なんで翻訳ねーんだよ

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1蜜輸小房
キング・ヴィドア
木は木である
偉大な映画監督の自伝
映画の黄金時代、2巻映画から立体映画まで

1915年、ハリウッド。D・W・グリフィスが「国民の創世」を完成、
チャーリィ・チャップリンが毎週キーストン・コメディを世に
送り出し、映画の黄金時代が始まる頃。全財産をつぎこんでテ
キサスからやって来た若いヴィドアと彼の妻は、いかにしてハ
リウッドに潜り込むか、思案に暮れていた。美しいフロレンス
・ヴィドアは女優になりたかったし、キングは自分が映画を作
れることを知っていた。
2蜜輸小房:01/12/29 09:53 ID:E9qB5F2+
キング・ヴィドアがどのようにハリウッドの偉大な映画監督の
一人になったかは、「木は木である」で語られるほんの一部に過
ぎない。彼の自伝は、簡潔で慎み深く語られた、アメリカ人の
発明の才能、理想主義、生産力についての感動的な物語である。
おそらく「群集」、「ビッグパレード」、「ハレルヤ」、「麦秋」、「
北西への道」、「白昼の決闘」の監督は、対象の選択と彼の観点
において、徹頭徹尾アメリカ人であったために、真に世界的な
名声を勝ち得たに違いない。
キング・ヴィドアは無声映画からワイド画面時代の現在までの
多くのハリウッド史の証人であり、歴史そのものを作った。
(彼が「ビリー・ザ・キッド」で初めてワイド画面を使用したのは、
なんと1931年の事である。)彼が描くグレタ・ガルボ、ジョン・
ギルバート、ローレット・テイラー、F・スコット・フィッツジ
ェラルド、マリオン・デイヴィス、サミュエル・ゴールドウィン、
リリアン・ギッシュ、ローレンス・スターリングス、J・P・マー
カンド、アーヴィング・タルバーグ、チャップリン、ハースト、
その他大勢の物語は、ハリウッドに関してなら何でも知ってい
ると思っている読者を魅了し、示唆を与えるだろう。
3蜜輸小房 :01/12/29 09:54 ID:E9qB5F2+
ハリウッド草創期の典型的なことわざに「岩は岩なんだし、木
は木なんだからグリフィス・パークで撮影しろ!」というのがあ
る。キング・ヴィドア(彼の作品に固有のこの名前は、映画の品
質証明である。)は本書のタイトルにこのイメージを選んだ。


目次

第一部
初期の映画、青空ステージ
1. グローブ・シアター
2. 1フィートにつき60セント
3. 引き船
4. 鼻めがねと砂糖
5. ハリウッドに向かって
6. インスヴィル、グリフィス、ユニバーサル
7. 最初の「長編映画」
8. ヴィドア・ヴィレッジ
4名無シネマさん:01/12/29 09:54 ID:MMqe5G9s
え!?ヴィダー(と俺は書くよ)の自伝ってあるの?マジ?
アマゾンで入手するわ。情報サンクス!
5蜜輸小房 :01/12/29 09:55 ID:E9qB5F2+
第二部
無声映画、形式の習得
9. ローレット・テイラー
10.メトロからゴールドウィンへ、そしてMGM
11.「ビッグパレード」
12.「ラ・ボエーム」のリリアン・ギッシュ
13.ギルバート、ガルボ、その他
14.「群集」
15.W・R、マリオン、そして一時代の終わり

第三部
音声と色彩
16.「ハレルヤ」
17.ストーリー会議とハワイの冒険
18.サミュエル・ゴールドウィンとチャーリィ・チャップリン
19.「麦秋」
20.英国と私の最初のカラー映画
21.ハリウッドのジョージ・アプレィ
22.鉄鋼と超西部劇
6蜜輸小房 :01/12/29 09:56 ID:E9qB5F2+
第四部
小スクリーン、大スクリーン
23.冷蔵庫の原理
24.一時代の終わり そして始まり
25.大いなる幻影

付録:キング・ヴィドア・フィルモグラフィ
索引

私がした事…そして私がしたと思う事
ハリウッド・メモワール

ジーン・ネグレスコ

画家で作家で映画監督で、目下のところ素晴らしい話し上手である
ジーン・ネグレスコが言葉と絵で綴る楽しい思い出の登場です。
7名無シネマさん:01/12/29 10:02 ID:MMqe5G9s
アマゾンで“King Vidor”で検索したら、リチャード・シッケルのハリウッド監督
インタビュー集“The Men who made movies”ともう一冊(名前忘れた)しかないみ
たいだけど……。いつ発売された本なの?
8儀助:01/12/29 13:48 ID:8lzPY7L1
おめえらの生れた村が焼かれる前のこんだ
燃えていねえのは、さむれー雇ったその村だけだった
9蜜輸小房:01/12/29 17:18 ID:OLgTyIHD
>7
1952年発行の稀購本です。
10蜜輸小房 :01/12/29 17:19 ID:OLgTyIHD
著者は幸運と映画会社と圧倒的な想像力を通じて我々の世紀の最も
いきいきとした文化史の一部であり続けた人物で、これから無修正
で覗き見した、彼の知人である人気俳優の私生活を披露してくれます。
ルーマニア出身のネグレスコの最初の冒険への出奔は、20年代、パ
リの芸術家としての生活に始まります。そこで彼はブランクーシ、
モジリアーニ、ユトリロ、ジャコメッティと友達になります。それ
からリヴィエラへ向かい、ネグレスコ・ホテルで「プロのダンサー」と
して身を立てながら、裕福なアメリカ人一家の娘を振り回し、タン
ゴの音色に乗ってさらに儲かる彼女たちの母親に乗り換えます。後
に本物の夢の城砦ハリウッドへ行き、「ジョニー・ベリンダ」、「足な
がおじさん」、「百万長者と結婚する方法」のような古典的作品を監督
します。
11蜜輸小房 :01/12/29 17:20 ID:OLgTyIHD
そしてここに鋭い視線とすがすがしい公平さで書かれた、彼の愛す
べき回想記の登場となるわけです。我々はイサドラ・ダンカンの最後
のダンスの目撃者となります。太って40がらみの無様な女神(ミュー
ズ)が醜悪さを超越して、奇跡を創造するところを。ウィリアム・ラ
ンドルフ・ハーストとマリオン・ディビスのディナー・パーティを。ベ
ット・デイヴィスの気取りを。マリリン・モンローの勇敢さを。ピー
ター・ローレの冒涜を。ハンフリー・ボガートの残忍な道化ぶりを。
そしてジャック・L・ワーナーの愛すべき横暴さを目撃します。
写真と著者自身による非凡なイラストが惜しみなく掲載された「私が
した事…そして私がしたと思う事」は、魅惑的な所見のコレクション
です。そしてそれらを紡ぐ魔法を使うジーン・ネグレスコは、80歳に
して、依然、幸運の子供なのです。
12名無シネマさん:01/12/29 17:20 ID:IeAtG8nM
腹が減りゃあ
ヒッキーだってコンビニいくだ
13蜜輸小房 :01/12/29 17:21 ID:OLgTyIHD
目次

まえがき
ルーマニア
パリ
ジュリアン大学
チャウチャウと黄色い茶碗の時期
コンスタンティン・ブランクーシ
モジことアメディオ・モジリアーニ
ベカッシーニ
ジュール・パキン
ダダ、ダダイズム
ロザリーおばさん
万華鏡と色紙
リヴィエラ
世界一美しい男とジュアン・レ・ピン村
私の弟ジョージ
イサドラ・ダンカン
ハリウッドへ向かう
好機
14蜜輸小房 :01/12/29 17:23 ID:OLgTyIHD
パラマウント
暴行の技術顧問
ヘミングウェイのカポレットと私のカポレット
高潔で力強い(ハイ・アンド・マイティ)フォン
巨匠
ワイルド・ビル
私の最初の一万ドル
ワーナー・ブラザーズは満場一致の「イエス」を待っている
「やり手」ジェリー・ウォルド
松材机の漬物のサルビア、ナナリー・ジョンソン
20世紀フォックスを作った狐(フォックス)、D・F・Zことダリル・フランシス・ザナック
サム・ゴールドウィン
デヴィッド・O・セルズニック、才能に溢れた映画の王子様
ハワード・ヒューズ、好色なタイクーン
アナトール・リトヴァク、被害者
ハワード・ホークス、大袈裟な夢想家
ジョン・ヒューストン、パンチを持つ芸術家
グレタ・ガルボ、永遠のなぞ
マリリン・モンロー、傷つきやすい天才
ボギーとバコール
15蜜輸小房 :01/12/29 17:24 ID:OLgTyIHD
ケイトとスペンス
ソフィアとギリシャ島
非凡な発見、ベルナール・バフェ
ダスティ
ギャビィとティナ
ハリウッド万華鏡
二人のチャーリィ
ハリー・カーニッツ
ハリウッドの狼
ロベルトとイングリッド
P・Gとエレノア
美食家ヒッチ
対面
ロマノフ王子
ベンハー
ノエル
グレッグ
切れ者レザー
運命の番人、チャールズ・ケネス・フェルドマン
16蜜輸小房 :01/12/29 17:25 ID:OLgTyIHD
アメリカの基礎
暗黒街の首領の私的な道化師
トビー
芸名について
ハリウッド・ユーモア
要約

フィルモグラフィー
自画像

ジーン・ティアニー
共著 ミッキー・ハースコウィッツ

「どんな役でも問題なく演じてみせたわ。」とジーン・ティアニーは書く。
「わたしの問題は自分自身を演じなければならなくなった時に始まったの。」
ハリウッドの黄金時代、誰もが36本の映画の主演女優ティアニーさんを
知っていました。「タバコ・ロード」の汚いエリー・メイ、「天国は待ってくれる」
のすましたマーサや、クラーク・ゲーブル、タイロン・パワー、レックス・
ハリソン、ハンフリー・ボガート、ヘンリー・フォンダの相手役として、
そして最も記憶に残っているのは、呪われた(殺された?)「ローラ殺人事件」の
肖像画に描かれた美女です。この映画は最も多くテレビで再放送された1本です。
17蜜輸小房:01/12/30 14:37 ID:fNJNTTBl
彼女とファッション・デザイナーのオレグ・カッシーニとの急転直下の結婚と、
アリ・カーン王子との世界を巡るロマンスは、誰もが知るところです。
表面上は全ての女性の夢を体現していましたが、彼女は精神的に不安定に
なりました。結婚生活は崩壊。彼女のロマンスは終わりました。彼女の父親
は残酷な裏切り者になりました。彼女の長女はおしで、めくらで絶望的に
知恵遅れで生れました。そのキャリアの絶頂期にジーン・ティアニーは自殺を
図りました。彼女は神経衰弱に陥り、それから7年というもの、サナトリウムを
出たり入ったりして過ごします。
18蜜輸小房 :01/12/30 14:37 ID:fNJNTTBl
率直さと、ユーモアと、時に怒りを持って、しかし決して自己憐憫や自己陶酔
をせずに、彼女は自分の流れ星のようなキャリアを語ります。彼女の長く、
緩慢な「精神病の黒いトンネル」からの復帰についてさえも。そして医者との
闘争、彼女の治療、監禁からの脱走、神経衰弱、彼女の狂った衝動、自分自身
について、常に自分自身について…そしてついに幸福な再婚と平穏さにたどり
つくまでを。
この役柄にオスカーは授与されませんでした、当然与えられるべきです。

ジーン・ティアニーは現在58歳で、引退してヒューストンに夫である石油会社
重役のハワード・リーと共に住んでいます。
19蜜輸小房 :01/12/30 14:38 ID:fNJNTTBl
目次

1. 眼下の眺め
2. スクリーン・テスト
3. ブロードウェイの貴婦人
4. 不可解なヒューズ氏
5. ぐるりと2回
6. 夢の工場
7. 逃げ去る花嫁
8. 金持ち娘、貧乏娘
9. ロケーションにて
10.私たちの戦争
11.ダリア
12.向こうに
13.ローラ殺人事件
14.セットの見知らぬ人
15.アメリカ式離婚狂想曲
16.プレイボーイの王子様
17.長い夜
18.こころの風車
19.新しい季節
20.エピローグ:わたしのお気に入りの役

ジーン・ティアニー・フィルモグラフィー
20蜜輸小房 :01/12/30 14:39 ID:fNJNTTBl
ジーン・ティアニーによれば

ハワード・ヒューズについて
ある日の夕方、彼がブリーフケースを抱えて私の家に
やって来ました。その中身は宝石商のトレイで、ダイ
ヤモンドと真珠でいっぱいでした。彼は言いました。
「この中に気に入ったものはありますか?」

ジョン・F・ケネディについて
わたしたちはある日、ニューヨークで昼食をとりました。
彼はわたしを見て、出し抜けに言いました。「わかっている
と思うが、ジーン、私は君とは絶対結婚できないんだ。」
わたしはじっと座っていました。そしてわたしは囁き
よりは少し大きな声で言いました。「バイバイ。ジャック。」

アリ・カーン王子について
わたしたちはいつも一緒で、泳ぎ、舟を漕ぎ、踊りを踊り、
笑いました。わたしは彼のレセプションの女主人役でした。
彼のパーティはジェット機族の始まりでした。始めのうちは
その役柄によって、彼の要人や、時に王族の友人に挨拶する
ことは、容易く眩惑されてしまうものでした。
21蜜輸小房 :01/12/30 14:42 ID:fNJNTTBl
精神病院での治療について
わたしは首から下を冷たいベッドシーツに覆い包れ、両腕を
脇に縛られました。涙が頬を伝いました。わたしは動くことが
出来ず、手足の感覚を失いました。わたしの心はパニック状態
でした…。わたしは腕を脇からはずし、翼のように肘を折り曲
げて、何日か腕で歩きました。それはもう一度自由になりたい
という無意識の反応でした。わたしの腕はぶらさがらないでし
ょう…。

フランク・キャプラ
タイトルの上の名前 自伝

凄い、凄い、凄い!
ジョン・フォード

全てに亘り誠実で、客観的なフランク・キャプラの肖像は、
自伝の分野で非常に新鮮だったので、私の心をかき乱した。
ジョージ・シートン

これは愛の物語だ。これはキャプラ映画で描かれる恋愛事件
の物語であり、全ての良い愛の物語がそうであるように、
素敵で、刺激的で、興奮させられる。
デルバート・マン
22蜜輸小房 :02/01/01 09:01 ID:duaTNfOF
暖かく素晴らしい男、フランク・キャプラが、暖かくて素晴らしい
本を書いた…。ハリウッドについて書こうととした者がいる。
多くは失敗した。キャプラはプロフェッショナルの確かな感覚
で記念碑的仕事をもたらし、この分野で私の知る限り、唯一の
決定的な記録を成し遂げた。

ジョン・フォードのまえがきより
23蜜輸小房 :02/01/01 19:17 ID:Z5b9sLpg
目次

まえがき

序文

第一部 成功のための闘う
1. 時間だぞ、乞食野郎
2. 変人たちにとって素晴らしい週
3. 喜劇と王様
4. ベビー・フェイス
5. 大洋の‘ばい菌’、コロンビア
6. 響きと怒り
7. 聖杯を捜して
8. 苦い時間と苦いお茶

第二部 成功と共に闘う
9. 聖杯を勝ち取る
10.最初の二巻を燃やす
11.共債
12.”料理くらい出来たらな”
13.「我が家の楽園」
14.そんな事を考えるくらいなら、忘れちまえ
15.映画の権力対映画の自由
16.観客を探す5つの結末
24蜜輸小房 :02/01/01 19:18 ID:Z5b9sLpg
第三部 偉大な闘い
17.「我々はなぜ戦うのか」
18.F・D・R、P・M氏、WWU

第四部 全く新しいルールでの、全く新しい野球
19.自由をよこせ
20.バラバンの法則
21.流浪
22.ハリウッドにかかる星
23.ポケット一杯の災難

索引


シーゲル フィルム
自伝

ドン・シーゲル
25蜜輸小房 :02/01/01 19:19 ID:Z5b9sLpg
彼は、今日現役のいかなる監督よりも、若い映画作家にさらなる
知的な情報を伝えてくれるだろう。
クリント・イーストウッド

ドン・シーゲルはハリウッドで最も議論に上る監督の一人だった。


図版一覧
クリント・イーストウッドによる前書
序文
謝辞

1. ラストシューティスト
2. ワーナー・ブラザーズ時代 1
3. ワーナー・ブラザーズ時代 2
4. オール・ザ・キングス・メン
5. 仮面の報酬
6. 花の季節は無い
7. 抜き射ち二挺拳銃
8. 暗黒の鉄格子
9. 中国の冒険
10.第十一号監房の暴動
26蜜輸小房 :02/01/02 08:06 ID:hAkcYYFd
11.地獄の掟
12.USタイガー攻撃隊
13.ボディ・スナッチャー/恐怖の街
14.暴力の季節
15.西班牙の恋
16.殺し屋ネルソン
17.拳銃密輸船
18.ラインナップ
19.グランド・キャニオンの対決
20.疑惑の愛情
21.燃える平原児
22.突撃隊
23.殺人者たち
24.情熱なき犯罪
25.犯罪組織(シンジケート)
26.太陽の流れ者
27.刑事マディガン
28.マンハッタン無宿
29.ガンファイターの最後
30.真昼の死闘
31.白い肌の異常な夜
32.ダーティハリー
33.突破口!
34.ドラブル
35.テレフォン
36.Uボート
37.アルカトラズからの脱出
38.ラフカット
39.ジンクス!
40.告白
41.クリンタスとシーゲリーニ

付録:テレビの仕事
27蜜輸小房 :02/01/02 17:49 ID:oEV612h1
フランク・キャプラ
×第一部 成功のための闘う
○第一部 成功のための闘い


ハワード・ホークス、ストーリーテラー
ジェラルド・マスト著

人間の能力を描き出すことに長けた映画作家についての、非常
に実力のある書物だ。
フランソワ・トリュフォー

ジェラルド・マストの「ハワード・ホークス、ストーリーテラー」
は才気煥発で、それ以上に説得力がある。
ドワイト・マクドナルド

「暗黒街の顔役」から「赤い河」まで、「赤ちゃん教育」から「三つ数
えろ」まで、ハワード・ホークスの映画はハリウッドの古典にな
っている。しかしながらホークスの芸術的な感性の秘訣は、依然
として謎である。この活気に満ちて、洞察力に富んだ研究で、
ジェラルド・マストは、この主要なアメリカ人監督の謎めいた
芸術への、挑発的な新しい考察を提示する。
28蜜輸小房 :02/01/03 18:39 ID:xIaKaCul
十数年ぶりに「昼下りの情事」を再見したが、シュヴァリエが実に
良かった。
というわけで…


私はそれをよく覚えている
モーリス・シュヴァリエ

前書 マルセル・パニョル

80歳になったなら、君は誰の後を追うことも無いし、他のいかな
るものを追うこともない。物事は勝手に起こるし、他人は他人だ。
そうでなかったら、肩をすぼめればいい・・・。なにも後押しする事
はない。もし人々が君を必要とするなら、君を探し出すだろうし、
彼らが君を無視するなら、君も無視すればよい。犠牲的行為は
当然、身にふりかかる。
29蜜輸小房 :02/01/03 18:40 ID:xIaKaCul
トルーマン大統領と大統領夫人は、私が到着した時、入り口で私
に挨拶する為にいらっしゃった。私が彼に、彼の娘さんのマーガ
レットくらいにフランス語が喋れるかと訊ねたところ、彼は、
「いいえ。残念ながら。実を言うと、私は良い英語ですらろくに
喋れないんです。」と答えた。

私は恋煩いにかかっていると思う。私は自分と観客との間のロマン
スを取り消した。舞台に上がり、私と観客との間にあの素敵な
‘独特の感覚’が電気のように流れるのを感じる事が出来る、一つ
の美しい瞬間のために、生き、苦しみ、闘った私がです。

お迎えが来る前に、私は自分の内なる宇宙を探求した一冊の良い
本を執筆し、それを舞台袖に引退するサーカス演者の最後の挨拶
として贈りたい。
30蜜輸小房 :02/01/04 17:25 ID:1bIijwQ4
プレミンジャー自伝
オットー・プレミンジャー

目次

1.私の第二の誕生日
2.ギルバート・ミラーに敬意を表する
3.ダリル・ザナックとの下らない、運命的な議論
4.ウィーンでの舞台恐怖症
5.マックス・ラインハルト、マレーネ・ディートリッヒ、ヘディ
6.マリオン・ミル・プレミンジャー
7.ニューヨークでの下降と上昇
8.敬愛するバリモア
9.「過失の手数料」
10.ブランコに乗る貴婦人
11.裏口からハリウッドへ戻る
12.「ローラ殺人事件」
13.メンドル夫人とFBI
14.タルラとルビッチ・タッチ
15.ハリウッドの女性
31蜜輸小房 :02/01/04 17:26 ID:1bIijwQ4
16.息子エリック
17.ソーセージ工場の生活
18.検閲
19.ブラックリスト
20.「13番目の手紙」と忘れがたい結婚
21.ハワード・ヒューズはそんなに異常ではなかった
22.マリリン・モンロー
23.父へのレクイエム
24.黒人は美しい
25.セルジュ・ルビンシュタインと他の闘い
26.幾人かの愛すべき人々
27.キャスティングについて
28.「栄光への脱出」とそのすべて
29.批評家の選択と批評家を選ぶこと
30.「枢機卿」、ウィーンへ行く
31.最後の結婚

舞台一覧
映画一覧
索引
32蜜輸小房 :02/01/05 18:10 ID:6BPjuVpE
映画 批評的辞典
主要な映画作家

第1巻 アルドリッチからキングまで
第2巻 衣笠からザヌーシまで

リチャード・ラウド編

目次
序言、ロバート・アルドリッチ(アンドリュー・サリス)、ロバート・
アルトマン(ロビン・ウッド)、アメリカの前衛映画(P・アダムス・
シトニィ)、70年代のアメリカ映画(リチャード・コーリス)、1960
年以降のアメリカのドキュメンタリー(ジェームズ・モナコ)、ア
メリカのフィルム・ノワール(エドガルド・コザリンスキー)、アメ
リカの映画脚本家(リチャード・コーリス)、リンゼイ・アンダーソ
ンとフリー・シネマ(ジョン・ラッセル・テイラー)、ミケランジェロ
・アントニオーニ(ペネローペ・ヒューストン)、アンソニー・アスキ
ッシュ(ジョン・ラッセル・テイラー)、クロード・オータン-ララ(
ジョン・ラッセル・テイラー)、前衛アニメーション:グラフィック・
シネマ(P・アダムス・シトニィ)、テックス・アヴェリー(ジョナサン
33蜜輸小房 :02/01/05 18:11 ID:6BPjuVpE
・ローゼンバウム)、ボリス・バルネット(ジョン・ギレット)、BBS
プロダクション(ブルックス・ライリー)、ジャック・ベッケル(トム
・ミルン)、マルコ・ベロッキオ(リチャード・コムス)、イングマル・
ベルイマン(ジャン・ドーソン)、バズビー・バークレーと30年代ア
メリカ・ミュージカル(ジョン・ギレット)、ベルナルド・ベルトル
ッチ(ロビン・ウッド)、アレッサンドロ・ブラゼッティ(テッド・ペ
リー)、バッド・ベティカー(ロビン・ウッド)、ジョン・ブアマン(
ジョナサン・ローセンバウム)、ヴァレリアン・ボロズヴィック(リ
チャード・コムス)、フランク・ボーザーギ(アンドリュー・サリス)、
ハーバート・ブレノン(ジョン・ギレット)、ロベール・ブレッソン(
リチャード・ラウド)、英国ドキュメンタリーの動向(デヴィッド・
ウィルソン)、クラレンス・ブラウン(リチャード・コザルスキー)、
ローランド・ブラウン(リチャード・コザルスキー)、トッド・ブロー
ニング(エリオット・スタイン)、ルイス・ブニュエル(ジャン-アン
ドレ・フィエスキ)、カリガリ博士(ジャン-アンドレ・フィエスキ)、
フランク・キャプラ(エリオット・スタイン)、マルセル・カルネとジ
ャック・プレヴェール(リチャード・ラウド)、ジョン・カサヴェテス
34蜜輸小房 :02/01/06 15:54 ID:UvmHFaz/
(リチャード・コムス)、アルベルト・カヴァルカンティ(デヴィッド
・ウィルソン)、クロード・シャブロル(ギャビン・ミラー)、チャー
ルズ・チャップリン(アンドリュー・サリス)、ベンジャミン・クリス
テンセン(ジョン・ギレット)、ルネ・クレール(ジョン・ラッセル・
テイラー)、シャーリー・クラーク(トニー・レインズ)、ルネ・クレ
マンとアンリ・ジョルジュ・クルーゾー(リチャード・ラウド)、ジャ
ン・コクトー(ジョン・ラッセル・テイラー)、ロジャー・コーマン(ト
ニー・レインズ)、ヴィットリオ・コッタファヴィ、リカルド・フリ
ーダそしてマリオ・バーヴァ(トム・ミルン)、ジョージ・キューカ
ー(ゲイリー・ケリー)、マイケル・カーティス(ジョン・ギレット)、
60年代のチェコスロヴァキア映画(D、A・j・リーム)、映画の中の
ダンス(アーリーン・クロース)、ルイ・デリュック(ジャン・アンド
レ・フィエスキ)、セシル・B・デミル(カーロス・クラレンス)、ジャ
ック・ドゥミ(ゲイリー・ケリー)、ヴィットリオ・デ・シーカ(テッド
・ペリー)、マレーネ・ディートリッヒ(カーロス・クラレンス)、ウ
ォルト・ディズニー(ジョナサン・ローゼンバウム)、スタンリー・
ドーネン(リチャード・コーリス)、マーク・ドンスコイ(ジョン・ギ
レット)、アレクサンドル・ドヴジェンコ(P・アダムス・シトニィ)、
カール・テオドル・ドライヤー:初期の仕事(トム・ミルン)、カール
・テオドル・ドライヤー:主要な時期(ノエル・バーチ)、E・A・デュ
ポン(リチャード・コザルスキー)、マルグリット・デュラ(ジェー
ムズ・モナコ)、アラン・ドワン(リチャード・ラウド)、セルゲイ・
35蜜輸小房 :02/01/06 15:55 ID:UvmHFaz/
M・エイゼンシュテイン(ノエル・バーチ)、ジャン・エプスタイン(
ジャン・アンドレ・フィエスキ)、ジャン・ユスターシュ(ジェーム
ズ・モナコ)、ダグラス・フェアバンクスとメアリ・ピックフォード
(ジョン・ギレット)、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー(デヴ
ィッド・ウィルソン)、パウル・フェヨス(ジョナサン・ローゼンバ
ウム)、フェデリコ・フェリーニ(ジョン・ラッセル・テイラー)、マ
ルコ・フェレーリ(エドガルド・コザリンスキー)、ルイ・フィヤー
ドと連続活劇(リチャード・ラウド)、W・C・フィールズ(デヴィッド
・ロビンソン)、ロバート・フラハティ(リチャード・コーリス)、ジ
ョン・フォード(ロビン・ウッド)、ジョルジュ・フランジュ(トム・
ミルン)、ジョン・フランケンハイマー(リチャード・コーリス)、
フランス映画:起源(アンリ・ラングロワ)、サミュエル・フラー(ギ
ャビン・ミラー)、アベル・ガンス(ゲイリー・ケリー)、グレタ・ガ
ルボ(ゲイリー・ケリー)、フィリップ・ガレル(トニー・レインズ)、
ドイツ映画:その起源と20年代の巨匠(アンリ・ラングロワ)、1945
年以降のドイツ映画(エンノ・パタラス)、ジャン・リュック・ゴダ
ール(リチャード・ラウド)、風と共に去りぬ(カーロス・クラレン
ス)、ジャン・グレミヨン(ベルナール・エイゼンシッツ)、デヴィ
ッド・ワーク・グリフィス(プラダ・ペトリク)、レイモンド・グリフ
ィスとクラレンス・バッガー(ジョン・ギレット)、サシャ・ギトリ
(リチャード・ラウド)、ロバート・ハマーとイーリング・コメディ(
ジョン・ラッセル・テイラー)、マルセル・アヌン(ノエル・バーチ)、
36蜜輸小房
ハワード・ホークス(モーリー・ハスケル)

ゴダールはかつて、はじめは単にへそまがりにしか見えないのに
、徐々に真実の権威が沁みてくる、あの謎めいた発言のひとつで
ハワード・ホークス(1896−1977)を、本当になにげなく「最も
偉大なアメリカン・アーティスト」として言及した。「アーティ
スト」とは勿論、正確にわれわれホーキシアンが、文化的に守勢
をとることに慣れているので、彼に適用するのを躊躇うに違いな
い言葉だ。ホークスは公認文化の圏外にありながら、他のいかな
るアメリカの映画監督よりも、この10年にさらなるファンの注意
を引きつけ続けているという興味深い位置にいるので、彼につい
て何か新しいことを言う事を殆ど不可能にしている。つい1961年
までアンドリュー・サリスはホークスが「最も知られておらず、
最も賞賛されていないアメリカ映画の巨人」と記述することが出
来た。それ以来出版された多数の書物(フランスではジャン・ク
ロード・ミシアエン、ジャン・A・ジリの著述が、そしてイギリ
スではピーター・ボグダノビッチの1962年の論文、ロビン・ウッ
ドの批判的研究、ジョセフ・マクブライドのアンソロジー『ホー
クス・オン・ホークス』)、とマイナーな映画雑誌の無数の論文
によって、怠慢は部分的に訂正されたにもかかわらず、サリスの
陳述は依然としてアングロ−アメリカン文化の大まかな文脈の中
では有効なのだ。