至極の傑作邦画　　★★帝都物語★★

原作が荒俣宏ってのがいささか気になるが
ＳＦ邦画の頂点！

原作は面白かったし、加藤役の島田のキャラはハマリだった。
でもね、石田純一だけ許せなかった、ギーガーデザインの特撮が
しょぼくて残念だった・・・・。（あれは笑うところか？）
端折ってるとはいえ、危機感の見せ方とか世界観の見せ方腹中蟲のグロさは
なかなか良かった。
ＳＦ邦画の頂点・・・・・とは言いがたいけど、なかなか良かったよ。
銀座のライオンビアホールは当時のまんまだから、是非雰囲気を味わってほしい。

>>1
「至極の」って言い方、日本語として変だよ。「至高の」とか「極限の」とかに
しておけば？

最近見返してみたんだけど、なかなか面白かった。
ムードを楽しむ映画。（←決してけなしているわけではない）
登場人物をかなり突き放して描いていて、テーマはあくまで「帝都」
帝都の繁栄を無意識に憎む人間たちの象徴が加藤ーっていうのは面白かったっす。

話ずれるけど「陰陽師」（映画）も、こういう感じなら良かったのにな・・・
とちょっと思った。（ヒットはしなかったかもしれないけど）
「陰陽師」の続編、実相寺監督やってくれないかな？
「帝都物語」の幻惑的なイメージ好きなので。
他の映画のネタいれちゃってゴメン。

佐野史郎は無いと思うよなあ・・・　原作から大分エピソードを端折ったしさぁ・・・。

あと良くわかんないカメオ出演は日本SF映画の悪い癖だね。
さよならジュピターにも森繁出たりしてたけど全然どうってことない。

こじんまりでも良いから、きっちりとした特撮で撮ればいいのに。

>>5
え？佐野出ていたっけ？
どんなキャラだったか・・・・印象に残っていない・・・。

シーン毎にはイイ感じの箇所があるのに、まとまりが無いんだよね。
ギーガーの名前は、この映画に関しては忘れた方が良いと思う。
映画に関してはダメダメの玉三郎さんが、きちっと締めてくれたのが、
せめてもの救いという感じです。

>6
石田純一の兄貴だったと思うが。
しかし、この帝都物語みたいな邦画って最近全然ないな。
金かけてないって感じのばっかり

>>8
だよね。佐野は当時出ていなかったよ。

http://www.tdf.toshiba.co.jp/tdf/dvdsoft/soft/bbbj-1239.htm
でてるー　石田純一の友人、鳴滝は主人公格の人物だよ。

原作では、その後の鳴滝老人が、銀座の残骸を使って辰宮由佳理
の亡霊を呼び寄せる役で、そこまでの粘着野郎だと思うと、佐野史
郎はあたりかもしれんけどな。

復活ガメラくらいまでちゃんとした特撮が欲しいな。

>>10
本当だ、出てる！しかも鳴滝。・・・・忘れてるんだなぁ自分。
今、角川の本でも確認したよ写真。

実相寺さんが、
自身の著書で、この映画への出演依頼を
蹴った俳優への忌み事をくだくだと書いてたけど
それって誰？

映画としてのまとまりなら、続編の大戦の方が高いと思うが、いかに

>>13
自分「帝都大戦」も見ましたが、確かにまとまってるけど
迫力の点では「帝都物語」が印象強くて、「〜大戦」で少々へこんで
しまいました。でも、昔の感想だから・・・・また改めて２本借りて
見てみようかな。

『大戦』は公開当時、とんねるずの仮面ノリダーでやった
パロディー編の方が、遥かにオモロかったYO！

キャスト、スタッフ、ＳＦＸ、セットも最高。
脚本林海象というのが一番残念じゃねーかな。

どうでも良い話で申し訳ないけど、この映画をきっかけに
高校生当時に嶋田久作にホレてしまいました。
初日舞台挨拶も見に行きました。今でも、雑誌の切り抜きとってあるし。

その後の映画出演も見ているけど・・・少し整形したかな？

>>7
凄く綺麗なカットとかあるんだよ。　恵子が嫁ぐ前の神社のカットとか、凄く良いんだけど、
全部ぶちこわすダメダメストーリー、特撮・・・。　実相寺ヤキが回ったな・・・と思ったね。

>18
実相寺監督は、トリックスターだから
総監督が必要なんじゃないかなー。

>>19
普通プロデューサーがその辺をやってくれると良いんだが、プロデューサーが帝都大戦撮ってるし・・・
そもそもどっかのおぼっちゃまなんだよな。

>5
この映画、カメオ出演はないでしょう。大物役者は全員クレジットされてたよ。

失礼、カメオじゃないね。　でもちょい役で特別出演扱いだとおもわん？

＞＞12
絶対、絶対、絶対誰にも言うなよ！
小○　×だって。

キャストやセットが豪華なのは、まさにバブル時代の作品だから。

「至極」って、もしかして「珠玉」の間違い？

まあ細かな文句は色々あるけれど、
最後の桜吹雪と回り灯籠で「うん、全て許す！」って気分になった。

「大戦」はねえ…個人的にはヘボヘボな記憶しかないが…
「孔雀王」とどっこいどっこいのような…。
でもゲロ吐きながら超能力ってのは、ちょっと好き。

>>17
同士。あんな顔して｢好物はプリンです｣→即惚れ。
女の子を踏みつけて泣かせるシーンでカットかかった後、すぐさま抱き締めて
必死にあやしてた姿をメイキングで見て→激惚れ。
仮面ノリダーのパロディでやってた帝都大戦男を見て→爆惚れ。

関係ないが友人は帝都大戦をスカ●ロムービーだと毛嫌いしている。
加藤雅也の光るゲ●が原因です

　映画の公開に合わせてスピリッツで連載されてた漫画版は酷かった・・・。最後
は鳴滝が加藤を倒して終わっちゃうんだよ！
　で、原作が好きだった俺はそれ見て腹立てて、その怒りを納めるべく映画版を見に
行ったら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・脚本の林海象、死ね！！

続編つくーてほしい

そういえばスピリッツの漫画版って誰がかいてたんだっけ？
藤澤勇希だった気がするが。

バブル



以上

日本最初のロボット、学天則が出てきたのはこの映画でしたっけ？

これ漫画を読んで始めてストーリーが理解できた（藁

　親父がチケットを４０枚ほど貰って来て処置に困ったのも、今じゃ遠い昔の話・・・。

>>34
ﾜﾗﾀ

学天則のストーリーはよかった。
学天則を作った西村博士を演じたのは実の息子で
「太平洋の翼」等で有名な西村晃だったな。

「帝都物語」は地脈の合成など特殊効果で、円谷英二の右腕だった中野稔氏が
参加していたけど、イイ仕事していたと思う。
当時、ビデオ（＆ＬＤ）化されるにあたって、不満足な合成カットを全部やり直した
というあたりに職人的なこだわりを感じました。

関係ないが、実相寺とのコンビだった「怪奇大作戦／呪いの壷」ラストシーンでの
炎上する寺の合成シーンも凄かったしなぁ〜。
邦画界はこういう人材を大事にしなきゃアカン。

怪奇大作戦のＳＲＩのメンバー、ほとんど死んでしまったなあ。
やっぱりたばこばっかり吸っていたからかなあ。

ラストにショボーン

>>37
　確かに銀座の町並みの作画合成（敢てマット・アートではなく。）
は良いけど、地脈の合成（特に三枝が出てくる当たり）はちょっと、ショボくないすか？

『呪の壷』は勿論だけど、『京都買います』の”仏像の転送シーン”
もいい感じです。

　そう言えば、デン・フィルム・エフェクトってもう無いんだよね？
中野さんは、今何しているのかな？

>>40
>中野さんは、今何しているのかな？

最近というにはチト古いが…
石井竜也の「河童」、藤原紀香出演の「キャッツ・アイ」（中野氏御本人は出来に不満だとか）
林海象監督作“濱マイクシリーズ”で合成の仕事をしているようです。

続編「帝都大戦」では、誰も監督してくれる人がいなかったため
一瀬プロデューサーが自ら監督をしたそうな。
で、困っている一瀬氏に香港のアクションチームと、その監督を紹介
してあげたのが中野氏であったという事です。

>>27
うれしいな！自分だけだと思っていました。＞久作ファン

昔「今夜は最高！」で嶋田久作が「ハイホーハイホー」と
ディズニーメドレーで出てきた時にはもう、どうしようかと。（ｗ
ディズニーが好きだそうで。少年期は体がとても弱くて、ほとんど家に
いたとか、大学の購買部でバイトしていたとかそんな話を今でも覚えています。
「ＳＰＡ！」の初めての表紙を飾ったのもこの人。
速攻で買いました。

私も久作ファン...
今度、修羅雪姫に嶋田久作＆佐野史郎が出るんで楽しみ。
（正直、釈はどうでもいい）

ところで帝都大戦って勝新も大物実業家役で出演してたなー。
しかし得に見せ場もなくて、ボソボソ唄っていたシーンの記憶しかない。
なんか金の使い方を根本的に間違えている映画。

　外伝はどお？

>>43
おお、こちらにも久作ファンの方が！

自分「帝都大戦」で印象に残っているのは、久本演じる看護婦が
激しく撃たれるシーンと、体がねじれて殺される軍人さんぐらい。
なんか小説の昭和の話のイメージとずいぶん違っていたので
「〜大戦」の映画の内容を本当に覚えていない・・・・。

　>>34
　あの頃、角川映画はチケットの押し付け＆ばらまきの常習犯だったからね。
　うちにも『天と地と』のチケットが、何十枚も来たよ。でも、引き取り手が
いなくて、結局家族が見に行った分以外は全部捨てたよ！

>>45
野沢直子でわ？

>>47
あれ、そうだっけ？
記憶混乱してるし自分。（苦笑）
よっぽど印象に残らなかったのかな。

まー、悪い映画というワケでもないんだけど
「京都買います」とか先に見ちゃうと
この映画が良い映画とは思えないんだよなー。

嶋田久作って元々舞台の人なんでしょ？
その割には台詞に全然迫力がなかった。

>>50
うん、舞台活動してるところを映画の役でスカウトされたそうです。
あのボソボソしゃべりも演技のウチなんだろうかね。
とはいえ「大誘拐」での彼の元気な（？）シャベリととぼけた演技も
なんか妙な気がした。プリン大好き刑事。

あれれ、見事に無視されちった。

加藤役降りた俳優に興味ないみたいね。


小林　薫です。

中野さんはマスコミ試写でよく見かけるよ。

原作者の当初のイメージとしては、加藤って美少年だったらしいね。
けど、映画では全く別のキャラ造形になってしまった。
怪我の功名だね。

ちなみに映画の出来だけど。
はっきり言って理解不能。
原作知らずに劇場に足を運んだので、最初の「加藤が来るぞ〜！」で面食らってしまった。
加藤って誰？　式神って何？・・ってな具合。
けど、雰囲気が独特だし、絵作りが巧いしで、不思議にグイグイと引き込まれてしまったんだよな。
銀座のセットの中を路面電車が走ってたり、関東大震災で浅草１２階が倒壊するシーンは迫力あっ
たし、日本映画にしてみれば珍しくストップモーションのクリーチャーが活躍してたしで、妙に新鮮
だった。
また見てみようかな。

あの人形アニメはマンモスフラワーやミツルギなどを手がけた
この道の第一人者真賀里文子によるものです。

＞ストップモーション・アニメ
　紙が変化して烏（三本足）の式神になるシーンとかは
よかったけど、後半の阿修羅像は、やっぱりちょっと巨大感が
感じられなかったですね。そこが残念です。　

日本でレイ・ハリーハウゼンみたいのを期待してもだめって事だよね。

>>53
加藤が美少年（美青年では）だったら、絶対にハマらなかった。
それぐらい嶋田久作のキャラは斬新だった。
本当に怪我の功名だね。

でも、これって最初、
林海象監督が白黒で撮るはずだったって聞いたことがあるけど・・・

根も葉もないウワサなの？

おれ「大戦」好きなんだよな〜。ネットで映画評漁っても、酷評しかされてない
んだけどさ。実際、ラストのデウス・エキス・マキナはひどいし、山ほど欠点あ
るのは承知の上なんだけどね、前半で「戦争」という大きな舞台を丁寧に描いた
上で、語られるのは、「誰にも語り継がれることなく、誰にも知られることなく
ひそかな戦いをつづけた男と女の物語」というのがよかった。あの人造エスパー
青年の孤独な死にっぷりに涙したもんだ。

＞59
結構同意。
南果歩の演技に当時小学生だったオイラは涙した。

長すぎ

>61
原作が？

ｶﾞﾑﾊﾞｯﾃ、現代編（っても10年以上前か・・・
まで読むと最高に藁えるよん！

>>62
なんたって角川晴樹が・・・・

>>62
原作は全部読んだぞーい。
昭和があの本なら今も続いていたんだね。（ｗ
面白いから続いてほしかった。
>>63
なんたって・・・・・ねぇ。（ｗ
ある意味、すげぇキャラになったがな

>>64
そうそう。　別に税金逃れじゃなくて、神社もってて宮司だし。（ｗ

『帝都大戦』は色んな意味で意欲的な作品だったよ。
アメリカで活躍中のスクリーミング・マッドジョージ氏を呼んだり、香港のスタントマン・チームを
起用したり、戦中の都内をセットで表現したりと頑張ってたのは事実。
加藤雅也演じる超能力者が、白装束にヘッドギアというオウム信者を彷彿させる衣装だったのも
今となっては懐かしい思い出だ。
たしかに映画としては拙かったけど、頑張りだけでも買いたい作品ではある。
ただ、興行的には失敗しちゃったけど・・・。

原作だけど、オレも全部読んだ。
最終巻は、たしか昭和７０年前後の設定じゃなかったっけ？
昭和天皇が、人間の生き肝を喰って生きてるんだよね。
右翼は怒らなかったんだろうか？

アニメの帝都物語はどこまでやってるの？
加藤の声は引き続き島田久作のやつ。

>>67
あまりに突飛な内容だけに突っ込むのも空しかったと思われ。＞右翼
>>68
アニメは見ていないけど、面白いのかな？あえてこれ以上
自分の中のイメージを崩したくないから見ていないけど・・・
ちゃんと原作どおり進めてくれてるんだろうか？ストーリーは。

アニメ版も映画（物語のほう）と
同じとこまでじゃ無かったかなあ。
ビデオ全巻持ってるけどわすれちゃった。
押し入れの奥で処理に困ってる。

原作7巻あたりから未来の話になるけど、
サイクラーとかいうのが出てきてちょと萎え。

アニメは丸尾末広ふう（？？）の演出が好き。
２巻のゆきこの心理風景（朱色をバックに、ネコのオモチャが転がってきて、
突如顔がくずれる所）とか、かごめかごめとか、「狗神」の表紙描いた人（
名前忘れた）の世界っぽいというか、こういう雰囲気がたまらんのですが。

>>72
丸尾末広風ですか？そりゃ見たいわ〜。
ちょっと揺れる思い体中に感じてます。
レンタルしてみますね。（あるかな？）

「スターウォーズ」同様、明治から近未来篇までを、何部作かに分けて作ったら
よかったと思う。そうしてたら永久に歴史に残るＳＦ映画になってたね。
今から作ってもウケると思うよ。もちろん加藤＝嶋田久作で。

雪子役の女の子可愛かったけどその後どうしたのかな？
パンフには「パンダ物語」主演みたいなこと書いてあったが・・・

＞７３
揺れておられる処申し訳ありませんが、花輪なんとかの方だったかも知れません。
どっちかと言うと「狗神」の表紙です。しかも２巻までしか見てません。ああ・・・。

>>４３

遅まきながら

>ところで帝都大戦って勝新も大物実業家役で出演してたなー。
>しかし得に見せ場もなくて、ボソボソ唄っていたシーンの記憶しかない。

それって「物語」の方ですね

>なんか金の使い方を根本的に間違えている映画。

たかだか２時間で原作を追うのは無理と割り切って、
見世物としての映像に向かったのは潔し！ってな事でＯＫです

「陰陽師」観て 、「帝都物語」思い出しちゃったんだよね

>>76
そうでしたか。花輪氏の漫画の世界観も嫌いじゃないので
楽しめるかもしれません。ありがとうです。

ところで昭和に入って三島由紀夫も出てきたよね。
この展開まで実写で頑張ってほしかったなぁ。

｢しゅらゆきひめ｣もこっち系ですか？？？？？？？？？

アニメはイメージや作画はメチャクチャ良いよ。それまで、といわれそうだけど

「冒険王」連載時の挿絵って丸尾末広だった気がする。
映画以前に東京グランギニョールが舞台化していて、加藤
を嶋田久作がやってるし、丸尾も美術と出演してた記憶が
あるなぁ。

何で、勝新が・・・・？

大戦の丹波もよかったな。できればこっちに出てほしかった。
で、加藤と一騎打ちとか

>>37
> 不満足な合成カットを全部やり直した
> というあたりに職人的なこだわりを感じました。

そんなことやっているからデン・フィルム-エフェクトは潰れたんだよ。

>>81

東京グランギニョールの「帝都物語」は、荒俣宏が脚本で参加しているよ。

> 丸尾も美術と出演してた記憶があるなぁ。
「ライチ光クラブ」には、丸尾末広も佐野史郎も役者で出ていたよ。

なつかし！
これで石田純一に惚れたという恥かしい過去も
あるが。
ラスト近く、護法童子から発される光を浴びた
原田美枝子の表情が美しかったなぁ…。

>>86
おまえの性別はどっちだ（ｗ

>>86さんは女性でしょう。
一応自分も女性。石田には惚れなかったけど、原田さんの燐とした
演技は確かにキレイだったね。
でも護法童子のギーガーデザインのアレが、ビュンビュン
飛び回る姿を「空飛ぶ銀ダルマ・・・」とオモタ・・・・

女です。88さんフォローありがと。
確かにクリーチャーのデザインはちょっと…

『帝都物語』封切りから少し後、
都営新宿線、曙橋駅下りホーム最後部。夜２２：００過ぎ。

いたんです、嶋田さん。

クロのインバネス型コートに身を包んで。
心臓３秒くらい止まりました。ホントにいるんだ、あんなヒト。
まんま、加藤さんじゃん。滑空するよ、きっと。
つか電車の必要ないじゃん、あなた。
いやそれより薄暗いトコにいないでください。

＊消防時、モンスター・ロシモフに遭って以来の衝撃…

アンドレ並かよ

>>74
昭和75年に角川春樹が日本を救う映画を今作ったら、
たしかに違う意味でウケると思うが。

学天測の造形が見事だったね。