ・ダネー「1945年以降〜映画はもはや発展していません」

J・L・ゴダール「最後の激発がイタリアのネオリアリスモで、
 激発の激発がイタリアのネオレアリスモに由来するヌーヴェルヴァーグだった。
 それから、私にとってほとんど唯一の人物であるファスビンダーがいた。
 アンタイオスのように太っていて力強く、
 自分の領域で、自分の庭でその激発を取り返そうとしていた……。」
68名無シネマさん:02/01/29 23:21 ID:uRxmo6JS
「マリア・ブラウンの結婚」の爆発後のエンディング、
歴代西ドイツ大統領の写真が順番に出てきましたが、
あの意味がわかりません。
(たしか、キージンガーだけ抜けていたような)
どなたか解説してくれませんか?
69名無シネマさん:02/01/31 00:09 ID:YOU4b23d
キージンガーは抜けてましたっけ?気付きませんでした。
監督の意図や作品論的な評価はわかりませんが
マリア・ブラウンの人生を通して戦後ドイツ史を語った
というような惹句を目にしてから観たもので
単純に、そういうことなのかと思って深く考えませんでした。
こんど再見してみよう。
70名無シネマさん:02/02/02 11:11 ID:CMIxQ0mu
あの黒人のアメリカ兵の存在が戦後のドイツと世界におけるアメリカの
メタファーなんですよね。>マリアブラウン
71名無シネマさん:02/02/05 02:26 ID:x38+TZwI
リリー・マルレーンあげ
72名無シネマさん:02/02/07 21:52 ID:pLugMUgL
ローザ・フォン・プラウンハイムの近作で、
"Fassbinder's Women"(英題)というのがあるそうです。
ファスビンダー組の面々が出演しているドキュメンタリーらしいです。
どこかで上映してくれないかな。
73名無シネマさん:02/02/13 01:03 ID:rgwPMOH2
age
74名無シネマさん:02/02/15 02:26 ID:ii56GAfJ
各種パンフ以外で、ファスビンダーまわりの日本語は、
ファスビンダ−本人による「映画は頭を解放する」や
現代世界演劇17「最新劇」所収「外人野郎」
岩波の「世界文学のフロンティア4/ノスタルジア」所収「塵、都会、死」
ヴォルフガング・リマ−の
「R・W・ファスビンダ−/ニュ−・ジャ−マン・シネマの旗手」
関連として
プフラウム/ハンス・ヘルム−ト・プリンツラ−「ニュー・ジャーマン・シネマ」
フィルムアート社「ドイツ・ニューシネマを読む」
などくらいでしょうか。
まあ、ほかにも、日本の評論家のものはいくらかあるかもしれませんね。
加藤幹郎のとか。柳下毅一郎とか。

情報をお持ちのかたご教示ください。
75名無シネマさん:02/02/16 03:20 ID:JAqtNTHL
柳下毅一郎の「愛は死より冷たい」(洋泉社)でも
もちろんページを割いていますよ。
76名無シネマさん
コサキンか。
懐かしい。まだやってんの?
ケレルage